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  • マクラーレンF1代表 カスタマーチームの不利を認める「新規則で差が拡大」

    マクラーレンF1代表 カスタマーチームの不利を認める「新規則で差が拡大」

    マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表は、2026年シーズンに入り、チームが初めて「カスタマーチームであることの不利」を実感していると明かした。

    メルセデス製パワーユニットを搭載するマクラーレンは、マイアミGPでダブル表彰台を獲得し、大型アップグレードの効果で上昇気流に乗ったかに見えた。

    しかし、その後のカナダGPとモナコGPではトラブルが続発。ランド・ノリスはカナダでギアボックス故障、モナコではパワーユニット関連の問題によってリタイアを喫した。

    2026年の新規則が浮き彫りにした課題
    ステラは、これまでメルセデスHPP(ハイパフォーマンス・パワートレインズ)との関係に不満を抱いたことはなかったと強調した。

    しかし、2026年の大幅なレギュレーション変更によって、ワークスチームとカスタマーチームの違いがこれまで以上に顕在化したという。

    「これまでカスタマーチームであることが我々に不利に働いたと感じたことは一度もなかった」

    そう語ったステラは、誤解を避けるためにメルセデスHPPへの批判ではないと前置きした。

    「それは我々がメルセデスHPPにとって優先順位が低いからではない」

    「信頼性問題への対応や、パワーユニット性能を最大限引き出すための取り組みにおいて、同じタイムラインで作業する機会が少ないからだ」

    「施設を共有しながら共同作業を行ったり、シャシー側の実験とパワーユニットの長時間運転試験を組み合わせたりといったことも、ワークスチームの方が有利になる」

    「パワーユニット関連の信頼性や、ワークスチームであることによるメリットは数多く存在する」

    「こうした問題が特に表面化したのは、2026年のような大規模な技術規則変更があったシーズンだからだと思う」

    メルセデスとの関係強化が最優先課題
    ステラによれば、マクラーレンは現在メルセデスHPPとともに問題解決へ向けた包括的な見直しを進めている。

    単に発生したトラブルを個別に修正するだけではなく、情報共有や開発体制そのものを改善する必要があるという。

    「良好な関係があるからこそ、ひとつひとつの問題を検証し、学び、技術的に解決することができる」

    「しかし、次に何が起きるか分からない状況では、個別対応だけでは十分ではない」

    「会議の内容や頻度、情報共有の質、工場と工場、サーキットと工場の連携など、あらゆるプロセスを見直す必要がある」

    「2026年は新しい要素があまりにも多い。我々はこれまで以上のレベルで協力しなければならない」

    ステラによれば、この議論はすでに数か月前から始まっているが、F1では改善策が結果として現れるまでに時間がかかるため、即効性のある解決策ではないという。

    メルセデスへの責任転嫁は否定
    一方でステラは、今回の問題をメルセデス側の責任とする見方を明確に否定した。

    実際、カナダGPでノリスを襲ったギアボックス故障は完全にマクラーレン側の問題だったと説明している。

    「ランドのカナダでのギアボックス問題のように、完全にマクラーレン側の問題もある」

    「だからこそ、我々のパワーユニットサプライヤーに対しては完全に公平でありたい」

    「我々は非常に成功した関係を築いてきたし、その関係はいまも素晴らしいものだ」

    マクラーレンが直面する“レッドブル型”の課題
    今回のステラの発言で注目されるのは、単なる信頼性問題ではなく、2026年のF1がワークス体制の重要性を改めて浮き彫りにしている点だ。

    レッドブルはレッドブル・パワートレインズを設立し、自社開発体制への移行を進めている。マクラーレンCEOのザク・ブラウンも、将来的には独自パワーユニット開発に興味があることを認めている。

    ただし現時点では、マクラーレンにとって最も現実的な解決策はメルセデスHPPとの連携をさらに強化することだろう。

    カナダGPとモナコGPで露呈した信頼性の課題は、単なる不運ではなく、新世代F1におけるワークスチームとカスタマーチームの構造的な差を映し出している可能性がある。バルセロナで迎える次戦バルセロナ・カタルーニャGPは、マクラーレンがその課題にどこまで対応できたのかを測る重要な週末となりそうだ。

  • マクラーレンF1 モナコGPでカーフュー破り ノリス車を深夜修復

    マクラーレンF1 モナコGPでカーフュー破り ノリス車を深夜修復

    ランド・ノリスのマシンに発生した電気系トラブルの影響で、マクラーレンF1は2026年F1モナコGPの週末にパドックのカーフュー規定を破ったことを明らかにした。

    ノリスは金曜のフリー走行2回目(FP2)終盤、ヌーベルシケイン手前でマシンが停止。チームは問題の原因究明と修復のため夜間作業を実施し、FP3に向けて大規模な作業を行った。

    ノリス車の電気系トラブルで深夜作業
    マクラーレンは土曜日の朝に声明を発表し、ノリス車の修復のためカーフュー違反を行ったことを認めた。

    「昨日のFP2でランドのマシンがコース上で停止した後、チームは今朝のFP3に向けて大規模な作業を実施した」

    「問題を包括的に調査し対処するため、チームは昨夜カーフューを破ることを選択し、ワイヤリングハーネスを交換した。また許可された割り当ての範囲内でESMEパックも交換した」

    ESMEはエネルギー貯蔵システム関連のコンポーネントであり、今回のトラブルが電気系統に関係していることを示唆している。

    モナコ初日は苦戦するマクラーレン
    マクラーレンにとって金曜日は厳しい一日となった。

    ノリスはFP1で6番手につけていたものの、トップのシャルル・ルクレールからは1秒以上遅れていた。さらにFP2ではトラブルによって走行時間を失い、19番手でセッションを終えた。

    一方のオスカー・ピアストリもFP2で7番手にとどまり、首位からはほぼ同等の差をつけられていた。

    これまで今季の勢力図をリードしてきたマクラーレンだが、モナコではフェラーリが大きく前進。マクラーレン勢はトップ6圏内の下位争いにとどまり、予選へ向けて課題を残す結果となった。

    予選へ向けて原因究明を急ぐ
    マクラーレンの最高技術責任者兼チーフデザイナーを務めるロブ・マーシャルは、金曜日の走行後に次のように説明した。

    「ランドのセッションは、残念ながらマシンを停止させる電気系統の故障によって短縮されてしまった」

    「チームは根本原因の診断に全力で取り組んでいる。同じことが再発しないようにし、予選に向けてすべてを最適化することに集中したい」

    ノリスは開幕5戦を終えて表彰台獲得がマイアミGPの1回のみ。ランキング首位のキミ・アントネッリに73ポイント差をつけられており、タイトル争いに踏みとどまるためにもモナコでの巻き返しが求められている。

    予選が結果の大半を左右すると言われるモナコで、マクラーレンが一夜で問題を解決し、フェラーリやレッドブル・レーシングに対抗できるだけのパフォーマンスを引き出せるかが注目される。

  • マクラーレンF1に罰金処分 ノリス車のテープ処置が安全規則違反

    マクラーレンF1に罰金処分 ノリス車のテープ処置が安全規則違反

    ランド・ノリスのマシンがF1モナコGPのフリー走行2回目(FP2)で停止した件を巡り、マクラーレンF1はFIAから3万ユーロ(うち1万ユーロは執行猶予)の罰金処分を受けた。

    問題となったのは、ノリスのマシンが電気系統のトラブルでヌーベルシケイン出口に停止した際、マーシャルがクラッチ切り離しシステム(CDS)を作動できなかったことだ。この影響で迅速な車両回収ができず、セッションは赤旗中断となった。

    空力目的でボタンをテープで覆う
    FIAスチュワードの報告書によると、マクラーレンはCDS作動ボタンの上に透明なテープを貼っていたことを認めた。

    チームは、この処置が空力性能向上を目的としたものだったと説明している。

    スチュワードは次のように指摘した。

    「チームは、空力上の理由からCDSを作動させるために押す必要があるボタンの上に透明なテープを貼っていたことを認めた」

    FIA側は、この措置によって本来の安全機能が失われたと判断した。

    「FIA代表者の見解であり、チーム自身も認めたように、この措置はCDSシステムの目的を完全に無効化するものだった」

    「CDSは保護グローブを着用したマーシャルが迅速に作動させられるよう設計されている」

    さらにマクラーレンも、工具なしではテープを破ってボタンを押せなかったことを認めた。

    「チームは、工具を使わなければ手だけでテープを破ってボタンを押すことは不可能だったと認めた」

    カナダGPのレーシングブルズ事例が判断材料に
    F1技術規則では、マシンが油圧系統、空圧系統、電気系統の故障に見舞われた場合でも、クラッチを切り離せるCDSシステムの搭載が義務付けられている。

    また、その作動ボタンはドライバーやマーシャルが数秒以内に操作できる位置に設置しなければならない。

    今回の処分は、前戦カナダGPでリアム・ローソンのマシンのCDSが正常に機能しなかったとしてレーシングブルズが罰金処分を受けたケースと同じ条項によるものだ。

    ただしレーシングブルズには3万ユーロのうち2万ユーロが執行猶予となった一方、マクラーレンは1万ユーロのみが執行猶予となり、即時に2万ユーロの支払いを命じられた。

    スチュワードはその理由について、カナダGPでの事例がすでに全チームへの警告になっていたはずだと説明している。

    「前戦で同じ規則違反と処分が科されていた以上、すべてのチームはCDSシステムの重要性を認識しているべきだった」

    安全装置を犠牲にした空力最適化の代償
    今回の裁定は単なる技術違反ではなく、安全装置へのアクセスを空力目的で妨げた点が重く見られた。

    マーシャルが迅速にマシンを回収できなければ、赤旗やセーフティカーの原因となるだけでなく、ドライバーやコース上の作業員の安全にも影響を及ぼす。そのためFIAは近年、CDSシステムに関する違反に対して厳しい姿勢を取っている。

    前戦のレーシングブルズに続き、今回はマクラーレンが同様の問題で処分を受けたことで、FIAが安全関連装置の運用を今後さらに厳格に監視していく姿勢を示した形となった。

  • マクラーレン F1通算1000戦を記念して歴代勝者がモナコに集結

    マクラーレン F1通算1000戦を記念して歴代勝者がモナコに集結

    マクラーレンは2026年F1モナコGPで、チームのF1通算1000戦を記念し、歴代の優勝ドライバーと現役ドライバーを集めた特別イベントを実施した。

    この節目は、ブルース・マクラーレンが1966年モナコGPで世界選手権に初参戦してから60年となるタイミングでもあり、モンテカルロのスタート/フィニッシュストレート上には、チームの歴史を象徴する顔ぶれが並んだ。

    1000戦の節目に並んだ歴代勝者たち
    イベントには、2007年にマクラーレンでチームメイトだったルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソも参加した。現在はそれぞれフェラーリ、アストンマーティンに所属しているが、マクラーレンの歴史を彩ったドライバーとして記念の場に加わった。

    そのほか、2度のワールドチャンピオンであるミカ・ハッキネン、デビッド・クルサード、ヘイキ・コバライネン、エマーソン・フィッティパルディ、ゲルハルト・ベルガー、ファン・パブロ・モントーヤ、ジョン・ワトソンが参加。現役のランド・ノリスとオスカー・ピアストリも加わった。

    この顔ぶれは、マクラーレンがF1で記録してきた203勝のうち93勝を担い、13回のドライバーズタイトルのうち4回を獲得したドライバーたちで構成されている。

    M2BとMCL40がつないだ60年の歴史
    ドライバーたちは、2026年型マシンのMCL40、そして1966年にチームが初めてレースに投入したマクラーレンM2Bとともに登場した。

    現チーム代表のアンドレア・ステラ、CEOのザク・ブラウン、さらにF1 CEOのステファノ・ドメニカリもラインアップに加わり、チームの1000戦という節目を祝った。

    マクラーレンはこのモナコGPで、特別カラーリング、記念グッズ、レゴとのコラボレーションなど、週末を通じてチームの歴史を前面に押し出している。


    ノリス「マクラーレンで走ることが夢だった」
    ランド・ノリスは、マクラーレンの1000戦という節目にチームの一員であることへの誇りを語った。

    「最初の夢はF1にいることだったし、マクラーレンにいることだった」とノリスは語った。

    ノリスは昨年のカタールGPでデビッド・クルサードの150戦を上回り、マクラーレン史上最多出走記録を持つドライバーとなった。

    「どこかの時点で、自分がマクラーレンで最も多く出走したドライバーになるとは思っていなかった。考えてみると、かなり素晴らしい記録だ」

    「正直に言うと、普段は統計が嫌いだし、人がそれを言うのも嫌いだけど、これは確かに誇りに思えるものだ」

    「パフォーマンスの記録というより、もっと一般的なものだし、自分の名前が多くの偉大な人たちと並んでいるのを見るだけでも特別なことだ」

    「チャンピオンシップを1回獲ることは本当に素晴らしいことだと思う。でも、ほかの多くの人たち、そして誰もが知り、記憶している多くの人たちは、もっと多くのことを成し遂げている。僕も彼らが到達したレベルに行きたいと思っているけど、過去の素晴らしいドライバーたちの中に自分の名前があることは、本当にすごいことだ」

    欠席者を含めても際立つマクラーレンの層の厚さ
    今回の集まりには、マクラーレンでグランプリ優勝を記録した存命ドライバー15人のうち11人が参加した。欠席したのはアラン・プロスト、ジェンソン・バトン、キミ・ライコネン、ダニエル・リカルドの4人だった。

    モナコで行われたこの集合は、単なる記念撮影ではなく、マクラーレンが60年にわたって積み重ねてきた勝利、タイトル、そして時代ごとの象徴的なドライバーを一つの場に集めるものとなった。

  • マクラーレン フォーミュラE撤退後にコストキャップ違反で40万ユーロ罰金

    マクラーレン フォーミュラE撤退後にコストキャップ違反で40万ユーロ罰金

    マクラーレンは、すでに撤退したフォーミュラEで思わぬ後日談に直面した。FIA(国際自動車連盟)は、2024/25シーズンのフォーミュラEにおけるコストキャップ違反を認定し、マクラーレンに40万ユーロ(約6500万円)の罰金を科した。

    マクラーレンは2024/25シーズン終了後、リソースをF1、インディカー、そして2027年のWEC(世界耐久選手権)ハイパーカープロジェクトに集中させるため、フォーミュラEから撤退していた。しかし、撤退後の監査によって最終シーズンの支出が上限を超えていたことが明らかになった。

    コスト上限を約55万ポンド超過
    FIAの調査によると、マクラーレンはフォーミュラEの支出上限を4.54%超過していた。金額にして約55万5628ポンドに相当する。

    この超過は、チームが提出した財務資料に対する詳細な監査によって発覚した。なお、このシーズンにはテイラー・バーナードが5回の表彰台を獲得している。

    ただし、FIAは今回の超過支出が競争上の優位性を得るためのものではなかったと結論付けた。

    超過分の大半は、フォーミュラE撤退決定後に発生したチーム閉鎖・整理に伴う費用によるものだったという。

    マクラーレン フォーミュラE

    自主申告と全面協力をFIAが評価
    今回のケースで重要だったのは、マクラーレンが正式な調査開始前に自主的に超過支出を申告していた点だ。

    FIAは報告書の中で、マクラーレンがコストキャップ管理部門に対して「自主的に通知した」と説明。また、「調査の全過程を通じて協力的かつ完全な透明性をもって対応した」と評価した。

    さらにFIAは、超過支出について「選手権撤退決定後の秩序ある事業終了に伴う費用が主な要因だった」と認定している。

    加えて、「悪化要因を示す証拠や指摘は存在しない」とし、マクラーレンが不誠実な行為を行った形跡はなかったと結論付けた。

    その結果、両者は2026年6月1日に「Accepted Breach Agreement(違反受諾合意)」に署名し、マクラーレンは40万ユーロの罰金支払いを受け入れた。

    撤退後も続いたフォーミュラEとの関係
    今回の一件は、マクラーレンのフォーミュラE参戦の最終章としては異例の結末となった。

    チームはすでに電動シリーズを離れ、新たなプロジェクトへと舵を切っている。しかしFIAの財務監査は、最後にもう一度マクラーレンを呼び戻すことになった。

    競争上の利益を目的とした違反ではなかったこと、自主申告だったこと、そして全面的な協力姿勢が認められたことでスポーツ面の制裁は科されなかった。それでも、コストキャップ時代において財務規律がいかに厳格に運用されているかを示す事例となった。

  • マクラーレンF1 1000戦記念でノリスとピアストリのレゴヘルメット発表

    マクラーレンF1 1000戦記念でノリスとピアストリのレゴヘルメット発表

    マクラーレンF1とレゴグループは、チームのF1参戦1000戦目を迎える2026年F1モナコGPにあわせて、新たな共同開発商品を発表した。

    今回公開されたのは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの特別仕様ヘルメットを再現した「LEGO Editions」シリーズで、実際のドライバーが週末のモナコGPで着用するヘルメットと同じデザインが採用されている。

    1000戦記念カラーを再現した限定ヘルメット
    今回の製品は、マクラーレンの1000戦記念カラーリングをベースに、レゴのデザインチームと両ドライバーが共同で開発したものだ。

    初めてレゴミニフィギュア版のドライバーも同梱されており、ファン向けのコレクターズアイテムとして展開される。

    オスカー・ピアストリ版は793ピースで構成され、マクラーレンの象徴的なパパイヤカラーとピアストリお気に入りのブルーを組み合わせたデザインとなっている。

    ドライバー番号や1000戦記念マシンに施された特別グラフィックも再現されており、専用ミニフィギュアとサイン入りプレート付きディスプレイスタンドが付属する。

    一方、ランド・ノリス版も793ピース以上で構成され、ノリスの特徴的な蛍光カラーの“ブロブ”デザインを採用。2026年シーズンから使用するドライバー番号「1」もレゴブロックで表現されている。

    マクラーレン オスカー・ピアストリマクラーレン ランド・ノリス

    モナコGPで実物ヘルメットを初披露
    今回発売されたレゴモデルは単なる記念商品ではない。

    ノリスとピアストリが実際にモナコGPで着用する1000戦記念ヘルメットそのもののデザインソースとなっており、サーキットと商品が完全に連動する企画となっている。

    マクラーレンにとって2026年モナコGPはF1参戦1000戦目という歴史的な節目であり、チームは特別カラーリング「Never Quits」とあわせて週末を祝う予定だ。

    10年以上続く提携が生んだ新たな記念商品
    マクラーレン・レーシングの最高マーケティング責任者ルイーズ・マキューエンは、今回の企画について次のように説明した。

    「レゴグループとのパートナーシップは、創造性、イノベーション、そして次世代のファンを刺激するという共通の価値観の上に築かれています」

    「ドライバーたちのヘルメットデザインがレゴの創造力によって再解釈され、それが実際にモナコのサーキットで命を吹き込まれる姿を見ることは、両者が共に実現できることを示す力強い表現です」

    「遊び心があり、本物であり、そして我々の歴史を新しい世代へとつなげてくれます」

    レゴグループの最高製品・マーケティング責任者ジュリア・ゴールディンも、10年以上続く協力関係の成果だと語った。

    「10年以上にわたるパートナーシップの中で、マクラーレン・レーシングの1000戦という歴史的な節目にレゴの創造力を持ち込めることをうれしく思います」

    「ファンの皆さんは自宅で組み立てながら、F1の歴史の一部を形として残すことができます」

    また、レゴF1クリエイティブリードのダニエル・ミーハンは、両ドライバーも開発に積極的に関わったことを明かした。

    「ランドとオスカーは素晴らしいアイデアをたくさん提案してくれました」

    「ファンの皆さんには組み立てながらその工夫を発見してほしいと思います」

    1000戦記念イベントの象徴的アイテムに
    マクラーレンは2026年モナコGPとスペインGPを通じてF1参戦1000戦を祝う各種イベントを実施している。

    今回発表されたレゴ版ヘルメットは、その記念プロジェクトの中でも象徴的な商品となりそうだ。

    ノリスとピアストリが実際に着用する特別ヘルメットと同じデザインをファンが自宅に飾れることから、マクラーレンの1000戦を記念する代表的なコレクターズアイテムとして注目を集めそうだ。

  • マクラーレンF1 1000戦記念モデル発表 限定10台のアルトゥーラ1000GP

    マクラーレンF1 1000戦記念モデル発表 限定10台のアルトゥーラ1000GP

    マクラーレン・オートモーティブは、マクラーレン・レーシングのF1通算1000戦目を記念する特別仕様車「マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSO」を発表した。

    2026年F1モナコGPでマクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チームが通算1000回目のグランプリ出走を迎えることに合わせたモデルで、生産台数はわずか10台に限定される。

    MCL40の特別カラーに着想を得た限定仕様
    マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSOのエクステリアは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがモナコで走らせるマクラーレンMCL40の特別なリバリーから着想を得ている。

    MSOが手掛けたこの限定仕様は、マクラーレンが歩んできた道のりを表現する専用エクステリアリバリーを採用。困難に正面から向き合い、逆境を通じて強さを増し、常に前進し続けてきたチームの姿勢を反映している。

    マクラーレン・グループ・ホールディングスの最高経営責任者であるニック・コリンズはコメント。

    「マクラーレンでは、レーシングカーとロードカーは常に同じ考え方によって形づくられてきた。マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSOは、その共通の基盤を称えるものだ」

    「それはブルースが作り上げた環境、つまり共通の野心、エンジニアリングの卓越性、そして進歩に向けた一体的なアプローチに基づく環境を反映している」

    「この共有された目的を通じて、我々のチームは彼の精神を受け継ぐ車両を作り続けている。マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSOはそのレガシーの証しであり、節目の瞬間において、クライアントにMCL40との意味あるつながりを提供するものだ」

    MSOが仕上げた1000GPグラフィック
    1000GPグラフィックは、MSOの熟練したクラフトマンによってアルトゥーラのボンネット、ロアボディサイド、ドアミラーケースに施される。

    さらに、マクラーレンの歴代リバリーに着想を得たコントラストの効いたピンストライプがフロントスプリッターとリアディフューザーに加えられ、デザインを完成させている。

    インテリアには、特別なメタリックパパイヤカラーの専用プレートが装着され、マクラーレン・レーシングの節目となる偉業を示す。

    McLaren ARTURA 1000GP by MSO

    1963年から続くマクラーレンの精神
    マクラーレンの物語は1963年に始まった。ブルース・マクラーレンは、小さな独立チームとともに自らのチームを設立し、「素早く動き、緊密に働き、より良いものを作る」という明確な哲学を掲げた。

    それから60年以上が経った現在も、その考え方はマクラーレンの事業を形づくり続けている。

    マクラーレン・レーシングがF1通算1000戦目を迎えると、同チームはこの節目に到達する史上2番目のチームとなる。その間に、マクラーレンは10回のコンストラクターズ世界選手権タイトルと200勝以上のレース勝利を獲得してきた。

    アルトゥーラ 1000GP by MSOは、そのすべてのレースと、そこに至るまでに必要だったチームワークに敬意を表する特別な一台となる。

  • マクラーレンF1 1000戦目 歴史を物語る12の数字

    マクラーレンF1 1000戦目 歴史を物語る12の数字

    マクラーレンは今週末の2026年F1モナコGPで、F1参戦1000戦目を迎える。1960年代にブルース・マクラーレンが築いたチームは、勝利、表彰台、タイトル、ポールポジション、そして膨大な周回数を積み重ね、F1史における最も成功したチームのひとつとなった。

    その歩みを数字で振り返ると、マクラーレンがどれほど長く、そして深くF1に足跡を残してきたかが浮かび上がる。

    — 561 —
    マクラーレンはこれまでに561回の表彰台を獲得している。

    参考までに、F1史上430戦以上に出走したチームはフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、そしてすでに消滅したロータスの4チームしか存在しない。

    — 56 —
    マクラーレンの203勝のうち、56勝は1-2フィニッシュによるものだった。

    最初の1-2フィニッシュは1968年カナダGPで、ブルース・マクラーレンとデニス・ハルムによって達成された。

    最多はセナとプロストのコンビで、1988年と1989年のタイトル争いの中で14回の1-2フィニッシュを記録した。続いて、ミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードのコンビが13回を記録している。

    マクラーレン ブルース・マクラーレン

    — 10 —
    マクラーレンはこれまでに10回のコンストラクターズタイトルを獲得している。

    タイトル獲得年は1974年、1984年、1985年、1988年、1989年、1990年、1991年、1998年、2024年、2025年である。

    直近2シーズンの連覇によって、マクラーレンは歴代ランキングでウィリアムズを抜き、16回を誇るフェラーリに次ぐ2位へ浮上した。

    — 13 —
    ドライバーズタイトル獲得数は13回を数える。

    1974年のエマーソン・フィッティパルディを皮切りに、1976年のジェームス・ハント、1984年のニキ・ラウダ、1985年、1986年、1989年のアラン・プロスト、1988年、1990年、1991年のアイルトン・セナ、1998年と1999年のミカ・ハッキネン、2008年のルイス・ハミルトン、そして2025年のランド・ノリスが王座を獲得した。

    — 177 —
    マクラーレンはこれまでに177回のポールポジションを獲得している。

    この分野でもアイルトン・セナが46回で最多を記録している。ミカ・ハッキネンとルイス・ハミルトンがそれぞれ26回で続き、ランド・ノリスは16回まで数字を伸ばしている。

    — 184 —
    マクラーレンは184回のファステストラップを記録している。

    最多はミカ・ハッキネンの25回で、アラン・プロストの24回、キミ・ライコネンとランド・ノリスの19回が続いている。

    — 760 —
    マクラーレンはこれまでの999戦のうち760戦でポイントを獲得している。

    この記録を上回るのは877戦でポイントを獲得しているフェラーリのみだ。

    — 7,896.5 —
    マクラーレンの通算獲得ポイントは7896.5点に達している。

    最初のポイントは1966年イギリスGPでブルース・マクラーレンが獲得したもので、直近では2026年カナダGPスプリントでランド・ノリスとオスカー・ピアストリが加点した。

    マクラーレン ランド・ノリス

    — 11,943 —
    マクラーレンはF1で通算1万1943周をリードしている。

    この数字は1万6087周を記録しているフェラーリに次ぐ歴代2位となる。

    距離に換算すると5万7244kmとなり、地球をほぼ1周半する距離に相当する。

    — 106,236 —
    マクラーレンが1966年のデビューから2026年シーズンの直近ラウンドまでに走った総周回数は10万6236周に達している。

    距離にすると51万4659km。これは地球から月まで到達し、さらにその3分の1ほどを戻ってくる距離に相当する。

    今週末のモナコGPで1000戦目を迎えるマクラーレン。その歴史は、数々の勝利やタイトルだけでなく、これらの圧倒的な数字によっても証明されている。

  • マクラーレンF1 1000戦目に“1戦の謎” 2005年アメリカGPが鍵

    マクラーレンF1 1000戦目に“1戦の謎” 2005年アメリカGPが鍵

    マクラーレンは今週末の2026年F1モナコGPで、チーム史上1000回目のグランプリ参戦を祝う準備を進めている。

    ライバルのフェラーリが2020年F1トスカーナGPで1000戦目を迎えてから約6年。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、60年前にブルース・マクラーレン自身が初めてF1に参戦したモンテカルロの地で、この歴史的節目を迎えることになる。

    なぜ1000戦目ではなく999戦目に見えるのか
    マクラーレンの記録には、ひとつの“数え方の違い”が存在する。

    統計上では、マクラーレンは1003回のエントリーに対して998回のグランプリスタートとなっており、単純計算ではモナコGPは999戦目、そして次戦のバルセロナ・カタルーニャGPが1000戦目となるはずだ。

    しかしマクラーレンは、2005年アメリカGPを正式な参戦レースとしてカウントしている。

    2005年アメリカGPがカギ
    2005年のインディアナポリスで開催されたアメリカGPは、F1史上でも最も物議を醸したレースのひとつだった。

    当時ミシュランタイヤを使用していた7チームは、安全上の重大な懸念からフォーメーションラップ終了後にピットへ戻り、決勝をボイコットした。

    マクラーレンのドライバーだったキミ・ライコネンとファン・パブロ・モントーヤもその一員だった。

    結果的にブリヂストン勢3チーム、計6台だけがスタートしたため「6台レース」として知られている。

    それでも両ドライバーはグリーンシグナルとともにフォーメーションラップを開始していたため、マクラーレンはこのレースをチームの通算586戦目として正式に記録している。

    2026年中国GPはカウントされていない
    一方で、今季の中国GPでランド・ノリスとオスカー・ピアストリがスタートできなかったケースは記録に含まれていない。

    ノリスはガレージ内でトラブルに見舞われ、ピアストリもパワーユニットの電気系統トラブルによってグリッドからマシンを押し出されたため、両者ともフォーメーションラップを開始できなかった。

    マクラーレンは「フォーメーションラップを開始したかどうか」を基準としており、2005年アメリカGPと2026年中国GPの扱いが異なる理由はそこにある。

    60年の歴史で“スタートできなかった”のはわずか4戦
    この基準で見ると、マクラーレンが1966年F1モナコGPでデビューして以来、グランプリをスタートできなかったケースはわずか4回しかない。

    ■ 1966年ベルギーGP(ブルース・マクラーレンがスタートできず)

    ■ 1966年オランダGP(ブルース・マクラーレンがスタートできず)

    ■ 1983年モナコGP(ニキ・ラウダとジョン・ワトソンがともに予選落ち。マクラーレン唯一のダブルDNQ)

    ■ 2026年中国GP(ランド・ノリス、オスカー・ピアストリともにスタートできず)

    こうした歴史を踏まえると、マクラーレンがモナコGPを「1000戦目」と位置付ける理由は明確だ。チームは単なる決勝スタート数ではなく、「フォーメーションラップを開始したグランプリ」を正式な参戦記録として扱っており、その定義に基づけばモンテカルロでの節目は正真正銘の1000戦目となる。

  • マクラーレンF1 1000戦目を記念した特別カラーを発表「決して諦めない」

    マクラーレンF1 1000戦目を記念した特別カラーを発表「決して諦めない」

    マクラーレンは、F1参戦1000戦目という大きな節目を記念し、特別カラーリングを発表した。舞台は今週末のモナコGP。1966年にチーム創設者ブルース・マクラーレンがM2Bで初めてF1に挑んだ地で、チームは歴史的な一戦を迎える。

    この特別カラーリングは、チームが掲げる「マクラーレンは決して諦めない」というメッセージを象徴するものだという。カラーリングはモナコGPだけでなく、翌週のスペインGPでも使用される。

    モナコで初代M2Bと現行MCL40が並ぶ記念演出
    マクラーレンは木曜日、モナコ市街地コースのグリッド上で特別な記念イベントを行う。そこでは、チーム初のF1マシンであるM2Bと、1000戦目に出走するMCL40が並べられる予定だ。

    この場には、CEOのザク・ブラウン、チーム代表のアンドレア・ステラ、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリに加え、マクラーレンでグランプリ優勝を経験した歴代ドライバーたち、そしてF1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリも参加する。

    「今年、モナコでマクラーレンの1000戦目のグランプリに臨むことは、我々のモータースポーツにおける豊かな歴史を称える完璧な機会だ」とザク・ブラウンはコメント。

    「この信じられない節目に到達したのは、我々が2番目のチームだけだ。だからこそ、過去、現在、そして未来を振り返るには、これ以上ない瞬間だ」

    「これまでの歴史を通じて、このチームは成功の時期であれ、より困難な時期であれ、常に粘り強さと決意を示してきた」

    「マクラーレンは決して諦めない。このカラーリングと木曜日の瞬間は、我々がここまで歩んできた道のりを祝う特別な方法だ」

    「それをコース上で走らせ、1966年にここモナコで迎えた最初のレースから現在に至るまで、我々が達成してきたことを称えるのを楽しみにしている。次の1000戦へ向けて」

    マクラーレン F1 モナコグランプリ 1000戦目

    1966年の初参戦から築いた実績
    マクラーレンの1000戦目は、チームがF1で最初のレースを戦ったモナコで迎えられる。1966年、創設者ブルース・マクラーレンがM2Bを走らせたことが、現在まで続く歴史の出発点だった。

    それ以降、マクラーレンは203勝、561回の表彰台、177回のポールポジション、13回のドライバーズチャンピオンシップ、10回のコンストラクターズチャンピオンシップを獲得してきた。

    1000戦目を迎えるモナコGPは、単なる記念レースではなく、チームの原点と現在を結び直す週末となる。特別カラーのMCL40は、その歴史を背負って市街地コースを走る。