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  • シャルル・ルクレール、フェラーリSF-26初走行で実感「F1史上最大級の変化」

    シャルル・ルクレール、フェラーリSF-26初走行で実感「F1史上最大級の変化」

    シャルル・ルクレールは、スクーデリア・フェラーリの2026年F1マシン「SF-26」の初走行を終え、新レギュレーション時代がもたらす変化の大きさについて率直な感想を語った。

    フェラーリは1月23日、フィオラノでSF-26を正式に公開。新世代パワーユニット規定に基づく2026年F1マシンとして、初のシェイクダウンを実施した。この日は朝から雨と霧が立ち込める難しいコンディションとなったが、ティフォシは悪天候にもかかわらず数百人がサーキットに集まり、新車の初走行を見守った。

    最初にステアリングを握ったのはルイス・ハミルトンで、その後ルクレールが交代。走行時間は限られていたものの、新車の基本的なチェックが進められた。

    初走行後、ルクレールは次のように語っている。

    「毎年この日を楽しみにしている。ただ、この日は基本的に、すべてが正しく機能しているか、大きな問題がないかを確認することが主な目的だ。今日はまさにその通りで、大きなトラブルはなかった。それはポジティブな点だ。」

    一方で、走行条件と周回数の制限から、パフォーマンス面については慎重な姿勢を崩していない。

    「パフォーマンスやフィーリングについては、まだ何とも言えない。霧が出ていて路面も少し濡れていたし、初走行としては決して良いコンディションではなかった。」

    それでも、SF-26を実際に走らせた意義は大きかったという。

    「この瞬間にたどり着くまで、舞台裏では本当に多くの議論と作業があった。マシンがきちんと走れる状態になっているか、そして初めて実車のセンサーが想定通りの挙動をしているかを確認できたのは重要だった。」

    さらに、舞台がフィオラノであったことも特別な意味を持った。

    「フィオラノでは、コースの周りにたくさんのティフォシがいる。その存在が、より特別な感覚を与えてくれる。本当にエキサイティングな瞬間だった。」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    ルクレールは、2026年の新レギュレーションについても言及し、ドライバーに求められる適応の大きさを強調している。

    「多くの部分を学び直す必要があるし、システムをより深く理解しなければならない。ドライビングやレースマネジメントの面でも影響は大きい。F1史上でも最大級の変化のひとつになると思う。」

    「大きなチャレンジだけど、それが僕をワクワクさせてくれる。裏側で積み重ねてきた作業が、実際に走らせてみてどう感じるのかを知るのが待ち遠しかった。」

    この日は本格的に攻めることはできなかったとしつつ、次のテストへの期待も口にした。

    「バイザーを下ろしたら、誰だって全開で走りたくなる。でも今日はその日ではなかった。バルセロナでは限界を探る走りができるはずだし、シーズン最初の予選から限界に近づけるように準備していきたい。」

    「2026年シーズンが始まるのが本当に楽しみだ。」

    フェラーリは来週のバルセロナでの走行、そしてバーレーンでのプレシーズンテストを通じて、SF-26の理解を一気に深めていく構えだ。ルクレールにとっても、新時代のF1に向けた本格的な挑戦が、いよいよ始まろうとしている。

  • ルイス・ハミルトン、フェラーリF1との2026年シーズンに高揚「新たな始まり」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリF1との2026年シーズンに高揚「新たな始まり」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリの2026年F1マシン「SF-26」の初走行を終え、来季開幕に向けて「非常に興奮している」と語った。

    フェラーリがSF-26を発表した翌日、ハミルトンはフィオラノでのシェイクダウンで新車のステアリングを握った。自身にとってフェラーリの新型車を初めてドライブする瞬間となり、その特別な体験を次のように振り返っている。

    「フェラーリで目覚めるというのは、本当に特別だ。ここ1週間ほど過ごしてきたが、マシンが形になっていく過程を見て、どれだけ多くの人たちが懸命に働いているかを実感している。」

    「シミュレーターで積み重ねてきた作業や、ひとつひとつ築いてきた土台が、最終的に1台のマシンとして完成する。その瞬間は一年の中で最もワクワクする時だ。さまざまな部門から集まったパーツが、最終的にひとつにまとまる。そしてそれを運転できるのは、たった2人だけなんだ。」

    初めてガレージを出てコースへ向かった瞬間についても、ハミルトンは強い感情を口にした。

    「エンジンに火が入って、新しい振動が体に伝わる瞬間は本当にエキサイティングだ。ターン1へ向かうと、そこにはティフォシがいる。これは何度経験しても慣れることはないし、決して忘れられない。」

    「今日はチームとの再接続の日でもあった。フェラーリを支える人たちの情熱に触れて、なぜ自分がこのスポーツを愛しているのかを改めて思い出させてくれる一日だった。」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    来週のバルセロナ・シェイクダウン、そしてバーレーンでの2回のテストを経て、3月に開幕するシーズンに向けて、ハミルトンの期待は高まっている。

    「これまでのインタビューでは、あまり“興奮している”とは言ってこなかった。でも今回は本当にワクワクしている。それでいいと思っている。新しい始まりに興奮しているんだ。」

    「チームはリフレッシュされているし、あらゆる部門で本当に多くの作業が行われてきた。そのエネルギーを持って、1日1日を大切に積み重ねていきたい。」

  • BBSジャバン、フェラーリF1に2026年からマグネシウム鍛造ホイールを供給

    BBSジャバン、フェラーリF1に2026年からマグネシウム鍛造ホイールを供給

    BBSジャパンは、スクーデリア・フェラーリHPと複数年契約のテクニカルパートナーシップを締結したと発表した。2026年F1シーズンから、BBSジャパンはスクーデリア・フェラーリHPにマグネシウム鍛造ホイールを供給する。

    両社の関係は1992年に始まり、BBSはF1史上初となるマグネシウム鍛造ホイールの開発に成功。フェラーリへの供給を通じて、同チームはコンストラクターズタイトル8回、ドライバーズタイトル6回を獲得してきた。

    特に2000年から2004年にかけては、ミハエル・シューマッハが5年連続でドライバーズタイトルを制する黄金時代を築いている。

    BBSジャパン代表取締役社長の新田孝之は、「スクーデリア・フェラーリ HP と新たなテクニカルパートナーシップを開始できることを、大変光栄に思います。両社の関係は 30 年以上にわたり築かれたものであり、再び最高峰の舞台で肩を並べて挑戦できることに大きな意義を感じています」とコメント。

    「フェラーリが持つ情熱、闘争心、そして卓越性へのあくなき追求は、BBS の価値観そのものです。私たちは、鍛造ホイールの開発を通じて、スクーデリア・フェラーリ HP が新たな歴史を切り拓く次の章を力強く支えてまいります。」

    スクーデリア・フェラーリ

    BBSジャパンは今後、テクニカルパートナーとしてフェラーリと密接に連携し、高度なホイール設計技術、最先端の鍛造技術、厳格な品質管理体制を通じて、最高水準のパフォーマンス提供を目指すとしている。

  • フェラーリF1、2026年パワーユニット『067/6』は「明確な哲学の転換」

    フェラーリF1、2026年パワーユニット『067/6』は「明確な哲学の転換」

    スクーデリア・フェラーリのパワーユニット担当テクニカルディレクターを務めるは、2026年F1レギュレーションのもとで開発された新パワーユニット『067/6』について、従来世代からの単なる進化ではなく、「明確な哲学の転換」だと語った。

    2026年F1では、MGU-Hの廃止、電動出力の大幅増加、99%持続可能燃料の導入など、パワーユニットの位置づけが根本から変わる。

    フェラーリの新マシンSF-26に搭載されるユニットも、こうした前提を踏まえ、白紙に近い状態から再設計された。

    グアルティエリは、新レギュレーション下ではパワーユニットが車両全体のコンセプトに、これまで以上に深く関与すると説明している。

    「2026年レギュレーションでは、パワーユニットはこれまで以上にマシン全体のコンセプトに不可欠な存在になる。電動コンポーネントの役割が大幅に拡大し、99%持続可能燃料の導入、そしてMGU-Hの廃止は、2014年から2025年までの時代と比べても、単なる進化ではなく明確な思想の転換を意味している」

    この変化に対応するため、フェラーリは開発初期段階からパワーユニットのアーキテクチャを根本的に見直したという。

    「我々は最初からパワーユニットの構造を再考する必要があった。重視したのは効率、統合性、そしてエネルギーマネジメントだ。これらすべてを、シャシー部門の同僚たちと緊密に連携しながら進めてきた」

    スクーデリア・フェラーリ

    また、グアルティエリはこの新世代パワーユニット開発を「非常に複雑な技術的挑戦」と表現しつつも、慎重かつ規律ある姿勢で取り組んできたと強調した。

    「これは非常に複雑な技術的チャレンジだ。我々は常に大きな敬意と規律をもって取り組んできた。目標は、シーズンを通してマシン全体のシステムを最適化していくことにある」

    2026年F1は、すべてのマニュファクチャラーにとって未知数の要素を多く含むシーズンとなる。その中でフェラーリは、パワーユニットとシャシーを一体として捉える開発哲学のもと、新時代への第一歩を踏み出そうとしている。

  • フェラーリSF-26初走行 ハミルトンのマシン停止をフェラーリF1が説明

    フェラーリSF-26初走行 ハミルトンのマシン停止をフェラーリF1が説明

    スクーデリア・フェラーリは、2026年F1マシン「SF-26」の初走行をフィオラノ・サーキットで実施し、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが新車で最初のラップを完了した。初走行中、ハミルトンのマシンがコース上で停止する場面が確認され、一部でトラブルではないかとの憶測が広がった。

    これについてフェラーリF1は、当該の停止はマシントラブルではなく、F1レギュレーションに基づくデモンストレーションイベントの走行距離を最適化するため「計画通り」に行われたものだと説明。

    チームは、SF-26が問題なく初走行を終えたことを強調し、来週の開幕前テストに向けた重要な節目になったとしている。

    SF-26は金曜朝に正式発表され、その後すぐにフィオラノでシェイクダウンが行われた。フェラーリの本拠地マラネロに隣接するこのテストコースでは、SF-26は数周をトラブルなく走行し、来週カタルーニャ・サーキットで行われる開幕前テストに向けた初期確認を終えた。

    フィオラノ・サーキットは公道に近接していることから、走行映像はすぐにファンや放送関係者によって撮影され、オンライン上に拡散された。ハミルトンの特徴的な黄色いヘルメットが初ラップで確認される一方、マシンがピット前のメインストレートで停止する映像も出回り、トラブルを疑う声が広がった。

    しかしフェラーリの広報担当者は、ESPNに対し「これは計画の一部だった」と説明。F1では公式テスト以外に、1シーズンにつき200kmまで走行可能なプロモーションイベント(いわゆるフィルミングデー)が2回、さらに15kmに制限されたデモンストレーションイベントが2回認められており、今回の走行はその規定内で実施されたものだという。

    フィオラノで走行距離を無駄にしないため、ハミルトンはコース上で一度停止し、スタート練習のような動作を行った後、メカニックによってガレージへ戻された。その後、同じ走行距離枠の中でルクレールもSF-26の初走行を行った。


    フェラーリF1のフレデリック・バスール代表は、初走行を終えた一日を振り返り、次のように語っている。

    「ローンチは常に感情的なものだ。チームが多大な努力を注いでいることが分かっているからだ。ここで言うチームとは、サーキットにいる目に見える人たちだけでなく、ファクトリーでシャシーやエンジン、生産に携わっている人たち全員を含んでいる。今シーズンは特に、このプロジェクトにどれだけの作業を投入したかを理解しているから、なおさら感慨深い」

    2026年F1では新レギュレーションが導入され、パワーユニットは電動出力の比重が大きく引き上げられたほか、シャシー規則の変更によってマシンは小型化と軽量化が図られている。さらに、フロントウイングとリアウイングにはアクティブエアロダイナミクスが導入され、効率向上が重視された。フィオラノでは、ハミルトンがコーナー進入時にウイングを作動させている様子も確認されている。

    バスールは、今回の初走行がプロジェクトにおける重要な節目である一方、最終的な目標ではないことも強調した。

    「ガレージからマシンが出ていった今日は良い一日だったが、これはゴールではない。本当のターゲットはシーズンだ。今日から新たな旅が始まったということだ。重要なのは走行距離を稼ぐこと。その点で、今日はトラブルなく終えられたので満足している。バルセロナに向けて良い一歩になった」

    スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリF1は、来週のバルセロナでの開幕前テストでは初日を走行せず、2日目から走行を開始する予定だ。バスールは「最大限の情報とデータを得ることが目標だ」と述べ、テスト後はバーレーン以降の開発フェーズに移行するとしている。また、フェラーリは昨年末の段階で、開幕前テストでは信頼性重視のAスペック仕様を投入し、本格仕様は開幕戦前に投入する方針を明らかにしている。

    技術責任者のロイック・セラも、今後の開発計画について次のように述べた。

    「もちろん進化はある。開発はシーズン開幕と同時に始まるわけではなく、冬のテスト期間中も続く。バーレーンで行われる第2、第3テストではさらなるアップデートが予定されている」

    フェラーリSF-26は、まず安定した走行距離の確保を最優先としながら、2026年F1シーズン開幕に向けて本格的な性能追求へと歩みを進めていく。

  • フェラーリF1、2026年F1マシン『SF-26』は「コンセプト設計に時間を割いた」

    フェラーリF1、2026年F1マシン『SF-26』は「コンセプト設計に時間を割いた」

    スクーデリア・フェラーリのシャシー部門テクニカルディレクターを務めるロイック・セラは、2026年F1新レギュレーションに対応して開発された新車「SF-26」について、これまでとは根本的に異なるアプローチが求められたと明かした。

    2026年からF1は、シャシーとパワーユニットの双方で大規模な技術刷新を迎える。空力コンセプトの見直し、軽量化、そしてアクティブエアロの導入など、設計思想そのものが大きく変化する中で、SF-26はゼロから構想されたマシンだ。

    セラは、開発初期段階において「コンセプト設計」に多くの時間を割いたことを強調している。

    「SF-26の開発では、まったく新しいレギュレーション枠組みに適応する必要があった。そのため、コンセプトフェーズにかなりの時間を費やし、新しい技術的・規制的環境を可能な限り正確に捉えることに注力した」

    また、シーズン中の開発余地を確保することも、車体設計における重要な要素だったという。

    「マシンのアーキテクチャは、シーズン中の開発に十分な柔軟性を持たせる必要があった。限られた条件の中で、どれだけ発展性を確保できるかが非常に重要だった」

    スクーデリア・フェラーリ

    2026年レギュレーションでは、エネルギーマネジメントと空力効率の重要性がこれまで以上に高まる。その中で、アクティブエアロの統合は避けて通れないテーマだとセラは指摘する。

    「この環境では、効率性が極めて重要になる。アクティブエアロのような要素を含め、各機能をいかにうまく統合できるかがパフォーマンスを左右する」

    SF-26は、フェラーリのマラネロ工場に集う全スタッフによる総合的な協業の成果だとも語った。

    「SF-26は、ファクトリー全体による大規模なコラボレーションの結果だ。チーム全員の努力によって形になったマシンであり、シーズン開幕を迎えるのを楽しみにしている」

    フェラーリにとって2026年は、新たな技術時代への本格的な第一歩となる。その基盤を築く役割を担うSF-26について、ロイック・セラは「効率性」「柔軟性」「統合」を軸に、長いシーズンを通じて進化させていく考えを示した。

    ロイック・セラ スクーデリア・フェラーリ/シャシー部門テクニカルディレクター

  • ルイス・ハミルトン、フェラーリF1のマシン開発に深く関与「魅力的な挑戦」

    ルイス・ハミルトン、フェラーリF1のマシン開発に深く関与「魅力的な挑戦」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデッリア・フェラーリとの2026年シーズンを「キャリアの中でも最大級のレギュレーション変更」と表現し、新時代のF1に向けた挑戦への強い意欲を語った。

    2026年から導入される新レギュレーションでは、車体コンセプト、空力思想、パワーユニット、燃料、タイヤサイズまでが一新される。フェラーリSF-26は、そのすべてを前提に開発された初のマシンとなる。

    ハミルトンは、この大きな転換期において、チームとしての成長と方向性の共有が何より重要だと強調した。

    「2026年シーズンは、誰にとっても非常に大きな挑戦だ。おそらく、僕のキャリアの中でも最も大きなレギュレーション変更になる。新しい時代が始まるとき、すべては開発、チームとしての成長、そして同じ方向に進むことに集約される」

    また、開発初期からドライバーとして深く関与できたこと自体が、非常に刺激的な経験だったとも振り返っている。

    「これほど大きく異なるマシンの開発に、最初から関わることができたのは、とても魅力的な挑戦だった。エンジニアと密接に協力しながら、明確な方向性を定義していく作業は、ドライバーとして非常に重要な役割だと感じている」

    2026年は、エネルギーマネジメントや新システムの理解において、ドライバーが中心的な役割を担う年になるとハミルトンは見ている。

    「技術的な観点から見ても極めて重要な一年になる。エネルギーマネジメント、新しいシステムの理解、そしてマシン開発への貢献において、ドライバーの役割はこれまで以上に大きい」

    最後に、フェラーリのティフォシの存在がチーム全体を支えていることにも言及した。

    「この挑戦は、チームとして一緒に立ち向かうものだ。フェラーリのティフォシが持つ並外れた情熱は、僕たち全員にとって本当に大きな意味を持っている」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

  • シャルル・ルクレール、2026年F1は「エネルギーマネジメントが最大の挑戦」

    シャルル・ルクレール、2026年F1は「エネルギーマネジメントが最大の挑戦」

    シャルル・ルクレールは、スクーデリア・フェラーリの2026年F1マシン「SF-26」の発表に際し、新レギュレーション下で迎えるシーズンに向けて、ドライバーに求められる役割がこれまで以上に重要になると語った。

    2026年F1は、シャシーとパワーユニットの両面で全面的な技術刷新が行われる節目の年となる。フェラーリSF-26も、MGU-H廃止とMGU-K出力350kW化を柱とする新世代ハイブリッドを前提に、ゼロから設計されたマシンだ。

    ルクレールは、こうした変化に対応するため、開発初期段階から深く関与してきたことを明かしている。

    「2026年のレギュレーションは、特に僕たちドライバーにとって、これまで以上に高い準備レベルを要求してくる。多くの新しいシステムを理解し、最適化しなければならないからだ。だからこそ、プロジェクトの初期段階から深く関わってきた」

    また、エネルギーマネジメントとパワーユニットの扱いが、シーズンを通じて極めて重要なテーマになるとも指摘した。

    「エネルギーマネジメントとパワーユニットは、最も重要な要素のひとつになる。最初は直感に頼る場面も多いと思うが、次第に正確なデータに基づいて適応していくことになるはずだ。ドライバーにとってはとても魅力的な挑戦だと思っている」

    ルクレールは、フェラーリでこれまでも大きなレギュレーション変更を経験してきたことを踏まえつつ、2026年も同様に困難なシーズンになると認識している。その中で、ティフォシの存在が特別な意味を持つとも強調した。

    「ファンの支えは、今年特に重要になる。それこそがフェラーリを特別な存在にしている理由であり、僕たちを常に限界までプッシュしてくれる」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ 2026年のF1世界選手権

  • フェラーリF1、2026年F1マシン『SF-26』のシェイクダウンを完了

    フェラーリF1、2026年F1マシン『SF-26』のシェイクダウンを完了

    フェラーリF1は、2026年F1マシン「SF-26」のシェイクダウンを完了した。舞台となったのは、チームのテストコースであるフィオラノ・サーキットで、記念すべき初走行はルイス・ハミルトンが担当した。

    SF-26の初走行を現地で見届けたF1コメンテーターのローレンス・バレットによれば、ガレージ内には緊張感と高揚感が入り混じった独特の空気が漂っていたという。エンジニアとメカニックが淡々と準備を進めるなか、ハミルトンが最初にステアリングを握り、シャルル・ルクレールは無線を聞くためヘッドホンを着けてマシンの横で見守っていた。

    エンジンに火が入ると、そのサウンドがガレージ内に反響し、ハミルトンは慎重にマシンを走らせてコースイン。初周回を終えてガレージに戻ると、チーム内には自然と笑顔が広がった。数か月にわたる開発作業を経て、SF-26はついに最初の一歩を刻み、フェラーリF1の2026年F1シーズンへの挑戦が正式に始動した。

    続く走行では、ハミルトンが2回目のランを担当。最初のインスタレーションラップではフルウエットタイヤを使用したが、このセッションではスリックタイヤに履き替え、2周を走行した。1周目はカメラカーの後方につき、2周目にはメインストレートでフル加速を披露。走行後にはスタート練習も行い、予定通りセッションを終えた。

    この日はデモンストレーションデーとして走行距離が15kmに制限されており、ハミルトンの走行はここで終了。フェラーリF1はマシンをルクレール用のセットアップに切り替え、準備が整い次第、ルクレールがSF-26で初走行を行う予定となっている。

    スクーデリア・フェラーリ

  • フェラーリF1、2026年F1マシン『SF-26』を発表 通算72代目となるマシン

    フェラーリF1、2026年F1マシン『SF-26』を発表 通算72代目となるマシン

    スクーデリア・フェラーリHPは23日、2026年F1世界選手権を戦う新型マシン「SF-26」を発表した。

    2026年シーズンは3月8日にオーストラリアで開幕する。SF-26は、マラネロを本拠とするフェラーリにとって通算72台目となるF1マシンであり、新たなテクニカルおよびスポーティング・レギュレーションの下で初めて設計されたマシンでもある。発表はフィオラノ・サーキットで行われた。

    2026年は、F1にとって大きな転換点となる年だ。マシンは軽量化され、空力コンセプトは根本から見直され、さらに新世代パワーユニットが導入される。SF-26は、こうした変革を体現する存在として誕生した。

    新時代への対応
    SF-26は、全面刷新されたレギュレーションに対応するため、車両アーキテクチャを一から再構築している。シャシーはグラウンドエフェクト空力を廃し、よりクリーンなラインを持つ新たなアプローチを採用した。全体の設計思想は軽量化と効率向上に重点を置き、F1が掲げる新時代の方向性に沿ったものとなっている。

    パワーユニットも大きな進化を遂げた。MGU-Hを廃止し、MGU-Kの出力を350kWへと引き上げた新世代ハイブリッドを採用し、電動システムの比重がさらに高められている。これにより、シャシーとパワーユニットの密接な統合を前提とした、完全に新しい設計アプローチが求められた。

    スクーデリア・フェラーリ

    デザイン、カラー、そしてアイデンティティ
    SF-26は、新レギュレーションに即したクリーンで流麗なラインを特徴とし、軽さと俊敏性を強く印象づけるプロポーションを備える。設計初期段階から、機能的なシンプルさが重視され、シーズンを通じて得られる走行データをもとに発展させていける、堅牢かつ柔軟なコンセプトが構築された。

    2026年シーズンのリバリーは、フェラーリの過去と現在をつなぎながら、新たな技術時代へ踏み出す姿勢を象徴するものとなっている。近年のスクーデリア・フェラーリHPの歴史と比べても、大きな変化が加えられている点が特徴だ。

    スクーデリア・フェラーリ SF-26

    最も象徴的なのは、7シーズン続いたマット仕上げから、再びグロス塗装へ回帰した点である。2026年のロッソ・スクーデリアは、より明るく、より力強い色調となり、2025年モンツァで披露されたスペシャルリバリーから着想を得た大胆な表情を持つ。この赤は、2000年前後に用いられていたフェラーリの赤とも連続性を保ち、情熱、勇気、そしてアイデンティティというフェラーリの核となる価値観を改めて強調している。

    赤に加え、歴史的に控えめながらも象徴的に使われてきた白が、新たな役割を担う。コックピット周辺やエンジンカバーに配された白は、強いコントラストを生み出し、マシンを瞬時にフェラーリと認識させる要素となっている。赤と白の組み合わせは、単なる配色を超え、伝統と未来志向の対話を表現するものだ。

    ドライバー用レーシングスーツ
    2026年用のレーシングスーツも、この新章のビジュアルアイデンティティを反映している。支配的なカラーはもちろん赤であり、スクーデリアを象徴する色として健在だ。一方で白は、チームの過去と意図的につながる形で用いられ、肩口から襟元を包み込むデザインとなっている。この配色バランスは、伝統と革新を融合させるフェラーリの姿勢を体現し、シーズンを通じて世界各地で着用される。

    スクーデリア・フェラーリ 2026年のF1世界選手権

    2026年シーズンに向けて
    来週からシェイクダウンとテストが始まり、その後はバーレーンで2回の公式テストが予定されている。焦点は設計フェーズから、実走行を通じた理解へと移行する。すべてのチームにとって未知の技術環境となる中でも、フェラーリのアプローチは変わらない。綿密な作業、細部へのこだわり、そして徹底したデータ分析を重ねながら、着実かつ堅実な進歩を目指していく。