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  • レッドブル 2026年F1エンジン劣勢か「ラップあたり0.2秒遅れ」説浮上

    レッドブル 2026年F1エンジン劣勢か「ラップあたり0.2秒遅れ」説浮上

    レッドブルは2026年に投入する初の自社製パワーユニット(PU)について、既存メーカーに対して出遅れることを受け入れている。しかし、その差がどれほどになるのかが注目されている。

    初めて自前でPUを製造するレッドブルが、メルセデスやフェラーリといった巨頭といきなり互角に渡り合えると考えるのは楽観的すぎる。実際、クリスチャン・ホーナーは、もしそれが実現すれば「恥ずかしい」とまで語っている。

    一方で元チーフデザイナーのエイドリアン・ニューウェイは、2026年のF1は「エンジンフォーミュラ」になる可能性を示唆しており、シャシーを完璧に仕上げたとしても、出力不足があればマックス・フェルスタッペンの戦闘力を削ぐ恐れがある。

    現時点でのパドックのコンセンサスは、メルセデスとフェラーリがリードしているというものだ。加えてアウディが新規参入し、ホンダは供給先をレッドブル2チームからアストンマーティンへと切り替えた。

    レッドブルPUはベストから0.2秒遅れか
    元F1解説者のジェームス・アレンは、自身のポッドキャストで「非常に信頼できる筋」からの情報を明かした。それによると、レッドブルは当初エンジン面でラップあたり約0.2秒を失う見込みだという。

    これはあくまで推定値だが、「エンジンビルダーのコミュニティ」から得られたものだ。参考までに、現状コンストラクターズ最下位のアルピーヌは0.3〜0.35秒を失っているとされる。

    今年初めの報告では、レッドブルのPUはベンチテストで1周を終える前にエネルギーを使い切ってしまうと伝えられていた。現状ではバッテリーが出力の50%を占めるが、ミルトンキーンズのチームはその割合を減らしたい考えだ。

    レッドブル・パワートレインズ

    ジェームス・アレンの証言
    「数か月前、とても信頼できる筋から『エンジン面でコンマ2秒ほど遅れるだろう』と聞いた。エンジンビルダーの間でそのような話が広まっている」とアレンは語った。

    「アルピーヌが現在0.3〜0.35秒遅れていると考えれば、それが彼らのパフォーマンスにどんな影響を与えているか分かる。レッドブルが来年どんな状態かを想像できるだろう」

    「さらに来年は空力の大幅変更も加わるので、誰が成功するかを予想するのは非常に難しい」

    ルール変更が救いになる可能性
    2006年から2021年までレッドブルに在籍したダン・ファローズは、過去に2度の大規模レギュレーション変更を経験している。2009年はブラウンGPに後れを取ったもののシーズン終盤に戦闘力を発揮し、2014年はメルセデスに主導権を奪われた。

    ファローズは「レッドブルは序盤に出遅れても開発力で猛烈に追い上げるチーム」と指摘する。2022年のグラウンドエフェクト導入初年度も、当初はフェラーリと拮抗していたがすぐに差を広げてタイトルを獲得した。

    「レッドブルの強みは非常に強力な技術チームで、短期間で新車を必要なレベルに引き上げられる点だ。革新的なコンセプトを最後までやり切る能力を持っている」

    「また、各部署の連携も素晴らしく、製造施設も迅速に対応できる。技術面での意思疎通も優れており、これが過去においてシーズン中の開発力を最大の強みにしてきた」

    「今回は初めてのPU開発という途方もない挑戦だ。仮に少し劣っていても驚くには値しない。だが出力の均衡化ルールが導入される予定で、それが有利に働く可能性もある。初年度からタイトル争いできると期待しているわけではなく、まずは堅実なベースを築き、できるだけ早く上位に食い込んでいくことを目指しているだろう」とファローズは述べた。

  • レッドブル代表メキース 自社F1エンジン開発は「クレイジーな決断」

    レッドブル代表メキース 自社F1エンジン開発は「クレイジーな決断」

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、2026年にデビューを控える自社製F1パワーユニットの開発について、直面する課題の大きさを認め、その決断は「これ以上ないほどクレイジーだ」と語った。

    フォードと協力し、レッドブル・パワートレインズの施設で初めて内製のエンジンを構築している同チームは、長年の経験を持つメルセデス、フェラーリ、ホンダと肩を並べる大胆な挑戦に踏み切った。

    メルセデス代表トト・ヴォルフは最近、この挑戦について「エベレストを登るようなもの」と表現した。先週末のイタリアGPでその発言について問われたメキースも同意した。

    「トトが『エベレストを登るようなものだ』と言ったのは正しいと思う。まさにそうだ」

    「レッドブルとして自分たちのパワーユニットをやると決断するのは、これ以上ないほどクレイジーなことだと思う。関われるのは信じられないほどの挑戦だ。レッドブルがやるようなクレイジーなことだから、いい気分だ」

    競争を見誤らない
    ハイブリッドターボ時代においてレッドブルはトラック上で支配してきたが、エンジン開発をゼロから始める意味についてメキースは冷静に見据えていた。

    「彼らは90年とかそういう長い間ずっとやってきたわけだから、我々がここに来て最初からフェラーリやメルセデスのレベルにあると思うのは愚かなことだ」

    「しかし、これはレッドブル流に、可能な限り最高のレベルで構築されている。ステップごとに進んでいって、どうなるかを見ていく」

    「我々はパワーユニットやその周りの構造――人材、インフラ――をできるだけ早く立ち上げようとしている」

    レッドブル F1 エンジン

    眠れぬ夜が待ち受ける
    2026年が迫る中、メキースは膨大な作業量を認めつつも、このプロジェクトはレッドブルのDNAである限界への挑戦を体現していると強調した。

    「確かにたくさんのハードワーク、たくさんの眠れぬ夜がある1年になるだろう。しかしそれは我々にとって、非常にレッドブルらしい挑戦だと感じている。そしてそれを愛している」

    レッドブルが未知の領域に踏み出すなか、F1界全体が注目している。
    彼らの大胆なエンジンプロジェクトは新たな高みへと押し上げるのか、それともエンジン製造というエベレストがあまりに険しいのか。

    それを知るのはまだ先のことだが、いまレッドブルは自らのブランドを象徴する恐れを知らぬ精神で、この挑戦を受け入れている。

  • F1 将来的なV8エンジン復活は「原則的にメーカー間で一致」とメルセデス

    F1 将来的なV8エンジン復活は「原則的にメーカー間で一致」とメルセデス

    メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、F1の将来的なV8エンジン復活について「原則的にメーカー間で一致している」としつつも、2031年以前に前倒しするのは経済的に合理的ではないとの見解を示した。

    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、F1の将来のパワーユニット規則において、よりシンプルで安価、かつ軽量なエンジン導入を推進しており、2029年からの導入を目指していた。これが実現すれば、来年導入される新ハイブリッドPUをわずか3シーズンしか使わないことになる。

    このテーマについては、まずバーレーンで現行および将来のOEMとの会議が行われ、その後ロンドンで詳細を詰める予定だった。しかし、イタリアGP週末の土曜日、FIA会長はPUメーカー各社に書簡を送り、2029年導入に広範な支持が得られていないことを理由に会議の延期を通知した。

    現行のFIAパワーユニット・ガバナンス協定に基づけば、この提案にはFIA、商業権保持者FOM、そして大多数のメーカーの支持が必要となる。しかし、数億ユーロ規模の投資を行ったばかりのアウディとホンダは、2026〜2030年の規則を前提に参入していることから、早期切り替えに強く反対している。

    一方、メルセデスとフェラーリはV型8気筒エンジンへの2030年シーズン前の切り替えに妥協の余地を示していたものの、わずか3シーズンでの再変更は、2026年PU開発と並行して多大な投資を強いることから支持しなかった。

    ヴォルフは「ファンの関心を引く最高のレギュレーションを持つことが我々共通の目的だ」と説明。

    「そして最終的にV8は最良のコンセンサスだった。自然吸気で高回転を誇り、エネルギー回生システムがパフォーマンス差別化の要素になり得る。そして持続可能燃料とも整合している」

    「ほとんどのOEMは『2年後に新エンジンを開発する二重コストのプログラムはやりたくない』と考えている。我々もそれは望まなかった」

    F1 V型8気筒 エンジン

    また、ヴォルフはフォード(レッドブルのパートナー)や2029年から独自PU製造を計画するキャデラックを含め、方向性については足並みが揃っていると述べた。

    「今はビン・スライエムと(F1 CEOの)ステファノ・ドメニカリと対話する段階だ。彼らの期待は何か? そして全てのOEM、PUメーカーをテーブルに集めて『次にどうするのか』を決める。利害は一致している。今は非常にバランスが取れた合理的な会話ができている」

    フェラーリ代表のフレデリック・バスールも「急ぐ必要はない」と強調した。

    「議論はしているが、簡単な選択肢ではない。近いうちに共通プロジェクトを見出せるが、今日や明日すぐに決める必要はない。工場では誰もが2026年に集中している」

    「PUメーカー、FIA、F1の間で合意できる項目はいくつかある。それはF1の利益になるものだ。議論を続けて合意点を見出すことが理にかなっている」

    また、来年からアウディに移行するザウバーのジョナサン・ウィートリー代表も、ドイツメーカーの立場を改めて表明した。

    「アウディがF1参入を決めた際の柱は3つあった。高効率エンジン、先進的なハイブリッド技術、そして持続可能燃料だ。その立場は変わっていないし、長期的に維持されるだろう」

  • ホンダ 2026年にF1エンジンを進化させる条件とADUO制度

    ホンダ 2026年にF1エンジンを進化させる条件とADUO制度

    ホンダは2026年からの新しいF1パワーユニット規定で厳格な開発制限に直面する。その中で注目されるのが「ADUO制度」だ。シーズン序盤5戦での性能差に応じて追加の開発機会が与えられる仕組みで、ホンダがアストンマーティンとフェルナンド・アロンソの戦闘力を高められるかどうかのカギを握る。

    ADUO制度の詳細と、それがホンダに与える可能性を解説する。

    ホンダはF1エンジンを2026年シーズン中に改良できるのか?
    フェルナンド・アロンソとアストンマーティンのファンの間で最も大きな疑問のひとつが「ホンダはシーズン中にエンジンを改良できるのか」というものだ。その答えは「イエス」である。

    FIAの技術規則第4条セクションCによると、毎シーズン最初の5戦において、FIAは各メーカー(フェラーリ、メルセデス、ホンダ、アウディ、レッドブル・パワートレインズ)が供給する内燃エンジン(ICE)の性能を監視する。その結果をもとにパワーの平均値が算出され、もしホンダのICEが最強のICEに比べて3%以上劣る場合、FIAは「ADUO(追加開発改善機会)」カテゴリーを与えることができる。

    ADUO(追加開発改善機会)とは何か?
    規則「F5 2.7条 セクションF – ベンチテスト制限(PUTB)」によれば、C5付録第4条の基準を満たしたメーカーがADUO指定を受けると、12か月間にわたりエンジンベンチ稼働時間が通常より30%多く許可される。これは競合との差を埋めるための改良を促進することを目的としている。

    ただし、シーズン第5戦以降の性能が事前のデータと一致しない場合、FIAはこの認可を取り消す権利を有し、不当な優位が認められた場合には是正措置を取ることもできる。

    結論として、FIAが厳しく制限・規制する2026年以降のパワーユニット開発においても、ADUOカテゴリーは、もしホンダ製エンジンが競合より非力であると判定された場合に、アストンマーティンのアロンソのためにライバル以上の進化を実現できる「二度目のチャンス」を与える仕組みとなる。

    ベンチ稼働時間の上限(時間/年)
    2026年 通常枠:710 ADUO指定枠:923
    2027年 通常枠:410 ADUO指定枠:533
    2028年 通常枠:410 ADUO指定枠:533
    2029年 通常枠:410 ADUO指定枠:533
    2030年 通常枠:410 ADUO指定枠:533

    本田技研工業 F1 エンジン

    FIAの見解 ― ニコラス・トンバジスの説明
    FIAシングルシーター部門責任者のニコラス・トンバジスは、Motorsport.esのインタビューで次のように述べている。

    「まず、2014年のように特定メーカーが大きな優位を得る状況にはならないと思っている。エンジンは当初我々が望んでいたほど単純ではないが、それでも現行世代よりはシンプルになった。MGU-Hは廃止され、大半のパラメータは明確化されているので、2014年のような大差は生まれないはずだ」

    性能差が生じる可能性については次のように補足した。

    「基本的に、シーズン開幕から5〜6戦で各メーカーの平均パワーを測定し、一定の閾値を下回るメーカーには優遇措置を与える。それは3つあり、開発予算枠の増加、ベンチ試験時間の増加、そしてエンジン再ホモロゲーションの機会だ。これによって遅れたメーカーは差を埋めるチャンスを得る」

    さらにトンバジスは「これはBalance of Performanceではない」と強調する。

    「第一に、全メーカーは同じ規則の下で作業している。我々は追加のパワーや燃料を与えるわけではない。第二に、もしコストキャップがなければ、遅れているメーカーは膨大な資金を投じることになる。しかし今は予算制限があるため、そのままでは屈辱的な遅れを取る可能性がある。公平性の観点から、我々はその状況を避けたい。だからこの制度がある。幸い、すべてのメーカーが建設的な姿勢を示している」

    信頼性問題へのセーフティネット
    FIAはまた、新時代の初期に避けられない信頼性問題に対応するためのセーフティネットも検討している。

    「仮に毎週末ごとにエンジンが壊れるような深刻な信頼性問題に直面するメーカーがあれば、その修復費用で予算の大半が消える。そこで、一定数以上のエンジン破損が発生した場合、予算上限内で追加エンジンを安価に扱えるようにする仕組みを導入しようとしている。実際の費用は変わらないが、コストキャップ上の計算を調整し、メーカーが追い詰められる事態を避けたい」

    FIAが導入するADUOシステムと信頼性セーフティネットは、2014年のような性能格差を防ぐための安全弁として機能する。これにより、ホンダがもし序盤に不利な立場に立たされたとしても、追加の開発機会を活かし、アストンマーティンAMR26の競争力を高めてアロンソの挑戦を支えることが可能となる。

  • 2026年新F1パワーユニット 内燃エンジン優位で1000馬力の大台突破へ

    2026年新F1パワーユニット 内燃エンジン優位で1000馬力の大台突破へ

    2026年から導入される新F1パワーユニット。その出力に関して「現行型より非力になるのでは」というファンの懸念があったが、最新のリーク情報で1,000馬力を超える見通しが明らかになった。

    内燃エンジンが想定以上にパワーを発揮しており、電動モーターとの組み合わせで総出力は1,060馬力に達する可能性もある。ハイブリッド時代の新たな幕開けに向け、技術革新の成果が早くも示されつつある。

    この数日間、パドックでエンジニアと話をすると、その緊張感がはっきりと伝わってくる。パワーユニットの期待される出力について、関係者たちは極めて口が重い。誰もが早い段階で手の内を明かしたくないのだ。競合に余計なヒントを与えることも避けている。

    今になってエンジンメーカーが大きな遅れを抱えているとすれば、もはや挽回は難しいだろう。すでに1月のバルセロナテストという最初の大きな試金石が待っているからだ。そのため各ファクトリーでは現在、試験ベンチがフル稼働している。開発のこの段階では、エンジニアたちは最大出力よりもむしろ信頼性に焦点を当てている。

    燃料パートナーにとっての課題は、持続可能な混合燃料を十分な量生産することだ。そうでなければテスト走行中に燃料が切れてしまう恐れがある。エンジンメーカー側もいよいよ生産の正念場に突入している。特にメルセデスやフェラーリのように複数のパートナーチームに供給する立場であれば、遅れは許されない。

    秘密のパワーデータ
    エンジニアたちが手の内を見せないため、最終的な成果物がどのようなものになるのか、そして新しいパワーユニットがどれほどの出力をクランクシャフトに伝えるのかという点に、大きな関心が集まっている。FIAの当初の目標は、電動出力と内燃出力を50:50に分割することだった。

    電動部分は最大350キロワット(475PS)と規定されている。計算上、システム全体で950PSとなるが、これは現行PUの最高出力(レースモードでは1,000PSを超える)を下回る数値である。

    しかしエンジニアたちは、すでに内燃エンジン側の性能を大きく引き上げている。現行車両と比較してシステム出力がどこに位置するのかという問いに対して、メルセデスのエンジン部門トップであるハイウェル・トーマスは笑みを浮かべながら「現行と同等になる」と答えている。この発言が出たこと自体、新しいPUが決して現行より劣らないことを示している。

    F1 2026年パワーユニット/エンジン

    内燃エンジン優位のパワースプリット
    「auto motor und sport」に寄せられた内部情報によれば、内燃側だけで430キロワット(585PS)に達しているという。そこに電動の475PSを加えれば、最大1,060PSとなり、パワー配分は55:45で内燃エンジン側が優位に立つ計算だ。

    さらに開発はまだ始まったばかりであり、特に燃料の改良によって大幅な進歩が見込まれている。そのため専門家は、新PUが近い将来、現行型を大きく凌駕すると予想している。

    特にコーナーの立ち上がり加速では、ドライバーが適応を迫られることになるだろう。電動モーターが後輪に強烈なトルクを送り込むため、現在よりもはるかに大きな加速力が得られる。予選ではドライバーの笑顔を引き出すことになりそうだ。ただし空力ダウンフォースが大きく削減されるため、出力が上がってもすぐにラップレコード更新とはならない。

    初年度は急激な学習曲線に
    レースにおいては、現行車両との差がさらに大きくなる。燃料使用量が制限されるうえ、内燃エンジンが惰性走行時にバッテリー充電を助ける必要があるため、長いストレートの終わりでは早めにスロットルを戻して「セーリングモード」に入らざるを得ない。効率的な燃焼と充電戦略が、今後はこれまで以上に重要になる。

    シーズン序盤、新しいマシンが期待されるほどのパフォーマンスやエンターテインメントを示さなかったとしても、ファンは性急に批判すべきではない。技術革新の規模があまりに大きいため、とくにエネルギーマネジメントにおける学習曲線は極めて急になる。わずか数か月で状況が一変する可能性もある。

    結論
    ファンの懸念とは裏腹に、新PUはすでに現行型を超える出力を発揮している。もっとも、そのパワーが常時利用できるわけではない。長いストレートの終端では、ドライバーはこれまでよりも早めにアクセルを緩めなければならないだろう。しかし燃料技術やエネルギーマネジメントの進歩によって、短期間でさらなる飛躍が期待できる。

  • F1、2026年の次世代パワーユニットに“エンジンサウンド増大”も要求

    F1、2026年の次世代パワーユニットに“エンジンサウンド増大”も要求

    F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、3年後のF1エンジンは現在の仕様よりも大きな音を発するようになることを期待していると語った。

    2026年には新しいサイクルのレギュレーションが導入され、電気パワーの向上など、パワーユニットに大きな変更が加えられる。また、F1は完全に持続可能な燃料を使用することになり、この仕様はメーカーの興味を引き、6社が2026年シーズンにサインした。

    2014年にターボハイブリッドの時代が始まって以来、ファンやドライバーからは、以前と比べてエンジンから発生する音が少ないという声がしばしば聞かれる。

    しかし、ドメニカリは、今後のF1エンジンはノイズレスにはならないと語る。

    「ノー、はっきり言えるがノーだ」とドメニカリはラジオ局『3AW』に語った。

    「違う音が必要なんだ。私の耳にとってそれは音楽だ。確かに12気筒のときは、周波数が違って、とてもうるさかった。10気筒、8気筒、6気筒…再び下がることはない」

    「状況が違うだけだ。もちろんハイブリッドである必要がある。将来的にはハイブリッドになるだろう」

    「でも、新しいレギュレーションではエンジンの音自体を確実に大きくするつもりだ。なぜなら、それは我々の感情の一部だからだ」

    「それは本当に我々のファンが聞きたいことであり、それを約束することは我々の義務だ」

    ドメニカリは、2026年に電気出力が約3倍に増加するにもかかわらず、F1が将来的に完全に電動化することは考えていないと述べた。

    「私はそうは思わない。F1は電気自動車ではない。ご存じのように、そのような方向に進んでいるシリーズは存在する。電動化は、その方向に進まなければならないモビリティの選択なんだ」

    「しかし、モビリティの世界とモビリティの状況は異なる方向をたどるだろう。我々は、ハイブリッドエンジンを搭載した持続可能な燃料を将来的に使用するという方向性を打ち出した」

    「そこが我々が今後何年も住み続けると信じている場所だ」

  • F1、2023年のパワーユニットの使用制限を緩和…エンジンは4基に増加

    F1、2023年のパワーユニットの使用制限を緩和…エンジンは4基に増加

    F1とFIA(国際自動車連盟)は、2023年の残りのシーズンで、各ドライバーが使用できるパワーユニットエレメントの数を増やすことに合意した。

    F1史上最多の23レースが開催される2023年シーズンの3レース終了後に行われたこの変更は、ドライバーが被るグリッドペナルティの数は減少するはずだ。

    通常、ドライバーはシーズン中、3基の内燃機関、3基のターボ、MGU-H、MGU-Kを搭載することができる。

    これらのコンポーネントの最大数は通年で4基に変更されるが、コントロールエレクトロニクスとエネルギーストアの数は2基までと変更はない。

    F1の技術・競技規則に関連し、F1委員会が合意し、火曜日にFIA世界モータースポーツ評議会によって承認された追加の決定事項は以下の通り。

    グランプリのグリッド手続きに割り当てられる時間が40分から50分に延長される。一部のレースでは、この追加時間はドライバーのファンへのプレゼンテーションに使用される。

    3月にスポーティングディレクティブとして導入された、ピットストップペナルティ中の「マシン作業」の定義の更新(ジェッダでのフェルナンド・アロンソのペナルティが発端)は、競技規則に含まれることになった。

    さらに、財務諮問委員会(FAC)内の専門ワーキンググループは、特定の持続可能性への取り組みとその費用について、F1のコストキャップから除外することを導入するための提案を作成した。

    この除外項目には、持続可能なインフラの設置に関連する費用、競技者のカーボンフットプリントの監査と監視、および環境持続可能プロジェクトやカーボンオフセットプログラムを推進する慈善団体への寄付などが含まれる。

  • F1 | エンジンメーカーに対して新規参入メーカーへの技術共有を義務化

    F1 | エンジンメーカーに対して新規参入メーカーへの技術共有を義務化

    F1のスポーティングマネージャーを務めるロス・ブラウンは、2021年以降、F1エンジンメーカーは、必要に応じて、新規参入メーカーに特定の技術を要求する必要があることを明らかにした。

    F1の将来のレギュレーションプラットフォームは、ゆっくりではあるが、着実に形を整えており、F1の上層部とチームとの話し合いは並行して進展している。

    2021年のF1レギュレーションでは、パワーユニットと空力のルール変更が最前線にある。そして、パワーユニット規約の変更については当初の計画通りには進んでいない。

    当初、F1は独立系のエンジンメーカーがF1に参入することを奨励するために、シンプル、安価であり、複雑で高い技術とコストのかかるMGU-Hの廃止したパワーユニットフォーマットを導入することを提案していた。

    しかし、既存のF1エンジンメーカーは、2021年まで現行のパワーユニットの開発を続けながら、新しいテクノロジーに莫大な投資をすることに反対。F1はその要求を飲み、燃料規制や最大回転数など現行エンジンにわずかな変更を加えるだけに留めることになった。それはアストンマーティンやコスワース、ポルシェといったF1参入を思いとどまらせることになった。

    だが、長く複雑な議論の背景で、ロス・ブラウンは新規参入に興味をもつメーカーのために、既存のエンジンメーカーと興味い妥協案を達成した。

    「つり上げ橋は引き上げられ、既存サプライヤーは他の誰かが入ってくることを望まなかった」とロス・ブラウンは Formula1.com にコメント。

    「我々は妥協を見い出した。新規エントラントが既存のエントラントたちからサポートを受けられるレギュレーションが定められた。要求された場合に、コンポーネントやテクノロジーの情報を共有しなければならないというものだ」

    「我々が提案してきたような急進的な変更ではないが、それでも正しい方向への良い一歩であり、ドライバーのエンジン管理に関してもいくつか良い変更が予定されている。競技の方向性は長い道のりを進んでいると思う」

    「既存のマニュファクチャラーからは彼ら後ろで扉を閉ざしてはならないという認識があった。他のマニュファクチャラーもしくはサプライヤーから真剣な関心があった場合、そのマニュファクチャラーがF1に参入するのを手助けする方法を見つけるために彼らは協力しなければならない」

    2021年の空力レギュレーション変更についてもF1はまだ全体像を示していない。新しいルールブックはオーバーテイクを促進し、新規のファンを獲得するためにマシンの外見をより良いものにすることを目指している。

    だが、ロス・ブラウンは、大規模チームが2021年のためにリソースを投入してスタートダッシュを試みることを防ぐため、レギュレーションの全容を明らかにするのは2021年シーズンの1年前まで控えるつもりだと語る。

    「FIAと我々は、各チームがマシンの構想っで取り掛かるタスクを考慮してフレームワークを作成した。それはチームが設計を始めるには不十分であるようにあえて遅らせている」とロス・ブラウンはコメント。

    「リソースの豊富なチームがそうでない者を出し抜くような状況は望ましくない。しかし、そのバランスをとるのは難しい。情報を出すのが遅ければ遅いほど、リソースを持ったチームが有利になるというものもっともな議論と言えるがね」

    「チームにはマシンのデザインに取り掛かるためにおよそ1年の期間が与えられる。それくらいのタイムスケールが妥当というのが私の考えだ。2020年の設計が終わったところで、2021年に焦点を合わせるぐらいがちょうどいいだろう」

    また、ロウ・ブラウンは、長期的に議論されているF1の予算制限についての最新情報も提供。まだ2021年にコスト削減とより公平な収益分配の導入を予定していると語る。

    「我々はチームとかなり建設的な話し合いをしている。以前のイニシアチブとは異なり、この予算制限はスポーツのレギュレーションに組み込まれる予定だ」とロス・ブラウンはコメント。

    「チーム間の公平な収益分配は特にビッグチームによるコスト削減によって相殺されるため、収益は改善されるだろう」

    「予算キャップの提案に従ってF1で良い状態にならないチームを見ないことはないだろう」

  • FIA 「新規メーカー参入のためにF1エンジン規約を変えるわけではない」

    FIA 「新規メーカー参入のためにF1エンジン規約を変えるわけではない」

    FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、2021年に新たなエンジン供給元を誘致するよりも、既存の4メーカーを維持することの方が優先度は高いと語る。

    F1は、2021年にレギュレーションの次のサイクルを迎える予定となっているが、“安価・シンプル・大音量”のエンジンを導入するという当初の提案は希薄化してきている。

    2014年にF1は1.6リッター V6ターボ“パワーユニット”を導入。2015年にはメルセデス、フェラーリ、ルノーに加え、ホンダがF1に復帰し、エンジン供給元は4社となった。

    いくつかのメーカーが2021年のエンジンレギュレーション変更のタイミングでの参戦を検討しており、議論にも加わっていたが、現時点で参入の意向を示すメーカーは現れていない。

    ジャン・トッドは、F1のプライオリティは、既存メーカーが次のレギュレーションサイクルでも参戦することを確実にすることだと語る。

    「私個人としては、F1の特殊なレギュレーションでは、4メーカー以上を抱えることに関しては常に悲観的だった」とジャン・トッドはコメント。

    「個人的に10チームのために4つの異なるパワートレインがあることは素晴らしい業績だと思う。1チームあたり2.5のエンジンサプライヤーがいるということだからね。それらの4社を確実に維持することが私のプライオリティだ」

    ジャン・トッドは、潜在的な新規参入メーカーを誘致するために現在のエンジンレギュレーションを大幅に再構築しようとしているというのは間違ったメッセージだと語る。

    「私はずっと『OK、我々は新しいメーカーを引きつけたいので、全てを変えよう』というのは4メーカーに対して非常にアンフェアだと言ってきた。彼らはどう思う? 彼らは数年間いろいろと投資してきたのに、1~2社が入ってくるかもしれないからといってレギュレーションを完全に変えるか?」

    「エンジンレギュレーションが革命ではなかったのはそれも理由のひとつだ。今後、我々が4メーカーを確保することができれば、それは素晴らしい業績だ」

    「いくつか関心を示してきたメーカーもあったが、2021年の状況では参入しないと言ってきた。だが、我々にとって重要なのはレギュレーションがどうなるかを正確に把握することだ。将来、強い関心が得られるかもしれないからね」

  • ホンダF1、信頼性問題でエンジンアップグレードを断念との報道

    ホンダF1、信頼性問題でエンジンアップグレードを断念との報道

    ホンダは、F1エンジンの大幅なアップグレードを信頼性が改善されずに断念したと Sky Sport のマーティン・ブランドルが伝えている。

    ホンダのF1パワーユニットの信頼性問題とパワー不足により、マクラーレン・ホンダは今シーズン唯一ポイントを獲得していないチームとなっている。

    フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、それぞれエンジン問題によってスタートできないグランプリを経験。

    フェルナンドはまだ1レースしか完走しておらず、ストフェル・バンドーンはすでにパワーユニットの使用数制限を超えてグリッドペナルティを科せられている。

    ホンダは、シーズン中盤頃にエンジンにアップグレードを入れることを期待しており、来月のF1カナダGPで導入される可能性があると報じられていたが、マーチン・ブランドルはそれはもう実現しないと主張する。

    「昨日、ホンダの大幅なアップグレードはうまくいっておらず、キャンセルになったと聞いた」とマーティン・ブランドルは、F1モナコGPのフリー走行1回目の後に述べた。