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  • ピエール・ガスリー、A526で初の本格ドライ「これまでのF1とは多くが違う」

    ピエール・ガスリー、A526で初の本格ドライ「これまでのF1とは多くが違う」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、バルセロナで行われている非公開テスト3日目となる水曜日、2026年F1レギュレーション下で誕生した新車A526を、初めて完全なドライコンディションで走らせた。

    午前中はフランコ・コラピントが58周を走行し、午後はガスリーが67周を追加。低温ながらも、路面は乾いた状態だった。

    「今日の午後が、このマシンでドライコンディションを走るのは初めてだった。だからペースをつかみ、良いテストをこなし、より深く理解できたのは良かった。良いスタートだし、また1日クルマに乗れるのが楽しみだ」とガスリーは語った。

    2026年F1レギュレーションという大改革に加え、アルピーヌは今季からメルセデス製パワーユニットを搭載している。ガスリーにとっては、あらゆる面で基準となるものが少ない状況だという。

    「正直に言って、キャリアを通じてF1で経験してきたものとは、多くの点が違う」とガスリーは述べた。

    「手順やリセットの方法など、他の何かと本当に比較できるものではない部分が多い。これまでに乗ってきたどのクルマも、公平な比較対象にはならない。明らかに、完全に理解し、使いこなすまでには時間がかかるマシンだ。我々全員が適応していく必要がある。でも、これは非常に魅力的な挑戦だ」

    さらにガスリーは、走行距離の重要性を強調した。

    「できるだけ多くの周回を重ねるのが好きだ。今回は60周以上を走れたし、次は100周を走れたらと思っている。走れば走るほど、エンジンについても、クルマについても、セッティングについても学べる。それが最大の目標だ」

    アルピーヌF1チーム

    アルピーヌは、バルセロナでの3日目の走行を木曜日に行うか、金曜日に行うかをまだ決めていない。

    テクニカルディレクターのダビド・サンチェスは、今回のシェイクダウンの特性について次のように説明した。

    「このシェイクダウンの特徴は、3日間の走行日を自由に選べる点にある。それは天候条件など、いくつかの要因に左右される。今日は計画通りに進み、生産的な1日だった」

    「今後も天気予報を注意深く見ながら、明日の朝に次の走行日を決める。我々はこの2026年プロジェクトの作業と開発を続けることを、とても楽しみにしている」

  • アルピーヌF1、クリスチャン・ホーナー含む投資家グループが株式取得に関心

    アルピーヌF1、クリスチャン・ホーナー含む投資家グループが株式取得に関心

    アルピーヌF1チームは、チームの株式取得に関心を示す投資家グループの存在を公式に認めた。その中には、元レッドブルのチーム代表として知られるクリスチャン・ホーナーも含まれているという。

    この件は、チームの“アドバイザー”を務めるフラビオ・ブリアトーレが金曜日、2026年シーズン用リバリー公開の場で言及した発言を受けたものだ。アルピーヌF1は声明の中で、現在のF1を取り巻く環境について次のように説明している。

    「F1の継続的かつ急速な成長により、チームの評価額は上昇を続けており、その結果として、複数の関心ある当事者がこのスポーツへの参入を検討しているのは驚くことではない」とアルピーヌF1チームは声明で述べた。

    「特に、オトロ・キャピタルが探索的な協議を行っていると公表したこともあり、チームには定期的に潜在的な投資家からの打診が寄せられている」

    そのうえでアルピーヌF1は、「関心を示した当事者のひとつが、クリスチャン・ホーナーを含む投資家グループである」と明言した。ただし、これらの打診や協議は、ブリアトーレ本人やチームと直接行われているものではなく、既存株主であるオトロ・キャピタル(24%)およびルノー・グループ(76%)との間で行われていると説明している。

    現時点でのチームの最優先事項について、アルピーヌF1は「2026年に向けてトラック上での競争力を高めることが最優先であり、新たなレギュレーション時代は、パフォーマンスの持続的な回復を示すためのユニークな機会を提供する」と強調した。

    クリスチャン・ホーナー アルピーヌ F1

    オトロ・キャピタルは、レッドバード・キャピタル・パートナーズおよびマキシマム・エフォート・インベストメンツとともに「インベスター・グループ」を構成し、2023年半ばにアルピーヌF1チームの株式24%を取得。この取引は2億ユーロ(約3億6,600万円)で成立し、チームの評価額は約9億ドル(約1,395億円)とされた。

    成績面では、アルピーヌF1チームは2023年と2024年にコンストラクターズランキング6位でシーズンを終えたが、2025年は苦戦を強いられ、22ポイント獲得にとどまり10位に沈んだ。

    一方で、昨年フォーブスが発表した評価では、エンストンを拠点とするアルピーヌF1チームの価値は24億5000万ドル(約3,797億5,000万円)と算定され、グリッド上で7番目に価値の高いチームとされた。トップはフェラーリの65億ドル(約1兆75億円)で、これにメルセデスが60億ドル(約9,300億円)で続いている。

  • アルピーヌF1、A526は可動式リアウイングの操作機構で革新を示すのか?

    アルピーヌF1、A526は可動式リアウイングの操作機構で革新を示すのか?

    アウピーヌF1チームは、コンストラクターズ選手権最下位からの巻き返しを明確な目標に掲げ、新レギュレーションを好奇心と独創性で活用しようとしている。バルセロナで実験が進められているいくつかのソリューションを見ていく。

    アルピーヌは、自らの歴史に転機をもたらす必要がある。フラビオ・ブリアトーレはメルセデス製パワーユニットの搭載を強く求め、ミルトンキーンズの技術陣はもはや言い訳の余地なく、明確なレベルアップを果たさなければならない状況に置かれた。

    デイビッド・サンチェスが手がけたA526は、極めて困難だった2025年シーズンをコンストラクターズ最下位で終えた後、ワークスチームとして本来あるべき位置へフランスのブランドを押し戻すという野心を抱いている。

    このマシンは主流となっているラインを追従せず、独自のソリューションを選択した。議論を呼ぶことが予想されるのは、フロントサスペンションがプルロッド方式である点だ。この道を選んだのはデビューを迎えたキャデラックのみであり、マクラーレン、レッドブル、フェラーリといったトップチームが放棄した方向性でもある。

    だが、このブルーのマシンは分析に値する興味深い要素をいくつも備えている。サンチェス率いる空力担当者たちは、可動式リアウイングを作動させるための、巧妙かつ他とは異なるシステムも試している。

    そのアクチュエーターは、2枚の可動フラップの前縁を持ち上げるのではなく、後縁を下げる構造となっており、競合他チームとは逆の動きを採用している。

    アルピーヌF1チーム

    リアセクションでは、サイドエンドプレートの上部がわずかに外側へ湾曲している点も注目される。これは、非常に小さなレギュレーションボックス内で設計しなければならないリアウイングという要素に、より多くの流量を供給する狙いがある。技術陣は、フロントとの適切なバランスを見つけることがいかに難しいかをすでに理解している。

    ラジエーター開口部は、サイドのアンチイントルージョンコーンよりもかなり前方に配置されている。このコーンはサイドポッドからわずかに突き出し、外板とは切り離されたフェアリング形状で覆われている。テスト3日目にはすでに最初の変更が確認されており、今後もさらなる開発が見られるだろう。

    A526は、サイドポッド上部をえぐり込んだ形状を維持している一方、バルセロナテスト3日目には、ブラックリー製パワーユニットから発生する熱気を逃がすため、エンジンカウルが開放された。

    フロントホイール後方に配置されたバージボードには、テスト初日には存在しなかった2本目の支持ロッドが追加された。一方で、フロントウイング下部のフローディフレクターは維持されており、これはレギュレーションによってかつて禁止されていたが、時間的にそれほど遠くない過去のコンセプトを想起させるものとなっている。

  • フランコ・コラピント、アルピーヌF1で初日3番手「とても満足している」

    フランコ・コラピント、アルピーヌF1で初日3番手「とても満足している」

    フランコ・コラピントは、非公開で行われている2026年F1プレシーズン・シェイクダウン初日となったバルセロナで、アルピーヌA526の初走行を担当した。初日の走行では総合3番手タイムを記録し、チームにとって上々のスタートとなった。

    コラピントは午前のセッションで1分21秒348を記録して3番手につけ、午後には1分20秒189までタイムを更新。走行した9人のドライバーの中で、アイザック・ハジャー(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に次ぐ位置を維持した。

    午前中にはマシントラブルにより約1時間半ガレージで足止めされる場面もあったが、それでもこの日は合計60周を走破。完全な新車で臨む初日としては十分な周回数を重ねることができた。

    「新しいレギュレーションのもとで、新しいマシンとともに初めてのシーズンを迎えられて、とても満足している。クルマは本当に大きく変わっていて、それはいつもワクワクすることだ。チームはこのテストに向けて素晴らしい仕事をしてくれた」とコラピントはF1 TVの公式コメントで語った。

    「全チームにとって非常にタイトな準備だったと思うが、エンストンのスタッフは本当に大きな努力をしてくれた。皆にとても感謝しているし、この新しいマシンで仕事を始められたことをうれしく思っている」

    コラピントは2026年がF1での3年目となるが、フルのプレシーズンを経験できるのは今回が初めてとなる。2024年8月のモンツァでウィリアムズからデビューし、その後2025年5月にアルピーヌのレギュラードライバーとして起用された経緯もあり、この走行時間を特に重視している。

    「これまでの年に比べると全然違うし、正直これこそが以前のシーズンで必要だったものだ。この走行距離、この経験、そしてシーズン序盤での学びは本当に大きな意味がある」

    「チームと一緒にできるだけ多くのことを吸収して、最大限に活用したい。すべてが新しいから、全員にとって多くの作業と努力が必要になる。それを今まさにやっているところだ。これから先、ワクワクする日々が続くと思う」

    さらに今後を見据え、「次の数日でさらに走行距離を伸ばし、クルマをもっと理解して、最終的にはバーレーンに向けた準備を整えたい」と続けた。

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム

    アルピーヌA526については、先週シルバーストンでピエール・ガスリーがシェイクダウンを行っていたが、コラピントにとっては今回が新レギュレーション下のシャシーとパワーユニットを本格的に体験する初日となった。

    「本当に全く違うクルマだ。最終的にはレーシングカーで、グリップの限界の中で速く走らせるという点は同じだが、テクニックの部分は少し変わる」

    新世代マシンの特徴についても、コラピントは次のように説明している。

    「エネルギーマネジメント、タイヤはより細く小さくなっているし、適応しなければならない点がたくさんある。新しいマシンを作ると、哲学も以前とは少し変わるし、セットアップの進め方も変わってくる。学ぶこと、理解すべきことは本当に多い」

    最後に今週の目標について、コラピントはこう締めくくった。

    「チームとしてしっかり仕事ができれば、メルボルンでは良い結果につながるはずだ。焦点はそこにある。自分たちに集中して、この4日間の走行を最大限に生かしたい」

  • アルピーヌF1、A526でフロントウイング下面のフローディフレクターが復活

    アルピーヌF1、A526でフロントウイング下面のフローディフレクターが復活

    アルピーヌは、バルセロナで行われたテスト初日、かつてグラウンドエフェクト時代に規則で禁止されていた空力ソリューションを再び持ち込んだ。

    A526のノーズ下、フロントウイングの下面には、ダウンフォースを高め、気流を制御するためのフローディフレクターが確認されている。一方、メルセデスは、空気の流れを可視化するためのカラーフィレットを用いて検証を行っていた。

    メルセデス製パワーユニットを搭載するアルピーヌについて、フラビオ・ブリアトーレは、少なくとも昨年コンストラクターズランキング最下位に終わった状況から脱し、競争力のあるチームに引き上げる必要があると考えている。

    A526は、バルセロナで行われた合同テスト初日に、フランコ・コラピントのドライブで走行を開始した。その際、元フェラーリのエンジニアであるダビッド・サンチェスが手がけたマシンには、近年では見られなかったフロントウイングの解決策が採用されていた。メインプロファイルの下面には、2019年以前には一般的だった左右1枚ずつの縦型パネルが再び現れている。

    F1の世界では「何も完全には捨て去られない」という考え方がある。アイデアは、レギュレーション変更を機に再利用されることがある。ベンチュリダクトを用いたマシンの時代には、この縦型パネルは禁じられていたが、より機敏なマシンを前提とする現行規則では、その制約が緩んだと見られている。

    これは、各チームがアウトウォッシュ効果を何らかの形で復活させようとしている兆候の一つでもある。フロントタイヤ外側へと気流を導き、乱流を整理することで、パフォーマンス向上を狙う狙いだ。

    キャデラックやレーシングブルズなど、他のマシンでは、サイドパネル外側の成形部分であるフットプレートにフローディフレクターを設ける例も見られている。

    国際自動車連盟(FIA)の当初の意図は、フロントタイヤ内側へ気流を通すインウォッシュ効果を技術者に選択させ、後続車が極端にフロントダウンフォースを失わないよう、過度に乱れた後流を抑えることにあった。これにより、オーバーテイクの機会を確保する狙いがあった。

    しかしアルピーヌは、サイドパネル内側の面に小さな段差状の形状まで作り込み、フロントウイングの中でも特に感度の高い領域に手を入れることで、性能向上を図っている。

    アルピーヌF1チーム

    一方メルセデスは、可動フラップ2枚の周辺での気流挙動を確認するため、黄色いフィレット(糸)を取り付けた。これにより、フラップを開閉した際に空気の流れがどのように変化するかを、ブラックリーの空力担当者が視覚的に把握できるようにしている。

    W17は午前中だけで、アンドレア・キミ・アントネッリのドライブにより56周を走行した(午後はジョージ・ラッセルに交代)。空力およびパワーユニットに関する膨大なデータが収集され、関係者の話では、ボローニャ出身のルーキーはチームの期待を上回る走りを見せていたという。

  • クリスチャン・ホーナー、アルピーヌF1の持分取得を協議 ブリアトーレ認める

    クリスチャン・ホーナー、アルピーヌF1の持分取得を協議 ブリアトーレ認める

    クリスチャン・ホーナーがアルピーヌF1チームへの出資を巡り協議を進めている。アルピーヌの実質的なトップを務めるフラビオ・ブリアトーレが、2026年F1マシンのリバリー発表の場でその可能性を否定しなかった。

    昨年シーズン途中にレッドブル・レーシングを離脱して以降、ホーナーのF1復帰ルートは複数取り沙汰されてきた。アストンマーティンF1加入説は紆余曲折の末に実現せず、その後、短期的な復帰先として最も有力視されているのがアルピーヌF1だ。

    アルピーヌF1は2023年、オトロ・キャピタルを中心とする投資家グループにチームの24%の株式を売却している。この投資グループには俳優のライアン・レイノルズやマイケル・B・ジョーダン、NFLカンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ、トラビス・ケルシーらが名を連ねている。この24%の持分は、チーム成績の低迷にもかかわらず評価額を大きく伸ばしており、将来的にF1プロジェクトへ関わる際には単なるチーム代表職ではなく株式保有を望むホーナーにとって、理にかなった対象と見られてきた。

    最近では、ホーナーがこの24%の持分を巡って投資家側と協議を進めているとの噂が広がっていた。ブリアトーレはこの件について問われると、次のように語っている。

    「今は非常に混乱している。6つか7つか分からないが、毎日のように新しいグループの話が出てくる。毎日、オトロについて電話がかかってくる。私は気にしていない」

    「仮にオトロがアルピーヌの持分を売りたいとしても、誰かがその24%を買えば、残りの75%は我々のものだし、その時点で話し合うことになる。だが現時点では、これが状況のすべてだ」

    「私はクリスチャンを長年知っているし、普段から話もしている。ただ、それは今回の件とは関係がない」

    「まずオトロの持分を買う必要があり、その後でルノーが買い手を承認し、そこから何が起こるかを見ることになる」

    「彼はオトロと交渉しているのであって、我々と交渉しているわけではない」

    アルピーヌF1チーム

    ブリアトーレはホーナーと私的に親しい関係にあることで知られている。昨年8月には、ホーナーは「現時点ではアルピーヌの構想に含まれていない」と語っていたが、それは将来的な協力の可能性を否定するものではなかった。

    ホーナーがアルピーヌF1にとって有益な存在かと問われると、ブリアトーレはこう答えている。

    「どんな人でも、どのポジションに置くか次第でチームにとって良いアセットになり得る。問題はない」

    アルピーヌF1では、スティーブ・ニールセンが日常業務を担うマネージングディレクターとして起用されている一方で、ブリアトーレ自身が事実上のチーム代表としてチームを統括している。ホーナーの動向次第では、アルピーヌF1の権力構造や将来像に少なからぬ影響を及ぼす可能性がある。

  • アルピーヌF1、メルセデスPUで2026年へ「電動化時代のパッケージを最大化」

    アルピーヌF1、メルセデスPUで2026年へ「電動化時代のパッケージを最大化」

    アルピーヌF1は2026年F1レギュレーション導入を前に、メルセデス製パワーユニットへの移行とともに、新時代への準備を本格化させている。

    電動出力の大幅拡大、100%持続可能燃料の採用、そして新たな運用概念が導入される中で、チームは「電動化時代のパッケージを最大化する」ことを開発の中心テーマに据えた。

    バルセロナで行われた2026年シーズンローンチイベントでは、エグゼクティブ・テクニカル・ディレクターのデビッド・サンチェスが、新世代パワーユニットを巡るメルセデスとの協業体制や、電動化がもたらす技術的課題と可能性について詳細を説明した。A526はシャシーからパワーユニットまで一新された完全な新車であり、アルピーヌF1はこの新たな技術パッケージを理解し、引き出すことに全力を注いでいる。

    メルセデスPUとの協業が本格始動
    2026年シーズンからアルピーヌF1は、メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズと提携し、新世代パワーユニットを導入する。サンチェスは、この協業について次のように語っている。

    「もちろん、パワーユニットにはより多くの電動パワーが加わる。我々は2026年に向けてメルセデスAMGとパートナーを組んだ」

    「ここ数か月、そしてここ数週間、ブリックスワースの新しい同僚たちと密接に仕事ができているのは本当に素晴らしいことだ。我々全員が、このパッケージをどうすれば最大限に活かせるのかを理解しようとしている」

    MGU-H廃止と電動出力の拡大により、2026年F1のパワーユニットは従来とはまったく異なる思想で設計されている。アルピーヌF1にとって、メルセデスPUとの協業そのものが新たな開発フェーズとなっている。

    電動化拡大と新たな運用概念
    は、電動化が単なる出力配分の変化にとどまらない点を強調した。

    「パワーユニットのチャレンジや100%持続可能燃料に加えて、今年は新しい用語にも慣れていかなければならない。オーバーテイクモード、ブーストモード、リチャージといった言葉が、我々の日常的な語彙に加わることになる」

    これらの新概念は、ドライバーの走らせ方だけでなく、レース戦略やエネルギーマネジメント全体に影響を与える。アルピーヌF1は、電動化されたPUを単体で評価するのではなく、シャシー、空力、運用を含めた「総合パッケージ」として最適化する方針を取っている。

    A526プロジェクトの全体像
    A526は前後すべてが新設計となった完全な新車だ。車体サイズは全長が200mm短縮され、全幅は100mm縮小、重量は合計で約30kg軽量化されている。

    サンチェスはプロジェクト全体について、次のように振り返った。

    「この1年は、F1という観点で見ても本当に特別なものだった。これほど大きなレギュレーション変更の中で、このプロジェクトは非常に興味深いチャレンジだったし、我々は本当に全力を注いできた」

    「最終的に、このマシンはここ数年と比べて短く、そして細くなっている。その中で、空力面ではいくつかの自由度があり、そこを探求することができた」

    アルピーヌF1チーム

    アクティブエアロ復活とレースへの影響
    2026年レギュレーションの象徴的な要素の一つが、アクティブエアロの復活だ。

    「アクティブエアロが戻ってくる。フロントウイングとリアウイングの両方が可動式になる。これは、グリッド上の大多数のドライバーにとって、これまで経験したことのないものだ」

    「ダウンフォースとドラッグが減ることで、より良いレースにつながることが期待されている。ファンの皆さんにとっても、とても興味深いものになるはずだ」

    空力特性の変化と電動化PUの組み合わせは、2026年F1のレース展開そのものを大きく変える可能性がある。

    段階的に進む2026年シーズン
    アルピーヌF1はシルバーストンでのシェイクダウンを終え、バルセロナでの公式走行、さらにバーレーンでのテストを経て、3月8日のオーストラリアGP開幕戦を迎える。

    サンチェスは、2026年を「理解と開発のシーズン」と位置付けている。

    「エンストンにいる我々全員が、バルセロナで走り出すのを楽しみにしている。A526については、まだ多くを学び、理解しなければならない」

    メルセデスPUへの移行は、アルピーヌF1にとって単なる供給元変更ではない。電動化が支配する2026年F1において、その技術パッケージをどこまで引き出せるかが、チームの将来を左右することになる。

  • アルピーヌF1、2026年F1マシン「A526」を発表 メルセデスPU移行で新章

    アルピーヌF1、2026年F1マシン「A526」を発表 メルセデスPU移行で新章

    アルピーヌは、来週に控えるシェイクダウンを前に、バルセロナで開催されたローンチイベントで2026年F1マシン「A526」のベールを脱いだ。

    シルバーストンでのフィルミングデーとして初走行を行ってから2日後、エンストンを拠点とする同チームは、新シーズンに向けた新車とそのカラーリングをファンに披露した。

    近年と同様、アルピーヌは特徴的なブルーとピンクのカラースキームを継続しており、大幅なテクニカルレギュレーション変更が導入されるシーズンでの戦いに備えている。

    ドライバーラインアップはピエール・ガスリーとフランコ・コラピントが継続し、マネジングディレクターには9月に加入したスティーブ・ニールセン、エグゼクティブアドバイザーにはフラビオ・ブリアトーレが名を連ねている。

    チームは、2025年シーズンにコンストラクターズランキング最下位の22ポイントに終わり、最も近いライバルであるキック・ザウバーに48ポイント差をつけられた厳しい状況からの大きな前進を目指す。

    新レギュレーションへの対応と、パワーユニットをルノーからメルセデスへ切り替えるという大きな変化に備えるため、アルピーヌは早い段階で2026年マシンの開発に注力する判断を下した。その結果、開幕戦を前にガスリーとコラピントには多くの適応が求められることになった。

    アルピーヌF1チーム

    「今日という日は、BWTアルピーヌF1チームにとって新たな章の始まりだ」とブリアトーレはローンチについて語った。

    「MSCクルーズとのパートナーシップのもと、バルセロナでシーズンをスタートできることを大変うれしく思っている。新しいテクニカルレギュレーションは白紙の状態からのスタートを意味し、過去よりも競争力を高める絶好の機会を与えてくれる。特に我々にとっては、F1の歴史でも特別なシーズンになるだろう」

    「エンストンのファクトリーでは、A526の設計と製作に向けて、非常に慌ただしい数か月を過ごしてきた。今季から新しいパワーユニットとギアボックスを供給するメルセデスAMGとのパートナーシップにも、我々は大きな期待を寄せている」

    「タイトルパートナーのBWT、ホストを務めてくれたMSCクルーズ、プレミアムパートナーのエニをはじめ、多くのパートナーにこの場で参加してもらえたことは本当に素晴らしい。昨年のコース上での苦戦にもかかわらず、変わらぬ、そして新たな支援を続けてくれるすべてのパートナーに感謝したい」

  • アルピーヌF1チーム、eToroとトレーディングおよび投資パートナー契約

    アルピーヌF1チーム、eToroとトレーディングおよび投資パートナー契約

    BWTアルピーヌF1チームは、2026年シーズンに向けて、グローバル投資プラットフォームのeToroとパートナーシップ契約を締結したと発表した。eToroはチームの独占トレーディングおよび投資パートナーとなる。

    F1と個人投資の双方が世界的な成長を続ける中、本提携はイノベーションとコミュニティへの注力という共通の価値観で結ばれた2つのブランドを結びつけるものだ。

    eToroは世界75か国で4,000万人以上の登録ユーザーに、取引、投資、学習、共有の機会を提供している。一方、BWTアルピーヌF1チームは、準備、精度、そして絶え間ない改善が成功を左右する2026年F1新レギュレーション時代の最高峰で戦っている。

    イノベーションとコミュニティという共通の価値観に基づき、このパートナーシップはシーズンを通して、コンテンツや体験を通じて世界中のファンとのエンゲージメント強化に注力していく。

    「我々は2026年シーズンを前に、BWTアルピーヌF1チームとパートナーシップを結べることを誇りに思う」と、eToro共同創業者兼CEOのヨニ・アシアは語った。

    「フォーミュラワンはイノベーションと、絶え間ない改善へのコミットメントによって動かされている。これは、進化し続ける投資目標を達成するための金融ツールと教育をユーザーに提供するというeToroの使命と強く一致している。我々は共に、世界中のファンに向けて刺激的なコンテンツと体験を創出していくことを楽しみにしている」

    BWTアルピーヌF1チームのグローバル・マーケティング・ディレクターであるガイ・マーティンも、次のように述べた。

    「eToroを独占トレーディングおよび投資パートナーとして迎え入れられることを嬉しく思う。我々のパートナーシップは、パフォーマンス、イノベーション、そしてコース内外で既成概念に挑戦するという共通の野心によって突き動かされる2つのブランドを結びつけるものだ。eToroのような志を同じくするパートナーと共に、革新的なキャンペーンを通じて、これまで以上にファンをスポーツの中心へと近づけていきたい」

  • アルピーヌF1、2026年メルセデスPU移行に自信「大きな障害はない」

    アルピーヌF1、2026年メルセデスPU移行に自信「大きな障害はない」

    アルピーヌF1は、2026年F1シーズンに向けて大きな転換期を迎えている。長年続いた自社製パワーユニット体制を終え、メルセデス製パワーユニットを使用するカスタマーチームへと移行する決断を下した。

    エンストンを拠点とする同チームのレーシングディレクターであるデイブ・グリーンウッドは、この変化に伴う潜在的な障害について「大きな問題にはならない」との見解を示している。

    今回の方針転換は、エグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレが主導し、ルノー製パワーユニットによるOEM体制を放棄する決断に至った。

    2015年にロータス名義でメルセデスエンジンを使用していた時期を除けば、エンストン製マシンは1995年以降一貫してルノー(リバッジ仕様を含む)のパワーユニットを搭載してきた。しかし2025年シーズンは厳しい結果に終わり、コンストラクターズランキング最下位に沈み、獲得した22ポイントはすべてピエール・ガスリーによるものだった。この不振をもって、長年の関係は苦い形で幕を閉じた。

    グリーンウッドは、メルセデス製パワーユニットへの長期的な切り替えによって、チーム予算が約1億ドル削減される見通しであることを明かしている。これにより、他の分野へより多くのリソースを投入できるようになるという。

    また、ドイツの名門であるメルセデスのパワーユニットに対する高い期待が、アルピーヌF1の巻き返しへの希望を後押ししている。

    アルピーヌF1チーム メルセデス

    「最終的には、違いはエンジンの実際のアーキテクチャが変わることにあると思う」とグリーンウッドは語った。

    「人と一緒に仕事をするという点では、我々にとってはごく普通のことだ。パワーユニットの担当者という意味でも、どの会社であっても目指すことは同じで、関わっている内容も似ている。

    顔ぶれが少し変わるだけで、それ以外については正直言って、かなりスムーズだと思っている」

    アルピーヌF1は、二つの強力な組織が手を組むこの新たな体制によって、2026年F1シーズンでの再浮上を目指していく構えだ。