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  • アルピーヌF1 モナコGP裁定混乱の再発防止を要求「二度と起きないように」

    アルピーヌF1 モナコGP裁定混乱の再発防止を要求「二度と起きないように」

    アルピーヌF1のマネージングディレクターを務めるスティーブ・ニールセンは、ピエール・ガスリーの2026年F1モナコGPでのペナルティが再適用されたことを受け、F1とFIAに対して同様の混乱を二度と繰り返さないための対応を求めた。

    ガスリーは5月のモナコGPを3位でフィニッシュしたものの、ピットレーンでの速度違反を理由にレース後10秒ペナルティを科され、7位へ降格。

    その後、アルピーヌの再審請求によって一度はペナルティが取り消されたが、レッドブルとマクラーレンによる上訴を受け、再び10秒ペナルティが適用される異例の展開となった。

    アルピーヌは「ガスリーは速度超過していなかった」と主張
    問題の発端となったのは、モナコGPでガスリーに科されたピットレーン速度違反のペナルティだった。

    ガスリーは3位でチェッカーを受けたが、レース後に10秒ペナルティが加算された。このレースではほかのドライバーにも同様のペナルティが科されていたものの、ガスリーだけはレース中に消化していなかったため、アルピーヌには裁定を争う余地が残されていた。

    アルピーヌがFIAに証拠を提出して再審を求めた結果、速度判定に用いられた計測区間が規定された距離より77cm短く、それによって誤った速度が算出されたとして、ガスリーのペナルティはいったん取り消された。

    しかし、レッドブルとマクラーレンがこの判断を上訴。上訴審では両チーム側の主張が認められ、ガスリーへの10秒ペナルティが復活したことで、最終的に3位から7位へと順位を落とすことになった。

    ニールセン「我々は正しいと確信していた」
    上訴審の決定を受け、ニールセンはSky Sportsにアルピーヌの見解を説明した。

    「もちろん失望している。こうした案件に絶対的な確信を持って臨むことはできないが、我々には正当性があると確信していた」

    「FIAの公式タイムキーパーによる裏付けもあり、実際に10号車は速度超過をしていなかったと確信していた。それは今も我々の見解であり、10号車は速度超過していなかったと考えている。しかし、審査パネルは異なる結論に達した。だから我々は失望している」

    アルピーヌにとって重要なのは、単に表彰台を失ったことだけではない。公式の計測システムをめぐる技術的な問題によって一度は裁定が覆り、その後の上訴によって再び元のペナルティへ戻るというプロセスそのものが問題となっている。

    スティーブ・ニールセン(アルピーヌF1チーム)

    100ページ超の裁定文書「非常に単純でありながら、とてつもなく複雑」
    今回の決定については100ページを超える文書が作成された。その内容を簡単に説明するよう求められたニールセンは、F1らしい複雑な案件だったと表現した。

    「とてつもなく単純でありながら、同時に途方もなく複雑な話だ。こんなことができるのはF1くらいだろうね」

    「何が正しくて何が間違っているのかという議論には入りたくないし、タイミングシステムがどのように機能しているのかを説明して、みんなを退屈させるつもりもない」

    ニールセンは、すでに結論が出た裁定をさらに争うことよりも、同じ状況を発生させないための制度整備へ焦点を移すべきだと強調した。

    「二度と起きないように」規則の小変更を要求
    「ただ、このスポーツが今集中すべきなのは、こうしたことが二度と起きないようにすることだと思う。そして実際、それに必要なのはレギュレーションのごく小さな変更だけだ。今はそこに力を注ぐべきだ」

    今回の一件では、ピットレーンの速度計測という通常なら明確な数値で判断される違反をめぐり、当初のペナルティ、アルピーヌの再審請求による取り消し、さらにレッドブルとマクラーレンの上訴による再適用と、結論が二転三転した。

    最終的な裁定によってガスリーのモナコGPでの順位は7位となったが、アルピーヌは裁定への不満だけを訴えるのではなく、その原因となった計測方法と規則の整合性を改善することを要求している。ニールセンは、同様の混乱を防ぐために必要な修正は大規模なものではなく、レギュレーションの「ごく小さな変更」で対応できるとの考えを示した。

  • アルピーヌF1 ザントフォールトで“対アストンマーティン”アップデート投入へ

    アルピーヌF1 ザントフォールトで“対アストンマーティン”アップデート投入へ

    2026年シーズン序盤にコンストラクターズ選手権5位争いの本命とみられていたアルピーヌF1だが、ここ数戦で勢いを失い、レーシングブルズやアウディに後れを取っている。

    さらにハンガリーGPでは、大規模アップグレードを投入したアストンマーティンF1が急速に競争力を高めたことで、新たな脅威が浮上した。アルピーヌは夏休み明け最初のオランダGP(ザントフォールト)で空力アップデートを投入し、巻き返しを狙う。

    シーズン序盤の勢いは失速
    アルピーヌは開幕から7戦で57ポイントを獲得し、2025年にコンストラクターズ最下位に終わった前年から大きく巻き返した。当時はシーズン終了時点でも5位争いの最有力候補と評価されていた。

    しかし、その後はレーシングブルズやアウディが積極的にアップグレードを投入した一方で、アルピーヌはマイアミGP以降に大きな進化を加えられず、相対的に競争力を失っていった。

    現在、コンストラクターズ選手権5位はレーシングブルズが保持しており、アルピーヌは5ポイント差で追う立場となっている。

    その状況を打開するため、アルピーヌはザントフォールトで新たな空力パッケージを投入する予定だ。

    コラピント「マシンが思うように反応しない」
    フランコ・コラピントは、ハンガリーGP後に現在のマシンの課題を率直に認めた。

    「見たくない現実だけど、隠すことはできない」

    「ここ数戦は毎回ほぼ同じだ。予選ではレーシングブルズやアウディの後ろの12番手か13番手あたりになってしまう」

    決勝でも改善は見られないという。

    「レースでは戦えると思うこともあるし、前方に彼らの姿も見える。でも結局は純粋なレースペースの問題で、僕たちはそのレベルには達していない」

    さらにコラピントは、単純な速さだけでなくマシンのフィーリングにも不満を抱えていると明かした。

    「マシンのフィーリングも良くない。思ったように反応してくれないし、自分が必要としている走らせ方ができない」

    「まだ修正しなければならない点がかなりある。空力特性も非常に不安定だ。その問題はチームも把握しているし、ザントフォールトでは改善されることを期待している」

    アルピーヌF1チーム

    アストンマーティンの進化を警戒
    ハンガリーGPでは、80%近く刷新されたBスペック仕様のAMR26を投入したアストンマーティンが大きくパフォーマンスを向上させた。

    エンジン性能への依存度が低く、空力性能やメカニカルグリップが重視されるハンガロリンクでは、その進化が特に際立ち、アルピーヌにとって新たなライバルとなった。

    コラピントは、アストンマーティンの最大の強みはコーナリング性能にあると分析する。

    「彼らはコーナーでは本当に強い。一方でストレートではかなり遅く、1周あたり多くのタイムを失っている」

    「でもコーナーでは、僕たちより明らかにずっと速い」

    そのうえで、アストンマーティンの進歩を自チームの目標として挙げた。

    「彼らは大きく前進できることを証明した。僕たちもザントフォールトで投入するアップデートによって、大きな一歩を踏み出せることを期待している」

    ガスリーもアップデートに期待
    ピエール・ガスリーも現在の競争力不足を認めつつ、ザントフォールトで投入される新パッケージに期待を寄せている。

    「F1ではアップグレードを投入すれば、マシンがより競争力を持つことを期待するものだ。僕はチームが狙っている効果が得られると信じている」

    さらにライバル勢の成長にも危機感を示した。

    「アストンマーティンは今週末に大きく前進したし、さらに追加のアップデートも予定している。レーシングブルズはシーズン序盤から大きく飛躍し、アウディも同様だ。一方で僕たちはほとんど進歩できていない」

    「コンストラクターズ選手権5位を争い続けるためには、このアップデートが極めて重要になる」

  • アルピーヌF1 2031年V8導入案でもルノー製PU復活を否定 CEOが方針明言

    アルピーヌF1 2031年V8導入案でもルノー製PU復活を否定 CEOが方針明言

    アルピーヌF1を擁するルノーは、2031年からF1がV8エンジンへ移行する構想が進むなかでも、自社製パワーユニット(PU)開発を再開する考えはないと明言した。

    FIAは2031年からハイブリッドシステムを簡素化したV8エンジン導入に向けた検討を進めており、一部メーカーのPU供給復帰も取り沙汰されている。しかしルノーは、昨年決定したF1エンジン開発撤退の方針を維持する姿勢を示している。

    ルノーCEOがエンジン復帰を明確に否定
    ルノーのフランソワ・プロボCEOはロイター通信の取材に対し、F1エンジン開発を再開する考えはないと断言した。

    「不確実性によってチームや関係者を混乱させたくない」

    「現時点での方針は明確だ。私はF1用エンジンを開発しない」

    ルノーは2025年にワークスPU開発から撤退を決断。2026年からアルピーヌはメルセデス製PUを搭載するカスタマーチームへ移行している。

    アルピーヌ F1 ルノー V型8気筒

    メルセデスPUが復調のきっかけと評価
    プロボCEOは、自社製PUを手放したことがアルピーヌ復調の重要な要因になったとの認識も示した。

    「私たちはメルセデスのエンジンを使っている。それは優れたエンジンだ」

    「それが今年のチーム復活の明確なきっかけになっている」

    2026年のアルピーヌは、メルセデス製PUへの切り替えによって信頼性やパフォーマンス面で改善を見せており、チームは中団争いで競争力を高めている。

    2031年以降はV8エンジンへの移行案が議論されているものの、少なくとも現時点ではルノーがF1エンジンサプライヤーとして復帰する可能性は低く、アルピーヌはメルセデスとのパートナーシップを軸に戦いを続ける方針だ。

  • アルピーヌF1 セレブ投資家との提携をルノーCEOが総括「成功ではなかった」

    アルピーヌF1 セレブ投資家との提携をルノーCEOが総括「成功ではなかった」

    ルノーのフランソワ・プロヴォCEOは、アルピーヌF1に出資する少数株主グループ「オトロ・キャピタル(Otro Capital)」との提携について、「成功ではなかった」と率直に認めた。オトロは現在保有する株式の売却を模索しているが、ルノーは経営権を維持する方針を改めて強調している。

    2023年に大きな話題となったライアン・レイノルズらハリウッドスターを迎えた投資スキームは、商業面での相乗効果が期待されていた。

    しかし、プロヴォCEOはチーム運営への実質的な貢献はなかったと評価しており、新たな投資家を迎える場合も「価値観を共有できる相手」を重視する姿勢を示した。

    セレブ投資家との提携は「成功ではなかった」
    アルピーヌは2023年、レッドバード・キャピタル・パートナーズ、オトロ・キャピタル、マキシマム・エフォート・インベストメンツによる総額2億ユーロの出資を受け、チーム株式の24%を売却した。

    この投資には俳優ライアン・レイノルズ、ロブ・マケルヘニー、マイケル・B・ジョーダンら著名人も加わり、メディア露出やマーケティング強化、ブランド価値向上が期待されていた。

    しかし、イギリスGPの週末に『The Race』の取材に応じたプロヴォCEOは、その成果について厳しい評価を下した。

    「チームを運営しているのは我々だ。オトロには運営を支援する権限も付加価値もない。だから責任はすべて我々にある」

    「我々が仕事をしている。オトロとのパートナーシップは成功ではなかった。その点については双方とも評価できていると思う」

    「彼らは株式を売却したいと考えており、それによって十分な利益を得ることになるだろう」

    「売却には我々の承認が必要だ。それは早ければ近いうちかもしれないし、もっと先かもしれない。しかし、運営面への影響は全くなく、それが私にとって最も重要だ」

    オトロは株式売却を模索 ルノーは慎重姿勢
    オトロは現在、保有する24%の株式売却先を探している。

    これまでにはメルセデスや元レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーの名前も候補として報じられたが、メルセデスは価格が高すぎるとして5月に交渉から撤退した。

    報道によれば、オトロは24%の持ち分に約7億2000万ドルを求めており、これはアルピーヌ全体の企業価値を約30億ドルと評価する水準だった。

    ルノーは9月まで売却に対する拒否権を保有しており、メルセデス撤退後は新たな交渉を一旦停止したという。

    プロヴォCEOは、急いで新たな投資家を探す必要はないと語る。

    「私にとって急ぐ理由はない。原則は2つある。第一にルノーは支配権を維持する。我々は株式を売却するつもりはない」

    「第二に、もしオトロが株式を売却するなら、新しい少数株主とは親密な関係、共通の目標、共通の利益を持てる相手でなければならない」

    「だから私は急いでいない」

    グッチ・レーシング・アルピーヌF1チーム

    F1参戦継続を明言 エンジン復帰は否定
    アルピーヌは2026年からルノー製パワーユニットの開発を終了し、メルセデス製パワーユニットのカスタマーチームへ移行した。また、2027年からはグッチがタイトルスポンサーとなり、「グッチ・レーシング・アルピーヌF1チーム」として参戦することも決定している。

    2025年はコンストラクターズ最下位に終わったものの、2026年シーズンは開幕9戦終了時点でランキング5位につけている。

    2025年7月にルカ・デ・メオ前CEOの後任として就任したプロヴォCEOは、ルノーがF1から撤退する考えはないと断言した。

    「F1は、あらゆるカテゴリーを含めても世界最大のスポーツイベントだ」

    「8億人以上のファンがおり、毎年さらに1億人ずつ増えている。世界中の若い世代にも支持されている」

    「その中で我々のような歴史あるメーカーが参戦している以上、F1に残り、本来あるべきポジションを取り戻すことは当然の判断だ」

    また、現在の最優先課題はチーム再建であり、短期間での結果ではなく安定した組織づくりだと説明した。

    「我々はF1に残る。この戦略が変わることはない」

    「今の課題は立て直しだ。チームは不安定になっており、パフォーマンスも非常に悪かった」

    「だから今年の唯一の最優先事項は、チームを安定させ、強固な土台を築くことだ」

    一方で、2031年に検討されているV8エンジンへの回帰については支持を示しながらも、それがルノーのエンジンサプライヤー復帰を意味するものではないと明言した。

    「私はV8の方向性を支持している。しかし、それはルノーがエンジンメーカーとして復帰する機会になるからではない。それは我々の戦略ではない」

    「もちろん『絶対にない』とは言えない。しかし、私の唯一の優先事項は短期的な立て直しと強固な基盤づくりであり、エンジン開発へ戻ることではない」

    ルノーは経営権維持と再建を最優先
    今回の発言からは、ルノーがセレブ投資家との提携を期待通りの成果が得られなかったと総括していることが明確になった。一方で、F1参戦継続の意思は揺るがず、今後も経営権を維持しながら、価値観を共有できる新たなパートナーを慎重に見極める姿勢を貫く構えだ。チーム再建を最優先課題とするアルピーヌの新たな経営方針が、今後の競争力向上につながるか注目される。

  • アルピーヌF1 母国イギリスGPで巻き返しへ ガスリー「今季初の無得点から学ぶ」

    アルピーヌF1 母国イギリスGPで巻き返しへ ガスリー「今季初の無得点から学ぶ」

    アルピーヌは今週末に開催される2026年F1第9戦イギリスGPで、今季4回目となるスプリントフォーマットに挑む。チームの本拠地エンストンから約40kmというホームレースで、前戦オーストリアGPでの今季初ノーポイントからの巻き返しを目指す。

    ピエール・ガスリーとフランコ・コラピントはともに、チームスタッフや地元ファンの前で結果を残すことを誓った。

    シルバーストンは1950年にF1世界選手権の初開催地となった歴史あるサーキットであり、高速コーナーが連続するレイアウトは現在もドライバーから高い評価を受けている。

    ホームレースで今季初無得点からの巻き返しを狙う
    アルピーヌにとって前戦オーストリアGPは、2026年シーズンで初めてポイントを獲得できなかった週末となった。チームはその原因分析を進める一方、連戦となるイギリスGPで早期の巻き返しを狙っている。

    シルバーストンではスプリントフォーマットが採用されるため、金曜日の走り出しから高い完成度が求められる。限られた走行時間の中で素早くセットアップをまとめることが重要になる。

    また、本拠地エンストンから多くのチームスタッフがサーキットを訪れる予定で、ドライバーたちはホームの声援に応える走りを目指している。

    ガスリー「シーズン屈指のコーナーが待っている」
    ピエール・ガスリーは、シルバーストンが年間でも最も楽しみにしているサーキットのひとつだと語った。

    「今週末のシルバーストンを楽しみにしている。チームのホームレースだし、個人的にも年間で最高のサーキットのひとつだと思う。全体的に高速コースで、とくにマゴッツ、ベケッツ、チャペルの連続コーナーはシーズンでも最高のコーナーの組み合わせだ」

    「僕はこのサーキットで初めてA526をドライブした。ただ、その時は1月の寒くて雨の降るコンディションだったので、実戦とはまったく違った。あんな状況でレースをすることはまずないだろう。それでも素晴らしいサーキットだし、現在のF1カーではさまざまな要素をマネジメントする必要があり、興味深いチャレンジになると思う」

    ガスリーはオーストリアGPについても振り返り、チームとして学びを次戦へ生かしたいと語った。

    「オーストリアでは今季初めてポイントを逃してしまい、とても悔しい気持ちで終えた。分析すべきデータも多く、理解すべきこともたくさんある。ただ、連戦なので、すぐに次のチャンスが来るのは良いことだ」

    「今回もスプリントウイークなので非常に慌ただしい週末になる。エンストンのスタッフも多く現地に来てくれるし、自宅から応援してくれる人たちもいる。ファンのみんなに良いレースを見せられればと思う」

    コラピント「金曜日から速さを見せたい」
    フランコ・コラピントも、オーストリアGPの課題を克服し、ホームレースでポイント獲得を目指す考えを示した。

    「オーストリアでは難しいレースになったけど、今週末またシルバーストンで走れることを楽しみにしている。今年はフィルミングデーでA526をここで走らせたし、この世代のF1カーでは本当に興味深いサーキットだと感じた。今回はマシンにもう少し自信を持って走れることを期待している」

    コラピントは前戦でバランス面に苦しんだことを明かし、準備を進めてきたことを強調した。

    「オーストリアでは運にも恵まれず、ポイント圏外で終わってしまった。チームとして望んでいた結果ではなかったし、週末を通してマシンバランスを見つけるのに苦労した」

    「それでもマシンを理解するチャンスはたくさんあるし、シルバーストンへ向けてすでにシミュレーターで準備もしてきた。スプリントウイークなので金曜日からしっかり結果を出さなければならない。ポイント獲得のチャンスは2回あるし、その両方を狙っていきたい」

    最後にコラピントは、ホームレースならではの雰囲気への期待を語った。

    「シルバーストンのファンはいつも素晴らしいし、チームのホームレースなのでエンストンから多くのスタッフが応援に来てくれる。彼らに良い結果を届け、再びポイント圏へ戻りたい」

    【関連】
    ・2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • ブリアトーレ アルピーヌF1株売却騒動を一蹴「価格が完全に狂っている」

    ブリアトーレ アルピーヌF1株売却騒動を一蹴「価格が完全に狂っている」

    フラビオ・ブリアトーレは、アルピーヌF1チームの少数株式売却を巡る騒動について、現在24%を保有する投資会社オトロ・キャピタル(Otro Capital)が提示している売却価格は「完全に狂っている」と強く批判した。

    2023年にオトロ・キャピタルは、2億ユーロ(約173億円)でアルピーヌの24%の株式を取得した。しかし現在は、その持ち分を約7億ユーロ(約606億円)で売却しようとしていると報じられており、その評価額の高さが大きな話題となっている。

    「価格は完全に狂っている」
    この高額な売却価格について、メルセデスも買収への関心を取り下げたとされる。

    ブリアトーレはSky Sports F1に対し、今回の株式売却はチーム運営とは別問題だと強調した。

    「これはチームとは何の関係もない」

    「ルノーは今でも75%を保有していて、圧倒的な多数株主だ。最終的な判断を下すのはルノーだ」

    そして、オトロ・キャピタルが求める価格について率直な見解を示した。

    「みんなこの25%の話をしているが、僕からすれば価格は完全に狂っている。本当に異常な価格だ」

    さらに、その意味を確認されると、ブリアトーレはこう言葉を続けた。

    「その通りだ。高すぎる」

    「とはいえ、それが今の市場なんだ。いまのF1チームはそういう金額で評価される。F1にとっては素晴らしいことだ」

    「ただ、オトロとの交渉には僕たちは一切関わっていない。これはルノーの仕事であって、僕たちの仕事ではない」

    アルピーヌF1チーム

    ブリアトーレ復帰後のアルピーヌ改革
    ブリアトーレは2024年にエグゼクティブ・アドバイザーとしてアルピーヌへ復帰した。当時のチームはグリッド後方で苦戦していたが、2025年は限られたアップグレードの中で体制を整え、2026年は大きく競争力を向上させている。

    今季はモナコGPでピエール・ガスリーが3位表彰台を獲得するなど、中団グループで存在感を示している。

    復帰後に何が変わったのかと問われたブリアトーレは、組織全体への投資を挙げた。

    「すべての分野に投資を進めた。空力部門への投資、人材への投資だ。経験豊富な人材もさらに必要だった」

    「チームを作り直した。僕が来た当時、このチームは本当に混乱していた」

    「少なくとも今はチームになった。少なくとも今はレーシングチームとして機能している。それが非常に重要なことだと信じている」

    今回の発言では、ブリアトーレはオトロ・キャピタルの売却価格には疑問を呈しながらも、株式売却そのものはルノーの判断事項であり、自身やチーム運営には直接関係しないことを改めて強調した。また、復帰後に組織改革を進めたことで、アルピーヌが競争力を取り戻しつつあるとの手応えも示している。

  • アルピーヌF1 オーストリア予選に落胆「結果には満足できない」

    アルピーヌF1 オーストリア予選に落胆「結果には満足できない」

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選で、アルピーヌは2台ともQ3進出を逃し、チームは厳しい結果を受け止めた。スポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンは、週末の目標である2台揃ってのトップ10入りを達成できなかったことに不満を示した。

    ピエール・ガスリーはQ2で11番手となり、Q3進出ラインのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)までわずか0.040秒差に迫った。一方、フランコ・コラピントはQ2最後のアタックでターン1でマシンが大きく乱れ、ラップを中断せざるを得ず16番手に終わった。

    ニールセン「結果には満足できない」
    予選後、スティーブ・ニールセンは今回の結果に失望を隠さなかった。

    「今日の結果にも、一日の進め方にも完全に満足することはできません。私たちは毎週末、2台ともトップ10に入れ、決勝でポイントを争える位置につけることを目標にしています」

    今回の予選では、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドの2台をQ3へ送り込んだレーシングブルズとの差も明確だった。

    「今日のレーシングブルズの速さを見る限り、少なくとも予選の一発の速さでは彼らと戦うことはできませんでした。最終的には、このサーキット、このコンディションにおける私たちの現在地を示す妥当な結果だったと思います」

    ドライバーではなくマシン性能が課題
    ニールセンは今回の敗因をドライバーではなくマシンのパフォーマンスに求めた。

    「2人ともマシンから可能な限りのパフォーマンスを引き出そうと全力を尽くしていました。ピエールは素晴らしい仕事をし、Q3進出まであと少しというところまで迫りました。しかし、マシンの挙動を見ても分かるように、決して運転しやすい状態ではなく、大きく動いていました」

    「フランコについても同じです。彼は良いペースを見せていましたが、Q2最後のアタックでターン1で大きくマシンを乱し、そのラップを諦めることになりました」

    新パーツの理解を進め決勝で巻き返しへ
    アルピーヌはオーストリアGPに向けてA526へ新型フロントウイングなどを投入したが、その効果を完全には引き出せていないという。

    「私たちはまだ新しいパーツについて学んでいる段階であり、その性能を最大限に引き出そうとしているところです。金曜日やこれまでのレースでも示してきたように、決勝ではより競争力を発揮できると考えています。明日のグランプリではポジションを上げることが目標です」

    予選では厳しい結果となったアルピーヌだが、チームはレースペースには一定の手応えを感じており、新パーツへの理解を深めながら決勝での追い上げを目指す。

  • アルピーヌF1の長期参戦をルノーCEOが明言 「勝利のためなら感情論は不要」

    アルピーヌF1の長期参戦をルノーCEOが明言 「勝利のためなら感情論は不要」

    ルノーCEOのフランソワ・プロボストは、アルピーヌF1の将来を巡る憶測が続くなか、ルノーが今後も長期にわたってF1に参戦し続ける方針を明言した。

    メルセデスとの資本提携交渉の破談や、中国の自動車大手BYDによる関与の噂などが浮上するなかでも、プロボストはF1をルノーの重要な戦略資産と位置付けている。

    ルノーCEOが長期参戦を約束
    フランソワ・プロボストは、ルノーおよびアルピーヌF1が今後も長期にわたってF1に参戦し続けると断言し、チームへの強いコミットメントを示した。

    RTBFのインタビューでプロボストは「私たちはF1に長く参戦し続ける」と語った。

    さらにF1について、「8億人から10億人がフォローする世界で最も人気のあるスポーツだ」と強調し、ルノーにとって重要な活動であるとの認識を示した。

    アルピーヌを巡る憶測が続く
    アルピーヌF1を巡っては、オトロ・キャピタルが保有する24%の株式に関する交渉がメルセデスとの間で破談となったほか、中国の自動車大手BYDの名前も将来的なF1プロジェクトとの関連で報じられている。

    また、チームの所有体制や将来について様々な憶測が飛び交っている状況だ。

    一方でチームは2025年にコンストラクターズランキング最下位に沈み、2026年からは自社パワーユニット計画を終了してメルセデス製パワーユニットを使用する決断を下した。

    再建への手応えを強調
    プロボストは、自身がルノーCEOに就任した際にチームの安定化を最優先課題として掲げたと説明した。

    「私が就任したとき、チームには安定を求めた。そしてすべてが徐々に正しい方向へ進み始めている」

    「新しいダイナミクスを感じている」

    また、ドライバー体制についても高く評価した。

    「ピエール・ガスリーは実績あるドライバーで、2028年まで契約している。一方でフランコ・コラピントも非常に順調に成長している」

    さらに、再建の中心人物となっているフラビオ・ブリアトーレにも賛辞を送った。

    「私は彼と非常に良好な関係を築いている」

    「彼は2年前、チームにとって最も厳しい時期に戻ってきてくれた。状況を立て直し、すべてがうまく機能している」

    勝利を最優先するルノーの姿勢
    プロボストは、2027年から開始されるグッチとのタイトルスポンサー契約についても歓迎した。

    「これは素晴らしいニュースだ」

    「高級ブランドがF1チームのメインスポンサーになるのは初めてのことだ」

    そして、ルノーが自社パワーユニット開発を終了し、メルセデスのカスタマーチームとなる決断についても正当性を主張した。

    「ルノーは40年以上にわたってF1の歴史の一部だった」

    「だが何よりも私はパフォーマンスを求めている。だから勝ちたい」

    この発言は、ルノーが伝統や感情論よりも競争力と結果を優先しながら、アルピーヌF1の再建を進めていく方針を明確に示すものとなった。

  • メルセデスのアルピーヌF1株式取得交渉が決裂 ブリアトーレ「価格が原因」

    メルセデスのアルピーヌF1株式取得交渉が決裂 ブリアトーレ「価格が原因」

    アルピーヌF1チームの株式売却をめぐり、メルセデスとの交渉が決裂した。対象となっていたのは、2023年12月にオトロ・キャピタルが2億ドルで取得したアルピーヌの少数株式24%で、現在は6億ドルから8億ドル規模の価格が取り沙汰されている。

    F1チームの価値が上昇を続けるなか、この株式は新たな投資家がF1に足場を築くための数少ないルートと見られていた。メルセデスF1チームのトト・ヴォルフも取得に向けて交渉していたが、先週、その協議は終了した。

    ブリアトーレ「価格が高すぎた」
    アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレは、今回の件がアルピーヌF1チームの問題ではなく、オトロとルノー・グループの間の案件だと強調した。

    「オトロはチームとは何の関係もない」とブリアトーレは語った。「オトロはヘッジファンドで、2年前にアルピーヌの24%を買った。そして今、彼らは売りたがっている。誰もが知っているように、彼らはメルセデスチームの背後にいるトト・ヴォルフと交渉していた」

    「2日前、その合意は失敗した。すべての交渉がだ。これは本当にチームとは関係がない。我々はオトロに関してルノー・グループから何のプレッシャーも受けていない。これは本当にルノー・グループの問題であり、アルピーヌチームの問題ではない」

    交渉がなぜ失敗したのかを問われると、ブリアトーレは明確に答えた。

    「とても簡単だ。価格が高すぎた。トトは非常にフェアだった。オトロの人々がフェアだとは思わない。トトはすべての交渉で非常にフェアだった」

    ホーナー関与の可能性にも言及
    オトロ株式をめぐっては、F1外部の投資家だけでなく、クリスチャン・ホーナーが関わるコンソーシアムも関心を示しているとされる。ブリアトーレは、いずれの買い手であっても最終的にはルノーの承認が必要になると説明した。

    「オトロはルノー・グループの問題であり、実際にはチームの問題ではない」とブリアトーレは語った。「クリスチャンを含め、さまざまな人々との交渉があると思う。私にとっては、ルノーが見つける解決策が何であれ、どんな解決策でも喜んで受け入れる」

    「オトロから株式を買う者は、ルノーの祝福を得る必要がある。過半数株主との合意がなければ、少数株式を買うために6億ドルを費やすのは非常に難しいと思う」

    「正直に言って、オトロの政治は理解できない。現時点では、どこにも向かっていない」

    フラビオ・ブリアトーレ(アルピーヌF1チーム)

    ブリアトーレはホーナーとの協働に前向き
    ブリアトーレは、ホーナーがアーデンGP2チームを運営していた時代からの知己であり、バーニー・エクレストンとともにホーナーの初期キャリアに影響を与えた人物でもある。

    ホーナーと一緒に仕事をすることに抵抗はないかと問われると、ブリアトーレは問題ないと明言した。

    「私は誰とでも一緒に仕事をすることを歓迎する」とブリアトーレは語った。「私にとっては歓迎だ。問題はまったくない。特にクリスチャンとはそうだ。私はクリスチャンと非常に良い関係を持っている。彼とは20年来の付き合いで、当時はエンジンで一緒に仕事をしていた。私はその時、ルノーでエンジンを供給していた。我々は5年間一緒に仕事をしていた。問題はまったくない」

    今回の交渉決裂は、アルピーヌの運営体制そのものよりも、少数株式を保有する投資ファンドとルノー・グループの間にある価格設定と承認プロセスの問題を浮き彫りにしている。ブリアトーレの発言からは、チーム側が売却交渉に巻き込まれているというより、外部株主の出口戦略が停滞している構図が見えてくる。

  • アルピーヌF1改革で300人削減 ブリアトーレにルノー内部から不満

    アルピーヌF1改革で300人削減 ブリアトーレにルノー内部から不満

    アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレが進めた大胆な改革は、チームを確実に前進させる一方で、ルノー内部には今なお強い反発を残しているようだ。

    2025年にコンストラクターズ選手権最下位に沈んだアルピーヌは、2026年から自社製パワーユニットを廃止し、メルセデス製パワーユニットのカスタマーチームへ移行。エンストンを拠点とするチームにとって大きな方向転換となった。

    この決断を主導したのがブリアトーレだった。ルノーのヴィリー=シャティヨン工場で行われていたF1エンジンプログラムを終了させたことで、約300人の人員削減につながり、ルノーグループ内には現在も不満が残っているという。

    ルノー内部には依然として不満の声
    The Raceのポッドキャストでジャーナリストのジョン・ノーブルは、ブリアトーレの決断が大きな波紋を呼んだと語った。

    「アルピーヌは昨年、明らかにどん底だった。コンストラクターズ選手権最下位に終わり、将来性も見えず、非常に厳しい状況だった」

    「フラビオは、ごく限られた人しかできない方法で組織を揺さぶった」

    「ルノーのエンジンプログラムを終わらせ、『我々はカスタマーチームになる。メルセデスへ移行する』と決断したことは、当時大きな批判を招いた。ルノー内部には、今でもその決定に非常に不満を抱いている人たちがいるだろう」

    勝利だけを目指すブリアトーレ
    一方でノーブルは、ブリアトーレの視点から見れば、この決断は極めて合理的だったと説明する。

    「しかしフラビオの視点では、これはF1で勝つための話だ。彼が戻ってきた理由も、彼の唯一の使命もF1で勝利することにある」

    「彼はパワーユニットという観点では目的を達成した。メルセデスはF1最高のパワーユニットを持っている。その体制を手に入れた」

    「さらに最高のスポンサーと最高レベルの予算も必要だが、それも確保した」

    アルピーヌは2027年から高級ファッションブランドのグッチとのタイトルスポンサー契約締結を発表しており、資金面での強化も進んでいる。

    まだ優勝争いの段階ではない
    ただしノーブルは、現状を過大評価すべきではないと警鐘を鳴らしている。

    「グッチが加わり、メルセデスのパワーユニットを搭載したからといって、来年すぐにアルピーヌが優勝争いをするわけではない」

    「これはまだ2〜3年規模のプロジェクトだ」

    「それでも昨年から今年への進歩は非常に大きい。2027年に向けてさらに大きな前進を果たす可能性は十分にある」

    実際、アルピーヌは開幕5戦終了時点でコンストラクターズランキング5位につけており、2025年の最下位から大きく巻き返している。フランコ・コラピントの好調もあり、ブリアトーレの改革は少なくとも短期的には成果を示し始めている。

    BYD参入説と工場売却の行方
    一方で、ヴィリー=シャティヨンの旧F1エンジン施設を巡る動きにも注目が集まっている。

    アルピーヌの株式24%を保有するオトロ・キャピタルが持ち株売却を検討しているとの報道が続く中、中国の自動車メーカーBYDがアルピーヌへの関心を示していると噂されている。

    仮にBYDがF1参入を目指してアルピーヌへの出資や買収に動けば、現在は稼働していないヴィリー=シャティヨンの施設が再び活用される可能性もある。

    また、クリスチャン・ホーナーやメルセデスとの関係を巡る様々な憶測も続いており、アルピーヌの将来像を巡る議論は今後も続きそうだ。