タグ: レッドブル

  • レッドブルF1加入ロザートが語るフェルスタッペン親子「ヨスは本物のアウトロー」

    レッドブルF1加入ロザートが語るフェルスタッペン親子「ヨスは本物のアウトロー」

    マックス・フェルスタッペンと父ヨス・フェルスタッペンの“内側”を知る人物が、レッドブルF1の新体制に加わった。

    フェラーリ黄金期を支え、2026年からレッドブルのコンサルタントに就任したジーノ・ロザートは、ポッドキャスト番組『Pitstop』でフェルスタッペン親子との関係を赤裸々に語り、ヨスについて「本物のアウトローだ」と表現した。

    フェラーリ黄金期を支えたロザートがレッドブル入り
    ジーノ・ロザートは1991年にフェラーリの物流スタッフとしてモータースポーツ界に入り、1997年からフルタイムでスクーデリアに加入。ミハエル・シューマッハ時代のフェラーリを支えた人物として知られている。

    その後、2014年には管理職としてフェラーリへ復帰。そして現在は、レッドブルのコンサルタントとして新たな役割を担っている。

    ロザートとフェルスタッペン家の関係は、ヨス・フェルスタッペンとミハエル・シューマッハの交流を通じて築かれたものだった。

    1994年、ヨスはベネトンでシューマッハのチームメイトを務めた。コンビは1シーズンのみだったが、その後も親交は続き、幼少期のマックスも自然とその輪の中にいたという。

    「ヨスは本物のアウトロー」
    ロザートは、若き日のフェルスタッペン親子について次のように振り返った。

    「彼らは僕のことを覚えていないかもしれないけど、僕は彼らをよく覚えている。ヨスは本当に、本当にアウトローだ。ヨスをナメちゃいけない」

    さらにロザートは、現代F1では失われつつある“昔気質”の存在としてヨスを高く評価した。

    「彼は純粋な人間だ。正直者だし、昔ながらのタイプだ。何を言える? 彼はF1最大級のモンスターを育て上げたんだから」

    「マックスを見れば分かる。彼は偉大なドライバーであり、古い時代の労働倫理を持った人間だ」

    “厳格な父”が育てたF1最強ドライバー
    ロザートは、ヨスによる厳格な教育スタイルについても言及した。

    「ヨスは時にはマックスをサーキットに置いて帰ったこともあったと聞く。でも、今の世界は少し甘やかしすぎなんだと思う」

    「最高になりたいなら、それだけの覚悟が必要だ。そしてヨスは、ただ速いドライバーを作っただけじゃない。人間としても素晴らしい人物を育てた」

    ロザートは、現在のマックス・フェルスタッペンについても独特な表現で称賛した。

    「マックス・フェルスタッペンは“宇宙飛行士”みたいな存在なんだ。誰もが彼になりたがる。それが人間の本能だ」

    「マックスはキミ・ライコネンに似ている」
    ロザートは、マックスの素顔についても語っている。

    「彼はキミ・ライコネンにすごく似ている。ただ、マックスの方が少しスパイシーで、感情を外に出すタイプだ」

    「キミは黙って耐える。でもマックスは時々爆発する」

    さらに、フェルスタッペン親子の“変わらない距離感”も明かした。

    「今でも僕がマックスにメッセージを送れば、2分以内に返信が来る。ヨスも同じだ」

    「彼らは金や利害で人を見ない。駆け引きもしない。ただ純粋に、いい人たちなんだ」

    レッドブル内で高まる“フェルスタッペン包囲網”への備え
    ロザートのレッドブル加入は偶然ではないとの見方もある。

    2026年の新PUレギュレーションに強い不満を抱くマックス・フェルスタッペンは、現在のF1の方向性に対して繰り返し批判を展開している。また、レッドブル内部では長年の盟友ジャンピエロ・ランビアーゼの離脱も取り沙汰されており、周囲の支援体制が変化しつつある。

    そうした中で、幼少期からフェルスタッペン家を知るロザートの存在は、単なるコンサルタント以上の意味を持つ可能性がある。

    フェラーリ黄金期を知る男が、今度はレッドブルで“フェルスタッペン時代”を支えることになるのかもしれない。

  • ローラン・メキース レッドブルF1再建へ「最高の才能を維持」

    ローラン・メキース レッドブルF1再建へ「最高の才能を維持」

    レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるローラン・メキースは、近年続いている主要スタッフ流出について「守りに入るつもりはない」と語り、チーム再建に向けた“最優先事項”を明かした。

    レッドブルF1では近年、ロブ・マーシャル、ウィル・コートニー、そして2028年からマクラーレンF1へ移籍するジャンピエロ・ランビアーゼなど、重要人物の離脱が相次いでいる。2023年以降の大規模な人材流出は、ライバルチームとの勢力図にも影響を与えてきた。

    レッドブルF1「最高の才能」を維持へ
    スペイン『Motorsport Espana』を通じてローラン・メキースは、現在のレッドブルF1にとって最重要なのは「優秀な人材を維持し、育成し、惹きつける環境づくり」だと説明した。

    「我々は常に社内の才能に最高のチャンスを与えたいと思っている。しかしチームを強化する必要があるなら、外部から人材を迎え入れることも喜んで行う」

    「GP(ジャンピエロ・ランビアーゼ)の後任についてはまだ数年あるが、冗談抜きで我々は誇りに思っている」

    「才能を失うことに対して守りに入るつもりはない。それは事実であり、この3〜4年ずっと起きていることだ」

    そしてメキースは、現在のレッドブルF1の“トッププライオリティ”について次のように語った。

    「最優先事項は、最高の才能を維持し、育成し、そしてピットレーンで最も優れた人材を引き寄せられる環境を作ることだ」

    レッドブル・レーシング

    内部昇格と外部補強を両立
    ローラン・メキースは、レッドブルF1が内部昇格を重視しつつ、必要であればライバルチームからの補強も辞さない姿勢を強調した。

    「必要であれば、ライバルチームから特定のスキルや経験を持つ人材を獲得する。我々は数週間前にもそうした」

    「現在の新体制は非常に良いバランスになっている。ベン・ウォーターハウスの権限拡大や、レーシングブルズから加わるアンドレア・ランディなど、内部昇格と新加入がうまく混ざっている」

    さらに、パワーユニット部門のベン・ウォーターハウス、シャシー部門のピエール・ワシェを高く評価し、「部署ごとに最高の才能をすでに持っている」とも語った。

    ホーナー退任後に変化したレッドブルF1
    今回の発言が注目される背景には、クリスチャン・ホーナー退任後のチーム環境の変化がある。

    記事では、ホーナー体制末期にはチームを巡る混乱や論争の影響で新規人材獲得に苦戦していたと指摘。一方で、ローラン・メキース就任後はチームの雰囲気が大きく改善し、ミルトンキーンズが再び魅力的な職場として見られ始めているという。

    また、依然としてマックス・フェルスタッペンを擁している点も、レッドブルF1にとって大きな武器となっている。トップドライバーとともに働きたいと考えるエンジニアにとって、フェルスタッペンの存在は今なお強力な求心力となっている。

    近年の大量離脱によって空いた予算枠を、新たな優秀人材の獲得に振り向けられる可能性もあり、ライバルチームにとっては警戒すべき状況になりつつある。

  • レッドブルF1がクロックスと異色コラボ “RB22仕様”限定モデル発売

    レッドブルF1がクロックスと異色コラボ “RB22仕様”限定モデル発売

    レッドブルF1が、アメリカの人気フットウェアブランド「クロックス」との新たなコラボレーションを発表した。

    近年はアパレルやライフスタイル領域への展開を強化しているレッドブルだが、今回はF1マシンのデザイン要素を落とし込んだ限定モデルを投入。“F1チーム×クロックス”という異色の組み合わせが大きな注目を集めている。

    RB22から着想を得た“F1仕様クロックス”
    今回のコレクションの中心となるのは「クロックバンド クロッグ」。

    レッドブルによると、デザインは2026年型マシン「RB22」から直接インスピレーションを受けたもので、ヒール部分にはリアウイングを模した造形を採用。さらに、ヘイローをイメージした立体ディテールや、アッパー部にはミニチュアドライバーも配置されている。

    F1マシンの特徴的なフォルムを、クロックス特有のシルエットに融合させた大胆なデザインとなっている。

    モータースポーツ色を強めた「Classic Runner」も展開
    もうひとつのモデル「Classic Runner」は、レーシングシューズ風のシルエットとモータースポーツ由来の機能性をテーマに設計された。

    さらに、レッドブルF1仕様の「ジビッツ」チャームも同時展開され、ファンは好みに応じてカスタマイズできる。

    レッドブルは今回のコレクションについて「大胆(bold)」なデザインだと説明している。

    F1チームとの提携はクロックス史上初
    クロックスはこれまで映画、ゲーム、スポーツなど様々な分野とのコラボレーションを展開してきたが、F1チームとの正式提携は今回が初となる。

    近年のF1では、単なるチームグッズではなく“ライフスタイルブランド化”を進める動きが加速しており、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスなどもファッション分野への進出を強化している。

    その中でもレッドブルは、若年層マーケティングとストリートカルチャーとの融合に積極的で、今回のクロックスとの提携もその流れを象徴する動きと言えそうだ。

    コレクションは5月21日からクロックス公式サイトおよび一部販売店で発売される。

  • レッドブルF1 マドリード地下鉄にマシン出現 走行映像が話題

    レッドブルF1 マドリード地下鉄にマシン出現 走行映像が話題

    マドリードの地下鉄構内および線路上で、レッドブルのF1マシンが確認された。SNS上に投稿された映像や画像では、レール上を移動する特別仕様のマシンが実際に走行・停止している様子が捉えられている。

    この異例の光景は現地メディアでも報じられており、地下鉄の線路上にF1マシンが姿を現した事実そのものが大きな注目を集めている。

    これは単なる展示や静的イベントではなく、走行機能を備えた実動車両である点も特徴だ。駅構内では乗客の目の前に現れ、その場に居合わせた人々が驚きを見せる様子も確認されている。

    地下鉄線路を走行する特別仕様マシン
    マシンは通常のF1とは異なり、鉄道のレールに対応する車輪仕様となっている。公開された映像では、実際に線路上を自走し、減速・停止する様子も確認できる。

    また、この車両は地下トンネル内だけでなく、駅構内でも確認されている。停車中の姿を捉えた画像も出回っており、単なる搬送ではなく走行を前提とした仕様であることがうかがえる。

    マドリードGP開催と連動した動きか
    現地報道によれば、車両が確認されたのはメトロポリターノ駅周辺とみられている。同地はアトレティコ・マドリードの本拠地に隣接し、2026年から開催予定のマドリードGPの会場エリアとも関連する地点だ。

    マドリードではIFEMA周辺を中心に新たな市街地サーキット「マドリンク」の準備が進められており、2026年9月にはスペインGPとしての開催が予定されている。今回の一件も、こうした流れの中でのプロモーションの一環である可能性がある。

    レッドブルの“仕掛け”は何か
    レッドブルはこれまでも市街地や雪上など、常識外のロケーションでF1マシンを走らせるプロモーションを行ってきた。今回の地下鉄での走行も、その延長線上にある演出とみられる。

    現時点で公式な説明は出ていないが、今後のイベントや発表に向けた準備段階である可能性は高い。マドリードGP開幕に向けた象徴的な演出となるのか、その狙いに注目が集まる。

    Photo: @DeltaData

  • 青学駅伝 レッドブルと提携 原晋監督が語る“新しい駅伝”への挑戦

    青学駅伝 レッドブルと提携 原晋監督が語る“新しい駅伝”への挑戦

    2026年4月1日、青山学院大学陸上競技部長距離ブロック(青学駅伝)がレッドブルとパートナー契約を締結した。箱根駅伝3連覇中の王者が、異ジャンルのスポーツブランドと手を組むことで、新たな競技価値の創出に踏み出す。

    原晋監督はレッドブル公式サイトのインタビューで、この提携の狙いと可能性について語っている。

    “地味な駅伝”を変える 異ジャンルとの化学反応
    原監督は、駅伝が持つ「地味でつらい」というイメージを変えたいと明言した。

    箱根駅伝は100年以上の歴史を持ち、現在では海外ファンも増加するなど人気は拡大しているが、それでも競技イメージには課題が残る。

    そこで鍵となるのがレッドブルとの提携だ。

    スケートボードやBMXなど、華やかなアクションスポーツを支援してきたブランドとの連携によって、「新しい取り組みを生み出し、駅伝の世界を広げたい」と語った。

    異なるカルチャー同士の融合によって、競技の見せ方や価値そのものを変えていく狙いがある。

    共通するのは“挑戦する姿勢” 相性の良さを強調
    原監督は今回の提携について、「非常に相性がいい」と評価する。

    その理由として挙げたのが、青学駅伝の理念である「誰もやっていないことをやる」という姿勢だ。

    既存の駅伝の枠にとらわれず、メディア露出やユニークな作戦名など新しい試みを続けてきた青学駅伝と、常に挑戦を続けるレッドブルは方向性が一致している。

    この共通点こそが、単なるスポンサー関係にとどまらない価値を生むと見ている。

    青学駅伝 レッドブル

    選手側にも広がる期待 新たな刺激に
    今回の提携はチーム内部にもポジティブな影響を与えている。

    原監督によると、部員の多くがレッドブルに親しみを持っており、トレーニングやレース前に飲用する姿も見られるという。

    そうした背景もあり、今回のパートナーシップに対して選手たちの反応も良好で、「とても喜んでいた」と明かした。

    競技外の部分でも新たな刺激となり、チーム全体のモチベーション向上につながる可能性がある。

    今後の展開は未公表も「挑戦したいことは多い」
    具体的なプロジェクトについては現時点で明かされていないが、原監督は「挑戦したいことはたくさんある」と言及している。

    詳細は今後の発表に委ねられるが、これまでの青学駅伝のスタンスを踏まえれば、従来の駅伝の枠を超えた取り組みが展開される可能性が高い。

    駅伝の価値拡張へ 新たな一歩
    今回の提携は、単なる支援関係ではなく、駅伝という競技の価値そのものを拡張する試みといえる。

    伝統競技とアクションスポーツブランドという異色の組み合わせが、どのような変化を生むのか。

    青学駅伝とレッドブルの連携は、競技の未来を占う新たなモデルケースとなりそうだ。

  • レッドブルF1 アディダスと大型契約か 2027年から年間50億円規模と報道

    レッドブルF1 アディダスと大型契約か 2027年から年間50億円規模と報道

    レッドブルF1が2027年からアディダスと新たなパートナー契約を結ぶ可能性が浮上した。独ビルト紙の報道によると、この契約は年間2700万ユーロ(約50億円)規模に達するとされている。

    契約期間は3年間と見られており、実現すればアディダスはすでに提携するメルセデス、そして2026年から参戦するアウディに加え、F1の3チームと関係を持つことになる。

    アディダスがF1で影響力拡大へ
    アディダスは2025年にメルセデスとの提携でF1に本格参入し、現在はアウディともパートナー関係を築いている。今回のレッドブルとの契約が実現すれば、パドック内での存在感はさらに強まることになる。

    また、この契約はプーマやカストーレといった既存のF1アパレルブランドとの競争を一層激化させる動きとも言える。

    レッドブル獲得は象徴的な意味合い
    報道によると、アディダスは過去にもレッドブルに対して提案を行っていたとされる。ミルトンキーンズを拠点とするトップチームを自社ポートフォリオに加えることは、F1における戦略強化の明確な意思表示となる。

    現時点で正式発表はなく、あくまで報道段階の情報ではあるが、この契約が実現すれば2027年以降のF1パドックにおけるスポンサー勢力図に大きな影響を与える可能性がある。

  • ドミノ・ピザ レッドブルF1応援キャンペーン開始 限定キーホルダー先着配布

    ドミノ・ピザ レッドブルF1応援キャンペーン開始 限定キーホルダー先着配布

    ドミノ・ピザ ジャパンは、レッドブルのF1チームを応援する期間限定企画「レッドブルチーム応援キャンペーン」を2026年3月6日から4月5日まで開催する。対象セットを注文すると、数量限定のラバーキーホルダーが先着でプレゼントされる。

    このキャンペーンでは、ピザ1枚・サイドメニュー1品・レッドブル・エナジードリンク250mlがセットになった商品を販売。価格はデリバリーが1,999円から、持ち帰りが1,599円からとなっており、対象のピザは全メニューから選択可能となっている。

    ピザとレッドブルでレース観戦を盛り上げる期間限定企画
    ドミノ・ピザは、カーレース観戦をより楽しんでもらうことを目的として今回のキャンペーンを企画した。セットにはレッドブル・エナジードリンクが含まれており、ピザとサイドメニューとともにレース観戦を盛り上げる内容となっている。

    ピザは定番の「ドミノ・デラックス」や「マルゲリータ」、4種類の味が楽しめる「クワトロ・オールスター」など、すべてのメニューから選択可能。サイドメニューもポテトフライやチキンナゲット、デザート類などから選ぶことができる。

    先着限定のラバーキーホルダーをプレゼント
    キャンペーン期間中に対象セットを注文すると、レッドブル・レーシングまたはレーシングブルズのラバーキーホルダーを先着・数量限定で1点プレゼントする。

    キーホルダーは全6種類で、マシンデザイン2種、ヘルメット2種、ロゴ2種の構成。このうちマシンデザインの2種類はドミノ・ピザ限定デザインとなっている。どのデザインが入っているかはランダムで、なくなり次第終了となる。

    キャンペーン概要
    ■開催期間
    2026年3月6日~4月5日

    ■内容
    ピザ1枚+サイドメニュー1品+レッドブル・エナジードリンク250mlのセットを購入すると、レッドブル・レーシングまたはレーシングブルズのラバーキーホルダーを1点プレゼント(全6種・先着数量限定)

    ■価格
    ・デリバリー限定:1,999円~(クーポン番号:407961)
    ・持ち帰り限定:1,599円~(クーポン番号:482919)

    対象商品はピザ全商品、指定サイドメニュー、レッドブル・エナジードリンク250ml。ラバーキーホルダーのデザインは選択できず、在庫がなくなり次第キャンペーンは終了となる。

  • レッドブルF1 自社製PUは想像以上 アイザック・ハジャー「疑念はすぐ消えた」

    レッドブルF1 自社製PUは想像以上 アイザック・ハジャー「疑念はすぐ消えた」

    レッドブル・レーシングが2026年F1シーズンから投入した自社製パワーユニット「レッドブル・パワートレインズ(RBPT)」は、プレシーズンテストで大きな注目を集めた。

    フォードと共同開発されたこのパワーユニットは、開発段階では懐疑的な見方も多かったが、バーレーンテストではパドック内でも評価を高める結果となった。レッドブルに加入したアイザック・ハジャーも、そのパフォーマンスは予想を大きく上回っていたと明かしている。

    RBPTエンジンは「想像以上」だった
    レッドブルは2026年F1レギュレーションから、レッドブル・パワートレインズ部門を通じて自社製パワーユニットの開発を開始した。これはアメリカの自動車メーカーであるフォードとの協力によるプロジェクトであり、F1においてレッドブルが初めて自らエンジンを製造する挑戦となる。

    しかし2025年シーズン中には、開発が順調ではないという噂も広がっていた。2025年7月には当時のチーム代表クリスチャン・ホーナーが「RBPTが2026年により優れたパワーユニットを作れば既存メーカーにとって恥ずかしいことになる」と語り話題となった。

    その後チーム代表に就任したローラン・メキースも、レッドブルがメルセデスやフェラーリのような既存メーカーとすぐに肩を並べることを期待するのは「ばかげている」と認めていた。

    それでもバーレーンでのプレシーズンテストでは、このRBPTエンジンが大きなサプライズのひとつとなり、パドック内でも称賛の声が上がった。

    テストで一気に消えた疑念
    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、サクヒールで行われた最初のプレシーズンテストの際、レッドブルはストレートだけで1周あたり1秒速いと主張した。

    またウィリアムズのカルロス・サインツJr.も、テスト序盤の段階でレッドブル・パワートレインズは「誰よりも明確に一歩先を行っていた」と語っている。

    2025年にレーシングブルズで印象的なルーキーシーズンを送ったアイザック・ハジャーは、今季からレッドブル・レーシングに昇格。昨年の開発段階ではRBPTエンジンに懸念を抱いていたものの、現在はその印象が大きく変わったと語る。

    「僕が想像していたよりもはるかに良かった」

    「昨年シーズン終盤の印象はあまり良くなかった。噂もそうだし、チーム内でも完全に満足している感じではなかった」

    「でも1月のバルセロナのシェイクダウン初日で、いきなり110周走ったんだ。だから本当にいい意味で驚いた」

    「プロジェクト開始からまだ3年のチームとしては、とても印象的だ」

    レッドブル・レーシング アイザック・ハジャー

    信頼性への不安も「すぐに解消」
    ハジャーは2026年F1マシンの信頼性について懸念を示していたが、テストを通じてレッドブルの耐久性に対する疑念はすぐに消えたと明かしている。

    バーレーンテスト6日間の総周回数では、レッドブルは672周で3番目に少ない周回数となった。これはキャデラックの568周、アストンマーティンの334周を上回るものの、トップのマクラーレン(817周)には及ばなかった。

    それでもハジャーは、テストを通じて自分の不安が大きく和らいだと語る。

    「正直に言うと、バルセロナでは本当にたくさん疑問があった。でもそれはすぐに消えた」

    「もちろんシーズン中に問題が出ることはあると思う。それは普通のことだ」

    「でも、僕が思っていたよりずっと少ないはずだ」

  • レッドブルF1 フォードPU好発進もメキース「我々はベンチマークではない」

    レッドブルF1 フォードPU好発進もメキース「我々はベンチマークではない」

    レッドブル・レーシングは2026年F1プレシーズンテストで予想外の速さを示し、パドックを驚かせた。しかし、チーム代表ローラン・メキースは開幕を前に、過度な期待を戒めている。

    新生パワーユニットの信頼性と安定した走行が注目を集める一方で、メキースは現時点でメルセデスやフェラーリに対して後れを取っているとの認識を示し、冷静な立場を強調した。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた6日間のテスト序盤、レッドブルは力強いパフォーマンスを披露。完全新規プロジェクトとなるフォードとのパワーユニットが高い信頼性と一定の競争力を示したことで、他チームの警戒を誘った。

    しかし、テストが進むにつれ勢力図は徐々に明らかになり、メルセデスとフェラーリがわずかに抜け出し、レッドブルとマクラーレンが追う構図が示唆された。

    メキースは次のように語った。

    「ピットレーンでは注目を他チームに向けようとする駆け引きがある。我々のアプローチはノイズを抑え、自分たちの作業に集中することだ」

    「我々には膨大な作業が残っている。残念ながら、我々はベンチマークではない。現時点ではトップグループの後ろにいるという強い確信がある」

    レッドブル・レーシング フォード

    一方で、フォードとの新たなパートナーシップがライバルを驚かせたことも認めている。

    「それでも、公平に言えば、完全に新しいプロジェクトであのレベルの一貫性を持って走れたことに、ピットレーンの多くが驚いたのは事実だろう」

    「ミルトンキーンズのスタッフは誇りに思うべきだ」

    「今後の競争は非常に激しくなる。我々が目指すレベルに到達するには多くの時間が必要になる」

    フォードとの新章と現実的な立ち位置
    レッドブルは2026年からフォードと組み、完全自社開発体制で新パワーユニット時代に突入した。初期テストで示した安定性は評価に値するが、メキースの発言は、即座にタイトル争いの中心に立てる状況ではないことを示唆している。

    開幕戦オーストラリアGPを前に、レッドブルは“サプライズの存在”から“真の挑戦者”へと進化できるのか。フォードとの新章が本格的な真価を問われるのは、まさにこれからだ。

  • クリスチャン・ホーナー レッドブルF1解任の本音「クソみたいなサンドイッチ」

    クリスチャン・ホーナー レッドブルF1解任の本音「クソみたいなサンドイッチ」

    レッドブル・レーシングの元CEO兼チーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、2025年F1イギリスGP直後の電撃解任について、率直な心境を明かした。

    20年にわたりチームを率い、数々のタイトルを獲得してきたホーナーは、Netflix『Drive to Survive』最新シーズンの中で、その瞬間を「裏切り」と表現し、強い喪失感を語っている。

    2025年F1イギリスGP終了後、レッドブルはホーナーを解任。これによりチームの体制刷新が始まり、後任にはローラン・メキースが就任した。

    ホーナーは番組内で、解任に至る経緯を次のように振り返っている。

    「オーストリアGPの後、我々はシルバーストンに向かった。マックスはポールポジションを獲得したが、最終的には5位で終えた」

    「その24時間後、ロンドンでの会議に出席するよう連絡を受けた。そこで私は、運営上の観点から、もはやレッドブルF1チームの運営に関与しないと告げられた」

    20年間を捧げたチームからの突然の通告は、予想外だったという。

    「本当に大きな喪失感と傷ついた気持ちがある。あまりにも突然で、きちんとした別れを言う機会すらなかった」

    「こんな立場になるとは想像もしていなかったし、あんな“クソみたいなサンドイッチ”を渡された瞬間の反応は、『ふざけるな』というものだった」

    「自分の選択ではない形で、非常に大切だったものを奪われた」

    「私は常にベストを尽くしてきた。チームのために、代表してきた人々のために最善を尽くした。ただ、今年のパフォーマンスは過去ほど強くはなかった」

    ホーナーの発言は、レッドブル内部の力学や2025年シーズンの苦戦を背景にした複雑な状況を示唆している。

    長年チームの象徴的存在だった彼の退任は、単なる人事異動ではなく、レッドブルの時代の転換点となった出来事だったと言える。