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  • マクラーレンF1 日本GP表彰台の背景 ステラ代表が明かす複合要因

    マクラーレンF1 日本GP表彰台の背景 ステラ代表が明かす複合要因

    マクラーレンは2026年F1日本GPで、オスカー・ピアストリが3位表彰台を獲得した。開幕から苦戦が続いていたチームにとって、これが今季初表彰台となる。

    鈴鹿では一時的に優勝争いにも絡む競争力を見せたが、チーム代表アンドレア・ステラは、そのパフォーマンスは単一の要因ではなく複数の条件が重なった結果だと説明している。

    スタートとトラックポジションが鍵
    オーストラリアでのクラッシュ、中国でのバッテリートラブルを経て、日本GPが今季初の完走となったオスカー・ピアストリは、予選で3番手を獲得。ポールポジションのアンドレア・キミ・アントネッリとはコンマ3秒差だった。

    決勝ではメルセデス勢がスタートで出遅れる中、ピアストリはアウト側から一気に首位へ浮上。クリーンエアを確保したことでレースをコントロールする展開となった。

    2026年型パワーユニットの特性上、エネルギー運用の影響が大きい一方で、鈴鹿ではトラックポジションの重要性も依然として高く、この2つが組み合わさったことでピアストリは主導権を握ることができた。

    セーフティカーが勝敗を分けた
    21周目に発生したオリバー・ベアマンのクラッシュによりセーフティカーが導入されると、レースの流れは一変した。

    最大の恩恵を受けたのは、まだピットインしていなかったアンドレア・キミ・アントネッリだった。リスタート後はクリーンエアの中でペースを発揮し、最終的にピアストリに13.7秒差をつけて優勝した。

    一方でピアストリは、セーフティカーがなければ勝利の可能性もあったと感じており、マクラーレンにとっては流れを失う要因となった。

    マクラーレン F1 日本GP

    ステラ「我々自身も驚いていた」
    今回のパフォーマンスについて、アンドレア・ステラは予想外だったことを認めている。

    「今日、我々は昨日の予選で見えた進歩を確認できた。オスカーは非常に良いスタートを決めてレースをリードすることができた」

    「我々自身も驚いていた。特に第1スティント終盤では、ラッセルを後方に抑えただけでなく、ギャップを広げることもできていた。だからこそ我々は先にピットへ入ることを検討し、勝利を狙っていた」

    「セーフティカーがなければどうなっていたかは分からないが、ラッセルに対しては十分に戦えたと思う。実際、今日はマクラーレンとフェラーリのペースはかなり近かった。ただ、アントネッリは誰よりも速かった」

    パワーユニット理解の進展が寄与
    ステラは、今回のパフォーマンス向上の要因として、メルセデス製パワーユニットへの理解が進んだことを挙げた。

    「ここでは我々はフェラーリと互角だった。レースのデータを見ると、フェラーリは依然としてコーナーでアドバンテージを持っている。彼らの方がより多くのグリップを生み出せている」

    「一方で、我々はパワーユニット全体として競争力のある状態にあり、その恩恵を受けていると思う」

    この収束により、メルセデス勢との直線性能差が縮まり、ジョージ・ラッセルが決定的な差を作れなかった側面もあった。

    再舗装された路面が影響
    もうひとつの重要な要素が、今回の日本GPに向けて再舗装された鈴鹿サーキットの路面だった。

    ステラは、これまでのレースではフロントタイヤのグレイニングが発生した際、マクラーレンはフェラーリやメルセデスよりも影響を受けやすかったと説明する。

    「これまでのレースでは、フロントタイヤにグレイニングが出ると、我々はやや影響を受けやすかった」

    「今回は路面グリップが非常に高く、それが我々の助けになった。シャシー性能が十分でない場合でも、このようなコンディションでは戦いやすくなる」

    「ただし、全体としてはフェラーリとメルセデスの方が依然として高いパフォーマンスを持っていると考えている」

    復調の兆しも課題は依然明確
    中国GPでは2台ともスタートできなかった状況から、日本GPで表彰台を獲得したことは、マクラーレンにとって大きな前進となった。

    しかしステラの見解は一貫しており、今回の結果はあくまで複数の条件が揃った中でのパフォーマンスであり、マシンの絶対性能でトップに並んだわけではない。

    次戦マイアミでは大規模アップデートの投入が予定されており、真の競争力が問われるのはそこからになる。今回の表彰台は復活の証明というよりも、改善が機能し始めたことを示す指標と位置付けるべき結果と言える。

  • ランド・ノリス 新F1レギュレーション再批判「これはレースではない」

    ランド・ノリス 新F1レギュレーション再批判「これはレースではない」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2026年F1レギュレーションがもたらしているバトルのあり方に対し、改めて強い不満を示した。2026年F1日本GP後、ノリスは現行マシンの挙動について「これはレースではない」と断言し、意図しないオーバーテイクやバッテリー展開の不自然さを厳しく批判した。

    オリバー・ベアマンのクラッシュが安全面の懸念を改めて浮き彫りにするなか、ノリスはレースそのものの本質にも踏み込み、車内で感じている実態はテレビで見えるものとは異なると主張した。

    ドライバーが主導権を持てず、パワーユニットの制御に翻弄される現状に対し、改善を求めている。

    ノリス「これはレースではない」
    ランド・ノリスはレース後、2026年F1レギュレーションの問題点について次のように語った。

    「この件には2つの側面がある」とノリスは語った。

    「レースという観点からの話があるし、今日の件の原因になったかもしれない安全面の話もある」と述べ、オリバー・ベアマンのクラッシュに言及した。

    「レース面について言えば、正直なところ、いくつかのバトルではルイスを抜きたくすらなかった。自分が望んでいない時にバッテリーがデプロイされてしまうし、それを自分でコントロールできないからだ。だから彼を抜いても、そのあと自分にはバッテリーが残っていなくて、彼がそのまま飛ぶように抜き返していく」

    「これはレースではない」とノリスは言い切った。

    「こういうヨーヨーのような状態は、たとえ彼がそうではないと言ったとしても、レースではない」

    「ドライバーが主導権を持てていない」
    ノリスによれば、問題の本質はパワーユニット側の挙動にドライバーが支配されている点にあるという。

    「パワーユニットが何を供給するかに左右されてしまっている時点で、本来は少なくともドライバーがコントロールしているべきなのに、僕たちはそうなっていない」と語った。

    「もちろん、より良かったコースもあれば、より悪かったコースもある。いくつか改善はされてきたし、さらに改善する余地もある。我々はただ全開で走りたいだけなんだ」と訴えた。

    「130Rから最終コーナーまでの区間でアクセルを戻して、60km/hも失いたくない。他のカテゴリーの方が僕たちより高いトップスピードを出しているはずだ」

    「改善できる部分はいくつかある。でもFIAもそれは分かっている」と続けた。

    「改善してくれることを願っている」

    ランド・ノリス マクラーレン F1

    130Rで起きている“意図しない再展開”
    ノリスは、鈴鹿の130Rで実際に何が起きているのかについても説明した。

    「通常ならオーバーテイクモードになっている」と語った。

    「問題は、130Rに向かうところでデプロイされることなんだ。前のクルマに突っ込んでしまうから、僕はアクセルを戻さないといけない。でも一度アクセルを戻して、もう一度踏み直すと、自分はそれを望んでいないのにまたバッテリーがデプロイされてしまう。本来ならそこで切れるべきなんだ」

    「でも、いったん戻してからまた踏み直すと再びデプロイされてしまう。僕にできることは何もない」

    「ドライバーに与えられているコントロールがあまりにも少なすぎる。だから後ろのクルマの状況に対して、あまりにも受け身になってしまう。それは本来あるべき形ではない」

    テレビ映像と車内の実感のズレ
    ノリスは、外から見えるレースと、ドライバーが実際に感じているレースの間に大きな隔たりがあるとも主張した。

    「テレビで見ればレースは素晴らしく見えるかもしれない」と語った。

    「でも、コクピットの中で感じているレースは、間違いなく本来あるべきほど本物ではない」

    また、ドライバーたちの声がどこまで届いているのかについても、ノリスは冷ややかな見方を示した。

    「僕たちが何を言っても関係ない」と述べた。

    「ファンが楽しんでいる限り、それがすべてなんだろうから」

  • マクラーレンF1がメルセデスに肉薄 鈴鹿で判明した“電力戦略の差”

    マクラーレンF1がメルセデスに肉薄 鈴鹿で判明した“電力戦略の差”

    2026年F1日本GPの金曜フリー走行で、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が最速タイムを記録した。しかし注目すべきは単純な順位ではなく、そのタイムの“作り方”だった。

    新時代レギュレーションで苦戦が続いていたマクラーレンだが、鈴鹿では少なくとも一発の速さにおいて改善の兆しを見せた。シャシー性能だけでなく、エネルギーの使い方にも明確な特徴が表れている。

    電力の使い方が生んだ決定的な差
    今回のタイム差は、単純なラップ全体の微差ではなかった。マクラーレンとメルセデスは、まったく異なるエネルギー運用を採用していた。

    マクラーレンは最終シケイン立ち上がりで電力を集中投入し、メインストレートで20km/h以上のトップスピード差を確保。その結果、1コーナーで大きなアドバンテージを得て、S字進入時点で約0.5秒リードを築いた。

    一方でメルセデスは、中高速コーナーで着実に差を削るアプローチを取り、ヘアピンではその差を約0.2秒まで詰める展開となった。

    さらにスプーン以降では、マクラーレンが130Rに向けて再び電力を使う一方、メルセデスはより高い最高速(約330km/h)まで伸ばすなど、区間ごとに優位性が入れ替わる展開となった。

    最終的には、シケイン出口で残ったバッテリーを使い切ったマクラーレンがフィニッシュラインで再逆転。わずか0.092秒差という結果につながった。

    鈴鹿特有の“抜きにくさ”が鍵を握る
    このように区間ごとに強みが分かれる特性は、レース展開に大きな影響を与える可能性がある。

    鈴鹿はオーバーテイクが難しく、タイヤデグラデーションも大きくないため、一度前に出ればポジションを守りやすい。そのためマクラーレンが前方スタートを決めれば、メルセデスにプレッシャーをかける展開も十分にあり得る。

    ロングランペースでは依然としてメルセデス優勢と見られているが、予選と序盤の展開次第では波乱の可能性も見えてきた。

    マクラーレン vs メルセデス

    路面進化がメルセデスに味方する可能性
    ただし、この結果には重要な前提がある。金曜の鈴鹿は路面グリップが低く、“ダーティトラック”状態だった。

    2026年マシンの特性として、路面が改善するにつれてブレーキングポイントが奥になり、エネルギー回収(ハーベスティング)が難しくなる。その影響で、エネルギー運用の最適解も変化する。

    実際にジョージ・ラッセルは、ラップ終盤を待たずに回生上限に達してしまい、最終シケイン立ち上がりで電力を使えない状態に陥っていた。

    メルセデスのブラッドリー・ロード副代表は次のように説明している。

    「Q3終盤のような週末のピーク状態で、エネルギー管理がどうなるかを見極めようとしている。そのため、週末序盤にはある種の妥協が生まれる」

    「その一つがスプーンでのドライビングスタイルで、ジョージはキミよりも早い段階で回生上限に達してしまった。その結果、最終コーナーでの加速に影響が出ていた」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    マクラーレンの“金曜最速”は本物か
    もっとも、マクラーレン自身もこの結果を楽観視はしていない。

    ロングランでは依然としてメルセデスに及ばず、さらにフェラーリも本来の一発の速さをまだ見せていない状況だ。

    実際、開幕戦オーストラリアでもピアストリは金曜最速を記録していたが、決勝ではメルセデスが圧倒的な強さを見せている。

    それでも今回明らかになった“異なるエネルギー戦略”は、2026年F1の新たな戦い方を象徴するものだ。

    予選で前に出ることができれば、マクラーレンがメルセデスに一矢報いる展開も現実味を帯びてきている。

  • レオナルド・フォルナローリ マクラーレンF1初走行 バルセロナで512km走破

    レオナルド・フォルナローリ マクラーレンF1初走行 バルセロナで512km走破

    レオナルド・フォルナローリは、バルセロナのカタルーニャ・サーキットでマクラーレンのTPC(旧型車テスト)プログラムに初参加し、F1マシンでの走行デビューを果たした。2025年F2王者として迎えたこの機会で、2日間にわたり合計110周・512kmを走破した。

    今回のテストは、フォルナローリにとってF1キャリアの重要な一歩となった。燃料負荷を変えながらの走行を繰り返し、低燃料・高燃料双方のコンディションで安定したパフォーマンスを示し、着実な進歩を見せた。

    初のF1走行で得た確かな手応え
    フォルナローリは今回のテストを振り返り、F1マシンでの初走行に強い手応えを示した。

    「F1マシンを実際に走らせるのは本当に信じられない感覚だ。この2日間は素晴らしい経験で、多くのことを学ぶことができた」

    「このマシンは最新世代とは異なるけど、実際にコースで走れることはリザーブドライバーとして非常に重要だ」

    「シミュレーターとの相関確認という面でも非常に有意義だった。チームのためのサポート業務にも役立つテストだったと思う」

    「この機会をくれたマクラーレンに感謝しているし、またすぐにでもマシンに乗って成長を続けたい」

    今回の走行では、単なる経験にとどまらず、シミュレーターとのデータ相関という重要な課題にも取り組んだ。これは将来的なフリー走行(FP1)出走に向けた準備として位置付けられている。

    レオナルド・フォルナローリ マクラーレン F1

    チームも高評価 若手育成プログラムの成果
    マクラーレンのジュニアドライバープログラム責任者であるアレッサンドロ・アルンニ・ブラヴィも、フォルナローリの走りを高く評価した。

    「チームとして今回のテストには非常に満足している。彼は短時間でマシンに順応し、非常に良い進歩を見せた」

    「ジュニアカテゴリーで見せてきたスピードと学習能力を今回も証明した形だ」

    「こうしたテストはリザーブドライバーとしての準備において極めて重要だし、彼のキャリアにとっても大きな一歩だ」

    「初めてのF1テスト完了を祝福したい。この経験は彼にとって忘れられないものになるはずだ」

    フォルナローリはテスト終了後すぐに日本へ移動し、鈴鹿で行われる2026年F1日本GPに帯同する予定だ。今後もTPCプログラムはシーズンを通じて継続される見込みであり、F1デビューに向けた準備が着実に進んでいる。

  • マクラーレンF1 なぜ自前PUを作らないのか?現実的な壁と将来の選択肢

    マクラーレンF1 なぜ自前PUを作らないのか?現実的な壁と将来の選択肢

    マクラーレンは2026年F1シーズンにおいて、メルセデス製パワーユニット(PU)を使用するカスタマーチームとして参戦している。しかし、中国GPでのダブルDNSという衝撃的な結果を受け、改めて「ワークス化(自社エンジン)」の可能性が議論されている。

    では、なぜマクラーレンはレッドブルのように自前エンジンを作らないのか。その答えは単純ではなく、複数の現実的なハードルが存在する。

    莫大すぎるコストと技術投資
    F1のパワーユニット開発は、単なるエンジン製造ではない。内燃エンジンに加え、バッテリー、MGU-K、制御システムなどが複雑に統合された“ハイブリッドシステム”だ。

    これをゼロから構築するには、数千億円規模とも言われる投資と、数年単位の開発期間が必要になる。

    レッドブルは「レッドブル・パワートレインズ」を設立したが、その背景にはホンダの知見継承と、フォードとの提携という強力な支援がある。完全なゼロスタートではない。

    一方のマクラーレンは、現時点でそうした大規模なエンジン開発基盤を持っていない。

    メーカーではなく“レーシングチーム”である構造
    メルセデスやフェラーリ、アウディのようなチームは、自動車メーカーとしての巨大な研究開発部門を持つ。

    しかしマクラーレンは、あくまでレーシング主体の組織であり、量産メーカーのようなエンジン開発リソースは限定的だ。

    確かにマクラーレン・オートモーティブは存在するが、F1用パワーユニットの開発は市販車とは全く別次元の技術領域であり、そのまま転用できるものではない。

    マクラーレン F1

    過去の“ホンダ時代”のトラウマ
    2015年からのホンダとの再タッグは、性能不足と信頼性問題に苦しみ、結果的に決別に至った。

    当時、ロン・デニスは「ワークスでなければ勝てない」と主張していたが、現実にはワークス体制でも成功は保証されないことが証明された。

    この経験は、マクラーレンにとって「エンジンを握るリスク」の大きさを強く印象付けている。

    現在の契約と短期的な現実
    マクラーレンはメルセデスとのパートナーシップを2030年まで延長している。

    つまり、少なくともこの期間はエンジンを自社開発する選択肢は現実的ではない。

    さらに2026年の新レギュレーション初期は、信頼性トラブルが頻発しており、どのPUメーカーもまだ“完成形”には達していない状況だ。

    今回の中国GPのトラブルも、マクラーレン固有というより「新時代の過渡期」による側面が大きい。

    それでも浮上する“ワークス回帰”の可能性
    それでも今回の件で浮き彫りになったのは、「カスタマーチームの限界」という古くからのテーマだ。

    マクラーレンは2024〜2025年にタイトルを獲得したとはいえ、レギュレーションが変わるたびに優位性がリセットされる。

    その中で、PUとシャシーを完全統合できるワークス体制は、長期的な競争力という点で依然として魅力的だ。

    過去にはトヨタとの接近も報じられており、2030年以降の再編で「新たなワークスパートナー」を模索する可能性は十分にある。

    また、WECハイパーカー向けに社内パワートレイン開発を進めていることもあり、将来的な布石と見ることもできる。

    結論:作れないのではなく“今は作るべきではない”
    マクラーレンが自前エンジンを作らない理由は、技術的に不可能だからではない。

    ・コスト
    ・リスク
    ・組織構造
    ・過去の失敗
    ・既存契約

    これらを総合すると、「現時点では合理的な選択ではない」という判断に近い。

    ただし、今回のように“カスタマーの限界”が露呈する局面が増えれば、その判断が変わる可能性もある。

    2030年以降、マクラーレンが再び“ワークスチーム”という道を選ぶのか。それとも、より強力なパートナーを見つけるのか。

    今回のダブルDNSは、その分岐点を示唆する出来事だったと言える。

  • マクラーレンF1 中国GPでダブルDNS 原因はメルセデス関連も責任追及せず

    マクラーレンF1 中国GPでダブルDNS 原因はメルセデス関連も責任追及せず

    マクラーレンF1は2026年F1中国GPで、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台がそろってスタートできない異例の事態に見舞われた。チーム代表のアンドレア・ステラは、初期分析の結果として問題がメルセデス製パワーユニットに関連する領域で発生したことを認めた。

    ただしステラは、責任をパワーユニットサプライヤーに押し付ける姿勢は明確に否定した。

    マクラーレンとメルセデスHPP(ハイ・パフォーマンス・パワートレインズ)は「ワンチーム」としてこの失望すべき出来事に向き合い、再発防止に取り組む考えを強調している。

    アンドレア・ステラは“ワンチーム”を強調
    アンドレア・ステラは、ノリスとピアストリをスタート不能に追い込んだ問題について、メルセデスHPPと共同で原因を調査していく考えを示した。

    「我々はHPPとともに、これらのトラブルの理由を検証することになる」とアンドレア・ステラは語った。

    「そして、私がチームのみんなにもHPPにも言ったように、我々はワンチームとして進む」

    「ワンチームとして、この失望の一日と向き合うし、将来に向けて二度と起こらないようにしていく」

    ノリス車はPU電気系との通信不能
    ステラによると、ランド・ノリスのマシンではグリッドへ向かう準備の段階で、パワーユニットの電気系に問題が発生していた。該当コンポーネントとの通信ができなくなっていたという。

    「明らかに失望の一日であり、かなりフラストレーションのたまる一日だった」とステラは述べた。

    「なぜなら我々はコース上で走るためにレースをしているのであって、今日は他のクルマがレースをしている一方で、2台のマクラーレンがガレージの中にいるのを目にしたからだ」

    「今日起きたのは、ランドのクルマでグリッドへ向かう周回の準備中に、パワーユニットの電気系に問題があることが確認されたということだ。このコンポーネントと通信することができなかった」

    「我々はその問題の修正を試みた。我々は、その部品そのものを交換しなくても済むように、可能な限り多くの部品を交換しようとした。なぜなら、その部品自体を交換するには非常に時間がかかり、レーススタートには間に合わなかったからだ」

    「しかし問題を修正する方法はなく、ランドのクルマはガレージを離れられる状態にまったくなっていなかった」

    ステラは、当初はECU側の可能性も疑い、短時間で交換できることから対応を試みたことも明かした。

    「我々はECUの交換を試みた。というのも、バッテリーとの通信ができていない状態だった一方で、ECUの交換は数分で済むからだ」

    「ECUが原因かもしれないと仮定し、ECU交換に踏み切ったが、状況は変わらなかった」

    マクラーレン F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ピアストリ車は同領域の別トラブル
    一方のオスカー・ピアストリは、マシン自体は問題なくグリッドまで到着した。しかしフォーメーションラップ前になると再始動できなくなり、そのままマクラーレンのガレージへ押し戻されることになった。

    ステラによれば、こちらも同じくパワーユニットの電気系に属するコンポーネントが関係していたが、ノリス車とは別種のトラブルだったという。

    「オスカー側では、クルマはまったく問題なくグリッドまで行くことができた」とステラは説明した。

    「しかしグリッドに着いてから、ランドと似た形で再びクルマに火が入らなくなった。ただ、オスカー側では問題の診断はより容易で、やはりパワーユニットの電気系にある同じコンポーネントの問題のようだが、性質としては異なる問題に見える」

    同時発生は“異例で特徴的ではない”
    ステラは、同じレースで、同じ系統のコンポーネントに、しかも致命的な2件のトラブルが同時発生したことについて、極めて異例だと認めている。

    「同じコンポーネントで、ほぼ同時に2つの致命的な問題が起きるというのは、かなり例外的であり、そのコンポーネントの性格としても普通ではない」とステラは語った。

    「このケースでは、それはパワーユニットの電気系にある」

    そのうえで、当該領域はマクラーレンが直接管理する部分ではなく、メルセデスHPPからの報告を全面的に信頼しているとした。

    「明らかに、これはマクラーレンの管理下にないクルマの領域なので、我々はHPPから報告される内容に完全に依存しているし、その報告を全面的に信頼している」

    「そして現時点での彼らの報告によれば、2つの問題は性質が異なる。だから、同じタイミングで、同じグランプリで、しかも両方とも致命的だったというのは、単なる偶然のように見える」

    マクラーレン側要因の可能性は現時点で低い
    クラッシュネットから、車両側とのインターフェースが原因である可能性について問われたステラは、現段階ではその可能性は低いとの見方を示した。ただし、今後の詳細調査次第では評価が変わる余地も残している。

    「現時点では、それがケースだとは見えていない」とステラは述べた。

    「ただ、言ったように、診断や部品の点検ができているのはまだその段階までだ」

    「もう少し深く調べることができれば、より包括的な評価が可能になるし、実際にマクラーレン側に何かあったのかどうかも確認できるだろう」

    根本原因はなお特定に至らず
    またステラは、メルセデス側も現時点では不具合の発生理由そのものまでは特定できていないと説明した。データや外観上の確認だけでは、より具体的な根本原因を指し示す材料がまだ得られていないという。

    「現時点で、これらの問題は“何が起きたのか”という意味では理解されているが、“なぜ起きたのか”という根本原因の意味ではまだ完全には理解されていない」

    「これには点検、物理的な点検が必要になる。なぜなら、利用可能なデータや、あるいは表面的な外観確認からは、ある特定の、より詳細な根本原因を示すものは何もないからだ」

    「一般的に、問題があるのはある領域だと言えるところまでだ」

  • マクラーレンF1 電気系トラブルでダブルDNSの悪夢 「次は必ず立て直す」

    マクラーレンF1 電気系トラブルでダブルDNSの悪夢 「次は必ず立て直す」

    マクラーレンは2026年F1第2戦中国GPで、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台がともにスタートできずDNSとなった。

    ノリスはピットレーンからのスタートを目指して修復作業が行われたが、電気系トラブルは解消できず出走を断念。さらにピアストリもグリッドに並んだ後、別の電気系トラブルによりピットへ戻され、そのままスタートできなかった。両車とも異なる原因によるトラブルで、チームにとっては痛恨のダブルDNSとなった。

    ステラ「極めて失望している」
    チーム代表のアンドレア・ステラは、週末の結果を厳しく受け止めた。

    「F1のレース週末は、トラックサイドとウォーキングのファクトリーの両方で多くのチームメンバーの努力とエネルギーによって成り立っている。さらに技術的・商業的パートナー、そして早朝や深夜に応援してくれる素晴らしいファンの支えもある」とステラはコメント。

    「我々はレースをするためにここに来ている。しかし今日は2台とも異なる電気系トラブルにより出走することができなかった。これはチーム、ドライバー、パートナー、そしてファンにとって極めてフラストレーションが大きく、失望する結果だ。我々はこのことを謝罪し、鈴鹿ではチーム一丸となって立て直す」

    「土曜日の予選からレース前の始動まで何も変わっていなかったが、ノリスのマシンはガレージを出る準備の段階で電気系の問題が発生した。メルセデスHPPとともに修復を試みたが、解決には至らなかった」

    「その後、グリッド上のピアストリのマシンにも別の電気系トラブルが発生し、ガレージへ戻すことになった。同時に異なる電気系の問題が発生したのは極めて不運な出来事であり、どちらのマシンもスタートさせることができなかった」

    「我々はHPPとともに原因を調査し、何が起きたのかを理解する。トラックサイドとウォーキングのチームが一丸となり、次戦日本GPではより強く戻ってくる」

    ノリス「本当に悔しい」
    ランド・ノリスは電気系トラブルによりDNSとなり、レースに出走できなかった悔しさを語った。

    「ここまで来て、僕だけでなくチーム全体が多くの努力をしてきたのに、レースをスタートできなかったのは本当に悔しい」とノリスはコメント。

    「パワーユニット側の電気系トラブルによってエンジンを始動することができなかった。メカニックたちはできる限りのことをしてくれたが、残念ながら修復できなかった」

    「さらにフラストレーションが大きいのは、僕とオスカーでまったく別の問題が同時に発生したことだ。全体的にとても不運だったと思う」

    「この結果を受け止めて原因を学び、二度と起こらないようにしなければならない。チーム全員がフラストレーションを感じているが、次に向けてしっかり準備していく」

    「ここまで応援してくれたファンの前でレースができなかったのは残念だが、チームはすでに問題解決に向けて動いているし、鈴鹿に向けて準備を進めていく」

    「最後にキミの初優勝におめでとうと言いたい。初勝利は特別なものだし、しっかり味わってほしい」

    マクラーレン F1

    ピアストリ「走行距離を失ったのが痛い」
    オスカー・ピアストリもDNSとなり、開幕2戦連続でレースに出走できない状況となった。

    「チームにとって厳しい一日だった。グリッドには並べたが、パワーユニット側の電気系トラブルが発生し、レースをスタートすることができなかった」とピアストリはコメント。

    「ランドとは別の問題で、現在も調査中だ。望んでいた展開ではないが、レースではこういうことも起こる」

    「特にフラストレーションが大きいのは、またレース距離を走れなかったことだ。この時代のマシンでは走行距離が非常に重要で、多くのことを学ぶ機会を失ってしまった」

    「チームの週末の努力には感謝しているし、キミの初優勝にもおめでとうと言いたい。非常に大きな成果であり、決して忘れられないものになるはずだ」

    「ここからは気持ちを切り替えて日本に向かう」

    マクラーレンは2台ともスタートできないという厳しい結果に終わった。チームは電気系トラブルの原因究明と再発防止に取り組み、日本GPでの巻き返しを目指す。

  • マクラーレンF1 中国GPダブルDNSの原因 別々の電気系トラブルが同時発生

    マクラーレンF1 中国GPダブルDNSの原因 別々の電気系トラブルが同時発生

    2026年F1第2戦中国GPで、マクラーレンはランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台を決勝スタート前に撤退させるという異例の事態に見舞われた。

    上海インターナショナル・サーキットのグリッドでは、ピアストリが5番手、ノリスが6番手からスタートする予定だったが、両車ともパワーユニットの電気系トラブルが発覚し、レースに参加できなかった。

    チームによると、2件のトラブルは互いに関連のない別々の問題だったという。

    まずランド・ノリスのマシンでは、レース前の「通常の準備作業」の段階で電気系の問題が発覚。ガレージから出る前の段階で不具合が確認され、メルセデスHPPと協力して修復を試みたものの解決できず、ノリスはグリッドに向かうことすらできなかった。

    一方のオスカー・ピアストリはグリッドに並んだものの、そこで別の電気系トラブルが判明。問題を解決できなかったためマシンはガレージへ戻され、決勝への参加は不可能となった。

    マクラーレン 中国GP

    ステラ「両方のPUで別々の電気系トラブルが発生」
    マクラーレンF1チーム代表アンドレア・ステラは、今回の異例のDNSについて次のように説明した。

    「我々はレースをするためにここに来ている。しかし今日は両方のパワーユニットに別々の電気系トラブルが発生したため、レースをする状況にすらなかった。チーム、ドライバー、技術パートナー、商業パートナー、そしてファンにとっても非常に苛立たしく、失望する結果だ」

    「土曜日の予選からレース前のガレージでの始動まで、状況は何も変わっていなかった。しかしランドのマシンをガレージから出そうと準備していた際に、パワーユニットの電気系トラブルが発見された」

    「我々はメルセデスHPPとともに修復を試みたが解決できず、彼にとってキャリア初となるグランプリ欠場という結果になった」

    「その後、グリッド上でオスカーのパワーユニットにも別の電気系トラブルが見つかり、解決できなかったためガレージへ戻す必要があった」

    「両方のパワーユニットで同時に別々の電気系トラブルが発生したように見える。極めて不運な偶然だったが、その結果として今日はどちらのマシンもレースをスタートさせることができなかった」

    今回の撤退は、マクラーレンが決勝スタート前に2台ともレースを断念するケースとしては20年以上ぶりの出来事となった。チームは今後、メルセデスHPPと共同で原因の詳細な調査を進めるとしている。

  • マクラーレンF1代表 「メルセデスPUの優位性に不満はない」

    マクラーレンF1代表 「メルセデスPUの優位性に不満はない」

    マクラーレンは2026年F1中国GP予選でランド・ノリスが6番手となり、メルセデス勢やフェラーリ勢の後方から決勝に臨むことになった。2026年レギュレーションで導入された新世代パワーユニットでは、メルセデス製エンジンのパフォーマンスが際立っていると見られている。

    こうした状況の中、マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、メルセデスのワークスチームが持つパワーユニット運用面での優位性について「不満を言っているわけではない」と強調した。

    マクラーレンは現在、メルセデスのパワーユニット部門であるハイパフォーマンス・パワートレインズ(HPP)と協力しながら、新型パワーユニットの理解を深めている段階にあるという。

    ステラ「ワークスチームに優位性があるのは自然」
    アンドレア・ステラは、中国GPの現地取材で次のように説明した。

    「まず最初に明確にしておきたいのは、私がパワーユニットの活用について話したとき、それはHPPとの協力という意味で言ったものだ」

    「非常に複雑なパワーユニットだ。そしてカスタマーチームの立場にいると、まずは学ばなければならない。これはごく自然なことだ」

    「もし受け取る製品が比較的シンプルで理解しやすく、使いこなしやすいものなら、そこまで大きな差は生まれない。しかし今回の場合は非常に複雑で、こうした特性を持つパワーユニットは過去の選手権でも見た記憶がない」

    「だからこそ、我々は理解を深めていくプロセスを経なければならない。我々はHPPが非常に協力的であることに感謝している」

    「ワークスは一体運用」 データ共有の差
    ステラはまた、メルセデスのワークスチームが持つ構造的な優位性についても言及した。

    「当然ながらワークスチームであれば、より統合された形で作業することになる。知的財産の制限もデータ保護の壁もなく、一つの組織として機能する」

    「その点で多少のアドバンテージがあるのは当然だ。我々はそれについて不満を言っているわけではない。我々の唯一の焦点は、できるだけ早く学び、このパワーユニットを最大限に活用することだ」

    複雑なエネルギーマネジメントの理解が鍵
    ステラは、新型パワーユニットの特性として、わずかな変化が大きなラップタイム差につながるほど「感度が高い」ことを指摘した。

    「これまでのすべてのセッション、すべてのイベントで、我々はパワーユニットの仕組みを少しずつ学んできた」

    「非常に複雑な運用方法だ。小さな変化に対する感度が非常に高く、それがラップタイムやトップスピードに大きな影響を与える」

    「GPSデータを見れば分かるが、同じドライバーでもラップごとにスピードプロファイルがかなり違うことがあるし、同じチームの2人のドライバーでも違う」

    「その感度がどこから生まれているのかを理解しなければならない。そのためには使えるツールも理解する必要がある」

    マクラーレン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    改善は進むがまだ伸びしろ
    ステラは、オーストラリアGPから中国GPまでの間で進歩があったことを認めつつ、まだパフォーマンスを引き出す余地があると語った。

    「我々はオーストラリアの時点よりも良い位置にいる」

    「HPPの技術パートナーには感謝している。彼らは我々の理解と最適化のプロセスを非常にサポートしてくれている」

    「今はパワーユニットからより多くのパフォーマンスを引き出せるようになっているが、予選の分析をすると、まだ引き出せるパフォーマンスが残っているように見える」

    「これはポジティブなことだ。つまりラップタイムはまだ改善できるということだからだ」

    マイアミに向けてアップデート開発
    ステラはまた、シャシー側の開発も並行して進めていることを明かした。

    「我々はあらゆる領域でマシン開発を加速させようとしている」

    「テストとシーズン序盤のレースを経て、自分たちのデータを見ながら何を改善すべきかをさらに理解した」

    「同時に、他チームのマシンからもインスピレーションを得ている」

    「現在はこれらの重要な情報を統合し、新しいパーツを設計しているところだ」

    なお、マクラーレンは次の大きなアップデートとして、マイアミGPに向けた開発を進めている。中東情勢の影響でバーレーンGPとサウジアラビアGPが4月に開催されないことになったが、開発スケジュールへの影響はないという。

  • マクラーレンF1 中国GP予選 3列目独占 ピアストリ5番手「想定通り」

    マクラーレンF1 中国GP予選 3列目独占 ピアストリ5番手「想定通り」

    マクラーレンは2026年F1中国GPのスプリントと予選で安定したパフォーマンスを見せた。スプリントではランド・ノリスが4位、オスカー・ピアストリが6位でフィニッシュし、中団争いの上位に位置した。

    予選では2台ともQ3に進出し、ピアストリが5番手、ノリスが6番手を記録。マクラーレンは3列目を独占する形となり、フェラーリに迫る位置から決勝に臨むことになった。

    ステラ『序盤戦はメルセデスが最速』
    マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、シーズン序盤の勢力図について言及した。

    「今日のスプリントレースとグランプリ予選を見ると、今シーズン序盤の傾向がはっきりしてきている」

    「メルボルンでも見られたように、現時点ではメルセデスが予選でもレースでも最速のチームであり、フェラーリと我々は2番手争いをしている状況だ」

    「今朝のスプリントで見たように、レースペースではフェラーリにまだ少し優位性があるように見える」

    「ただ予選の一発の速さでは、我々は徐々にその差を縮めている」

    「両ドライバーが新しいソフトタイヤを使用したことも、今日タイム差が縮まった要因の一つだろう」

    「2台が3列目に並んでスタートすることは、チームとして正しい方向に進んでいる証拠だ」

    「ただ次の開発アップデートを投入するまでは、この差をすぐに埋めるのは難しいだろう」

    「MCL40を走らせるたびにパワーユニットの使い方をさらに理解できており、セッションごとにパフォーマンスを見つけている」

    「明日の決勝では、スプリントやメルボルンで見せたレースペースから前進できるかが重要になる」

    ピアストリ『結果は想定通り』
    オスカー・ピアストリは、予選結果は想定通りだったと語った。

    「予選5番手、スプリント6位。全体として悪くない一日だったが、まだやるべきことはある」

    「今日の予選結果はだいたい予想していた位置だ。最後のラップは少し完璧ではなかったので、まだ少し余地はあった」

    「それでも他の部分では最大限を引き出すことができたと思う」

    「明日は良いスタートを決めてタイヤをしっかりマネジメントする必要がある。今朝のスプリントでもそれが重要な要素だった」

    「クルマのペースも大きなポイントになる。今夜さらに何か見つけて、ポイントを増やせるか試してみたい」

    マクラーレン F1 中国GP

    ノリス『ほぼ想定通りの一日』
    ランド・ノリスは、チームとして想定通りの位置にいると振り返った。

    「今日はおおむね予想していた位置で終わった一日だった」

    「スプリントの4位は達成できる最大の結果だったと思う。メルセデスの1台を上回ることができたのは予想以上だった」

    「レースペースではまだ弱点があるのは分かっているし、そこは改善しようとしている」

    「予選では悪くない結果だったが、少しタイムを残してしまった部分もある」

    「セクター3が難しく、ストレートでもコーナーでもかなりタイムを失っている」

    「フェラーリとはそれほど大きな差ではないが、彼らにはいくつかの強みがある」

    「明日は前のクルマと戦いたいが、速すぎる相手を無理に追ってレースを台無しにするわけにもいかない」

    「できるだけ多くのポイントを最大化することが目標だ」

    マクラーレンは予選で3列目を独占し、フェラーリとメルセデスに続く位置につけた。決勝ではスタートとタイヤマネジメントが順位争いの鍵を握ることになりそうだ。