カテゴリー: F1イギリスGP

  • レッドブル・ホンダF1 決勝分析:レースの世界は結果がすべて

    レッドブル・ホンダF1 決勝分析:レースの世界は結果がすべて

    レッドブル・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝レースで、マシンのペースではメルセデスには劣っていたものの、2位表彰台と8位という結果を手にした。

    予選ではマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに1秒差をつけられ、マシン自体のペースではメルセデスとレッドブル・ホンダの間には大きな差があることが浮き彫りとなった。

    決勝でもそれは変わらなかった。レースペースでも常に0.4~0.5秒の差があり、マックス・フェルスタッペンは終始メルセデスを捕らえることができなかった。前戦同様、トップのルイス・ハミルトンはペースを制御し、常に10秒程度のギャップをフェルスタッペンとの間にキープしていた。

    しかし、メルセデスにはタイヤがバーストするという問題が発生。ルイス・ハミルトンはトップでチェッカーを受けたものの、バルテリ・ボッタスはノーポイントに終わった。そして、マックス・フェルスタッペンは2位表彰台とファステストラップポイントを手にした。

    「勝利の可能性があったから、ソフトタイヤに履き替えるためにピットインすべきではなかったと言われるのは分かる。後からこういうことを言うのは簡単だけど、僕は全く後悔していないし、ファステストラップを狙ってピットストップを行ったのは正しい決断だったと信じている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「ルイス(ハミルトン)がラッキーだったという人もいるけど、首位を走行中にパンクを喫するのは不運だし、ボッタスも同様だ。3位が最大の結果かと思われたレースで2位ということに満足しているし、ポイントも稼ぐことができた」

    「メルセデスには一周あたり0.4~0.5秒離されていたけど、後方のマシンに対しては1秒ほど速いペースだったので、孤独なレースだった」

    もし、レッドブル・ホンダがファステストラップを狙いに行かなければ、マックス・フェルスタッペンが優勝していたかもしれない。だが、レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは第2スティントで履いていたマックス・フェルスタッペンのハードタイヤにも亀裂が入っており、ピットインしなければ、メルセデス勢と同じようにパンクしていた可能性がある。

    また、ペースで劣るシャルル・ルクレール(フェラーリ)が後続に蓋をして、さらにロマン・グロージャン(ハース)がミディアムタイヤでしばらく居座ったことで、マクラーレンやルノーといった他の脅威に晒されることもなかった。

    対メルセデスで見れば、マシンの実力としては劣っていたことには変わりないが、F1イギリスGPではRB16が改善をみせていた。

    マックス・フェルスタッペンは、3位でフィニッシュしたフェラーリのシャルル・ルクレールに常に10秒以上の差をキープ。開幕3戦でレッドブル・ホンダよりも速いと評価されていたレーシング・ポイントの“ピンクメルセデス”もレース終盤にはアレクサンダー・アルボンが華麗にオーバーテイク。パワーランキングは変化した。

    レッドブルのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーも「予選選でメルセデスにギャップをつけられていただけに、マックスが2位とファステストラップをマークしたことはチームにとって素晴らしい結果だ」と語る。

    「ハンガリーからここに来て、我々はチームとして進歩していると感じている。今日を見ればレースでは何が起きるか分からないことが証明された。とにかくプッシュして、前に向けてプレッシャーをかけていかなければならない」

  • ルイス・ハミルトン、F1イギリスGPのドライバー・オブ・ザ・デー

    ルイス・ハミルトン、F1イギリスGPのドライバー・オブ・ザ・デー

    タイヤがパンクして3輪状態のマシンで勝利を勝ち取ったメルセデスF1のルイス・ハミルトンが、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPのドライバー・オブ・ザ・デーに選出された。

    “ドライバー・オブ・ザ・デー”はグランプリで活躍したドライバーをファン投票で決定。F1イギリスGPではファイナルラップで左フロントタイヤがバーストする不運に見舞われながらもトップでチェッカーを受けたルイス・ハミルトンが選出された。

    ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは、1度もトップを譲ることなくレースをコントロール。しかし、ファイナルラップで左フロントタイヤがパンクするというまさかのハプニング。だが、2番手のマックス・フェルスタッペンがファステストラップを狙うためにピットインして約30秒の差があったことが幸いし、3輪状態となったマシンでなんとかトップでチェッカー。通算87勝目を挙げた。

    ルイス・ハミルトン
    「これまであんな経験をしたことはない。あの最終ラップはこれまでで最もチャレンジングなラップの1つだった。それまではすべてが比較的スムーズに進んでいた。タイヤのフィーリングは素晴らしく、マネジメントできていた。バルテリ(ボッタス)のタイヤがなくなったと聞いて自分のタイヤも見てみると何も問題なさそうだったけど、ペースを落とし始めたら突然ストレートで空気が抜けてしまった。口から心臓が飛び出そうだったし、とにかくマシンにダメージを与えない程度にスピードを維持しようとしていた。ボノが後ろとのタイム差を教えてくれていた。ある時点では30秒だったと思うけど、それから急速に差が縮まっていき、『ラップの最後まであとどれくらい?』と思っていた。でも、なんとかマシンをゴールラインに乗せることができた。あのファイナルラップは間違いなく忘れられないものになるだろう。無事に帰ってきて勝利できたのは本当にうれしい。観衆がいない中で表彰台に立つのは難しかったけど、家から僕たちを応援してくれたみんなが誇りに思ってくれたことを願っている」

  • アレクサンダー・アルボン 「マグヌッセンとの接触は50/50だと思う」

    アレクサンダー・アルボン 「マグヌッセンとの接触は50/50だと思う」

    レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPで8位入賞。賛否の声が挙がったオープニングラップでのケビン・マグヌッセン(ハース)との接触に対して科せられた5秒加算ペナルティには“50/50だと思う”との見解を示した。

    レースは、オープニングラップの最終コーナーで、アレクサンダー・アルボンとケビン・マグヌッセン(ハース)が接触し、早くもセーフティカー導入となる。

    アレクサンダー・アルボンは、このセーフティカー走行が明けた直後の7周目にピットインし、ハードタイヤに交換。ここからロングスティントを目指す戦略を採るが、接触によって5秒加算のタイムペナルティーを科される。

    30周目に2度目のピットインを行ったアレクサンダー・アルボンは、ミディアムタイヤに交換するとともにタイムペナルティーを消化。2ストップ戦略のアドバンテージを生かし、フレッシュなタイヤでベッテルとストロールをかわして10番手に。その後、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とカルロス・サインツ(マクラーレン)にパンクが発生してポジションアップ。一度は後方でのレースを強いられたアルボンだが、8位でフィニッシュした。

    「8位は望んだ結果ではないけど、マシンにダメージを受けて、さらにペナルティーも科されてのものだ」とアレクサンダー・アルボンは語る。

    「ケビン(マグヌッセン)とのインシデントは、50/50だと思う。彼がミスをしてスペースを開けたので、僕はオーバーテイクを試みた。彼が僕のことを見ておらず、スペースを閉めてきたのに気付き後ろに下がろうとしたが、接触してしまった。コーナーの進入スピードの差が大きく、避けられなかった」

    「今週末は課題が多かったが、ベストを尽くしたし、レースペースは十分あったので巻き返すことができた。シルバーストンは大好きなサーキットなので、来週またここでレースがあるのはうれしいし、今週学んだことをフリー走行から活用していけると思う」

  • レッドブルF1代表 「フェルスタッペンのタイヤもパンクの可能性があった」

    レッドブルF1代表 「フェルスタッペンのタイヤもパンクの可能性があった」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1イギリスGP決勝で使用していたマックス・フェルスタッペンのタイヤにも裂傷があり、パンクする可能性があったと明かした。

    F1イギリスGPの決勝では、残り3周でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、残り2周でカルロス・サインツ(マクラーレン)、そして、ファイナルラップではルイス・ハミルトン(メルセデス)のタイヤが相次いでバースト。

    ルイス・ハミルトンは、壊れたタイヤのままなんとかトップでチェッカーを受けたが、バルテリ・ボッタスとカルロス・サインツはタイヤ交換によってポイント圏外に脱落した。

    レッドブル・ホンダF1は、バルテリ・ボッタスがパンクして2番手に浮上したマックス・フェルスタッペンをピットに入れて、ファステストラップの1点のボーナスポイントを狙いに行った。だが、そのタイヤ交換を実施しなければ、ファイナルラップでルイス・ハミルトンを抜いて優勝する可能性もあった。

    レース後、クリスチャン・ホーナーは、戦略判断は正しかったと語った。

    「ボッタスがパンクしたこともあったが、我々にもバイブレーションが出ており、タイヤに大きな溝があった。そのため、ピットインしてソフトタイヤを履き、ファステストラップを狙うことにした」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports F1 に語った。

    「実際、マックスのマシンから外したタイヤには深い溝が刻まれており、かなりの裂傷もあった」

    「今日のメルセデスのマシンは素晴らしかったし、ルイスは運を掴み、なんとかマシンをガレージに持ち帰った。2位という結果は我々にとって非常に良い結果だ」

    クリスチャン・ホーナーは、メルセデスがレース終盤にペースをコントロールしていたにも関わらずタイヤに問題を抱えていたことから、彼らよりもアグレッシブにタイヤを使っていたマックス・フェルスタッペンのタイヤにもパンクの危険性はあったとし、実際に残り10周あたりでピットストップを検討していたと明かす。

    「我々はフロントタイヤの状態を懸念していた。彼らはターン1、ターン2、ターン9で我々よりもイージーに走っていた。だから、彼らがあのような問題を抱えていたのは驚きだった」

    関連:F1イギリスGP 決勝:ルイス・ハミルトンが手負いのマシンで優勝!レッドブルF1のフェルスタッペン2位表彰台

  • 2020年 F1ポイントランキング:ルイス・ハミルトンがリードを拡大

    2020年 F1ポイントランキング:ルイス・ハミルトンがリードを拡大

    2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPが終了。ランキング3位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、2位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)との差を6ポイントにまで縮めた。

    ルイス・ハミルトン(メルセデス)が3連勝を飾ったF1イギリスGP。ランキング2位のバルテリ・ボッタスがポイント圏外で終えたことで、その差を30ポイント差に拡大。また、3位のマックス・フェルスタッペンが6ポイント差まで詰め寄った。

    また、10位で1ポイントのみの獲得に終わったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が13位まで後退した。

    コンストラクターズ選手権ではメルセデスが2位のレッドブル・ホンダとの差を68ポイントに拡大。マクラーレンは3位を維持。フェラーリがレーシング・ポイントを抜いて4位に浮上した。

    2020年F1ドライバーズポイント

    順位 ポイント ドライバー
    1 88 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    2 58 バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    3 52 マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    4 36 ランド・ノリス (マクラーレン)
    5 33 シャルル・ルクレール (フェラーリ)
    6 26 アレクサンダー・アルボン (レッドブル)
    7 22 セルジオ・ペレス (レーシングポイント)
    8 20 ランス・ストロール (レーシングポイント)
    9 20 ダニエル・リカルド (ルノー)
    10 15 カルロス・サインツ (マクラーレン)
    11 12 エステバン・オコン (ルノー)
    12 12 ピエール・ガスリー (アルファタウリ)
    13 10 セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    14 2 アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ)
    15 1 ダニール・クビアト (アルファタウリ)
    16 1 ケビン・マグヌッセン (ハース)
    17 0 キミ・ライコネン (アルファロメオ)
    18 0 ニコラス・ラティフィ (ウィリアムズ)
    19 0 ロマン・グロージャン (ハース)
    20 0 ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ)

  • ピレリ、F1イギリスGP決勝でのタイヤバースト問題の調査を開始

    ピレリ、F1イギリスGP決勝でのタイヤバースト問題の調査を開始

    ピレリは、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝レースで多発したタイヤバーストについて調査を開始した。

    F1イギリスGPの決勝では、レース終了間際にタイヤバーストが多発。残り3周には2番手を走行していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)、残り2周には5番手を走行していたカルロス・サインツ(マクラーレン)、そして、ファイナルラプではトップを走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)の左フロントタイヤがパンクした。

    幸いにもルイス・ハミルトンは勝利を失うことはなかったが、バルテリ・ボッタスとカルロス・サインツはポイント圏外でレースを終えることになった。

    どのドライバーも13周目にダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)がクラッシュした後に導入されたセーフティカー期間中にハードタイヤに交換しており、37~38周を走行していた。

    「最後の2周でメルセデスの2台とマクラーレンのカルロス・サインツのタイヤに何が起きたのかはもちろん詳しく調査するつもりだ」とピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラはコメント。

    「今確実に分かっていることは、これらの故障に見舞われたタイヤが極度に消耗していたということであり、しばらくセーフティカーの後ろにいたとはいえ、およそ40周は走行していた」

    「レースはセーフティカーに大きく左右され、2度目のセーフティカーの登場がほぼ全てのマシンにピットストップを促したことで、第2スティントがとても長くなった。分析が完了すれば何が起きたのか全貌が明らかになるだろう。それは来週末のレースにとって非常に貴重な情報となる」

    F1イギリスGPでは、ダニール・クビアトの他にオープニングラップでケビン・マグヌッセン(ハース)がリタイアしており、また、終盤にはキミ・ライコネンがフロントウイングをコース上で破損させている。

    「このサーキットで38周以上を走行したタイヤが摩耗していることは確かであり、酷い摩耗が原因の可能性もあるが、現時点では断定できない」

    「コース上にはキミ(ライコネン)のフロントウイングのデブリがあったため、デブリの可能性もある。他にもいくつかデブリがあった」

    「そのため、破損したタイヤだけでなく、レース終盤に使用されたすべてのタイヤを調査し、損傷の原因を示す証拠となるようなものがないかを確認したい。いくつかの分析についてはサーキットのラボで行うかもしれない」

    「摩耗レベルは非常に高かった。第1スティントの(ロマン)グロージャンのタイヤは完全に摩耗しきっていた。第2スティントのタイヤに関してもいくつか確認したが、いずれも摩耗レベルは100%に近い。それが問題の原因かどうかを調べる必要がある」

    「はっきりしていることは、タイヤが完全に摩耗している場合、トレッドの保護力が弱くなり、コース上の小さなデブリであってもダメージを受けやすくなる。中にはコードが露出しているものもあった。摩耗のレベルが100%に近いと説明したのはそのためだ」

    「各タイヤには周回数の上限があるが、これはマシンやセットアップ、エネルギーレベルに依存するため、一概に誰もが同じ上限とは言えない」

    F1は、今週末に第5戦 70周年記念GPを同じシルバーストン・サーキットで開催するが、タイヤコンパウンドは1段階や分からいものが採用される。

  • 【動画】 2020年 F1イギリスGP 決勝 ハイライト

    【動画】 2020年 F1イギリスGP 決勝 ハイライト

    2020年 F1イギリスGP 決勝のハイライト動画。8月2日(日)にシルバーストン・サーキットで2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝レースが行われた。

    決勝はスタート前から波乱。新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役としてレーシング・ポイントF1から急遽参戦が決まったニコ・ヒュルケンベルグのエンジンにトラブルが発生。ピットレーンがクローズされるまでにマシンを修復させることができず、チームは出場を諦めることになった。

    気温21度、路面温度41.5度のドライコンディションで52周のレースはスタート。Q3をソフトで通過した5台以外は全員がミディアムタイヤでのスタートとなった。

    2度のセーフティカーが入ったレース。優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは終始後続とのギャップをコントロールしながらレースを展開。

    しかし、ファイナルラップで左フロントタイヤがパンクするアクシデント。だが、残り3周で2番手を走行中に同じ左フロントタイヤがパンクしたメルセデスのバルテリ・ボッタスを見て、ファステストラップを維持するためにマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がピットインしていたためその差は33秒。慎重にコースに留まったハミルトンは手負いのマシンで5.856秒の差を守ってトップでチェッカー。通算87勝目を挙げた。

    逆にマックス・フェルスタッペンには悔しいレースとなった。1ポイントのために最後のピットインをしなければ、さらに7ポイントが加算されていたはずだった。しかし、アクシデントを抜きに考えると、レース中のペース差はメルセデスの2台と比較して最大で1秒以上あり、セーフティカーの導入がなければ、さらに差は大きくなっていたはずだ。

    3位はフェラーリのシャルル・ルクレール。マックス・フェルスタッペンから12.618秒差でのフィニッシュ。バルテリ・ボッタスのパンクがなければ上がることのなかった表彰台だ。

    4位にはルノーのダニエル・リカルド。チームメイトのエステバン・オコンも6位に入り、20ポイントを獲得した。

    5位はマクラーレンのランド・ノリス。スタートでマシントラブルと思われる失速で順位を落としたのが響いた。

    7位はアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー。11番手スタートから堅実にレースを進め、終盤にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ランス・ストロール(レーシング・ポイント)に対して華麗なオーバーテイクを披露した。

    8位はレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン。1周目にケビン・マグヌッセンとの接触によって後退したアルボンは、1回目のセーフティカー後にハードタイヤに交換することを選択。マグヌッセンとの接触で5秒加算ペナルティを科せられ、他のドライバーとシークエンスがずれたことで後方での戦いを余儀なくされたが、31周目にミディアムタイヤに交換してからはオーバーテイクを連発。他のマシンがパンクした影響もあったが、見事なリカバリーをみせた。

    9位はレーシング・ポイントのランス・ストロール。2回目のセーフティカー時にタイヤ交換をした最後のドライバーとなる不運もあり、後半はペースが上がらなかった。

    10位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ペース不足は堅調でガスリーとアルボンに抜かれてポイント獲得は難しいと思われたが、他のマシンのアクシデントに救われた。

    残り3周まで2位を走行していたバルテリ・ボッタスはラップ序盤にパンクしてしまったことで大きく順位を下げてポイントにあと一歩届かず12位。カルロス・サインツも4位まで順位を上げていたファイナルラップで左フロントがパンクして13位で終えることになった。

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは13周目にターン11(マゴッツ)でクラッシュしてリタイアでレースを終えた。

  • ホンダF1 田辺豊治 「高速サーキットでこの成績を得られたことは前向き」

    ホンダF1 田辺豊治 「高速サーキットでこの成績を得られたことは前向き」

    ホンダF1の田辺豊治は、F1イギリスGPで苦戦を予想していたのかもしれない。マックス・フェルスタッペンを含めた3台が入賞したレースを“高速サーキットでこの成績を得られたことは前向き”だと語る。

    土曜日の予選はマックス・フェルスタッペンがポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)に1秒差をつけられる厳しい結果となった。

    しかし、何が起こるかわからないのでレース。そして、最終的には結果がすべてであるのもレース。それを具現化したようなF1イギリスGPとなった。

    「今日のイギリスGP決勝ではアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が安定した走りを見せ、2位でフィニッシュし、3戦連続となる表彰台を獲得しました」と田辺豊治は語る。

    実際、他のマシンにトラブルがなければ、ホンダF1にとっては厳しい結果になっていたかもしれない。

    「ライバルがトラブルを抱えたレース最終周にはトップに詰め寄るエキサイティングな展開となりました。最終的には2位で終わりましたが、高速サーキットでこの成績を得られたことは前向きにとらえています」

    “高速サーキット”でという言葉が多少気になるところだ。

    「7位に入賞したスクーデリア・アルファタウリのガスリー選手も素晴らしいオーバーテイクを見せて、ポイント獲得を果たしました。序盤の接触により苦しい展開になったレッドブル・レーシングのアルボン選手は、チームのタイヤ戦略が功を奏し、終盤に素晴らしいペースでいくつものオーバーテイクを見せました。他車のトラブルに助けられたところもありますが、ポイントを獲得できたことはよかったと思います」

    「スクーデリア・アルファタウリのクビアト選手は、トラブルにより突然マシンのコントロールを失いクラッシュを喫し、唯一のリタイアとなりました。いいペースを見せていただけに非常に残念です」

    ライバルに助けられたレースでもあったが、タイトル争いに望みをつなぐためには貴重なポイントを獲得できた。

    「セーフティカーの導入や終盤のタイヤトラブルなど、波乱含みの展開ではありましたが、昨日の予選結果を大きく挽回して3台が入賞できたことは、この先のシーズンに向けてポジティブな結果だったと思っています」

    「来週はまた同じサーキットでのレースになりますので、今週得られたデータを分析し、さらなるパフォーマンス向上を目指して準備を進めます」

    関連:F1イギリスGP 決勝:ルイス・ハミルトンが手負いのマシンで優勝!レッドブルF1のフェルスタッペン2位表彰台

  • ホンダF1勢、フェルスタッペンの2位表彰台を含めて3台が入賞

    ホンダF1勢、フェルスタッペンの2位表彰台を含めて3台が入賞

    ホンダF1勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの2位表彰台を含め3台が入賞するポジティブな結果を残した。

    3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、終始メルセデス勢の2台の後ろを走行することになったが、2番手を走行していたバルテリ・ボッタスがパンクによって後退したことで2位でフィニッシュ。3戦連続となる表彰台を獲得した。

    11番グリッドからスタートしたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、終盤にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やランス・ストロール(レーシング・ポイント)をオーバーテイクするパフォーマンスを発揮して7位でフィニッシュ。

    12番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、オープニングラップでケビン・マグヌッセン(ハース)と接触。序盤にハードタイヤに6周目にハード、31周目にミディアムに交換するタイヤ戦略が奏功し、終盤にはオーバーテイクを重ねて8位入賞を果たした。

    ギアボックス交換による降格ペナルティで19番グリッドからスタートしたアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは、12番手まで順位を上げていたが、13周目に右リアタイヤがパンクしてコントロールを失ってクラッシュ。レースを終えることになった。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「今日のイギリスGP決勝ではアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が安定した走りを見せ、2位でフィニッシュし、3戦連続となる表彰台を獲得しました。ライバルがチラブルを抱えたレース最終週にはトップに詰め寄るエキサイティングな展開となりました。最終的には2位で終わりましたが、高速サーキットでこの成績を得られたことは前向きにとらえています」とコメント。

    「7位に入賞したスクーデリア・アルファタウリのガスリー選手も素晴らしいオーバーテイクを見せて、ポイント獲得を果たしました。序盤の接触により苦しい展開になったレッドブル・レーシングのアルボン選手は、チームのタイヤ戦略が功を奏し、終盤に素晴らしいペースでいくつものオーバーテイクをみせました。スクデリア・アルファタウリのクビアト選手は、トラブルにより突然マシンのコントロールを失いクラッシュを喫し、唯一のリタイアとなりました。いいペースを見せていただけに非常に残念です」

    「セーフティカーの導入や終盤のタイヤトラブルなど、波乱含みの展開ではありましたが、昨日の予選結果を大きく挽回して3台が入賞できたことは、この先のシーズンにむけてポジティブな結果だったと思っています」

    「来週はまた同じサーキットでのレースになりますので、今週得られたデータを分析し、さらなるパフォーマンス向上を目指して準備を進めます」

  • 【動画】 ダニール・クビアト、時速290kmで大クラッシュ

    【動画】 ダニール・クビアト、時速290kmで大クラッシュ

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、F1イギリスGPの決勝レースで大クラッシュを喫した。

    ギアボックス交換によるペナルティで19番グリッドからスタートしたダニール・クビアトは、好きスタートを切って14番手まで順位を上げた。だが、12番手まで順位を上げていた13周目に事故は起こった。

    クリーンエアで走行していたダニール・クビアトだが、ターン11(マゴッツ)で突然マシンのコントロールを失ってクラッシュ。時速290kmという高速でのクラッシュでマシンは大きく損傷。最初はクビアトが動かず心配されたが、幸いなことに怪我はなさそうであり、歩いて戻った。

    Sky Sportsのマーティン・ブランドルは、アームコに突き刺さる前に右リアタイヤがパンクしていたと分析。しかし、ダニール・クビアトは無線でチームに謝罪している。

    このクラッシュでセーフティカーが入り、結果的にほぼ全車がタイヤ交換を行うことになる。

    レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは「幸い、ダニールは大丈夫なように見えるが、大きな事故だった。事故を起こすにはかなり厄介な場所だ」と語った。