カテゴリー: F1ロシアGP

  • ダニール・クビアト、幻となったスペシャルヘルメット / F1ロシアGP

    ダニール・クビアト、幻となったスペシャルヘルメット / F1ロシアGP

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、母国レースのために用意したスペシャルヘルメットをコース上でファンに披露することなく、F1ロシアGPを終えることになった。

    ダニール・クビアトは、母国グランプリにむけてロシア国旗をモチーフとした白・赤・青の新しい配色のヘルメットを用意した。しかし、クビアトはイタリアGPですでに通常とは異なるカラーリングの赤いヘルメットをレースをしているため、FIAはそのヘルメットで走ることを許可しないことを通達した。

    結局、ダニール・クビアトは決勝でこれまでと同じヘルメットを着用。スペシャルヘルメットは幻となった。

    レース前、ダニール・クビアトはヘルメット規則に不満を述べていた。

    「良いヘルメットなんだ。見てもらいたいね。訳がわからない・・・とにかくみんなに見てもらうためにガレージに飾っておくよ」とダニール・クビアトはコメント。

    「ジョークだ。でも、いずれにしろ、ルールはルールだ」

    「いつもとは何かをしたいと思って、デザイナー(ジェンス・ミュンサー)と仕事をしただけだ。ロシアの国旗がテーマになっている。ちょっと違うだけだし、同時にシンプルなんだ。デザインにはとても満足している」

    「明日は使えるかもしれない。どうなるか見てみよう。結果はどうなるかはまだ分からないけどね。でも、正直、ドライバーのヘルメットよりも、集中すべき大きな問題があると思うけどね」

    ダニール・クビアト 2019年 F1ロシアGP スペシャルヘルメットダニール・クビアト 2019年 F1ロシアGP スペシャルヘルメット②ダニール・クビアト 2019年 F1ロシアGP スペシャルヘルメット③

  • アレクサンダー・アルボン 5位入賞「毎回このようなレース展開は望まない」

    アレクサンダー・アルボン 5位入賞「毎回このようなレース展開は望まない」

    レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1ロシアGPの決勝レースをピットレーンスタートから5位入賞という素晴らしい結果で終えた。

    「今日の決勝はいい戦いができたし、5位という結果は最善の結果であったと思う。昨日の予選でのクラッシュをばん回したかったので、セーフティカーのおかげも少しあったと思うけど、今日のレースの運びにとても満足している」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「土曜は自分のモチベーションが上がらず、予選後の夜はチームが修復のため作業に時間を費やすこととなったため、今日の結果はそんなチームのためにあると思う。ピットレーンからのスタートは容易ではなかったが、ソフトタイヤでは手応えのあるペースで走行できていたので、ポイント獲得という結果につなげることができた。ポイント圏外からスタートしながら、他車とバトルできるポジションまで戻ってこられたことはよかったが、毎回このようなレース展開にしたいとは思っていない。次戦の日本GPではクリーンでスムーズな展開の一戦になることを願っている」

    「最初のスティントでダニール(クビアト)とピエール(ガスリー)を追い抜くのに長い時間がかかり苦戦してしまった。このコースが市街地コースのような造りに似ていることから、マシンの隊列についてしまうと、多くのダウンフォースを失ってしまうことになる。今週末はレース前まではタフだったが、僕自身は段々慣れてきていると感じている。レースウイークでもっと早くスピードを上げ、リズムに乗れるよう努力しなくてはならないが、そのためにはもっと多くの周回を走り、マシンを走行する時間を増やす必要がある」

    「最終戦のアブダビ以外の残りのサーキットは、僕にとって初めてのサーキットとなるため、鈴鹿も難しい一戦となるかもしれないが、新しくコースを学ぶことは好きなので、今から楽しみにしている」

  • トロロッソ・ホンダ 「ポイント圏外でのフィニッシュはやや期待外れ」

    トロロッソ・ホンダ 「ポイント圏外でのフィニッシュはやや期待外れ」

    トロロッソ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストとチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリが、F1ロシアGPの決勝レースを振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがミディアムタイヤで16番グリッド、ダニール・クビアトがハードタイヤで19番グリッドからスタート。オープニングラップで順位を上げて入賞を目指したが、最終的にクビアトが12位、ガスリーが14位でフィニッシュ。ポイント獲得はならなかった。

    フランツ・トスト(チーム代表)
    「パワーユニット交換によって両方のマシンがフィールドの後方からレースをスタートした。順調なスタートを切り、ピエールが13番手、ダニールが14番手でファーストラップを終えた。我々の前にいたライバルに接触があったが、我々はそれらを避けることができ、ポイント獲得の可能性が高まった。1回目のセーフティカー期間の後、ピエールとダニールはかなり良いレースをしていた。彼らは異なる戦略を採り、ピエールがプライムタイヤだったのに対し、ダニールには長い第1スティントを走らせるためにベースタイヤでレースをさせた。これはかなりうまく機能した。ピエールは少し不運だった。26周目にピットに入れたが、ベッテルがコース上でストップしたことで、その1周後にセーフティカーが入った。それでも、彼はそれなりに良いポジションでレースに合流した。ダニールに関しては、セーフティカー中にオプションに交換するためにピットに入り、両方のドライバーが隣同士でレースを再開した。残念ながら、そのタイヤセットに問題が検出され、2度目のピットストップのために彼を再びピットに入れることにしたが、別のセーフティカー期間だったためフリーストップだった。レース終盤はポイント圏内でフィニッシュするためにストロールとオーバーテイクをオーバーテイクできるスピードはなかった。とは言え、我々は楽観的であり、鈴鹿を楽しみにしている。鈴鹿では2台揃ってポイント圏内に戻れることを期待している」

    クラウディオ・バレストリ(チーフエンジニア)
    「たとえ今日のレースを劣勢でスタートしたとしても、我々の目標はポイントを獲得することだった。残念ながら、我々は目標を達成することはできなかった。オープニングラップでは両方のドライバーが良い仕事をしてトラブルを避け、トラックポジションを上げることができた。第1スティントでの我々のペースは直接のライバルと類似していたが、その後、ストロールとマグヌッセンに順位を奪われた。ピエールにピットインさせてオプションを履かせたのはそれが理由だ。セーフティカーが出た際、ダニールにオプションを履かせるという決断は正しかったが、残念ながら、タイヤ圧に問題があることが発覚した。ポジティブな点は同じコンパウンドのセットに交換するために2度目のピットインしても順位を失わずに済む十分なギャップがあったことだ。だが、レース後半は両方のクルマにギャップを縮めるためのペースはなく、前のクルマをオーバーテイクすることができなかった。ポイント圏外でフィニッシュしたのはやや期待外れだが、これから我々は日本にむけての準備に集中する必要がある。できる限り良い結果をもたらしたいと思っている」

  • ピエール・ガスリー 14位完走「ポイント獲得に至るほどのペースはなかった」

    ピエール・ガスリー 14位完走「ポイント獲得に至るほどのペースはなかった」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ロシアGPの決勝レースを14位で完走。『ポイント獲得に至るほどのペースはなかった』と振り返った。

    「今日は、チームにとって難しいレースになった。ポイント獲得に至るほどのペースは、残念ながら今日はなかったし、コクピットの中からできることはすべてやったが、さほど多くのことはできない状況だった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「途中ダニール(クビアト)といいバトルができた。そのとき12番手争いをしていたのだが、12番手は『なにかが前方で起これば、10番手までポジションアップが叶うかもしれない』という重要な位置だ。できる限りのことは試したが、速さ足りず、難しい一日だった」

    「レースウイーク序盤で見せたパフォーマンスを今日は発揮できなかったので、次戦の鈴鹿ではいいレースができるよう原因を十分に解明し、準備したいと思う」

  • ダニール・クビアト 12位完走「チームはとてもいい仕事をしてくれた」

    ダニール・クビアト 12位完走「チームはとてもいい仕事をしてくれた」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ロシアGPの決勝を12位でフィニッシュ。ポイント獲得はならなかったものの、『チームはとてもいい仕事をしてくれた』と語った。

    「今日は力強い戦いをみせることができた一戦となった。グリッド後方からスタートし、ポイント圏内まであと一歩のポジションでレースを終えることができたのは、チームワークのおかげだったと思う」とダニール・クビアトはコメント。

    「スタートもうまく決めることができ、見応えのあるバトルもすることができた。最後の最後までバトルをすることができたので、今日のレースにとても満足している。ここ数日抱えていたトラブルを考えると、終わってみればとてもいい決勝日になったと思う。ポイント獲得でお返しができず、残念ではあるが、チームはとてもいい仕事をしてくれたので感謝している」

  • マックス・フェルスタッペン 「4位は今日のできるかぎりの結果」

    マックス・フェルスタッペン 「4位は今日のできるかぎりの結果」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1ロシアGPの決勝レースを4位でフィニッシュ。『今日のできるかぎりの結果』だったと語った。

    9番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは公言していたとおり、オーバーテイクを連発。2強に挑むことはできなかったが、バーチャルセーフティカーのタイミングで順位を失わずにタイヤ交換に成功し、4位でレースを終えた。

    「4位は今日のできるかぎりの結果だったと思うし、ベッテルのリタイアというラッキーもあった。フェラーリとメルセデスに速さがあり、かつペナルティーによるグリッド降格からスタートしたことを考えると、満足すべき結果だったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「中団のトラフィックから抜け出したあとは、特に大きなことは起きなかった。セーフティカーが出るまでは単独で走行する少し寂しいレース展開となった」

    「トップ3のマシンと比べると明らかに速さは足りていなかったが、レース終盤で周りがソフトタイヤを履いていた中、ミディアムタイヤで戦うのはさらに困難だった。最善を尽くした結果だったが、もちろんもっと多くの表彰台や優勝を獲得したいので、周りの速さに負けないように改善するべきことはまだあると感じている」

    「次戦の日本GPが行われる鈴鹿での一戦が今から楽しみだ。ホンダのホームレースで日本のファンの皆さんの前でベストを尽くして戦いたいと思う」

  • F1ポイントランキング | ハミルトンがリードを拡大 (ロシアGP終了時点)

    F1ポイントランキング | ハミルトンがリードを拡大 (ロシアGP終了時点)

    2019年のF1世界選手権 第16戦 ロシアGPが終了。ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが2位と1-2フィニッシュを飾ったことで、メルセデスが両方のチャンピオンシップでリードを広げた。

    F1ロシアGPでは、ルイス・ハミルトンが夏休み後初勝利となる今季9勝目。ファステストラップも記録して2位のバルテリ・ボッタスとの差は73ポイントまで拡大した。同点で3位だったシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に3ポイント差をつけた。

    コンストラクターズ選手権でもメルセデスは、1台のみのフィニッシュとなったフェラーリとの差を162ポイントまで拡大。また、カルロス・サインツが6位、ランド・ノリスが8位でフィニッシュしたマクラーレンは、ルノーとの差を33ポイント差とした。

    2019年F1ドライバーズポイント

    順位 ポイント ドライバー
    1 322 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    2 249 バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    3 215 シャルル・ルクレール (フェラーリ)
    4 212 マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    5 194 セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    6 69 ピエール・ガスリー (トロロッソ)
    7 66 カルロス・サインツ (マクラーレン)
    8 52 アレクサンダー・アルボン (レッドブル)
    9 35 ランド・ノリス (マクラーレン)
    10 34 ダニエル・リカルド (ルノー)
    11 34 ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
    12 33 ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)
    13 33 セルジオ・ペレス (レーシングポイント)
    14 31 キミ・ライコネン (アルファロメオ)
    15 20 ケビン・マグヌッセン (ハース)
    16 19 ランス・ストロール (レーシングポイント)
    17 9 ロマン・グロージャン (ハース)
    18 4 アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ)
    19 1 ロバート・クビサ (ウィリアムズ)
    20 0 ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ)

  • ホンダF1、2台入賞も「上位2チームに追いつくパフォーマンスはなかった」

    ホンダF1、2台入賞も「上位2チームに追いつくパフォーマンスはなかった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1ロシアGPの決勝レースを振り返った。

    新品のスペック4を投入したことで全4台がグリッド降格となったF1ロシアGPだが、9番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが4位、ピットレーンからスタートしたアレクサンダー・アルボンが5位とレッドブル・ホンダがダブル入賞を達成。

    一方、トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが12位、ピエール・ガスリーが14位とポイント獲得はならなかった。

    「グリッドペナルティのため、9番グリッドからスタートしたレッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が4位、昨日のクラッシュの影響でピットレーンスタートのアルボン選手が5位で今日のレースを終えました。2人とも多くのオーバーテイクを見せ、確実にポジションアップを果たしました。特にアルボン選手はフェルスタッペン選手に次ぐ順位でフィニッシュと、力強い走りを見せていました。上位の2チームに追いつくにはパフォーマンスが足りていなかったと感じでいます」

    「トロロッソ・ホンダの2台については、ガスリー選手はセーフティカーが入る直前のタイミングでピットインするという不運によりポジションを落とし、クビアト選手も最後尾スタートからいい走りを見せましたが、ポイント圏内には届きませんでした」

    「ホンダとしては、パワーユニットに信頼性の問題が発生した週末でしたので、次戦の日本GPに向かう前に入念に原因の分析を行い、ホームレースに向けて万全な形で臨みたいと思います」

    関連:F1ロシアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが逆転優勝!メルセデスが1-2!

  • 【動画】 2019年 F1ロシアGP 決勝 ハイライト

    【動画】 2019年 F1ロシアGP 決勝 ハイライト

    【動画】 2019年 F1ロシアGP 予選 ハイライト2019年 F1ロシアGP 決勝のハイライト動画。9月29日(日)にソチ・オートドロームでF1ロシアGPの決勝レースが行われた。

    気温21.8度、路面温度33.7度のドライコンディションで54周のレースはスタート。レースはセーフティカーが明暗を分ける展開となった。

    ホールショットを奪ったのは3番グリッドのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。シャルル・ルクレールのスリップストリームを使って1-2に持っていく戦略だった。

    だが、フェラーリは順位を元に戻すように指示を出すがベッテルは譲らない。26周目にベッテルがピットに入った時点でようやくフェラーリ勢の順位が入れ替わった直後、ベッテルがMGU-Kのトラブルでコース上でストップしてリタイア。バーチャルセーフティカーが導入される。

    ここでまだピットインしていなかったルイス・ハミルトンがタイヤ交換をしてトップを維持。シャルル・ルクレール、バルテリ・ボッタスの順でバーチャルセーフティカーが終了する。だが、その直後にジョージ・ラッセルがクラッシュしてセーフティカーが入る。ここでフェラーリが1周遅れてルクレールをソフトタイヤに交換させて3番手から逆転を狙う作戦に出る。しかし、その作戦は成功せず、ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが2位、シャルル・ルクレールが3位でレースをフィニッシュすることになった。

    ルイス・ハミルトンは、F1ハンガリー以来、夏休み明け初となる4戦ぶりの勝利。今季9勝目、通算82勝目。メルセデスの1-2フィニッシュは第10戦イギリスGP以来となる。

    夏休み後3連勝を飾っていたフェラーリだったが、ロシアではチーム統制とちぐはずな戦略、信頼性の問題で大量ポイントを獲得することができなかった。

    4位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。9番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは公言していたとおり、オーバーテイクを連発。2強に挑むことはできなかったが、バーチャルセーフティカーのタイミングで順位を失わずにタイヤ交換に成功した。

    5位はレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルホン。ピットレーンからスタートしたアレクサンダー・アルボンは、ラッセルのクラッシュによるセーフティカーのタイミングで5位まで順位をあげてピットイン。10番手まで下がるもそこから華麗なオーバーテイクショーをみせて5位でフィニッシュ。レッドブル加入以来、すべてのレースを6位以上でフィニッシュしており、3強ドライバーとしての仕事を見事に果たした。

    ベスト・オブ・ザ・レストの6位はマクラーレンのカルロス・サインツ、以下、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)までが入賞となった。

    トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが12位、ダニール・クビアトが14位とポイント獲得はならなかった。

  • F1ロシアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが逆転優勝!メルセデスが1-2!

    F1ロシアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが逆転優勝!メルセデスが1-2!

    2019年のF1世界選手権 第16戦 ロシアGPの決勝が9月29日(日)にソチ・オートドロームで行われ、ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスも2位に続き、メルセデスが1-2フィニッシュを達成した。

    シンガポールGPとの連戦となるロシアGP。2014年に冬季オリンピックが開催されたオリンピック村の周囲に公道とクーロズドコースが混在したソチ・オートドロームは、現在3番目に長いコース全長5.9kmを誇る半常設のサーキット。90度コーナーが多く、さまざまな要素が組み合わされたテクニカルコースだ。

    夏休み後、フェラーリがローダウンフォースのスパとモンツァ、ハイダウンフォースのシンガポールとタイプの異なるサーキットで3連勝を果たしており、その両方の特性を兼ね備えたソチではフェラーリの真価が問われるグランプリとなった。

    気温21.8度、路面温度33.7度のドライコンディションで54周のレースはスタート。レースはセーフティカーが明暗を分ける展開となった。

    ホールショットを奪ったのは3番グリッドのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。レース前に1コーナーでバトルをしないという約束であり、シャルル・ルクレールが抵抗せずに譲った形だ。フェラーリは順位を元に戻すように指示を出すがベッテルは譲らない。26周目にベッテルがピットに入った時点でようやくフェラーリ勢の順位が入れ替わった直後、ベッテルがMGU-Kのトラブルでコース上でストップしてリタイア。バーチャルセーフティカーが導入される。

    ここでまだピットインしていなかったルイス・ハミルトンがタイヤ交換をしてトップを維持。シャルル・ルクレール、バルテリ・ボッタスの順でバーチャルセーフティカーが終了する。だが、その直後にジョージ・ラッセルがクラッシュしてセーフティカーが入る。ここでフェラーリが1周遅れてルクレールをソフトタイヤに交換させて3番手から逆転を狙う作戦に出る。しかし、その作戦は成功せず、ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが2位、シャルル・ルクレールが3位でレースをフィニッシュすることになった。

    ルイス・ハミルトンは、F1ハンガリー以来、夏休み明け初となる4戦ぶりの勝利。今季9勝目、通算82勝目。メルセデスの1-2フィニッシュは第10戦イギリスGP以来となる。

    夏休み後3連勝を飾っていたフェラーリだったが、ロシアではチーム統制とちぐはずな戦略、信頼性の問題で大量ポイントを獲得することができなかった。

    4位にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。9番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは公言していたとおり、オーバーテイクを連発。2強に挑むことはできなかったが、バーチャルセーフティカーのタイミングで順位を失わずにタイヤ交換に成功した。

    5位はレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルホン。ピットレーンからスタートしたアレクサンダー・アルボンは、ラッセルのクラッシュによるセーフティカーのタイミングで5位まで順位をあげてピットイン。10番手まで下がるもそこから華麗なオーバーテイクショーをみせて5位でフィニッシュ。レッドブル加入以来、すべてのレースを6位以上でフィニッシュしており、3強ドライバーとしての仕事を見事に果たした。

    ベスト・オブ・ザ・レストの6位はマクラーレンのカルロス・サインツ、以下、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)までが入賞となった。

    トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが12位、ダニール・クビアトが14位とポイント獲得はならなかった。

    次戦はいよいよ日本GP。鈴鹿サーキットで10月13日(日)に決勝レースが開催される。

    2019年 第16戦 F1ロシアGP 決勝 結果

    順位 No ドライバー チーム GAP INT
    1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス    
    2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 3.829 3.829
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 5.212 1.383
    4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 14.210 8.998
    5 23 アレクサンダー・アルボン レッドブル 38.348 24.138
    6 55 カルロス・サインツ マクラーレン 45.889 7.541
    7 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント 48.728 2.839
    8 20 ケビン・マグヌッセン ハース 57.749 9.021
    9 4 ランド・ノリス マクラーレン 58.779 1.030
    10 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 59.841 1.062
    11 18 ランス・ストロール レーシングポイント 60.821 0.980
    12 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 62.496 1.675
    13 7 キミ・ライコネン アルファロメオ 68.910 6.414
    14 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 70.076 1.166
    15 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 73.346 3.270
      88 ロバート・クビサ ウィリアムズ    
      63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ    
      5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ    
      3 ダニエル・リカルド ルノー    
      8 ロマン・グロージャン ハース    

    【レース展開】
    気温21.8度、路面温度33.7度のドライコンディションで54周のレースはスタート。トップ10ではメルセデス勢がミディアム、それ以外はソフト。クビアトがハードを選択。それ以外ではソフトとミディアムで分かれた。

    ホールショットを奪ったは3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。4番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)が後れをとり、1.ベッテル、2.ルクレール、3.ハミルトン、4.サインツ、5.ボッタスの順位。

    後方ではロマン・グロージャンとダニエル・リカルドが接触。グロージャンはバリアに接触してリタイア。リカルドはタイヤをパンクさせてピットインしてハードタイヤに交換。このインシデントで1周目からセーフティカーが導入される。キミ・ライコネンがジャンプスタートでドライブスルーペナルティを科せられる。

    5周目にレースは再開。オープニングラップでルクレールはベッテルに無抵抗で順位を譲ったが、事前に約束があったようで6周目にフェラーリは順位入れ替えを指示。ベッテルは3番手のハミルトンとのギャップを気にして『あと2周走らせて』と抵抗し、逆にファステストラップを記録しながら引き離しにかかる。

    7周目にボッタスがサインツを抜いて4番手に浮上する。翌周にはマックス・フェルスタッペンが華麗なオーバーテイクで7番手に浮上する。

    ベッテルがまったく順位を返そうとせず、ルクレールとのギャップは2秒以上に開く。ルクレールが無線で『状況はわかっているけど』としながらも不満を露わにする。

    12周目にフェルスタッペンがターン2でノリスを交わして6番手に浮上する。15周目に8番手を走行していたヒュルケンベルグがピットインもジャッキが下がるトラブルで大きくタイムロスする。フェルスタッペンがサインツをかわして5番手に浮上。

    21周目にルクレールがミディアムに交換してボッタスの後ろ4番手でコースに復帰する。6番手のサインツがピットインしてトロロッソ・ホンダの後ろでコース復帰。ピットレーンスタートのアルボンがクビアトを交わして8番手まで順位をあげる。

    24周目、ダニエル・リカルドがガレージにマシンを入れてリタイアする。

    26周目にベッテルがミディアムに交換。ルクレールの後ろでコースに復帰してようやくフェラーリ2台の順位が入れ替わる。だが、その直後、ベッテルがMGU-Kがないことを訴えたあとにストップしてリタイア。

    バーチャルセーフティカーが導入され、暫定トップを走行していたハミルトンがピットイン。ルクレールの前でトップでコースに復帰する。続いてボッタスもピットイン。ルクレールの後ろでコース復帰する。フェルスタッペンもピットインして4番手で復帰する。

    ここでバーチャルセーフティカーが終わるが、直後にジョージ・ラッセルがクラッシュしてセーフティカーが入る。5番手を走行していたアルボンがここでピットインして10番手でコースに復帰。2番手に落ちていたルクレールが1周遅れたタイミングでソフトタイヤに交換してボッタスの後ろの3番手でコース復帰する。セーフティカー中にロバート・クビサがリタイア。

    残り20周でレースは再開。アルボンがレーシングポイントの2台を抜いて8番手に浮上。さらにはノリスもかわして7番手に順位をあげる。ルクレールはボッタスを抜くことができず、その間にハミルトンがギャップを広げていく。

    45周目、アルボンがマグヌッセンを抜いて6番手に浮上。48周目にはサインツを抜いて5番手に浮上。ピットレーンスタートから15位順位をあげる。

    最終的にシャルル・ルクレールはメルセデスの2台を攻略することができず、ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが2位と1-2フィニッシュを達成した。