カテゴリー: F1ロシアGP

  • カルロス・サインツ 「レッドブルのアルボンと戦うことに価値はなかった」

    カルロス・サインツ 「レッドブルのアルボンと戦うことに価値はなかった」

    マクラーレンのカルロス・サインツは、F1ロシアGPの終盤にセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に抜かれてしまうリスクがあったため、レッドブルのアレックサンダー・アルボンからポジションを守るために戦うことを我慢したと語る。

    夏休み後は好機に恵まれていなかったカルロス・サインツだったが、F1ロシアGPでは5番グリッドという好位置を獲得し、“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる6位でレースをフィニッシュした。

    序盤、バルテリ・ボッタスがスタートに失敗したことで4番手に順位を上げたカルロス・サインツは先頭集団でレースを展開。1コーナーではルイス・ハミルトンにもチャレンジした。

    「良いスタートが切れた。それが少なくともターン1への進入でメルセデス勢とフェラーリ勢と戦うチャンスを得るための最初の目標だった」とカルロス・サインツはコメント。

    「とても楽しかったし、自分自分をやる気にさせるには良い方法だ。レース全体で良いペースがあったし、タイヤと戦略全体を良いマネジメントして、ベスト・オブ・ザ・レストで完走した。まさに望み通りの結果だ」

    メルセデスやレッドブルと戦うことができたのではないかと質問されたカルロス・サインツは、後ろからストレートに強いセルジオ・ペレスが迫っていたため、ポジションを争っていれば無防備なってしまうと感じたと述べた。

    「残念ながら、現時点でメルセデスやレッドブルと戦って、それを価値あるものにするためにあと0.5秒のゲインを得る必要があると思う。現時点ではレースタイムの1~2秒を失うだけだからね」とカルロス・サインツはコメント。

    「それに、ストレートでかなり速いペレスが後ろから来ていたし、アルボンと戦っている間、彼が僕のDRSに入ってしまうのは避けたかった。そのレーシングポイントはストレートで非常に速いからね」

    「管理すべきことが少しあった。もしそれがレースの最終ラップだったならば、もっと攻撃的になっただろうけど、今日はいくつかのタフなレースの後だったので、ポイントを獲得することが重要だった」

  • ホンダF1:2019年 第19戦 ロシアGP 決勝レポート

    ホンダF1:2019年 第19戦 ロシアGP 決勝レポート

    F1ロシアGPの決勝は、グリッド降格のペナルティーにより、4台とも後方からのスタートとなったが、レッドブル・レーシングは両ドライバーがポイントを獲得。トロロッソ・ホンダも2台ともに順位を上げてフィニッシュした。

    レースは1周目からセーフティカー(SC)導入となったが、4台とも混乱に巻き込まれずに好スタート。セーフティカー解除後には、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが8番手、トロロッソ勢はピエール・ガスリーとダニール・クビアトが12、13番手とポジションを上げた。

    その後もフェルスタッペンは好調なペースをみせ、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ランド・ノリス、カルロス・サインツ(ともにマクラーレン)を次々とオーバーテイクして5番手に浮上する。ピットレーンからミディアムタイヤでスタートしたアルボンも、トロロッソ勢2台の前まで順位を回復した。26周目にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトラブルによってストップし、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入される。ガスリーはこの直前にピットインしており、不運なかたちでポジションを落としてしまう。

    一方、ハードタイヤで19番手からスタートしたクビアトは、このVSCのタイミングでピットインしてソフトタイヤに交換。フェルスタッペンもミディアムタイヤに履き替え、アルボンはさらにポジションを上げるべくステイアウトを選択する。すると、VSC解除直後の29周目にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がクラッシュし、すぐにセーフティカー(SC)が入る。これを活かし、アルボンとクビアトが新品のソフトタイヤに交換した。同じタイミングでピットインしたドライバーが多く、ガスリーとクビアトは戦略的なアドバンテージを得られずにトップ10圏外へ押し出されてしまった。しかし、両ドライバーともにポイント獲得を目指してプッシュし、クビアトは10位から2.5秒差の12位、ガスリーが14位でフィニッシュした。

    マックス・フェルスタッペンは、トップ3の直後でレースを進め、4位入賞。アレクサンダー・アルボンはソフトタイヤに交換後、すばらしい走りでオーバーテイクを繰り返し、5位フィニッシュを果たした。

    なお、F1のサポートレースであるF2の第2レースでクラッシュを喫したホンダの育成ドライバーである松下信治だが、病院に搬送されて検査を受けた結果、大きな異常は見つからなかった。この後、大事をとって経過観察の期間が取られる見込みとなっている。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「グリッドペナルティーのため、9番グリッドからスタートしたレッドブル・レーシング のフェルスタッペン選手が4位、昨日のクラッシュの影響でピットレーンスタートのアルボン選手が5位で今日のレースを終えました。2人とも多くのオーバーテイクをみせ、確実にポジションアップを果たしました。特にアルボン選手はフェルスタッペン選手に次ぐ順位でフィニッシュと、力強い走りを見せていました。上位の2チームに追いつくにはパフォーマンスが足りていなかったと感じています。トロロッソ・ホンダの2台ついては、ガスリー選手はセーフティカーが入る直前のタイミングでピットインするという不運によりポジションを落とし、クビアト選手も最後尾スタートからいい走りをみせましたが、ポイント圏内には届きませんでした。ホンダとしては、PUに信頼性の問題が発生した週末でしたので、次戦の日本GPに向かう前に入念に原因の分析を行い、ホームレースに向けて万全なかたちで臨みたいと思います」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ/4位)
    「4位は今日のできるかぎりの結果だったと思いますし、ベッテル選手のリタイアというラッキーもありました。フェラーリとメルセデスに速さがあり、かつペナルティーによるグリッド降格からスタートしたことを考えると、満足すべき結果だったと思います。中団のトラフィックから抜け出したあとは、特に大きなことは起きませんでした。セーフティカーが出るまでは単独で走行する少し寂しいレース展開となりました。トップ3のマシンと比べると明らかに速さは足りていませんでしたが、レース終盤で周りがソフトタイヤを履いていた中、ミディアムタイヤで戦うのはさらに困難でした。最善を尽くした結果でしたが、もちろんもっと多くの表彰台や優勝を獲得したいので、周りの速さに負けないように改善するべきことはまだあると感じています。次戦の日本GPが行われる鈴鹿での一戦が今から楽しみです。ホンダのホームレースで日本のファンの皆さんの前でベストを尽くして戦いたいと思います」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ/5位)
    「今日の決勝はいい戦いができましたし、5位という結果は最善の結果であったと思います。昨日の予選でのクラッシュをばん回したかったので、セーフティカーのおかげも少しあったと思いますが、今日のレースの運びにとても満足しています。土曜は自分のモチベーションが上がらず、予選後の夜はチームが修復のため作業に時間を費やすこととなったため、今日の結果はそんなチームのためにあると思います。ピットレーンからのスタートは容易ではありませんでしたが、ソフトタイヤでは手応えのあるペースで走行できていたので、ポイント獲得という結果につなげることができました。ポイント圏外からスタートしながら、他車とバトルできるポジションまで戻ってこられたことはよかったですが、毎回このようなレース展開にしたいとは思っていません。次戦の日本GPではクリーンでスムーズな展開の一戦になることを願っています。
    最初のスティントでダニール(クビアト選手)とピエール(ガスリー選手)を追い抜くのに長い時間がかかり苦戦してしまいました。このコースが市街地コースのような造りに似ていることから、マシンの隊列についてしまうと、多くのダウンフォースを失ってしまうことになります。今週末はレース前まではタフでしたが、僕自身は段々慣れてきていると感じています。レースウイークでもっと早くスピードを上げ、リズムに乗れるよう努力しなくてはなりませんが、そのためにはもっと多くの周回を走り、マシンを走行する時間を増やす必要があります。最終戦のアブダビ以外の残りのサーキットは、僕にとって初めてのサーキットとなるため、鈴鹿も難しい一戦となるかもしれませんが、新しくコースを学ぶことは好きなので、今から楽しみにしています」

    ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ/12位)
    「今日は力強い戦いをみせることができた一戦となりました。グリッド後方からスタートし、ポイント圏内まであと一歩のポジションでレースを終えることができたのは、チームワークのおかげだったと思います。スタートもうまく決めることができ、見応えのあるバトルもすることができました。最後の最後までバトルをすることができたので、今日のレースにとても満足しています。ここ数日抱えていたトラブルを考えると、終わってみればとてもいい決勝日になったと思います。ポイント獲得でお返しができず、残念ではありますが、チームはとてもいい仕事をしてくれたので感謝しています」

    ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ/14位)
    「今日は、チームにとって難しいレースになりました。ポイント獲得に至るほどのペースは、残念ながら今日はありませんでしたし、コクピットの中からできることはすべてやりましたが、さほど多くのことはできない状況でした。途中ダニール(クビアト選手)といいバトルができました。そのとき12番手争いをしていたのですが、12番手は『なにかが前方で起これば、10番手までポジションアップが叶うかもしれない』という重要な位置です。できる限りのことは試しましたが、速さ足りず、難しい一日でした。レースウイーク序盤で見せたパフォーマンスを今日は発揮できなかったので、次戦の鈴鹿ではいいレースができるよう原因を十分に解明し、準備したいと思います」

  • ロバート・クビサ、“パーツ節約”が理由のリタイアに不満

    ロバート・クビサ、“パーツ節約”が理由のリタイアに不満

    ロバート・クビサは、F1ロシアGPでパーツを節約するためにリタイアを強いられたことに不満を露わにし、“機能するツール”が必要だと語った。ロバート・クビサにとっては今シーズン初リタイア。ウィリアムズとしても今季初のダブルリタイアだった。

    ジョージ・ラッセルがクラッシュした後、ウィリアムズはロバート・クビサをピットにリタイアさせた。レース後にチームはマシンには何も問題がなかったことし「今後のレースにむけてパーツを節約するというチームの決定」だったと説明した。

    ロバート・クビサは、密かに全戦完走を目標にしていたと失望を明らかにした。

    「僕のキャリアの中で最悪の週末だったと思う」とロバート・クビサは Ziggo Sport にコメント。

    「ドライビングの観点ではなくね。でも、今週末は多くの理由で非常にがっかりした」

    それらの理由について答えを求められたときロバート・クビサは「様々な理由だ。自分が感じていること、わかっていることしか言えないけどね」とコメント。

    「FP1を4周した後、クルマの特性が非常に奇妙であるという大きな問題を報告していた。ほぼ運転不能だった。同じものをクルマにキープすれば、そのマージンは一晩でなくなってしまう」

    「特別な助けが必要なわけではない。動作するツールが必要なだけだ。そうすれば僕はいい走りができると思っている」

    「それは痛手だけど、僕は常に自分が持っているものでベストを尽くすようにしている」

    「すべてのレースを完走するという密かな目標があったけど、残念ながら達成することはできなくなった」

  • ルイス・ハミルトン、4戦ぶりの勝利「セーフティカーがなくても勝てた」

    ルイス・ハミルトン、4戦ぶりの勝利「セーフティカーがなくても勝てた」

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ロシアGPで優勝。夏休み以降での初勝利であり、今季9勝目を挙げてチャンピオンシップのリードを広げた。

    「久しぶりの優勝のように感じるし、チーム全体が素晴らしい仕事をした。決して諦めず、攻め続け、革新的であろうとしている。このチームの一員であることに本当に刺激を受けているし、最初のスティントでフェラーリがどれほど速かったかを考えると、今日の結果は素晴らしい」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「特に彼らとは異なるタイヤでついていくのは本当に厳しい仕事だったが、僕たちはプッシュし続けたし、今日のマシンのフィーリングは本当にと買った。彼らのタイヤは最初のスティントで劣化すると考えていたが、ペースがとても良かったので、ついてつくのに苦労した。おそらくそれは僕たちにとってちょっとした警告だったと思う。なぜなら、彼らはその点で正しい計算をしているように見えたからだ。でも、僕は彼らを射程距離にとらえることができていたし、彼らのタイヤが劣化し始めると差を縮め始めた」

    「シャルルがピットインして、セブに追いつき始めた。セーフティカーが出ていなかったとしても、僕たちはオフセットして長く走る立場にいたので、本当に良いレースになっていただろう。そこで全てが僕たちの流れになって、その後はタイヤを温存しながら差をつけて、できるだけスムーズにフィニッシュすることが重要になった」

    「もちろんレースは残り少なくなっているが、僕たちは1戦ごとに取り組み、他チームよりも一歩前に行き、転ばないようにしなければならない。このような戦いをしているときは、全力を尽くし、あらゆる手段を講じて、もっと良い仕事をするためにあらゆる詳細を疑問視しなければならない。僕たちはこういうチャレンジが大好きだし、これからのレースも本当に楽しみにしている」

  • バルテリ・ボッタス 「フェラーリの方が速かったが他の部分で勝った」

    バルテリ・ボッタス 「フェラーリの方が速かったが他の部分で勝った」

    メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1ロシアGPの決勝レースで2位表彰台を獲得した。

    「前回の1-2から久しぶりだったので、二人揃って表彰台に立つことができて本当にいい気分だ。チーム全体が本当に勇気づけられ、モチベーションが上がる結果だ」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「1-2を達成するのは難しいと思っていたけど、可能性があることはわかっていた。だから、午前中に僕たちにチャンスをもたらすあらゆる作戦について話し合った。僕たちはチームとして今日は本当に良い仕事をしたと思う。昨日の僕たちがどれほど苦労していたかを考えれば本当によい結果だ」

    「週末を通してずっとフェラーリの方が速かった。今日も彼らの方が速かったと思うし、1-2でレースを終えられたのは、他の部分でチームとして素晴らしい仕事をしたということだ」

    「序盤はサインツの後ろでかなりタイムをロスしたし、ミディアムタイヤでソフトタイヤと同じレベルのタイムを出すのに苦労した。でも、ソフトタイヤに交換した第2スティントではかなりよくなった。セーフティカーのリスタートの後は少しプレッシャーがあったが、すべてをコントロールしていた」

    「フェラーリは過去数週間でかなり改善しているし、僕たちも日本に向けてプッシュし続ける必要がある。でも、そのチャレンジを楽しみにしている」

  • フェラーリF1代表、指示の甘さが露呈「詳細に説明しておかなければ…」

    フェラーリF1代表、指示の甘さが露呈「詳細に説明しておかなければ…」

    フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、チームの約束ごとについて“もっと詳細に説明にしておかなければならない”と認める。

    F1ロシアGPの決勝レースは、フェラーリの指示系統の甘さが露呈されるレースとなった。フェラーリは、ポールスタートのシャルル・ルクレールが3番グリッドのセバスチャン・ベッテルにスリップストリームを与えるという戦略を立てた。

    その作戦はうまくいき、ベッテルはターン2でルクレールを抜いてフェラーリは1-2体制でオープニングラップを終えた。

    フェラーリは、恩恵を受けたセバスチャン・ベッテルに対してシャルル・ルクレールにポジションを返すよう伝えたが、ベッテルはそれを無視。結局、それぞれが1回目のピットストップを終えた後にルクレール-ベッテルの順に戻ったが、ルクレールは不満を抱えての第1スティントとなった。

    「我々ははシャルルに、セブ(ベッテル)にスリップストリームを与えるように依頼した。最初のコーナーで1番手と2番手になるのがベストなシナリオだったからだ」とマッティア・ビノットは Sky Sportsに語った。

    「ハミルトンにスリップストリームを与えれば、少なくとも何らかのアドバンテージを与える可能性があるため、まずハミルトンにスリップストリームを与えないことが最善策であることに我々は同意していた」

    「したがって、シャルルはセブにスリップストリームを与えることになった。それが我々が同意し、議論していたことだ」

    「しかし、セブにスリップストリームを与え、ポジションを与えないことで、セブに有利になるはずであり、レース後半でクルマを入れ替えることで恩返しする。そういった取り引きだった」

    しかし、セバスチャン・ベッテルはフェラーリのピットウォールから伝えられた際にポジションを返さなかった

    「レース前にもっと詳細に説明しておかなければならないかもしれない」とマッティア・ビノットは認める。

    「レーススタート時に何が起こったのかを確認するために彼らと話をするつもりだ」

    セバスチャン・ベッテルは、パワーユニットの問題でレースからリタイア。そこで導入されたバーチャルセーフティカーが最終的にルイス・ハミルトンの勝利を助けることになった。

    「マシンにさらにダメージを与える恐れがあるため、すぐにベッテルを停止させなければならなかった。リタイアする必要がなければ、彼は2位になっていただろう」

    「勝つためには信頼性がなければならない。今日はパワーユニットに問題があり、勝てなかった。ベッテルは非常に速くかったし、我々は彼にとても満足していた。今日の彼のレースは完璧だった」

  • ベッテル、チームオーダー無視を否定「何かを聞き逃していたのかも」

    ベッテル、チームオーダー無視を否定「何かを聞き逃していたのかも」

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1ロシアGPのレースでチームオーダーを無視したとの見方を否定している。

    3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルは、シャルル・ルクレールのスリップストリームを使ってターン2でトップに浮上した。それは事前に決められた戦略だったことをルクレールは明かしている。

    だが、その後フェラーリはセバスチャン・ベッテルに順位を戻すように指示するも、ベッテルはそれを無視してレースを続行。シャルル・ルクレールは先にピットインすることで順位を取り戻すことができ、一方でベッテルはピットストップ後にMGU-Kのトラブルでリタイアしている。

    セバスチャン・ベッテルのリタイアで入ったバーチャルセーフティカーでルイス・ハミルトンはトップに留まることができ、その後に入ったセーフティカーでルクレールはソフトタイヤに交換して反撃を狙うもうまくいかず、バルテリ・ボッタスの後ろの3位でフィニッシュしている。

    セバスチャン・ベッテルは、レース前に戦略についてシャルル・ルクレールと明確な理解を持っていたと感じていると語る。

    「何が起こったのか正確にはわからない。僕たちは合意していたと思う。特にレース前にシャルルと話していたし、それはかなり明確だったと思う。でも、僕が何かを聞き逃したのかもしれない」とセバスチャン・ベッテルは Sky Sports に語った。

    「それについて話すことになると思うけど、今日は苦痛だ。なぜなら、僕たちが望んでいた結果ではないからね。1-2フィニッシュを望んでいた」

    「計画が何であるかは明確だと思ったし、僕は自分の役割を果たしました。だから、その時点では理解できなかった。とにかくレースをしようとした」

    セバスチャン・ベッテルは、ルクレールと合意していた内容に“人々は知っておくに値する”と認めつつも、フェラーリを“悪い立場”にしたくないとして詳しく述べることを拒んだ。

    「正直、共有したくはない」とセバスチャン・ベッテルは述べた。

    「大したことではないけど、あちこちで誰かが何かを言って、チームを悪い立場にしたくはない」

    「人々は知っておくべき価値があると思うし、それが公平ではないことをわかっている。でも、それは大したことではないんだ」

    「もちろん、シャルルが1番手で、僕は3番目にいて、ルイス(ハミルトン)を抜く方法を見つけるための戦略について話していた」

    「僕は非常に良いスタートを切ったので、テーブルにはいくつかの選択肢があった。でも、申し訳ないけど、言いたくはない」

    逆にフェラーリは、なぜ純粋にシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルにレースをさせなかったのかとの疑問もある。

    「ピットストップまではそうしていたと思う。ストップでリードを失い、その後マシンが故障したので、少し関係なくなってしまったけどね」とセバスチャン・ベッテルに説明した。

    「でも、その時点までそうしていたと思う」

  • メルセデス 「ベッテルのリタイアが我々に勝利をもたらした」

    メルセデス 「ベッテルのリタイアが我々に勝利をもたらした」

    メルセデスのF1チーム代表をと止めるトト・ヴォルフは、F1ロシアGPでのルイス・ハミルトンの勝利は、セバスチャン・ベッテルのリタイア後のセーフティーカーによってもたらされたものだと認めた。

    セバスチャン・ベッテルは、ピットアウト直後にMGU-Kの問題でコース上にストップしてリタイア。マシンを撤去するためにバーチャルセーフティカーが導入された。その時点でまたピットインしていなかったルイス・ハミルトンは、バーチャルセーフティカー中にタイヤ交換をすませてトップでコースに復帰して勝利を手にした。

    トト・ヴォルフは、メルセデスはF1ロシアGPで最速のパッケージを持っていなかったと認める。

    「だからこそ、我々はレースを愛している。最速のパッケージを手にしていなくても勝つことができる」とトト・ヴォルフは Sky Sports F1 にコメント。

    「信じられないほど特別だ。疑い始め、どこが足りないかを把握し、後半にセーフティカーのようなもに小さな希望を託し、それが起こる。圧倒されているし、チャンピオンシップへの大きな一歩だ」

    フェラーリは、セバスチャンベッテルとシャルル・ルクレールの間で順位を戻す戻さないの論争があった。トト・ヴォルフは、完全な状況は把握していないものの、フェラーリに少し同情したと述べた。

    「すべてを見たわけではない。私にも同じような経験がある。勝ちたい2人のドライバーがいるのは決して簡単ではない。チームとして我々彼の状況を経験しているし、容易なことではないのは確かだ」

    レースはセーフティカー期間のおかげでメルセデスの有利となったが、トト・ヴォルフはそれは第1スティントを伸ばすことの重要性を強調したと述べた。

    「それが第1スティントを伸ばしたコアな理由の1つだ。タイヤが落ちたときに入ってくることを期待していたし、我々はもっと長く走れることをわかっていた」

    「彼ら自身のクルマによって引き起こされたセーフティカーが我々に勝利をもたらした」

  • 2019年 F1 ロシアGP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    2019年 F1 ロシアGP 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2019年のF1世界選手権 第16戦 シンガポールGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    メルセデスのルイス・ハミルトンがロシアグランプリを制した。2番グリッドからスタートしたハミルトンは、バーチャルセーフティカー導入周回中にミディアムからソフトへ交換する1ストップ戦略を採った。

    チームメイトのバルテリ・ボッタスも同じ戦略で2位を獲得した。スタート直後と中盤にセーフティカーが導入された53周のレースでは、広範囲に渡る戦略が見られた。

    キーポイント
    ・トップ10グリッドでは、メルセデスの両ドライバーのみがミディアムタイヤでスタートした。異なる戦略を採用したフェラーリは、ソフトタイヤでスタートした。

    ・メルセデスの2台は、フェラーリよりも長いオープニングスティントを走行し、バーチャルセーフティカー導入周回中にピットストップを行い、ソフトタイヤへ交換した。

    ・3位を獲得したシャルル・ルクレールは、メルセデスのピットストップの2周後、セーフティカー導入周回中に戦略を変更し、ソフトタイヤへ交換する2回目のピットストップを敢行した。

    ・最も順位を上げたドライバーは、レッドブルのアレクサンダー・アルボンだった。ピットレーンからスタートしたアルボンは、ミディアムからソフトへ交換する1ストップ戦略で5位を獲得した。

    ・トロロッソのダニール・クビアトのみがハードタイヤを装着して、自身のホームレースのスタートを切った。他のドライバーのタイヤ選択は、ほぼ均等にソフトとミディアムに分かれた。

    ・1ストップが最速戦略と予測されたなか、15名の完走者中、ルクレールを含む4名が2ストップ戦略を実行した。この結果には、セーフティカーの導入が大きく影響を及ぼしている。

    各コンパウンドのパフォーマンス
    ・ハード C2:第2スティント用のタイヤとして有効な選択肢と予測されていたが、ミディアムとソフトが良く持ちこたえたこともあり、ハードを使用したドライバーは3名のみだった。

    ・ミディアム C3:ハミルトン優勝の鍵となった。デグラデーションが小さかったことから、ミディアムでスタートしたドライバーは、オープニングスティントを最大限に伸ばすことが可能となり、その後のオプションが幅広くなった。

    ・ソフト C4:ソフトでも長いスティントが見られた。なかでも、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、長い第1スティントを走行し、9番グリッドのスタートから4位に入賞した。ハミルトンが、レース終盤にソフトを使用してファステストラップを記録した。

    ピレリ 2019 F1 ロシアグランプリピレリ 2019年 F1ロシアグランプリ

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「戦略が重要な要素となったレースでした。メルセデスとフェラーリが異なる戦略を展開し、シャルル・ルクレールがライバルたちを終盤に猛追するエキサイティングなフィニッシュが見られました。メルセデスが選択したミディアムタイヤは、柔軟性という観点で彼らにアドバンテージをもたらしましたが、それ以上の驚きは、予測より長いソフトタイヤのライフでした。高温下、ソフトでグレイニングが発生しにくくなり、より良いパフォーマンスが発揮できたと思います。2回のセーフティカー導入がレースの鍵を握りました。これによって、重要な局面で摩耗とデグラデーションが最小化され、タイムロスを最小限にするピットストップの機会がもたらされました。2018年よりも硬い組み合わせを持ち込んだことで、ドライバーたちは、各スティントにおいて、ペースのマネージよりも終始ハードにプッシュすることに集中できたと思います」

  • レッドブル・ホンダ 「4位と5位は達成できる最大限の結果」/ F1ロシアGP

    レッドブル・ホンダ 「4位と5位は達成できる最大限の結果」/ F1ロシアGP

    レッドブルのホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、F1ロシアGPの決勝を振り返った。

    レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが9番グリッド、アレクサンダー・アルボンがピットレーンからスタート。フェルスタッペンが4位、アルボンが5位でフィニッシュし、ダブル入賞を達成した。

    「今日はドライバーたちが2人とも良いパフォーマンスを見せてくれた。9番手スタートのマックスにとって、4位は望める最大限の結果だろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「彼はレース序盤に見事な動きを見せてポジションを上げた。レース終盤の彼のペースはまずまずだったが、トップ3にチャレンジできるほどではなかった。一方、ピットレーンからスタートしたアレックス(アルボン)は自ら前を切り開く優れたパフォーマンスを見せた。素晴らしいオーバーテイクを披露し、今回も成熟したドライビングだった。5位まで上げてのフィニッシュというのは見事なレースであり、今日の我々にとって4位と5位というのは達成できる最大限の結果だろう。ホンダのホームレースである日本GPを楽しみにしている」