カテゴリー: F1オーストリアGP

  • ジョージ・ラッセル、第2戦で2基目のメルセデスパワーユニットを搭載

    ジョージ・ラッセル、第2戦で2基目のメルセデスパワーユニットを搭載

    ウィリアムズF1のジョージ・ラッセルは、今週末の第2戦F1シュタイアーマルクGPで新品のメルセデスのパワーユニットを搭載する。

    先週末の開幕戦F1オーストリアGPで、ジョージ・ラッセルは12番手まで順位を上げていたが、49周目にエンジントラブルに見舞われてコース上にストップ。レースにスパイスを加えた2回目のセーフティカーの原因になった。

    レース後、レッドブル・リンクで最初の評価を行い、ウィリアムズF1はトラブルの原因は燃圧の問題だたと説明。チームはジョージ・ラッセルにエンジンを切るよう指示していた。

    その後、ジョージ・ラッセルのパワーユニットは、ブリックスワークのMercedes-AMG High Performance Powertrains (HPP)に戻され、調査の結果、ギアドライブの故障があったことが発覚。ジョージ・ラッセルのマシンは、フリー走行1回目にリザーブドライバーのジャック・エイトケンがドライブする前に新品のICE(エンジン)、MGU-H、ターボチャージャーが搭載される。

    まだコンピーネントの制限基数を超えていないため、第2戦でジョージ・ラッセルのグリッドポジションに影響することはないが、エンジンペナルティに一歩近づいたことになる。

    この問題はジョージ・ラッセルのエンジン固有のものと理解されており、第1戦で他のマシンが使用したメルセデスのパワーユニットに懸念はないとしている。

    F1オーストリアGPでは、レーシング・ポイントF1チームのランス・ストロールもメルセデスのF1エンジンがパワーを失い始めたためリタイア。だが、その後、問題はPUに関連したものではなく、PUに故障はなかったため、ブリックスワースには戻されなかった。

    2020年のF1世界選手権の初戦となったオーストリアGPでは、9台がリタイアした。ジョージ・ラッセルのチームメイトであるニコラス・ラティフィは11位でレースを終え、あと一歩ポイントに届かなかった。

    関連:2020年 F1シュタイアーマルクGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マックス・フェルスタッペン、第2戦でスペシャルヘルメットを着用

    マックス・フェルスタッペン、第2戦でスペシャルヘルメットを着用

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1世界選手権 第2戦 シュタイアーマルクGPでオランダの国旗をモチーフとしたスペシャルヘルメットを着用する。

    毎年、多くのマックス・フェルスタッペンのファンである『オレンジ軍団』が訪れているレッドブルのホームレースであるレッドブル・リンクでのレースだが、今年は2連戦が開催されるも、残念ながら無観客で行われる。

    「もちろん、ファンがいないのは残念だ」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    それでも、マックス・フェルスタッペンは第2戦F1シュタイアーマルクGPでスペシャルヘルメットを着用する。

    「オーストリアでのレースはいつも僕にとって特別なものであり、過去数年間、特別なヘルメットのデザインで運転していた。今年も何か違うデザインで走ることにした」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「過去2年間使用していたジャンボと一緒に思いついた黄色のデザインとは対照的に、赤、白、青のテーマになっている。これは、ここ数年ここに訪れたオランダ人のファンが多いためでもある。彼らは今年ここに来ることはできないけど、彼らを称えるために、僕はこの赤、白、青のデザインを選んだ。とても満足している。カッコいいし、本当に目立つ。日曜日が良いレースになることを願っている」

    マックス・フェルスタッペン F1シュタイアーマルクGP スペシャルヘルメット / レッドブル・ホンダ

    関連:2020年 F1シュタイアーマルクGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 2020年 F1ポイントランキング:マクラーレンがランキング2位スタート

    2020年 F1ポイントランキング:マクラーレンがランキング2位スタート

    2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPが終了。マクラーレンがコンストラクターズ選手権を2位でシーズンをスタートした。

    9台がリタイアするサバイバルレースとなったF1オーストリアGP。ドライバーズ選手権はリザルド通りとなるが、3位表彰台を獲得したランド・ノリスがファイナルラップでファステストラップを記録したことにより、ボーナスポイントの1ポイントが加算された。

    コンストラクターズ選手権では3強チームの一角であるレッドブル・ホンダF1がダブルリタイアによってまさかのノーポイント。また、マクラーレンF1がフェラーリよりも7ポイント多く獲得して2位につけた。

    第2戦 F1シュタイアーマルクGPは、開幕戦と同じレッドブル・リンクを舞台に7月12日(日)に決勝レースが行われる。

    2020年F1ドライバーズポイント

    順位 ポイント ドライバー
    1 25 バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    2 18 シャルル・ルクレール (フェラーリ)
    3 16 ランド・ノリス (マクラーレン)
    4 12 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    5 10 カルロス・サインツ (マクラーレン)
    6 8 セルジオ・ペレス (レーシングポイント)
    7 6 ピエール・ガスリー (アルファタウリ)
    8 4 エステバン・オコン (ルノー)
    9 2 アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ)
    10 1 セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    11 0 ニコラス・ラティフィ (ウィリアムズ)
    12 0 ダニール・クビアト (アルファタウリ)
    13 0 アレクサンダー・アルボン (レッドブル)
    14 0 キミ・ライコネン (アルファロメオ)
    15 0 ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ)
    16 0 ロマン・グロージャン (ハース)
    17 0 ケビン・マグヌッセン (ハース)
    18 0 ダニエル・リカルド (ルノー)
    19 0 ランス・ストロール (レーシングポイント)
    20 0 マックス・フェルスタッペン (レッドブル)

  • メルセデスF1、ギアボックス問題を解決すべく対策パーツを第2戦に投入

    メルセデスF1、ギアボックス問題を解決すべく対策パーツを第2戦に投入

    メルセデスF1は、先週末にレッドブル・リンクで両ドライバーのレースを脅かしたギアボックス問題を解決すべく、第2戦シュタイアーマルクGPにむけて新コンポーメントを導入する。

    開幕戦F1オーストリアGPで“ブラックアロー”の2台は予選と決勝で圧倒的な速さを見せたものの、レースウィナーのバルテリ・ボッタスと4位入賞のルイス・ハミルトンは、ギアボックス問題によるリタイアを回避するために縁石を避けて走行しなければならなかった。

    「初戦の結果は順位表では良いものに見えるが、実際にはレースを終えることができたのは幸運だった」とメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1シュタイアーマルクGPにむけたプレビューで語った。

    「信頼性が、我々にリアルな懸念を引き起こしていた。それが我々が最優先事項として取り組んでいる部分だ」

    「我々の主な問題は、シュピールベルクの攻撃的な縁石によって引き起こされたギアボックスの電気コンピーネントにあった」

    「我々は最初に金曜日にその問題に気づき、すぐにファクトリーとトラックの両方で次のレースの緩和策に取り組み始めた。状況を改善するために、今週末に新しいコンポーネントを実装する」

    だが、メルセデスの戦略責任者であるジェームズ・ボウルズは、新しいコンポーネントは必ずしも完全な修正ではないと警告する。

    「これらの問題を解決できなければ、ほんの数日後には再び問題が発生することはわかっている」とジェームズ・ボウルスは語った。

    「そして、その問題の背景には日曜日に1台もしくは両方のマシンがレースをフィニッシュする機会を犠牲にするという現実としてある。それくらい複雑な問題だ」

    「もしそれが簡単なものであれば、先週それを修正するためにベストを尽くしただろう。だが、明らかにそういう類のものではない」

    「現在我々が把握しているのは、ギアボックスの電気的な要素に問題があるというだけであり、グランプリを切り抜けるためにはさらに多くのことを行う必要がある」

    再びメルセデスF1の両ドライバーが問題を緩和させるためにシュピールベルクの縁石を回避することを要求されるならば、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタは日曜日に厳しい戦いを強いられることになるかもしれない。

    「オーストリアのサーキットが非常に攻撃的だという現実がその背景にある。サスペンションメンバーとマシンに多くの負荷がかかる。ラップタイムを出すために縁石を使用する必要があるが、それらの縁石はマシンに多くの振動を発生させ、多くの負荷をかえる」

    「ギアボックスの問題自体は本質的に電気的なものであり、この問題に対処するために数日を費やしているという現実がその背景にある」

    関連:2020年 F1シュタイアーマルクGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブルF1 「SNSの動画がハミルトンのペナルティ見直しに繋がった」

    レッドブルF1 「SNSの動画がハミルトンのペナルティ見直しに繋がった」

    F1オーストリアGPの決勝直前にルイス・ハミルトンに前日のお咎めなしの裁定から一転して3グリッド降格ペナルティを科せられたのは、レッドブルが新しい証拠として提出した動画が決め手となった。それは土曜日の夜にF1公式サイトがSNSに投稿して誰もが目にしていた動画だった。

    F1オーストリアGPの予選でコースオフしたバルテリ・ボッタスの後ろを走行していたルイス・ハミルトンは、ボッタスがコースオフしたことで提示されたイエローフラッグ区間で減速していなかったことが指摘された。

    予選後にスチュワードに召喚されたルイス・ハミルトンは、コース上にまった埃でイエローフラッグが見えなかったとし、スチュワードも検証されたビデオ映像では「イエローフラッグとグリーンのライトパネルが同時に出ていたことが確認された」としてお咎めなしとなった。

    しかし、翌日の決勝を前にレッドブルは、土曜日にF1が公開した映像を新たな証拠としてFIAにルイス・ハミルトンの裁定について見直しを求め、その結果レース直前にハミルトンの3グリッド降格が決定した。

    レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは「ソーシャルメディアに異なるアングルの360度カメラが上がっているとの指摘があった」と語った

    「そこには(ハミルトンが)黄色いライトボックスを通り過ぎていたことがはっきりリと映っていた。メキシコの件(マックス・フェルスタッペンがイエローフラッグを無視してペナルティを受けた)と一致しているように見えた」

    「そのため我々は、FIAもう一度見てもらうよう依頼した。彼らはその映像を見たことがないと言っていた。何らかの理由で彼らはそのカメラにアクセスできなかったのか、見ていなかったのだろう」

    「それを見て再検討したところ、非常に明確な決定が下されたと思う」

    予選で2番手タイムを記録していたルイス・ハミルトンは3グリッド降格によって5番グリッドからレースをスタート。決勝では2位でフィニッシュしたものの、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)との接触に5秒ペナルティを科せられ4位に降格した。

  • ロバート・クビサ、F1シュタイアーマルクGPのFP1に出走

    ロバート・クビサ、F1シュタイアーマルクGPのFP1に出走

    アルファロメオF1は、F1シュタイアーマルクGPのフリー走行1回目にロバート・クビサがアントニオ・ジョビナッツィに代わって出走することを発表した。

    2019年にウィリアムズでF1復帰を果たしたロバート・クビサは、今季はアルファロメオF1のリザーブドライバーに就任。プレシーズンテストは新車C39で午前中に2回の走行を行っていた。

    今週末、ロバート・クビサは、F1シュタイアーマルクGPのフリー走行1回目にアントニオ・ジョビナッツィに代わって再びC39のステアリングを握る。

    「今週末、アクションに戻ることを楽しみにしている。特にモータースポーツ界全体が長いブレークを過ごした後だしね」とロバート・クビサはコメント。

    「いつものように、僕の目的はエンジニアにできる限り多くのデータを提供し、コックピット内からフィードバックを提供することだ」

    「今週末は、ほんの数日前に行ったのと同じ会場でレースをするすべての人にとって、まったく新しい経験になるだろう。そのため、オーストリアGPで収集したすべてのデータを精査し、マシンに加えたい調整をテストしていくことになる」

    ウィリアムズF1を離れることが発表された後、ロマート・クビサは、アルファロメオとハースの2チームへの移籍が噂された。彼の経験とポーランドのスポンサーORLENはクビサを魅力的な選択肢にした。

    最終的にアルファロメオF1がロバート・クビサのサービスと資金を確保した。チーム代表のフレデリック・バスールは、レース週末にクビサはチームの改善を助けることができると語る。

    「金曜日にロバートがマシンに乗ることを楽しみにしている。彼のような経験を持ったドライバーは常に貴重なフィードバックをしてくる。彼は我々がマシンについて学び続けるのを助けることができる」とフレデリック・バスールは語った。

    「もちろん、ロバートは先週末もチームと一緒にいたので、エンジニアリングミーティングや各セッションで話し合われたことはすべて把握している。自分でマシンを体験し、その知識を武装する機会は、我々がさらに前進するのに役立つだろう」

    関連:2020年 F1シュタイアーマルクGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 2020年 F1シュタイアーマルクGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2020年 F1シュタイアーマルクGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2020年のF1世界選手権 第2戦 F1シュタイアーマルクGPが、7月10日(金)からシュピールベルクのレッドブル・リンクで行われる。

    新型コロナウイルスの影響によってカレンダーが大幅に開催された2020年のF1世界選手権は、F1史上初となる同サーキットの2連戦で開幕。F1オーストリアGPの1週間後に開催される2回目のレースは『F1シュタイアーマルクGP』と名付けられた。

    舞台となるレッドブル・リンクは、その名の通り、レッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修した。

    美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成されるレッドブル・リンクは、異彩を放つ特性を持ったサーキット。丘陵地帯のため、高低差が大きく、ストレートにはいずれもうねりが施されている。また、急な上り坂や、ストレートも多いため、パワー依存が最も大きいサーキットでもある。

    先週末の第1戦 F1オーストリアGPは、9台がリタイアするサバイバルレースをメルセデスF1のバルテリ・ボッタスが制した。1週間という間隔で各チームがどれだけ対策を施してくるか、また、初戦でのデータを元にどれくらいパフォーマンスアップを図られるかがわかる同じサーキットならではの楽しみ方もできる。

    日本とオーストリアの時差は6時間。F1シュタイアーマルクGP フリー走行1回目は、7月10日(金)の18時(現地時間11時)から行われる。

    テレビ放送に関しては、今年もフジテレビはBSフジによる無料放送は行わず、F1シュタイアーマルクGPの放送もCS放送による有料放送のみ。フジテレビNEXTでフリー走行から公式予選、決勝まで全セッションをノーカット完全生中継で放送する。

    2020年 第2戦 F1シュタイアーマルクGP スケジュール

    7月10日(金) フリー走行1回目 18:00~19:30 (現地時間 11:00~12:30)
      フリー走行2回目 22:00~23:30 (現地時間 15:00~16:30)
    7月11日(土) フリー走行3回目 19:00~20:00 (現地時間 12:00~13:00)
      予選 22:00~23:00 (現地時間 15:00~16:00)
    7月12日(日) 決勝 22:10~ (現地時間 15:10~)

    CS放送/フジテレビNEXT F1シュタイアーマルクGP 放送時間

    【フリー走行1】 7月10日(金) 17:50~19:40
    【フリー走行2】 7月10日(金) 21:50~23:40
    【フリー走行3】 7月11日(土) 18:50~20:10
    【予選】 7月11日(土) 21:50~24:00
    【決勝】 7月12日(日) 21:40~25:00
  • 【動画】 ダニール・クビアトが非難したエステバン・オコンの走り

    【動画】 ダニール・クビアトが非難したエステバン・オコンの走り

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、F1オーストリアGPの69周目にサスペンションの故障でリタイア。チームのダブル入賞のチャンスが失われた。レース後、クビアトはエステバン・オコン(ルノーF1)との接触が彼のレースを台無しにしたと非難した。

    2人のドライバーのインシデントは63周目のターン6で起こった。ダニール・クビアトのオンボード映像では、エステバン・オコンによって縁石に押し込まれていることが映っている。

    レース後、ダニール・クビアト「今日のレースはオコンと接触するまではペースもタイヤマネジメントも悪くなく、非常にうまく進んでいた」とコメント。

    「正直、オコンのように人々を押し出すことは素晴らしことだとは言えない。でも、僕ももっと辛抱できたかもしれない。がっかりしているけど、それまでレースはとてもうまくいっていた。悔しいけど、残念ながら、今日は多くのポイントを犠牲してしまった」

    13番手からレースをスタートしたダニール・クビアトは、最初の2つのセーフティカー期間中にピットインし、9番手を走行していた。

    「接触の後、フロントウイングとサスペンションを破損し、タイヤもパンクしてしまったので、そこでレースが終わってしまった。これがなければ1ポイントを獲得し、すごくいいレースにできたと思っているので、非常に残念だ」

  • レッドブル・ホンダF1:2020年 第1戦 オーストリアGP 決勝レポート

    レッドブル・ホンダF1:2020年 第1戦 オーストリアGP 決勝レポート

    2020年のF1世界選手権 開幕戦オーストリアGPの決勝が開催され、レッドブル・ホンダF1はマックス・フェルスタッペンは好スタートを切ったものの電気系トラブルで11周目にリタイアし、アレクサンダー・アルボンもルイス・ハミルトン(メルセデス)に初表彰台を阻まれたあと、パワーユニットの電気系トラブルでリタイアとなった。

    決勝のマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンが予選でイエローフラッグを無視したことで3グリッド降格ペナルティを受けたため2番手からスタートしたが、ポールのバルテリ・ボッタス(メルセデス)がフェルスタッペンの前を守った。

    ミディアムタイヤでスタートしたフェルスタッペンはターン1で3番手グリッドからスタートしたランド・ノリス(マクラーレン)のアタックを抑えて2番手を守る。ノリスはアタックに失敗したものの、そのままアルボンとハミルトンの前を守った。

    その後、今度はアルボンがノリスにプレッシャーをかけ始め、3周目にはF2時代のライバルだったノリスをターン4でオーバーテイクして3位に浮上する。続いてハミルトンも4周目にノリスをパスして、グリッド降格ペナルティのミスを取り返していく。しかし、前走するボッタスとフェルスタッペンとの差はかなり開いており、5周目に入った時点で、ボッタスとフェルスタッペンの差は5秒、フェルスタッペンとアルボンの差は2.7秒となっていた。

    アルボンはここから4周に渡りハミルトンからのプレッシャーをいなし続けるが、9周目のターン3でついにワールドチャンピオンに捕まると、ターン4に向けてのDRSゾーンでオーバーテイクされてしまった。

    そして11周目、マックス・フェルスタッペンに不運が訪れる。ターン1でいきなりスピードを落としてしまったフェルスタッペンは何とかしてトラブルを修正しようとしたが、修正できずにピットイン。一度はピットから出たものの、リタイアとなった。

    フェルスタッペンのリタイアによってハミルトンがチームメイトのボッタスから7秒遅れの2位に浮上し、アルボンが3位に復帰。アルボンから3.8秒遅れでノリスとセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続く展開となった。

    18周目、次のリタイアとなったのがダニエル・リカルド(ルノー)だった。リカルドもフェルスタッペンと同じく突然失速したあとピットインし、そのままリタイアとなった。時をほぼ同じくして、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がPUのトラブルに悩まされていたランス・ストロール(レーシングポイント)をパス。ストロールはズルズルと後退し、21周目の終わりにリタイアとなった。

    先頭を快走していたボッタスは2位ハミルトンに5秒のリードを築いており、ハミルトンと3位アルボンの差は11秒に開いていた。アルボンに後ろには4位ノリス、5位ペレス、6位ルクレール、7位カルロス・サインツ Jr.(マクラーレン)が続いた。

    26周目のターン3でケビン・マグヌッセンがコースアウトした結果、27周目にセーフティカーが導入される。

    このマグヌッセンのコースアウトは、各チームにピットストップを判断させることになり、マシンが次々とピットインしてタイヤを交換し、ミディアムを選択したペレスを除く全員がハードタイヤを選択した。全マシンがピットインしたため、タイム差は縮まったものの、順位の入れ替わりはなかった。
    31周目にレースが再開。ボッタスはハミルトンに対してリードを守り続け、アルボンも3位を守る。

    ハミルトンは徐々にボッタスとの差を詰めていき、45周目を迎える頃には0.5秒差まで詰め寄る。アルボンは3位を堅守し、4位に浮上していたペレスの2.5秒前を走っていた。

    ジョージ・ラッセルがリタイアした結果、52周目に2度目のセーフティカーが導入される。アルボンはこのタイミングでピットインしてソフトタイヤに履き替え、ペレスの後方、4位でレースに復帰する。

    55周目にレースが再開すると、アルボンはすぐに追撃モードに入り、ターン3でペレスのインサイドに飛び込んで3位を奪い返した。

    しかし、直後にキミ・ライコネン(アルファロメオ)のマシンの右フロントタイヤが外れてリタイアしたため、3度目のセーフティカーが導入されてしまう。

    アルボンは一時的にペレスに3位を譲るが、セーフティカー導入中に再び前に出ると、61周目のリスタートのタイミングで今度はハミルトンに勝負を挑む。ターン3の出口でハミルトンとの距離を詰めたアルボンは、アウトサイドからオーバーテイクを仕掛ける。

    オーバーテイクは成功かと思われたが、アルボンのリアタイヤにハミルトンが接触。アルボンはグラベルに突っ込んでしまい、最下位まで後退してしまった。そして不運はここで終わらず、アルボンは69周目にパワーを失い、そのままリタイアとなってしまった。

    ボッタスはそのままハミルトンを抑えて開幕戦でシーズン初勝利を挙げたが、ハミルトンはアルボンとの接触で5秒ペナルティを受けたため、2位はルクレール、3位はノリスとなった。ノリスはこれでF1初表彰台を記録した。ハミルトンは4位で終え、5位にサインツ Jr.、6位にペレスが続いた。

    7位にピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)が入って新チームに初ポイントを持ち帰り、8位はエステバン・オコン(ルノー)、9位はアントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)、10位はベッテルとなった。開幕戦は完走が11台のみという波乱のレースとなった。

    マックス・フェルスタッペン
    「何が起きたのかまだ良く分かっていない。調査して原因を突き止めるつもりだけど、当然、こういう形ではシーズンを始めたくなかった。昨シーズンとは違ってスタートは良かったけれど、スタート直後から、バルテリが速いから優勝を狙うのは相当難しくなることは分かっていた。表彰台は確保できたと思うし、開幕戦3位フィニッシュは上々の結果になったと思うけれど、今となっては何もできない。これがレースだし、どうしようもない。結果を変えることはできない。このレースウィークエンドのためにハードワークをしてくれた全員にとって残念な結果になってしまったけれど、次のレースに向けて集中して、ベターな結果を願うだけだ」

    アレクサンダー・アルボン
    「マシンを降りたばかりだから自分の発言に気を付ける必要があるけれど、フラストレーションが溜まっているとしか言いようがないね。勝利を掴めていた可能性は十分にあったと思う。素晴らしい戦略が用意できていたし、ピットクルーも最高の仕事をしてくれていた。セーフティカーに助けられた部分があったのは確かだけれど、マシンのフィーリングはとても良かった。今日のハードタイヤはそこまで強くなかったし、メルセデスがリスタートで冷えたタイヤを用意するのは分かっていたから、セーフティカーから数ラップで彼らをオーバーテイクするプランを立てていた。ルイス(ハミルトン)を完全にオーバーテイクできたと思っていたし、次のラップでボッタスを仕留めるつもりだった。ルイスとの接触はかなりタイミングが遅かったから驚いた。僕はアウトサイドギリギリを走っていて、ルイスにあれだけスペースを与えていたけれど、彼がクラッシュを狙わない限り前に出られることは分かっていた。今回は僕が仕掛けて、ルイスが守るという形だった。昨シーズンのブラジルより悔しいとは言わない。でも、ブラジルは痛み分けだったのかもしれないけれど、今回は違う。もちろん、今はもう次のレースウィークエンドに集中するべきだ。次も同じチャンスを得るためには運が味方する必要もあるけれど、状況を見守りたいね」

    クリスチャン・ホーナー(F1チーム代表)
    「開幕戦は非常にフラストレーションが溜まる結果になった。言葉が出てこないほどだ。有利なタイヤを履いて2位を走っていたマックスを早々に失ってしまったのはもちろん痛かったが、アレクサンダーが好位置に付けていて、非常に力強いパフォーマンスを見せていた。レーシングポイントに一時的にポジションを譲ってソフトタイヤを手に入れるという戦術も正しいタイミングで採用できていた。しかし、リスタートでアレクサンダーがルイスをパスしたあと、どういうわけかルイスがここ3レースで2回目のアルボンとの接触をしてしまい、アルボンのレースを終わらせてしまった。ルイスの判断ミスだったのは明らかで、彼は5秒のペナルティを受けたわけだが、アレックスにとって非常に痛かったことに変わりはない。その後、PUのトラブルでリタイアしなければならなくなった。原因は調査中だ。優勝が狙える位置につけていたにもかかわらず両ドライバーリタイア、ノーポイントでレースを終えるのは非常にフラストレーションが溜まる。良かったのは競争力を示せたことだが、次のレースウィークエンドに向けてもう少しペースを見出す必要がある」

  • ピエール・ガスリー 「10周目にリタイアを選択しかけていた」

    ピエール・ガスリー 「10周目にリタイアを選択しかけていた」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPのレース序盤にブレーキの懸念にいってあと1周でレースをリタイアするところだったと語る。

    12番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、序盤はそのままの順位でのレースを強いられたが、9台がリタイアする波乱のレースを生き残り7位入賞。F1で13年間活動したトロロッソからアルファタウリに名前を変えた初戦でポイント獲得を果たした。

    しかし、ピエール・ガスリーは、レースの初期段階でブレーキ問題によってリタイアする寸前だったと語る。

    「クルマをリタイアさせる寸前だった」とピエール・ガスリーは語る。

    「実際、チームは10周目にクルマをピットに入れるよう伝えてきた。ブレーキペダルは完全にフラットになっていて、温度が限界値を超えていた」

    「もう1周走らせてほしいと要求したら、彼らは『OK、やってみろ』と言ったので、ステイアウトしたら状況は改善した。そして、最終的に僕たちは7位でフィニッシュした」

    「ピットインのために1周して、次のラップをステイアウトして、ポイントを獲得した」

    アルファタウリ・ホンダF1は、週末のほとんどでマクラーレン、レーシング・ポイント、ルノー、そして、苦戦するフェラーリの後ろ、ハース、アルファロメオ、ウィリアムズの前というミッドフィールドの真ん中にいた。

    「ルノー、マクラーレン、レーシング・ポイントに挑戦することになるのはわかっていました」とピエール・ガスリーは語る。

    「最終的に、最後までトラブルを避け、良い戦いをしてポイントを獲得することができた」

    「もし誰かに『日曜日は7位になれるよ』と言われたら手放しで喜んでいたし、レースウイークは厳しいスタートだったことを考えると、今日の結果はとてもうれしい」

    アルファタウリ・ホンダF1は、ダニール・クビアトのリタイアの原因について引き続き調査を進めている。

    ダニール・クビアトは、レースの残り2周のターン1で左リアサスペンションが故障してリタイアを喫した。ピレリはすでにクビアトのリタイアはタイヤの故障が原因ではないことを確認している。

    ダニール・クビアトは、63周目にエステバン・オコン(ルノーF1)とのバトルでトラックから押し出され、縁石の上を走行していた。