角田裕毅は、2026年F1第12戦オランダGPの予選を12番手で終え、8カ月ぶりとなるF1復帰戦でQ3進出まであと一歩に迫った。レーシングブルズのマシンで初めて本格的な予選に臨んだ角田裕毅は、走るたびに限界への理解を深め、「夢のようだった。最高に楽しかった」と充実感を語った。
土曜日はスプリントを13位で終えた後、予選でQ2に進出。Q3進出にはわずかに届かなかったものの、1分12秒627を記録して12番手を確保した。
チームメイトのアービッド・リンドブラッドは10番手で、角田裕毅との差は約0.4秒。決勝ではポイント圏までわずか2ポジションという位置からスタートする。
「今日の結果には本当に満足しています。8カ月ぶりにちゃんとマシンに戻ってきて、すべての瞬間を楽しめました」
角田裕毅は予選後のチームコメントでそう振り返った。
「セッションを通して、自分自身と、どこを改善できるかということに本当に集中していました。限界を探して、どこまでプッシュできるのかを理解していくプロセスを本当に楽しめました」
「Q3に進めればよかったですが、予選終盤は信じられないくらい僅差でした。明日はポイント圏にかなり近いところからスタートするので、最大限プッシュして、あらゆるチャンスを生かし、できる限り楽しむことが目標です」
「他のマシンや順位はほとんど気にしていなかった」
予選直後のインタビューでも、角田裕毅は順位そのものより、自身がマシンへの理解を深めていく過程に集中していたことを強調した。
Q3まで約0.1秒、そして今季を通してマシンをドライブしてきたチームメイトとの差も小さかったことについて問われると、「はい、とても満足しています」と答えた。
「言っていただいたように、このマシンに乗るのは初めてですし、8カ月間ドライブしていませんでした。でも、正直、一番大事なのは本当に楽しめたことです。まだアドレナリンが出ていて、何と言えばいいのか分からないくらいです」
角田裕毅にとって今回のオランダGPは、突然巡ってきたF1復帰の機会だった。それでも、周囲のタイムや順位を意識しすぎず、自分自身の走りに集中したという。
「他のマシンが何をしているとか、自分が何番手にいるとか、正直ほとんど気にしていませんでした。自分自身に集中して、どこを改善できるのかを考えていました。そのプロセスを本当に、本当に楽しめました」

スプリントで深めたマシンへの理解「もっとプッシュできるようになった」
金曜日には8カ月ぶりの実戦走行ということもあり、マシンの限界を完全にはつかみ切れていなかった。しかし、土曜日のスプリントで実戦経験を積んだことが、予選でさらに攻めるための助けになった。
「昨日はまだ新鮮なマシンという感じで、限界がどこにあるのか分かっていませんでした。でも、スプリントレースからさらに理解できるようになって、このマシンでもっとプッシュできるようになりました」
「もちろん、ときにはプッシュしすぎることもあります。でも、それも含めて本当に楽しめました。Q3までは本当に僅差でした」
そして、あと一歩でQ3進出を逃したことへの悔しさ以上に、F1マシンで再び限界を追求できた喜びが上回った。
「Q3には進めませんでしたけど、正直、夢のようでした。最高に楽しかったです」
12番グリッドからポイント獲得へ「最大限プッシュします」
日曜日の決勝では12番グリッドからポイント獲得を狙う。角田裕毅は、現時点でもレーシングブルズのマシンには十分なペースがあり、自身も走行を重ねることでさらにパフォーマンスを引き出せると考えている。
「ペースもそれほど悪くなかったですし、それに加えて、自分自身のところから自然に出てくるパフォーマンスもまだあると思います」
「スタート位置もポイント圏にすごく近いですし、本当に楽しみです。長いレースになりますけど、最大限プッシュします」
8カ月ぶりのF1復帰で迎えた最初の予選を12番手で終えた角田裕毅。スプリントを含めて走行距離を重ねるごとにマシンへの理解を深めており、決勝ではポイント獲得を目指して復帰週末の集大成に臨む。



















