カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅とのF1初コンビにリンドブラッド「できる限り手助けしたい」

    角田裕毅とのF1初コンビにリンドブラッド「できる限り手助けしたい」

    角田裕毅が2026年F1第12戦オランダGPでレーシングブルズから急遽F1復帰を果たすことについて、チームメイトを務めるアービッド・リンドブラッドが語った。「できる限り手助けしたい」と話し、限られた準備時間でマシンに適応しなければならない角田裕毅をサポートする姿勢を示している。

    アイザック・ハジャーがサマーブレイク中に手首を負傷してオランダGPを欠場することになり、レーシングブルズのリアム・ローソンがレッドブル・レーシングの代役に起用された。

    その結果、空いたレーシングブルズのシートには、レッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅が起用されることになった。

    角田裕毅との初コンビ「興味深い週末になる」
    オランダGP開幕を前に行われたFIAの木曜記者会見に出席したリンドブラッドは、ローソンがレッドブル・レーシングに移ったことで、今週末は角田裕毅とコンビを組むことについて質問された。

    「裕毅にとっては、間違いなく興味深い週末になると思う」

    リンドブラッドはそう語り、角田裕毅が今回のF1復帰で直面する難しさについて言及した。

    「今のマシンはかなり違うし、スプリント週末でもある。それに、決して簡単なサーキットではない。だから、できる限り彼が早くマシンに慣れられるよう手助けしたい」

    今回のオランダGPは通常のグランプリとは異なるスプリントフォーマットで開催される。走行時間が限られるなか、角田裕毅は現在のレーシングブルズのマシンへの適応を急がなければならない。

    リンドブラッドも「マシンはかなり違う」と、その難しさを認識しており、可能な範囲で角田裕毅をサポートする考えを明らかにした。

    角田裕毅とは「いつも友好的だった」
    リンドブラッドと角田裕毅がF1でチームメイトを務めるのは今回が初めてとなる。これまで2人が深く関わる機会は多くなかったという。

    「彼のことをものすごくよく知っているわけではない。これまで僕たちはあまり接点がなかったからね」

    それでも、これまでの関係は良好だったとリンドブラッドは続けた。

    「でも、いつも友好的な関係だった。だから、一緒にいい週末を過ごせると思う」

    急遽結成されたコンビではあるものの、リンドブラッドは角田裕毅を歓迎しており、協力して週末を戦うことに前向きな姿勢を示している。

    角田裕毅とアービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    リンドブラッド自身もザントフォールト初挑戦
    もっとも、角田裕毅をサポートすると語るリンドブラッド自身にとっても、今回のオランダGPは簡単な週末ではない。

    リンドブラッドにとってザントフォールトでのレースは初めて。さらにスプリントフォーマットという条件も重なり、自身も限られた時間のなかでサーキットを学ばなければならない。

    会見では、なぜハジャーの代役として自身がレッドブル・レーシングに起用されなかったのかという質問を受けた際、その点にも触れている。

    「正直に言えば、僕にとってザントフォールトは初めてなんだ。スプリント週末でもあるし、僕はまだルーキーシーズンの半分を終えたところにすぎない」

    「だから、リアムを選ぶ方が、より論理的な判断だったと思う。僕を選ぶ方が少しリスクは大きかっただろうね」

    「もちろんドライバーとしては乗りたかった。そういうチャンスは欲しかったよ。でも同時に、彼らがなぜあの判断をしたのかは完全に理解している。今は自分自身の週末に完全に集中して、できる限りいい仕事をしようとしている」

    リンドブラッドは自身も経験の少ない状況にあることを認めながら、レーシングブルズでの仕事に集中する考えを示した。

    好調レーシングブルズ「マシンはいい」
    角田裕毅が急遽ドライブすることになったレーシングブルズのマシンについて、リンドブラッドは現在の競争力を高く評価している。

    サマーブレイク前のレースで好調な流れを築いていたリンドブラッドは、休暇を迎えたかったのか、それともそのままレースを続けたかったのかと質問され、「そのまま続けてもよかった」と振り返った。

    「正直、僕はそのまま続けてもかなり満足だったと思う。休みに入る前の数レースは楽しめていたし、いい勢いもあったから、あと何レースかやってもよかった」

    一方で、シーズン序盤から多忙だったこともあり、休暇でリフレッシュできたとも説明。「充電できたような気分だし、この週末に挑むのを本当に楽しみにしている」と語った。

    そして、ザントフォールトで期待するパフォーマンスについては、直近のレースと同様の競争力を発揮できるとの見通しを示している。

    「最近のレースでやってきたことと同じようなものになると思う。マシンはいい。チームはパフォーマンスをもたらすために本当に、本当にいい仕事をしてきた」

    「いろいろなタイプのサーキットでもかなり安定しているように見えるし、僕たちは競争力がある。だから、今回もこれまでと同じようにできればと思っている」

    角田裕毅にとっては短期間で適応しなければならないマシンだが、そのパッケージ自体には十分な競争力があるというのがリンドブラッドの評価だ。

    異例の状況で組む角田裕毅とリンドブラッド
    角田裕毅とリンドブラッドは、それぞれ異なる難しさを抱えてオランダGPに臨むことになる。

    角田裕毅は急遽決まったF1復帰で、現在のレーシングブルズのマシンへの適応が必要となる。一方のリンドブラッドもザントフォールト初挑戦であり、まだF1ルーキーシーズンの途中にいる。

    さらに今回はスプリント週末のため、準備に使える走行時間も限られている。そうした条件のなかで初めてコンビを組むことになった2人だが、リンドブラッドは角田裕毅とのこれまでの関係について「いつも友好的だった」と説明し、「一緒にいい週末を過ごせると思う」と期待を示した。

    突然決まったF1復帰、異なるマシン、スプリントフォーマット、そして難易度の高いザントフォールト。角田裕毅にとって決して簡単な復帰戦ではないが、新たなチームメイトとなるリンドブラッドは「できる限り手助けしたい」と、その挑戦を支える構えだ。

  • 角田裕毅 F1復帰の舞台裏「ビーチにいたら突然電話が」待ち望んだ実戦へ

    角田裕毅 F1復帰の舞台裏「ビーチにいたら突然電話が」待ち望んだ実戦へ

    角田裕毅が、2026年F1第12戦オランダGPで実現した突然のF1復帰について、その舞台裏を明かした。レーシングブルズから出場することになった角田裕毅は、ギリシャのビーチで休暇を過ごしていたところ、マネージャーから英国へ向かうよう突然連絡を受けたという。

    アイザック・ハジャーが夏休み中に手首を負傷してオランダGPを欠場することになり、レッドブル・レーシングはレーシングブルズのリアム・ローソンを代役として昇格させた。

    その結果、空いたレーシングブルズのシートに、レッドブルのリザーブドライバーを務めていた角田裕毅が起用された。

    2025年最終戦アブダビGP以来となるF1での実戦。角田裕毅にとって、それは長く待ち続けてきたチャンスだった。

    ギリシャ到着から24時間で突然の電話
    角田裕毅がオランダGP出場の可能性を知らされたのは火曜日だった。当時はマネージャーや友人たちとギリシャを訪れ、ビーチで過ごしていたという。

    「マネージャーとほかの友人たちと一緒にギリシャにいました。みんなで過ごしていて、僕はビーチにいました」

    ただし、角田裕毅は笑顔を見せながら、休暇中ずっと遊んでいたわけではないと強調した。

    「ずっとビーチで遊んでいたみたいな話にはしたくないです(笑)。ちゃんとトレーニングもしていました」

    「でも、そのときはビーチでリラックスして、きれいな海を眺めていたんです。そうしたら突然、マネージャーから『英国に行かないといけない』と言われました」

    ギリシャに到着してから、まだ24時間ほどしか経っていなかった。

    「『ギリシャに来てまだ24時間なのに、もう英国に行けっていうの?』と思って、『なぜ?』と聞きました。そうしたら『今週、レースに出ることになるかもしれない』と言われました」

    その後、ハジャーの欠場とローソンのレッドブル昇格が正式に決まり、角田裕毅のレーシングブルズからのオランダGP参戦も決定した。

    角田裕毅 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    「ずっと待っていた瞬間」
    角田裕毅は2025年限りでレッドブル・レーシングのレギュラーシートを失い、2026年はリザーブおよび開発ドライバーとしてチームを支えてきた。

    F1の実戦からは離れていたものの、復帰の機会に備えて準備を続けてきたという。

    「フィジカル面でもメンタル面でも、十分にシャープな状態だと思います。ほぼ毎日、長い時間トレーニングしてきました」

    「トレーニングする時間はたくさんありました。ほかにやることもあまりなかったですから(笑)」

    実車での走行機会も確保してきた。角田裕毅によれば、旧型車を使用するTPC(Testing of Previous Cars)を4回経験し、合計でおよそ5レース分の距離を走り込んでいる。

    「TPCでは4回走って、レース距離にすると5レース分くらい走っています。なので、感覚としてはかなりシャープですし、TPCでも多くの周回を経験できました」

    そして今回の復帰について、角田裕毅は率直な思いを口にした。

    「これは僕がずっと待っていた瞬間です。こういう瞬間が本当に欲しくて仕方がなかったです」

    最大の課題は2026年型マシンへの適応
    一方で、実戦復帰には大きなハードルもある。

    角田裕毅が最後にF1決勝を戦ったのは2025年アブダビGPであり、その後F1は2026年から新しい技術レギュレーションへ移行した。今回ドライブするレーシングブルズのマシンについても、事前準備の時間は限られている。

    角田裕毅がレーシングブルズのシミュレーターに乗ったのは水曜日が初めてだった。

    「僕がやらなければならないのは、このクルマに慣れることです。これまでとはかなり違う感覚になると思いますし、手順やスタートの方法なども覚える必要があります」

    さらに、オランダGPで実際のマシンに慣れるために使えるフリー走行は限られており、短時間で適応する必要がある。

    「フリー走行が1回しかないのは少し難しいと思います。でも、だからこそ今のところ期待値は設定していません」

    それでも、突然巡ってきたチャンスを前にした角田裕毅に気負いはない。

    「今はただ楽しみたいです。レースを楽しんで、思い切り走りたいです。それは僕が長い間やりたかったことです」

    ギリシャのビーチで受けた一本の電話から、わずか数日でF1のグリッドへ戻ることになった角田裕毅。結果への具体的な目標は掲げず、まずは待ち望んでいたF1での実戦そのものを楽しむ姿勢でザントフォールトでの週末に臨む。

  • 角田裕毅のF1復帰に海外識者注目「キャリアを左右する重要な一戦」

    角田裕毅のF1復帰に海外識者注目「キャリアを左右する重要な一戦」

    角田裕毅が2026年F1オランダGPでレーシングブルズからグランプリ復帰を果たす。海外メディア『The Race』は、今回の参戦について「キャリアを左右する重要な一戦」になる可能性があると指摘。将来のF1レギュラーシート獲得に向けて、自らの価値を改めて証明する大きなチャンスになると分析している。

    角田裕毅のF1復帰は、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーが手首の負傷によってオランダGPを欠場することから実現した。

    ハジャーの代役にはレーシングブルズのリアム・ローソンが起用され、その空いたシートにレッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅が入る。

    レッドブル・レーシングの正式なリザーブドライバーである角田裕毅ではなく、今季レーシングブルズでレースを続けているローソンをハジャーの代役に選んだ判断には、おおむね理解を示す声がある。一方で、19歳のアービッド・リンドブラッドを抜擢すべきだったとの意見もあり、『The Race』の識者たちは、今回の人事がローソンだけでなく、角田裕毅の今後のキャリアにとっても重要な意味を持つと分析している。

    角田裕毅にはレーシングブルズ参戦がむしろ好機
    エド・ストローは、ハジャーの代役として角田裕毅ではなくローソンをレッドブル・レーシングに起用した判断を妥当だと評価した。

    代役ドライバーが必要になった場合、チームとしては短期間でマシンに適応し、確実に仕事をこなせる人物を選ぶのが現実的だ。現在のレッドブル陣営では、ローソンがその条件を最も満たしているという。

    特に2026年のF1パワーユニットでは、エネルギー回生とデプロイメントへの対応が重要となっている。ローソンはレーシングブルズで今季のレースを戦い続けており、タイヤへの習熟度やレース勘に加え、新世代パワーユニットを実戦で扱ってきた経験がある。

    そのため、正式なレッドブル・レーシングのリザーブドライバーである角田裕毅ではなく、ローソンを昇格させる判断は理にかなっているとストローは分析する。

    一方、角田裕毅にとっても、レーシングブルズから参戦することはむしろプラスになる可能性があるという。

    レーシングブルズはオランダGPを迎える時点でミッドフィールド屈指の競争力を持っており、角田裕毅にとっても過去にF1で自身の力を最も発揮してきた環境だ。今後のF1レギュラーシートを求めて他チームにも目を向けなければならない状況を考えれば、レッドブルで厳しい戦いを強いられるよりも、レーシングブルズでミッドフィールド上位を争って存在感を示す方が、自身の将来にとって有利になる可能性がある。

    角田裕毅にとって「キャリアを左右する重要な一戦」
    ジャック・ベニオンはさらに踏み込み、今回のF1復帰が角田裕毅のキャリアにおける極めて重要な局面になると指摘した。

    角田裕毅は2025年にレッドブルのレギュラーシートを失った後、2026年のインディカー参戦候補として名前が挙がったものの、実現には至らなかった。しかし現在も、将来的なインディカー転向の可能性が取り沙汰されている。

    インディ500ウイナーのフェリックス・ローゼンクヴィストがマクラーレンへ移籍することで、メイヤー・シャンク・レーシングには空席が生まれることになり、その候補として角田裕毅が浮上しているという。

    メイヤー・シャンク・レーシングはホンダエンジンを使用しており、幅広いバックグラウンドからドライバーを起用してきたチームでもある。ベニオンは角田裕毅のドライビングスタイルもインディカーに適していると評価する。

    ただし、今回のオランダGPで角田裕毅が強いパフォーマンスを披露すれば、状況が変わる可能性がある。

    現時点でハジャーがオランダGP以降も欠場することを示す材料はない。それでも、たとえ今回限りのF1復帰だったとしても、角田裕毅が十分なインパクトを残せれば、将来のF1レギュラーシート獲得への道を再び開くことも考えられる。

    ベニオンは、角田裕毅がインディカーへ転向した場合、その後F1で再びレースをする可能性は極めて低くなると指摘。今回のオランダGPは、角田裕毅の今後のキャリアを左右しかねない重要な一戦だと位置づけている。

    角田裕毅 F1 オランダGP

    ローソンにはレッドブルで「2度目のチャンス」
    元F1テクニカルディレクターのゲイリー・アンダーソンも、今回のローソン起用を支持している。

    ローソンは以前レッドブル・レーシングに昇格した際、十分な時間を与えられないままシートを失った。そのため今回のオランダGPは、自身の本当の実力を示す2度目のチャンスになる。

    こうした機会を再び得られるドライバーは多くないだけに、ローソンにとっては結果につなげる必要のある重要な週末となる。

    一方、レーシングブルズでローソンとコンビを組む19歳のリンドブラッドをレッドブルに昇格させる案について、アンダーソンは時期尚早との見方を示した。

    ルーキーイヤーに好パフォーマンスを見せているリンドブラッドには、まだ細かなミスを修正しながら経験を積む時間を与えるべきであり、チャンスはいずれ訪れるという考えだ。

    「リンドブラッドを起用すべきだった」との異論
    これに対し、ジョシュ・サティルは今回こそリンドブラッドをレッドブルで試すべきだったと主張している。

    リンドブラッドはF1ルーキーながら開幕から速さを示しており、予選では平均してローソンから約0.1秒遅れる程度のパフォーマンスを発揮。スパのようにローソンを明確に上回った週末もあった。

    サティルは、ローソンが将来的にレッドブル・レーシングのレギュラーシートへ戻る可能性について懐疑的だ。最初の昇格がうまくいかなかったことが大きく、角田裕毅についても同様にレッドブルへの恒久的な復帰は難しいと見ている。

    それならば、将来的なレッドブル候補とみられるリンドブラッドをフェルスタッペンの隣で走らせ、その適性を早い段階で確認する方法もあったというわけだ。

    過去にはフェラーリが2024年サウジアラビアGPで、当時F1未経験だったオリバー・ベアマンをカルロス・サインツJr.の代役として抜擢した。また、メルセデスも2020年サヒールGPでルイス・ハミルトンの代役としてジョージ・ラッセルを起用し、レギュラー昇格より1年以上前にトップチームでその実力を試す機会を与えた。

    大胆なドライバー起用を特徴としてきたレッドブルだけに、経験を優先した今回の判断について、サティルは新体制のレッドブルが従来の方針から変化し始めた最初の兆候なのではないかとの疑問も投げかけている。

    ローソンも過去の評価を覆す絶好の機会
    マット・ビアーは、ローソンにとって今回のレッドブル復帰が過去の評価を覆す重要な機会になると分析した。

    ローソンの最初のレッドブル・レーシング在籍は短期間で終わり、その内容も厳しいものだった。その経験が、その後のローソンのF1キャリアを評価するうえでも大きな影を落としてきた。

    今季レーシングブルズに戻ってからは安定したパフォーマンスを披露しており、ドライバーズランキングでは9位。トップ4チーム以外のドライバーとして最上位につけ、レッドブルで自身の後任となったハジャーにも迫る位置にいる。チーム側も今季のローソンの成長を高く評価している。

    しかし、リンドブラッドがF1参戦直後から存在感を示し、さらにレッドブル育成のニコラ・ツォロフが初のFIA F2フルシーズンで選手権をリードしている状況を考えれば、ローソンの将来が安泰とは言えない。

    だからこそ、今回のレッドブル復帰には大きな意味がある。フェルスタッペンとの差を一定範囲に抑える、あるいは慣れていないマシンながらハジャーがこれまで見せてきた水準に近いパフォーマンスを披露できれば、ローソンは自身を取り巻く評価を大きく変える可能性がある。

    ハジャーの負傷によって突然巡ってきたF1オランダGPは、角田裕毅とローソンの双方にとって今後のキャリアを左右する可能性を秘めた週末となる。ローソンにはレッドブルで失った評価を取り戻す機会が与えられ、角田裕毅には慣れ親しんだレーシングブルズで自らの速さと存在価値を改めて示し、F1での未来を切り開くチャンスが巡ってきた。

  • 角田裕毅 F1オランダGP欠場のアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を」

    角田裕毅 F1オランダGP欠場のアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を」

    角田裕毅は、2026年F1オランダGPでレーシングブルズからグランプリ復帰することが決定したことを受け、負傷により欠場するアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を願っています」とメッセージを送った。

    レッドブル・レーシングは、ハジャーがサマーブレイク中に手首を負傷したため、ザントフォールトで開催されるオランダGPを欠場すると発表。レーシングブルズのリアム・ローソンが代役としてレッドブルのRB22をドライブし、空いたレーシングブルズのシートにはリザーブドライバーの角田裕毅が起用される。

    角田裕毅「またマシンに乗れることをうれしく思います」
    角田裕毅は正式発表後、自身のSNSを通じてF1復帰への思いとハジャーへのメッセージを投稿した。

    「この週末に再びハンドルを握り、チームのために代役を務められるのが嬉しいです。アイザック・ハジャーの一日も早い回復を願っています!」

    この投稿にはハジャー本人も反応。「Have fun bro(楽しんで、兄弟)」とコメントを寄せ、急きょ自身に代わってF1のグリッドに戻る角田裕毅にエールを送った。

    今回のドライバー変更により、ローソンはレッドブルでマックス・フェルスタッペンと組み、角田裕毅はレーシングブルズでアービッド・リンドブラッドのチームメイトとしてオランダGPに出場する。

    角田裕毅にとってレーシングブルズは、F1キャリアの大半を過ごした馴染み深いチームだ。2021年に当時のアルファタウリからF1デビューを果たし、2025年シーズン序盤まで同チームで戦った。

    2025年は開幕2戦を終えた段階でレッドブルへ昇格し、成績不振に苦しんでいたローソンと入れ替わる形でフェルスタッペンのチームメイトとなった。しかし、レッドブルでは4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンに匹敵する結果を残すことができず、2026年はレッドブルとレーシングブルズのリザーブドライバーを務めている。

    角田裕毅 F1 オランダGP

    レーシングブルズも角田裕毅とローソンの対応力に感謝
    レーシングブルズも声明を発表し、急きょ異なるマシンでオランダGPに臨むことになったローソンと角田裕毅の「適応力」に感謝を示した。

    「ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズは、アイザック・ハジャーの手首の負傷により、リアム・ローソンが今週末のオランダGPでオラクル・レッドブル・レーシングからレースに出場することを確認する」

    「このドライバー変更に伴い、リザーブドライバーの角田裕毅が今週末のザントフォールトで、アービッド・リンドブラッドとともにレーシングブルズから出場する」

    「週末に向けて両チームが準備を進めるなか、リアムと裕毅の適応力に感謝するとともに、アイザックの一日も早い回復を願っている」

    ハジャーの負傷によって急きょ実現することになった角田裕毅のF1復帰。慣れ親しんだレーシングブルズからの参戦とはいえ、2026年型マシンで実戦を戦うのは初めてとなる。限られた準備時間のなかでどこまで対応できるかが、ザントフォールトでの大きな注目点となる。

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    ・アイザック・ハジャー F1オランダGP欠場 レッドブルはリアム・ローソンを代役起用

  • 角田裕毅 F1オランダGP参戦決定!レーシングブルズから緊急復帰

    角田裕毅 F1オランダGP参戦決定!レーシングブルズから緊急復帰

    角田裕毅が、2026年F1オランダGPにレーシングブルズから参戦することが正式に決定した。チームが8月19日に発表した。

    レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーがサマーシャットダウン中に手首を負傷してオランダGPを欠場。レーシングブルズのリアム・ローソンがハジャーの代役としてレッドブルのRB22をドライブすることになり、そのローソンに代わってリザーブドライバーの角田裕毅がレーシングブルズから緊急参戦する。

    角田裕毅がレーシングブルズからF1復帰
    レーシングブルズは、ローソンのレッドブルへの代役起用に伴い、角田裕毅をオランダGPで起用することを正式に発表した。

    「ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズは、アイザック・ハジャーが手首を負傷したことにより、リアム・ローソンが今週末のF1オランダGPでオラクル・レッドブル・レーシングから出場することを発表する」

    「このドライバー変更に伴い、リザーブドライバーの角田裕毅が今週末のザントフォールトでレーシングブルズから出場し、アービッド・リンドブラッドとともにレースを戦う」

    「週末に向けて両チームが準備を進めるなか、柔軟に対応してくれたリアムと角田裕毅の両名に感謝するとともに、アイザックの一日も早い回復を願っている」

    これにより、角田裕毅は2026年シーズンにF1レースへ復帰することになった。

    角田裕毅 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    古巣レーシングブルズでリンドブラッドとコンビ
    角田裕毅は2025年シーズン途中にレーシングブルズからレッドブルへ昇格したが、シーズン終了後にレギュラーシートを失い、2026年はレッドブルのリザーブドライバーを務めている。

    今回の参戦は、ハジャーの負傷を発端とする玉突きのドライバー変更によって実現した。ハジャーの代役としてローソンがレッドブルに移り、空いたレーシングブルズのシートに角田裕毅が収まる。

    角田裕毅にとってレーシングブルズは、前身のアルファタウリ/RB時代を含め、F1デビューを果たした2021年から長く在籍した古巣でもある。

    オランダGPではアービッド・リンドブラッドとコンビを組む。リザーブとしてシーズンを過ごしてきた角田裕毅にとって、突然巡ってきた実戦復帰の機会となる。

    2026年F1オランダGPは8月21日にザントフォールト・サーキットで開幕する。角田裕毅が古巣レーシングブルズのマシンでどのような走りを見せるのか、大きな注目が集まる。

    角田裕毅 オランダグランプリ

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  • 角田裕毅 F1オランダGP緊急参戦か ハジャー負傷でローソンがレッドブル代役報道

    角田裕毅 F1オランダGP緊急参戦か ハジャー負傷でローソンがレッドブル代役報道

    アイザック・ハジャーが手首を負傷し、2026年F1第12戦オランダGPを欠場する可能性が高まっている。オランダ紙『De Telegraaf』が報じた。欠場となった場合、レーシングブルズのリアム・ローソンがレッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務める見通しだ。

    さらにローソンがレッドブルに移る場合、現在リザーブドライバーを務める角田裕毅がレーシングブルズで代役を務める可能性がある。

    実現すれば、レッドブルの2チームで一時的なドライバー入れ替えが行われることになる。

    ハジャーがトレーニング中に手首を負傷
    報道によると、ハジャーはオランダGPに向けた準備として行っていたジムでのトレーニング中に手首を負傷した。

    現時点で最終的な欠場決定は下されていないものの、ザントフォールトでレースに出場する可能性は低いとされている。

    レッドブルはハジャーをオランダGPで無理に出場させず、約2週間後に行われるイタリアGPまでに回復させることを望んでいるという。

    ハジャーにとってザントフォールトは思い出深い場所でもある。2025年のオランダGPでは3位に入り、表彰台を獲得した。また今週末には、フェルスタッペンと同様にスペシャルヘルメットを使用する予定であることも明らかにしていた。

    ローソンがフェルスタッペンのチームメイトに復帰か
    ハジャーが欠場した場合、代役の最有力候補とされているのがローソンだ。

    ローソンは2025年シーズン開幕時にレッドブル・レーシングでフェルスタッペンのチームメイトを務めたが、わずか2戦でレーシングブルズへ降格。その際、逆方向にレッドブルへ昇格したのが角田裕毅だった。

    そのため今回の交代が実現すれば、ローソンにとっては約1年半ぶりのレッドブル復帰となる。

    ローソンは2026年シーズン、レーシングブルズで好調なパフォーマンスを続けており、第11戦終了時点でドライバーズランキング9位につけている。

    角田裕毅がレーシングブルズで代役出場へ
    ローソンがレッドブルへ移ることで空席となるレーシングブルズのシートには、角田裕毅が入る見通しだと報じられている。

    角田裕毅は2025年にローソンと入れ替わる形でレーシングブルズからレッドブルへ昇格し、フェルスタッペンのチームメイトとしてシーズンを戦った。2026年はF1のレギュラーシートを失い、レッドブルのリザーブドライバーを務めている。

    今回のプランが実行されれば、ローソンがレッドブル、角田裕毅がレーシングブルズという、2025年序盤とは逆の形で両者がグリッドに並ぶことになる。

    レッドブル・レーシング オランダグランプリ

    ローソンにとって因縁深いザントフォールト
    興味深いことに、ローソンがF1デビューを果たしたのもザントフォールトだった。

    2023年オランダGPで、当時アルファタウリをドライブしていたダニエル・リカルドが金曜日の走行中に手首を骨折。急きょ代役に起用されたローソンがF1デビューを果たした。

    そして3年後、今度はハジャーの手首の負傷によってローソンがザントフォールトで再び代役を務める可能性が浮上している。

    しかも今回はレーシングブルズではなく、レッドブル・レーシングでフェルスタッペンの隣に座ることになる。

    レッドブルは現時点でコメントせず
    『De Telegraaf』によると、レッドブルは現地時間火曜日夜の段階でハジャーの負傷やドライバー交代について正式発表を行っておらず、コメントも控えている。

    したがって、ハジャーのオランダGP欠場、ローソンのレッドブル起用、角田裕毅のレーシングブルズ復帰はいずれも現時点では正式決定ではない。

    ハジャーの出場可否について最終判断が下されれば、レッドブルとレーシングブルズのドライバーラインアップが一時的に大きく組み替えられる可能性がある。

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  • 角田裕毅 2027年インディカー参戦へMSRと交渉 66号車の有力候補に

    角田裕毅 2027年インディカー参戦へMSRと交渉 66号車の有力候補に

    角田裕毅が2027年のインディカー・シリーズ参戦に向け、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)と交渉を進めていることが明らかになった。レッドブル・レーシングのテスト兼リザーブドライバーを務める角田にとって、F1からアメリカ最高峰のフォーミュラカテゴリーへとキャリアの舞台を移す可能性が浮上している。

    Motorsport.comによると、角田裕毅はMSRがホンダエンジンで走らせる66号車の2027年ドライバー候補となっている。

    現在66号車をドライブするマーカス・アームストロングは、今季限りでチームを離れるフェリックス・ローゼンクヴィストに代わり、2027年から姉妹車の60号車へ移る予定で、その空席を巡る候補のひとりとして角田の名前が挙がっている。

    F1で111戦を経験した角田裕毅に新たな選択肢
    角田裕毅は2021年にF1デビューを果たし、これまで111戦に出走。2021年アブダビGPで記録した4位が自己最高位となっている。

    2026年はF1のレギュラーシートを失い、レッドブル・レーシングのテスト兼リザーブドライバーとして活動している。F1のシート争いが依然として厳しいなか、26歳の角田にとってインディカーは今後のキャリアを考えるうえで現実的な選択肢のひとつになりつつある。

    日本人F1ドライバーからインディカーへ転向した代表的な存在が佐藤琢磨だ。F1参戦後にアメリカへ活動の場を移し、インディ500を2017年と2020年に制覇。日本人として初めて世界三大レースのひとつを勝利し、インディカーで長いキャリアを築いた。

    角田裕毅がMSR入りを決断すれば、佐藤と同じホンダとの関係を維持しながらアメリカで新たなキャリアをスタートさせることになる。

    2024年にはインディカーを初ドライブ
    角田裕毅にとってインディカーはまったく未知のマシンではない。

    2024年のF1ラスベガスGPを前に行われたホンダのプロモーションイベントで、チップ・ガナッシ・レーシングが用意したホンダエンジン搭載の93号車をドライブしている。

    この際にはインディカーで6度のシリーズチャンピオンに輝いたスコット・ディクソンから直接指導を受け、ラスベガス・モーター・スピードウェイ近郊に設けられた約1.3マイルのコースで2回の走行を実施。合計約30分にわたってインディカーを体験した。

    当時、角田裕毅は将来的なインディカー参戦に興味を示す一方、オーバル、とりわけインディアナポリス・モーター・スピードウェイでのレースについては率直に恐怖心も口にしていた。

    「もし機会があって、それが適切なタイミングだと感じたら、もちろんやってみたいです」

    「アメリカ自体が好きなので、ここに住むことにも抵抗はありません。でも、今はまだそのタイミングではないと思っています。インディアナポリス・モーター・スピードウェイで2時間以上レースをして、毎周200マイル以上で走るなんて想像できません」

    「僕にとっては怖いです。2時間以上あのマシンに乗って走り続ける自分を想像できません。今のところインディカーを目指しているわけでも、具体的に考えているわけでもありません。でも、将来的にはあり得ると思います」

    2024年当時は「将来的には」と語っていた角田裕毅だが、その将来が2027年に現実となる可能性が出てきた。

    角田裕毅 インディカー

    MSR代表も交渉を否定せず「まだ何も決めていない」
    一方、MSRの共同オーナーであるマイク・シャンクは、2027年のドライバー選定がまだ進行中であることを強調している。

    「まだ何も決めていない。インディカーに適合する、あるいは関連性のあるあらゆるモータースポーツのドライバーと話をしている」

    「候補に挙がっている人たちを引き続き評価しているところで、あらゆる選択肢を検討している」

    シャンクは角田裕毅との交渉を明確に認める発言こそしていないものの、否定もしていない。現段階では66号車のドライバーが正式決定したわけではなく、複数の候補を比較している段階とみられる。

    ホンダとの関係を維持できるMSRという選択肢
    角田裕毅にとってMSRは、単なるインディカーの空席以上の意味を持つ。

    MSRはホンダのパワーユニットを使用しており、長年ホンダの支援を受けてキャリアを築いてきた角田にとって、これまでの関係を生かしやすい環境だ。さらに、F1で111戦を経験した角田のロードコースでの経験値は、チーム側にとっても魅力的な材料となる。

    一方で、インディカーではロードコースやストリートコースだけでなく、高速オーバルへの適応が必要になる。角田自身がかつて「怖い」と語ったインディ500への挑戦も、フル参戦となれば避けて通れない大きなテーマとなる。

    F1で6シーズンにわたって戦い、現在はレッドブルのリザーブを務める角田裕毅。2027年にF1復帰の道を探るのか、それともホンダとの関係を維持しながらインディカーという新天地へ向かうのか。MSRとの交渉は、角田のキャリアが大きな転換点を迎えつつあることを示している。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1で角田裕毅を意識「0.8秒も遅れるはずがない」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1で角田裕毅を意識「0.8秒も遅れるはずがない」

    アイザック・ハジャーは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングに加入するにあたり、過去のドライバーたちが苦しんできた状況を理解していた。それでも、自分が1周あたり0.8秒もの差をつけられることは「あり得ない」と確信していたという。

    2026年シーズン前半を終えた現在、その自信は結果によって裏付けられつつある。

    予選でのフェルスタッペンとの平均タイム差は約0.232秒。2025年に角田裕毅が記録した0.735秒、リアム・ローソンの0.880秒と比較すると、その差は大幅に縮まっている。

    さらにローラン・メキース代表も、ハジャーの成長曲線について「非常に長い間で最高」と評価している。

    「同じチャンスなら0.8秒差で負けることはない」
    ハジャーは6月末、Sky Sports F1のカルン・チャンドックとのインタビューで、フェルスタッペンとの比較について手応えを語っていた。

    「とても満足している。マシンがまったく同じ状態だったときは、毎回僕もそこにいた」

    一方で、4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンとの差を感じる部分もある。

    「同時に言わなければならないのは、彼はコースに出るたびに僕より早くグリップを見つけて、かなり早い段階で基準となるタイムを出すということだ。正直、それは彼に対して僕が予想していた通りだった。ものすごく高いレベルにいる」

    レッドブルでは、ダニエル・リカルドが2018年末に離脱して以降、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、角田裕毅と、フェルスタッペンのチームメイトが次々と交代してきた。

    当然、ハジャーにも不安がなかったわけではない。

    「多少の疑いはある。これまでのチームメイトに何が起きたのかを見るからね」

    「でも同時に、僕は自分を信じている。同じチャンスを与えてもらえれば、1周あたり0.8秒も差をつけられて負けるなんてあり得ない。それが僕の持っている自信だ」

    フェルスタッペンとの差は平均0.232秒
    2026年シーズン前半の予選データを見ると、ハジャーの言葉には数字の裏付けがある。

    フェルスタッペンが予選対決で7勝3敗とリードしているものの、平均タイム差は0.232秒にとどまっている。

    2025年の角田裕毅はフェルスタッペンに対して平均0.735秒遅れ、ローソンはわずか2戦というサンプルながら0.880秒差だった。ハジャーは、その差を約3分の1まで縮めている。

    決勝ではまだフェルスタッペンより上位でフィニッシュしていないものの、チームの獲得ポイントに占めるハジャーの割合も大きい。2025年にはフェルスタッペンがレッドブルのポイントの93%以上を稼いだが、2026年はハジャーがチームポイントの4割近くを獲得している。

    これは単純な速さだけでなく、長年レッドブルを悩ませてきた「セカンドカー問題」が変化し始めていることを示す数字でもある。

    マルコから夏休みに届いた電話
    ハジャーがレッドブル昇格を決定的なものにした背景には、ヘルムート・マルコとのやり取りがあった。

    2025年シーズンの夏休み、翌年のドライバー選考が進むなか、マルコから電話を受けたという。

    「物事が決まり始めていた時期だった。夏休みにヘルムートから電話がかかってきて、『君を後押しするものが必要だ』と言われた」

    つまり、速さへの評価はあっても、レッドブル昇格を正当化する明確な結果が必要だった。

    その要求にハジャーは即座に応えた。

    「夏休み明け最初のレースで表彰台に上がった。僕は、それで十分だと分かっていた」

    2025年オランダGPでレーシングブルズから3位に入り、F1初表彰台を獲得。その結果がレッドブル昇格への大きな後押しとなった。

    2026年にはモナコGPでも一度は3位につけたが、ピエール・ガスリーの順位が復活したことで表彰台を逃している。レッドブルでの初表彰台はまだ実現していない。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)

    メキース「過去は必ずしも完璧ではなかった」
    ハジャーの活躍を評価しているのが、レッドブル・レーシング代表のローラン・メキースだ。

    メキースは、チームが長年抱えてきたセカンドカーの問題について、レッドブル側にも改善すべき点があったことを認めている。

    「レッドブル・レーシングの優先事項には、もちろんパワーユニットがあり、できるだけ早く競争力を取り戻すことがあった。しかし同時に、『セカンドカーの問題を解決しなければならない』というものもあった」

    「過去に我々が必ずしもすべてを完璧にやってきたわけではないことは認識している。だからこそ、アイザックに関して同じことを繰り返さないようにすることは、間違いなく最優先事項だった」

    2025年7月にクリスチャン・ホーナーの後任としてレッドブル代表に就任したメキースは、それ以前にレーシングブルズを率いていた。ハジャーの成長過程も間近で見てきた人物だ。

    「功績はアイザック自身のもの」
    ただしメキースは、レッドブル側の取り組みだけで現在の結果が生まれたわけではないと強調する。

    「誤解してはいけない。功績はアイザック自身のものだ」

    「彼は年初に我々と契約してから、わずか数日後にはイギリスにやって来た」

    「レースが立て込んでいるときでも2週間に1度はファクトリーに来るし、そうでなければ2日に1度だ。シミュレーターに乗らないときには、エンジニアたちと仕事をしている」

    ハジャーが重視しているのは、フェルスタッペンをすぐに倒そうとすることではなく、チームとフェルスタッペンから可能な限り吸収することだという。

    「彼は地に足をつけ、頭を下げて、チームから、マックスから、毎日ただ学ぼうというアプローチを取っている。そしてマシンに乗るたびに進歩している。それが我々に見えているものだ」

    「マシンに乗るたびに少しずつ良くなっている。週末の状況によってそれが見えることもあれば、見えないこともある。しかし、それが現実だ」

    「非常に長い間で最高の成長曲線」
    メキースが特に高く評価しているのは、現在の速さそのものよりも、ハジャーがまだ成長過程にあることだ。

    「これはまだ始まりにすぎない。彼自身も、まだ引き出さなければならないものがたくさんあると分かっている。そこがエキサイティングなところだ」

    そして、レッドブルのセカンドシートをめぐる近年のドライバーたちとの比較について、メキースは明確に語った。

    「確実に言えるのは、このセカンドカーで我々が見てきたなかでは、非常に長い間で最高の成長曲線だということだ」

    2026年夏休み時点で、ハジャーはドライバーズランキング8位につけ、68ポイントを獲得。フェルスタッペンの109ポイントに対して十分な貢献を果たしており、2027年のシートもすでに安泰とみられている。

    新レギュレーションによってフェルスタッペンが旧世代マシンで築いていたアドバンテージがリセットされたことが、ハジャーに有利に働いたとの見方もある。しかし、平均0.232秒という予選差と継続的な成長は、それだけでは説明できない。

    「0.8秒も差をつけられることはない」と信じてレッドブルに乗り込んだハジャーは、少なくともシーズン前半、その言葉を結果で証明している。長年続いたレッドブルのセカンドカー問題に、ようやくひとつの答えが見え始めている。

  • 角田裕毅 F1夏休みに帰国 “彼女”ケイナさんと「相模灘」の酒蔵を訪問

    角田裕毅 F1夏休みに帰国 “彼女”ケイナさんと「相模灘」の酒蔵を訪問

    角田裕毅が、F1のサマーブレイクを利用して日本に帰国しているようだ。神奈川県相模原市で日本酒「相模灘」を醸造する久保田酒造株式会社が、角田裕毅とケイナさんが酒蔵を訪れたことを公式Xで明かした。

    投稿ではケイナさんについて角田裕毅の「彼女」と記しており、仲睦まじい2人の様子とともに、その人柄についてもエピソードを披露している。

    2026年のF1は第11戦ハンガリーGPを終え、現在はサマーブレイクに入っている。レッドブル・レーシングのリザーブドライバーを務める角田裕毅も、この休暇期間を利用して日本で時間を過ごしているようだ。

    角田裕毅が訪れた1844年創業の久保田酒造
    そんな角田裕毅が訪れたのが、神奈川県相模原市に蔵を構える久保田酒造だ。1844年(弘化元年)創業の老舗酒蔵で、丹沢山系の湧水を用いて日本酒「相模灘」を醸造している。

    「相模灘」は、基本に忠実な吟醸造りをベースとしながら、吟醸香は穏やかに、米の旨味を生かしたバランスの良い食中酒を目指して造られている。蔵の周囲には創業当初と変わらない豊かな自然が残り、夏には蛍が飛び交うという。

    久保田酒造の公式Xは同社の女将が運営しており、今回も実際に角田裕毅とケイナさんを迎えた女将が、2人の酒蔵での様子を伝えた。

    「F1ドライバーの角田裕毅選手と彼女のケイナさんが蔵にお越しくださいました。お酒を試飲しながら酒造りの話や、F1の話など沢山お話しが出来ました」

    さらに「2人の雰囲気もとても素敵で、本当にお似合いのお二人」と印象を明かし、「今後も角田選手のご活躍を応援して行きます」とエールを送った。

    女将が明かした角田裕毅とケイナさんの素顔
    その後の投稿では、酒蔵で垣間見えた2人の人柄についても紹介。ケイナさんについて「明るくて可愛くて気遣いが最高に素敵」と評したうえで、角田裕毅の振る舞いについても触れている。

    ケイナさんが荷物を持っていることに気づいた角田裕毅は、すぐに「ごめん、持つよ!」と声をかけたという。

    それだけではない。角田裕毅は、女将が事務所で脱いでいたサンダルまで、履きやすいように揃えていたという。女将はこうした何気ない気遣いに「大感動」したと綴り、「優しさに溢れた最高の空間でした」と振り返った。

    2人が帰った後にも、その振る舞いが夫婦の間で話題になったようだ。

    「自然にあの様な行動って出来ないよね! うちらやったことないね。なんて素敵なのー」

    女将は夫とそう振り返ったことを明かし、最後には「お二人は人間性からして素敵だ」と称賛した。


    F1サマーブレイクを日本で過ごす角田裕毅
    角田裕毅とケイナさんはこれまでも一緒に過ごす姿が知られてきたが、今回の久保田酒造の投稿では、ケイナさんを角田裕毅の「彼女」と紹介しているのも目を引く。

    日本酒「相模灘」を味わいながら酒造りやF1について語り合い、サーキットではなかなか見ることのできない気遣いや素顔も伝わった今回の酒蔵訪問。角田裕毅はF1のサマーブレイクを日本で過ごしながら、束の間のオフを楽しんでいるようだ。

  • 角田裕毅 インディカー転向を否定 F1復帰に専念との報道

    角田裕毅 インディカー転向を否定 F1復帰に専念との報道

    角田裕毅は2026年シーズン、レッドブルのリザーブドライバーとして活動しているが、その視線は依然としてF1復帰に向けられている。インディカーへの転向説も浮上しているものの、本人は現時点でF1以外への移籍を考えていないようだ。

    GPblogによると、関係者への取材の結果、ホンダが支援するインディカー参戦という選択肢は存在するものの、角田裕毅自身は「F1で新たなチャンスをつかむこと」に全力を注ぐ姿勢を崩していないという。

    角田裕毅「退屈」と漏らした現在の心境
    2025年限りで5シーズン続いたフルタイム参戦に一区切りがついた角田裕毅は、2026年からレッドブルのリザーブドライバーを務めている。

    当初はマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして残留することを望んでいたが、レッドブルはアイザック・ハジャーを昇格させる決断を下した。

    現在もグランプリ会場には帯同しているものの、仕事の大半はスポンサー対応などに限られている。

    ハンガリーGPでGPblogが現在の心境を尋ねると、角田裕毅は率直に「退屈です」と答えたという。

    レースから離れた現在の立場に、競争の舞台を恋しく思っている様子がうかがえる。

    レッドブル復帰は極めて厳しい状況
    角田裕毅にとって、リザーブとして一時的にレッドブル・レーシングやレーシングブルズのシートに座る可能性は残されている。レギュラードライバーが負傷や体調不良などで欠場した場合には代役を務める可能性があるためだ。

    しかし、フルタイム復帰となると状況は大きく異なる。

    レッドブル陣営ではリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが好調なパフォーマンスを見せており、さらにF2で活躍するニコラ・ツォロフも昇格候補として控えている。

    こうした状況から、レッドブル陣営で再びレギュラーシートを獲得する可能性は現実的には極めて低いとみられている。

    角田裕毅 F1

    ハース移籍説やアルピーヌ加入も実現性は低い
    今季序盤にはハース移籍の可能性も報じられたが、GPblogによれば、この噂に事実はなかったという。

    一方で、角田裕毅はフランコ・コラピントに代わるアルピーヌのシート獲得にも期待を寄せているとされる。しかし、この選択肢についても実現の可能性は高くないとの見方が示されている。

    そのため、2027年のF1シート獲得に向けた選択肢は限られているのが現状だ。

    ホンダ支援のインディカー構想よりF1復帰を優先
    一方で、角田裕毅にはインディカー側から関心が寄せられているという。

    GPblogによると、ホンダは自社育成ドライバーである角田裕毅をホンダエンジン搭載マシンで走らせることに前向きな姿勢を示している。

    それでも角田裕毅は、現時点ではインディカー転向を選択肢とは考えておらず、F1復帰だけに集中する意向だという。

    厳しい状況に置かれていることは本人も理解しているとみられるが、それでも最高峰カテゴリーへの復帰という目標を諦めるつもりはないようだ。