カテゴリー: F1シンガポールGP

  • シンガポールGP 2009年へ向けてコース幅を改修

    シンガポールGP 2009年へ向けてコース幅を改修

    F1シンガポールGPが開催される市街地F1サーキットのレイアウトの一部が、2009年のレースまでに変更される。

    シンガポールは今年、F1で初となる照明の中でのナイトレースを開催。2009年も9月の終わりに開催が予定されている。

    初開催となった今年は、広く称賛されたが、さらにオーバーテイクを引き起こすために、コース幅の拡張が行われるという。少なくともターン1、2、3の3つのコーナーが改修されるという。

    「オーバーテイクの機会をもう少し増やすため、スタンフォード・コーナーも拡張されるかもしれない」とレース主催者であるシンガポールGPの責任者テオ・ホック・センは認めている。

    セント・アンドリュース・ロードとピット施設のちょうど後ろにあるターン22のランオフエリアも拡張されるようだ。

  • セーフティカーとチーム力が明暗を分けたシンガポールGP

    セーフティカーとチーム力が明暗を分けたシンガポールGP

    F1史上初となるナイトレース、そして新しいストリートサーキットで開催されたF1シンガポールGP。

    レースは15番手からスタートしたフェルナンド・アロンソが、劇的な逆転勝利。去年のイタリアGP以来となる表彰台の頂点に登った。

    コース幅が狭く、バンピーな路面のためオーバーテイクが困難とされたシンガポールGP。レースを左右したのは、セーフティカー導入時での運とチーム力だった。

    最も運を味方につけたのが優勝したフェルナンド・アロンソだ。前日の予選でマシントラブルが発生し、15番グリッドからのスタートが決定したことで、ルノーはアロンソにスーパーソフトタイヤ&軽い燃料でオープニングラップで順位をあげるというアグレッシブな戦略に出た。アロンソが1回目のピットストップを終えた直後の15周目にネルソン・ピケJr.によるクラッシュのためセーフティカーが導入。唯一のピットストップを済ませていたアロンソにレースは有利に傾く。

    チーム力という点でもシンガポールのルノーは光っていた。金曜・土曜のフリープラクティスでトップタイムを記録するなど、アロンソのR28のセッティングは決まっていた。また、2回目のピットストップを抜群のタイミングと作業で終えたことにより、ピットアウト時にトップで戻ることができたのも、チーム力が成し遂げた技だろう。

    ウィリアムズのニコ・ロズベルグも運とチーム力で2位表彰台を獲得した。ピットストップ直前にセーフティカーが導入されたことにより、ストップ&ゴーペナルティ覚悟で給油を余儀なくされたロズベルグだが、マッサのトラブルにより裁定に時間がかかったことが幸運となった。セーフティカー解除時にトップを走行していたロズベルグは、裁定がでるまでの間、後続とのギャップを大きく広げることができた。ペナルティ裁定後も可能な限りコースに留まる決断をしたチームの判断も光った。

    レッドブルは運を掴み損ねたチームだった。ピケJr.のクラッシュ時に、一早くセーフティカー導入を予測して2台のマシンをピットに入れ、アロンソの後ろでコースに戻ったレッドブル。しかし、マーク・ウェバーはギアボックストラブルでリタイア。デビッド・クルサードは、2回目のピットストップ時に燃料リグが抜ける前に発進。なんとか留まったもののタイムをロスしたことにより、7位という結果に終わった。大きなポイントを残せるチャンスをトラブルとミスでふいにしてしまった。

    1ストップ作戦はシンガポールでは有利に働かなかった。トヨタのヤルノ・トゥルーリ、フォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラが1ストップ戦略を選択したが、フューエル・エフェクトの大きなシンガポール市街地コースでは、スーパーソフトと重い燃料ではペースを発揮することはできなかった。

    運とチーム力で最もレースを台無しにしたのはフェラーリだ。ポールポジションからスタートし、首位をキープしていたフェリペ・マッサだが、1回目のピットストップ時に燃料ホースを引きちぎってスタートするという大失態。信号式のシステムを使用するフェラーリはヨーロッパGPでもライコネンが同様のミスを犯した。レース中もマッサが障害物を踏むなど、チームとしての緊張感が欠けるフェラーリ。シンガポールの結果でコンストラクターズでもマクラーレンに先を行かれた。キミ・ライコネンのクラッシュに弁解の余地はないだろう。彼のチャンピオンシップの夢は断たれた。(F1-Gate.com)

  • ティモ・グロック、シンガポールGPを振り返る

    ティモ・グロック、シンガポールGPを振り返る

    トヨタF1チームのティモ・グロックが、4位入賞を遂げたF1史上初のナイトレースであるシンガポールGPを振り返った。

    ナイトレースで4位でしたね! 満足していますか?
    自分がやった仕事と今回のレースについては嬉しく思う。コースはとてもバンプが多く、レースはほぼ制限時間一杯の2時間に及んだから、キツい仕事だったけどね。このレースが厳しいものになることや集中力が鍵になることは事前に分かっていたから、自分がミスなく61周を走り切れたことは嬉しいね。バンプがあったから、このコースのためにクルマをセットアップするのはかなりの挑戦になったけど、でもチームはそのために懸命に仕事をし、そのお陰でクルマから最大限のものを得ることができたんだ。

    ルーキーシーズンにして3回目のトップ4入りです。こうした状況については満足していますか?
    シーズン当初の目標は20ポイント獲得することだったけど、残り3戦となった今、既にこれを達成できたのは良かった。シーズン当初、新車やチームとの仕事に対応するため、自分がたくさんのことを学ばなければならないことは分かっていた。でも全体的にとても上手く進んでいるし、ここまでの自分の進捗についてはとても嬉しく思っている。シーズン当初の時点でヤルノに肩を並べるのは難しいと分かっていたけど、でも私のゴールはシーズン後半に彼のペースと同等になることだった。そして実際にそうなっているからね。

    技術的な面から見て、今回の週末はあなたにとってどんな風に進んだのでしょう?
    予選はかなりトリッキーだったが、これについては当初から予想していた。金曜日の2回目のフリー走行後の時点で、バンプの影響のため今回のレースがキツくなるのは明らかだった。だが土曜日のフリー走行ではとにかくクルマのセットアップをそのままにして、自分のドライビングスタイルをクルマやコース状況に合わせるようにした。クルマと一緒にリズムに乗れるよう集中したんだ。それが予選では功を奏した。予選第1セッションでは渋滞が問題だったが、第2セッションでは最後にややプレッシャーを感じつつもしっかりした走りができた。お陰で第3セッションに進むことができたし、最後のラップタイムにも満足がいくものになった。もしかしたら6〜7位まで行けたかもしれないが、重い燃料で走るのは本当にキツかったから自分のラップには納得しているし、8番手というのは良かったと思う。レースでは全てが上手く進んだ。2台そろって今回も良いスタートが切れたし、私自身は最初からトップ6争いができた。あれだけの暑さと湿度の中でレースするのは大変だったけどね。特にバンプは厄介だったけど、でも私は何もミスせず、全てが上手く行った。

    照明の下でのレースは如何でしたか?
    最終コーナーなど、やや暗い部分が幾つかあった。でも1回目のフリー走行でそれには慣れていた。チャンプカー時代に夜のレースの経験があったから、コース全体が昼間のようになるわけではないことは分かっていたし、実際もその通りだった。その点は別に大きな問題ではないものの、ただし幾分慣れるのに時間はかかる。高速でドライビングしている時に光量が変わると、それに対し目が素早く適応していかないといけないからね。

    ヘルメットのバイザーですが、何か特別な色を使ったのですか?
    金曜日は薄い色のバイザーを使ったけど、その後にオレンジ色のものに変えた。これは照明によって生じる陰影のコントラストをやや穏やかにしてくれるんだ。

    バンプはどうでしたか?
    バレンシアの新コースは本当にスムーズでバンプと言えるようなものは皆無だったから、ほぼ全員が今回も同じ状況を想像していたと思う。もしかしたらコースの全てが実際の道路だということをみんな忘れていたのかもしれないね。それだからこそ今回はバンプが多かったわけだし。私はチャンプカーでこういったストリートコースを数多く経験しているが、そういう場所では路面のバンプが多いのは普通のことなんだ。今まで走った中で一番バンプが多かったのはサンホセだと思う。でもシンガポールはそれにかなり近かったね。

    夜用に組まれたスケジュールは如何でしたか?
    私にとっては何も問題なかった。水曜日にシンガポールに到着してからずっとヨーロッパの時間帯のまま過ごしていたんだ。午前4時まで起きて昼間に寝るのも別に問題じゃなかったよ。ちょっと変な感じはしたけどね。それよりも問題なのは、レースの後、金曜日までシンガポールに滞在するため、日本へ向かうまでシンガポールの時間帯に合わせなければならないことだ。今度の週末は東京でチームのイベントが幾つかあるから、ヨーロッパに戻る意味がないんだよ。

    シンガポールでのイベント全体とその雰囲気は如何でしたか?
    シンガポールは素晴らしい仕事をしたと思う。照明の下でのF1は見栄えが最高だったし、街並も見事だった。大勢の観客が集まり、雰囲気も特別だった。ある意味、夜のサッカーの試合で感じるようないつもとは違う感覚だったね。

  • F1第15戦シンガポールGP決勝 (ドライバーコメント)

    F1第15戦シンガポールGP決勝 (ドライバーコメント)

    2008 FORMULA 1 SingTel Singapore Grand Prix

    1位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
    「素晴らしい勝利だ!今シーズン初めての表彰台で初勝利だ。とてもうれしい。でも、この結果を実感するには数日かかるかもしれない。ここで勝つのは、ほとんど不可能だと思っていた。なぜなら、昨日の予選で(上位に行ける)チャンスを失してしまったからだ。でも今日はとても幸運に恵まれ、すばらしい結果になった。我々は、とても積極的な作戦をとり、そして運も味方した。でも、マシン自体も速く、このレースウィークを通して良い感触だった。」

    2位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
    「僕にとって、とても浮き沈みの多いレースだった。スタートは酷かった。重いヤルノ・トゥルーリの後ろになってしまった。戦略がうまくいくには、絶対に彼を追い抜かなければならなかった。追い越すときは、かなり身の毛のよだつ瞬間だったよ。追い越すことが可能なわずか2つの場所で、ターン7はとてもバンピーだし、ターン10では近づけなかったからね。いずれにしろ、やっと彼をクリアして、チームが僕のピットストップを伝えたあとにセーフティカーが入ってくるのを見た時は信じられなかったし、もう終わったかと思った。ストップ&ゴー・ペナルティの前に、狂ったようにプッシュし、予選のあとに予選ラップをしなければならなかった。僕はなんとか2回目のピットストップを完了するために十分なギャップを作ることができ、2位を守ることができた。手に余るほどだったし、今年最も体力のいるレースでミラーの中のクルマがいる中でのラップは、驚くほど時間がゆっくり進んだよ。でも、今度だけは全てがうまくいった。フランクは再び幸運のタータンチェックズボンを履かなければならないだろうね!」

    3位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
    「素晴らしいサーキットだ。今週末は完調とは言えなかったが、ポジティブな結果が得られて良かった。スタートは悪くなかったが、すぐにリアタイヤがタレてしまった。いいペースで走れてはいたが、首位のフェリペ(マッサ)にアタックできるほどではなかった。初回ストップでは、ピットレーンが混雑して若干タイムをロスしてしまった。その後はデイビッド(クルサード)に行く手を阻まれた。自分の方が速いのは明らかだったが、なかなかオーバーテイクできなかった。2度目のセーフティカー・ピリオドの後、ニコ(ロズベルグ)の背後をマークし続けたが、フェラーリがほぼノーポイントだと分かったので、敢えてリスクを冒そうとは思わなかったし、簡単にオーバーテイクができるサーキットでもなかった。F1史上初のナイトレースは本当に面白かった。日本と中国のダブルヘッダーでも全力を尽くす」

    4位 ティモ・グロック (トヨタ)
    「今日自分が行った仕事に満足している。何のミスもしなかったし、4位入賞は良い結果だよ。このようなコンディションの中でのレースはとても厳しかったし、あんなにバンピーな路面では、クルマをドライブするのはあまり快適ではなかった。明日になったら、今日の影響が自分に出てくるだろうね。今年始めの目標が、今シーズンの間に20ポイントを獲得することだったから、3レースを残して達成できて非常に満足している。しかしながら、私はチームがコンストラクターズ選手権で4位を獲得してシーズンを終えるのを手助けするべく戦っており、我々は今日少し不運だった。けれど、素晴らしい仕事をしたフェルナンドにお祝いを述べたい。我々は、富士に向かい、巻き返しを図る。」

    5位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
    「セイフティカー導入は助けにはならなかったが、総合的にはぼくたちにとって良いレースだったと思う。誰にとっても今回は難しいレースだったが、重要なことはぼくたちが再びポイントを獲得できたということだ。レースで一番大変だったのは、暑さとミスを犯さないように集中力を保つことだった。簡単に縁石に乗り上げてしまうコースだからね。コースから外れないようにしながらも、全力でプッシュした。今シーズン最もタフなレースのひとつに数えられると思うが、色々とあった中でも、ぼくたちに可能な最高のリザルトを達成できたと思う。ブレーキングポイントをミスしたことでティモ(グロック)にポジションを譲らなければ4位だったかも知れない。でも、5位だって満足できるポジションだ」

    6位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
    「9番手からスタートして6位でフィニッシュしたことにつていは不満はないけど、今日ペースを示せなかったことは残念だと言わなければならないね。マシンはとても良かったし、ずっとトラフィックにはまることがなかったら、もっと速かっただろう。他がタイヤを殺して、あとからアタックできることを期待して、燃料とタイヤをセーブしてさえいた。何人かはラバーを駄目にしたと思うけど、オーバーテイクのためにアドバンテージを得るには十分ではなかった。良いスタートを切って、なんとかニコ・ロズベルグを追い抜くことができた。でも、僕のためのレースにはならず、ほとんど汗もかかなかったよ。」

    7位 デビッド・クルサード (レッドブル)
    「今年2回目のポイント獲得となったので、今日のリザルトには満足するべきだろう。2回目のピットストップに関してだが、メカニックたちは今年も本当に良く頑張ってくれていて、土曜日の午前中の仕事ぶりも素晴らしかった。だから、ぼくは彼らのせいにするつもりはない。レースには良くあることだ。メカニックの間に誤解があってロリポップが出たのでぼくはスタートしてしまったが、こういうこともあるんだ。幸い今日はポイントを獲得することができた。驚くほどバンピーなコースだった。ターン7へのブレーキングは視界が悪く、死ぬほど暑かった」

    8位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
    「調子が戻ったし、チームのために素晴らしい一日だった。もちろんニコにおめでとうと言いたい。僕のレースに関する限り、セーフティカーのタイミングは少し不運だった。でも、何があろうとレースペッスでプッシュして、他のマシンをオーバーテイクしなければならなかった。最終的に久しぶりにポイントを獲得できたのは素晴らしかった。残りシーズンも今日の示したポテンシャルを維持したい。」

    9位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
    「確かに、セイフティカーのタイミングや運が勝負を決めたレースだった。残念ながら、僕らには運がなく、2回のセイフティカー導入のタイミングも2ストップ作戦には有利にならなかった。それに加えて、僕らには戦闘力や速さが足りず、レースを通じてバランスに苦戦していた。ポイントまであとわずかの9位フィニッシュは悔しい。」

    10位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
    「スタート良く飛び出して、第1、第2コーナーでクビカのアウト側から攻めて、前に出ることができた。だが、彼にヒットされて危うくスピンするところだった。アンダーフロアに若干ダメージを受けてしまった。接触のせいでスピードが落ちて、2台にパスされた。セーフティカー出動後、2周ほどしてピットレーンがオープンになった。ルイスと僕が同時に入ったため、ちょっと待たされる羽目になった。その後は、ちょっと不思議なレースだったね。なぜか集団の中ばかり走っているようで、しかもオーバーテイクのチャンスはほとんどなかった。レース半ばを過ぎた頃からブレーキが消耗して、チェッカーまでブレーキをいたわりながら走行した。ルイスがリードを拡大して、チームもコンストラクター部門の首位に立ったことが嬉しい。残り3戦も全力を尽くして、両タイトル争いをリードしたまま終えられるよう自分のできることをやり遂げたい」

    11位 ロバート・クビサ (BMW)
    「レースは体力的にとてもハードだった。とても多くのバンプがあったし、来年は主催者が路面を作業してくれることを期待している。それに加えて、疲れてくれにつれ、視界がどんどん悪くなった。最後の15周は、驚くほどの頭痛がしていた。セーフティカーはのため、ピットレーンがクローズになった最初のラップでピットに入らないという決定は不運だったし、僕の後ろのマシンがギャップを縮めてしまい、良いレース結果を犠牲にしてしまった。チームはピットレーンがすぐに再開になると思ったけど、そうはならなかった。でもそれがレーシングだ。」

    12位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
    「厳しいレースだった。走っている時はブレーキバランスに問題はなかったが、渋滞にはまってしまうとブレーキバイアスをリア側にしてもフロントエンドが流れてしまった。このコースでのオーバーテイクが難しいのは分かっているが、他のクルマについていくのさえ難しかった。自分の限界が分からなかったんだ。距離も長く、コックピットに空気が入ってこなかったので、肉体的にも厳しいレースだった。最終スティントが長かったが、重い燃料で走っていたので最後はタイヤが厳しかった」

    13位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
    「ほんとに望んでいたクルマで、僕たちの手の中にあった今回のレースを失ったことに対処するのは難しい。僕たちは良い戦略があったし、僕たちが1-2フィニッシュできるあらゆる兆候があった。でも、物事は一瞬で変わるものだし、今日はそれが起こってしまった。ピットストップで一人がミスをした。でも、僕たちは人間だ。僕たちは各自、常にベストを尽くそうとしているし、これらのことは起こりうることだ。セーフチーカーがまだトラックにいて、僕はラップを失わなかった。でも、そのあと僕はドライブスルーペナルティを受け、またその後に左リアがパンクしていることに気づいた。このトラックはオーバーテイクがほぼ不可能だし、後方dえもどることはポイントを獲得するチャンスがないことを意味した。3レースで7ポイント?それは多くもあるし、少なくもある。今日目にしたように、僕たちにはうまくやるためのポテンシャルがあるし、全力を尽くすつもりだ。諦めてはいけないし、僕たちは諦めないと確信している。」

    14位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
    「長く、ハードなレースだった。でも、本当に可能な限りの最大限のレースをしたと言わなければならないね。昨日の事故のあと、再びマシンにこんなに素晴らしい仕事をしてくれて、僕にレースができるクルマを与えてくれたチームのみんなに本当に感謝している。再びレースができて最高だったし、いくつか順位をあげる素晴らしい戦略だったと思う。最後の数ラップで小さな問題があったけど、フィニッシュできたことを本当に嬉しく思っている。」

    –位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「彼がミスするかもしれない場合に備えて、グロックにアタックしようとしていた。でも、僕はシケインでわずかに膨らんでしまい、縁石で飛び越えた。マシンが着地したとき、コントロールを失って、バリアで終わってしまった。チャンピオンシップの僕の状況はすでに危うかったので、大きな違いはないけれど、チームはコンストラクダーズチャンピオンシップで大切なポイントを失ってしまったので良いことではない。オープニングラップでクルマは少し難しかったけど、そのあととても良くなって、ハミルトンにぴったり近づくことができるまでになった。セーフティカーが入ったとき、フェリペの後ろでピットに入らなければらなかったので、レースを妥協しなかればならないことがわかった。5位に戻ることができたけど、そのあとに説明した事故が起こった。明らかに今日は士気が高くなかった。でも、諦めることには慣れていないし、チームが目標に到達すつのを助けれるようにベストを尽くすつもりだ。」

    –位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
    「レースペースは良かったので、良いレースだったと思う。マシンに自信を感じていた。最初のセーフティカー期間で僕たちはピットに入るのが少し遅すぎて、順位を少し失ってしまった。でも、その後はプッシュすることができて最高だった。フェリペが僕の前でスピンして、そのあと突然離れたのは、とても不運だった。僕のラインは妨害された。彼とのクラッシュだけは避けたけど、自分自身がバリアに突っ込んでしまった。僕たちは今年すでに多くの不運にあっているので、本当に期待はずれだった。でも、次の富士が本当に楽しみだし、うまくやれると思っている。」

    –位 ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
    「レースはかなりうまく行っていた。私は、ワンストップ戦略だったが、好調なスタートを切ることができた。セーフティカーの後、私はコース上で最も速いドライバーのひとりだったし、何周かの間はレースをリードしていた。しかし最終的に、かなり悪い状態で始まった週末は、さらにひどい形で終わってしまったよ。5位でレースを終えられそうだったときに、油圧系の問題が生じてしまった。私にとってかなり困難だった週末から思えば、良いポイントにつながるはずだったんだけどね。かなり失望しているから、今は疲れ果てているよ。本当に一生懸命戦って、良い仕事をしていても、不運に見舞われてしまったら、何もできないんだ。今後は、多くの幸運が私に味方すると思っているよ。」

    –位 マーク・ウェバー (レッドブル)
    「7速のギヤがダメになって、その後、5速がダメになった。ぼくはフェルナンド(アロンソ)よりも遅い2回目のピットインで、素晴らしい結果を出せるところだったので残念だ。アロンソが優勝、ぼくが2位で表彰台に上れれば素晴らしかったのにね。セイフティカーはラッキーだったが、最終的にはうまくいかなかった。第2スティントのペースが良く、好調だった。今回のグランプリはとても良かったと思う。もっとナイトレースを増やすべきだと思う」

    –位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
    「18番手からのスタートで、何かが起こってポジションを上げられることを願っていた。その機会は14周目に訪れ、ピケJr.がクラッシュしたときに、僕のエンジニアが絶妙のタイミングで僕をピットに呼んだ。セイフティカーが入る直前にピットに入り、いいポジションでコースに戻ることができた。しかし、そんな時にエンジンが止まってしまった。僕は燃料をたくさん積んでいて、いい位置につけ、前の集団についていけるだけのペースもあった。だから、すばらしいレースになったはずだった。今日は絶好の機会を逃してしまい、とても残念だ。」

    –位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
    「レースのスタート時点から、いろいろなことが起っていた。タイヤには、多くのグレイニングが発生し、状況は悪くなるばかりだった。チームはもっと攻めた走りをするよう要求してきたのでそうし続けたが、とうとうリアが滑ってしまって壁に激しく激突してしまった。体は大丈夫。レース結果は残念だったが、チームにとっては最高の夜だった。」

  • ルノー:アロンソが見事な優勝!(シンガポールGP)

    ルノー:アロンソが見事な優勝!(シンガポールGP)

    ルノーは、F1シンガポールGPで、フェルナンド・アロンソが優勝。ネルソン・ピケJr.はリタイアだった。

    フェルナンド・アロンソが、ルノー復帰後、待望の今季初優勝をとげた。

    予選では失意のメカニカルトラブルが発生し、15番手からスタートしたフェルナンド・アロンソ。しかし、ソフトタイヤ&ショートスティントの戦略が功を奏し、セーフティカー導入後にトップに立ったあとは、週末にみせていたような完璧な走りをみせ、今季初優勝を遂げた。

    ネルソン・ピケJr.は、15周目に今回のレースを混乱させるクラッシュを引き起こしリタイア。結果的にチームメイトのアロンソの初優勝をアシストするカタチになった・・・。

    今回の結果で、ルノーはトヨタに5ポイント差をつけて単独4位に躍り出た。

    フェルナンド・アロンソ (1位)

    アロンソ 今季初優勝

    「素晴らしい勝利だ!今シーズン初めての表彰台で初勝利だ。とてもうれしい。でも、この結果を実感するには数日かかるかもしれない。ここで勝つのは、ほとんど不可能だと思っていた。なぜなら、昨日の予選で(上位に行ける)チャンスを失してしまったからだ。でも今日はとても幸運に恵まれ、すばらしい結果になった。我々は、とても積極的な作戦をとり、そして運も味方した。でも、マシン自体も速く、このレースウィークを通して良い感触だった。」

    ネルソン・ピケのコメント (リタイア)
    「レースのスタート時点から、いろいろなことが起っていた。タイヤには、多くのグレイニングが発生し、状況は悪くなるばかりだった。チームはもっと攻めた走りをするよう要求してきたのでそうし続けたが、とうとうリアが滑ってしまって壁に激しく激突してしまった。体は大丈夫。レース結果は残念だったが、チームにとっては最高の夜だった。」

    フラビオ・ブリアトーレ
    「ルノーにとってもフェルナンドにとっても、素晴らしい勝利だ。この金曜以来、我々はマシンがとても速いことが分かっていたので、予選の結果にはとてもがっかりした。今日は、マシンは本当に速く、フェラーリやマクラーレンよりも良かった。そして、運も掴むことができ、セーフティーカーが入ったときには、勝利が見えていた。この勝利は、苦しい2シーズンを過ごしてきたルノーにとってとても大切な結果となった。そして、我々にも、2009シーズンへ向けて最高の準備をする助けとなる。」

  • フェラーリ:チャンピオンらしからぬ不甲斐ないレース(シンガポールGP)

    フェラーリ:チャンピオンらしからぬ不甲斐ないレース(シンガポールGP)

    フェラーリは、F1シンガポールGP決勝レースで、フェリペ・マッサが13位、キミ・ライコネンが15位だった。

    今回のフェラーリは、タイトル争いをしているチームとは思えないほど、非常に情けないレースだった。

    ポールポジションからスタートしたマッサは、序盤、快調に首位をキープ。しかし、セーフティカー時のピットストップで事故は起こった。

    マッサは、何を焦ったか給油リグが刺さったままでピットアウト。根元から給油ホースを引きちぎり、ピットレーンの終わりで停止。クルーが到着し、ノズルを抜くまで多くの時間をロス。最下位で戻ったあと、さらに行為が危険だと判断され、ドライブスルーペナルティが科せられ、ポイント圏外に脱落。その後は、コースオフやスピンなど、精細を欠く走りしかできなかった。タイトル争いをしているマッサとしては、最もやってはいけないノーポイントでレースを終えた。

    ライコネン クラッシュ

    キミ・ライコネンも不甲斐ないレース。終盤5位まで追い上げたライコネンだが、ターン10の縁石に乗り上げて壁にクラッシュ。レース前から各ドライバーが懸念していたコーナーでのミスでリタイア。4戦連続でノーポイントに終わった。

    今回の結果で、残り3レースを残し、マッサと首位ハミルトンの差は7ポイントまで広がった。さらに、コンストラクターズ部門でもついにマクラーレンに首位の座を明け渡したフェラーリ。今後、名門チームは復活することができるのか・・・。

    フェリペ・マッサ (13位)
    「ほんとに望んでいたクルマで、僕たちの手の中にあった今回のレースを失ったことに対処するのは難しい。僕たちは良い戦略があったし、僕たちが1-2フィニッシュできるあらゆる兆候があった。でも、物事は一瞬で変わるものだし、今日はそれが起こってしまった。ピットストップで一人がミスをした。でも、僕たちは人間だ。僕たちは各自、常にベストを尽くそうとしているし、これらのことは起こりうることだ。セーフチーカーがまだトラックにいて、僕はラップを失わなかった。でも、そのあと僕はドライブスルーペナルティを受け、またその後に左リアがパンクしていることに気づいた。このトラックはオーバーテイクがほぼ不可能だし、後方dえもどることはポイントを獲得するチャンスがないことを意味した。3レースで7ポイント?それは多くもあるし、少なくもある。今日目にしたように、僕たちにはうまくやるためのポテンシャルがあるし、全力を尽くすつもりだ。諦めてはいけないし、僕たちは諦めないと確信している。」

    キミ・ライコネン (リタイア)
    「彼がミスするかもしれない場合に備えて、グロックにアタックしようとしていた。でも、僕はシケインでわずかに膨らんでしまい、縁石で飛び越えた。マシンが着地したとき、コントロールを失って、バリアで終わってしまった。チャンピオンシップの僕の状況はすでに危うかったので、大きな違いはないけれど、チームはコンストラクダーズチャンピオンシップで大切なポイントを失ってしまったので良いことではない。オープニングラップでクルマは少し難しかったけど、そのあととても良くなって、ハミルトンにぴったり近づくことができるまでになった。セーフティカーが入ったとき、フェリペの後ろでピットに入らなければらなかったので、レースを妥協しなければならないことがわかった。5位に戻ることができたけど、そのあとに説明した事故が起こった。明らかに今日は士気が高くなかった。でも、諦めることには慣れていないし、チームが目標に到達すつのを助けれるようにベストを尽くすつもりだ。」

  • ウィリアムズ:ロズベルグが2位表彰台(シンガポールGP)

    ウィリアムズ:ロズベルグが2位表彰台(シンガポールGP)

    ウィリアムズ、F1シンガポールGP決勝レースで、ニコ・ロズベルグが2位、中嶋一貴が8位だった。

    混乱のレース展開の中、ニコ・ロズベルグが見事に2位表彰台を獲得した。

    セーフティカーのタイミングがピットインと重なり、ストップ&ゴーペナルティを余儀なくされたロズベルグ。しかし、ペナルティまでの間に後ろとのギャップを広げたロズベルグはピットアウト後も2位を死守。自身最高位となる2位表彰台を獲得した。

    一方、中嶋一貴も粘り強い走りで8位入賞。1ポイントを獲得した。

    ニコ・ロズベルグ (2位)
    「僕にとって、とても浮き沈みの多いレースだった。スタートは酷かった。重いヤルノ・トゥルーリの後ろになってしまった。戦略がうまくいくには、絶対に彼を追い抜かなければならなかった。追い越すときは、かなり身の毛のよだつ瞬間だったよ。追い越すことが可能なわずか2つの場所で、ターン7はとてもバンピーだし、ターン10では近づけなかったからね。いずれにしろ、やっと彼をクリアして、チームが僕のピットストップを伝えたあとにセーフティカーが入ってくるのを見た時は信じられなかったし、もう終わったかと思った。ストップ&ゴー・ペナルティの前に、狂ったようにプッシュし、予選のあとに予選ラップをしなければならなかった。僕はなんとか2回目のピットストップを完了するために十分なギャップを作ることができ、2位を守ることができた。手に余るほどだったし、今年最も体力のいるレースでミラーの中のクルマがいる中でのラップは、驚くほど時間がゆっくり進んだよ。でも、今度だけは全てがうまくいった。フランクは再び幸運のタータンチェックズボンを履かなければならないだろうね!」

    中嶋一貴 (8位)
    「調子が戻ったし、チームのために素晴らしい一日だった。もちろんニコにおめでとうと言いたい。僕のレースに関する限り、セーフティカーのタイミングは少し不運だった。でも、何があろうとレースペッスでプッシュして、他のマシンをオーバーテイクしなければならなかった。最終的に久しぶりにポイントを獲得できたのは素晴らしかった。残りシーズンも今日の示したポテンシャルを維持したい。」

  • トヨタ:グロック4位、戦略に満足(シンガポールGP)

    トヨタ:グロック4位、戦略に満足(シンガポールGP)

    トヨタは、F1シンガポールGP決勝レースで、ティモ・グロックが4位、ヤルノ・トゥルーリはリタイアだった。

    スタートの後、ティモ・グロックは6番手、ヤルノ・トゥルーリは9番手まで順位を上げた。そして、レース中盤にはセーフティカーが出る展開となったが、両者揃って順位を上げ、ポイント圏内を走行。

    しかしその後、ヤルノ・トゥルーリはクルマのトラブルで無念のリタイアを喫した。ティモ・グロックは堅実な走りを見せ、最終的に4位に入賞し、貴重なポイントを獲得した。

    ティモ・グロック (4位)
    「今日自分が行った仕事に満足している。何のミスもしなかったし、4位入賞は良い結果だよ。このようなコンディションの中でのレースはとても厳しかったし、あんなにバンピーな路面では、クルマをドライブするのはあまり快適ではなかった。明日になったら、今日の影響が自分に出てくるだろうね。今年始めの目標が、今シーズンの間に20ポイントを獲得することだったから、3レースを残して達成できて非常に満足している。しかしながら、私はチームがコンストラクターズ選手権で4位を獲得してシーズンを終えるのを手助けするべく戦っており、我々は今日少し不運だった。けれど、素晴らしい仕事をしたフェルナンドにお祝いを述べたい。我々は、富士に向かい、巻き返しを図る。」

    ヤルノ・トゥルーリ (リタイア)
    「レースはかなりうまく行っていた。私は、ワンストップ戦略だったが、好調なスタートを切ることができた。セーフティカーの後、私はコース上で最も速いドライバーのひとりだったし、何周かの間はレースをリードしていた。しかし最終的に、かなり悪い状態で始まった週末は、さらにひどい形で終わってしまったよ。5位でレースを終えられそうだったときに、油圧系の問題が生じてしまった。私にとってかなり困難だった週末から思えば、良いポイントにつながるはずだったんだけどね。かなり失望しているから、今は疲れ果てているよ。本当に一生懸命戦って、良い仕事をしていても、不運に見舞われてしまったら、何もできないんだ。今後は、多くの幸運が私に味方すると思っているよ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ティモが力強い走りを見せ、荒れたレースにおいて4位入賞してくれた。市街地レースであり、アクシデントがおきやすいと考え、ティモとヤルノと異なったストラテジーを選んだ。レース序盤に予想通りセーフティーが出る展開となり、2台揃って入賞、ポイント獲得が見えてきたときに、ヤルノのクルマにトラブルが起こり、ヤルノはリタイアせざるを得なかった。チームとしても残念だし、粘り強く走っていたヤルノにも申し訳ないことをした。次はいよいよホームグランプリの富士スピードウエイでの日本GPとなるが、必ず力強いレースをお見せするのでぜひ応援頂きたい。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「クルマがバンピーなコンディションにあまり適していないことが判明した、公式練習と予選での我々のパフォーマンスを考えると、チームはとても良い仕事をした。予想通り出たセーフティカーが、コースにいた間を考慮に入れると、我々の戦略はかなり称賛に値するものだった。そして、ヤルノのクルマの問題が起きるまで、我々は良い状態にいたと思う。この問題により、多くのポイントが犠牲になってしまった。両ドライバーは、本当に良いパフォーマンスを見せ、難しいコンディションにもかかわらず、可能な限り一生懸命プッシュしてくれた。4位獲得は嬉しいが、両方のクルマをトップ6以内に入れることができたら良かったのにと思う。我々は、ヤルノのクルマの油圧系問題を分析して、それがなぜ起こったのかを発見しなければならない。正直なところ、何人かのドライバーのレースがセーフティカー規則で台無しにされた。我々はこの件に関して激しい議論を何度もしているので、そろそろ状況が改善されるべき時期であると思っている。今は、もちろん日本グランプリに注目を移している。富士スピードウェイで良い結果を獲得するために、本当に一生懸命自分達をプッシュしていく。」

  • マクラーレン:ハミルトンが余裕の3位(シンガポールGP)

    マクラーレン:ハミルトンが余裕の3位(シンガポールGP)

    マクラーレンは、F1シンガポールGP決勝レースで、ルイス・ハミルトンが3位、ヘイキ・コバライネンは10位だった。

    2番手からスタートしたルイス・ハミルトンは、セーフティカー導入後に順位を落とすが、リスクを冒さない堅実な走りで3位表彰台を獲得。フェリペ・マッサがノーポイントだったため、チャンピオンシップのリードを7ポイントまで広げた。

    また、マクラーレンは、今シーズン初めてコンストラクターズチャンピオンシップでフェラーリを抜き、首位に立った。

    ルイス・ハミルトン (3位)
    「素晴らしいサーキットだ。今週末は完調とは言えなかったが、ポジティブな結果が得られて良かった。スタートは悪くなかったが、すぐにリアタイヤがタレてしまった。いいペースで走れてはいたが、首位のフェリペ(マッサ)にアタックできるほどではなかった。初回ストップでは、ピットレーンが混雑して若干タイムをロスしてしまった。その後はデイビッド(クルサード)に行く手を阻まれた。自分の方が速いのは明らかだったが、なかなかオーバーテイクできなかった。2度目のセーフティカー・ピリオドの後、ニコ(ロズベルグ)の背後をマークし続けたが、フェラーリがほぼノーポイントだと分かったので、敢えてリスクを冒そうとは思わなかったし、簡単にオーバーテイクができるサーキットでもなかった。F1史上初のナイトレースは本当に面白かった。日本と中国のダブルヘッダーでも全力を尽くす」

    ヘイキ・コバライネン (10位)
    「スタート良く飛び出して、第1、第2コーナーでクビサのアウト側から攻めて、前に出ることができた。だが、彼にヒットされて危うくスピンするところだった。アンダーフロアに若干ダメージを受けてしまった。接触のせいでスピードが落ちて、2台にパスされた。セーフティカー出動後、2周ほどしてピットレーンがオープンになった。ルイスと僕が同時に入ったため、ちょっと待たされる羽目になった。その後は、ちょっと不思議なレースだったね。なぜか集団の中ばかり走っているようで、しかもオーバーテイクのチャンスはほとんどなかった。レース半ばを過ぎた頃からブレーキが消耗して、チェッカーまでブレーキをいたわりながら走行した。ルイスがリードを拡大して、チームもコンストラクター部門の首位に立ったことが嬉しい。残り3戦も全力を尽くして、両タイトル争いをリードしたまま終えられるよう自分のできることをやり遂げたい」

    ロン・デニス
    「非常にエキサイティングなレースだったが、2度にわたるセーフティカー出動が結果に大きな影響を与えた。キミ(ライコネン)のアクシデントの後、無理をしてニコをオーバーテイクしないようルイスにアドバイスした。着実に3位でフィニッシュして、6ポイントを獲得する方が得策だと判断したのだ。おかげで彼は、ドライバー部門のリードを7ポイントに拡大することができた。ヘイキは、ピットレーンで順番待ちをしたために上位進出が叶わなかった。全体的には、2008年シンガポールGPは大成功だったと言えるだろう。ドライバー、コンストラクター両部門で首位に立てたことが喜ばしい」

    ノルベルト・ハウグ
    「素晴らしいプレミアナイトレースだった。ルイスは3位でフィニッシュ、選手権のリードを拡大した。マクラーレン・メルセデスがコンストラクター部門の首位に躍り出たことも嬉しい。このレースを実現した主催者ならびにバーニー(エクレストン)、さらにバーニー率いるチームに感謝の意を表したい」

  • ホンダ:バトン惜しくも9位(シンガポールGP)

    ホンダ:バトン惜しくも9位(シンガポールGP)

    ホンダは、F1シンガポールGPで、ジジェンソン・バトンが9位、ルーベンス・バリチェロはリタイアだった。

    18番手からスタートしたバリチェロは、ネルソン・ピケJr.のクラッシュの直前の絶妙なタイミングで最初のピットイン。しかし、コースに復帰後、電気系のトラブルにより、コース上で止まってしまい、そのままリタイアした。

    12番手からスタートしたバトンは、9位でフィニッシュ。惜しくもポイントには届かなかった。

    ジェンソン・バトン (9位)
    「確かに、セイフティカーのタイミングや運が勝負を決めたレースだった。残念ながら、僕らには運がなく、2回のセイフティカー導入のタイミングも2ストップ作戦には有利にならなかった。それに加えて、僕らには戦闘力や速さが足りず、レースを通じてバランスに苦戦していた。ポイントまであとわずかの9位フィニッシュは悔しい。」

    ルーベンス・バリチェロ (リタイア)
    「18番手からのスタートで、何かが起こってポジションを上げられることを願っていた。その機会は14周目に訪れ、ピケJr.がクラッシュしたときに、僕のエンジニアが絶妙のタイミングで僕をピットに呼んだ。セイフティカーが入る直前にピットに入り、いいポジションでコースに戻ることができた。しかし、そんな時にエンジンが止まってしまった。僕は燃料をたくさん積んでいて、いい位置につけ、前の集団についていけるだけのペースもあった。だから、すばらしいレースになったはずだった。今日は絶好の機会を逃してしまい、とても残念だ。」

    ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
    「2台のマシンに、別々の戦略をとることにしていた。その理由の一つは、セイフティカーが入ることを見越してのことだった。最初にセイフティカーが入ったときは、ルーベンスや、他の1ストップ作戦をとっているドライバーたちにとって、勝負どころだった。その上、セイフティカーが入ることをピットウォールで予期したわれわれは、イエローフラッグが振られる前に、ルーベンスを給油のためにピットに呼んでいた。その後のレースで、非常にいいところにつけられるはずだった。しかし、ルーベンスはピットを出たすぐ後に、電気系のトラブルで止まってしまった。セイフティカーのタイミングがルーベンスのような戦略を取ったドライバーの役に立つ一方で、ジェンソンのような2ストップ作戦をとっていたドライバーにとっては、これが不利に働いた。ジェンソンはアドバンテージを得ている1ストッパーの一団とともにピットに入らなければならなかった。レースの後半になって、ジェンソンはトラフィックのためにポジションを上げることができず、われわれは彼の2回目のピットストップを早めに行うことにした。これは、レース終盤のピットストップとしては早いタイミングだった。もう一度セイフティカーが入ることを期待しての賭けだったが、それは遅すぎた。このことで、ジェンソンは重たいクルマの後ろにつくことになってしまった。」