カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン F1イタリアGPで3位「自分が亀になったみたい」

    マックス・フェルスタッペン F1イタリアGPで3位「自分が亀になったみたい」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第13戦イタリアGP決勝を3位で終えた。レッドブル・レーシングのRB22で一時トップに立つなど激しいバトルを繰り広げ、最終的に表彰台を獲得した。

    フェルスタッペンは、メルセデス勢を相手に何度もオーバーテイクを仕掛けた一方、ストレートでのエネルギーデプロイメント不足が大きな制約になったと説明。前戦オランダGPから立て直したマシンには手応えを示しながらも、モンツァではメルセデスのパワーユニットを搭載するマシンに対抗するのが難しかったと振り返った。

    一時トップ浮上もメルセデス勢には届かず
    フェルスタッペンはレース序盤から積極的な走りを見せ、ジョージ・ラッセルを抜いてトップに立つ場面もあった。その後もシャルル・ルクレール、オスカー・ピアストリ、アンドレア・キミ・アントネッリらと激しくポジションを争った。

    「僕たちにとって表彰台に戻れたのは本当によかった。モンツァはいつだって特別だからね。簡単ではなかったし、戦わなければならなかったけど、全体として僕たちにとって素晴らしいパフォーマンスだったと思う」

    一方で、最大の問題として挙げたのがストレートでのデプロイメントだった。

    「最大の制約は、メルセデスのパワーユニットを搭載したマシンと比べて、ストレートでかなり早い段階からデプロイメントに苦しんでいたことだ。それ以外にもいくつか問題が残っていた」

    レース後のインタビューでも、その点をより率直に語っている。

    「バトルしようとはしたけど、僕たちはストレートが遅すぎた。同じだけのデプロイメントがない。それによってかなりタイムを失うし、あるところまで行くと、もう守り切れなくなる」

    「唯一のチャンスはブレーキングを遅らせること」
    ストレートで不利を抱えたフェルスタッペンは、ブレーキングでポジションを取り返す戦いを強いられた。特にターン2からターン4にかけては、アウト側から大胆なオーバーテイクを何度も成功させた。

    「僕はストレートがあまりにも遅かったから、唯一のチャンスはブレーキングを遅らせて、バトルになったときに毎回ポジションを取り返そうとすることだった。でも、それがうまくいった」

    FIAの記者会見では、その攻防について「自分が亀になったみたいに、みんなに横を通り過ぎられるのは、正直あまり楽しくない」と表現した。

    「だからアウト側からやり返すしかなかった。マシンはブレーキングではいいから、ブレーキングゾーンを攻める自信はあった。スタートでは2回、ターン2とターン4でそれができた。楽しい部分もあるけど、同時にフラストレーションもある。でも、できることをすべて最大限に生かそうとした」

    スタートにも不満「かなりよくなかった」
    フェルスタッペンは、ストレートでのデプロイメント不足だけでなく、スタートも問題のひとつだったと振り返った。

    「スタートはかなりよくなかった。でも、その後はストレートがあまりにも遅かったから、いくつかの場所では攻めるしかなかった。特にメルセデスのパワーユニットを搭載したマシンと比べて、エネルギーのデプロイメントでかなり差があった」

    それでも、メルセデス勢に次ぐ3位という結果については前向きに受け止めている。

    「表彰台に上がれたのは、僕たちにとってかなり堅実な結果だと思う。メルセデスは明らかに強すぎたし、ザントフォールトでも難しい週末だったことを考えれば、ここで彼らの後ろでフィニッシュできたのはとてもポジティブだ」

    今季中にその差を埋められるかと問われると、「難しいだろうね」と認めた。

    さらに、レッドブルがその差を縮めるために何を改善する必要があるのかという質問には、「多くのこと」と短く答えている。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    VSCでタイヤ交換「ミディアムでは最後まで行けなかった」
    レース終盤にバーチャルセーフティカー(VSC)が導入されると、フェルスタッペンはアントネッリとともにピットイン。フレッシュタイヤを履き、再び順位を上げて3位を確保した。

    「ミディアムでは最後まで行けなかったと思うから、ピットに入れたのはよかった。僕たちにとっては、そうするのがかなり明確だったと思う」

    ただし、新しいタイヤを履いてもストレートでの弱点は消えなかった。

    「VSCでピットに入って、よりいいタイヤを履いて他のマシンを抜いていった。でも、相手がオーバーテイクモードについてこられると、それが僕たちには強力すぎて、タイヤがよくても本当に守るのが難しかった。マクラーレン勢を抜くのにも少し時間がかかった」

    さらに、ターン2では路面が崩れたことで危ない場面もあった。

    「ターン2では舗装が剥がれていて、コーナーを回っていたら突然、路面から出たルーズなグラベルでそのまま真っすぐ行ってしまった。それでマクラーレン勢がまたオーバーテイクモードに入れる位置まで戻ってきて、再び引き離すまで時間がかかった」

    RB22のリアの問題も「まだ残っている」
    フェルスタッペンは予選後、RB22のリアアクスルの挙動に不満を示していた。その問題は決勝でも解消されていなかったという。

    「まだある。何も変わっていない。単純によくない。バンプや縁石、特に低速で苦しんでいる。リアアクスルがあまり追従してくれない感じがまだある。今日も理想的ではなかったし、パフォーマンスを失っていた。でも、そういう状況だった」

    それでも、マシンが思うように決まらなかったオランダGPからは前進した。

    「ザントフォールトではかなり難しい週末で、マシンも僕の好みではなかった。でも今回は金曜日から土曜日にかけて大きく立て直して、マシンを間違いなくよりいいウインドウに入れることができた」

    「それでも、まだ改善しなければならない部分はいくつかある。それに、もちろんストレートでのデプロイメントという明らかな問題もある」

    メルセデス勢のペースには届かなかったものの、一時はトップを走り、最終的に3位表彰台を獲得したフェルスタッペン。厳しい条件のなかで結果を最大化したことには満足感を示した。

    「できることはすべてやったし、レース中にはトップにも立てた。それはエキサイティングだった。残念ながらメルセデス勢にはあと少し届かなかったけど、表彰台で週末を終えられたのはものすごくいい結果だった」

  • キミ・ライコネンの息子ロビン レッドブルF1育成加入へ

    キミ・ライコネンの息子ロビン レッドブルF1育成加入へ

    レッドブルは、元F1ワールドチャンピオンのキミ・ライコネンの息子、ロビン・ライコネンをジュニアプログラムに迎え入れる見通しとなった。現在11歳のロビンはカートでキャリアを積んでおり、レッドブルがその育成を支援することになるという。

    RacingNews365が報じたもので、正式発表は近く行われる予定だという。2007年F1ワールドチャンピオンの息子が、数多くのF1ドライバーを輩出してきたレッドブルの育成プログラムに加わることになりそうだ。

    11歳のロビン・ライコネンをレッドブルが育成へ
    ロビン・ライコネンは現在11歳。まだシングルシーターにステップアップするまでには数年を要する段階だが、すでにカート競技に本格的に取り組んでいる。

    RacingNews365によると、レッドブルはロビンをジュニアプログラムに加入させ、初期のレーシングキャリアを支援する方針だという。

    ライコネン一家はF1イタリアGPが開催されたモンツァを訪れ、レッドブルのモーターホームに入る姿が目撃された。

    モンツァにはレッドブルの共同オーナーであるチャルーム・ユーヴィディヤや、コーポレート・プロジェクト&ニュー・インベストメンツCEOのオリバー・ミンツラフら、グループの上級幹部も姿を見せていた。

    現段階でレッドブルから正式な発表は行われていないが、ロビンのジュニアプログラム加入は近く正式にアナウンスされる見込みだ。


    父キミ・ライコネンも息子の活動をサポート
    父のキミ・ライコネンは2007年にフェラーリでF1ワールドチャンピオンを獲得。F1史上屈指の経験を持つドライバーであり、グランプリ出走数ではフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンに次ぐ記録を持つ。

    現在46歳のライコネンは、息子ロビンのレーシング活動を以前から支援してきた。過去1年には、ロビンがカートに取り組む様子を自身のSNSでもたびたび紹介している。

    ロビンはまだ11歳で、現在はカートで経験を積んでいる段階にある。レッドブルの支援を受けながら、将来のシングルシーター参戦を見据えてキャリアを築いていくことになる。

    レッドブルの若手育成プログラムも新体制へ
    レッドブルは20年以上にわたって若手ドライバー育成プログラムを運営し、数多くの才能をF1へ送り込んできた。現在のF1グリッドにも、同プログラムを経て最高峰カテゴリーに到達したドライバーが複数存在する。

    長年にわたってその中心を担ってきたヘルムート・マルコは、2025年シーズン終了をもってレッドブルを離れた。

    レッドブルは2026年7月、メルセデスで10年間にわたって若手育成に携わってきたグウェン・ラグルーをプログラムディレクターとして招聘。若手ドライバーの発掘・育成体制を新たな形へ移行させている。

    さらにレッドブル・レーシングでは、アストンマーティンからトム・マッカローを迎え、2027年から新体制に加えることも決まっている。

    育成部門の新体制が動き始めるなか、2007年F1王者キミ・ライコネンの息子ロビンが新たにレッドブルの支援を受けることになりそうだ。まだ11歳とキャリアの入り口に立ったばかりだが、今後のカートでの成長と、その先のシングルシーターへのステップが注目される。

  • レッドブルF1 イタリアGP予選結果に複雑「ここ数戦よりポールに近かった」

    レッドブルF1 イタリアGP予選結果に複雑「ここ数戦よりポールに近かった」

    レッドブル・レーシングは、2026年F1第13戦イタリアGPの予選を複雑な結果で終えた。マックス・フェルスタッペンは予選6番手となったものの、他車のペナルティにより5番グリッドからスタートする。

    ローラン・メキース代表は結果への不満を認める一方、金曜日と比較してマシンの競争力は改善し、ポールポジションとの差もここ数戦より縮まったと評価した。

    レッドブルはパワーユニット交換によるグリッド降格が決まっていたリアム・ローソンを利用し、フェルスタッペンにトウを与える戦略を採用。しかし、ローソンがQ2最後のアタックでトラフィックに遭い14番手に終わったため、Q3でフェルスタッペンを援護する計画は実現しなかった。

    ローラン・メキース「金曜日よりペースは改善した」
    メキースは予選後、5番グリッドという結果には満足できないとしながらも、レッドブルが週末を通じて前進したことをポジティブな材料として挙げた。

    「今日の予選を終えて複雑な気持ちだ。もちろん5番グリッドに満足することはできないが、今日のペースは金曜日と比べて改善していたと思う」

    特にメキースが評価したのがFP3での進歩だった。フェルスタッペンもFP3ではマシンを「かなり快適にドライブできた」と話しており、予選に向けて手応えをつかんでいた。

    「マックスは今朝のFP3でマシンに対してはるかにいい感触を得ていたし、全体的に見れば、ここ数戦で示してきたものよりポールポジションに近づくことができた」

    一方、予選ではトップ6~7台が僅差にひしめく展開となり、レッドブルはその集団の後方に沈んだ。フェルスタッペン自身も予選ではマシンがかなり跳ねるようになり、何らかの問題によって低速域のパフォーマンスを失ったと説明している。

    「トップ6、7台の差は本当に小さく、今日はその集団の後方で終わった。それは少しフラストレーションがたまる結果だが、これほど差が小さければ、それも勝負の一部だ」

    「明日に向けて修正し、改善しなければならない部分がいくつかある。そうすることで前にいるドライバーたちとの戦いに加われるようにしたい」

    レッドブル・レーシング

    ローソンのQ2敗退「最後のラップでトラフィックに遭ったのは残念」
    ローソンについて、レッドブルはエンジン交換によるグリッド降格を前提として予選を戦っていた。目標はローソン自身をQ3まで進出させ、そこでフェルスタッペンにトウを与えることだった。

    しかし、Q2最後のアタックではオスカー・ピアストリに進路を妨げられたことに加えてトラフィックにも遭遇。タイムを更新できず14番手で敗退し、レッドブルの計画は崩れた。

    「リアムについては、PU交換によるグリッドペナルティを受けなければならないことは分かっていた。最後のラップでトラフィックに遭い、Q3進出を逃してしまったのは残念だ」

    それでもメキースは、代役としてレッドブルをドライブするローソンの仕事ぶりを高く評価している。

    「全体として、リアムは今週末も我々とともにいい仕事をしている。明日はフィールドを追い上げるために力強く戦ってくれると確信している」

    フェルスタッペンも予選後、マシンに発生した問題によって本来のパフォーマンスを発揮できなかったと説明しており、レッドブルには決勝までに改善すべきポイントが残されている。メキースは金曜日からの進歩を手応えとしながら、5番グリッドから前方のライバルとの戦いに加わることを目指している。

  • 角田裕毅 2027年F1シート交渉「レースに戻ったことでいったん保留」

    角田裕毅 2027年F1シート交渉「レースに戻ったことでいったん保留」

    角田裕毅は、2027年のF1レギュラーシート獲得に向けて進めていた他チームとの話し合いについて、レーシングブルズから実戦復帰したことで「いったん保留になっている」と明かした。

    前戦オランダGPでアイザック・ハジャーの代役として急きょF1復帰を果たした角田裕毅は、F1イタリアGPでも引き続きレーシングブルズをドライブ。2027年のF1復帰を最優先に掲げるなか、他チームから接触があったことをすでに認めていたが、実戦復帰によって状況に変化が生じている。

    他チームとの話し合いは実戦復帰で一時保留
    角田裕毅はこれまで、2027年のF1シートを巡って他チームから電話があったことを明かしている。具体的なチーム名は伏せているものの、「お互いを知ったり、状況がどうなっているのかを確認したり」という段階の話し合いが行われていた。

    イタリアGPを前に改めて自身の将来について尋ねられた角田裕毅は、ここ数週間で接触があったことを認めたうえで、現在の状況を説明した。

    「はい、ここ数週間で何度か電話をもらいました。でも、今のところ具体的なものはありません」

    「今は、今回起きたことと僕がレースに戻ったことによって、話はいったん保留になっています」

    前戦オランダGPから突然レースに復帰したことで、角田裕毅を取り巻く状況は大きく変わった。交渉が終了したわけではなく、レーシングブルズで与えられた実戦機会が、今後の去就を左右する新たな材料となっている。

    イタリアGP出場は直前まで確定せず
    角田裕毅のイタリアGP出場は、早い段階から確定していたわけではなかった。ハジャーの状態が確認されるなか、角田裕毅はどちらの状況にも対応できるよう、出場決定前日にはシミュレーターで準備を進めていたという。

    「前日はシミュレーターに乗って、どちらになっても準備できるようにしていました。午後早くまでは確定していなくて、そのときに正式に『オーケー、裕毅が走る』と言われました」

    「とてもうれしいです。僕はイタリアとは特別なつながりがあります」

    ザントフォールトに続く2戦連続の実戦となったが、モンツァでは2026年F1マシンのエネルギーマネジメントという異なる課題に直面することになった。

    モンツァはエネルギーマネジメントが大きな課題
    高速区間の多いモンツァでは、ザントフォールトとはエネルギーの使い方が大きく異なる。角田裕毅は、2026年F1レギュレーション下では特に難しいサーキットになると説明していた。

    「ザントフォールトはエネルギーを管理するうえでは最も簡単なサーキットのひとつでしたし、ある程度はスムーズにマシンへ適応できました。でも、ここはエネルギー供給がない状態では最も難しいサーキットです」

    「まったく違いますし、このレギュレーションがどれだけ複雑なのかが分かります。エネルギーマネジメントとブレーキング時の回生について、かなり練習する必要があります」

    さらに、コースへ出る段階からエネルギーの使い方を考えなければならない点も、モンツァ特有の難しさとして挙げていた。

    「ザントフォールトでは、アウトラップやフォーメーションラップで何かをする必要はありませんでした。エネルギーは十分に充電されていて、フィニッシュラインを通過すれば準備が整っていました」

    「でも、ここモンツァではフォーメーションラップの段階からエネルギーの供給について考えて、プッシュラップに向けたラップのどこでブーストを使うのかまで考えなければなりません。レースが一番大きなチャレンジになると思います」

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    「第二の故郷」イタリアで流れを変えたい
    角田裕毅にとってイタリアは特別な場所だが、モンツァでのF1戦績にはこれまで恵まれていない。イタリアGPを前に、今回のチャンスを生かして流れを変えたいと語っていた。

    「プレッシャーはありません。でも、ここではいい結果を出したいです。僕はこのサーキットで一度もいい結果を残せていません」

    「4、5年の間に3回リタイアしていますし、2回はスタートすらできませんでした! 何が起きるか分かりません!」

    「今回のチャンスで運が僕の方に向いてくれることを願っています。ここは僕にとって第二の故郷のような場所です。イタリアもイタリアの人たちも大好きですし、いい結果を残せればと思っています」

    2027年のF1シートを巡る話し合いはいったん保留となったものの、角田裕毅にとって現在の実戦復帰そのものが将来に向けた重要なアピールの機会となっている。レーシングブルズでの走りが、今後の交渉を再び動かす材料になる可能性もある。

  • リアム・ローソン F1イタリアGP予選「マックスをQ3で助けるはずだった」

    リアム・ローソン F1イタリアGP予選「マックスをQ3で助けるはずだった」

    リアム・ローソンは、2026年F1イタリアGPの予選を14番手で終えた。パワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているなか、レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンにトウを与える役割をローソンに託していたが、Q2で敗退して計画は実現しなかった。

    ローソンはQ2最後のアタックでオスカー・ピアストリに進路を妨げられたほか、前日からマシンのパフォーマンスが低下したと説明。

    一方で、今週末はグリッド降格を前提に決勝へ重点を置いており、純粋な1周の速さを追求したセットアップではなかったことも明かした。

    「Q3でマックスを助けるのが目標だった」
    レッドブル・レーシングは、予選でローソンをフェルスタッペンのトウ役として活用することを計画していた。

    Q2ではローソンがフェルスタッペンをトウした後、両者の役割を入れ替え、フェルスタッペンがローソンを引っ張ってQ3進出を狙った。しかし、ローソンの最後のアタックはトラフィックに遭い、タイムを更新できなかった。

    「正直に言えば、それでもQ3に進めるだけの速さはあるべきだった。昨日はかなりいいスピードがあったけど、今日はパフォーマンスを少し失ってしまった」

    「全体としての目標はQ3に進んでマックスを助けることだった。でも、そこまでたどり着けなかった。もちろん僕たちが計画していた結果ではない」

    ローソンは1分22秒821で14番手。フェルスタッペンはQ3へ進出したものの、ローソンが脱落したことで最終セッションではトウを得られなかった。

    決勝重視で「1周の速さにはそれほど重点を置かなかった」
    前日と比較してペースを失った理由について、ローソンは今週末のマシン作りそのものが決勝を重視したものだったと説明した。

    「正直、今週末は全体を通してかなり決勝に重点を置いてきた。ペナルティを受けることは分かっていたからね」

    「だから理想的ではなかったし、純粋な1周の速さにはそれほど重点を置いていなかった」

    ローソンは今回、規定数を超えるパワーユニットコンポーネントを投入したことでグリッド降格が決まっており、予選順位にかかわらず後方から決勝をスタートする。そのため、レッドブル・レーシングは予選一発の速さよりも決勝でのパフォーマンスを優先して週末を組み立てていた。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    ピアストリにブロック「最後までずっとクリーンエアだった」
    それでもQ2敗退を決定づける形となったのが、最後のアタックで遭遇したトラフィックだった。

    ローソンはターン1でピアストリに進路を妨げられた。さらに、それまでの予選ではほぼクリーンエアで走っていたため、突然前走車の影響を受ける状況になったことも難しさを増幅させたという。

    「もちろん、ターン1でブロックされたことも助けにはならなかった」

    「それに、最後のラップまでは予選をずっとクリーンエアで走っていた。前のマシンについて走ることさえ一度もなかったんだ。だから、理想的な状況ではなかった」

    チーム公式コメントでもローソンは、ピアストリにブロックされたことに加えてタイヤが非常に熱くなっていたと説明している。

    「最後のラップまではセッションをずっとクリーンエアで走っていたから、オスカーにブロックされたことが何より大きく響いたと思う。タイヤもものすごく熱くなっていたので、理想的な状況ではなかった」

    予選14番手という結果はレッドブル・レーシングが描いていたシナリオとは異なるものとなったが、ローソン自身の決勝スタート位置には大きな影響を与えない。後方からの追い上げを前提として準備してきただけに、決勝ではレース重視のセットアップを生かしてポジションを取り戻すことが目標となる。

    「全体的に難しい一日だったけど、どちらにしても最後尾からスタートすることになっていたから、僕のレースにとってはそれほど違いはない。明日はいい形でいくつか順位を上げられることを願っている」

  • マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP予選「またリアアクスルに問題」

    マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP予選「またリアアクスルに問題」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1イタリアGPの予選を6番手で終えた。FP3ではマシンに好感触を得ていたものの、予選開始直後から今季繰り返し発生しているリアアクスルの問題が再発し、パフォーマンスを十分に引き出せなかったと明かした。

    レッドブル・レーシングは、パワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているリアム・ローソンを利用してフェルスタッペンにトウを与える戦略も試みた。

    しかしQ2ではローソンがトラフィックに阻まれて14番手で敗退。フェルスタッペンはQ3でトウを得られず、1分22秒070で6番手にとどまった。

    FP3から一転 予選最初のアタックでリアに問題
    フェルスタッペンはFP3でマシンが大きく改善していたと説明する。ポールポジションを争えるほどの速さがあるとは考えていなかったものの、ドライビングしやすい状態に仕上がっていたという。

    「FP3は実際かなり良かった。夜の間にすごくいいステップを踏めた」

    「すべてがかなりまとまっていたし、ポールを争えるとは思っていなかったけど、マシンはかなり快適にドライブできた。それは本当に良かった」

    だが、予選では状況が一変した。

    「残念ながら予選に入って、最初のラップですぐにリアアクスルの問題がまた出た。今シーズンはすでに何度も起きている問題だけど、週末のいろいろな段階で発生している。そして今回は残念ながら予選で起きてしまった」

    この問題によってマシンは路面の凹凸や縁石に対する挙動が悪化し、特に低速域でタイムを失ったという。

    「マシンがかなり跳ねるようになって、縁石でもうまく走れなくなるし、バンプでも良くない。単純にパフォーマンスを失ってしまう」

    「ここはものすごく僅差のサーキットだから、それがタイムを失うことにつながった。今日はもっと速く走れると思っていたから残念だ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    「今シーズンずっとこんな感じ」
    リアアクスルの問題がいつ発生するか予測できないのではないかと問われたフェルスタッペンは、今季の苦戦を象徴するような言葉で答えた。

    「そうだね。でも、今シーズンはずっとこんな感じだ」

    レッドブル・レーシングにとっては、ローソンを使ったトウの計画も機能しなかった。Q2ではまずローソンがフェルスタッペンをトウしたが、その結果ローソン自身がトップ10圏外にいたため、今度はフェルスタッペンがローソンを引っ張る形に変更した。

    しかし、ローソンがアタックラップに入ったタイミングで周囲のマシンはアウトラップを走っており、オスカー・ピアストリを含むトラフィックの影響を受けてタイムを更新できなかった。ローソンがQ2で敗退したことで、フェルスタッペンはQ3でトウを受けることができなかった。

    「リアムにとっても残念だった。Q2でブロックされて、それが彼のラップに影響した。僕たちは可能だったすべてを最適化することができなかった」

    決勝は「100%のマシンでレースがしたい」
    6番手スタートから表彰台を狙える可能性について、フェルスタッペンはまずリアアクスルの問題を解決することが重要だと強調した。

    「もし直すことができれば、マシンはもっといいウインドウに入ると思う。それで表彰台に十分かどうかは分からない」

    「でも、100%の状態のマシンでレースがしたい。それができればうれしいね」

    レッドブル・レーシングは予選後、フェルスタッペンのマシンに発生した問題を分析し、決勝に向けて改善を目指す。FP3では手応えを感じていただけに、問題を解消できれば6番手から上位へ食い込む余地があるとフェルスタッペンは期待している。

  • リアム・ローソン F1イタリアGP最後尾スタート PU交換でグリッド降格

    リアム・ローソン F1イタリアGP最後尾スタート PU交換でグリッド降格

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)が、2026年F1第13戦イタリアGPでパワーユニット(PU)コンポーネントを交換したことにより、グリッド降格ペナルティを受け、決勝を後方からスタートすることになった。

    FIAが公表した文書によると、ローソンがドライブするRB22には複数の新しいPUコンポーネントが投入された。いずれもシーズン中に使用できる規定数を超えており、ローソンはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンとともにグリッド降格の対象となった。

    ローソンのRB22に複数の新品PUコンポーネント
    今回ローソンのRB22に投入されたのは、6基目の内燃エンジン(ICE)、6基目のターボチャージャー、6基目のエキゾースト、4基目のMGU-K、そして7基目のPU-ANCとなる。

    これらはいずれも2026年のスポーティングレギュレーションで定められた年間使用可能数を超えるため、グリッド降格ペナルティが科される。

    ローソンはイタリアGP予選を14番手で終えたが、PU交換によるペナルティによって決勝では後方からのスタートを強いられる。

    すでにアントネッリとアルボンもPU関連のペナルティを受けることが決まっており、モンツァでは複数のドライバーが予選結果とは異なる位置から決勝を迎えることになる。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    交換対象はハジャーが使用してきたRB22
    今回のPU使用数でポイントとなるのが、コンポーネントの割り当てだ。

    ローソンは左手首の負傷からリハビリを続けているアイザック・ハジャーの代役としてレッドブル・レーシングから出場している。そのため今回のPUコンポーネントの使用数は、通常ハジャーがドライブしているマシンに割り当てられているものとなる。

    ハジャーは負傷のため前戦オランダGPを欠場。ローソンが代役としてRB22をドライブし、7位入賞を果たした。

    ハジャーはイタリアGPでも復帰を見送っており、ローソンが2戦連続でRB22をドライブ。一方、レーシングブルズではローソンに代わって角田裕毅が引き続きアービッド・リンドブラッドとコンビを組んでいる。

    モンツァは長い全開区間を持ち、PUへの負荷が大きいサーキットでもある。レッドブル・レーシングはローソンのマシンに複数の新品コンポーネントを投入し、グリッド降格を受け入れる形で今後のレースも見据えたPUプールを確保することになった。

  • マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP初日「まだトップとの差は大きい」

    マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP初日「まだトップとの差は大きい」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1イタリアGP初日のフリー走行2回目(FP2)を9番手で終え、レッドブル・レーシングのマシンバランスを整えるのに苦戦したと明かした。それでも、土曜日に向けたセットアップ変更によってトップ勢との差を縮められることを期待している。

    フェルスタッペンはFP1でRB22のステアリングを岩佐歩夢に譲ったため、この日自身が走行したのは60分間のFP2のみ。

    限られた走行時間のなかでマシンへの適応を進めたが、トップ3チームだけでなく、アービッド・リンドブラッドやオリバー・ベアマンにも先行を許す9番手にとどまった。

    FP2のみの走行でマシンバランスに苦戦
    レッドブル・レーシングはモンツァでもトップ3チームから明確な差をつけられており、フェルスタッペンも現状ではそのギャップが大きいことを認めている。一方、スリップストリームの効果が大きいモンツァでは展開次第でチャンスが生まれる可能性もある。

    「今日はマシンのバランスをうまく合わせるのが難しかった。明日に向けてもう少しラップタイムを見つけるために、ここは取り組む必要がある」

    「まだトップランナーとの差は大きいけど、予選では1周のラップで少しでもその差を縮められればと思っている」

    決勝については、予選以上にトップ勢へ接近できる可能性があると考えている。ただし、ロングランでの勢力図については、現時点では判断が難しいとした。

    「レースではさらに近づければいいし、ロングランでももう少しすべてがうまくまとまってくれればと思っている。ただ、そこは予測するのが少し難しい」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    夜間のセットアップ変更で改善を狙う
    フェルスタッペンとレッドブル・レーシングは、金曜日のデータを分析し、土曜日に向けてRB22のセットアップを見直す。特に課題となっているのは、コーナーでのバランスを狙った状態に近づけることだ。

    「今夜、マシンに対して何ができるのかを確認して、ポジティブな変更ができるかを見ていく。コーナーで本来求めているバランスをうまくまとめたい」

    また、自身がFP1を走れなかったことについて不満を示すことはなく、代わりに走行した岩佐歩夢にとって良い機会になったと語った。

    「もちろん、今日は僕にとってFP2だけだったけど、歩夢がドライブするチャンスを得られたのはよかった」

    フェルスタッペンにとって、FP1を欠場したことで通常より限られたデータからセットアップを仕上げなければならない週末となった。現状ではトップ勢との差を認めざるを得ないが、金曜夜の作業でRB22のコーナーバランスを改善し、予選では1周の速さ、決勝ではロングランでその差を縮めることを目指す。

  • 岩佐歩夢 F1イタリアGPのFP1で17番手「RB22には改善できる余地がある」

    岩佐歩夢 F1イタリアGPのFP1で17番手「RB22には改善できる余地がある」

    岩佐歩夢は、2026年F1イタリアGPのフリー走行1回目(FP1)にレッドブル・レーシングから出走し、17番手でセッションを終えた。マックス・フェルスタッペンに代わってRB22をドライブし、空力データ収集からパフォーマンスランまで幅広いプログラムを担当した。

    モンツァ特有のエネルギーマネジメントにも取り組んだ岩佐歩夢は、チームにとって重要なデータを収集できたと手応えを口にした。

    テクニカルディレクターのピエール・ワシェも「今回も素晴らしい仕事をしてくれた」と評価し、セットアップ面でもフェルスタッペンにつながる有益なフィードバックをもたらしたと称賛した。

    岩佐歩夢 レッドブルRB22でモンツァFP1を走行
    岩佐歩夢はFP1で1分24秒873を記録して17番手。セッション序盤にはマシンにエアロレーキを装着し、空力データの収集を担当した。その後はよりパフォーマンスを重視した走行へ移行した。

    「うまくいったセッションだったと思います。今シーズン序盤にバルセロナで走ったセッションとかなり似たランプランで、セッションの最初にはマシンにレーキを装着していました」

    「パフォーマンスを重視した走行に切り替える前に、多くの空力データを収集できました。それは良かったですし、週末の残りに向けて貴重な情報を得られたと思います」

    岩佐歩夢にとって、モンツァでF1マシンを走らせること自体も貴重な経験となった。

    「F1マシンでFP1を走ることは、ドライバーにとって常に非常に大きな経験になります。こうしたセッションを走る機会を得るたびに、いつも何かを学んでいますし、すべてのセッションが重要です。特にここでは、新しいレギュレーションのマシンということもあります」

    モンツァ特有のエネルギーマネジメントもテスト
    走行後のインタビューで岩佐歩夢は、モンツァでのFP1について「F1マシンでここモンツァを走れるのは、いつでも素晴らしい瞬間です」と振り返った。

    「いい経験になりました。今回はかなり違った経験でした。特にこのサーキット自体がエネルギーマネジメントの面でかなり難しいからです」

    2026年型F1マシンでは、長いストレートを持つモンツァで電気エネルギーをどのように使用し、回生するかが大きなポイントとなる。岩佐歩夢も空力テスト終了後、その領域を含めたテストに取り組んだ。

    「セッションの最初には空力テストがありました。チームとしてかなり重要な作業でした。その後はパフォーマンスランを行って、エネルギー関連についてもいくつかテストしました」

    「でも、セッション全体としてはかなりうまくいったと思います」

    「改善できる余地は確実にある」RB22の感触を説明
    レーシングブルズのマシンが比較的扱いやすいオールラウンダーである一方、レッドブルのRB22はピークの性能が高いものの、その領域を引き出すことが難しいマシンなのではないかと問われた岩佐歩夢は、現時点で結論を出すのは難しいとした。

    「この段階で判断するのは難しいです。まだFP3と予選がありますから。ただ、確実に改善できる余地はあるように思います」

    岩佐歩夢自身もコクピットから、エネルギーマネジメントだけではなく、マシンそのものにも改善の余地を感じ取っていたという。

    「ドライバーとしてマシンに乗っていても、マシンの挙動やパフォーマンスそのものについて改善できる部分があると感じました」

    「ですから、エネルギーマネジメントだけではありません。すべてをうまくまとめる必要があると思います。でも、ドライバーとして自分がマシンの中でいい仕事をできて、チームにも十分にいいフィードバックを与えられていたらと思います」

    岩佐歩夢(レッドブル・レーシング)

    F1リザーブとスーパーフォーミュラを両立
    岩佐歩夢は2026年、レッドブルのリザーブドライバーとしてF1チームに帯同する一方、日本ではスーパーフォーミュラにも参戦している。今回のFP1も、その多忙なプログラムの一環となった。

    「リザーブとして、僕は常にチームについています。レースウイークにはいつもシミュレーターで作業しています」

    「もちろんFP1を走るときにはチームと一緒にいて、できる限り自分の仕事をします。でも同時に、日本ではスーパーフォーミュラもあります。なので、自分にできることをすべてやっています」

    ピエール・ワシェ「岩佐は今回も素晴らしい仕事をした」
    レッドブルのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェも、岩佐歩夢のFP1での仕事を高く評価した。単に周回を重ねただけではなく、空力テストをこなしながら午後にマシンへ戻るフェルスタッペンのセットアップにつながる情報を提供したことを強調している。

    「午前中はマックスに代わって岩佐に走ってもらったが、今回も素晴らしい仕事をしてくれた。空力テストで収集しなければならないデータが多く、こなすべきことがたくさんあった。その後はマックスに向けてセットアップの方向性も示そうとしてくれた」

    「その点でもいい仕事をしてくれたし、我々は彼を頼りにできることを分かっている」

    岩佐歩夢が収集したデータを引き継いだフェルスタッペンはFP2で9番手。レッドブルはマシンバランスに課題を抱えており、予選に向けて夜間のセットアップ作業を進めることになる。そのなかで、岩佐歩夢がFP1で積み上げた空力データとフィードバックも、RB22を改善するための重要な材料となりそうだ。

  • リアム・ローソン レーシングブルズF1の速さに驚かず「開発がすべて機能している」

    リアム・ローソン レーシングブルズF1の速さに驚かず「開発がすべて機能している」

    リアム・ローソンは、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、レッドブルでFP1を4番手、FP2を12番手で終えた。FP2ではショートランよりも決勝を見据えたロングランを重視しており、順位以上に多くのデータを得られた「生産的な一日」だったと振り返った。

    アイザック・ハジャーの負傷に伴いレッドブルをドライブするローソンは、FP1で1分23秒433を記録して4番手。

    FP2では1分23秒660で12番手だったものの、セッションの大部分をロングランに費やし、ソフトとハードの両方で決勝に向けた確認を進めた。

    FP1は4番手「生産的な一日だった」
    ローソンはFP1でソフトタイヤを2セット使用し、上位勢に割って入る4番手でセッションを終えた。午後のFP2ではプログラムを大きく変え、決勝を意識した走行に重点を置いた。

    「悪くなかった。生産的な一日だったと思う」

    「FP2ではほとんどの時間をロングランに使った。最初にショートランをして感触は悪くなかったし、その後はソフトとハードで2回のロングランを行った。僕にとってはいい学習になった」

    ローソンはFP2で35周を走行。レッドブルの公式コメントでも「今日はロングラン、特にFP2にかなり集中していた」と説明しており、ショートランを十分に行っていないことから、土曜日は予選を見据えた作業に重点を移す考えを示した。

    「今日は多くの周回を走ったけど、ショートランはそれほど多くやっていない。だから明日はそこに集中することになると思う」

    前戦の課題を踏まえ決勝ペースを確認
    ローソンがロングランを重視した背景には、前戦オランダGPでの経験もある。ザントフォールトでは予選より決勝で苦戦したことから、モンツァではレースコンディションでのマシンの挙動を重点的に確認した。

    「ザントフォールトでは予選に比べて決勝の方がかなり苦戦した。だから、そこから学べることをできるだけ学ぼうとしている」

    FP2ではマックス・フェルスタッペンもマシンバランスに苦戦。フロントウイングを変更するなど調整を続けたが9番手にとどまり、ローソンも12番手と、レッドブルにとっては予選に向けて改善が必要な初日となった。

    ローソンは特に、モンツァで上位勢が発揮しているダウンフォースレベルとの差を課題に挙げた。

    「トップ勢と比べると、ここで彼らが出しているようなダウンフォースには間違いなく僕たちは届いていない。でも、今日はいくつかいい学びがあったので、明日何ができるか確認していく」

    予選ではフェルスタッペンへのトウも選択肢
    長いストレートを持つモンツァでは、予選で他車のトウを利用することによるタイムゲインが大きい。ローソンには、フェルスタッペンにトウを与える戦略を採用する可能性についても質問が飛んだ。

    「もちろん、それは話し合うことになるし、プランを決めることになると思う」

    具体的な戦略については明言しなかったものの、レッドブルが2台の位置関係を利用した予選戦略を検討する可能性を認めた。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    レーシングブルズの速さに「驚いていない」
    FP2では、ローソンが今季ドライブしてきたレーシングブルズも速さを見せた。アービッド・リンドブラッドが7番手、角田裕毅が10番手に入り、ローソンのレッドブルを上回った。

    直前まで乗っていたレーシングブルズがモンツァでもレッドブルと近いラップタイムを記録していることについて、ローソンは驚きではないと語った。

    「レーシングブルズが進歩していることを考えれば驚きではない。正直、僕たちは一年を通してとても強かったし、投入されてきた開発もすべてうまく機能している。だから驚いてはいない」

    さらに、将来的にレーシングブルズへ戻ることを念頭に置いた発言も飛び出した。

    「僕が戻ったときにも速いマシンだと分かっているのは、もちろん楽しみなことだ。でも、2台はドライビングという意味ではまったく違う。それなのに似たようなラップタイムを出しているのは、かなりクレイジーだ」

    FP1の4番手からFP2では12番手へ順位を落としたローソンだが、FP2はロングランを中心としたプログラムだったため、単純な順位だけでは初日の内容を判断できない。決勝に向けたデータを蓄積した一方、レッドブルにはトップ勢とのダウンフォース差という課題も残った。

    土曜日はショートランと予選パフォーマンスに重点を移す。フェルスタッペンとのトウ戦略も含め、レッドブルがモンツァでどこまで上位との差を縮められるかが焦点となる。