マックス・フェルスタッペンは、2026年F1イタリアGPの予選を6番手で終えた。FP3ではマシンに好感触を得ていたものの、予選開始直後から今季繰り返し発生しているリアアクスルの問題が再発し、パフォーマンスを十分に引き出せなかったと明かした。
レッドブル・レーシングは、パワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているリアム・ローソンを利用してフェルスタッペンにトウを与える戦略も試みた。
しかしQ2ではローソンがトラフィックに阻まれて14番手で敗退。フェルスタッペンはQ3でトウを得られず、1分22秒070で6番手にとどまった。
FP3から一転 予選最初のアタックでリアに問題
フェルスタッペンはFP3でマシンが大きく改善していたと説明する。ポールポジションを争えるほどの速さがあるとは考えていなかったものの、ドライビングしやすい状態に仕上がっていたという。
「FP3は実際かなり良かった。夜の間にすごくいいステップを踏めた」
「すべてがかなりまとまっていたし、ポールを争えるとは思っていなかったけど、マシンはかなり快適にドライブできた。それは本当に良かった」
だが、予選では状況が一変した。
「残念ながら予選に入って、最初のラップですぐにリアアクスルの問題がまた出た。今シーズンはすでに何度も起きている問題だけど、週末のいろいろな段階で発生している。そして今回は残念ながら予選で起きてしまった」
この問題によってマシンは路面の凹凸や縁石に対する挙動が悪化し、特に低速域でタイムを失ったという。
「マシンがかなり跳ねるようになって、縁石でもうまく走れなくなるし、バンプでも良くない。単純にパフォーマンスを失ってしまう」
「ここはものすごく僅差のサーキットだから、それがタイムを失うことにつながった。今日はもっと速く走れると思っていたから残念だ」

「今シーズンずっとこんな感じ」
リアアクスルの問題がいつ発生するか予測できないのではないかと問われたフェルスタッペンは、今季の苦戦を象徴するような言葉で答えた。
「そうだね。でも、今シーズンはずっとこんな感じだ」
レッドブル・レーシングにとっては、ローソンを使ったトウの計画も機能しなかった。Q2ではまずローソンがフェルスタッペンをトウしたが、その結果ローソン自身がトップ10圏外にいたため、今度はフェルスタッペンがローソンを引っ張る形に変更した。
しかし、ローソンがアタックラップに入ったタイミングで周囲のマシンはアウトラップを走っており、オスカー・ピアストリを含むトラフィックの影響を受けてタイムを更新できなかった。ローソンがQ2で敗退したことで、フェルスタッペンはQ3でトウを受けることができなかった。
「リアムにとっても残念だった。Q2でブロックされて、それが彼のラップに影響した。僕たちは可能だったすべてを最適化することができなかった」
決勝は「100%のマシンでレースがしたい」
6番手スタートから表彰台を狙える可能性について、フェルスタッペンはまずリアアクスルの問題を解決することが重要だと強調した。
「もし直すことができれば、マシンはもっといいウインドウに入ると思う。それで表彰台に十分かどうかは分からない」
「でも、100%の状態のマシンでレースがしたい。それができればうれしいね」
レッドブル・レーシングは予選後、フェルスタッペンのマシンに発生した問題を分析し、決勝に向けて改善を目指す。FP3では手応えを感じていただけに、問題を解消できれば6番手から上位へ食い込む余地があるとフェルスタッペンは期待している。
