リアム・ローソンは、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、レッドブルでFP1を4番手、FP2を12番手で終えた。FP2ではショートランよりも決勝を見据えたロングランを重視しており、順位以上に多くのデータを得られた「生産的な一日」だったと振り返った。
アイザック・ハジャーの負傷に伴いレッドブルをドライブするローソンは、FP1で1分23秒433を記録して4番手。
FP2では1分23秒660で12番手だったものの、セッションの大部分をロングランに費やし、ソフトとハードの両方で決勝に向けた確認を進めた。
FP1は4番手「生産的な一日だった」
ローソンはFP1でソフトタイヤを2セット使用し、上位勢に割って入る4番手でセッションを終えた。午後のFP2ではプログラムを大きく変え、決勝を意識した走行に重点を置いた。
「悪くなかった。生産的な一日だったと思う」
「FP2ではほとんどの時間をロングランに使った。最初にショートランをして感触は悪くなかったし、その後はソフトとハードで2回のロングランを行った。僕にとってはいい学習になった」
ローソンはFP2で35周を走行。レッドブルの公式コメントでも「今日はロングラン、特にFP2にかなり集中していた」と説明しており、ショートランを十分に行っていないことから、土曜日は予選を見据えた作業に重点を移す考えを示した。
「今日は多くの周回を走ったけど、ショートランはそれほど多くやっていない。だから明日はそこに集中することになると思う」
前戦の課題を踏まえ決勝ペースを確認
ローソンがロングランを重視した背景には、前戦オランダGPでの経験もある。ザントフォールトでは予選より決勝で苦戦したことから、モンツァではレースコンディションでのマシンの挙動を重点的に確認した。
「ザントフォールトでは予選に比べて決勝の方がかなり苦戦した。だから、そこから学べることをできるだけ学ぼうとしている」
FP2ではマックス・フェルスタッペンもマシンバランスに苦戦。フロントウイングを変更するなど調整を続けたが9番手にとどまり、ローソンも12番手と、レッドブルにとっては予選に向けて改善が必要な初日となった。
ローソンは特に、モンツァで上位勢が発揮しているダウンフォースレベルとの差を課題に挙げた。
「トップ勢と比べると、ここで彼らが出しているようなダウンフォースには間違いなく僕たちは届いていない。でも、今日はいくつかいい学びがあったので、明日何ができるか確認していく」
予選ではフェルスタッペンへのトウも選択肢
長いストレートを持つモンツァでは、予選で他車のトウを利用することによるタイムゲインが大きい。ローソンには、フェルスタッペンにトウを与える戦略を採用する可能性についても質問が飛んだ。
「もちろん、それは話し合うことになるし、プランを決めることになると思う」
具体的な戦略については明言しなかったものの、レッドブルが2台の位置関係を利用した予選戦略を検討する可能性を認めた。

レーシングブルズの速さに「驚いていない」
FP2では、ローソンが今季ドライブしてきたレーシングブルズも速さを見せた。アービッド・リンドブラッドが7番手、角田裕毅が10番手に入り、ローソンのレッドブルを上回った。
直前まで乗っていたレーシングブルズがモンツァでもレッドブルと近いラップタイムを記録していることについて、ローソンは驚きではないと語った。
「レーシングブルズが進歩していることを考えれば驚きではない。正直、僕たちは一年を通してとても強かったし、投入されてきた開発もすべてうまく機能している。だから驚いてはいない」
さらに、将来的にレーシングブルズへ戻ることを念頭に置いた発言も飛び出した。
「僕が戻ったときにも速いマシンだと分かっているのは、もちろん楽しみなことだ。でも、2台はドライビングという意味ではまったく違う。それなのに似たようなラップタイムを出しているのは、かなりクレイジーだ」
FP1の4番手からFP2では12番手へ順位を落としたローソンだが、FP2はロングランを中心としたプログラムだったため、単純な順位だけでは初日の内容を判断できない。決勝に向けたデータを蓄積した一方、レッドブルにはトップ勢とのダウンフォース差という課題も残った。
土曜日はショートランと予選パフォーマンスに重点を移す。フェルスタッペンとのトウ戦略も含め、レッドブルがモンツァでどこまで上位との差を縮められるかが焦点となる。
