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  • ピエール・ガスリー F1初ポールまで191戦 歴代最長記録ランキング

    ピエール・ガスリー F1初ポールまで191戦 歴代最長記録ランキング

    ピエール・ガスリーが2026年F1イタリアGP予選でキャリア初のポールポジションを獲得した。F1参戦191戦目でつかんだ初ポールは、史上2番目に長い道のりを経て達成された記録となった。

    アルピーヌのガスリーはモンツァで1分21秒786を記録し、ジョージ・ラッセルとオスカー・ピアストリを抑えて予選トップに立った。2020年にF1初優勝を飾った思い出のモンツァで、今度は自身初となるポールポジションを手にした。

    F1では、競争力のあるマシンを得るまで長い時間を要しながら、チャンスをものにして初ポールを獲得したドライバーが何人もいる。ガスリーの191戦はセルジオ・ペレスの216戦に次ぐ歴代2位。ここでは、初ポールまで最も多くのレースを要したドライバー10人を振り返る。

    9位タイ:ミカ・ハッキネン(94戦)
    ミカ・ハッキネンはF1最初の2シーズンを苦戦していたロータスで過ごした後、1993年にマクラーレンのリザーブドライバーに就任。マイケル・アンドレッティの離脱を受け、シーズン終盤にレースシートを得た。

    すぐに速さを示したハッキネンだったが、ちょうどその時期のマクラーレンは低迷期に入り、タイトルを争える状況にはなかった。

    1994年から1996年にかけて何度も表彰台に上がり、1997年にはマクラーレンの競争力が向上。シーズン終盤のニュルブルクリンクで行われたルクセンブルクGPで、参戦94戦目にして待望の初ポールを獲得した。

    ミカ・ハッキネン 初ポールポジション

    9位タイ:ダニエル・リカルド(94戦)
    HRTで半シーズンを戦った後、トロロッソで2年間実力を示したダニエル・リカルドは、2014年に4年連続王者だったレッドブルへ昇格した。しかし、そのタイミングで新レギュレーションを味方につけたメルセデスが圧倒的な強さを発揮し始めた。

    リカルドは2014年にメルセデス勢以外で唯一勝利を挙げたドライバーとなったものの、ポールには届かなかった。レッドブルが苦戦した2015年も状況は変わらなかった。

    2016年もメルセデス優勢が続いたが、モナコではレッドブルがトップ争いのできる速さを発揮。リカルドはQ3で会心のラップをまとめ、参戦94戦目で初ポールを獲得した。

    ダニエル・リカルド 初ポールポジション

    8位:ニコ・ロズベルグ(111戦)
    初代GP2王者のニコ・ロズベルグは2006年にウィリアムズからF1デビューした。しかし当時のウィリアムズは低迷期に入り、中団での戦いが続いた。

    4シーズンを過ごした後、ロズベルグはブラウンGPを買収して誕生したメルセデスへ2010年に移籍。チームの再構築には時間を要したが、2012年になるとマシンは特定の条件で高い速さを見せるようになった。

    そのチャンスが訪れたのが中国GPだった。ロズベルグは上海でミハエル・シューマッハを上回ってポールを獲得し、メルセデスに1955年以来となるF1ポールポジションをもたらした。翌日の決勝では、そのまま自身初優勝も達成した。

    ニコ・ロズベルグ 初ポールポジション

    7位:ティエリー・ブーツェン(115戦)
    ティエリー・ブーツェンは1983年にアロウズからF1に参戦し、その後ベネトンを経て1989年にウィリアムズへ加入した。

    当時はマクラーレンがF1を支配しており、他チームにポールのチャンスが回ってくることは少なかった。1989年にはチームメイトのリカルド・パトレーゼがハンガリーGPでポールを獲得している。

    翌1990年のハンガリーGPではブーツェンがパトレーゼをわずか0.036秒差で破り、参戦115戦目で初ポールを獲得した。これがブーツェンにとって唯一のF1ポールとなり、決勝でも勝利して自身3勝目を挙げた。

    ティエリー・ブーツェン 初ポールポジション

    6位:ヤルノ・トゥルーリ(119戦)
    ヤルノ・トゥルーリはF1キャリアを通じて予選での速さに定評があったが、初期には中団チームで過ごす時間が長かった。

    ルーキーだった1997年にはプロストでオーストリアGP予選3番手を獲得し、ジョーダン時代の2000年には2度フロントローに並んだ。特にモナコでは高い予選能力を発揮していた。

    2003年にルノーへ移籍したものの、その年はチームメイトのフェルナンド・アロンソが先にポールを獲得。トゥルーリの番が訪れたのは2004年のモナコGPだった。R24で見事なラップを決めて参戦119戦目で初ポールを獲得し、翌日の決勝では自身唯一となるF1優勝を飾った。

    ヤルノ・トゥルール 初ポールポジション

    5位:マーク・ウェバー(131戦)
    マーク・ウェバーは2002年、ミナルディからF1デビューし、地元オーストラリアGPでいきなり5位入賞を果たして注目を集めた。

    2003年にジャガーへ移籍すると予選でたびたび印象的な走りを披露。2004年マレーシアGPで2番手、ウィリアムズへ移籍した2005年スペインGPでも2番手につけた。2006年モナコGPでは3番手、レッドブル移籍後の2008年イギリスGPでも2番手を獲得している。

    2009年にレッドブルが一気に優勝争いへ加わると、ウェバーにもついにチャンスが訪れた。ニュルブルクリンクで行われたドイツGPで、参戦131戦目にして初のポールポジションを獲得した。

    マーク・ウェバー 初ポールポジション

    4位:ケビン・マグヌッセン(141戦)
    ケビン・マグヌッセンは2014年、マクラーレンでのF1デビュー戦でいきなり表彰台に上がった。しかし、それがその後のキャリアを象徴する結果にはならなかった。

    マクラーレンの競争力は低下し、マグヌッセンはシートを失った。2016年にルノーから復帰し、その後はハースで4年間を戦ったが、主に中団での戦いが続いた。2020年限りで一度F1を離れたものの、2022年開幕直前にハースへ電撃復帰した。

    そして同年のサンパウロGPで大番狂わせを起こす。Q3で最初にコースへ出たマグヌッセンは、雨が強まる直前のドライコンディションで好タイムを記録。その直後にジョージ・ラッセルがコースアウトして赤旗となり、再開時には路面が完全に濡れていた。

    誰もタイムを更新できず、マグヌッセンが参戦141戦目で初ポールを獲得。ハースにとってもF1初ポールとなった。

    ケビン・マグヌッセン 初ポールポジション

    3位:カルロス・サインツJr.(151戦)
    カルロス・サインツJr.は2015年にF1デビューし、トロロッソ、ルノー、マクラーレンと中団チームを渡り歩いた。

    2021年にフェラーリへ移籍して初めて本格的にポールを狙える環境を手にしたが、マシンに速さがある場面では予選巧者のシャルル・ルクレールが先に結果を残した。

    2022年にはフェラーリが高い競争力を発揮し、サインツJr.もマイアミとモナコでルクレールに次ぐ予選2番手を獲得。そしてウエットコンディションとなったイギリスGP予選でマックス・フェルスタッペンを0.072秒差で破り、参戦151戦目で初ポールを手にした。

    翌日の決勝でも勝利し、F1初優勝を達成した。

    カルロス・サインツJr. 初ポールポジション

    2位:ピエール・ガスリー(191戦)
    そして2026年F1イタリアGPで、このランキングの2位に入ったのがピエール・ガスリーだ。

    トロロッソ、レッドブル、アルファタウリ、アルピーヌでキャリアを重ねてきたガスリーは、これまでも予選で何度も印象的なパフォーマンスを披露してきた。特に2021年には複数回にわたって4番手を獲得している。

    アルピーヌ移籍後も2024年ラスベガスGPで3番手、2025年バーレーンGPで5番手につけるなど、マシンの実力を上回る予選結果を残すことがあった。

    そして2026年、ガスリーは2020年にF1初優勝を挙げたモンツァで再び大きな結果を残した。予選を通してアルピーヌが予想外の速さを発揮するなか、Q3で1分21秒786をマーク。ラッセルを0.060秒差で抑え、参戦191戦目で初ポールを獲得した。

    それまでガスリーは「ポール未獲得の最多出走」でエステバン・オコンに次ぐ2番手だったが、この一戦でそのリストから抜け、初ポール獲得までの出走数で歴代2位となった。

    ピエール・ガスリー 初ポールポジション

    1位:セルジオ・ペレス(216戦)
    F1史上、初ポール獲得まで最も長く待ったのはセルジオ・ペレスだ。

    ザウバー、マクラーレン、フォース・インディア/レーシングポイントと長く中団チームで戦ったペレスは、決勝では何度も番狂わせを演じた一方、純粋な速さが要求される予選でポールを狙える機会はほとんどなかった。

    レッドブル加入後はようやくトップマシンを手にしたが、チームメイトのフェルスタッペンが予選でも優位に立つことが多かった。2021年エミリア・ロマーニャGPではポールまでわずか0.035秒に迫ったものの、初ポールには届かなかった。

    その瞬間が訪れたのは2022年サウジアラビアGPだった。ジェッダ市街地コースでルクレールをわずか0.025秒差で破り、参戦216戦目にしてF1初ポールを獲得した。

    セルジオ・ペレス 初ポールポジション

    ガスリーの191戦目での初ポールは、このペレスの216戦に次ぐ歴代2位の記録となる。長く中団で戦いながらチャンスを待ち続けたドライバーが並ぶランキングのなかでも、約9年にわたるF1キャリアを経てモンツァで実現したガスリーの初ポールは、2026年シーズンを象徴するサプライズのひとつとなった。

  • ピエール・ガスリー 激動のF1イタリアGPに苦笑「これが僕の人生だね」

    ピエール・ガスリー 激動のF1イタリアGPに苦笑「これが僕の人生だね」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1イタリアGPで自身初のポールポジションを獲得し、決勝を7位でフィニッシュした激動の週末を「これが僕の人生だね」と笑いながら振り返った。

    モナコGPで獲得した表彰台を巡る裁定で失意を味わった直後、思い出深いモンツァでキャリア初のポールを獲得。決勝でも上位勢と戦ったガスリーは、目まぐるしく状況が変化した数日間を象徴するような言葉を口にするとともに、アルピーヌに「新しい自信」が生まれたと語った。

    「これが僕の人生だね」
    ガスリーにとって、今回のモンツァは感情の浮き沈みが激しい週末となった。

    イタリアGP予選で自身初となるF1ポールポジションを獲得したのは、6月のモナコGPで獲得した表彰台を巡る裁定で落胆を味わった直後だった。

    さらにモンツァは、ガスリーが2020年にF1初優勝を飾った特別な場所でもある。レッドブル・レーシングから降格した翌年に挙げた劇的な勝利は、自身のキャリアを立て直す大きな転機となった。

    こうした一連の浮き沈みについて尋ねられたガスリーは、笑いながら答えた。

    「これが僕の人生だね」

    「本当にいろいろなことが起きている。この24時間はものすごく楽しかったし、本当に楽しめた。ガレージにはエネルギーとモチベーションがあふれていた」

    「チーム全体の反応を見ても、間違いなく僕たち全員にとって大きな後押しになると思う」

    アルピーヌに生まれた「新しい自信」
    ガスリーが今回のイタリアGPで大きな収穫として挙げたのは、ポールポジションそのものだけではない。

    決勝ではトップチーム勢に先行を許して7位となったが、中団勢のトップでフィニッシュ。ガスリーは、自分たちの後方との差に対して前方との差が小さかったことに注目している。

    「前にいたマシンとの差より、後ろにいたマシンとの差の方が大きかった」

    「そこを僕たちは今後につなげていかないといけない。こういうパフォーマンスをもっと頻繁に再現できればと思う。新しい自信も生まれている」

    2025年にコンストラクターズ選手権最下位に終わったアルピーヌにとって、上位勢との距離を縮めることは大きな目標となってきた。モンツァでのパフォーマンスは、その取り組みが前進していることをチームに実感させるものとなった。

    ノリスと戦い ハミルトンから3秒差
    決勝では、ポールポジションからスタートしたガスリーが1周目の首位を守り、その後もトップドライバーたちとの直接対決を経験した。

    ガスリーは、現実的に考えれば7位は満足できる結果だったと語る。

    「現実的な僕の部分は、とても満足している」

    「もちろんポールからスタートすれば、『54周の間に何が起きるだろう』と考える部分はある。でも正直に言えば、レース前から、レースペースではあそこに留まってトップの連中と戦うのはものすごく難しいと分かっていた」

    それでも、2度のスタートでは手応えを得た。

    「2回のスタートにはすごく満足している。2回とも素晴らしいスタートができた。最初は首位を維持できたし、2回目も良かった」

    「少しバトルもできたし、最初の10周は正しいトレインの中に留まることができた。それは本当に良かった」

    特にガスリーが評価したのが、ランド・ノリスやルイス・ハミルトンとの距離だった。

    「直近2戦で優勝していたランドと戦えた。僕たちがどこから来たのかを考えれば、すごくポジティブだ」

    「今年表彰台を争ってきたルイスから3秒差でフィニッシュした。それで落胆するつもりはない」

    「もちろん最終結果は7位だから、もう少し上を望みたくなる。でも週末全体を見れば、ポジティブなことがたくさんあった。それを受け止めて、ここから積み上げていかないといけない」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    エンストンにも大きな刺激
    ガスリーは、今回のポールポジションがアルピーヌのファクトリーで働くスタッフにも特別な意味を持つと考えている。

    エンストンを拠点とするチームにとって久々のポール獲得となり、長年在籍しながらその瞬間を経験したことがなかったスタッフもいる。

    「まだ学ばなければならないこともあるし、もっと良くしないといけない部分もある。でも全体として、僕たちは自分たちがどこにいるのかをよく理解しているし、正しい方向に進んでいると思う」

    「チームにとっても、前回のポールは2009年だったと思う。何年もそこで働いているのに、一度もこういう経験をしたことがない人たちもいるはずだ」

    「エンストンに戻れば、かなり特別な雰囲気になると思う」

    「次は日曜日にもあの戦いの中へ」
    一方で、ガスリーはモンツァでの躍進を一度限りのものにしてはいけないと強調する。

    目標は予選で上位に食い込むだけではなく、決勝でもトップグループと戦えるだけのパフォーマンスを手にすることだ。

    「これをもう一度やることを目標にしないといけない。そして日曜日にはもう少し良くして、僕たちの前にいるグループの戦いに加われるようにしたい」

    モナコでの失意から一転し、思い出のモンツァで自身初のF1ポールポジションを獲得したガスリー。「これが僕の人生だね」という言葉には、これまで何度も浮き沈みを経験してきた自身のキャリアが重なる。

    そして今回のイタリアGPは、ガスリー個人だけでなくアルピーヌにとっても新たな自信を得る週末となった。次の課題は、モンツァで示した上位勢との距離の近さを今後のレースでも再現し、決勝でもその戦いに加わることだ。

  • ピエール・ガスリー F1イタリアGPで7位「ポールを獲れば夢を見たくなる」

    ピエール・ガスリー F1イタリアGPで7位「ポールを獲れば夢を見たくなる」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1イタリアGP決勝を7位でフィニッシュ。前日の予選で自身初のポールポジションを獲得したアルピーヌの速さについて「どこからともなく出てきた」と認め、チームとしてその要因を詳しく分析する必要があると語った。

    ポールポジションからスタートしたガスリーは首位を守って1周目を終えたものの、2周目にジョージ・ラッセルに先行を許した。

    その後、赤旗による再スタートを2番手から迎え、上位勢とのバトルを展開。最終的にはトップチーム勢のペースには対抗できなかったが、中団勢最上位となる7位で貴重なポイントを持ち帰った。

    「昨日は魔法のようなものを経験した」
    決勝後、ガスリーはポールポジションを獲得した前日から一転して厳しいレースになることは予想していたと振り返った。

    「満足しないといけないと思う。昨日は魔法のようなものを経験した。ポールを獲れば、当然夢を見たくなるし、チーム全体が盛り上がっていた」

    「でも、現実的にならなければならないことも分かっていた。今日になれば54周のレースはかなり厳しくなると思っていた」

    それでもガスリーは、2度のスタートやトップドライバーたちとの直接対決に大きな手応えを感じている。

    「それでもすごく満足している。2回ともいいスタートができたし、トップのドライバーたちと戦えたのは本当に楽しかった」

    「かなり長い間、前のグループについていくことができた。直近2戦で優勝しているランド(ノリス)とも少し戦えた。それを考えれば、ここ数週間で僕たちがどれだけ前進したかが分かると思う」

    最終的にガスリーは7位。優勝争いには加われなかったものの「ベスト・オブ・ザ・レスト」として中団トップを確保した。

    「もちろん、朝起きたときには『もっと何かできるんじゃないか』と思った。でも、中団トップでフィニッシュできたし、前のマシンからもそれほど離れていなかった。だから、とてもポジティブだ」

    チームの公式コメントでも、ガスリーは今回の結果について「今の僕たちにできるベストだった」と評価している。

    「信じられないような週末だった。正直、僕たち全員が達成したことにとても満足していいと思う。今日7位、中団トップでフィニッシュできたのは本当にいい結果だ」

    「もちろん、もっと上を望んでいた。でも現実的にならなければならないし、今日の結果は今の僕たちが達成できたベストだったと思う。だから最終的には満足している。昨日はみんな夢を見たけど、今日は現実に戻ったということだね!」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    初ポールの速さに「一体何が起きたのか理解しないと」
    一方で、ガスリー自身もアルピーヌがモンツァで突然これほど高い競争力を発揮した理由を完全には把握できていない。

    「この週末が終わっても、ファクトリーに戻って、一体何が起きたのか理解しないといけない。間違いなく、今回の速さはちょっとどこからともなく出てきたようなものだったからね」

    アルピーヌは最近のレースでマシンにアップデートを投入しており、フラビオ・ブリアトーレも「最近のレースでマシンにもたらしたパフォーマンスによって、コース上でより競争力のあるポジションで戦えるようになった」とその進歩を評価している。

    ガスリーは、モンツァのコース特性と現在のパッケージがうまくかみ合った可能性も含め、今回の好調の理由を突き止めたいとした。

    「僕たちにも、今回のパッケージで何がうまく機能したのか、いくつか考えはある。それを理解して、このパフォーマンスを今後にも持っていければと思っている」

    「この24時間は本当に素晴らしかった」
    ガスリーにとってモンツァは、2020年にF1初優勝を挙げた特別な場所でもある。今回は同じ舞台で自身初のポールポジションを獲得し、決勝ではトップドライバーたちと戦いながら7位入賞を果たした。

    「この24時間は本当に素晴らしかった。またこういう経験をしたい。次はレースでもう少しペースがあって、あのバトルの中にずっといられたらいいね」

    アルピーヌにとっても、ガスリーの7位とフランコ・コラピントの9位によるダブル入賞はコンストラクターズ選手権で重要な結果となった。ブリアトーレによれば、チームはレーシングブルズとの差を縮めており、最近のアップデートによる前進も数字として表れ始めている。

    予選で突然現れた速さがモンツァ特有のものだったのか、それともアルピーヌが継続的に上位へ近づく兆候なのか。ガスリーとチームはその答えを探りながら、次戦マドリードへ向かう。

  • アルピーヌF1 ピエール・ガスリー初ポールで勝利宣言「勝ちにいく」

    アルピーヌF1 ピエール・ガスリー初ポールで勝利宣言「勝ちにいく」

    アルピーヌF1は、2026年F1イタリアGP予選でピエール・ガスリーが自身初のポールポジションを獲得したことを受け、決勝では勝利を狙う姿勢を鮮明にした。マネージングディレクターのスティーブ・ニールセンは「勝利を狙っていく」と意気込んでいる。

    ガスリーは予選Q1でトップタイムを記録するなど序盤から速さを発揮。Q3では1分21秒786を叩き出し、ジョージ・ラッセルを0.060秒差で退けてF1初ポールを獲得した。自身がF1初優勝を飾ったモンツァで、再び大きなチャンスを手にした。

    ザントフォールト投入のアップグレードが機能
    予選後、Sky Sports F1のインタビューに応じたニールセンは、アルピーヌがザントフォールトでガスリー車に投入した大型アップグレードがモンツァで本来の性能を発揮したと説明した。同じ仕様は今回からフランコ・コラピントのマシンにも搭載されている。

    「ザントフォールトでピエールのマシンに大きなアップグレードを投入した。ここではフランコのマシンにも同じものが入っている」

    「ザントフォールトではパッケージから最大限を引き出せなかったと思う。少し特殊なサーキットだからね。しかし、ここに来てマシンは非常によく反応している」

    モンツァの予選では、各チームがスリップストリームを得るためにコース上で複雑な位置取りを繰り広げた。アルピーヌはガスリーとコラピントの双方でその運用を成功させた。

    「間隔を正しく取れたし、トウもうまく使えた。ドライバーたちもミスをしなかった。そして両方のマシンがかなり速かったことを考えれば、ラップタイムは明らかにマシンの中にあった」

    トウの効果についてニールセンは「かなり大きい」と強調する。

    「ここではコンマ数秒の違いで順位がいくつも変わる。トウを得られるかどうかは重要だ」

    アルピーヌF1チーム ピエール・ガスリー

    ガスリーを「一流」と絶賛
    ニールセンは、与えられたチャンスを結果につなげたガスリーの走りを「class act(一流)」と高く評価した。

    「彼にマシンを与えれば、結果を出してくれる」

    「昨年は我々がそれを何度かできなかったし、今年も常に最も競争力のあるマシンを与えられてきたわけではない。それでも、競争力のあるマシンを用意できたときには、特にシーズン序盤に結果を出してくれた」

    「チームがこうして盛り返し、彼がよく知っているサーキットで結果を出してくれたことは素晴らしい。彼はこの近く、ミラノに住んでいるからね」

    一方でニールセンは、ガスリーだけでなくコラピントの働きにも言及した。

    「もちろん、フランコのことも忘れてはいけない。彼も今日は素晴らしい仕事をした。我々は2人にいいマシンを与えられたと心から感じている。明日は何が起こるか分からない。何だって可能だ」

    「追い抜くのは難しいはず」決勝で勝利を狙う
    決勝に向けてニールセンが期待を寄せているのが、アルピーヌの低ドラッグ特性だ。ストレートスピードが重要になるモンツァでは、後続に対してポジションを守るうえで有利に働く可能性がある。

    ニールセンはアルピーヌのパッケージについて「それほどドラッギーではない」とし、決勝では「追い抜くのが難しいマシン」になり得るとの見方を示した。

    「ポールポジションを獲れるとは予想していなかった。でも、実際に我々はポールにいる」

    「明日はいいスタートを切り、いい戦略を実行し、いいピットストップができれば、どうなるか分からない。勝利を狙っていこう」

    ガスリーにとってモンツァは、2020年にF1初優勝を飾った特別な場所でもある。6年後の2026年、今度は自身初のポールポジションからスタートすることになった。予選で速さを証明したアルピーヌが、そのポジションを決勝でどこまで守り切れるかが大きな焦点となる。

  • ピエール・ガスリー F1イタリアGPで初ポール「9年間待ち続けた瞬間」

    ピエール・ガスリー F1イタリアGPで初ポール「9年間待ち続けた瞬間」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1イタリアGPの予選で自身初となるポールポジションを獲得。アルピーヌとともに予想を大きく上回る速さを発揮し、「9年間待ち続けた瞬間」と喜びを爆発させた。

    モンツァはガスリーにとって、2020年にF1初優勝を飾った特別な場所でもある。今回はQ1からトップタイムを記録する速さを見せ、Q3最後のアタックでジョージ・ラッセルを0.06秒差で逆転。「おそらく本当にポールを狙うチャンスを得たのは初めてだった」と振り返った。

    「9年間待っていた感覚」 モンツァでF1初ポール
    「本当にたくさんの感情がある。チーム全体のためにものすごくうれしいし、僕たちのパフォーマンスにも本当に満足している」

    「F1に来て9年になる。毎週末、絶対にベストを尽くそうとしてきたけど、ポールポジションを争えるクルマを毎回手にできるわけじゃない。今日はそのチャンスがあった。本当に、本当にうれしいし、そのチャンスをつかんで結果につなげられたことを誇りに思う」

    「ものすごいラップだった。Q1の最初のラップからずっと調子が良くて、クルマのフィーリングも良かった。9年間、この瞬間、この感覚を待っていた。モンツァで初優勝して、今度はここで初めてのポールポジションを獲得できた。間違いなく僕にとって特別な場所だ」

    ガスリー自身、週末を迎える段階ではポールポジションを争えるとは考えていなかったという。

    「まったく思っていなかった。モンツァは少し特殊なサーキットだということは分かっているけど、それでも間違いなく僕たちの予想をすべて上回った」

    「今朝からペースが良くなったと思う。FP3から予選にかけていいステップを踏むことができて、周りのチームより少し大きな改善ができたと思う」

    「Q1から上位にいるのを見て少し驚いた。頭の中ではQ3進出が目標だったからね。でもQ1では確かトップで、Q2では4番手だった。あまり興奮しすぎないようにしていたけど、Q3の最初のランでも3番手だったと思う。そのとき『よし、本当にチャンスがある』と感じた」

    「言ったように、本当の意味でチャンスを得たのはおそらく初めてだった。だから持っているものを全部出そうとした。アスカリとパラボリカはかなり激しかったし、あれ以上はほとんど残っていなかったと思う」

    「ラインを越えたとき、結果につながるラップのひとつになるとは分かっていた。でもポールポジションまで行けるとは思っていなかった。本当に、本当にうれしい」

    自身のF1キャリアで最高のラップだったのかと問われると、ガスリーは笑みを交えながら答えた。

    「F1で走るのは初めてじゃないからね。レース数も多すぎて全部は覚えていない。分からないけど、間違いなく上位に入るラップのひとつだよ」

    「とにかくうれしいんだ。チームのためにも本当にうれしい。今週末はいろいろなことがあって、感情的にもいろいろあった。ただ自分の仕事をできる限りうまくやることに集中して、それを今日やることができた。本当に満足しているし、チームをとても誇りに思う」

    完璧な予選運営「今年最高のバランスだった」
    突然現れたようにも見えるアルピーヌの速さについて、ガスリーは単一の要因ではなく、セットアップ改善とスリップストリーム、そしてチームの予選運営がかみ合った結果だと説明した。

    「FP1は走っていない。昨日のFP2では悪くなかったけど、トップ10を狙えるくらいという感触だった。FP3に向けていくつか調整して、それによってさらに少し自信を持てるようになった」

    「それに、プラクティスではほとんどトウを使えていなかった。だからプラクティスの段階から、まだ少しタイムが残っていることは分かっていた」

    「そして予選ではチームが本当に素晴らしい仕事をしたと思う。常にコース上でいいポジションに送り出してくれて、前とのギャップも可能な限りうまく管理してくれた」

    「最後のラップでは、ルイス(ハミルトン)が速く走るタイミングで彼の2.5秒ちょっと後ろを狙うことができて、ある意味で引っ張ってもらうことができた。完璧なエグゼキューションだったと思う」

    「クルマのバランスも、おそらく今年ここまでで最高の部類だった。それによってコーナーを攻めたり、クルマをスライドさせたり、自由に操ったりする自信を持つことができた。そして、すべてが重要になる最後のランでそれを結果につなげることができた」

    「だから、ひとつの単純な要素によるものではない。みんなが本当にいい仕事をして、その結果として報われたんだと思う」

    ザントフォールトのアップデートなしでは「絶対に不可能だった」
    ガスリーは今回のポールポジションを可能にした重要な要素として、前戦オランダGPのザントフォールトでアルピーヌが投入したアップデートも挙げた。

    「絶対に無理だったと思う。あのパッケージはザントフォールトの時点ですでにかなりのパフォーマンスをもたらしてくれた。僕たちがずっと競争力を増していたのも分かった」

    「それに、クルマの中で僕が必要としているものを少し与えてくれていると思う。コーナー進入でプッシュできることだったり、ターンインしていくときにクルマからもう少し一貫したフィーリングを得られることだったりね」

    「あのパッケージがいいパフォーマンスをもたらしてくれたのは間違いない。でもザントフォールトのあとに、僕たちがこんなポジションに来るなんて想像もしていなかった」

    チェスでもラッセルに勝利「コースの内外で戦いを見つける」
    ガスリーと予選2番手のラッセルは、予選開始のおよそ15分前までChess.comで対局していたという。チェス好きという共通点から始まった勝負でガスリーが勝ち、その直後の予選でもラッセルを上回った。

    「昨夜のブリーフィングのときに、ジョージがチェスに夢中だと分かった。僕もチェスに夢中だし、パドックには何人かチェス好きのドライバーがいる。それでChess.comのIDを交換して、ちょっと対局していたんだ。昨日1局やって、もう1局は今日まで続いていた」

    「予選前はかなり自信があった。駒を次々に取っていたからね。それで面白い話なんだけど、ベンから『ここではジョージに勝っているけど、数分後には彼がお前に勝つぞ』と言われたんだ。僕は『ふざけるなよ』って返した。結果的にはうまくいったね」

    「楽しかったよ。僕たちはものすごく競争心が強いし、コース上だろうとコース外だろうと、できるところではどこでも小さな戦いを見つける必要があるんだ」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    ICA裁定は「いい状況ではない」 悔しさもモチベーションに
    今週末のガスリーを巡っては、国際控訴裁判所(ICA)の裁定によってモナコGPで獲得していた表彰台が取り消されるという出来事もあった。

    それがイタリアGPへのさらなるモチベーションになったのかと質問されると、ガスリーは詳細への言及を避けながらも複雑な心境を明かした。

    「これについてはあまり話せないと思う。言えるのは、いい状況ではないし、理想的でもないということだけだ」

    「もちろん、僕は利用できるものは何でもポジティブなものに変えようとするし、さらなるモチベーションにもする。でも、今週末にこれがなくてもよかったとは思っている。それ以上は言わないよ」

    「初めて本当にチャンスを与えてくれるクルマがあった」
    チェッカーフラッグを受けた瞬間について、ガスリーはF1で長く待ち続けてきたポールポジションだからこそ感情が爆発したと語った。

    「長かった。本当に長い間、ポールポジションを獲っていなかった。たぶんF2以来かな」

    「F1はかなり厳しい。できる限り努力して、自分の最高のパフォーマンスを出そうとしているけど、言ったように、この9年間、本当の意味でポールを狙えるポジションには一度もいなかった」

    「何年か前のカタールが一番近かったと思うけど、本当に上位を争えるクルマを持ったことはなかった。そして今日は、おそらく初めてそれができた」

    「自分が争いの中にいると分かっているのは、本当に素晴らしい感覚だ。最後のラップで絞り出す数百分の数秒が結果として報われる可能性がある。普段なら、そういうラップをしてもギリギリQ3に入れるだけということもある。でも今日は本当に幸運だったし、あのクルマを与えてもらって、チャンスを得られたことにものすごく感謝している」

    「ラインを越えたときは、正直、前回と同じだった。ただ叫んだ。何を言ったのかまったく分からないし、たぶん何の意味もないことを言っていたと思う。ただ無線で叫んだだけ。純粋な喜びだった。いろいろな感情があったし、チームのために本当に、本当にうれしかった」

    決勝は「できる限り長くトップにいたい」
    一方、日曜日の決勝でアルピーヌに優勝を争えるだけのロングランペースがあるのかと聞かれると、ガスリーは「それは明日の問題だね」と笑った。

    それでも、ポールスタートというアドバンテージを最大限に生かすつもりだ。

    「もちろん素晴らしいことだよ。僕は一番いいポジションにいるんだからね。1番手スタートで、前には誰もいない。自分のドライビングに集中すればいい」

    「このコースで前に誰もいない状態がどういうものかは分かっている。それはいいアドバンテージだし、おそらくそれを生かすには最高の場所だ」

    「でも長いレースになる。僕たちのペースは、周りにいる彼らと同じというわけではないけど、昨日から今日にかけてさらにペースを上げられたように感じている。もちろん全力で挑んで、何を引き出せるか見てみるよ。楽しみにしている」

    「僕のプランは、できる限り長く1番手にいることだ。それがどれくらいになるかは分からない」

    「自分のドライビングに集中して、ミスをせず、自分たちが持っているものを最大限に生かす。もちろん、このポジションを守り続けられることを心から願っている。でも、これはレースだからね。どうなるかは時間が教えてくれる」

    「僕はいつも通り自分の仕事をしっかりやるだけだ。土曜の夜にできる限り準備を整えて、明日は自分たちにあるチャンスを最大限に生かすよ」

    9年間のF1キャリアで初めて手にしたポールポジション。それが初優勝の地モンツァだったこともガスリーにとって大きな意味を持つ。アルピーヌの決勝ペースには未知数な部分が残るものの、日曜日は何も遮るもののない先頭グリッドから、再びモンツァで特別な結果を狙う。

  • ピエール・ガスリー F1イタリアGPで自身初ポールポジション!F1史上109人目

    ピエール・ガスリー F1イタリアGPで自身初ポールポジション!F1史上109人目

    ピエール・ガスリーが、2026年F1第13戦イタリアGPの予選で自身初となるポールポジションを獲得した。アルピーヌのガスリーはQ3で1分21秒786をマーク。ジョージ・ラッセル(メルセデス)を0.060秒差で退け、F1参戦9年目にして念願のポールポジションを手にした。

    ガスリーはこれでF1史上109人目のポールシッターとなった。そして「109」という数字とモンツァには、不思議な縁がある。

    2020年のイタリアGPでF1初優勝を飾った際も、ガスリーはF1史上109人目のグランプリウィナーだった。F1公式も当時、109人目のF1勝者になったことを記録している。

    初勝利も初ポールもモンツァ そしてともに「F1史上109人目」
    ガスリーにとってモンツァは、F1キャリアを語るうえで欠かすことのできない特別な場所となった。

    2020年9月6日、当時アルファタウリ・ホンダをドライブしていたガスリーは10番グリッドからスタート。波乱のレースを生き残り、終盤にはカルロス・サインツJr.の猛追をしのいでF1初優勝を達成した。フランス人ドライバーとしては1996年モナコGPのオリビエ・パニス以来24年ぶりの勝利であり、ガスリーはF1史上109人目のウィナーとなった。

    そして6年後、同じモンツァで今度はキャリア初のポールポジション。こちらもF1史上109人目という偶然が重なった。

    初優勝=モンツァ、F1史上109人目のウィナー。
    初ポール=モンツァ、F1史上109人目のポールシッター。

    ガスリーにとって、これ以上ないほど象徴的な記録となった。

    「9年間ずっと、このチャンスを追い求めてきた」
    予選後、ガスリーは喜びを爆発させた。

    「最高だった。みんな、ありがとう。信じられないような予選だった。Q1の最初のラップからマシンの感触がすごく良くて、セッションごとに少しずつ削っていこうとしていた」

    Q1から速さは際立っていた。ガスリーは1分22秒612でトップ通過。Q2でも4番手につけ、アルピーヌの速さが一時的なものではないことを示すと、最後のQ3で決定的な一撃を放った。

    「すごくいいラップだったと感じたし、本当にうれしい。もう9年だからね。ポールポジションを獲るチャンスをずっと追い求めてきた」

    そしてガスリーは、自身のF1初勝利を挙げたモンツァで初ポールまで獲得したことに触れた。

    「モンツァで初優勝して、そしてこのサーキットで初めてのポールポジションを獲ることができた。ここには何か特別なものがあると思う」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    アルピーヌにとっても歴史的なポール
    今回のポールポジションは、ガスリー個人だけでなくアルピーヌにとっても大きな意味を持つ。

    チームの系譜をルノー時代まで遡れば、最後のポールポジションは2009年まで遡る。当時フェルナンド・アロンソがルノーでポールを獲得して以来となる快挙であり、現在のアルピーヌ体制では初のポールポジションとなった。

    しかもガスリーにとって今週末は、決して順風満帆な状況で迎えたものではなかった。モナコGPで獲得していた表彰台をFIAの裁定によって失った直後のイタリアGP。それでもモンツァではQ1から速さを見せ続け、最後には誰よりも速いラップをまとめ上げた。

    初優勝を挙げた場所で、6年後に初ポール。しかも、その両方で「F1史上109人目」という同じ数字が刻まれた。

    ガスリーとモンツァの特別な物語に、新たな1ページが加わった。

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台を再び失う FIA控訴審で裁定覆る

    ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台を再び失う FIA控訴審で裁定覆る

    ピエール・ガスリーは、2026年F1モナコGPで一度取り戻していた3位表彰台を再び失うことになった。FIA国際控訴裁判所(ICA)が、マクラーレンとレッドブル・レーシングによる控訴を認め、ガスリーに科されていた2件の5秒タイムペナルティを復活させた。

    これにより、レッドブルのアイザック・ハジャーが3位に復帰し、オスカー・ピアストリが4位、リアム・ローソンが5位、アービッド・リンドブラッドが6位へ繰り上がる。ガスリーは合計10秒のペナルティによって7位に再分類される。

    FIAは9月4日、8月25日にパリで行われた審理の裁定を正式に発表した。

    ガスリーの2件の5秒ペナルティが復活
    6月7日に行われたモナコGPで、ガスリーはコース上では3位でフィニッシュした。しかしレース中にピットレーンの制限速度違反が2度あったとして、それぞれ5秒、合計10秒のタイムペナルティを受けた。

    当初の計測では、ガスリーは60km/hの制限に対して60.1km/hと60.4km/hを記録したとされていた。ガスリーはレース中にペナルティを消化していなかったため、チェッカー後に10秒が加算され、暫定結果では7位に降格。ハジャーが3位へ繰り上がっていた。

    ところがアルピーヌはレース後、FIA国際スポーティングコード第14条に基づく「再審査請求(Right of Review)」を提出した。

    チームが新たな証拠を提示した結果、ピットレーン速度を算出する際に使用された計測に問題があり、実際にはガスリーが制限速度を超えていなかったことを示すデータが明らかになった。

    スチュワードは6月12日、この情報が当初の裁定時には入手できなかった「重要かつ関連性のある新たな要素」に該当すると判断。2件の5秒ペナルティを取り消し、ガスリーを3位へ戻した。

    マクラーレンとレッドブルが控訴
    しかし、この裁定にマクラーレンとレッドブルが異議を唱えた。

    特に問題となったのは、同じピットレーン速度違反でペナルティを受けた他のドライバーとの公平性だった。

    オスカー・ピアストリはレース中に5秒ペナルティを消化済み。一方、ジョージ・ラッセルもペナルティに関連してレース中にタイムを失っていた。すでに消化されたペナルティによって失った時間を、レース後になって結果から取り除く仕組みはF1の規則には存在しない。

    それに対し、ガスリーはペナルティをレース中に消化していなかったため、チェッカー後に加算された10秒を取り消すだけで元の3位へ戻ることができた。

    マクラーレンは控訴に際し、問題は特定のライバルを対象にしたものではなく、「スポーツ上の公平性、規則適用の一貫性、競技の完全性」に関わるものだと説明していた。

    マクラーレンとレッドブルは6月16日、スチュワードが6月12日に下した裁定をFIA国際控訴裁判所へ正式に控訴。8月25日にパリで審理が行われた。

    2026年 モナコグランプリ

    FIA国際控訴裁判所がアルピーヌの裁定を覆す
    FIA国際控訴裁判所は9月4日、マクラーレンとレッドブルの控訴を認める裁定を発表した。

    裁判所は、両チームの控訴を受理可能と認定したうえで、6月12日にスチュワードが下したガスリーの2件のペナルティ取り消し決定を破棄した。

    さらに、当初ガスリーに科されていた2件の5秒タイムペナルティは有効であるとし、FIA司法・懲戒規則の権限に基づいてこれを再び科すことを決定した。

    FIAは裁定について次のように発表している。

    「控訴を認め、2026年モナコGPのスチュワードが2026年6月12日付文書99で下した決定1および2を破棄する」

    「文書73および75によって10号車のドライバー、ピエール・ガスリーに科された2件の5秒タイムペナルティは有効であると宣言し、司法・懲戒規則第14.12.1条および第14.12.2条によって与えられた権限を行使して、これを再び科す」

    また、FIAは管轄するスポーツ当局に対し、最終レース結果とチャンピオンシップポイントを含め、今回の裁定を反映した修正を行うよう命じた。

    ハジャーがレッドブル加入後初表彰台を取り戻す
    この裁定によって、6月7日のモナコGPの順位は再び変更される。

    優勝したメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリと2位ルイス・ハミルトンに変更はないが、ハジャーが3位へ復帰。レッドブル加入後初となる表彰台を改めて手にすることになった。

    ピアストリは4位、ローソンは5位、リンドブラッドは6位へそれぞれ繰り上がり、ガスリーは7位となる。

    ガスリーにとっては、モナコでチェッカーを3位で受けた後、一度はペナルティによって7位へ降格し、アルピーヌの再審査請求によって3位へ復帰。そして約3カ月後の国際控訴裁判所の裁定によって、再び7位へ戻される異例の展開となった。

    2026年F1モナコGPの結果をめぐる長期の法的手続きは、マクラーレンとレッドブルの控訴が認められたことで決着。ガスリーの表彰台は取り消され、ハジャーの3位が正式に復活することになった。

  • F1が今後のスタート手順を検証へ オランダGPでフェルスタッペンらスピン相次ぐ

    F1が今後のスタート手順を検証へ オランダGPでフェルスタッペンらスピン相次ぐ

    F1は、難しい路面コンディションで混乱が生じたオランダGPを受け、今後のレースにおけるスタート手順を検証する。ピエール・ガスリーは、セーフティカー先導を採用するのであれば、スタート前にもう1周走るべきだったとの考えを示した。

    ザントフォールトでは決勝1周目から波乱が相次いだ。マックス・フェルスタッペンは最終コーナーの濡れた部分でマシンのコントロールを失い、アウト側のコンクリートウォールにクラッシュ。

    同じオープニングラップでは、アウディのガブリエル・ボルトレトも360度スピンを喫した。

    セーフティカー先導1周からスタンディングスタート
    コースの大部分はドライだった一方、バンク角のついた最終コーナーには濡れた部分が残り、バンク下側には水も残っていた。

    こうしたコンディションを受け、通常のフォーメーションラップではなく、セーフティカーが隊列を先導。その後、各マシンはグリッドに並び、通常のスタンディングスタートでレースが開始された。

    難しいコンディションの場合、FIAのレースディレクターはローリングスタートを選択できるほか、セーフティカー先導で追加の周回を行ったうえで、スタンディングスタートまたはローリングスタートを実施することもできる。その場合、追加された周回はレースの総周回数から差し引かれる。

    ガスリーは今回の手順について、セーフティカー先導を1周だけ行ってスタンディングスタートとするのであれば、通常のフォーメーションラップの方がよかったと振り返った。

    「セーフティカーの後ろを1周して、それからスタンディングスタートというやり方なら、僕としては普通にアウトラップをした方がよかった。そうすれば、もう少し速いペースで走れたからね」

    「セーフティカーと一緒に、少なくとも一度はバンクのある最終コーナーを通ってから通常のレーススタートをすることが目的だと思っていた」

    最終コーナーには濡れた部分が残っていたものの、ガスリーはタイヤ選択そのものが変わるほどのコンディションではなかったと説明する。

    「確かに濡れていた。でも、僕たちはそれでもスリックタイヤを履いていただろうし、タイヤ選択が大きく変わったとは思わない。だから、残念ながらコンディションとタイヤ選択の問題だった」

    ピエール・ガスリー

    今後に向けドライバーのフィードバックを検証
    ガスリーによれば、今回のスタートについてドライバーから寄せられたフィードバックを確認し、今後のレースに向けて検証が行われる。

    「次のレースに向けて、ドライバーからどんなフィードバックがあったのかを検証することになる。でも僕としては、セーフティカーを使わずにフォーメーションラップを1周だけ行うか、セーフティカーを使うなら少なくとも追加でもう1周走らせるか、そのどちらかだったと思う」

    トップ10圏内からスタートしたガスリーは、1周目にフェルスタッペンがコントロールを失った際、そのすぐ近くを走っていた。

    「そこが一番濡れているコーナーだった。ターン13を立ち上がるだけでもものすごく難しかったし、マックスは濡れた部分でマシンが大きくスナップして、それを立て直すことができなかった」

    フェルスタッペンだけでなくボルトレトもスピンするなど、オランダGPではスタート直後から複数のドライバーが部分的に濡れた路面に翻弄された。今回のケースとドライバーからの意見を踏まえ、同様のコンディションでセーフティカーを使用する場合の周回数を含め、今後のF1におけるスタート手順が検証されることになる。

  • ピエール・ガスリー レーシングブルズF1の戦略に苛立ち「これは覚えておく」

    ピエール・ガスリー レーシングブルズF1の戦略に苛立ち「これは覚えておく」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1オランダGP決勝を10位でフィニッシュし、アルピーヌに1ポイントを持ち帰った。11番グリッドから好スタートを決めてポイント圏内に浮上したものの、レース中盤にはタイムを失い、終盤はフェルナンド・アロンソを追い詰めながらも攻略できなかった。

    レース後、ガスリーは直接のライバルであるレーシングブルズの戦略について「自分たちのレースを最大化し、僕たちのレースに影響を与えるプランがあった」と指摘。

    「シーズンは長い。これは覚えておく」と苛立ちをにじませ、コンストラクターズ選手権での戦いを強く意識した。

    好スタートでポイント圏内に浮上
    11番グリッドからスタートしたガスリーは好発進を決め、序盤に9番手まで順位を上げた。マックス・フェルスタッペンが最終コーナーでクラッシュした際には、コース上に跳ね返ってきたマシンを間一髪で回避した。

    赤旗後の再スタートでも8番手を維持したが、そこからレースは厳しい展開となった。

    「最終的にはかなりフラストレーションの溜まるレースだった。11番手スタートだったので、スタートはとても良くて、まさに必要としていたものだった」

    「9番手まで上がることができたけど、その後、最終コーナーでマックス(フェルスタッペン)を避けなければならなかった。赤旗後の2回目のリスタートでもうまくやれて、8番手をキープできた。でも、そこからはかなり厳しく、慌ただしいレースになった」

    レース後のインタビューでも、ガスリーは中盤に失ったタイムが最終結果に響いたと振り返った。

    「ああ、少しフラストレーションの溜まるレースだった。レース中盤にかなりタイムを失ってしまって、最終的には1ポイントという結果になった」

    「振り返ることはたくさんある。良かった部分もあるし、改善しなければならない部分もある」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム) オランダグランプリ

    レーシングブルズに苛立ち「これは覚えておく」
    ガスリーが特に言及したのが、コンストラクターズ選手権でアルピーヌと争うレーシングブルズのレース運びだった。

    「レーシングブルズが僕たちの直接のライバルなのは明らかだし、彼らには自分たちのレースを最大化しながら、僕たちのレースにも影響を与えるプランがあった」

    「それは予想していたけど、ドライバーとしてはイライラするものだったね! シーズンは長い。これは覚えておく。チャンピオンシップでの戦いは間違いなく始まっている」

    終盤には9番手を走るフェルナンド・アロンソとの差を約0.5秒まで縮め、長い時間にわたってプレッシャーをかけた。しかし、アロンソを抜くまでには至らず、ガスリーは10位でチェッカーを受けた。

    アルピーヌのアップグレードには手応え
    一方、アルピーヌがオランダGPに投入したアップグレードについては、ガスリーは明確な前進だったと評価している。

    「全体としては間違いなくポジティブなステップだ。昨日も1ポイント、今日も1ポイントを獲得できたし、これからもっと多くのことを学べると思う」

    「全般的には、決勝のマシンよりもスプリントのマシンの方が少し快適に感じた。そこも含めて学ぶことがある」

    実際、ガスリーはスプリントと決勝でそれぞれ1ポイントを獲得。アップグレードによってアルピーヌが以前より競争力を高めたことには手応えを感じている。

    「今週末にアップグレードが入って、僕たちがかなり競争力のあるポジションに戻れたことはうれしい。それが獲得できたポイントにも表れている」

    「週末から評価しなければならないことはたくさんあるけど、もうモンツァが楽しみだ。コース上での戦いを続けていきたい」

    オランダGPでは10位で1ポイントを獲得したガスリー。アップグレードによる前進を確認する一方、レーシングブルズの戦略には明確な苛立ちを示した。「これは覚えておく」という言葉が、今後の両チームのチャンピオンシップ争いをさらに熱くすることになりそうだ。

  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1大型アップデートに手応え「大きな前進」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1大型アップデートに手応え「大きな前進」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1オランダGPでアルピーヌが投入した大型アップデートに確かな手応えを感じている。スプリント予選ではSQ3進出を果たして8番手を獲得し、「パフォーマンスという点では間違いなく大きな前進」と評価した。

    アルピーヌは今季序盤こそコンストラクターズ選手権5位につけていたものの、ライバル勢とのアップデート投入時期のずれによって徐々に競争力を失い、サマーブレイク前には安定してポイントを重ねたレーシングブルズに抜かれて6位へ後退。

    今回のザントフォールトでは、その流れを変えるための重要なアップデートが投入された。

    モンツァ予定の大型アップデートを1戦前倒し
    アルピーヌがザントフォールトに持ち込んだ新パッケージには、フロア、ディフューザー、リアウイング、サイドポッドの改良が含まれている。

    当初は次戦F1イタリアGPで投入される予定だったが、エンストンのスタッフによる作業によって1戦前倒しで実戦投入が実現した。

    ただし、短期間で準備したため現時点で用意できた新パーツは1セットのみ。オランダGPではガスリー車だけに搭載され、チームメイトのフランコ・コラピントは従来仕様で走行している。コラピントには次戦モンツァからアップデートが与えられる予定だ。

    ガスリーは走行開始前から、今回のアップデートがコンストラクターズ選手権5位奪還に向けて重要になると説明していた。

    「パフォーマンスという意味では、もちろんシーズン終了までの目標はコンストラクターズ選手権5位を取り戻すことだ」

    「シーズン序盤は良かったけど、サマーブレイク前の数戦は全体的なペースという点で明らかに厳しくなっていた。僕たちが戦っている他のチームと比べると、開発計画が少しずれていたと思う」

    シミュレーション段階では、新パッケージから期待できる数字が確認されていたという。

    「この戦いの最前線に戻るためのパフォーマンスを得るという意味で、僕たちにとって重要なアップデートになると思う。データやシミュレーションでは期待できるものだった」

    A526は「あらゆるタイプのコーナー」でペース不足
    アルピーヌが抱えていた問題は、特定のコーナーだけに限定されたものではなかった。

    ガスリーによれば、シーズン前半の途中からいくつかの問題が表面化し、直近のレースではA526が幅広い条件で純粋なペースを失っていた。

    「いくつか問題がある。シーズン前半の途中から出てきたものもある。最近の数レースを見ると、ほぼすべてのタイプのコーナーでペースが不足していたと思う」

    「新しいレギュレーションの最初の年だから、まだ引き出せるポテンシャルはたくさんある。僕たちの開発計画では、他のチームより少し時間がかかってしまった」

    「このパーツは本来モンツァで投入する予定だった。でもチームが頑張って、ザントフォールトに1セット持ってくることができた」

    「改善しなければならないことはいくつもある。シーズン序盤は今ほど大きな差ではなかったからね。今回のアップデートで間違いなく近づけることを期待している」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    ガスリーが中団トップの8番手
    新パッケージの最初の実戦データは、ポジティブなものとなった。

    ガスリーはFP1を8番手で終え、従来仕様のコラピントに0.915秒差をつけた。ただし、両者の走行プログラムが異なっていたため、この差をそのままアップデートによる改善幅と判断することはできない。

    スプリント予選ではSQ1で0.641秒、SQ2では0.719秒の差がついた。今季を通じてガスリーがコラピントを上回る場面が多いことに加え、SQ2ではガスリーがより有利なタイミングでアタックできたため、単純比較には注意が必要だ。

    それでも、新仕様のA526が競争力を増したことを示す材料は揃っていた。

    ガスリーはSQ3へ進出すると8番手を獲得。アウディのガブリエル・ボルトレトとレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドを上回り、トップ4チームに続く中団勢の先頭に立った。

    「グリップが増えて反応も良くなった」
    実際にマシンを走らせたガスリーも、アップデートによる変化をはっきりと感じている。

    「間違いなくポジティブだ。マシンのフィーリングはかなり良くなった。グリップが増えたし、僕がやろうとしていることや、コックピットでのドライビングに対する反応も良くなった」

    「まだ2セッションしか走っていないから、理解しなければならないことはたくさんある。でもパフォーマンスという点では、間違いなく大きな前進だ。それはポジティブだし、ここからさらに積み上げていければと思う」

    一方、ザントフォールト特有のバンクやバンピーな路面によって、ドライバーが感じるフィーリングだけでは評価しにくい部分もあるという。

    「かなり特殊なサーキットだよね。バンクも大きいし、バンプも多い。F1マシンの中では必ずしも最高の感触というわけではない」

    「でも結局、重要なのはパフォーマンスとラップタイムだ。僕たちとしては、ここ数戦より明らかに良くなった。それについては満足している」

    「まだもっと引き出す必要があるし、完璧ではない。でも全体としては間違いなく良いステップだ」

    アルピーヌが再びコンストラクターズ5位争いへ
    今回の結果だけでアルピーヌが完全に勢力図を逆転したと判断するのは早い。ライバルチームも今後のレースでアップデートを投入するため、中団の力関係は再び変化する可能性がある。

    それでも、サマーブレイク前にトップ10から徐々に遠ざかっていたアルピーヌにとって、ザントフォールトでの初日は明確な前進となった。

    ガスリー自身も、シーズン前半の終盤には競争力低下にフラストレーションを感じていたことを認めている。

    「僕は競争力を持つために本当に一生懸命取り組んでいる。シーズン前半の終盤には、少しずつトップ10から離れていくのを見て、がっかりしたし、少しフラストレーションも感じていた」

    「でも同時に、開発競争になることは最初から分かっていた。僕たちは自分たちのプロセスを信頼しなければならないし、まだ戦えると信じている」

    ガスリーは2024年F1サンパウロGPでアルピーヌが2位と3位を獲得した例を挙げ、シーズン終盤まで状況を変えるチャンスは残されていると強調した。

    「まだポイントを獲得できるレースはたくさんある。こういう状況に直面するのは初めてではないし、大量ポイントを獲得するチャンスはこれからもたくさんある。2024年のブラジルで何が起きたかも覚えている」

    「最終戦まで何が起きるか分からない。でもチームとしては、今回のアップデートでパフォーマンスを大きく引き上げることが本当に重要だ」

    オランダGP初日の段階では、その狙いはラップタイムにも表れている。ガスリーがトップ4チームに続く8番手を確保したことで、アルピーヌは少なくともザントフォールトではレーシングブルズとアウディを上回る位置につけた。

    コラピントにも同じパッケージが投入されるモンツァ以降、この改善が異なる特性のサーキットでも再現されるかが、アルピーヌのコンストラクターズ選手権5位奪還を左右する重要なポイントとなる。