ピエール・ガスリーは、2026年F1オランダGP決勝を10位でフィニッシュし、アルピーヌに1ポイントを持ち帰った。11番グリッドから好スタートを決めてポイント圏内に浮上したものの、レース中盤にはタイムを失い、終盤はフェルナンド・アロンソを追い詰めながらも攻略できなかった。
レース後、ガスリーは直接のライバルであるレーシングブルズの戦略について「自分たちのレースを最大化し、僕たちのレースに影響を与えるプランがあった」と指摘。
「シーズンは長い。これは覚えておく」と苛立ちをにじませ、コンストラクターズ選手権での戦いを強く意識した。
好スタートでポイント圏内に浮上
11番グリッドからスタートしたガスリーは好発進を決め、序盤に9番手まで順位を上げた。マックス・フェルスタッペンが最終コーナーでクラッシュした際には、コース上に跳ね返ってきたマシンを間一髪で回避した。
赤旗後の再スタートでも8番手を維持したが、そこからレースは厳しい展開となった。
「最終的にはかなりフラストレーションの溜まるレースだった。11番手スタートだったので、スタートはとても良くて、まさに必要としていたものだった」
「9番手まで上がることができたけど、その後、最終コーナーでマックス(フェルスタッペン)を避けなければならなかった。赤旗後の2回目のリスタートでもうまくやれて、8番手をキープできた。でも、そこからはかなり厳しく、慌ただしいレースになった」
レース後のインタビューでも、ガスリーは中盤に失ったタイムが最終結果に響いたと振り返った。
「ああ、少しフラストレーションの溜まるレースだった。レース中盤にかなりタイムを失ってしまって、最終的には1ポイントという結果になった」
「振り返ることはたくさんある。良かった部分もあるし、改善しなければならない部分もある」

レーシングブルズに苛立ち「これは覚えておく」
ガスリーが特に言及したのが、コンストラクターズ選手権でアルピーヌと争うレーシングブルズのレース運びだった。
「レーシングブルズが僕たちの直接のライバルなのは明らかだし、彼らには自分たちのレースを最大化しながら、僕たちのレースにも影響を与えるプランがあった」
「それは予想していたけど、ドライバーとしてはイライラするものだったね! シーズンは長い。これは覚えておく。チャンピオンシップでの戦いは間違いなく始まっている」
終盤には9番手を走るフェルナンド・アロンソとの差を約0.5秒まで縮め、長い時間にわたってプレッシャーをかけた。しかし、アロンソを抜くまでには至らず、ガスリーは10位でチェッカーを受けた。
アルピーヌのアップグレードには手応え
一方、アルピーヌがオランダGPに投入したアップグレードについては、ガスリーは明確な前進だったと評価している。
「全体としては間違いなくポジティブなステップだ。昨日も1ポイント、今日も1ポイントを獲得できたし、これからもっと多くのことを学べると思う」
「全般的には、決勝のマシンよりもスプリントのマシンの方が少し快適に感じた。そこも含めて学ぶことがある」
実際、ガスリーはスプリントと決勝でそれぞれ1ポイントを獲得。アップグレードによってアルピーヌが以前より競争力を高めたことには手応えを感じている。
「今週末にアップグレードが入って、僕たちがかなり競争力のあるポジションに戻れたことはうれしい。それが獲得できたポイントにも表れている」
「週末から評価しなければならないことはたくさんあるけど、もうモンツァが楽しみだ。コース上での戦いを続けていきたい」
オランダGPでは10位で1ポイントを獲得したガスリー。アップグレードによる前進を確認する一方、レーシングブルズの戦略には明確な苛立ちを示した。「これは覚えておく」という言葉が、今後の両チームのチャンピオンシップ争いをさらに熱くすることになりそうだ。
