アルピーヌF1 ピエール・ガスリー初ポールで勝利宣言「勝ちにいく」

アルピーヌF1 ピエール・ガスリー初ポールで勝利宣言「勝ちにいく」

アルピーヌF1は、2026年F1イタリアGP予選でピエール・ガスリーが自身初のポールポジションを獲得したことを受け、決勝では勝利を狙う姿勢を鮮明にした。マネージングディレクターのスティーブ・ニールセンは「勝利を狙っていく」と意気込んでいる。

ガスリーは予選Q1でトップタイムを記録するなど序盤から速さを発揮。Q3では1分21秒786を叩き出し、ジョージ・ラッセルを0.060秒差で退けてF1初ポールを獲得した。自身がF1初優勝を飾ったモンツァで、再び大きなチャンスを手にした。

ザントフォールト投入のアップグレードが機能
予選後、Sky Sports F1のインタビューに応じたニールセンは、アルピーヌがザントフォールトでガスリー車に投入した大型アップグレードがモンツァで本来の性能を発揮したと説明した。同じ仕様は今回からフランコ・コラピントのマシンにも搭載されている。

「ザントフォールトでピエールのマシンに大きなアップグレードを投入した。ここではフランコのマシンにも同じものが入っている」

「ザントフォールトではパッケージから最大限を引き出せなかったと思う。少し特殊なサーキットだからね。しかし、ここに来てマシンは非常によく反応している」

モンツァの予選では、各チームがスリップストリームを得るためにコース上で複雑な位置取りを繰り広げた。アルピーヌはガスリーとコラピントの双方でその運用を成功させた。

「間隔を正しく取れたし、トウもうまく使えた。ドライバーたちもミスをしなかった。そして両方のマシンがかなり速かったことを考えれば、ラップタイムは明らかにマシンの中にあった」

トウの効果についてニールセンは「かなり大きい」と強調する。

「ここではコンマ数秒の違いで順位がいくつも変わる。トウを得られるかどうかは重要だ」

アルピーヌF1チーム ピエール・ガスリー

ガスリーを「一流」と絶賛
ニールセンは、与えられたチャンスを結果につなげたガスリーの走りを「class act(一流)」と高く評価した。

「彼にマシンを与えれば、結果を出してくれる」

「昨年は我々がそれを何度かできなかったし、今年も常に最も競争力のあるマシンを与えられてきたわけではない。それでも、競争力のあるマシンを用意できたときには、特にシーズン序盤に結果を出してくれた」

「チームがこうして盛り返し、彼がよく知っているサーキットで結果を出してくれたことは素晴らしい。彼はこの近く、ミラノに住んでいるからね」

一方でニールセンは、ガスリーだけでなくコラピントの働きにも言及した。

「もちろん、フランコのことも忘れてはいけない。彼も今日は素晴らしい仕事をした。我々は2人にいいマシンを与えられたと心から感じている。明日は何が起こるか分からない。何だって可能だ」

「追い抜くのは難しいはず」決勝で勝利を狙う
決勝に向けてニールセンが期待を寄せているのが、アルピーヌの低ドラッグ特性だ。ストレートスピードが重要になるモンツァでは、後続に対してポジションを守るうえで有利に働く可能性がある。

ニールセンはアルピーヌのパッケージについて「それほどドラッギーではない」とし、決勝では「追い抜くのが難しいマシン」になり得るとの見方を示した。

「ポールポジションを獲れるとは予想していなかった。でも、実際に我々はポールにいる」

「明日はいいスタートを切り、いい戦略を実行し、いいピットストップができれば、どうなるか分からない。勝利を狙っていこう」

ガスリーにとってモンツァは、2020年にF1初優勝を飾った特別な場所でもある。6年後の2026年、今度は自身初のポールポジションからスタートすることになった。予選で速さを証明したアルピーヌが、そのポジションを決勝でどこまで守り切れるかが大きな焦点となる。