カテゴリー: ピエール・ガスリー

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP裁定撤回を擁護「罰せられる理由はなかった」

    ピエール・ガスリー F1モナコGP裁定撤回を擁護「罰せられる理由はなかった」

    ピエール・ガスリーは、モナコGPで自身に科されたピットレーン速度違反ペナルティの取り消しについて正当な判断だったと主張した。一方で、同じく速度違反で処分を受けたオスカー・ピアストリやジョージ・ラッセルについては「状況が同じだったか分からない」として判断を避けた。

    モナコGPではガスリーが3位でフィニッシュしたものの、ピットレーンで2度の速度違反を犯したとして10秒加算ペナルティを受け、7位へ降格。

    しかしアルピーヌによる再審請求(ライト・オブ・レビュー)が認められ、FIAは裁定を覆してガスリーの3位を復活させた。

    ピアストリとラッセルのケースには踏み込まず
    ガスリーはGPblogの取材に対し、自身のケースについては明確に誤審だったと主張した。

    「僕たちが何をしていたかは分かっている。僕たちはピットレーンで59km/hで走っていたのに、60km/hを超えたと判断された。しかし実際にはそんなことはなかった」

    さらに、誤った裁定を維持するべきではないとの考えを示した。

    「僕が言いたいのは、やってもいないことで罰せられるべきではないということだ。他に同じようなミスが1回、2回、3回あったからといって、4回目も続ける理由にはならない」

    一方で、ピアストリやラッセルが同じ理由で処分されたかどうかについては情報を持っていないと説明した。

    「オスカーやジョージが速度超過したかどうかは知らない。彼らのデータを見ていないし、僕たちと同じ問題だったのかも分からない」

    「その状況を知らない以上、コメントはできない。ただ、もし彼らも速度超過していなかったのであれば、それは非常に残念なことだ。彼らは結果を失ったわけだからね」

    アルピーヌの戦略が再審請求につながる
    ガスリーはモナコGPでペナルティを受けた後も追加ピットストップを行わず、レース後に異議申し立てを行う方針を選択した。

    その結果、アルピーヌは新たな証拠を提出して再審請求を実施。FIAは審理の末にペナルティを取り消し、ガスリーの3位表彰台を認めた。

    ガスリーは当時の対応について次のように振り返った。

    「僕たちは何も悪いことをしていないと分かっていたし、抗議するつもりだった。レース中にペナルティを消化したドライバーたちとは少し状況が違ったのかもしれない」

    「でもスポーツのためには良いことだったと思う。FIAとF1はミスを認め、その責任を引き受けた。そして最終的には判断を覆した。それは正しい対応だった。僕たちは何も悪いことをしていなかったのだから」

    表彰台トロフィーは後日授与へ
    モナコGP当日に表彰台へ上がることはできなかったガスリーだが、本来3位に与えられるはずだったトロフィーは後日授与される見込みとなっている。

    ただし、レッドブル・レーシングとマクラーレンはガスリーへの3位返還に対して上訴を検討しており、正式に手続きが行われた場合はFIA国際控訴裁判所(ICA)が審理を行う。

    その結果次第では、モナコGPの最終順位が再び変更される可能性も残されている。

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  • ピエール・ガスリー表彰台復活に異議 レッドブルとマクラーレンが控訴手続き

    ピエール・ガスリー表彰台復活に異議 レッドブルとマクラーレンが控訴手続き

    アルピーヌのピエール・ガスリーのモナコGP表彰台復活をめぐり、レッドブル・レーシングとマクラーレンがFIAの裁定に対する控訴手続きに着手した。両チームは正式な「控訴意思通知」を提出しており、今後96時間以内に最終的な控訴へ進むかどうかを判断する。

    ガスリーはモナコGPでピットレーン速度違反による2件の5秒加算ペナルティを受け、一度は7位に降格していた。

    しかしアルピーヌが提出した再審請求(ライト・オブ・レビュー)が認められたことで裁定が覆され、3位表彰台を取り戻していた。

    レッドブルとマクラーレンが控訴手続きを開始
    今回の裁定変更によって、当初3位だったアイザック・ハジャーは4位へ、4位だったオスカー・ピアストリは5位へ後退した。

    さらにリアム・ローソンとハジャーも順位を1つずつ失う結果となったが、レーシングブルズは控訴手続きには加わっていない。

    ただし最終的にガスリーが再び7位へ降格する判断となれば、レーシングブルズにも順位面での利益が生じる。

    FIAの再審審理にはレッドブル・レーシングとマクラーレンも参加しており、両チームは当時からアルピーヌ側の主張に異論を示していた。

    争点はピットレーン速度計測の運用
    公開された裁定文書によると、レッドブル・レーシングのスティーブン・ノウルズは以下の点を主張した。

    ■ 計測方法は週末を通じて一貫していた
    ■ 通常の運用手順に従っていた
    ■ 各チームは既存の手順に合わせてシステムを調整していた
    ■ ピットレーン速度計測が完全ではないことは全チームが理解している

    一方、マクラーレンのウィル・コートニーも同様の立場を示した。

    ■ ピットレーン速度計測には既知の誤差リスクが存在する
    ■ 各チームはそのリスクを前提にドライバーへ指導している
    ■ 全チームが運用を調整して対応している
    ■ 「最短距離」の扱いについては推測の域を出ない議論だった

    両チームとも、計測方法に一定の不完全さがあることを認めつつも、それは全チームが共有している前提条件であり、今回だけ結果を覆すべきではないとの立場を取っている。

    今後96時間以内に最終判断
    今回提出されたのは正式な控訴そのものではなく、まず権利を確保するための「控訴意思通知」だ。

    レッドブル・レーシングとマクラーレンは今後96時間の検討期間内に、裁定文書や提出された証拠を精査した上で正式な控訴へ進むかどうかを決定する。

    もし両チームのいずれかが正式な控訴を行えば、モナコGPの最終結果は再び見直される可能性があり、ガスリーの表彰台復活問題はまだ決着していない。

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  • ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

    ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

    ピエール・ガスリーがモナコGPで失った表彰台を取り戻した。FIAはアルピーヌが提出した「ライト・オブ・レビュー(再審請求)」を認め、レース中に科された2件の5秒タイムペナルティを取り消したことを発表した。

    これによりガスリーは7位から3位へ順位が修正され、今季初表彰台を獲得。FIAは裁定見直しの理由として、ピットレーン速度の算出に使用された公式計時データに誤りがあり、ガスリーの速度が実際より高く評価されていたことを明らかにした。

    ガスリーの表彰台を奪った2件のペナルティ
    モナコGPで9番グリッドからスタートしたガスリーは、セーフティカーや赤旗が絡む波乱のレースを巧みに戦い抜き、終盤にはジョージ・ラッセルのドライブスルーペナルティによって3番手まで浮上した。

    しかしレース中、ピットレーン速度違反が2度記録されたとして、それぞれ5秒のタイムペナルティを科された。

    合計10秒の加算によってガスリーはチェッカー後に7位へ降格。表彰台を目前で失う結果となり、レース後には大きな失望を隠せなかった。

    アルピーヌが新証拠を提出
    アルピーヌはレース後、この裁定に対してライト・オブ・レビューを申請した。

    バルセロナ・カタルーニャGP週末が開幕した木曜日に最初の審理が行われ、チームは「新たで重要かつ関連性のある証拠」を提示することに成功。これによりFIAは正式な再審理を認めた。

    審理資料では、公式計時を担当するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)も証拠を提出したことが明らかになった。

    その証拠によれば、F1公式タイミングシステムで使用された距離データに誤りがあり、ガスリー車のピットレーン速度が実際より高く算出されていたという。

    公式計時データの誤差が判明
    FIAの決定文書では、ピットレーン速度の算出に使用された距離が不正確であり、10号車の速度を過大評価していたことが確認された。

    つまり、ガスリーに科された2件の速度違反は、誤った計測データに基づいていたことになる。

    木曜日に行われた再審理の結果を受け、FIAは金曜日朝に正式決定を発表。2件の5秒ペナルティはともに取り消され、モナコGPの順位も修正された。

    アルピーヌにとって大きな成果
    今回の裁定変更により、ガスリーは7位から3位へ復帰。アルピーヌにとっては今季初表彰台を獲得する結果となった。

    また今回のケースは、F1においてライト・オブ・レビューが成功した数少ない事例の一つとなる。さらに、公式計時システムに関するデータの誤りがレース結果に直接影響を与えた極めて異例のケースとしても注目を集めている。

    結果として、モナコGPでの表彰台は再びガスリーのものとなり、アルピーヌは重要なチャンピオンシップポイントを取り戻すことになった。

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  • FOMが計測システム誤差を認める アルピーヌF1の再審理請求をFIAが受理

    FOMが計測システム誤差を認める アルピーヌF1の再審理請求をFIAが受理

    モナコGPでピエール・ガスリーに科された2件のピットレーン速度違反ペナルティについて、FIAがアルピーヌの「再審理請求(Right of Review)」を正式に認めた。

    F1の公式計時システムを管理するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が、新たな証拠として計測システムの不正確さを認めたことが大きな転機となった。

    今回の判断により、ガスリーのペナルティが取り消される可能性が浮上。モナコGPで失われた表彰台が復活するかどうか、今後の本格的な審理に委ねられることになった。

    この問題はガスリーだけにとどまらず、同じレースで速度違反の処分を受けた複数のドライバーやチームにも影響を及ぼす可能性があり、モナコGPの結果そのものを揺るがす事態へと発展している。

    FIAがアルピーヌの再審理請求を認定
    モナコGPでガスリーは3位でチェッカーを受けたが、レース中に2度のピットレーン速度違反を犯したとして合計10秒加算のペナルティを受け、最終結果では7位へ降格となった。

    ガスリーはこの裁定について「競技人生で最もつらい瞬間だった」と語っていたが、アルピーヌは判定に疑問を抱き、FIAに再審理を申請した。

    木曜日に行われた審理では、決勝週末のスチュワードが確認できなかった新証拠が提出された。その中でも決定的だったのが、FOMから提出された計時システムに関する報告だった。

    FOMが水曜日に提出した資料によると、モナコGPで使用された距離測定システムに誤差が存在し、ガスリー車の速度を実際より高く算出していた可能性が確認されたという。

    FIAスチュワードは、この情報が「重要かつ新たな証拠」に該当すると判断し、再審理請求の要件を満たしていると結論付けた。

    問題となったピットレーン速度計測
    争点となっているのは、ピットレーン内の速度を算出するための距離測定システムだ。

    F1ではピットレーン内の速度を時間と距離から算出しているが、今回FOM自身が距離測定の精度に問題があった可能性を認めたことで、従来の裁定の前提そのものが揺らぐことになった。

    モナコGPでは通常よりも多い6人のドライバーがピットレーン速度違反で処分を受けており、レース直後からパドック内では疑問の声が上がっていた。

    複数のドライバーは60km/h制限を確実に守るため、通常より慎重なライン取りや減速を行っていたとされるが、それでも違反判定が相次いでいた。

    アルピーヌは審理の中で、計時システムへの懸念がレース前から存在していたと主張した。一方でFIAおよびFOMの代表者はその見解に異議を唱えている。

    ピエール・ガスリー

    ガスリー以外にも影響拡大の可能性
    レース中、3件目の速度違反が発生した時点でスチュワードはレースコントロールに対し、計時システムに異常が確認されていないか問い合わせていた。

    当時は問題なしとの回答がなされたが、今回明らかになった新証拠によって状況は一変した。

    影響を受ける可能性があるのはガスリーだけではない。

    メルセデスのジョージ・ラッセルも同レースでピットレーン速度違反のペナルティを受け、その後ペナルティ消化手順の不備によってドライブスルーペナルティまで科された結果、入賞圏外へ沈んだ。

    もしFIAが最終的にモナコの計測システムに重大な誤差があったと認定すれば、複数の裁定が見直される可能性がある。

    失われた表彰台は戻るのか
    今回の決定は、ガスリーの表彰台復活への道を開く重要な第一歩となった。

    ただし、再審理請求が認められたことはペナルティ取り消しを意味するものではない。今後は新証拠の内容を基に、ペナルティそのものの妥当性について改めて審議が行われる。

    日曜日の夜には決着したと思われていたモナコGPの結果だが、FOMが認めた計測システムの問題によって、F1は新たな論争の渦中に入った。

    ガスリーの表彰台が復活するのか、それとも裁定は維持されるのか。モナコGPの最終結果は、まだ確定していない。

  • FIAがガスリー降格裁定を再審理 アルピーヌF1の異議申し立てを受理

    FIAがガスリー降格裁定を再審理 アルピーヌF1の異議申し立てを受理

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1モナコGPで3位フィニッシュを果たしたものの、ピットレーン速度違反による2件の5秒加算ペナルティによって表彰台を失った。しかし、その結果を覆そうとするアルピーヌの挑戦が新たな局面を迎えている。

    FIAは、アルピーヌが提出した「再審査請求(Right of Review)」を受理し、6月11日(木)にオンライン形式で審理を実施することを正式に発表した。

    アルピーヌが2件のペナルティ取り消しを要求
    レース後、アルピーヌはガスリーに科された2件の5秒加算ペナルティについて再審査請求を提出した。

    FIAが公開した文書によると、対象となるのはモナコGP決勝中に科された2件のピットレーン速度違反の裁定で、審理は中欧時間13時(日本時間20時)からオンラインで行われる。

    ただし、アルピーヌが直面する最大のハードルは、ペナルティが誤っていたことを証明することではない。

    FIA国際競技規則第14条に基づき、まずは当初の裁定時点では利用できなかった「重要かつ関連性のある新たな証拠」が存在することをスチュワードに認めさせる必要がある。

    今回の審理は2段階で進められる。

    まず第1段階で、アルピーヌは新証拠の存在を示す資料や主張を提出する。

    スチュワードがそれを認めた場合のみ、第2段階に進み、ペナルティそのものの妥当性が再検討される。

    0.1km/hと0.4km/h超過で表彰台喪失
    ガスリーはモナコGPで9番グリッドから追い上げ、キャリア最高レベルのレースのひとつと評した走りで3位チェッカーを受けた。

    しかし、レース中に60km/h制限のピットレーンで平均速度を0.1km/h、さらに別の場面で0.4km/h超過したとして、それぞれ5秒加算ペナルティを科された。

    合計10秒が加算された結果、ガスリーは3位から7位へ降格した。

    これによりアイザック・ハジャーが繰り上がりで初表彰台を獲得し、オスカー・ピアストリ、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドも順位を上げた。

    ガスリーが3位を取り戻すためには、事実上2件のペナルティがともに取り消される必要がある。

    モナコ特有の速度計測方式が争点か
    今回のモナコGPでは異例ともいえる数のピットレーン速度違反が発生した。

    FIAは瞬間速度ではなく、ピットレーンのファストレーン区間に埋め込まれた計測ループとトランスポンダーを用いて平均速度を算出している。

    モナコのピットレーン入口はカーブ形状となっており、一部のドライバーはライン取りによって計測区間の走行距離が短くなった。その結果、制限速度付近で走行していても平均速度が上昇し、違反判定を受けたとみられている。

    レース後にはFIAも計測システムを再確認したが、異常は発見されなかったと説明している。

    アルピーヌF1チーム(ピエール・ガスリー) モナコGP

    過去にも成功例はあるが高い壁
    再審査請求が成功するケースはF1では非常に稀だ。

    多くの場合、チームは「新たな証拠」の存在を認めさせることができず、審理の第1段階で却下される。

    ただし前例がないわけではない。

    昨年のザントフォールトでは、カルロス・サインツJr.とリアム・ローソンの接触に対するペナルティについて、ウィリアムズがレース中には利用できなかった車載映像を提出し、裁定が覆されたケースがあった。

    現時点でアルピーヌがどのような証拠を提出するのかは明らかになっていない。

    ガスリー「不公平な理由で奪われた」
    レース後のガスリーは強い失望を隠さなかった。

    「今の僕をこれ以上傷つけられるものはないと思う」

    「こういう瞬間のために10年間必死に努力してきたんだ」

    「今日はすべてを正しくやった。応援してくれたファンの前で表彰台に立てたはずだった」

    「こういう瞬間が、不公平な理由で僕たちから奪われるべきではない」

    木曜日の審理では、まずアルピーヌが提示する証拠が「重要かつ関連性のある新事実」と認められるかが焦点となる。そのハードルを越えられなければ、ガスリーの表彰台復活の可能性はその時点で消滅することになる。

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP降格でFIA批判「0.1km/hで表彰台を失った」

    ピエール・ガスリー F1モナコGP降格でFIA批判「0.1km/hで表彰台を失った」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、F1モナコGPで3位フィニッシュを果たしながら、ピットレーン速度違反による合計10秒加算ペナルティで7位に降格した。

    9番グリッドから混乱のレースを走り抜き、表彰台圏内でチェッカーを受けたガスリーにとって、わずか0.1km/hと0.4km/hの超過による処分は受け入れがたいものだった。

    0.1km/hと0.4km/hが奪ったモナコの表彰台
    ガスリーは1回目のピットレーン速度違反で60km/h制限を0.1km/h超過したとされ、2回目は0.4km/h超過したと判断された。これにより5秒ペナルティを2度受け、レース後に3位から7位へ降格した。

    「今の僕にこれ以上傷つくことはないと思う」とガスリーはコメント。

    「このような瞬間のために、10年間ずっと必死に努力してきた。今日はすべて正しくやった」

    「集まってくれたすべてのファンの前で表彰台に立った。このような瞬間は、不公平な理由で僕たちから奪われていいものではない」

    「今起きていることは正しくない。彼らが正しい判断をしてくれることを願っている」

    ガスリーが求めたシステムの再確認
    ガスリーは、自身が速度制限を超えていたとは考えていないと主張した。F1マシンでピットレーンリミッターを作動させることは「おそらく最も簡単な設定」だとし、複数チームが同様の違反を取られたことにも疑問を呈した。

    「車内では60km/hを下回っていたことを事実として分かっているし、どちらの場合もラインのかなり手前でリミッターを入れていた」

    「3、4チームが速度違反を取られている状況で、これはF1マシンで入れられる最も簡単な設定だ」

    「彼らに警鐘が鳴り、何が起きているのか正確に確認する必要があると気づいてくれることを願っている」

    「これは正しくない。セバスチャン・ベッテルも2009年シンガポールで似たようなことがあった。彼はコーナーをカットして、それが速度違反を誘発した」

    「彼はルールを変えるべき時だと言っていた。これは愚かなシステムだ」

    「僕はこの表彰台に値した」
    ガスリーはランド・ノリスのマクラーレンMCL40を抑え、赤旗後のリスタートではアイザック・ハジャーをかわして3位に浮上した。自身6度目のF1表彰台が目前にあっただけに、失望は大きかった。

    「10年だ。僕はあらゆるチャンスをつかむために懸命に戦っている」

    「僕は5回表彰台を獲得した。でも自分に言わせれば、それでは十分ではない。そして僕は今回の表彰台に値した。彼らが何かしてくれることを願っている」

    「言ったように、これはとても簡単な設定で、車の問題だ。現時点では、本当に答えがない。心が折れている」

    「僕は3位でラインを越えた。9番手スタートから、僕たちは必要なことをすべてやった」

    モナコで得たはずの表彰台は記録上失われたが、ガスリーのレース内容そのものは消えない。アルピーヌにとっても、A526が混戦の中で上位を争えることを示した一戦となった。次戦バルセロナでは、この悔しさを結果に変えられるかが問われる。

  • アルピーヌF1 モナコGP表彰台喪失に異議申し立て ガスリー「胸が張り裂けそう」

    アルピーヌF1 モナコGP表彰台喪失に異議申し立て ガスリー「胸が張り裂けそう」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1モナコGPで3位表彰台を獲得したかに見えたが、レース後に科された2件のピットレーン速度違反によるペナルティによって7位へ降格した。これを受けてアルピーヌはFIAに対し「再審査請求(Right of Review)」を提出した。

    セーフティカーや赤旗が絡む波乱のレースで、9番グリッドからスタートしたガスリーは着実に順位を上げた。

    終盤にはジョージ・ラッセル(メルセデス)がドライブスルーペナルティを消化したことで実質3位に浮上し、チェッカーフラッグも3位で受けた。

    しかしレース後、ガスリーはピットレーン速度違反を2度犯したと裁定され、合計10秒のタイムペナルティを科された。その結果、モナコでの表彰台は消滅し、最終順位は7位となった。

    アルピーヌがFIAに再審査請求
    アルピーヌはレース後、簡潔な声明を発表した。

    「本日のモナコGPの結果を受け、BWTアルピーヌF1チームはピットレーン速度違反に対して科されたペナルティについて、FIAに再審査請求を提出したことを確認する」

    Right of Reviewは、新たな重要証拠が存在する場合に限り、スチュワードの裁定を再検討できる制度だ。まずFIAが請求を受理するかどうかを判断し、その後に審理が行われる。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム) F1 モナコGP

    ガスリー「表彰台を奪われた」
    レース後のガスリーは落胆を隠さなかった。

    「今は胸が張り裂けそうだ。何と言っていいか分からない。正直、今は話したくない」

    「僕たちはこういう瞬間のために懸命に努力している。そして、それが僕たち自身でも見直さなければならないような出来事によって奪われてしまった」

    「チームは正しいスピードリミッターを設定していたし、僕は2回ともラインのかなり手前でリミッターを作動させていた」

    「僕はモナコで、ここにいるファンや多くの人々の前で3位でフィニッシュラインを通過した。それなのにペナルティを受けて、大きく順位を落とすことになった。何と言えばいいのか分からない」

    キャリア6度目の表彰台は幻に
    ガスリーは今週末の好パフォーマンスを前向きに捉える余裕もなかった。

    「もう10年間この世界で戦ってきた。僕のキャリアで表彰台は5回しかない」

    「だから表彰台でフィニッシュラインを越えた後に、それがなくなってしまうのは本当に辛い」

    「アルピーヌが戦ってくれることを願っているし、異議申し立てが成功することを願っている。僕たちはやるべきことをすべてやったと感じているからだ」

    表彰台争いは今後も流動的
    今回の裁定により最終結果ではアイザック・ハジャーが3位に繰り上がったが、アルピーヌの再審査請求が受理されて判断が覆れば、モナコGPの最終順位が再び変更される可能性がある。

  • ピエール・ガスリーに迫るコラピント 無線が示したアルピーヌF1の新たな力関係

    ピエール・ガスリーに迫るコラピント 無線が示したアルピーヌF1の新たな力関係

    アルピーヌF1は2026年シーズン、メルセデス製パワーユニットへの変更によって大きく競争力を向上させた。その中で注目を集めているのが、フランコ・コラピントの急成長だ。

    2025年シーズンを無得点で終えたコラピントは、今季すでに複数回の入賞を記録。カナダGPでは自己最高となる6位を獲得し、パドック内での評価を高めている。

    一方で、その活躍がチーム内の力関係にも変化をもたらしつつあるとの見方が浮上している。

    コラピントはカナダGPでガスリーを上回った
    F1ジャーナリストのティム・ハウラニーと解説者のネルソン・ファルケンブルフは、ポッドキャスト『Nailing the Apex』でアルピーヌの現状について議論した。

    ファルケンブルフはコラピントについて高く評価した。

    「マイアミでも素晴らしかったが、モントリオールではさらに良かったと思う。プラクティス走行なしで、寒いコンディションの中、ハードタイヤで送り出された」

    カナダGPではピットストップ後にウォールへ接触しかける大きな瞬間もあったが、それ以外は週末を通じて安定した走りを披露したという。

    ファルケンブルフは「それが唯一のミスだった。週末を通じてガスリーを完全に上回っていた」と評価している。

    ブリアトーレ発言はコラピントではなくガスリー向け?
    今週、フラビオ・ブリアトーレは2027年のドライバーラインアップ決定について、メルセデスの動向を見極めてから判断すると発言した。

    これはマックス・フェルスタッペンの去就次第で、ジョージ・ラッセルやアンドレア・キミ・アントネッリが市場に出る可能性を見据えたものと受け止められている。

    一見すると、アルピーヌがコラピントの将来を保留しているようにも見える。しかしファルケンブルフは異なる見方を示した。

    「普通に考えれば『コラピントより優れたドライバーを探している』という解釈になる」

    「だが現時点ではそんなに単純ではない。コラピントがセカンドドライバー確定というわけではないが、比較対象はガスリーになりつつある」

    ガスリーの無線に現れた焦り
    ファルケンブルフが特に注目したのは、カナダGP終盤のガスリーのチームラジオだった。

    レース終盤の約15周にわたり、ガスリーはレースエンジニアに対して、自身がコラピントと同等のペースで走れているかを何度も確認していたという。

    ファルケンブルフはその様子について次のように語った。

    「ガスリーはプレッシャーを感じ始めていると思う」

    「先週末のグランプリ終盤のオンボード無線を聞けば、その焦りや落胆が伝わってくる」

    「コラピントは新しいシャシーを手にしてから、この新しい力関係を心から楽しんでいることは間違いない」

    結果としてコラピントは6位、ガスリーは8位でフィニッシュ。アルピーヌのエースとしてチームを牽引してきたガスリーだが、コラピントの台頭によって、これまでとは異なる立場に置かれ始めている。

    アルピーヌ内部の勢力図が変わる可能性
    コラピントは昨年まで将来性を評価されながらも結果を残せずにいた。しかし2026年型マシンとの相性の良さもあり、ここ数戦で評価を急上昇させている。

    アルピーヌ首脳陣が2027年の判断を急いでいないのは、外部市場の動向だけでなく、チーム内部で起きている勢力図の変化を見極めたいからかもしれない。

    少なくともカナダGP終了時点では、シートを守る立場にあるのはコラピントではなく、むしろガスリーの方だという見方も徐々に広がり始めている。

  • ピエール・ガスリー F1カナダGPで14番手から8位「ダメージリミテーションに満足」

    ピエール・ガスリー F1カナダGPで14番手から8位「ダメージリミテーションに満足」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1カナダGP決勝を8位でフィニッシュし、厳しい週末の中で貴重なポイントを持ち帰った。

    予選14番手からスタートしたガスリーは、難しいコンディションの中で着実に順位を回復。フランコ・コラピントの6位と合わせ、アルピーヌはダブル入賞を達成した。

    ガスリー自身は依然としてマシンバランスに苦しんでいると明かしつつも、「ダメージリミテーションとしては満足している」と語った。

    「4ポイントを持ち帰れたのは大きい」
    「正直、ダメージリミテーションとしては満足している」とピエール・ガスリーはコメント。

    「週末を通してずっと苦戦していた中で、この4ポイントはしっかり受け取りたい」

    アルピーヌはコラピントの6位と合わせて12ポイントを獲得した。

    「チームにとっても素晴らしい週末だった。6位と8位で12ポイントだからね。こういう結果は久しぶりだと思うし、多くのポジティブな要素があった」

    “トラクション不足”に苦しんだガスリー
    一方で、ガスリーは自身のマシンに依然として課題が残っていることを認めた。

    「全体的に見ると、今回もクルマにかなり苦しんだ。チームとして原因を確認して、いくつかの部分を改善しなければならない」

    特に問題視しているのはトラクション性能だという。

    「データを見ると、マイアミ以降かなり明確なんだ。F1は簡単じゃない。1時間で全部理解できたらいいと思うこともある」

    「今年は本当に多くの要素がクルマのバランスに影響している。でも少なくとも、何を改善すべきかはかなり明確になっている」

    決勝ではミディアムタイヤでのスタートにも苦戦した。

    「序盤のミディアムはかなり冷えていて、グリップが低かった。でも最終的にはポジションを取り戻して、最後はリアム・ローソンと戦うことができた」

    「ただ、彼を抜ける場所を見つけるのは本当に難しくて、結局8位で終えるしかなかった」

    モナコGPへ向けて改善を急ぐ
    ガスリーは次戦モナコGPを“今季の重要な分岐点”として見据えている。

    「モナコは一年で一番好きな場所だ。だからこそ、今抱えている制限を改善して、もっと自信とパフォーマンスを持って臨みたい」

    市街地コースのモナコではトラクション性能が重要になるだけに、アルピーヌが短期間でどこまで改善できるかが注目される。

  • ピエール・ガスリー F1カナダGP雨予報に警告「みんな衝撃を受ける」

    ピエール・ガスリー F1カナダGP雨予報に警告「みんな衝撃を受ける」

    ピエール・ガスリーは、今週末の2026年F1カナダGPで雨が降れば、F1ドライバーたちは大きな衝撃を受ける可能性があると警告した。

    モントリオールでは週末残りのセッションで雨の可能性が残っており、2026年F1マシンの大きく変化した特性を考えれば、極めて重要な要素になり得る。新世代マシンは電動化の比率が高まり、これまで各チームはウェットコンディションで意味のある走行をほとんど経験していない。

    ガスリーが語る2026年F1マシンのウェット未知数
    その中で、アルピーヌのピエール・ガスリーは、ピレリのウェットタイヤテストに参加し、マニクールで実際にウェットコンディションを経験している数少ないドライバーのひとりだ。

    モントリオールで雨が降る可能性について尋ねられたガスリーは、ライバルたちに向けて警告を発した。

    「みんな衝撃を受けることになる」とガスリーは語った。

    「この2日間を走れてよかった。みんなにとって興味深いことになるはずだ」

    ガスリーは、以前シルバーストンで行ったウェットテストとも比較した。

    「1月20日のシルバーストンを経験した。あれは忘れられないものだったし、僕の中に永遠に残ると思う」

    「でも、マニクールもまた別の意味ですごかった」

    ブランドル「ドライバーたちは少し怖がっている」
    元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、多くのドライバーが新世代F1マシンのウェットでの挙動に対して、内心では不安を抱えていると語った。

    「ドライバーたちは、このマシンが雨の中でどう振る舞うのか、みんな少し怖がっている」とブランドルはSkyに語った。

    「とてつもないパワーがある一方で、ダウンフォースは少なく、グリップも少ない。そして、彼らはまだそれを本当には分かっていない」

    「誰も、競争状態の中で本格的にプッシュする機会を得ていない。ドラマが起きるかもしれない」

    2026年F1マシンはパワーユニットの電動化比率が高まり、エネルギーマネジメントの重要性も増している。ドライではすでに各チームが一定の理解を深めている一方、ウェットではトラクション、ブレーキング、回生、デプロイメントのすべてが複雑に絡む。カナダGPの雨は、単なる天候要因ではなく、新レギュレーション下で初めて浮き彫りになる技術的な分岐点になり得る。

    メルセデス優勢の流れにカナダの雨が割り込む可能性
    一方、モントリオールのスプリント予選では、メルセデスが2026年シーズンの主導権を握り続ける可能性がさらに強まった。

    ジョージ・ラッセルが復調を示してポールポジションを獲得し、チームメイトのキミ・アントネッリとともにフロントロウを独占。ラッセルは週末前、チャンピオンシップをリードするアントネッリに対して「パニックになる必要はない」と語っていたが、その言葉を結果で裏づける形となった。

    それでも、メルセデス代表のトト・ヴォルフは、各チームの差は依然として極めて小さいと警戒を崩していない。

    対照的に、元レッドブル顧問のヘルムート・マルコは、より悲観的な見方を示した。

    メルセデスについて問われたマルコは、オーストリア紙『Osterreich』に対して「彼らが最高のパッケージを持っている」と語った。

    「今回のアップデートが機能すれば、世界選手権は事実上終わりだ」

    メルセデスがドライコンディションで優位を固めつつある一方、雨はその勢力図を一変させる可能性を持つ。特に2026年F1マシンのウェット走行がほぼ未知数である以上、カナダGPは単なるスプリント週末ではなく、新世代F1の限界と危うさが初めて試される場になる。