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  • ホンダF1 ストロールの予選欠場を説明「冷却システムに通常と異なるデータ」

    ホンダF1 ストロールの予選欠場を説明「冷却システムに通常と異なるデータ」

    ホンダF1は、2026年F1第14戦スペインGPの予選でランス・ストロールが走行できなかった理由について、冷却システムに通常とは異なるデータが確認されたためだったと説明した。

    初開催のマドリンクで行われた予選では、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが18番手でQ1敗退。ストロールはコースに出ることなく予選を終え、22番手となった。

    FP3ではセッティングの改善を確認
    9月12日(土)はFP3と予選が行われた。ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎によると、予選に向けてHRC Sakuraと現地のスタッフが連携し、マドリンクに合わせたデータの最適化を進めていた。

    FP3は赤旗による中断の影響で走行時間が限られたものの、セッティングについては改善を確認できたという。

    「今日の予選に向けては、HRC Sakuraとトラックサイドの全員が一丸となり、マドリンクに合わせたデータの最適化を進めてきました。FP3は赤旗により走行時間が限られましたが、セッティングの改善を確認できました」

    ストロール車の冷却システムに異常なデータ
    しかし、予選ではストロールのマシンに問題が発生した。冷却システムから通常とは異なるデータが確認され、ストロールはガレージからコースへ出ることができなかった。

    ストロール車では前夜にパワーユニットの部品交換が行われていたことから、ホンダF1とアストンマーティンはリスクを冒さず、念のためマシンをガレージに留めることを選択した。

    折原伸太郎は次のように説明した。

    「予選では、ストロール選手の冷却システムに通常とは異なるデータを確認しました。昨夜パワーユニットの部品を交換したことを踏まえて、念のためガレージに留まることを選択しました。今後、チームとともに原因を詳しく調査します」

    ホンダF1 / ホンダ・レーシング

    アロンソも18番手でQ1敗退
    もう1台のアストンマーティンを駆るアロンソも、母国F1スペインGPの予選で苦戦した。Q1を突破することができず18番手に終わり、アストンマーティン勢は2台ともQ2へ進めなかった。

    アストンマーティンにとって厳しい予選となったなか、特にストロール車については決勝に向けて冷却システムで確認された通常とは異なるデータの原因究明が重要となる。ホンダF1はアストンマーティンとともに詳細な調査を進め、日曜日のF1スペインGP決勝に備える。

  • 角田裕毅 F1スペインGP予選で苦戦「新品タイヤよりユーズドの方がよかった」

    角田裕毅 F1スペインGP予選で苦戦「新品タイヤよりユーズドの方がよかった」

    角田裕毅は、2026年F1第14戦スペインGPの予選を15番手で終え、新品タイヤを投入しても期待していたグリップ向上を感じられなかったことを明かした。「何かがうまく噛み合わなかった」と語り、前日からペースを失った原因を突き止める必要があると説明した。

    レーシングブルズのチームメイト、アービッド・リンドブラッドは10番手でQ3進出を果たした一方、角田裕毅はQ2最後のアタックでも十分なタイムを引き出せず15番手。両者には0.880秒の差がついた。

    オーバーテイクが難しいと予想されるマドリンクだけに、角田にとって厳しい予選結果となった。

    「昨日と比べてペースが足りなかった」
    Q2で何が起きたのかと問われた角田裕毅は、明確な原因はまだ分からないとしながらも、まずペース不足を挙げた。

    「分かりません。単純にペースが足りませんでした。特に昨日と比べて、今日はペースがありませんでした」

    金曜日からの変化に加え、角田が特に違和感を覚えたのがタイヤだった。通常であれば新品タイヤを投入することでグリップが増し、ラップタイムの向上につながる。しかし、今回はユーズドタイヤの方がむしろ感触がよかったという。

    「なぜか新品タイヤよりユーズドタイヤの方が感触がよかったです。新品タイヤに替えても、タイヤから得られるはずのグリップ向上をあまり感じられなくて、何かがうまく噛み合いませんでした」

    「とにかくペースが足りなかったので、その原因を突き止めないといけません」

    オーバーテイクが難しいマドリンクで15番手
    初開催のマドリンクでは、週末を通じてオーバーテイクの難しさがひとつの焦点となっている。そのため、グリッドポジションを決める予選の重要性は高く、角田も15番手という結果へのフラストレーションを隠さなかった。

    「フラストレーションはあります。ここはオーバーテイクのチャンスがかなり限られていると思うので、予選はかなり重要です」

    それでも、角田はまだ決勝で実際にレースが行われていないことを強調。新コースだけに何が起きるか分からないとして、可能性を捨ててはいない。

    「でも、まだレースをしたわけではないので、何が起きるかは分かりません。かなり大きくグリップを失っていたので、そこは大きかったです」

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    決勝の目標は「ポイントを獲得します」
    前戦F1イタリアGPでは10位に入り、今季初ポイントを獲得した角田裕毅。マドリードでは15番グリッドから再び入賞圏を目指すことになる。

    決勝に向けた考えを尋ねられると、角田はシンプルに目標を口にした。

    「ベストを尽くして、ポイントを獲得します」

    新品タイヤで本来得られるはずのグリップ向上を感じられず、チームメイトから0.880秒離された角田裕毅。レーシングブルズは予選から決勝までの間にペース低下の原因を分析し、オーバーテイクが難しいとされるマドリンクで15番手からの挽回を狙う。

  • カルロス・サインツJr. F1スペインGPで3グリッド降格 ボッタスを予選で妨害

    カルロス・サインツJr. F1スペインGPで3グリッド降格 ボッタスを予選で妨害

    2026年F1第14戦スペインGPで、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.に3グリッド降格ペナルティが科された。

    サインツJr.はマドリンクで行われた土曜日の予選Q1で、アタックラップ中だったキャデラックのバルテリ・ボッタスを妨害したとスチュワードに判断された。サインツJr.は予選17番手、ボッタスは20番手に終わり、ともにQ2進出を逃していた。

    ターン7でボッタスを妨害
    問題となったのはQ1終盤のターン7での場面だった。スチュワードは予選後、サインツJr.とボッタスの双方から事情を聴取し、オンボード映像やデータを確認した。

    スチュワードは、ウィリアムズが55号車のサインツJr.に対し、77号車のボッタスがアタックラップで接近していることを伝えておらず、サインツJr.も接近するマシンに道を譲るための行動を取らなかったと指摘した。

    そのうえで「55号車が77号車を不必要に妨害した」と結論づけ、サインツJr.に3グリッド降格ペナルティを科した。

    これにより、予選17番手だったサインツJr.は、日曜日に57周で争われる初開催のF1スペインGP決勝でグリッド降格処分を受けることになった。

    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング)

    サインツJr.「ピットウォールから何の連絡もなかった」
    サインツJr.はペナルティ決定前、Q1敗退について、複数の問題が重なったセッションだったと振り返っていた。

    「それほどクリーンなセッションではなかった。2つか3つ問題があって、最終的にQ2へ進むために必要だった、おそらく0.005秒を失った」

    「ストレートで少しパフォーマンスが足りなかったことも組み合わさっていた。あのラップを見返すと、コンマ数秒というところだった」

    さらに、最後のアタックに早めに出たことに加え、ボッタスを妨害したことにも言及した。

    「最後のランにかなり早く出たこともあったし、バルテリを妨害してしまった。今聞いたところでは、ピットウォールから何の連絡もないまま彼を妨害してしまったようだ」

    「僕たちにとって最もクリーンなセッションではなかった。それでもかなりいいラップは走れたけど、残念ながらQ2へ進むには十分ではなかった」

    母国スペインで迎えた初開催のマドリンクで、サインツJr.は予選Q1敗退に加えてグリッド降格という厳しい結果を背負って決勝に臨むことになった。

  • F1スペインGP予選 ハイライト動画:ノリスがアントネッリを0.011秒差で撃破

    F1スペインGP予選 ハイライト動画:ノリスがアントネッリを0.011秒差で撃破

    2026年F1第14戦スペインGPの予選が9月12日(土)、マドリードのマドリンクで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得した。予選の模様をハイライト動画で振り返る。

    初開催のマドリンクで繰り広げられたポール争いは最後の最後まで大接戦となった。Q3ではルイス・ハミルトン(フェラーリ)が最初のアタックで暫定トップに立った後、キミ・アントネッリ(メルセデス)が最終アタックで1分31秒835をマーク。しかし、ノリスが最後に1分31秒824を叩き出し、わずか0.011秒差で逆転した。

    ノリスは今季3回目、F1通算19回目のポールポジションを獲得。アントネッリが2番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3番手、ハミルトンが4番手に続いた。

    レーシングブルズの角田裕毅はQ2で15番手となり敗退。チームメイトのアービッド・リンドブラッドは10番手でQ3進出を果たし、両者のタイム差は0.880秒だった。角田は予選後、前日と比較してペースとグリップが不足していたと説明している。

    また、母国レースを迎えたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)はともにQ1で敗退。オリバー・ベアマン(ハース)はFP3のクラッシュによるマシンの損傷、ランス・ストロール(アストンマーティン)はマシントラブルによって予選を走行できなかった。

    初開催のマドリンクでノリスとアントネッリがわずか0.011秒差のポール争いを演じたF1スペインGP予選。決勝のグリッドを決めた白熱のセッションをハイライト動画でチェック。

  • F1アカデミールーキーテスト 佐藤こころ総合5番手 松井沙羅10番手

    F1アカデミールーキーテスト 佐藤こころ総合5番手 松井沙羅10番手

    2026年F1アカデミーのルーキーテストがスペインのナバラ・サーキットで行われ、日本から参加した佐藤こころが午前・午後を通じたベストタイムで総合5番手、松井沙羅が総合10番手につけた。

    18人の若手女性ドライバーが参加したテストでは、15歳のビクトリア・ファルファスが午前に唯一の1分46秒台となる1分46秒988を記録して総合トップ。参加者は1日を通して合計1,447周を走り込み、将来のF1アカデミー参戦を目指す若手がそれぞれの速さをアピールした。

    佐藤こころは午前4番手 トップ争いに加わる
    全長4.313kmのナバラ・サーキットで行われた午前のセッションでは、序盤から佐藤こころが速さを見せた。

    ゾーイ・フロレスクが最初にコースへ入り、エラ・ラハデマーとアレクシア・ダニエルソンが序盤の基準タイムを記録。佐藤は開始10分以内に1分49秒322でトップに立つと、次のアタックでさらに0.1秒弱タイムを縮めた。

    その後はロザンヌ・デン・ドライバー、ソフィア・ザンファリ、オータム・フィッシャー、フロレスクが次々とトップタイムを更新。ザンファリが最初に1分48秒台へ入ったものの、ファルファス、さらにフィッシャーがそれを上回った。

    フィッシャーは1分48秒549でトップに立ち、ファルファスとジョーディン・マーティンが続いた。各車が一度ピットに戻った後、ザンファリが1分48秒506を記録して首位に浮上した。

    ここで佐藤が自己ベストを更新して再びトップに立ったが、ザンファリが1分48秒334をマークして首位を奪い返した。

    セッションが進むとダニエルソンが1分47秒台へ入り、ルナ・フルクサ・クロスが1分47秒662でトップに浮上した。

    ビクトリア・ファルファス

    15歳ファルファスが唯一の1分46秒台
    2時間目の終盤になると、15歳のビクトリア・ファルファスが一気に存在感を示した。

    ブラジル出身のファルファスは1分46秒988を叩き出してトップへ浮上。ザンファリを0.317秒上回り、18人が参加した今回のルーキーテストで唯一1分46秒台に入った。

    佐藤も1分47秒476までタイムを縮め、午前4番手でセッションを終了。トップのファルファスとの差は0.488秒で、3番手デン・ドライバーの1分47秒471とはわずか0.005秒差だった。

    終盤はタイムを追うよりも走行距離を重視する流れとなり、残り5分にはラハデマーがターン2で停止して短時間の赤旗が提示された。

    ファルファスの1分46秒988は最後まで破られず午前トップ。ザンファリが2番手、デン・ドライバーが3番手、佐藤が4番手となった。

    午後も佐藤こころ4番手 松井沙羅が5番手に浮上
    午後のセッションでも佐藤は上位につけた。

    フロレスクが最初に走行を開始し、ダニエルソンとともに序盤からタイムを短縮。開始10分で基準タイムは1分47秒939まで上がった。

    佐藤は1分47秒744を記録してトップに立ち、その座を約30分間キープ。その後、ラハデマーが1分47秒541を記録して首位に立つと、ダニエルソンが1分47秒259をマークしてトップを奪った。

    佐藤は最終的に1分47秒717までタイムを縮め、午後も4番手。午前の自己ベストには届かなかったものの、両セッションで4番手につける安定した速さを見せた。

    一方、午前を1分48秒122の11番手で終えていた松井沙羅は、午後に大きくタイムを縮めた。

    松井は1分47秒804をマークして午後5番手。午前から0.318秒タイムを短縮し、佐藤に続く位置まで順位を上げた。

    午後はその後、大幅なタイム更新は少なく、各ドライバーは周回数を重ねることに重点を置いた。限界を探るなかでザンファリとラハデマーがそれぞれスピンしたものの、両者とも走行を続けることができた。

    残り5分にはカリーン・カウルがコース上で停止して赤旗が提示された。このためダニエルソンの1分47秒259が午後のトップタイムとして確定した。

    ラハデマーが0.282秒差の2番手、午前トップのファルファスがそこからわずか0.006秒差の3番手となり、佐藤が4番手、松井が5番手に続いた。

    松井沙羅

    佐藤こころ総合5番手 松井沙羅は総合10番手
    午前と午後それぞれの自己ベストを比較すると、総合トップはファルファスの1分46秒988。午後トップだったダニエルソンの1分47秒259を0.271秒上回った。

    佐藤こころは午前に記録した1分47秒476が自己ベストとなり、ファルファスから0.488秒差の総合5番手。午前、午後ともに4番手につけ、18人が参加したテストを通して上位を維持した。

    松井沙羅は午後に記録した1分47秒804が自己ベストとなり総合10番手。日本勢2人が午前・午後を通じたベストタイムの比較でトップ10に入った。

    2026年F1アカデミー ルーキーテスト 総合結果
    1.ビクトリア・ファルファス 1分46秒988(午前)
    2.アレクシア・ダニエルソン 1分47秒259(午後)
    3.ソフィア・ザンファリ 1分47秒305(午前)
    4.ロザンヌ・デン・ドライバー 1分47秒471(午前)
    5.佐藤こころ 1分47秒476(午前)
    6.エラ・ラハデマー 1分47秒541(午後)
    7.ゾーイ・フロレスク 1分47秒557(午前)
    8.ルナ・フルクサ・クロス 1分47秒624(午前)
    9.ジョーディン・マーティン 1分47秒652(午前)
    10.松井沙羅 1分47秒804(午後)
    11.ジネブラ・パンゼリ 1分47秒811(午前)
    12.クララ・スティーブライヒンガー 1分48秒054(午後)
    13.ミラ・ショーストランド 1分48秒156(午後)
    14.オータム・フィッシャー 1分48秒168(午前)
    15.エヴァ・ドレステイン 1分48秒205(午前)
    16.カルメン・クラーヴ 1分48秒322(午後)
    17.ヤナ・カプール 1分48秒991(午前)
    18.カリーン・カウル 1分49秒302(午後)

    今回のテストでは18人が合計1,447周を走破。15歳のファルファスが唯一の1分46秒台で総合トップに立った一方、日本勢では佐藤こころが総合5番手、松井沙羅が総合10番手と、ともにトップ10に入ってルーキーテストを終えた。

    2026年F1アカデミーのレギュラーシーズンは約1カ月後に再開し、次戦は10月22~25日に米国のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるオースティン大会となる。

  • ランス・ストロール F1スペインGPで40グリッド降格 PU大量交換で最後尾スタート

    ランス・ストロール F1スペインGPで40グリッド降格 PU大量交換で最後尾スタート

    ランス・ストロールは、2026年F1第14戦スペインGPの決勝で最後尾グリッドからスタートすることになった。アストンマーティンがAMR26に複数の新品パワーユニット(PU)コンポーネントを投入し、合計40グリッド降格のペナルティを科された。

    マドリンクではアストンマーティン・ホンダに信頼性トラブルが相次いでおり、ストロールは予選でタイムを記録できなかった。

    金曜日のFP2でもバッテリー関連とみられる問題が発生しており、チームは決勝を前に大規模なPUコンポーネント交換に踏み切った。

    ストロールに40グリッド降格ペナルティ
    アストンマーティンはF1スペインGPで、ストロールのAMR26に5基目の内燃エンジン(ICE)、5基目のターボチャージャー、5基目のMGU-K、6基目のエナジーストア、7基目のPU-ANCを投入した。

    これらはいずれも年間使用基数の上限を超える交換となり、ペナルティの対象となった。

    今回、6基目のエナジーストアと5基目のMGU-Kにはそれぞれ5グリッド降格、5基目のICE、5基目のターボチャージャー、7基目のPU-ANCにはそれぞれ10グリッド降格が科された。

    合計すると40グリッド降格となる。

    F1の競技規則では、同一イベントで15グリッドを超える降格ペナルティを受けたドライバーは、実際の降格数にかかわらず決勝を最後尾からスタートする。そのため、ストロールはF1スペインGP決勝をグリッド後方から迎える。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    予選では水圧トラブル疑いでタイムを記録できず
    今回のPU交換の背景には、マドリンクで続いているアストンマーティンの信頼性問題がある。

    ストロールは土曜日の予選で水圧に関連するとみられるトラブルに見舞われ、タイムを記録することができなかった。さらに金曜日のFP2終盤にも、バッテリー関連とみられる問題が発生していた。

    チームメイトのフェルナンド・アロンソも金曜日のFP1でクラッチトラブルに見舞われている。その後FP2では走行を再開したものの、初開催となるマドリンクでアストンマーティンは複数の技術的な問題を抱える週末となっている。

    決勝を見据えて新品PUを投入
    ストロールは予選でタイムを残せなかったため、もともと決勝では後方からのスタートが避けられない状況だった。そのタイミングで新品のPUコンポーネントをまとめて投入することは、今後のF1シーズンを見据えた戦略的な意味も持つ。

    特にICE、ターボチャージャー、MGU-K、エナジーストアなど複数の主要コンポーネントを一度に交換したことで、アストンマーティンはストロールのPUプールに新しいユニットを追加することができる。

    ただし、マドリンクでは金曜日からAMR26に信頼性問題が続いているだけに、まずは新品コンポーネントを投入したマシンで決勝を確実に走り切れるかが焦点となる。

    ストロールにとってF1スペインGP決勝は最後尾からの追い上げとなる。新設されたマドリンクでは追い抜きの難しさも指摘されており、アストンマーティンにとってはPUの信頼性を確認しながら、どこまで順位を取り戻せるかが課題となる。

  • F1スペインGP予選 詳報:ランド・ノリスが0.011秒差でPP 角田裕毅はQ2敗退

    F1スペインGP予選 詳報:ランド・ノリスが0.011秒差でPP 角田裕毅はQ2敗退

    2026年F1第14戦スペインGPの予選が9月12日(土)、マドリードのマドリンクで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分31秒824をマークしてポールポジションを獲得した。2番手キミ・アントネッリ(メルセデス)との差はわずか0.011秒だった。

    3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が入り、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が4番手。レーシングブルズの角田裕毅はQ2で15番手となり、10番手でQ3進出を果たしたチームメイトのアービッド・リンドブラッドに0.880秒差をつけられて予選を終えた。

    Q1:ラッセル首位 角田裕毅は突破 アロンソとサインツJr.が敗退
    初開催となるマドリンクでの予選は、高い路面温度のなかでスタートした。キャデラック勢が新品ソフトで早々にコースへ向かう一方、フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、ハミルトンはミディアムを選択。マクラーレン勢とメルセデス勢はソフトで走行を開始した。

    序盤から路面コンディションの改善が大きく、タイムは次々と更新された。一時はリアム・ローソン(レッドブル・レーシング)がトップに浮上するなど、中団勢を含めて僅差の争いとなった。

    終盤には母国レースを迎えたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がタイムを更新し、一時リンドブラッドを脱落圏に押し出した。しかし、リンドブラッドも最後のアタックで12番手まで順位を上げ、角田裕毅とともにQ2進出を決めた。

    Q1のトップはジョージ・ラッセル(メルセデス)。チームメイトのアントネッリを約0.05秒上回った。

    一方、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は17番手、アロンソは18番手で敗退。セルジオ・ペレスが19番手、バルテリ・ボッタスが20番手となり、キャデラック勢も2台そろってQ1で姿を消した。

    さらにサインツJr.は、ボッタスの走行を妨害した疑いで予選後の審議対象となった。

    オリバー・ベアマン(ハース)はFP3でクラッシュしたマシンの損傷が大きく、チームが予選開始までに修復できなかったため出走できなかった。また、ランス・ストロール(アストンマーティン)も水圧系の問題が疑われたことでガレージから出ることができず、タイムを記録しなかった。

    F1スペインGP予選 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング)

    Q2:フェルスタッペン首位 角田裕毅は15番手で敗退
    16台で争われたQ2では、アントネッリとラッセルが早々にアタックを開始。アントネッリが1分32秒603をマークして基準タイムを作ったが、フェルスタッペンがこれを0.046秒上回ってトップに立った。

    Q1から徐々に速さを増していたフェルスタッペンは、そのままQ2をトップで通過。ポールポジション争いに向けて存在感を強めた。

    中団は非常に接近した争いとなり、終盤にはフランコ・コラピント(アルピーヌ)がトップ10に飛び込んでQ3進出圏を確保。FP2でクラッシュを喫したリンドブラッドも、修復されたVCARB 03で10番手に入りQ3進出を果たした。

    一方、角田裕毅は最後のアタックでタイムを更新できず15番手で敗退。Q3進出を決めた10番手リンドブラッドに対して0.880秒差となり、レーシングブルズ勢で明暗が分かれた。

    予選後、角田裕毅は前日からペースを失ったことに加え、新品タイヤで十分なグリップを得られなかったことを課題に挙げた。

    「昨日と比べてペースが足りませんでした。新品よりユーズドの方が感触がよく、グリップがなかったので原因を調べる必要があります」

    アウディは週末を通して上位争いに顔を出していたものの、Q3には2台とも届かなかった。ニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ガブリエル・ボルトレトが12番手。13番手エステバン・オコン(ハース)は、前戦F1イタリアGPでポールポジションを獲得したピエール・ガスリー(アルピーヌ)を上回った。

    Q2敗退は11番手ヒュルケンベルグ、12番手ボルトレト、13番手オコン、14番手ガスリー、15番手角田裕毅、16番手アレックス・アルボン(ウィリアムズ)となった。

    F1スペインGP予選 角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    Q3:ハミルトン暫定首位 ポール争いは最後の一周へ
    ポールポジションを争うQ3には、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンの各2台に加え、レッドブル・レーシングのフェルスタッペンとローソン、アルピーヌのコラピント、レーシングブルズのリンドブラッドが進出した。

    最初のアタックではアントネッリが1分32秒140をマークしてトップに立ったが、ハミルトンが1分32秒079を叩き出し、0.061秒上回って暫定ポールに浮上。ラッセルも上位につけ、各チームが最後のアタックに勝負を懸ける展開となった。

    最終アタックではルクレールが一時2番手に浮上し、続いてハミルトンが再び2番手へ。しかし、アントネッリが1分31秒835までタイムを縮めて暫定ポールポジションを奪った。

    その時点でメルセデスにポールポジションが傾いたかに見えたが、最後にそのタイムを上回ったのがノリスだった。

    F1スペインGP予選 ランド・ノリス(マクラーレン)

    ノリスが1分31秒824 アントネッリに0.011秒差
    ノリスは最後のアタックでセクターをまとめ、1分31秒824を記録。アントネッリをわずか0.011秒上回り、初開催のマドリンクでポールポジションを獲得した。

    ノリスにとって今季3回目、F1通算19回目のポールポジション。現F1ワールドチャンピオンが最後の最後でアントネッリからトップの座を奪う劇的な結末となった。

    3番手には1分31秒964のフェルスタッペンが入り、ノリスとの差は0.140秒。ハミルトンは最初のアタックで暫定トップに立ったものの、最終的には1分32秒013で4番手となった。

    5番手ルクレールは1分32秒019で、ハミルトンとの差はわずか0.006秒。6番手ラッセル、7番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、8番手ローソン、9番手コラピント、10番手リンドブラッドというトップ10となった。

    ノリスは予選後、ポールポジションを決めた最後のアタックを自身のキャリアでも最高のラップのひとつだったと振り返った。

    「自分が何をしたいのかは分かっていたけど、頭がそれをやらせてくれるかどうかだった。ラップを終えた時は『これは本当に良かった』と思ったよ」

    「最後のラップはアドレナリンがすごかったけど、リラックスしてすべてを自然に流れさせる必要があった。マシンの感触も良かったし、最終コーナー以外はほぼ完璧だった。あそこではウォールに当たったと思ったよ」

    初開催のマドリンクで行われたF1スペインGP予選は、ノリスとアントネッリの差がわずか0.011秒という大接戦で決着した。ノリス、アントネッリ、フェルスタッペン、ハミルトンと異なる4チームのドライバーがトップ4を占めるなか、15番手からスタートする角田裕毅にとっては、前日から失ったペースとグリップ不足の原因を突き止め、決勝で巻き返せるかが焦点となる。

    2026年F1第14戦 スペインGP予選 結果

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) 1分31秒824
    2.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) +0.011
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) +0.140
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) +0.189
    5.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.195
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) +0.325
    7.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) +0.470
    8.リアム・ローソン(レッドブル) +0.492
    9.フランコ・コラピント(アルピーヌ) +1.079
    10.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) +1.217
    11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    12.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    13.エステバン・オコン(ハース)
    14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15.角田裕毅(レーシングブルズ)
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    17.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    18.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    19.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    21.オリバー・ベアマン(ハース)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

  • F1スペインGP 予選 結果・タイムシート:ノリスがPP獲得 角田裕毅は15番手

    F1スペインGP 予選 結果・タイムシート:ノリスがPP獲得 角田裕毅は15番手

    F1スペインGP 予選の結果・タイムシート。9月12日(土)にマドリンクで2026年のF1世界選手権 第14戦 スペイングランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は15番手。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが18番手、ランス・ストロールが22番手だった。

    ■ ノリスが0.011秒差で初開催マドリンクのポール獲得
    ランド・ノリスが最後のアタックで逆転し、F1スペインGPのポールポジションを獲得した。Q3序盤はキミ・アントネッリ、続いてルイス・ハミルトンが暫定トップに立ったが、最終アタックでノリスがアントネッリをわずか0.011秒上回った。圧倒的な速さを見せていたわけではない状況から、現F1ワールドチャンピオンが勝負どころで一発をまとめた。

    ■ アントネッリはFP3首位から予選でも速さを維持
    FP3をトップで終えたキミ・アントネッリは、予選でもメルセデスの速さを示した。Q2では1分32秒603を記録して早い段階から上位につけ、Q3最終アタックでもジョージ・ラッセルを上回って暫定トップへ。しかし、その直後にノリスに0.011秒差で逆転され、ポールにはあと一歩届かなかった。

    ■ 角田裕毅はQ2敗退 チームメイトのリンドブラッドはQ3進出
    角田裕毅はQ1を突破したものの、Q2では最後のアタックでもタイムを更新できず15番手で敗退した。一方、レーシングブルズのチームメイトであるアービッド・リンドブラッドはQ3進出を果たしており、角田はリンドブラッドに0.880秒差をつけられた。リンドブラッドはFP2でクラッシュを喫しながらも立て直し、予選ではトップ10入りを果たした。

    ■ フェラーリはハミルトンとルクレールがポール争い
    フェラーリはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがともにQ3で上位争いを展開した。ハミルトンは最初のアタックで1分32秒079を記録して暫定ポールに浮上。最終アタックでも2台は速さを見せ、新設マドリンクでフェラーリが予選一発の競争力を示した。

    ■ フェルスタッペンはQ2最速 レッドブルが予選で復調
    プラクティスでは圧倒的な速さを見せていなかったレッドブルだが、予選ではマックス・フェルスタッペンがペースを引き上げた。Q2ではアントネッリを0.046秒上回ってトップ通過。Q3最後のアタックでもセクター2で全体ベストを記録するなど、セットアップ変更が奏功したことをうかがわせた。

    ■ ローソンもQ3進出 レッドブル2台がトップ10
    リアム・ローソンはQ1で一時トップに立つ速さを見せ、そのままQ2も突破してQ3へ進出した。中団勢との差が非常に小さいなかでレッドブルはフェルスタッペンとローソンの2台をトップ10に送り込み、プラクティスから予選にかけて競争力を高めた。

    ■ アロンソはQ1敗退 アストンマーティン・ホンダは厳しい予選
    フェルナンド・アロンソはQ1終盤にタイムを更新したものの18番手にとどまり、母国F1スペインGPでまさかのQ1敗退となった。ランス・ストロールもマシンに問題が見つかって有効なタイムを記録できず22番手。アストンマーティン・ホンダは2台ともQ1で姿を消し、アロンソはポールポジションのノリスから大きく離される厳しい結果となった。

    ■ サインツJr.も母国でQ1敗退 ボッタス妨害が審議対象
    カルロス・サインツJr.は17番手でQ1敗退となり、アロンソとともにスペイン人ドライバー2人が最初のセッションで姿を消した。また、Q1終盤にはバルテリ・ボッタスの走行を妨害した可能性があるとしてターン7でのインシデントが記録され、スチュワードの確認対象となった。

    ■ ベアマンはFP3クラッシュの損傷で予選出走できず
    オリバー・ベアマンはFP3のターン10でリアを失ってバリアに激しくクラッシュ。ハースは予選開始前にマシンの損傷が大きく、修復が間に合わないことを確認し、ベアマンの予選欠場を発表した。ベアマンは突風によってマシンの向きが変わったと説明しており、「自分が大きく間違えたとは感じていない」と振り返っている。

    スペインGP

    F1スペインGP 予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分33秒469 1分32秒873 1分31秒824
    2 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分33秒267 1分32秒591 1分31秒835
    3 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分33秒381 1分32秒431 1分31秒964
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分33秒531 1分32秒710 1分32秒013
    5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分33秒532 1分32秒755 1分32秒019
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分33秒211 1分32秒850 1分32秒149
    7 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分33秒829 1分33秒204 1分32秒294
    8 30 リアム・ローソン レッドブル 1分33秒310 1分32秒780 1分32秒316
    9 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分33秒963 1分33秒038 1分32秒903
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分34秒340 1分33秒204 1分33秒041
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分34秒417 1分33秒223  
    12 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分33秒986 1分33秒388  
    13 31 エステバン・オコン ハース 1分34秒667 1分33秒667  
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分34秒246 1分33秒753  
    15 22 角田裕毅 レーシングブルズ 1分34秒311 1分34秒084  
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分35秒307 1分35秒532  
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分35秒312    
    18 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分35秒388    
    19 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分35秒913    
    20 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分38秒011    
    21 87 オリバー・ベアマン ハース NO TIME    
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン NO TIME    
  • F1スペインGP予選Q2:角田裕毅15番手で敗退 10番手リンドブラッドに0.880秒差

    F1スペインGP予選Q2:角田裕毅15番手で敗退 10番手リンドブラッドに0.880秒差

    2026年F1第14戦スペインGPの予選Q2がマドリンクで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が1分32秒431でトップタイムを記録した。角田裕毅(レーシングブルズ)は1分34秒084で15番手に終わり、Q3進出を逃した。

    アービッド・リンドブラッドは10番手でQ3進出を決め、レーシングブルズは明暗が分かれた。Q2ではニコ・ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレト、エステバン・オコン、ピエール・ガスリー、角田裕毅、アレクサンダー・アルボンの6人が敗退した。

    フェルスタッペンがQ2首位
    Q2は16台でスタート。Q1よりもトラフィックの影響は小さくなる一方、Q3進出を巡る中団争いは僅差となった。

    序盤はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分32秒603を記録し、チームメイトのジョージ・ラッセルを大きく上回ってトップに立った。

    しかし、直後にフェルスタッペンがさらにペースを上げて首位へ浮上。最終的には1分32秒431までタイムを縮め、アントネッリに0.160秒差をつけてQ2最速となった。

    レッドブル・レーシングはリアム・ローソンも1分32秒780で5番手に入り、2台そろってQ3進出。フェラーリ勢もルイス・ハミルトンが3番手、シャルル・ルクレールが4番手につけた。

    角田裕毅は15番手でQ2敗退
    角田裕毅はQ2序盤からQ3進出圏外に位置し、終盤の最後のアタックに望みをかけた。

    しかし、1分34秒084からタイムを更新することができず、15番手でセッションを終了。Q1では1分34秒311の12番手で突破していたが、Q2では0.227秒の短縮にとどまり、Q3進出には届かなかった。

    一方、チームメイトのアービッド・リンドブラッドは1分33秒204を記録。オスカー・ピアストリと同タイムで10番手に入り、Q3進出を決めた。角田との差は0.880秒と大きく開いた。

    レーシングブルズはリンドブラッドがトップ10に残った一方、角田は15番手で予選を終えることになった。

    コラピントが8番手でQ3進出
    Q3進出を巡る争いでは、終盤にアルピーヌ勢がタイムを伸ばした。

    フランコ・コラピントは序盤、ラ・モニュメンタル(La Monumental)で大きくマシンを乱す場面もあったが、最後のアタックで1分33秒038を記録して8番手へ浮上。Q3進出を決めた。

    一方、ピエール・ガスリーは終盤に自己ベストを更新して一時11番手まで順位を上げたものの、他車のタイム更新によって最終的に14番手まで後退した。

    マクラーレンのピアストリも終盤まで安全圏とは言えない状況だったが、9番手でQ3進出。リンドブラッドが10番手に滑り込み、最後のQ3進出枠を確保した。

    アウディ勢はニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ガブリエル・ボルトレトが12番手となり、2台そろってQ3進出を逃した。

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    F1スペインGP 予選Q2敗退ドライバー
    11番手 ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    12番手 ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    13番手 エステバン・オコン(ハース)
    14番手 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    15番手 角田裕毅(レーシングブルズ)
    16番手 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)

    Q2トップはフェルスタッペン。アントネッリ、ハミルトン、ルクレール、ローソン、ラッセル、ランド・ノリス、コラピント、ピアストリ、リンドブラッドがQ3へ進出した。

    角田はチームメイトから0.880秒差の15番手でQ2敗退。リンドブラッドが10番手でQ3へ進んだことで、レーシングブルズの2台には大きく明暗が分かれる結果となった。

  • F1スペインGP予選Q1:角田裕毅が12番手通過 母国アロンソとサインツ敗退

    F1スペインGP予選Q1:角田裕毅が12番手通過 母国アロンソとサインツ敗退

    2026年F1第14戦スペインGPの予選Q1がマドリンクで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分33秒211のトップタイムを記録した。角田裕毅(レーシングブルズ)は12番手でQ2進出を決めた。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)が3番手につける一方、母国戦のカルロス・サインツJr.とフェルナンド・アロンソがQ1敗退。FP3でクラッシュしたオリバー・ベアマンはマシン修復が間に合わず、予選に出走できなかった。

    路面進化が進むなかラッセルがQ1最速
    初開催となるマドリンクでは路面の改善幅が大きいと予想され、Q1開始直後から各車が積極的にコースへ向かった。

    キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが新品ソフトタイヤで先陣を切る一方、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン(ともにフェラーリ)はミディアムタイヤを選択。ソフトタイヤを後のセッションや決勝に温存する狙いも見られた。

    序盤はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分33秒566でトップに立ったが、路面コンディションの向上とともにタイムは次々と更新された。

    残り10分にはローソンがトップへ浮上。レッドブル・レーシングのマシンで好タイムを刻み、フェルスタッペンを上回る速さを見せた。

    その後、フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレールらもタイムを伸ばし、上位5台が0.250秒以内にひしめく接戦となった。

    終盤にはラッセルが1分33秒211をマークして首位へ。アントネッリが0.056秒差、ローソンが0.099秒差で続き、メルセデス勢とレッドブル・レーシング勢が上位を形成した。

    角田裕毅は12番手でQ2進出
    レーシングブルズでは角田裕毅とアービッド・リンドブラッドがともにQ2進出を果たした。

    終盤にはリンドブラッドが一時15番手まで後退し、Q1敗退圏との際どい争いになったが、最後のアタックでタイムを更新。角田も1分34秒311までタイムを縮め、12番手でセッションを終えた。

    リンドブラッドは1分34秒340で13番手。レーシングブルズは2台そろってQ2進出を決めた。

    角田は金曜日のFP1でパワーステアリングのトラブルに見舞われ、走行時間を失っていた。まだVCARB 03への習熟を進めている段階だが、難しい状況のなかでまずはQ1突破を果たした。

    サインツJr.とアロンソが母国でQ1敗退
    チェッカーフラッグが近づくと、Q1敗退を巡る争いはスペイン勢にとって厳しい展開となった。

    フェルナンド・アロンソは最後のアタックで一度リンドブラッドを敗退圏に押し込んだものの、リンドブラッドが直後にタイムを更新。アロンソは18番手にとどまり、Q1敗退が決まった。

    カルロス・サインツJr.も17番手でノックアウト。母国スペインでの予選はQ1で終了した。

    セルジオ・ペレスはセッション終了時に唯一敗退圏からアタックを続けていたが、19番手から順位を上げられず。バルテリ・ボッタスも20番手となり、キャデラックは2台そろってQ1敗退となった。

    ランス・ストロールはマシンに問題が確認され、終盤もピットから出ることなくノータイム。グリッド降格ペナルティも抱えているが、予選タイムを記録していないため、決勝出走にはスチュワードの許可が必要となる。

    ベアマンはFP3クラッシュの損傷で予選欠場
    ハースのオリバー・ベアマンはQ1を走行しなかった。

    ベアマンはFP3終盤、リアを失ってスピンし、横向きの状態でバリアにクラッシュ。ハースは予選開始前に、損傷が大きくマシンを時間内に修復できないとして、予選欠場を正式に発表した。

    そのため、今回のQ1では実質的に5台がタイムによって脱落する形となり、ベアマンを含む6人がQ1敗退扱いとなった。

    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング)

    F1スペインGP 予選Q1敗退ドライバー
    17番手 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    18番手 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    19番手 セルジオ・ペレス(キャデラック)
    20番手 バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    21番手 オリバー・ベアマン(ハース)
    22番手 ランス・ストロール(アストンマーティン)

    Q1トップはラッセルの1分33秒211。アントネッリが2番手、ローソンが3番手に続き、フェルスタッペン、ランド・ノリス、ハミルトン、ルクレール、オスカー・ピアストリが上位に並んだ。

    角田は12番手でQ2進出。レーシングブルズはリンドブラッドも13番手で通過し、2台そろって次のセッションへ駒を進めた。