2026年F1第14戦スペインGPの予選Q1がマドリンクで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分33秒211のトップタイムを記録した。角田裕毅(レーシングブルズ)は12番手でQ2進出を決めた。
リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)が3番手につける一方、母国戦のカルロス・サインツJr.とフェルナンド・アロンソがQ1敗退。FP3でクラッシュしたオリバー・ベアマンはマシン修復が間に合わず、予選に出走できなかった。
路面進化が進むなかラッセルがQ1最速
初開催となるマドリンクでは路面の改善幅が大きいと予想され、Q1開始直後から各車が積極的にコースへ向かった。
キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが新品ソフトタイヤで先陣を切る一方、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン(ともにフェラーリ)はミディアムタイヤを選択。ソフトタイヤを後のセッションや決勝に温存する狙いも見られた。
序盤はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分33秒566でトップに立ったが、路面コンディションの向上とともにタイムは次々と更新された。
残り10分にはローソンがトップへ浮上。レッドブル・レーシングのマシンで好タイムを刻み、フェルスタッペンを上回る速さを見せた。
その後、フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレールらもタイムを伸ばし、上位5台が0.250秒以内にひしめく接戦となった。
終盤にはラッセルが1分33秒211をマークして首位へ。アントネッリが0.056秒差、ローソンが0.099秒差で続き、メルセデス勢とレッドブル・レーシング勢が上位を形成した。
角田裕毅は12番手でQ2進出
レーシングブルズでは角田裕毅とアービッド・リンドブラッドがともにQ2進出を果たした。
終盤にはリンドブラッドが一時15番手まで後退し、Q1敗退圏との際どい争いになったが、最後のアタックでタイムを更新。角田も1分34秒311までタイムを縮め、12番手でセッションを終えた。
リンドブラッドは1分34秒340で13番手。レーシングブルズは2台そろってQ2進出を決めた。
角田は金曜日のFP1でパワーステアリングのトラブルに見舞われ、走行時間を失っていた。まだVCARB 03への習熟を進めている段階だが、難しい状況のなかでまずはQ1突破を果たした。
サインツJr.とアロンソが母国でQ1敗退
チェッカーフラッグが近づくと、Q1敗退を巡る争いはスペイン勢にとって厳しい展開となった。
フェルナンド・アロンソは最後のアタックで一度リンドブラッドを敗退圏に押し込んだものの、リンドブラッドが直後にタイムを更新。アロンソは18番手にとどまり、Q1敗退が決まった。
カルロス・サインツJr.も17番手でノックアウト。母国スペインでの予選はQ1で終了した。
セルジオ・ペレスはセッション終了時に唯一敗退圏からアタックを続けていたが、19番手から順位を上げられず。バルテリ・ボッタスも20番手となり、キャデラックは2台そろってQ1敗退となった。
ランス・ストロールはマシンに問題が確認され、終盤もピットから出ることなくノータイム。グリッド降格ペナルティも抱えているが、予選タイムを記録していないため、決勝出走にはスチュワードの許可が必要となる。
ベアマンはFP3クラッシュの損傷で予選欠場
ハースのオリバー・ベアマンはQ1を走行しなかった。
ベアマンはFP3終盤、リアを失ってスピンし、横向きの状態でバリアにクラッシュ。ハースは予選開始前に、損傷が大きくマシンを時間内に修復できないとして、予選欠場を正式に発表した。
そのため、今回のQ1では実質的に5台がタイムによって脱落する形となり、ベアマンを含む6人がQ1敗退扱いとなった。

F1スペインGP 予選Q1敗退ドライバー
17番手 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
18番手 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
19番手 セルジオ・ペレス(キャデラック)
20番手 バルテリ・ボッタス(キャデラック)
21番手 オリバー・ベアマン(ハース)
22番手 ランス・ストロール(アストンマーティン)
Q1トップはラッセルの1分33秒211。アントネッリが2番手、ローソンが3番手に続き、フェルスタッペン、ランド・ノリス、ハミルトン、ルクレール、オスカー・ピアストリが上位に並んだ。
角田は12番手でQ2進出。レーシングブルズはリンドブラッドも13番手で通過し、2台そろって次のセッションへ駒を進めた。
