角田裕毅は、2026年F1第14戦スペインGPの予選を15番手で終え、新品タイヤを投入しても期待していたグリップ向上を感じられなかったことを明かした。「何かがうまく噛み合わなかった」と語り、前日からペースを失った原因を突き止める必要があると説明した。
レーシングブルズのチームメイト、アービッド・リンドブラッドは10番手でQ3進出を果たした一方、角田裕毅はQ2最後のアタックでも十分なタイムを引き出せず15番手。両者には0.880秒の差がついた。
オーバーテイクが難しいと予想されるマドリンクだけに、角田にとって厳しい予選結果となった。
「昨日と比べてペースが足りなかった」
Q2で何が起きたのかと問われた角田裕毅は、明確な原因はまだ分からないとしながらも、まずペース不足を挙げた。
「分かりません。単純にペースが足りませんでした。特に昨日と比べて、今日はペースがありませんでした」
金曜日からの変化に加え、角田が特に違和感を覚えたのがタイヤだった。通常であれば新品タイヤを投入することでグリップが増し、ラップタイムの向上につながる。しかし、今回はユーズドタイヤの方がむしろ感触がよかったという。
「なぜか新品タイヤよりユーズドタイヤの方が感触がよかったです。新品タイヤに替えても、タイヤから得られるはずのグリップ向上をあまり感じられなくて、何かがうまく噛み合いませんでした」
「とにかくペースが足りなかったので、その原因を突き止めないといけません」
オーバーテイクが難しいマドリンクで15番手
初開催のマドリンクでは、週末を通じてオーバーテイクの難しさがひとつの焦点となっている。そのため、グリッドポジションを決める予選の重要性は高く、角田も15番手という結果へのフラストレーションを隠さなかった。
「フラストレーションはあります。ここはオーバーテイクのチャンスがかなり限られていると思うので、予選はかなり重要です」
それでも、角田はまだ決勝で実際にレースが行われていないことを強調。新コースだけに何が起きるか分からないとして、可能性を捨ててはいない。
「でも、まだレースをしたわけではないので、何が起きるかは分かりません。かなり大きくグリップを失っていたので、そこは大きかったです」

決勝の目標は「ポイントを獲得します」
前戦F1イタリアGPでは10位に入り、今季初ポイントを獲得した角田裕毅。マドリードでは15番グリッドから再び入賞圏を目指すことになる。
決勝に向けた考えを尋ねられると、角田はシンプルに目標を口にした。
「ベストを尽くして、ポイントを獲得します」
新品タイヤで本来得られるはずのグリップ向上を感じられず、チームメイトから0.880秒離された角田裕毅。レーシングブルズは予選から決勝までの間にペース低下の原因を分析し、オーバーテイクが難しいとされるマドリンクで15番手からの挽回を狙う。
