カテゴリー: F1オランダGP

  • F1オランダGP:タイヤ戦略とザントフォールトの注目ポイント

    F1オランダGP:タイヤ戦略とザントフォールトの注目ポイント

    2026年F1第12戦オランダGPでは、ザントフォールトで初めてスプリントフォーマットが採用される。ピレリはC2、C3、C4という前年と同じ3種類のコンパウンドを選択したが、フリー走行が1時間しかないことに加え、路面特性や天候の変化が大きく、タイヤの使い方が週末の重要なポイントになると分析している。

    全長4.259km、14コーナーで構成されるザントフォールトは、ターン3とターン14のバンク角が大きな特徴だ。

    短いラップの中に高速コーナーが連続し、タイヤにかかるエネルギー密度も高い。さらに海岸に近い立地から砂や強風の影響も受けやすく、チームには限られた走行時間でマシンとタイヤの最適な組み合わせを見つけることが求められる。

    ザントフォールト初のスプリント開催
    F1はサマーブレイクを終え、オランダGPからシーズンを再開する。今回のザントフォールトではスプリントフォーマットが採用されるため、各チームがセットアップを詰められるフリー走行は金曜日の1時間のみとなる。

    通常のグランプリ週末と比べて試行錯誤できる時間が大幅に少なく、FP1終了後にはスプリント予選に向けてマシンの方向性をほぼ決めなければならない。

    特にザントフォールトでは、空力ダウンフォースとタイヤへの負荷を両立させる必要がある。要求されるダウンフォースレベルは高く、サマーブレイク前最後の一戦となったハンガリーGPの舞台、ハンガロリンクに非常に近いという。

    オランダグランプリ

    C2・C3・C4を前年に続いて選択
    ピレリが2026年オランダGPに持ち込むのは、ハードのC2、ミディアムのC3、ソフトのC4。2025年と同じ組み合わせとなる。

    前年は比較的ソフト寄りの3種類を選んだことに加え、レース中のニュートラリゼーションも影響し、結果的に2ストップ戦略が中心となった。レースでは用意された3種類すべてのコンパウンドが使用されている。

    2025年のスタート時には14台がミディアム、4台がソフト、2台がハードを選択。なかでもC2ハードは長い第2スティントを中心に最も多く使用された。

    50周目以降にセーフティカーが導入されたことで、ほぼすべてのドライバーが追加のピットストップを実施し、多くがソフトタイヤでフィニッシュした。

    バンク角19度と18度 タイヤへの負荷は大きい
    ザントフォールト最大の特徴が、バンクのついた2つのコーナーだ。

    ターン3は約19度、最終コーナーのターン14は約18度の傾斜を持ち、インディアナポリスを上回る角度となっている。ここではタイヤに非常に大きな垂直方向と横方向の力が加わる。

    さらに全長4.259kmという短いコースに14のコーナーが配置され、その一部を高速で通過するため、1周あたりのタイヤに対するエネルギー密度は高い。

    そのため、単純にタイヤを労わるだけではなく、車高や空力バランスを含めたセットアップ全体でタイヤを適切な作動領域に収めることが重要になる。

    海から運ばれる砂でグリップが変化
    ザントフォールトはアムステルダムから約40km、北海沿岸の砂丘地帯に位置している。

    コースは過去に複数の区間で再舗装されていることもあり、もともとのグリップレベルは高くない。加えて近隣のビーチから風で砂が運び込まれるため、路面状況が変化しやすい。

    この砂の影響によって、グリップレベルは日ごとに変化するだけでなく、場合によっては同じ日のセッション間でも変わることがある。

    スプリント週末では走行時間そのものが限られるため、FP1で確認した路面状態がその後も維持されるとは限らない点も、セットアップを難しくする要因となる。

    オランダグランプリ ザントフォールト

    低気温と雨 強風も不確定要素
    2026年のオランダGPは前年より1週間早い時期に開催される。8月中旬という時期を考えれば、理論上はタイヤの熱劣化が大きな要素になり得る。

    一方、ザントフォールトでは夏でも気温が20度を大きく超えることは少なく、雨も珍しくない。そのため、実際のタイヤデグラデーションは当日のコンディションによって大きく左右される可能性がある。

    さらに海に近いため強い突風が吹くことも多い。2026年から導入された新しい空力レギュレーションのマシンでは、風向きや風速の変化がドライバーのマシンバランスにどの程度影響するかも注目される。

    決勝はハードが基準 スプリントはミディアムとソフトも候補
    ピレリは、日曜日の決勝ではハードタイヤが基準となる可能性が高いとみている。

    一方で、距離の短い土曜日のスプリントでは、ミディアムとソフトの両方が有効な選択肢になる可能性がある。タイヤの耐久性だけでなく、スタート直後のグリップやトラックポジションをどこまで重視するかによって戦略が分かれそうだ。

    ザントフォールトは本格的なストレートが実質的に1本しかなく、コース幅も狭いため、オーバーテイクが容易ではない。タイヤの性能差があっても前車を抜けない展開になれば、ピットストップのタイミングやアンダーカットの価値も大きくなる。

    オランダGPは36回目 フェラーリが最多8勝
    オランダGPはこれまでの全大会がザントフォールトで開催されており、2026年で36回目を迎える。初開催は1952年だった。

    ドライバー別ではジム・クラークが4勝で最多。コンストラクターではフェラーリが8勝で歴代最多記録を持つ。

    地元オランダのマックス・フェルスタッペンはこれまでザントフォールトで3勝を挙げており、ジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダと並んでいる。

    初めてスプリントが組み込まれる2026年のザントフォールトでは、わずか1時間のフリー走行でどこまでタイヤ特性を把握できるかが週末全体を左右する。砂による路面変化、低い気温、雨、強風という不確定要素も多く、決勝だけでなく土曜日のスプリントからタイヤ選択とトラックポジションを巡る戦略戦が重要になりそうだ。

  • ホンダF1 新PU初走行で「興味深いデータ」 AMR26Bとの実車テストで手応え

    ホンダF1 新PU初走行で「興味深いデータ」 AMR26Bとの実車テストで手応え

    ホンダは、2026年F1第12戦オランダGPで実戦投入する新スペックのパワーユニット(PU)について、7月末にハンガロリンクで実施した初走行で「信頼性と性能の両面で内部目標を達成した」と明らかにした。

    ホンダ・レーシングのF1チーフエンジニアを務める折原慎太郎によれば、新PUは7月29日のフィルミングデーでアストンマーティンAMR26Bに初めて搭載された。走行距離などに制限があるなかでも、実車からドライバビリティに関する有益なデータを収集。オランダGPに向けてベンチ上でセッティングの最適化を進めている。

    新PUをAMR26Bに初搭載
    アストンマーティンは前戦ハンガリーGPでAMR26Bに大規模なアップデートを投入し、シーズン前半に苦戦していた状況から中団争いへと前進した。そしてザントフォールトでは、ホンダ側もPUのアップデートを投入する。

    ホンダはADUO(追加開発・アップグレード機会)によって認められた開発余地を活用し、内燃エンジンを中心に改良した新スペックを用意。その実戦投入に先立ち、7月29日にハンガロリンクで行われたフィルミングデーでAMR26Bに搭載した。

    フィルミングデーは走行距離が200kmに制限され、通常のレース用タイヤではなくデモンストレーション用タイヤを使用するなど、本格的なテストとは条件が異なる。それでもホンダにとっては、新PUを実際の車体に搭載して確認する最初の重要な機会となった。

    「フィルミングデーでしたので、学習できるプログラムには限りがありました。ただ、実際にコースを走れば必ず何かを発見できます」

    折原慎太郎はそう説明する。

    「まず、新しいエンジンスペックをシャシーに搭載したのはこれが初めてでしたが、パワーユニットが期待どおりに機能することを確認できました。それはポジティブでした」

    ドライバビリティで「興味深いデータ」
    ホンダがハンガロリンクで得た収穫は、単純にPUが正常に作動したという確認だけではなかった。特に重要だったのが、エンジンとシャシーを組み合わせた際のドライバビリティに関するデータだったという。

    「ドライバビリティについて、いくつか興味深いデータを見つけることができました」

    「そのデータをベンチに持ち帰り、今回のオランダGPに向けてセッティングを最適化しました。私たちにとって良い前進になりましたし、もうひとつポジティブだったのは、問題なく予定していた学習プログラムをすべて完了できたことです」

    実車で得られたデータをベンチテストへフィードバックし、ザントフォールトに向けて制御やセッティングを調整したことになる。

    シーズン前半のAMR26では振動も課題のひとつとして表面化していたが、新PUについて折原慎太郎は現時点で懸念していない。

    「現在、振動について心配していることはありません。ですから、今のところ問題は起きないと確信しています」

    「魔法のアップデートではない」
    一方、折原慎太郎は新PUによって勢力図が一変するとの見方には慎重だ。

    「F1では現実的でなければなりませんので、魔法のようなアップデートを持ち込むことはできません。ただ、今回のアップデートによって、いくつか良いステップを踏めると考えています」

    ホンダは2026年からアストンマーティンのワークスパートナーとしてF1に復帰したが、シーズン前半はライバルメーカーに対する性能面の遅れや信頼性の問題に直面してきた。

    折原慎太郎も、依然としてトップのPUメーカーとの差が残っていることを認める。

    「主要なライバルに対して、まだいくらか不利な部分があります。ただ、ハンガリーではアストンマーティンが大きなアップデートを投入し、中団に戻ることができました」

    そこで重要になるのが、わずかなラップタイムの改善だ。

    「中団では50ミリ秒や100ミリ秒が順位を上げるうえで非常に重要になります。今回のアップデートによって、そのようなラップタイムの改善をもたらすことができると考えています」

    つまりホンダが新PUに期待しているのは、一気にトップ勢へ追いつくほどの飛躍ではなく、0.05~0.1秒単位の改善を積み重ね、接戦の中団でアストンマーティンを押し上げることだ。

    ホンダF1 / ホンダ・レーシング

    バッテリーは変更せず 内燃エンジンを改良
    今回のアップデートでは、バッテリーや発電システムそのものには変更が加えられていない。一方で、内燃エンジンの性能向上は電気エネルギーのデプロイにも間接的な効果をもたらす。

    「バッテリーや発電システムについては何も変更していません。ただ、エンジン性能を向上させることはパワーデプロイにも役立ちます」

    「ですから、新しいエンジンスペックによって私たちのパワーデプロイがどのように機能するのか確認していきます」

    2026年F1のPUでは内燃エンジンと電動システムをどのように組み合わせ、限られたエネルギーをラップ全体で効率的に使用するかが重要な性能要素となっている。そのため、内燃エンジン側の効率改善は電動側の使い方にも影響を与えることになる。

    信頼性と性能「内部目標を達成」
    ホンダは新PUの投入時期を急がず、性能向上と同時にシーズン前半に経験した信頼性上の問題を解消することを重視してきた。

    折原慎太郎によれば、実車へ搭載する前にベンチ上で十分な検証を行い、必要な信頼性を確認したという。

    「このエンジンについては、求めていた性能を見つけるところまで持っていくために多くの時間をかけました。同時に、信頼性の問題も解決してきました」

    「このエンジンを投入する前に、ベンチ上で信頼性を実証しています。ですから、信頼性と性能の両方について、私たちの内部目標を達成できたと考えています」

    オランダGPは2027年へ向けた重要な検証
    ザントフォールトでの実戦投入は、単に2026年シーズン後半の競争力を高めるだけのアップデートではない。ホンダにとっては、今後のPU開発の方向性そのものを確認する意味も持っている。

    「今回のイベントについて重要なのは、私たちの開発ロードマップの一部だということです」

    「実際のコースで私たちの方向性が正しいことを確認できれば、正しい方向に開発を進められているという自信につながります」

    ハンガロリンクでは、新PUがAMR26Bとの組み合わせで想定どおりに作動することを確認し、ドライバビリティについても新たなデータを得た。さらにベンチ上で信頼性と性能の内部目標をクリアしたというホンダ。次の段階は、レースウイークという厳しい環境でその成果を証明することになる。

    アストンマーティンがAMR26Bのアップデートで中団へと前進したなか、ホンダの新PUが50~100ミリ秒という接戦を左右する差を生み出せるのか。ザントフォールトで行われるオランダGPは、2026年後半戦だけでなく、ホンダの今後のF1開発ロードマップを占う重要な実戦テストとなる。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1残留の舞台裏「移籍より引退に近かった」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1残留の舞台裏「移籍より引退に近かった」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングとの契約を2030年末まで延長する以前、自身の将来について迷っていた最大の理由が他チームへの移籍ではなく、F1そのものを続けるかどうかだったことを明かした。

    2026年F1第12戦オランダGPを前に、レッドブルはフェルスタッペンとの新たな4年契約を発表。長く続いてきた将来を巡る憶測に終止符が打たれたが、ザントフォールトで行われたFIA木曜記者会見では、その決断に至るまでのフェルスタッペンの考えが語られた。

    将来への迷いは「F1を続けるかどうか」
    フェルスタッペンはまず、レッドブルと新たな契約を結ぶことが難しい決断だったのかと質問された。

    「いや、それほどストレスのあることではなかった。正しい決断だったと思っている」

    「チームのなかでは本当に居心地がいいし、今後数年で再びトップに戻れるという強い信念を僕たちは持っている」

    フェルスタッペンは2016年途中に当時のトロロッソからレッドブルへ昇格して以来、長年にわたって同チームの中心的存在として戦ってきた。今回の契約延長によって、その関係は少なくとも2030年末まで続くことになった。

    一方、今季序盤には自身の将来について迷いがあることも示唆していた。そこで「シーズン序盤には将来について確信が持てていなかった。何が変わったのか」と質問されると、フェルスタッペンは重要な事実を明かした。

    「主に、実際にF1を続けるかどうかということだった」

    つまり、フェルスタッペンが検討していたのは単純にレッドブルを離れて別のF1チームへ移籍することではなく、F1でのキャリアそのものを今後も続けるのかという、より根本的な問題だったということだ。

    F1のルール改善も継続決断の要因
    フェルスタッペンはこれまで、F1のレギュレーションやスポーツの方向性について率直な意見を口にしてきた。

    今回の会見でも、F1を続ける決断に至った背景として、ルールの方向性に変化が見えてきたことを挙げた。

    「でも、ルールは少しずつ良くなってきている。そういう意味では、僕もそれを受け入れてやっていこうと思えるようになった」

    F1で走ることそのものへの情熱を失ったわけではない。一方で、自身が望むレースのあり方とF1が進む方向との間にどの程度折り合いをつけられるかは、フェルスタッペンにとって重要な判断材料となっていたことがうかがえる。

    そして、その先にある大きな節目としてフェルスタッペンが挙げたのが2030年だ。

    「できれば2030年になったとき、V8エンジンが導入される可能性も含めて、もう一度考える機会が出てくると思う」

    今回の新契約が2030年末までとなったなか、フェルスタッペンはその先のF1について、将来のエンジン規則を含めたスポーツの方向性を見ながら判断する考えを示した。

    他チームからのオファーには「重要ではない」
    近年、フェルスタッペンを巡っては他チームへの移籍が繰り返し取り沙汰されてきた。

    しかし、今回の会見でフェルスタッペンが語った内容からは、本人にとって最大のテーマが「どのF1チームで走るか」ではなかったことが見えてくる。

    フロアからは、マネジメント側が他チームから具体的なオファーをフェルスタッペンに提示する段階まで話が進んでいたのかという質問も出た。

    これに対してフェルスタッペンは、レッドブル側との話し合いについて説明した。

    「とてもオープンで、透明性のある話し合いだった」

    「ローランやオリバー、株主のみんなとも非常にいい関係にある。僕にとっては大きなひとつの家族のように感じているし、その一員でいられることをとても幸せに思っている」

    ここでフェルスタッペンが挙げたのは、レッドブル・レーシングCEO兼チーム代表のローラン・メキースや、レッドブルの経営陣らとの関係だ。

    「もちろん、この数カ月はチームがこれからどう進んでいくのか、今後数年間の計画やアイデアについて話をしてきた。僕には常にとてもオープンな形で伝えられてきたし、僕はそういうところが好きなんだ」

    「彼らが達成しようとしていることも気に入っている。だから僕も、その将来の一部でいたいと思った」

    それでも「他チームについては?」と追及されると、フェルスタッペンは「それは重要ではない」と回答。「あなたにとっては重要ではない?」と重ねて聞かれても、「僕にとってはね」と答えた。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    「レッドブルで永遠に走る」が以前からの目標
    フェルスタッペンとレッドブルの関係は、単なる長期契約だけでは説明できないものになっている。

    2030年まで走れば、レッドブルのドライバープログラム時代も含めて非常に長い関係になることを指摘され、その「秘訣」を尋ねられたフェルスタッペンは、故ディートリッヒ・マテシッツとの過去の会話を明かした。

    「ディートリッヒがまだ生きていたころから、僕は彼に『僕の目標は、もちろんレッドブルで永遠にレースをすることだ』と言っていた」

    「だから、いい方向に進んでいると思う」

    フェルスタッペンにとって、ひとつのチームでF1キャリアを全うするという考えは、今回の契約交渉で突然生まれたものではない。レッドブル創業者のマテシッツが存命だった時代から抱いていた目標だったという。

    F1キャリア最後のチームもレッドブルか
    その言葉を裏付けるように、フェルスタッペンはレッドブルが自身にとって最後のF1チームになる可能性についても明確な答えを示している。

    2030年以降に期待するV8エンジンが実現しなかった場合でも、レッドブルがF1キャリアを終えるチームになるのかと質問されると、フェルスタッペンは答えた。

    「そうだね」

    ただし、2030年の契約満了時点で引退すると決めているわけではない。

    「2031年に何が起きるのかはまったく分からない。でも、そうだね。おそらく重要なのは、その時点でこのスポーツがどこへ向かっているかということだと思う」

    2030年以降について判断する際にも、別のF1チームへの移籍が中心的なテーマになるのではなく、F1自体が自分にとって走り続けたいカテゴリーであるかどうかが重要になるという姿勢を示している。

    F1以外のレースへの挑戦も継続
    一方で、フェルスタッペンはF1だけに活動を限定するつもりもない。

    新契約でもF1以外のカテゴリーに挑戦する自由を維持したかったのかと問われると、「そうだ。それは間違いなく、これからも続けたいことだった」と答えた。

    ただし、実際にどのレースへ出場できるかについてはF1カレンダー次第になると説明している。

    具体的に出場したいレースを尋ねられると、「大きな耐久レースは全部だね。24時間レース全般。そういうレースを走れたらクールだと思う」と語った。

    フェルスタッペンはF1を続けながら、耐久レースをはじめとする別カテゴリーへの挑戦にも強い意欲を持ち続けている。

    2030年までレッドブルと歩むことを決めたフェルスタッペンだが、その決断の裏側にあったのは他チームとの比較ではなく、「F1を続けるかどうか」という選択だった。レッドブルへの信頼とチームの将来計画、そしてF1の今後の方向性を見極めたうえで継続を選んだ一方、2030年以降については依然として白紙だ。少なくとも現時点で、別のF1チームへ移ることよりも、レッドブルで走り続けるか、F1そのものから離れるかという考えの方がフェルスタッペンの将来像に近いようだ。

  • リアム・ローソン レッドブルF1再昇格に「厳しい週末になる」 RB22初挑戦へ

    リアム・ローソン レッドブルF1再昇格に「厳しい週末になる」 RB22初挑戦へ

    リアム・ローソンは、2026年F1オランダGPでレッドブル・レーシングに復帰することについて「厳しい週末になる」と覚悟を示す一方、「とてもエキサイティングでもある」と語った。

    手首を負傷したアイザック・ハジャーの代役として急遽RB22をドライブするローソンにとって、レッドブルでのF1参戦は2025年以来となる。昨年はわずか2戦でレーシングブルズへ降格したが、今回は24歳となり、より多くのレース経験を積んだ状態で再びトップチームのマシンに乗る。

    ハジャー負傷で突然巡ってきたレッドブル復帰
    アイザック・ハジャーはサマーブレイク中に手首を負傷し、オランダGPを欠場することが決定。レッドブル・レーシングはレーシングブルズでレースを続けていたローソンを代役として起用し、空いたレーシングブルズのシートにはリザーブドライバーの角田裕毅が入ることになった。

    ローソンにとって今回の起用は、2025年序盤以来となるレッドブル・レーシングへの復帰だ。

    2025年、ローソンはセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルのレギュラーシートを獲得したものの、わずか2戦で降格。角田裕毅との直接的な入れ替えでレーシングブルズへ戻された。

    それから約1年半。2026年シーズン前半にレーシングブルズで好調な走りを見せてきたローソンに、思わぬ形で再びレッドブルのマシンをドライブする機会が巡ってきた。

    「もちろん、この週末を迎えるにあたって予想していたことではない。でも、いい機会だ」

    ローソンはザントフォールトで行われた木曜日のメディアデーでそう語った。

    「今年はここまでかなりいいシーズンを送れている。僕としては、違うマシンではあるけど、この週末もそれを続けることだけに集中している。それが今の僕のフォーカスだ」

    2025年より「F1でずっと快適に感じている」
    昨年レッドブルをドライブしたときと比較して自信が増しているかと聞かれると、ローソンはF1で積み重ねてきた経験の大きさを強調した。

    「全体的に見れば、間違いなくそうだ。単純にF1にいるという意味でもね」

    「それからさらに多くのレースを経験してきた。このスポーツでレースをすることに、以前よりずっと快適さを感じている。でも、間違いなく非常に厳しい週末になると思う」

    最大の問題は、準備時間が極めて限られていることだ。

    2026年のオランダGPはスプリントフォーマットで開催されるため、ローソンがRB22に慣れるために使えるフリー走行は金曜日の1セッションしかない。その後、すぐにスプリント予選へ臨むことになる。

    「スプリントの週末だから、明日はかなり速いペースで学んでいかなければならない」

    「でも、そこに集中しているし、昨日シミュレーターでやろうとしていたのもそれだ。学習のプロセスをできる限り速めることができれば、それだけ週末の助けになる」

    休暇から帰国した飛行機の中で突然の連絡
    レッドブル復帰を知らされたのも突然だった。

    ローソンはサマーブレイクの休暇を終えて月曜日に戻ってきたばかりだったという。飛行機が到着した直後、レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインから電話が入った。

    「休暇から戻って月曜日に着陸したばかりだった。電話がかかってきて、本当にまだ飛行機から降りてもいない状態でアラン(パーメイン)と話していた。そして基本的に、そこで知らされた」

    その瞬間から、ローソンの1週間の予定は完全に変わった。

    「その週に予定していたことが、一気にレッドブルの準備へ変わった」

    「厳しくなると思う。もちろんマシンには違いがある。でも明日はできるだけ早く、できるだけ多くのことを学ぼうと思っている」

    限られた時間の中でも、できる準備はすべて済ませたという。

    「僕としては、自分にできる準備をすべてやったと思えることが大事で、実際にそう感じている。厳しいものになるという事実を受け入れたうえで、それ以外では楽しもうとも思っている」

    「過去に走って楽しめたサーキットだし、もちろんここでレースをするのも今回が最後になる。だから週末を楽しみたい。でも、間違いなくいくつものチャレンジに直面すると思う」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    最大の課題は初めて乗るRB22への適応
    ローソンが最大のチャレンジとして挙げたのは、やはりRB22への適応だ。

    「おそらく新しいマシンだと思う。それに伴う他のすべてのこともある。かなり厳しいものになる一方で、とてもエキサイティングでもある」

    レーシングブルズのマシンとは特性の異なるRB22に乗り込み、わずか1時間のフリー走行で感覚をつかまなければならない。

    「明日を最大限に活用したい。フリー走行の最初にマシンへ乗ったときは、かなり馴染みのない感覚になるだろうし、慣れるまで少し時間が必要だと思う」

    そのためローソンは、スプリント予選やスプリントそのものもRB22を理解するための学習機会として利用する考えだ。

    「スプリント予選やスプリントを通してもできるだけ多くのことを学んで、土曜日の予選に向けて可能な限り準備を整える。それがおそらく目標になる」

    昨年の降格への「勝利」とは考えず
    今回のレッドブル復帰は、2025年にわずか2戦でシートを失ったローソンにとって、自身の実力を証明する絶好の機会でもある。

    しかし、ローソン自身は今回の起用を昨年の決定に対する「勝利」とは捉えていない。

    「正直に言えば、あれはもうかなり昔のことのように感じる。それに今回は状況もまったく違う。今回は1週間だけだからね」

    「そういうふうにはあまり考えていない。僕たちは今年ここまで本当にいいシーズンを送れているし、こういう機会で僕を選んでもらえたことにはもちろん感謝している」

    ローソンが重視しているのは、過去への雪辱ではなく、この週末から具体的な結果を持ち帰ることだ。

    「でも僕は、この週末から何かを得ることに本当に集中している。それができて、いい週末になれば素晴らしい。でも、厳しいものになることは間違いないと思う」

    2025年にはレッドブルで十分な結果を残す時間を与えられないままレーシングブルズへ戻されたローソン。しかし、その後もF1でレース経験を積み、2026年はレーシングブルズで好調なシーズンを送ってきた。

    突然巡ってきたレッドブル再昇格はわずか1戦の代役参戦だが、RB22への適応力とこれまでの成長を示す大きな機会となる。スプリント開催によって準備時間が限られるザントフォールトで、ローソンがどこまで早くマシンを理解し、結果につなげられるかが注目される。

  • 角田裕毅とのF1初コンビにリンドブラッド「できる限り手助けしたい」

    角田裕毅とのF1初コンビにリンドブラッド「できる限り手助けしたい」

    角田裕毅が2026年F1第12戦オランダGPでレーシングブルズから急遽F1復帰を果たすことについて、チームメイトを務めるアービッド・リンドブラッドが語った。「できる限り手助けしたい」と話し、限られた準備時間でマシンに適応しなければならない角田裕毅をサポートする姿勢を示している。

    アイザック・ハジャーがサマーブレイク中に手首を負傷してオランダGPを欠場することになり、レーシングブルズのリアム・ローソンがレッドブル・レーシングの代役に起用された。

    その結果、空いたレーシングブルズのシートには、レッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅が起用されることになった。

    角田裕毅との初コンビ「興味深い週末になる」
    オランダGP開幕を前に行われたFIAの木曜記者会見に出席したリンドブラッドは、ローソンがレッドブル・レーシングに移ったことで、今週末は角田裕毅とコンビを組むことについて質問された。

    「裕毅にとっては、間違いなく興味深い週末になると思う」

    リンドブラッドはそう語り、角田裕毅が今回のF1復帰で直面する難しさについて言及した。

    「今のマシンはかなり違うし、スプリント週末でもある。それに、決して簡単なサーキットではない。だから、できる限り彼が早くマシンに慣れられるよう手助けしたい」

    今回のオランダGPは通常のグランプリとは異なるスプリントフォーマットで開催される。走行時間が限られるなか、角田裕毅は現在のレーシングブルズのマシンへの適応を急がなければならない。

    リンドブラッドも「マシンはかなり違う」と、その難しさを認識しており、可能な範囲で角田裕毅をサポートする考えを明らかにした。

    角田裕毅とは「いつも友好的だった」
    リンドブラッドと角田裕毅がF1でチームメイトを務めるのは今回が初めてとなる。これまで2人が深く関わる機会は多くなかったという。

    「彼のことをものすごくよく知っているわけではない。これまで僕たちはあまり接点がなかったからね」

    それでも、これまでの関係は良好だったとリンドブラッドは続けた。

    「でも、いつも友好的な関係だった。だから、一緒にいい週末を過ごせると思う」

    急遽結成されたコンビではあるものの、リンドブラッドは角田裕毅を歓迎しており、協力して週末を戦うことに前向きな姿勢を示している。

    角田裕毅とアービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    リンドブラッド自身もザントフォールト初挑戦
    もっとも、角田裕毅をサポートすると語るリンドブラッド自身にとっても、今回のオランダGPは簡単な週末ではない。

    リンドブラッドにとってザントフォールトでのレースは初めて。さらにスプリントフォーマットという条件も重なり、自身も限られた時間のなかでサーキットを学ばなければならない。

    会見では、なぜハジャーの代役として自身がレッドブル・レーシングに起用されなかったのかという質問を受けた際、その点にも触れている。

    「正直に言えば、僕にとってザントフォールトは初めてなんだ。スプリント週末でもあるし、僕はまだルーキーシーズンの半分を終えたところにすぎない」

    「だから、リアムを選ぶ方が、より論理的な判断だったと思う。僕を選ぶ方が少しリスクは大きかっただろうね」

    「もちろんドライバーとしては乗りたかった。そういうチャンスは欲しかったよ。でも同時に、彼らがなぜあの判断をしたのかは完全に理解している。今は自分自身の週末に完全に集中して、できる限りいい仕事をしようとしている」

    リンドブラッドは自身も経験の少ない状況にあることを認めながら、レーシングブルズでの仕事に集中する考えを示した。

    好調レーシングブルズ「マシンはいい」
    角田裕毅が急遽ドライブすることになったレーシングブルズのマシンについて、リンドブラッドは現在の競争力を高く評価している。

    サマーブレイク前のレースで好調な流れを築いていたリンドブラッドは、休暇を迎えたかったのか、それともそのままレースを続けたかったのかと質問され、「そのまま続けてもよかった」と振り返った。

    「正直、僕はそのまま続けてもかなり満足だったと思う。休みに入る前の数レースは楽しめていたし、いい勢いもあったから、あと何レースかやってもよかった」

    一方で、シーズン序盤から多忙だったこともあり、休暇でリフレッシュできたとも説明。「充電できたような気分だし、この週末に挑むのを本当に楽しみにしている」と語った。

    そして、ザントフォールトで期待するパフォーマンスについては、直近のレースと同様の競争力を発揮できるとの見通しを示している。

    「最近のレースでやってきたことと同じようなものになると思う。マシンはいい。チームはパフォーマンスをもたらすために本当に、本当にいい仕事をしてきた」

    「いろいろなタイプのサーキットでもかなり安定しているように見えるし、僕たちは競争力がある。だから、今回もこれまでと同じようにできればと思っている」

    角田裕毅にとっては短期間で適応しなければならないマシンだが、そのパッケージ自体には十分な競争力があるというのがリンドブラッドの評価だ。

    異例の状況で組む角田裕毅とリンドブラッド
    角田裕毅とリンドブラッドは、それぞれ異なる難しさを抱えてオランダGPに臨むことになる。

    角田裕毅は急遽決まったF1復帰で、現在のレーシングブルズのマシンへの適応が必要となる。一方のリンドブラッドもザントフォールト初挑戦であり、まだF1ルーキーシーズンの途中にいる。

    さらに今回はスプリント週末のため、準備に使える走行時間も限られている。そうした条件のなかで初めてコンビを組むことになった2人だが、リンドブラッドは角田裕毅とのこれまでの関係について「いつも友好的だった」と説明し、「一緒にいい週末を過ごせると思う」と期待を示した。

    突然決まったF1復帰、異なるマシン、スプリントフォーマット、そして難易度の高いザントフォールト。角田裕毅にとって決して簡単な復帰戦ではないが、新たなチームメイトとなるリンドブラッドは「できる限り手助けしたい」と、その挑戦を支える構えだ。

  • 角田裕毅 F1復帰の舞台裏「ビーチにいたら突然電話が」待ち望んだ実戦へ

    角田裕毅 F1復帰の舞台裏「ビーチにいたら突然電話が」待ち望んだ実戦へ

    角田裕毅が、2026年F1第12戦オランダGPで実現した突然のF1復帰について、その舞台裏を明かした。レーシングブルズから出場することになった角田裕毅は、ギリシャのビーチで休暇を過ごしていたところ、マネージャーから英国へ向かうよう突然連絡を受けたという。

    アイザック・ハジャーが夏休み中に手首を負傷してオランダGPを欠場することになり、レッドブル・レーシングはレーシングブルズのリアム・ローソンを代役として昇格させた。

    その結果、空いたレーシングブルズのシートに、レッドブルのリザーブドライバーを務めていた角田裕毅が起用された。

    2025年最終戦アブダビGP以来となるF1での実戦。角田裕毅にとって、それは長く待ち続けてきたチャンスだった。

    ギリシャ到着から24時間で突然の電話
    角田裕毅がオランダGP出場の可能性を知らされたのは火曜日だった。当時はマネージャーや友人たちとギリシャを訪れ、ビーチで過ごしていたという。

    「マネージャーとほかの友人たちと一緒にギリシャにいました。みんなで過ごしていて、僕はビーチにいました」

    ただし、角田裕毅は笑顔を見せながら、休暇中ずっと遊んでいたわけではないと強調した。

    「ずっとビーチで遊んでいたみたいな話にはしたくないです(笑)。ちゃんとトレーニングもしていました」

    「でも、そのときはビーチでリラックスして、きれいな海を眺めていたんです。そうしたら突然、マネージャーから『英国に行かないといけない』と言われました」

    ギリシャに到着してから、まだ24時間ほどしか経っていなかった。

    「『ギリシャに来てまだ24時間なのに、もう英国に行けっていうの?』と思って、『なぜ?』と聞きました。そうしたら『今週、レースに出ることになるかもしれない』と言われました」

    その後、ハジャーの欠場とローソンのレッドブル昇格が正式に決まり、角田裕毅のレーシングブルズからのオランダGP参戦も決定した。

    角田裕毅 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    「ずっと待っていた瞬間」
    角田裕毅は2025年限りでレッドブル・レーシングのレギュラーシートを失い、2026年はリザーブおよび開発ドライバーとしてチームを支えてきた。

    F1の実戦からは離れていたものの、復帰の機会に備えて準備を続けてきたという。

    「フィジカル面でもメンタル面でも、十分にシャープな状態だと思います。ほぼ毎日、長い時間トレーニングしてきました」

    「トレーニングする時間はたくさんありました。ほかにやることもあまりなかったですから(笑)」

    実車での走行機会も確保してきた。角田裕毅によれば、旧型車を使用するTPC(Testing of Previous Cars)を4回経験し、合計でおよそ5レース分の距離を走り込んでいる。

    「TPCでは4回走って、レース距離にすると5レース分くらい走っています。なので、感覚としてはかなりシャープですし、TPCでも多くの周回を経験できました」

    そして今回の復帰について、角田裕毅は率直な思いを口にした。

    「これは僕がずっと待っていた瞬間です。こういう瞬間が本当に欲しくて仕方がなかったです」

    最大の課題は2026年型マシンへの適応
    一方で、実戦復帰には大きなハードルもある。

    角田裕毅が最後にF1決勝を戦ったのは2025年アブダビGPであり、その後F1は2026年から新しい技術レギュレーションへ移行した。今回ドライブするレーシングブルズのマシンについても、事前準備の時間は限られている。

    角田裕毅がレーシングブルズのシミュレーターに乗ったのは水曜日が初めてだった。

    「僕がやらなければならないのは、このクルマに慣れることです。これまでとはかなり違う感覚になると思いますし、手順やスタートの方法なども覚える必要があります」

    さらに、オランダGPで実際のマシンに慣れるために使えるフリー走行は限られており、短時間で適応する必要がある。

    「フリー走行が1回しかないのは少し難しいと思います。でも、だからこそ今のところ期待値は設定していません」

    それでも、突然巡ってきたチャンスを前にした角田裕毅に気負いはない。

    「今はただ楽しみたいです。レースを楽しんで、思い切り走りたいです。それは僕が長い間やりたかったことです」

    ギリシャのビーチで受けた一本の電話から、わずか数日でF1のグリッドへ戻ることになった角田裕毅。結果への具体的な目標は掲げず、まずは待ち望んでいたF1での実戦そのものを楽しむ姿勢でザントフォールトでの週末に臨む。

  • 2026年F1オランダGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1オランダGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1第12戦オランダGPは、8月21日(金)からザントフォールト・サーキットで開催される。約4週間のサマーブレイクを終えてシーズンが再開される一戦で、2026年はスプリントフォーマットが採用される。

    初日の8月21日(金)はフリー走行1回目(FP1)に続いてスプリント予選を実施。22日(土)はスプリントと決勝レースのスターティンググリッドを決める予選が行われ、23日(日)に72周の決勝レースが開催される。

    舞台となるザントフォールト・サーキットは、オランダ北海沿岸の砂丘地帯に位置する全長4.259kmのテクニカルコースである。起伏に富んだ高速コーナーが連続し、コース幅も比較的狭いため、ドライバーに高い精度が要求される。

    最大の特徴はバンク角を持つコーナーだ。ターン3のフーゲンホルツボフトと最終ターンのアリー・ルイエンダイクボフトには大きなバンクが設けられており、特に最終コーナーでは高い速度を維持したままホームストレートへと加速していくことができる。

    一方で、コース幅の狭さからオーバーテイクは容易ではない。ホームストレートからターン1への進入が最大のチャンスとなり、予選順位とトラックポジションがレース展開を大きく左右する。北海に近い立地から天候が変化しやすく、強い風によってマシンバランスが変わることもザントフォールト特有の難しさとなる。

    2026年オランダGPでピレリは、C2をハード、C3をミディアム、C4をソフトとして選択した。高速の右コーナーや大きなバンクではタイヤに高い負荷がかかるため、デグラデーションを管理しながらペースを維持することが重要になる。

    さらに今回はスプリント開催のため、通常のグランプリとは異なり、チームがマシンを調整できるフリー走行は金曜日の1時間のみとなる。サマーブレイク明け最初の走行でセットアップを仕上げ、そのままスプリント予選に臨む必要があり、FP1での作業効率が週末全体を左右する。

    2026年大会はザントフォールトで開催される最後のF1オランダGPとなる予定であり、2021年の復活以来続いてきたイベントにひと区切りがつく。地元マックス・フェルスタッペンにとっても特別な意味を持つ週末となる。

    2026年F1オランダGP スケジュール
    ■ 8月21日(金)
    フリー走行1:19:30~20:30(現地時間:12:30~13:30)
    スプリント予選:23:30~24:14(現地時間:16:30~17:14)

    ■ 8月22日(土)
    スプリント:19:00~(現地時間:12:00~)
    予選:23:00~24:00(現地時間:16:00~17:00)

    ■ 8月23日(日)
    決勝:22:00~(現地時間:15:00~)

    フジテレビNEXT 放送スケジュール(生放送)
    フジテレビNEXTでは、2026年F1第12戦オランダGPの全セッションを生中継する。

    ■ 8月21日(金)
    フリー走行1:19:20~21:40
    解説:山本雅史、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    スプリント予選:23:20~26:00
    解説:山本雅史、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    ■ 8月22日(土)
    スプリント:18:30~22:30
    解説:川井一仁、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    予選:22:50~27:00
    解説:川井一仁、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    ■ 8月23日(日)
    決勝:21:20~27:00
    解説:川井一仁、白幡勝広
    実況:堀池亮介

    FOD 配信スケジュール
    FODでは2026年F1第12戦オランダGPの全セッションをライブ配信する。また、フジテレビが8月19日に発表した2026年シーズン後半戦の無料配信拡大により、オランダGPではフリー走行1回目(FP1)とスプリント予選が登録不要で無料配信される。

    無料配信ではFOD限定のコメンタリーが使用される。

    ■ 8月21日(金)
    フリー走行1:19:20~(無料配信)
    スプリント予選:23:20~(無料配信)

    ■ 8月22日(土)
    スプリント:18:30~
    予選:22:50~

    ■ 8月23日(日)
    決勝:21:20~

    なお、FODでは第12戦オランダGPから最終戦アブダビGPまで、2026年F1シーズン後半戦のフリー走行とスプリント予選を全戦無料配信する。FODへの登録は不要で、スプリントが実施されないグランプリでは基本的にフリー走行が無料配信の対象となる。

    オランダGP決勝は地上波でハイライト放送
    第12戦オランダGPでは、決勝終了後に地上波でハイライト番組が放送されることも決定している。

    番組タイトルは『2026 F1 オランダグランプリ 決勝ハイライト(Formula 1 Heineken Dutch Grand Prix 2026)』で、8月23日(日)24時15分から24時55分までフジテレビほかで放送予定。ライブ中継ではないものの、オランダGP決勝を地上波で楽しめる機会が設けられる。

    ■ 8月23日(日)
    2026 F1 オランダグランプリ 決勝ハイライト:24:15~24:55
    放送:フジテレビほか

    サマーブレイクを経て再開される2026年F1シーズン。スプリント開催に加え、ザントフォールトで最後となるオランダGPは、フジテレビNEXTとFODで全セッションをライブ視聴できるほか、FP1とスプリント予選はFODで無料配信され、決勝後には地上波でハイライト番組も放送される。

    ザントフォールト・サーキット
    FORMULA 1 HEINEKEN DUTCH GRAND PRIX 2026
    オランダグランプリ
    サーキット名: ザントフォールト・サーキット
    コース全長: 4.259km
    周回数:72
    レースディスタンス:306.587km
    ラップレコード:1分11秒097(ルイス・ハミルトン / 2021年)

  • 角田裕毅のF1復帰に海外識者注目「キャリアを左右する重要な一戦」

    角田裕毅のF1復帰に海外識者注目「キャリアを左右する重要な一戦」

    角田裕毅が2026年F1オランダGPでレーシングブルズからグランプリ復帰を果たす。海外メディア『The Race』は、今回の参戦について「キャリアを左右する重要な一戦」になる可能性があると指摘。将来のF1レギュラーシート獲得に向けて、自らの価値を改めて証明する大きなチャンスになると分析している。

    角田裕毅のF1復帰は、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーが手首の負傷によってオランダGPを欠場することから実現した。

    ハジャーの代役にはレーシングブルズのリアム・ローソンが起用され、その空いたシートにレッドブルのリザーブドライバーを務める角田裕毅が入る。

    レッドブル・レーシングの正式なリザーブドライバーである角田裕毅ではなく、今季レーシングブルズでレースを続けているローソンをハジャーの代役に選んだ判断には、おおむね理解を示す声がある。一方で、19歳のアービッド・リンドブラッドを抜擢すべきだったとの意見もあり、『The Race』の識者たちは、今回の人事がローソンだけでなく、角田裕毅の今後のキャリアにとっても重要な意味を持つと分析している。

    角田裕毅にはレーシングブルズ参戦がむしろ好機
    エド・ストローは、ハジャーの代役として角田裕毅ではなくローソンをレッドブル・レーシングに起用した判断を妥当だと評価した。

    代役ドライバーが必要になった場合、チームとしては短期間でマシンに適応し、確実に仕事をこなせる人物を選ぶのが現実的だ。現在のレッドブル陣営では、ローソンがその条件を最も満たしているという。

    特に2026年のF1パワーユニットでは、エネルギー回生とデプロイメントへの対応が重要となっている。ローソンはレーシングブルズで今季のレースを戦い続けており、タイヤへの習熟度やレース勘に加え、新世代パワーユニットを実戦で扱ってきた経験がある。

    そのため、正式なレッドブル・レーシングのリザーブドライバーである角田裕毅ではなく、ローソンを昇格させる判断は理にかなっているとストローは分析する。

    一方、角田裕毅にとっても、レーシングブルズから参戦することはむしろプラスになる可能性があるという。

    レーシングブルズはオランダGPを迎える時点でミッドフィールド屈指の競争力を持っており、角田裕毅にとっても過去にF1で自身の力を最も発揮してきた環境だ。今後のF1レギュラーシートを求めて他チームにも目を向けなければならない状況を考えれば、レッドブルで厳しい戦いを強いられるよりも、レーシングブルズでミッドフィールド上位を争って存在感を示す方が、自身の将来にとって有利になる可能性がある。

    角田裕毅にとって「キャリアを左右する重要な一戦」
    ジャック・ベニオンはさらに踏み込み、今回のF1復帰が角田裕毅のキャリアにおける極めて重要な局面になると指摘した。

    角田裕毅は2025年にレッドブルのレギュラーシートを失った後、2026年のインディカー参戦候補として名前が挙がったものの、実現には至らなかった。しかし現在も、将来的なインディカー転向の可能性が取り沙汰されている。

    インディ500ウイナーのフェリックス・ローゼンクヴィストがマクラーレンへ移籍することで、メイヤー・シャンク・レーシングには空席が生まれることになり、その候補として角田裕毅が浮上しているという。

    メイヤー・シャンク・レーシングはホンダエンジンを使用しており、幅広いバックグラウンドからドライバーを起用してきたチームでもある。ベニオンは角田裕毅のドライビングスタイルもインディカーに適していると評価する。

    ただし、今回のオランダGPで角田裕毅が強いパフォーマンスを披露すれば、状況が変わる可能性がある。

    現時点でハジャーがオランダGP以降も欠場することを示す材料はない。それでも、たとえ今回限りのF1復帰だったとしても、角田裕毅が十分なインパクトを残せれば、将来のF1レギュラーシート獲得への道を再び開くことも考えられる。

    ベニオンは、角田裕毅がインディカーへ転向した場合、その後F1で再びレースをする可能性は極めて低くなると指摘。今回のオランダGPは、角田裕毅の今後のキャリアを左右しかねない重要な一戦だと位置づけている。

    角田裕毅 F1 オランダGP

    ローソンにはレッドブルで「2度目のチャンス」
    元F1テクニカルディレクターのゲイリー・アンダーソンも、今回のローソン起用を支持している。

    ローソンは以前レッドブル・レーシングに昇格した際、十分な時間を与えられないままシートを失った。そのため今回のオランダGPは、自身の本当の実力を示す2度目のチャンスになる。

    こうした機会を再び得られるドライバーは多くないだけに、ローソンにとっては結果につなげる必要のある重要な週末となる。

    一方、レーシングブルズでローソンとコンビを組む19歳のリンドブラッドをレッドブルに昇格させる案について、アンダーソンは時期尚早との見方を示した。

    ルーキーイヤーに好パフォーマンスを見せているリンドブラッドには、まだ細かなミスを修正しながら経験を積む時間を与えるべきであり、チャンスはいずれ訪れるという考えだ。

    「リンドブラッドを起用すべきだった」との異論
    これに対し、ジョシュ・サティルは今回こそリンドブラッドをレッドブルで試すべきだったと主張している。

    リンドブラッドはF1ルーキーながら開幕から速さを示しており、予選では平均してローソンから約0.1秒遅れる程度のパフォーマンスを発揮。スパのようにローソンを明確に上回った週末もあった。

    サティルは、ローソンが将来的にレッドブル・レーシングのレギュラーシートへ戻る可能性について懐疑的だ。最初の昇格がうまくいかなかったことが大きく、角田裕毅についても同様にレッドブルへの恒久的な復帰は難しいと見ている。

    それならば、将来的なレッドブル候補とみられるリンドブラッドをフェルスタッペンの隣で走らせ、その適性を早い段階で確認する方法もあったというわけだ。

    過去にはフェラーリが2024年サウジアラビアGPで、当時F1未経験だったオリバー・ベアマンをカルロス・サインツJr.の代役として抜擢した。また、メルセデスも2020年サヒールGPでルイス・ハミルトンの代役としてジョージ・ラッセルを起用し、レギュラー昇格より1年以上前にトップチームでその実力を試す機会を与えた。

    大胆なドライバー起用を特徴としてきたレッドブルだけに、経験を優先した今回の判断について、サティルは新体制のレッドブルが従来の方針から変化し始めた最初の兆候なのではないかとの疑問も投げかけている。

    ローソンも過去の評価を覆す絶好の機会
    マット・ビアーは、ローソンにとって今回のレッドブル復帰が過去の評価を覆す重要な機会になると分析した。

    ローソンの最初のレッドブル・レーシング在籍は短期間で終わり、その内容も厳しいものだった。その経験が、その後のローソンのF1キャリアを評価するうえでも大きな影を落としてきた。

    今季レーシングブルズに戻ってからは安定したパフォーマンスを披露しており、ドライバーズランキングでは9位。トップ4チーム以外のドライバーとして最上位につけ、レッドブルで自身の後任となったハジャーにも迫る位置にいる。チーム側も今季のローソンの成長を高く評価している。

    しかし、リンドブラッドがF1参戦直後から存在感を示し、さらにレッドブル育成のニコラ・ツォロフが初のFIA F2フルシーズンで選手権をリードしている状況を考えれば、ローソンの将来が安泰とは言えない。

    だからこそ、今回のレッドブル復帰には大きな意味がある。フェルスタッペンとの差を一定範囲に抑える、あるいは慣れていないマシンながらハジャーがこれまで見せてきた水準に近いパフォーマンスを披露できれば、ローソンは自身を取り巻く評価を大きく変える可能性がある。

    ハジャーの負傷によって突然巡ってきたF1オランダGPは、角田裕毅とローソンの双方にとって今後のキャリアを左右する可能性を秘めた週末となる。ローソンにはレッドブルで失った評価を取り戻す機会が与えられ、角田裕毅には慣れ親しんだレーシングブルズで自らの速さと存在価値を改めて示し、F1での未来を切り開くチャンスが巡ってきた。

  • リアム・ローソン レッドブルF1史上初の再昇格 ハジャー代役で雪辱へ

    リアム・ローソン レッドブルF1史上初の再昇格 ハジャー代役で雪辱へ

    リアム・ローソンが、2026年F1第12戦オランダGPでレッドブル・レーシングに復帰する。負傷したアイザック・ハジャーの代役としてマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めることになり、一度レッドブルのシートを失ったドライバーが再び同チームからF1に参戦する史上初のケースとなる。

    2025年序盤、わずか2戦でレッドブルからレーシングブルズへ降格したローソン。それから約1年半、着実に評価を取り戻してきたニュージーランド人ドライバーに、思わぬ形で雪辱のチャンスが巡ってきた。

    複雑に入れ替わったレッドブル系ドライバー
    今回の交代劇は、近年のレッドブル系ドライバーの目まぐるしい変遷を象徴するものとなった。

    ローソンがレッドブルで代役を務めるのは、2025年に自身の後任となったハジャー。そのローソンが抜けるレーシングブルズには角田裕毅が入り、アービッド・リンドブラッドとコンビを組む。

    ローソンはもともと2023年、負傷したダニエル・リカルドの代役として当時のアルファタウリからF1デビュー。その後、2024年シーズン途中にリカルドの後任としてレギュラーシートを獲得し、2025年にはセルジオ・ペレスに代わってレッドブルへ昇格した。

    しかし、そのレッドブルでの最初の挑戦はわずか2戦で終わった。

    リアム・ローソン レッドブル・レーシング

    2025年はわずか2戦でレッドブル降格
    ローソンがレッドブルに昇格した時点で、F1決勝出走はわずか11戦だった。

    開幕戦オーストラリアGPでは、エンジントラブルによってプラクティスで十分な走行時間を確保できず、決勝では雨による難しいコンディションのなかでクラッシュ。続く中国GPも、それまで走った経験のない上海インターナショナル・サーキットで扱いの難しいRB21に苦戦した。

    レッドブルはわずか2戦でドライバー交代を決断。第3戦日本GPから角田裕毅を昇格させ、ローソンをレーシングブルズへ戻した。

    ローソンにとっては大きな挫折だったが、その後はレーシングブルズで徐々にパフォーマンスを取り戻していった。

    一度シートを失ったドライバーとして史上初のレッドブル復帰
    今回の昇格には、レッドブルのドライバー史において特別な意味がある。

    これまでレッドブルのレギュラーシートから外されたドライバーが、その後再び同チームでF1レースに出場した例はない。

    ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、そして角田裕毅はいずれもレッドブルのシートを失った後、同チームのレースドライバーには戻っていない。

    ローソンは今回、ハジャーの負傷による代役という形ではあるものの、その前例を初めて破ることになる。

    2026年前半戦でランキング9位
    ローソンが再びチャンスを得た背景には、レーシングブルズで積み重ねてきた結果もある。

    2026年シーズン前半戦を終えた時点で、ローソンは43ポイントを獲得してドライバーズランキング9位。モナコGPとイギリスGPでは自己最高位となる6位に入った。

    メルセデス、フェラーリ、マクラーレン、レッドブルという上位4チームに所属していないドライバーのなかでは、ランキング最上位につけている。

    2025年序盤にはレッドブルのマシンへの適応に苦しんだローソンだが、今回は当時とは異なり、F1での経験と実績を積み重ねた状態でフェルスタッペンの隣に戻ることになる。

    ニュージーランド人52年ぶりの表彰台にも期待
    オランダGPでは、ローソンに大きなチャンスが待っている。

    RB22は上位争いが可能なマシンとみられており、短期間でマシンに適応できれば、ポイント獲得だけでなく上位進出も視野に入る。

    さらに表彰台に立てば、ニュージーランド人F1ドライバーとしてはデニス・ハルムが1974年オーストリアGPで2位に入って以来、52年ぶりの快挙となる。実に913グランプリぶりだ。

    一度はわずか2戦でレッドブルのシートを失ったローソン。その後レーシングブルズでキャリアを立て直した末に巡ってきた今回のF1オランダGPは、単なる代役参戦ではなく、自らの成長を証明し、レッドブルでの評価を覆す絶好の機会となる。

  • 角田裕毅 F1オランダGP欠場のアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を」

    角田裕毅 F1オランダGP欠場のアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を」

    角田裕毅は、2026年F1オランダGPでレーシングブルズからグランプリ復帰することが決定したことを受け、負傷により欠場するアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を願っています」とメッセージを送った。

    レッドブル・レーシングは、ハジャーがサマーブレイク中に手首を負傷したため、ザントフォールトで開催されるオランダGPを欠場すると発表。レーシングブルズのリアム・ローソンが代役としてレッドブルのRB22をドライブし、空いたレーシングブルズのシートにはリザーブドライバーの角田裕毅が起用される。

    角田裕毅「またマシンに乗れることをうれしく思います」
    角田裕毅は正式発表後、自身のSNSを通じてF1復帰への思いとハジャーへのメッセージを投稿した。

    「この週末に再びハンドルを握り、チームのために代役を務められるのが嬉しいです。アイザック・ハジャーの一日も早い回復を願っています!」

    この投稿にはハジャー本人も反応。「Have fun bro(楽しんで、兄弟)」とコメントを寄せ、急きょ自身に代わってF1のグリッドに戻る角田裕毅にエールを送った。

    今回のドライバー変更により、ローソンはレッドブルでマックス・フェルスタッペンと組み、角田裕毅はレーシングブルズでアービッド・リンドブラッドのチームメイトとしてオランダGPに出場する。

    角田裕毅にとってレーシングブルズは、F1キャリアの大半を過ごした馴染み深いチームだ。2021年に当時のアルファタウリからF1デビューを果たし、2025年シーズン序盤まで同チームで戦った。

    2025年は開幕2戦を終えた段階でレッドブルへ昇格し、成績不振に苦しんでいたローソンと入れ替わる形でフェルスタッペンのチームメイトとなった。しかし、レッドブルでは4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンに匹敵する結果を残すことができず、2026年はレッドブルとレーシングブルズのリザーブドライバーを務めている。

    角田裕毅 F1 オランダGP

    レーシングブルズも角田裕毅とローソンの対応力に感謝
    レーシングブルズも声明を発表し、急きょ異なるマシンでオランダGPに臨むことになったローソンと角田裕毅の「適応力」に感謝を示した。

    「ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズは、アイザック・ハジャーの手首の負傷により、リアム・ローソンが今週末のオランダGPでオラクル・レッドブル・レーシングからレースに出場することを確認する」

    「このドライバー変更に伴い、リザーブドライバーの角田裕毅が今週末のザントフォールトで、アービッド・リンドブラッドとともにレーシングブルズから出場する」

    「週末に向けて両チームが準備を進めるなか、リアムと裕毅の適応力に感謝するとともに、アイザックの一日も早い回復を願っている」

    ハジャーの負傷によって急きょ実現することになった角田裕毅のF1復帰。慣れ親しんだレーシングブルズからの参戦とはいえ、2026年型マシンで実戦を戦うのは初めてとなる。限られた準備時間のなかでどこまで対応できるかが、ザントフォールトでの大きな注目点となる。

    【関連】
    ・角田裕毅 F1オランダGP参戦決定!レーシングブルズから緊急復帰
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