投稿者: dbcheck

  • フラビオ・ブリアトーレ F1モナコGP裁定に激怒「判事はマクラーレンと深い関係」

    フラビオ・ブリアトーレ F1モナコGP裁定に激怒「判事はマクラーレンと深い関係」

    アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレが、F1モナコGPの結果を巡る国際控訴裁判所(ICA)の審理について、判事の1人とマクラーレンとの関係を問題視した。ブリアトーレは判決を受け入れるとしながらも、審理の公平性に疑問を呈している。

    マクラーレンとレッドブルの控訴が認められたことで、アルピーヌのピエール・ガスリーには2件の5秒ペナルティが再適用され、モナコGPで獲得していた3位を再び失うことになった。

    アルピーヌは判決後、今後取り得る対応について検討している。

    ブリアトーレがICA判事とマクラーレンの関係を問題視
    モンツァで行われたF1イタリアGPのFP1終了後、ブリアトーレは記者会見でICAの判断について言及。4人で構成された審理パネルのうち、フィリッポ・マルキーノ判事について、マクラーレンとの過去の関係があったと主張した。

    「まず第一に、非常に不公平だと思う。ただし、我々は決定を受け入れる」とブリアトーレは語った。

    「非常に奇妙だったのは、パネルの4人目の判事だ。判事の1人がまるで検察官のように振る舞っていた」

    ブリアトーレが問題視したのは、審理での態度だけではない。マルキーノ判事とマクラーレンとの過去の接点についても具体的に言及した。

    「それ自体は大きな問題ではない。問題なのは、彼がマクラーレンという会社と非常に深いつながりがあることだ。2018年にMSOビバリーヒルズで行われたマクラーレンのイベントで、彼がスピーチしている写真もある」

    「彼は『One Drop Foundation』という財団を設立している。そしてマクラーレンは、その財団に2台か3台のマクラーレン車を提供している。我々に対する抗議に関与しているチームとつながりのある人物が判事の1人だったというのは、かなり不公平だと思う」

    ここでブリアトーレが述べている内容は、あくまでアルピーヌ側から示された主張である。今回の発言だけをもって、マルキーノ判事の独立性やICAの判断に実際の問題があったと断定できるものではない。

    「判事は完全に独立していなければならない」
    ブリアトーレはさらに、マルキーノ判事の審理中の態度について強い不満を表明した。

    「不公平なのは、判事の1人がマクラーレンとつながっていたことだ。判事は通常、完全に独立していなければならない」

    「この判事は、イタリア系の名前だがアメリカ人で、フィリッポ・マルキーノという。審理中の態度は非常に悪意のあるものだった」

    「彼はまるで検察官のように振る舞っていた。そして審理が終わってから、『なぜ彼はあれほど攻撃的だったのか』という話になった。彼はマクラーレンと非常に深いつながりがある」

    ブリアトーレが名指ししたマルキーノ判事を含む4人の判事によって審理された今回の控訴では、マクラーレンとレッドブルの主張が認められた。

    その結果、ガスリーに科されていた2件の5秒ペナルティが復活。ガスリーはコース上では3位でフィニッシュしていたものの、最終的な結果から表彰台を失うことになった。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    アルピーヌは審理後に関係を把握 今後の対応を検討
    ブリアトーレによれば、アルピーヌがマルキーノ判事とマクラーレンとの関係を把握したのは審理が終了した後だったという。

    「判事の1人がマクラーレンと非常に良好な関係、仕事上の関係とも言えるものを持っていたと後になって知り、我々は非常に失望した」

    「パネルは完全に独立している必要があると思う。特定のチームとつながりのある人物が入るべきではない。ましてや今回のように、そのチームが我々と争っている当事者であればなおさらだ」

    そして、アルピーヌがこのまま問題を終わらせるとは限らないことも示唆した。

    「これから我々が何をするのかを考えているところだ」

    現段階でアルピーヌが具体的にどのような手続きを検討しているのかは明らかになっていない。ただし、ブリアトーレの発言は単なる判決への不満にとどまらず、審理を担当した判事の独立性そのものに疑問を投げかける内容となった。

    一方で、ブリアトーレ自身もICAの判決については「受け入れる」と明言している。したがって焦点は、ガスリーへのペナルティの是非とは別に、アルピーヌが主張する判事とマクラーレンとの関係が利益相反に当たるのか、そして今後アルピーヌが正式な手続きに踏み切るのかに移ることになる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「ドライバビリティは小さな一歩」

    アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「ドライバビリティは小さな一歩」

    アストンマーティン・ホンダF1は、2026年F1イタリアGP初日のフリー走行で厳しいスタートを切った。ペドロ・デ・ラ・ロサは、モンツァがマシンにとって難しい舞台になることは事前に予想していたと認める一方、課題となっているドライバビリティについては「小さな一歩」を確認できたと語った。

    FP1ではフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが20番手。FP2でもアロンソ19番手、ストロール22番手と下位に沈んだ。

    特にアロンソはFP2序盤に電気系のトラブルが発生し、走行開始が遅れたことで予定していたプログラムをすべて消化することができなかった。

    モンツァでの苦戦は想定内「非常にサーキット特有の状況」
    「厳しいセッションだった。ここモンツァではこうなることは分かっていたし、このような場所では常に厳しくなる。現時点では非常にサーキット特有の状況だ」とペドロ・デ・ラ・ロサは説明した。

    それでも、順位だけでは見えない部分で予定していた作業を進めることはできたという。

    「ポジティブな面としては、プログラムを進めることができた。すべてのコンパウンドを試し、午前中にはフェルナンドのマシンでブレーキテストも行った。そしてランスではショートランとロングランを行い、明日に向けてタイヤデグラデーションを確認することができた」

    「全体としてプログラムは進められた。ただ、最終的な順位表だけを見れば、ラップタイムの面で厳しいことは明らかだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ドライバビリティは「小さな一歩」
    アストンマーティン・ホンダF1にとって現在の重要な課題のひとつが、パワーユニットを含めたドライバビリティの改善だ。

    ストロールも初日の走行後、「特にドライバビリティとパワーには、まだ改善しなければならない部分がたくさんある」とコメントしている。

    その点についてデ・ラ・ロサは、まだ十分ではないものの、モンツァ初日の走行で一定の前進が確認できたと明かした。

    「正しい方向に小さなステップを踏んでいると思う。まだ初期段階ではあるが、ドライバーたちもこの部分で小さな前進があったと感じている」

    「まだ改善できる部分はあるし、我々はそこに取り組んでいる。ただ、ドライバビリティという意味ではポジティブな一日だった」

    一方で、その前進が「小さなステップ」にとどまっている以上、今後さらに大きな改善が必要ではないかと問われると、デ・ラ・ロサは「もちろんだ。そうでなければならない」と認めた。

    「だからこそ我々は懸命に取り組んでいる。セッションとセッションの間だけで作業するのが理想的ではないことは明らかで、本来ならきちんとしたテストデーが欲しいところだ。ただ、現時点で我々に与えられているのはこれなので、可能な限りうまく対応していかなければならない」

    アロンソは電気系トラブルでFP2の走行が遅れる
    アロンソはFP1でコースオフを喫し、グラベルにタイヤを落とす場面があった。さらにFP2では電気系の問題が発生し、セッション序盤に十分な走行時間を確保できなかった。

    「フェルナンドには開始時に電気系の問題が発生した。そのため走行開始が遅れ、ランスよりも周回数が少なくなった。彼についてはプログラムをすべて完了することができなかった」

    限られた時間のなかで、アロンソ側はロングランを諦め、セットアップ比較を優先した。

    「最後の数周では、ロングランを行う代わりに異なるセットアップのオプションを試した。一方でランスがロングランを担当していたので、ソフトタイヤでのデータを得ることはできた。それが主な目的だった」

    アストンマーティン・ホンダF1にとって、モンツァ初日はタイムシート上では厳しい結果となった。ただし、デ・ラ・ロサはドライバビリティでわずかながら改善を確認しており、収集したタイヤやセットアップのデータをもとに予選までにどこまでマシンを前進させられるかが焦点となる。

  • F1イタリアGP初日 全ドライバーコメント:ラッセル最速 角田裕毅10番手

    F1イタリアGP初日 全ドライバーコメント:ラッセル最速 角田裕毅10番手

    2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行2回目(FP2)が9月4日(金)、モンツァ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2番手、キミ・アントネッリ(メルセデス)が3番手に続いた。

    FP2では上位勢が僅差の争いを繰り広げる一方、各チームが予選と決勝に向けてセットアップやロングランを確認。レーシングブルズの角田裕毅は10番手で初日の走行を終えた。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「ここモンツァで再びコースを走れて最高だった。本当に素晴らしいサーキットで、いつ走っても楽しい。僕たちにとってかなり力強い金曜日だった。多くの作業をこなすことができたし、1周のペースでもロングランでもまずまずの速さがあったように思う。FP1の後にいくつか調整を施して、それが助けになった。ただ、今夜まだやるべきことがあるのは分かっている。フェラーリはとても競争力が高そうだったし、依然として倒すべき相手に見える。最近のマクラーレンがどれだけ強いかも分かっているし、明日は間違いなく彼らも争いに加わってくると思う。レッドブルも除外することはできない。週末のスタートとしては励みになるけど、まだ始まったばかりだ。土曜日がどうなるか見てみよう」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「モンツァに戻ってくるのはいつだってエキサイティングだ。僕たちチームにとっても、すべてのティフォシにとっても、とても特別な場所だ。ライバルたちは強そうなので、まだやるべきことは残っているけど、ここまでのところマシンのフィーリングはしっかりしていた。僕たちは自分たちの弱点を分かっているので、そこに集中して、日曜日に可能な限り最高の結果を持ち帰れるよう全力を尽くす」

    3番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「モンツァに来られて最高だ! ファンから本当にたくさんの応援をもらっていて、僕にとって大きな意味がある。週末の残りでさらにその光景を見るのが待ちきれないし、僕とチームを応援してくれているみんなに心からありがとうと言いたい。今日は通常の金曜日とは少し違っていた。グリッド最後尾からスタートすることになるので、レースペースの最適化にかなり重点を置いた。多くのデータを集めることができたし、競争力という意味でもそれほど離されてはいないようだった。前方まで挽回していくためには強さが必要だし、日曜日にはたくさんオーバーテイクしなければならない。ロングランではトラフィックの中を走ることで、その経験も積むことができた。それがレースに向けて非常に有益な学びになってくれることを願っている」

    4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「現時点では必要なところまでペースが届いていない。不思議なことに、強いと予想していたコーナーでパフォーマンスを見つける必要がある一方で、難しいと思っていたコーナーでは予想より少し良かった。トップはものすごく接近しているし、その後ろのグループもそれほど離れていない。だから今夜作業して改善を見つけるけど、厳しい戦いになると思う。現時点ではポール争いができるとは思っていないので、まずは自分たちの仕事をしっかり遂行して、まずまずの結果を持ち帰ることに集中することが最優先だ。バランスを整えて正しい変更を施すことができれば、絶対的なパフォーマンスでは望んでいる位置にいなくても、まだまずまずのポジションにつけることはできる」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「良い学びもあって、少し入り交じったセッションだった。アップデートされたパワーユニットは正しい方向への一歩だし、そのために多大な作業をしてくれたファクトリーのみんなに本当に感謝している。一日を通していくつか変更を加えて、セッションから得られたポジティブな部分もある。ただ、マシンから最大限を引き出して1周をきれいにまとめるのは依然として難しかった。もっと理解しなければならない部分があるので、今夜データを確認して、明日に向けてマシンをより良いウインドウに入れ、予選で可能な限り最高のポジションにつけるために何ができるかを見ていく」

    6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「モンツァでの初日が終わった。かなり多くのことを学び、多くのデータを集めることができたので、今夜作業するためのしっかりした土台ができた。現時点では必要なペースがないので、まだ学んで最大限に引き出すべきことがたくさんある。今夜はさらにパフォーマンスを引き出すことに集中して、FP3から予選に向けてさらに何を得られるか見ていく」

    7番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ここモンツァではポジティブな金曜日になった。F1マシンでこのサーキットを走るのはかなりクールだし、今日は2セッションともしっかりした内容だったと思う。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、最初のラップからマシンの感触は良かった。取り組むべきことはいくつかあるけど、全体的にはショートランでもロングランでも良い位置にいると思う。ここではトウの効果が特に大きいようなので、予選はかなり面白い展開になると思う。明日もプッシュを続けて、もう一度Q3進出を争えるよう全力を尽くす」

    8番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「良い一日だった。本当にポジティブだった。間違いなく僕たちにとって最高の金曜日で、おそらく3月か4月以来だと思う。だから本当にうれしいし、チームにとって大きな後押しになる。もちろん、コース上で良い位置にいて、良いトウも得られた。それは予選で必ず得られるものではないけど、マシンのフィーリングは昼と夜ほど違う。本当に大きな、大きなステップを踏むことができた。その点でチームを本当に誇りに思う。このアップグレードが前進になることを期待していたし、そうなる必要もあった。そして実際にそうなった。チームのみんなの仕事ぶりを本当に誇りに思う」

    9番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日はマシンのバランスを正しく合わせるのが難しかった。明日に向けてもう少しラップタイムを見つけるために取り組む必要がある。トップ勢との差はまだ大きいけど、予選では1周で少し縮められることを願っている。レースではさらに近づけて、ロングランでもう少しうまくまとまってくれることを願っているけど、そこは予測するのがより難しい。今夜マシンに何ができるかを確認して、ポジティブな変更を加え、コーナーで本来あるべきバランスをまとめられるようにしたい。もちろん、今日は僕にとってFP2だけだったけど、岩佐歩夢が走る機会を得られたのは良かった」

    10番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日は全体的に楽しめました。FP1は僕の側では少しまとまりを欠いていて、SMについても昨年とはかなり違うので少し苦戦していました。いくつか難しいところはありましたが、それでも最終的にはかなり良い一日になったので、今の位置にはかなり満足しています。まだいくつか整理しなければならないところはありますが、良い方向性は見えています。エネルギーデプロイメントの差はどのチームにもあるので、レースでどこで、いつブーストを使うのかを理解することがとても重要になります。今日は多くの異なることを試すことができて、それは僕自身にとってもチームにとっても良い学びになりました。明日の予選を楽しみにしていますし、マシンをどの位置につけられるか見てみたいです」

    角田裕毅とアービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    11番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「モンツァでは興味深いプラクティス初日になった。一日を通してタイムシートは接近していたので、マシンのほんのわずかな改善でも最終結果に大きな違いを生むことは明らかだ。FP1ではミディアムで良いスタートを切って、トップ5に入る位置にいた。ソフトでの走行はクリーンではなく、マシンにいくつか問題があったので、あのセッションではもっとできた可能性があることは分かっていた。FP2ではさらに苦戦した。特にコーナーのエイペックスでグリップが足りないように感じたので、その理由を理解する必要がある。コンディションの影響だったのかもしれない。一日中とても暑かったので、なぜそうなったのか、何が起きているのかを学ぶことが重要だ。僕はポジティブに感じているし、明日の予選で何ができるか見てみよう」

    12番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「生産的な一日だった。今日はロングラン、特にFP2ではそこにかなり集中していた。多くの周回を走ったけど、ショートランはあまりやっていないので、明日はそこに集中することになると思う。トップ勢と比べると、ここで彼らが発揮できるダウンフォースには間違いなく及んでいない。でも、今日はいくつか良い学びがあったので、明日何ができるか試してみる」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「全体的にはかなり標準的な金曜日だった。FP1はかなりポジティブに感じたし、大きな問題もなくプログラムをこなすことができた。でもFP2では午前中と比べて少しリズムとペースを失ったようだった。その理由を理解して、今夜どこを改善できるか確認する必要がある。いつものように、金曜日は学びながら週末の残りに向けてピースを組み合わせていく日だ。今夜データを確認して、今日から正しい結論を導き出せるようにする」

    14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「僕にとっては普段とは違う金曜日だった。FP1ではポールが僕のマシンに乗ったのでセッションを欠場し、いつもとは違う視点から見ることができて興味深かった。FP2で僕がマシンに乗ったセッションについて言えば、タイムシートは僕たちの実際のパフォーマンスを正確に反映しているとは思わない。ここではマシンにポテンシャルがあるし、トップ10をめぐる戦いは接戦になると思う。改善を見つけるためにいくつか変更する必要があるけど、Q3争いに加われると自信を持っている。もちろん、今日早い時間にモナコGPの結果についての知らせを受けた。もちろん残念だけど、今の僕の集中は今週末のレースと結果を最大化することだけに向いている」

    15番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「コース上での初日はしっかりした内容だった。今日予定していたプログラム、特にFP1ではすべてをこなすことができたし、全体的に僕たちがやった仕事には満足している。ソフトタイヤではあまり走ることができなかったけど、それでもマシンについて多くを学び、明日に役立つ多くのことを理解できた。予選では本当に良いラップをまとめて、スリップストリームを最大限に活用する必要がある」

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「僕にとっては短い一日だったけど、最終的にはまずまずの金曜日だった。まだペースは足りないけど、マシンはよりポジティブな方向に進んでいるように感じる。ルークはFP1でフロア周辺のいくつかの項目をテストして良い仕事をしてくれたので、マシンはまずまずの状態にあると感じている。今夜それほど多くの変更をすることはないと思う。日曜日のグリッドペナルティを考えると、明日はロングランに重点を移して、面白いレースになることを願いながら準備していく」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「マシンには限界があるものの、今日はまずまずの感触だった。週末に向けたセットアップに役立てるため、両セッションを使っていくつか興味深いテストを行った。3種類すべてのタイヤコンパウンドがうまく機能し、それぞれの違いはわずかだった。明日の予選に向けて、引き続きセットアップを煮詰めながらデータを確認していく」

    18番手:エステバン・オコン(ハース)
    「そうだね。まず、この2026年の新レギュレーションのマシンでこのコースを試せたのは良かった。昨年とはかなり違うので、今日から吸収しなければならないことがたくさんある。チームが今週末に向けて新しいアップデートを持ち込んでくれたのも良かった。僕たちの側では、まだ確認すべきことがたくさんあると思う。明らかにいくつかの領域で少し足りていないので、明日に向けてそのペースを引き出せることを願っている。でも、今日は少し問題もあって、結局のところ最もスムーズな一日ではなかった。ただ、明日に向けて十分なデータが得られていることを願っている」

    19番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    ※掲載されたチームコメント内にフェルナンド・アロンソ本人のコメントはなし。

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「走り始めから力強い内容だったので、それはポジティブだった。特にレースに向けてはまだ縮めなければならない差があるけど、アストンマーティンと戦える良いチャンスがあると思う。今重要なのは、明日の予選を最大限に生かして、日曜日のレースに向けて可能な限り最高のポジションにつけることだ」

    21番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「最初に確認した数字を見る限り、今日は良い走行ができた。前回のザントフォールトと比べるとここではギャップが小さいので、アストンマーティンと戦える可能性は高いはずだ。ストレートではまだ僕たちに分があると思う。今日は適切なスリップストリームをうまく利用することができなかったので、予選に向けてそこにはまだラップタイムを見つける余地があると思う」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はほぼ予想していた通りだった。特にドライバビリティとパワーに関して、まだ改善しなければならない部分がたくさんある。マシンはまだ僕たちが望んでいる状態にはないので、やるべきことは残っている。現実的に考えれば、僕たちにとって厳しい週末になるだろう。でも作業を続けて、何ができるか見ていく」

  • キミ・アントネッリ フェラーリF1新PUを警戒「メルセデスと同じ速さになった」

    キミ・アントネッリ フェラーリF1新PUを警戒「メルセデスと同じ速さになった」

    メルセデスのキミ・アントネッリは、F1イタリアGPで投入されたフェラーリのアップグレード版パワーユニットについて、大きな進歩を遂げたとの見方を示した。金曜日の走行データから、ストレートスピードでは「今は同じ速さ」になったと分析している。

    モンツァで行われたFP2では、ジョージ・ラッセルがトップタイムを記録し、フェラーリのシャルル・ルクレールが0.120秒差の2番手、アントネッリが3番手につけた。

    これまでエンジン性能とストレートスピードでメルセデスに後れを取っていたフェラーリだが、アントネッリは新PUによってその差が縮まったと警戒している。

    フェラーリ新PUの進歩を実感
    フェラーリはホームレースとなるモンツァにアップグレード版のパワーユニットを投入した。その真の実力が明らかになるのは予選と決勝だが、アントネッリは金曜日に得られたデータから、すでに明確な変化が見えていると語った。

    「フェラーリは新しいエンジンで間違いなく一歩前進した」

    「今ではスピードは同じだ。彼らのマシンがコーナーでどれだけ優れているかは分かっているから、明日のポール争いは間違いなく接戦になると思う」

    フェラーリは今季、ストレートスピードとエンジン性能でメルセデスに対して劣勢を強いられてきた。しかし、パワーが重要となるモンツァでその差が縮まったとなれば、予選での勢力図にも大きな影響を与える可能性がある。

    実際、FP2ではラッセルとルクレールの差はわずか0.120秒。アントネッリ自身も3番手につけており、メルセデスとフェラーリが予選で激しい争いを繰り広げる展開を予想している。

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    最後尾スタートを見据えてロングランを重視
    一方、アントネッリ自身は今季の信頼性問題によって規定数を超えるパワーユニットコンポーネントを使用するため、母国F1イタリアGPを最後尾からスタートすることが決まっている。

    そのため金曜日は通常とは異なり、予選に向けた1周の速さよりも決勝を想定したロングランに重点を置いた。

    「今日は普段とは少し違う一日だった。ロングランにかなり重点を置いていたから、正直に言うとちょっと変な感じだった。でも全体的にはいい一日だった。たくさんのデータを集められたし、これからの2日間が楽しみだ」

    さらにアントネッリは、他車の後方を走ることで、ライバル勢のエネルギー配分についても確認していたことを明かした。

    「今日のロングランでは、他のマシンの後ろを走って、彼らが何を違うようにやっているのか、僕たちと比べてどこでエネルギーを使っているのかを見ることができて興味深かった」

    「だから、とても面白かった。たくさんのデータを集められたと思うし、それを確認して明日に向かいたい」

    アントネッリは最後尾スタートが確定していることから、予選ではチームメイトでありタイトル争いの直接のライバルでもあるラッセルにスリップストリームを提供し、ポールポジション獲得を援護する意向をすでに明らかにしている。

    フェラーリの新PUによってストレートでの差が縮まったとすれば、メルセデスにとって予選はこれまで以上に厳しい戦いとなる。アントネッリが指摘した通り、コーナリング性能を武器とするフェラーリとメルセデスによるポール争いが、土曜日の大きな焦点となりそうだ。

  • オリバー・ベアマン ハースF1の大型アップデートを絶賛「昼と夜ほど違う」

    オリバー・ベアマン ハースF1の大型アップデートを絶賛「昼と夜ほど違う」

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンは、F1イタリアGPで投入された今季最大規模のアップデートについて、従来のVF-26とは「昼と夜ほど違う」と手応えを語った。

    ハースはモンツァに新しいシャシーとボディワークを含む大規模なアップデートを持ち込み、中団争いへの復帰を目指している。金曜日のフリー走行ではベアマンがFP2で8番手につけ、新パッケージは早くも一定の成果を示した。

    ハースが今季最大規模のアップデートをモンツァに投入
    ハースはシーズン序盤以降、中団グループの中で徐々に後退しており、今回のF1イタリアGPを巻き返しの重要な機会と位置づけている。

    ベアマンは5月のカナダGPを最後にポイントを獲得しておらず、チームメイトのエステバン・オコンも6月初旬のモナコGPを最後に入賞から遠ざかっている。

    チームとして6戦連続ノーポイントとなったことで、ハースはコンストラクターズランキング7位に後退。レーシングブルズとアルピーヌには大きく離され、後方のアウディにも5ポイント差まで迫られている。

    その状況を打開するため、ハースはモンツァで今季最大となるアップデートを投入。新しいシャシーとボディワークが用意され、ベアマンのマシンにはフェラーリのアップデート版パワーユニットも搭載された。

    金曜日の走行を終えたベアマンは、新パッケージから明確な改善を感じ取ったという。

    「いい一日だった。本当にポジティブだったよ。おそらく3月か4月以来、一番いい金曜日だったと思う。だから本当にうれしいし、チームにとって大きな後押しになる」

    FP2を8番手で終えたベアマンは、順位だけでなくVF-26そのもののフィーリングが大きく変わったと強調した。

    「もちろん、コース上でいい位置に入れて、いいトウも使えた。それを予選でも確実に得られるわけではない。でも、マシンの感触は昼と夜ほど違う。それくらい大きなステップを踏むことができた」

    「チームのみんなを本当に誇りに思う。このアップデートが前進になることを期待していたし、そうなる必要もあった。もちろん、それを疑っていたわけではないけど、チーム全員がしっかり仕事をやり遂げたことを本当に誇りに思うよ」

    ベアマン「マシンがより予測しやすくなった」
    ベアマンが特に評価したのは、VF-26の挙動が予測しやすくなった点だった。

    高速のモンツァでは、前戦オランダGPが行われたザントフォールトよりもダウンフォースを削った仕様で走行している。それにもかかわらず、高速コーナーでマシンの安定性が向上しているという。

    ベアマンは「マシンがより予測しやすくなった」と説明。これまでドライバーを苦しませてきた挙動が改善され、限界付近でも自信を持ってVF-26をドライブできるようになったことを示唆した。

    ハースにとっては、単にモンツァのロードラッグ仕様が機能しているだけでなく、大型アップデートによってマシンの基本的な特性そのものが改善されているのであれば大きな収穫となる。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    オコンは18番手もハース「本来の速さを出せていない」
    一方、エステバン・オコンはFP2で18番手にとどまった。オコンのマシンにはベアマンとは異なり、フェラーリのアップデート版パワーユニットは搭載されていない。

    ただし、ハースの車両エンジニアリング責任者であるホーギー・ニッドは、両者の順位差がそのままマシンのパフォーマンス差を示しているわけではないと説明した。

    「今日はエステバンがベストラップを出すための最適な環境を用意できなかったと思う」

    「多くのマシンがトラフィックに苦しんでいた。FP1では他車に引っかかる場面があって少しまとまりを欠いていたし、FP2ではマシンの右リアにちょっとした問題が発生した」

    「そのため最初のランを走ることができず、セッションを通じて本来の形でペースを上げていくことができなかった。でも、そこは改善していく」

    ベアマンの8番手という結果にはトウの恩恵も含まれており、予選で同じ条件を再現できる保証はない。それでも、本人が「昼と夜ほど違う」と表現するほどVF-26のフィーリングが改善したことは、6戦連続ノーポイントと苦戦するハースにとって明るい材料だ。

    モンツァで投入した今季最大規模のアップデートが予選、そして決勝でも競争力につながるのか。中団争いへの復帰を目指すハースにとって、土曜日はその真価を測る重要な一日となる。

  • アレクサンダー・アルボン F1イタリアGPで20グリッド降格 最後尾スタート

    アレクサンダー・アルボン F1イタリアGPで20グリッド降格 最後尾スタート

    ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは、2026年F1イタリアGPでパワーユニット(PU)コンポーネントを交換したことにより、合計20グリッド降格ペナルティを受けることになった。これにより、日曜日の決勝は最後尾からスタートする。

    モンツァではすでにメルセデスのキミ・アントネッリがPU交換による大幅なグリッド降格を受けることが決まっており、現時点でアルボンとアントネッリが最後列を分け合う見通しとなっている。

    アルボンに20グリッド降格ペナルティ
    アレクサンダー・アルボンのFW48には、F1イタリアGPの週末に今季5基目となる内燃エンジン(ICE)と4基目のコントロールエレクトロニクス(PU-CE)が投入された。

    いずれもシーズン中に使用できる規定数を超えたため、それぞれ10グリッド降格の対象となり、合計で20グリッド降格となった。

    F1のレギュレーションでは、PUの各エレメントについて年間使用上限を初めて超えた場合、10グリッド降格ペナルティが科される。その後、同じエレメントについてさらに規定数を超えた場合は5グリッド降格となり、同一イベントで複数のペナルティが発生した場合は累積される。

    また、ひとつのグランプリで15グリッドを超える降格ペナルティを受けたドライバーは、予選順位にかかわらず決勝をグリッド後方からスタートすることになる。

    今回のアルボンは合計20グリッド降格となるため、予選でどの順位を獲得してもF1イタリアGP決勝では最後尾グループからスタートする。

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)

    アントネッリは名目上30グリッド降格
    モンツァでPU交換によるペナルティを受けるのはアルボンだけではない。メルセデスのキミ・アントネッリも、母国F1イタリアGPをグリッド後方から戦うことが決まっている。

    アントネッリのマシンには今季5基目のICE、4基目のPU-CE、さらに4基目のエナジーストア(ES)が投入された。これによって名目上は合計30グリッドの降格ペナルティとなる。

    アルボンが20グリッド、アントネッリが30グリッドの降格となるため、日曜日の決勝までに他のドライバーに追加のグリッドペナルティが科されなければ、2人がモンツァの最後列を形成することになる。

    高速コースのモンツァはオーバーテイクのチャンスが比較的多いとはいえ、後方からのスタートは大きなハンデとなる。アルボンにとっては、決勝でポイント圏まで挽回するために厳しい戦いが待ち受けることになった。

  • ランド・ノリス F1イタリアGP初日「ポール争いにはまったく加われていない」

    ランド・ノリス F1イタリアGP初日「ポール争いにはまったく加われていない」

    マクラーレンのランド・ノリスは、2026年F1イタリアGP初日のフリー走行を4番手で終え、現状ではポールポジションを争える状態ではないとの厳しい見方を示した。

    モンツァで行われた金曜日の走行で、ノリスはトップから0.384秒差。メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリ、フェラーリのシャルル・ルクレールに続く4番手となった。

    ハンガリーGPとオランダGPで2戦連続のポール・トゥ・ウインを飾ったマクラーレンだが、ロードラッグ仕様が求められるモンツァでは苦戦を強いられている。

    予想とは異なるコーナーで苦戦
    初日の2セッションを振り返ったノリスは、MCL40のペース不足を率直に認めた。

    「そんなに良くなかった。とにかくペースの面で、いつも以上にかなり苦戦している」

    「正直に言うと、僕たちが速いと思っていたコーナーでは遅くて、逆に苦戦すると思っていたコーナーではそれほど悪くない。でも、それでもまだ足りていない。今のところ、あまりいい状態ではない」

    「一晩で何ができるか見てみるけど、これまでより厳しくなるのは間違いないと思う」

    マクラーレンは高いダウンフォースが要求されるハンガロリンクとザントフォールトで強さを発揮し、ノリスは両レースでポールポジションから優勝。しかし、長いストレートと低ダウンフォース特性を持つモンツァは、その2コースとは大きく性格が異なる。

    「ポール争いにはまったく加われていない」
    セットアップ変更によって土曜日にどこまで改善できるかと問われたノリスは、予選での巻き返しについても慎重な姿勢を崩さなかった。

    「分からない。トップでは多くのドライバーが接近しているし、その後ろもそれほど離れていない。だから、彼らが僕たちを驚かせることだって十分にあり得る」

    「分からないけど、少なくとも今はポール争いにまったく加われているとは感じていない。僕たちはまず、きちんとした結果を残すことに集中する必要がある。それだけだ」

    ノリスが警戒するように、初日の上位勢は僅差となっており、マクラーレンにとっては後方からの追い上げにも注意が必要な状況となっている。

    ランド・ノリス(マクラーレン) イタリアグランプリ

    マクラーレン技術陣も「ポール争いは厳しい」
    マクラーレンのアプライド・エンジニアリング担当テクニカルディレクター、ニール・ホールディも、FP2終了後にノリスと同様の見解を示した。

    予選では「もう少し近づけるのは間違いない」としながらも、ポールポジションを争うことについては「今週末は間違いなく厳しい」と認めている。

    それでも、金曜日には明確な収穫もあった。マクラーレンはMCL40に複数の新パーツを投入し、その中にはチームが「Hウイング」と呼ぶ回転式リアウイングも含まれていた。

    新型「Hウイング」は狙い通りに機能
    ホールディは、注目を集めるHウイングについて、初日の走行では期待通りの結果が得られたと説明した。

    「Hウイングは我々が意図した通りに機能した。ここでは空力的にも良さそうだし、メカニカル面でも非常に満足している」

    「もう少し検査する必要はあるが、週末の残りでも引き続き使用できると考えている。それによってパフォーマンスも向上するはずだ」

    一方、トップから約0.4秒というギャップについては、まだ埋めるべき差があることも認めた。

    「全体として4分の4秒差というのは、少し取り戻す必要がある。高速コーナーと低速コーナーのバランスについては良いところにいると思う」

    「まだ取り組まなければならないのは、エネルギーをどう最大限に活用するかだ。ここでは常に難しい課題になる。もう少し回生を増やし、もう少しデプロイメントを改善することで、ラップタイムを縮める余地はまだあると思う。ドライバー側からも少しある」

    「タイムシートでもう少し上、つまりトップにもう少し近い位置にいられれば良かった。ただ、我々は大きく離されているわけではない。明日に向けてマシンからもう少しパフォーマンスを引き出せると確信している」

    マクラーレンにとって初日は期待通りのスタートとはならなかったものの、新型Hウイングは予定通りに機能した。ノリスが否定したポール争いに食い込むには、エネルギーマネジメントを含め、予選までに約0.4秒のギャップをどこまで縮められるかが焦点となる。

  • ルイス・ハミルトン F1イタリアGP初日に手応え「モンツァでポールは究極の夢」

    ルイス・ハミルトン F1イタリアGP初日に手応え「モンツァでポールは究極の夢」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1イタリアGP初日の走行を終え、フェラーリで初となるポールポジションをモンツァで獲得することは「究極の夢」だと語った。一方で、金曜の走行ではメルセデスに対するストレートスピードの不足が浮き彫りになり、予選に向けて改善が必要だと認めている。

    フェラーリはホームレースに向けてアップグレード版パワーユニットを投入。

    FP1ではシャルル・ルクレールがトップ、ハミルトンが2番手と1-2を飾ったが、FP2ではジョージ・ラッセルが最速タイムを記録し、ルクレールは2番手、ハミルトンは約0.5秒差の5番手となった。

    FP2では「ストレートだけでラッセルに0.6秒」
    FP2を終えたハミルトンは、フェラーリの最大の課題としてストレートスピードを挙げた。

    「ストレートスピードの差はかなり大きい。さっきデルタを見ていたんだけど、ストレートだけでジョージに0.6秒くらい失っていた。それは調べる必要がある」

    モンツァは長い全開区間が続くため、最高速とエネルギーの使い方がラップタイムを大きく左右する。ハミルトンはマシンバランスにも苦戦したと説明した。

    「それとバランスだね。マシンから1周のタイムを引き出すのが本当に難しかった。なぜかFP2ではすごく運転しづらかった。いくつか変更を加えたけど、あそこまで悪くなるはずではなかったと思う。元に戻す可能性もあるけど、もっといいフィーリングを得られるか確認してみる」

    ただし、ストレートでの差が単純にパワーユニットの性能だけによるものなのかについては慎重な見方を示した。

    「そこを調べないといけない。それが原因なのか、それともデプロイメントなのか。エンジン自体は改善しているし、ファクトリーのみんなが取り組んでくれたことには本当に感謝している」

    「でも僕たちのデプロイメントのやり方はライバルとは違う。それに、彼らはストレートでドラッグが少ないようにも見える。だから今夜、そこは間違いなく調べる必要がある」

    新パワーユニットには好感触
    フェラーリは今回、ADUO(追加開発・アップグレード機会)を利用してアップグレード版パワーユニットを投入した。ストレートでメルセデスとの差を感じたハミルトンだが、新仕様そのものについては前進を実感している。

    「低速ではエンジンはすごく扱いやすい。ここには低速コーナーが数カ所しかないけど、そこは問題になっていない。みんなが本当にいい仕事をしてくれた」

    フェラーリF1代表のフレデリック・バスールも、ストレートでのパフォーマンスはエンジンだけで決まるものではないと強調した。

    「ストレートでのパフォーマンスには、ドラッグ、マシン重量、その他すべてが関係していることを念頭に置かなければならない。エンジンだけの問題ではない」

    「確実に一歩前進している。理由もなくPU2を投入したわけではない。ただ、メルセデスとの間にはまだそれなりの差があると思う」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    ロングランではスリップストリーム不足も影響
    一方、ハミルトンはFP2でのタイム差について、自身がモンツァの長いストレートで十分なスリップストリームを得られなかったことも影響したと分析している。

    「ロングランは悪くなかった。ただ、少しペースが足りなかった。かなりの部分がストレートスピードによるもので、トウなんかも大きく関係している。僕はかなり単独で走っていたからね」

    「でもメルセデスはいつものようにストレートですごく速い。だから今夜やるべきことがある。そこを改善できるか、そしてバランスをもう少し良くできるか確認したい」

    予選ではスリップストリームの使い方が重要になると考えており、「ここではトウがすべてだから、おそらくトウを狙うことになる」と語った。

    「モンツァでポールは究極の夢」
    ハミルトンは2026年にフェラーリでF1初優勝を飾っているが、赤いレーシングスーツをまとってからポールポジションはまだ獲得していない。ティフォシが埋め尽くすモンツァでそれを実現できれば、特別な瞬間になる。

    「それが夢だよ。究極の夢だ。実現できるかどうか、それが本当に大きな問題だけどね」

    「今夜かなり作業をしなければならない。どこか間違っているところがないか、改善できる場所がないかを見つける必要がある」

    「改善できるところはたくさんある。でも言ったように、このコースでは適切なタイミングで適切な場所にいることも大きな助けになる」

    ライバル勢の速さについても警戒を隠さない。

    「かなり接戦になると思う。本当に僅差だ。僕たちはマクラーレンとメルセデスを相手にしていて、どちらもすごく競争力が高そうだ」

    「メルセデスは毎週末、本当に速い。間違いなく厳しい戦いになるけど、今夜しっかり取り組んで、何かを引き出せるか確認しないといけない」

    FP1ではフェラーリが1-2とホームの観客を沸かせた一方、FP2ではメルセデスのストレートスピードが際立った。ハミルトンにとって、予選までにマシンバランスとストレートでのタイムロスをどこまで改善できるかが、フェラーリで初のポール、そして「究極の夢」を実現するための鍵となる。

  • 角田裕毅 F1イタリアGP前に200人の晩餐会参加「一人で走っているわけではない」

    角田裕毅 F1イタリアGP前に200人の晩餐会参加「一人で走っているわけではない」

    2026年F1イタリアGPを前に、レーシングブルズの角田裕毅が、モンツァで開催されたバリラとF1による特別イベント「La Tavolata(ラ・タヴォラータ)」に参加した。F1パドックを支える200人以上が約100メートルの巨大テーブルを囲み、レースを成り立たせる「チームワーク」を祝った。

    角田裕毅は自身のレースエンジニアであるアレクサンドル・イリオプロスとともに出席。

    「F1では決して一人で走っているわけではありません」と語り、普段のレースウイークではなかなか持てない交流の時間が、チーム内の信頼関係を築くうえで特別なものだったと振り返った。

    角田裕毅 レースエンジニアと「La Tavolata」に参加
    イタリアGP開幕を翌日に控えた木曜夜、バリラとF1はモンツァで「La Tavolata」を開催した。F1のパドックに関わるさまざまな職種の人々が、一つのテーブルを囲む初の試みとして企画されたイベントだ。

    レーシングブルズからは角田裕毅、レースエンジニアのアレクサンドル・イリオプロスをはじめ、チームメンバーが参加した。

    会場にはドライバーやチーム代表だけでなく、メカニック、エンジニア、ストラテジスト、セーフティカーおよびメディカルカーのドライバー、パーソナルトレーナー、タイヤ技術者など、F1のレースウイークを支える200人以上が集まった。

    中心に設けられたのは、全長約100メートルに及ぶ巨大なテーブル。料理はミシュラン三つ星シェフのマッシモ・ボットゥーラが監修し、F1パドッククラブのオフィシャルサプライヤーであるDO&COとの協力により、バリラのパスタを中心としたメニューが提供された。

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    角田裕毅「すべての中心にあるのはチームワーク」
    角田裕毅は、サーキットで結果を出すためにはドライバーだけでなく、多くのスタッフの力が不可欠だと強調した。

    「今夜、バリラのLa Tavolataに参加できて本当にうれしかったです。F1では決して一人で走っているわけではありません。今夜は、コース上でもコース外でも勝つために、どれだけ多くの人たちが必要なのかを示してくれました」

    「僕たちがやっていることすべての中心にあるのはチームワークですし、こういう時間の中で人間関係や信頼を築いていくものだと思います。レースウイーク中には、こういうことができる機会はほとんどないので、今回は本当に特別でした」

    レーシングブルズにとっても、ドライバーとチームの結びつきは活動の根幹にある。1周ごと、1セッションごとの積み重ねだけでなく、緊張感から離れた時間も信頼関係を築く重要な機会になるという考えだ。

    角田裕毅(イタリアグランプリ)

    元F1ドライバーのパオロ・バリラ「成功の裏には必ずチームがいる」
    バリラ・グループ副会長で、自身もF1ドライバーとしてレースを戦った経験を持つパオロ・バリラも、時代が変わってもチームワークの重要性は変わらないと語った。

    「私がF1でレースをしていたとき、すぐに学んだことがあります。すべてのラップ、すべての決断、そしてすべての結果は、自分の周囲にいる人々にも左右されるということです」

    「現在のマシンやテクノロジーは当時とは大きく異なりますが、その原則は変わっていません。あらゆるパフォーマンスの背後にはチームが存在し、その信頼、専門知識、献身が成功を可能にしています」

    「La Tavolataは、そうした人々と、彼らが毎回のレースウイークで果たしている役割を称えるものです。テーブルを囲んで共有した時間は、競争のアドレナリンの中に友情と喜びを加えてくれました」

    モンツァで「勝利は一人では生まれない」を形に
    F1ではドライバーが最も目立つ存在となる一方、1台のマシンを走らせるまでには設計、セットアップ、戦略、タイヤ、フィジカル面など多くの専門スタッフが関わっている。La Tavolataは、その普段は表舞台に立つことの少ない人々も含め、パドック全体を一つのチームとして捉えるイベントとなった。

    特に角田裕毅がレースエンジニアのイリオプロスと参加したことは、そのテーマを象徴している。無線を通じてドライバーと直接コミュニケーションを取り、マシンの状態や戦略を共有するレースエンジニアは、レースウイークにおける最も重要なパートナーの一人だ。

    高速のモンツァで始まるF1イタリアGP。その競争を前に、角田裕毅とレーシングブルズは、コース上の結果を支える「人」と「信頼」にあらためて焦点を当てる時間を過ごした。

  • マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP初日「まだトップとの差は大きい」

    マックス・フェルスタッペン F1イタリアGP初日「まだトップとの差は大きい」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1イタリアGP初日のフリー走行2回目(FP2)を9番手で終え、レッドブル・レーシングのマシンバランスを整えるのに苦戦したと明かした。それでも、土曜日に向けたセットアップ変更によってトップ勢との差を縮められることを期待している。

    フェルスタッペンはFP1でRB22のステアリングを岩佐歩夢に譲ったため、この日自身が走行したのは60分間のFP2のみ。

    限られた走行時間のなかでマシンへの適応を進めたが、トップ3チームだけでなく、アービッド・リンドブラッドやオリバー・ベアマンにも先行を許す9番手にとどまった。

    FP2のみの走行でマシンバランスに苦戦
    レッドブル・レーシングはモンツァでもトップ3チームから明確な差をつけられており、フェルスタッペンも現状ではそのギャップが大きいことを認めている。一方、スリップストリームの効果が大きいモンツァでは展開次第でチャンスが生まれる可能性もある。

    「今日はマシンのバランスをうまく合わせるのが難しかった。明日に向けてもう少しラップタイムを見つけるために、ここは取り組む必要がある」

    「まだトップランナーとの差は大きいけど、予選では1周のラップで少しでもその差を縮められればと思っている」

    決勝については、予選以上にトップ勢へ接近できる可能性があると考えている。ただし、ロングランでの勢力図については、現時点では判断が難しいとした。

    「レースではさらに近づければいいし、ロングランでももう少しすべてがうまくまとまってくれればと思っている。ただ、そこは予測するのが少し難しい」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    夜間のセットアップ変更で改善を狙う
    フェルスタッペンとレッドブル・レーシングは、金曜日のデータを分析し、土曜日に向けてRB22のセットアップを見直す。特に課題となっているのは、コーナーでのバランスを狙った状態に近づけることだ。

    「今夜、マシンに対して何ができるのかを確認して、ポジティブな変更ができるかを見ていく。コーナーで本来求めているバランスをうまくまとめたい」

    また、自身がFP1を走れなかったことについて不満を示すことはなく、代わりに走行した岩佐歩夢にとって良い機会になったと語った。

    「もちろん、今日は僕にとってFP2だけだったけど、歩夢がドライブするチャンスを得られたのはよかった」

    フェルスタッペンにとって、FP1を欠場したことで通常より限られたデータからセットアップを仕上げなければならない週末となった。現状ではトップ勢との差を認めざるを得ないが、金曜夜の作業でRB22のコーナーバランスを改善し、予選では1周の速さ、決勝ではロングランでその差を縮めることを目指す。