アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「ドライバビリティは小さな一歩」

アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「ドライバビリティは小さな一歩」

アストンマーティン・ホンダF1は、2026年F1イタリアGP初日のフリー走行で厳しいスタートを切った。ペドロ・デ・ラ・ロサは、モンツァがマシンにとって難しい舞台になることは事前に予想していたと認める一方、課題となっているドライバビリティについては「小さな一歩」を確認できたと語った。

FP1ではフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが20番手。FP2でもアロンソ19番手、ストロール22番手と下位に沈んだ。

特にアロンソはFP2序盤に電気系のトラブルが発生し、走行開始が遅れたことで予定していたプログラムをすべて消化することができなかった。

モンツァでの苦戦は想定内「非常にサーキット特有の状況」
「厳しいセッションだった。ここモンツァではこうなることは分かっていたし、このような場所では常に厳しくなる。現時点では非常にサーキット特有の状況だ」とペドロ・デ・ラ・ロサは説明した。

それでも、順位だけでは見えない部分で予定していた作業を進めることはできたという。

「ポジティブな面としては、プログラムを進めることができた。すべてのコンパウンドを試し、午前中にはフェルナンドのマシンでブレーキテストも行った。そしてランスではショートランとロングランを行い、明日に向けてタイヤデグラデーションを確認することができた」

「全体としてプログラムは進められた。ただ、最終的な順位表だけを見れば、ラップタイムの面で厳しいことは明らかだ」

アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

ドライバビリティは「小さな一歩」
アストンマーティン・ホンダF1にとって現在の重要な課題のひとつが、パワーユニットを含めたドライバビリティの改善だ。

ストロールも初日の走行後、「特にドライバビリティとパワーには、まだ改善しなければならない部分がたくさんある」とコメントしている。

その点についてデ・ラ・ロサは、まだ十分ではないものの、モンツァ初日の走行で一定の前進が確認できたと明かした。

「正しい方向に小さなステップを踏んでいると思う。まだ初期段階ではあるが、ドライバーたちもこの部分で小さな前進があったと感じている」

「まだ改善できる部分はあるし、我々はそこに取り組んでいる。ただ、ドライバビリティという意味ではポジティブな一日だった」

一方で、その前進が「小さなステップ」にとどまっている以上、今後さらに大きな改善が必要ではないかと問われると、デ・ラ・ロサは「もちろんだ。そうでなければならない」と認めた。

「だからこそ我々は懸命に取り組んでいる。セッションとセッションの間だけで作業するのが理想的ではないことは明らかで、本来ならきちんとしたテストデーが欲しいところだ。ただ、現時点で我々に与えられているのはこれなので、可能な限りうまく対応していかなければならない」

アロンソは電気系トラブルでFP2の走行が遅れる
アロンソはFP1でコースオフを喫し、グラベルにタイヤを落とす場面があった。さらにFP2では電気系の問題が発生し、セッション序盤に十分な走行時間を確保できなかった。

「フェルナンドには開始時に電気系の問題が発生した。そのため走行開始が遅れ、ランスよりも周回数が少なくなった。彼についてはプログラムをすべて完了することができなかった」

限られた時間のなかで、アロンソ側はロングランを諦め、セットアップ比較を優先した。

「最後の数周では、ロングランを行う代わりに異なるセットアップのオプションを試した。一方でランスがロングランを担当していたので、ソフトタイヤでのデータを得ることはできた。それが主な目的だった」

アストンマーティン・ホンダF1にとって、モンツァ初日はタイムシート上では厳しい結果となった。ただし、デ・ラ・ロサはドライバビリティでわずかながら改善を確認しており、収集したタイヤやセットアップのデータをもとに予選までにどこまでマシンを前進させられるかが焦点となる。