角田裕毅は、2026年F1第13戦イタリアGPの決勝を10位でフィニッシュし、レーシングブルズ復帰後2戦目でポイントを獲得した。14番手から追い上げ、赤旗後の再スタートではグリッド位置を間違える場面もあったが、再開後に順位を上げてトップ10に食い込んだ。
アイザック・ハジャーの代役としてF1オランダGPからレーシングブルズに復帰した角田裕毅。
モンツァでは予選Q1敗退という悔しい結果に終わったものの、決勝ではアウディ勢やオリバー・ベアマンをかわし、チームメイトのアービッド・リンドブラッドの8位とともにダブル入賞を果たした。
再スタートでグリッド位置を間違える
決勝序盤、シャルル・ルクレールのクラッシュによってレースは赤旗中断となった。その後のスタンディングスタートに向けた整列で、角田裕毅は最初に誤ったグリッドボックスへ停止。正しい位置へ移動しようとしたものの完全に収めることができず、スタート手順は中止され、エクストラフォーメーションラップが行われた。
レース後、その場面について質問された角田裕毅は、苦笑交じりに自らのミスを認めた。
「まあ、それについては話さなくてもいいですよね(笑)。数カ月レースをしていなかったので、ちょっと混乱してしまいました。かなりひどい言い訳ですけどね」
それでも、仕切り直しとなったスタートでは好発進を決めた。角田裕毅はアウディ勢とベアマンを攻略してポイント圏内へ浮上し、その後も10位を守ってチェッカーを受けた。
「ポイントを取れたなら悪くない」
角田裕毅は10位という結果について、F1での実戦から離れていた期間を考えれば満足できるものだと語った。
「でも、いいレースでしたし、チームには本当に感謝しています。アブダビ以来、少し間が空いてから戻ってきてポイントを取れたので、悪くないと思います。これは喜んで受け取ります」
レーシングブルズの公式コメントでも、ポイント獲得への喜びを強調した。
「今日はいいレースができました。本当に結果には満足していますし、ポイント圏内に戻れてうれしいです。これだけ早く感覚を取り戻せるように助けてくれたVCARBのみんなに、本当に感謝しています」
「ミディアムタイヤを最後まで持たせられるか少し心配していましたが、予想以上にうまく機能してくれました」

予選Q1敗退「ペースはあったので悔しかった」
前日の予選ではQ1敗退を喫していた角田裕毅だが、純粋なマシンの速さだけが原因だったわけではないと説明する。
「僕のエネルギーマネジメントやデプロイメント、準備、アウトラップ、それにマシン側の部分も少し混ざっていました。その差がQ1敗退につながるには十分な大きさでした」
「ペース自体はあったので、かなり悔しかったです。でも同時に、こうしてチームにポイントを持ち帰ることができてうれしいです。特に僕たちはアルピーヌと激しく戦っていますから」
リンドブラッドも8位に入り、レーシングブルズはイタリアGPで2台揃ってポイントを獲得。コンストラクターズ選手権で争うアルピーヌを相手に貴重な得点を持ち帰った。
今後のF1出場機会にも「もちろん準備はできています」
2戦続けて実戦を経験した角田裕毅は、レーシングブルズのマシンへの理解も着実に深まっているという。
「マシンの新しい部分をいろいろ学ぶことを本当に楽しんでいますし、乗る機会を得るたびに積み上げていっています」
そして、今後再びF1に出場する機会が訪れた場合についても意欲を示した。
「もし今後またチャンスが巡ってくれば、もちろん準備はできています。ただ、一番大切なのはアイザックが順調に回復を続けることです。彼の回復を心から願っています」
予選では思うような結果を残せなかった角田裕毅だが、決勝では14番手からポイント圏内まで挽回。再スタート時のミスこそあったものの、レーシングブルズ復帰2戦目を10位入賞で締めくくり、再び訪れるかもしれないF1出場の機会に向けて結果を残した。


















