角田裕毅は、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、レーシングブルズでFP1を12番手、FP2を10番手で終えた。FP1では2026年仕様のストレートモードへの対応に苦戦する場面もあったが、FP2までに改善を進め、「かなり満足しています」と手応えを語った。
今季2度目のレーシングブルズでのレースとなる角田裕毅は、FP1で27周を走行して1分24秒571を記録。FP2では29周を重ね、1分23秒455までタイムを縮めてトップ10に入った。
金曜日にはエネルギーの使い方についてもさまざまなパターンを試し、決勝を見据えた重要なデータを収集した。
FP1は「少しまとまりを欠いていました」
角田裕毅は初日の走行について、全体としては楽しめたとしながらも、FP1では自身の走りにやや混乱があったと振り返った。
「全体的には今日を楽しめました。FP1は僕自身としては少しまとまりを欠いていました。ストレートモードについて少し苦戦していて、昨年とはかなり違います」
特に角田裕毅が挙げたのが、2026年仕様で変化したストレートモードの扱いだった。昨年より検知や作動のポイントが増えており、ターン11の手前では対応を忘れてしまうことがあったという。
「昨年より検知するポイントというか、作動するポイントが増えているので、ターン11の手前でストレートモードのことをつい忘れてしまうんです」
それでも走行を重ねるにつれて対応を進め、FP2を終えた段階ではマシンの方向性について前向きな感触を得た。
「いくつかチャレンジはありましたが、それでも最終的にはかなりうまくいったので、現状にはかなり満足しています。まだいくつか整理しなければならない部分はありますが、いい方向性は見えています」

エネルギー配分が決勝の重要ポイント
モンツァでは長いストレートが続くため、2026年型F1マシンでは電気エネルギーをどこで使うかも大きなテーマとなる。
FP2では角田裕毅がマックス・フェルスタッペンやアンドレア・キミ・アントネッリらと近い位置で走行する場面もあり、複数台が接近した状態でエネルギー配分によってどのような違いが生まれるのかを実際に試した。
「難しいと思います。エネルギーデプロイメントの差は、どのチームにもあると思います。だから、どこでブーストを使うのか、そういった部分が非常に重要になります」
ストレートの長いモンツァでは、限られた電気エネルギーをどの地点で投入するかによって、攻撃だけでなく防御にも違いが生じる。角田裕毅は金曜日に複数の使い方を試し、その違いを体感できたことを収穫として挙げた。
「今日は本当にいろいろなことを試すことができました。デプロイメントの違いについても学ぶことができましたし、チームにとっても僕自身にとっても、いい学習になりました」
FP2で10番手 リンドブラッドとの差は0.106秒
FP1を12番手で終えた角田裕毅は、FP2ではソフトタイヤで1分23秒455を記録して10番手まで順位を上げた。
レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは1分23秒349で7番手。角田裕毅との差はわずか0.106秒で、レーシングブルズは2台そろってトップ10に入った。
角田裕毅はFP2でさまざまなセットアップやエネルギーの使い方を試しながら29周を走行。初日の課題を把握したうえで、土曜日に向けて改善すべきポイントも明確になったとしている。
「明日の予選を楽しみにしていますし、マシンをどの位置につけられるのか見てみたいです」
FP1ではストレートモードへの対応に苦戦した角田裕毅だが、FP2ではトップ10に入り、初日を前向きな感触で終えた。モンツァ特有のエネルギーマネジメントについても実戦を想定した確認を進めており、土曜日は残された細部を仕上げ、予選でレーシングブルズの競争力をどこまで引き出せるかが焦点となる。
