アービッド・リンドブラッドは、2026年F1イタリアGPの予選で10番手となり、6戦連続でQ3進出を果たした。しかし、週末を通して速さを見せていただけに、本人は最終アタックで約0.1秒を失い「8番手は間違いなく可能だった」と悔しさを口にした。
レーシングブルズはモンツァでも競争力を発揮し、リンドブラッドはFP3からQ3進出を期待させるペースを披露。予選でもQ1、Q2を危なげなく突破した。
一方、予想以上に接戦となったうえ、アルピーヌがストレートで強烈な速さを発揮したことで、Q3では激しい順位争いとなった。
「予想していたよりずっと接戦だった」
週末に示していたペースを考えれば10番手という結果には失望しているのではないかと問われたリンドブラッドは、まず予選で勢力図が想定以上に接近したと振り返った。
「現実として、僕たち全員が予想していたよりもずっと接戦だったと思う」
「それにアルピーヌは明らかに何かを隠していて、予選になってそれを引き出してきた。ストレートではロケットみたいに速かった」
「だから彼らは見事だったと思う。彼らの方が上だった。ピエールはポールだからね。彼は本当に見事だった」
一方で、自身については予選で週末それまでと同じような感触を得られなかったという。
「僕自身に関しては、予選は今週末のそれまでより少し難しかった」
「F1で経験したなかで最も激しい予選だった」
モンツァでは長いストレートでスリップストリームを得られるかどうかがラップタイムを大きく左右する。そのため各車が前を走るマシンとの間隔を調整しながらアタックへ向かい、通常とは異なる予選展開となった。
リンドブラッドは、その状況をF3時代の予選になぞらえた。
「これまでF1で経験した予選のなかでは、間違いなく一番激しいセッションだった。ものすごく違っていて、トウとかがあるからF3の予選に近い感じだった」
チーム公式コメントでも「今年F1で経験したなかでも最も複雑な予選のひとつだった」と語っており、モンツァ特有のトウ争いへの対応が大きな要素になったと説明している。

最終アタックで0.1秒ロス「8番手は可能だった」
それでもリンドブラッドはQ3の最終アタックで、さらに上位へ進出できるチャンスがあった。しかし、小さなミスによって約0.1秒を失ったという。
「最後のラップでちょっとしたミスをしてしまった。うまく機能していたちょっとしたやり方があったんだけど、最後のラップではそれを完璧にできなくて、0.1秒失った」
「それができていれば8番手だったと思う。間違いなく8番手は可能だった。だから、そこを取れなかったことについては少し残念だ」
ただし、大幅なタイムを取りこぼしたわけではないとして、10番手という結果を必要以上に悲観するつもりはない。
「だからといって、ものすごく落ち込むつもりもない。現実として、それ以上のものがあったわけではないからね」
「すべてを引き出せなかったことが少し残念なだけだ。でも、0.4秒も取りこぼしたわけじゃない。最大でも0.1秒だった。それは仕方ない」
公式コメントでもリンドブラッドは「強いQ1とQ2のあと、Q3の最後のラップを完全には最大化できず、約0.1秒失ったので、8番手は狙えた」と振り返った。
決勝ペースには手応え「いいレースカーがある」
10番グリッドから迎える決勝については、リンドブラッドは前向きな感触を持っている。
「そう思う。FP2でのロングランは良かったと思う」
オーバーテイクの可能性については、長いストレートを持つモンツァだけに期待できる一方、実際に簡単に順位を上げられるかについては慎重な姿勢を示した。
「ここはレースで抜きやすいと分かっている……と言おうとしたけど、実際にそうなのかはよく分からない。ストレートがたくさんあるから、普通ならそれは助けになるけどね」
「どうなるか見てみよう。でも、僕たちにはいいレースカーがあると思う。だから明日は基本的なことをしっかりやって、自分たちの仕事に集中するだけだ」
公式コメントでも、トップチームは決勝で抜け出す可能性があるとしながら、「ポイントは間違いなく狙える」と強調したリンドブラッド。6戦連続のQ3進出という安定感を結果につなげるべく、モンツァでは10番手からポイント獲得を目指す。
