カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • フェラーリF1 モンツァでシューマッハ特別カラーリング 1996年仕様をオマージュ

    フェラーリF1 モンツァでシューマッハ特別カラーリング 1996年仕様をオマージュ

    フェラーリは、2026年F1第13戦イタリアGPでミハエル・シューマッハに捧げる特別カラーリングをSF-26に採用する。シューマッハがフェラーリに加入した1996年から30周年を迎えることを記念したもので、モンツァではカラーリング以外にも複数の記念企画が準備されているという。

    特別仕様のSF-26は、シューマッハがフェラーリで最初にドライブした1996年のF310をモチーフとする見込みだ。

    Autoracerによると、当時を象徴する赤と黒の組み合わせにゴールドのホイールを加え、現代のF1に合わせて再解釈したデザインになるという。完全なレプリカではなく、1996年仕様の特徴を現在のSF-26に落とし込む形となる。

    シューマッハのフェラーリ加入から30周年
    1996年は、フェラーリの近代史における大きな転換点だった。ベネトンで1994年と1995年に2年連続のF1ワールドチャンピオンとなったシューマッハがマラネロに加入し、長期的な再建プロジェクトが本格的にスタートした。

    当時のF310はタイトルを争えるほどの競争力を備えたマシンではなかったが、シューマッハはスペインGP、ベルギーGP、イタリアGPで3勝を挙げた。特にモンツァでの勝利は、フェラーリ加入初年度のシューマッハとティフォシとの関係を決定づける象徴的な一戦となった。

    その1996年型F310で特徴的だったのが、鮮烈な赤いボディと黒いウイング、そしてゴールドのホイールだった。今回のSF-26では、そうした要素をそのままコピーするのではなく、現在のスポンサーやグラフィックを踏まえながら現代風に再構成するとされている。

    フェラーリ自身もイタリアGPを前に「Home is calling」と題したティザー映像を公開。そこには1996年のF310のノーズやシューマッハのカーナンバー「1」を想起させる演出が盛り込まれており、1996年をテーマとした特別仕様の登場を予告している。

    ミハエル・シューマッハ(スクーデリア・フェラーリ)

    1996年から2006年まで築いた黄金時代
    シューマッハの加入は、単なるトップドライバーの獲得ではなかった。すぐにタイトル獲得には至らなかったものの、その後フェラーリはジャン・トッド、ロス・ブラウン、ロリー・バーンらを中心とする強力な体制を築き、F1を代表するチームへと返り咲いていった。

    シューマッハは2000年にフェラーリへ21年ぶりとなるドライバーズタイトルをもたらすと、2004年まで5年連続でワールドチャンピオンを獲得。フェラーリでは通算71勝を挙げ、チーム史上最も成功した時代を築いた。

    2026年は、シューマッハがフェラーリで最初の勝利を挙げた1996年から30周年であると同時に、最後の勝利を記録した2006年から20周年にもあたる。1996年から2006年までの10年間は、シューマッハとフェラーリの歴史そのものを象徴する期間となった。

    モンツァで複数のシューマッハ記念企画
    Motorsport.com Italiaによれば、フェラーリが用意しているトリビュートはSF-26のカラーリングだけではない。モンツァではシューマッハに捧げる複数の企画が準備されており、その詳細は今後数日以内に正式発表される予定だという。

    ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがドライブする2台のSF-26は、フェラーリの歴史に一時代を築いたシューマッハへの敬意を込めた特別仕様でホームレースに臨むことになる。

    フェラーリにとってモンツァは、ティフォシとの結びつきを最も強く感じさせる特別な舞台だ。そのモンツァで、シューマッハがマラネロでの挑戦を始めた1996年のF310を現代のSF-26で蘇らせる。フェラーリの黄金時代の「始まり」に焦点を当てた今回の特別カラーリングは、2026年F1イタリアGPの大きな注目点となりそうだ。

  • ハースF1 オコン後任へ3人を“オーディション” カマラ、フォルナローリ、平川亮

    ハースF1 オコン後任へ3人を“オーディション” カマラ、フォルナローリ、平川亮

    ハースが2027年F1シートを巡る事実上の“オーディション”を実施すると報じられている。エステバン・オコンの後任候補として、ラファエル・カマラ、レオナルド・フォルナローリ、平川亮の3人がポルティマオでテストに臨むという。

    ブラジル『UOL』のジュリアン・セラソリによれば、テストは水曜日と木曜日に行われる予定で、フェラーリとマクラーレンがそれぞれの有望株を2027年のF1グリッドに送り込もうとするなか、トヨタの支援を受ける平川亮も候補に加わる。

    オリバー・ベアマンも走行し、3人を評価するための比較対象になるとされている。

    オコン後任へポルティマオで“オーディション”
    今回のテストに参加すると報じられているのは、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのブラジル人ドライバー、ラファエル・カマラ、マクラーレンのリザーブドライバーを務めるレオナルド・フォルナローリ、そしてトヨタの支援を受け、現在ハースのリザーブドライバーを務める平川亮だ。

    ハースは2027年にベアマンと組むドライバーとしてオコンに代わる候補を見極めるため、非公式なオーディションを行うとされている。

    ベアマン自身もテストに参加するが、シートを争う候補ではなく、3人のパフォーマンスを判断するための比較対象という位置づけになる。

    フェラーリとマクラーレンはいずれも、自らが推すドライバーを2027年に残された数少ないF1シートのひとつに送り込もうと強く働きかけているという。

    フェラーリが推しているのがカマラで、キャデラックの候補としても名前が挙がっている。一方、マクラーレンはフォルナローリを支援している。

    さらに、32歳の平川亮についても、トヨタがF1グリッド入りを望んでいると報じられている。

    平川亮(ハースF1チーム)

    フェラーリはカマラを全面支援
    なかでもフェラーリは、カマラのF1昇格に向けて大規模な支援を行っている。

    フェラーリF1チーム代表のフレデリック・バスールは『UOL』に対し、カマラへの投資について次のように語った。

    「我々はラファエルを全面的に支援している。単なる金銭的な支援という話ではない。資金面での支援も行ってきたが、今年は旧型車を使ったトレーニングにも多額の投資をしてきた」

    「そのコストは、金銭的な支援そのものよりもはるかに大きい。来週のテスト、そして来シーズンに向けて彼を可能な限り準備させるためだ。パートナーであるハースも、来年彼をF1に送り込むための最善の方法を見つけようとしている」

    フェラーリは資金面でカマラを支援するだけでなく、旧型F1マシンを使ったトレーニングにも多額の費用を投じ、今回のテストとその先を見据えた準備を進めている。

    カマラはリザーブ起用にとどまる可能性も
    ただし、カマラが今回のテストで最もF1への準備が整ったドライバー、あるいは最も即戦力としての可能性を示したとしても、2027年のレギュラーシート獲得が保証されるわけではない。

    カマラの2027年の役割がハースのテスト兼リザーブドライバーにとどまる可能性も十分にあるという。

    ハースはF1グリッドのなかでも資金力が比較的小さいチームであり、別のドライバーがスポンサーや投資という形でより多くの資金をもたらすことができると判断すれば、別の選択肢に向かう可能性もあるとされている。

    マクラーレンはF3&F2王者フォルナローリを後押し
    その対抗候補となるのがフォルナローリだ。

    マクラーレンはフォルナローリの将来に大きく投資してきた。フォルナローリは2024年のFIA F3、2025年のFIA F2で2年連続タイトルを獲得しており、今回のテストでハースのシート候補として評価を受けることになる。

    フェラーリが全面的に支援するカマラ、マクラーレンが投資してきたフォルナローリ、そしてトヨタの支援を受け、すでにハースのリザーブを務める平川亮。3人が参加するとされるポルティマオでのテストは、オコンの後任を巡る2027年のF1シート争いを占う重要な機会となりそうだ。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1への無線発言を謝罪「最高の自分ではなかった」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1への無線発言を謝罪「最高の自分ではなかった」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1オランダGPでフェラーリの戦略をめぐって口にしたチーム無線やテレビインタビューでの発言について公に謝罪した。「あれは最高の自分ではなかった」と振り返り、自らの言動に責任を取る姿勢を示している。

    ザントフォールトで4位に終わったハミルトンは、レース中にフェラーリの判断の遅さに苛立ちをあらわにしていた。

    しかし、レース後に自身の発言を聞き返したことで考えを改め、「次はもっといい自分でいるよ」と誓った。

    フェラーリの戦略判断に無線で苛立ち
    オランダGPでハミルトンの不満が表面化したのは、前を走るチームメイトのシャルル・ルクレールとのポジションをめぐる判断だった。

    ハミルトンは異なる戦略を採っており、その前方にはメルセデスのジョージ・ラッセルがいた。ハミルトンはルクレールの前に出てラッセルを追うことを望んだが、フェラーリはすぐには決断しなかった。

    その際、ハミルトンは無線で皮肉を込めて「時間を無駄にする素晴らしい方法だね。みんな、よくやったよ」と発言した。

    最終的に4位でフィニッシュした後も不満は収まらず、無線で「僕たちは不運だったわけじゃない」と語り、フェラーリの決断の遅れについて「それで3位を失った」と主張した。

    レース後にはF1公式サイトに対し、勝利への強い思いを口にしていた。

    「僕は勝ちたい。勝つためにここにいる」

    「前を見ていて、メルセデスの2人が指示を受けたら、それがすぐに実行されるのを見るのは難しいよ」

    「彼らはキミを前に出して、そのままレースをさせた。僕は違う戦略だったし、ここでは同じようにはいかなかった」

    メルセデスはレース終盤、ラッセルにキミ・アントネッリを先行させるよう指示し、ポジションを速やかに入れ替えていた。ハミルトンは、それとフェラーリの対応を対比させていた。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    「あれは最高の自分ではなかった」
    しかし、レースを終えて時間が経ったことで、ハミルトンは自身の言動を改めて振り返った。

    ハミルトンはInstagramを更新し、厳しい週末だったと認めながらも、まずはフェラーリのスタッフへの感謝を記した。

    「厳しい週末だったけど、チームにとって貴重なポイントを持ち帰ることができたし、僕たちが正しい方向に進んでいる手応えもあった」

    「ファクトリーでアップデートを投入し続け、パフォーマンスを引き出し、僕たちを前進させるために努力してくれているみんなを心から誇りに思っている」

    「サーキットにいるチームのみんなにも感謝している。その献身と努力を当たり前だと思ったことはない。特に1周のパフォーマンスではまだやるべきことがあるけど、これからも取り組み続け、学び、一緒に改善していく」

    そのうえで、オランダGPでの自身の無線やテレビでの発言について触れた。

    「自分の無線やテレビでのコメントをいくつか聞き返した。ああいう瞬間はフラストレーションが出てしまうこともある。特に僕はそれだけ強い思いを持っているからね」

    「でも、あれは最高の自分ではなかった。その責任は僕にある。次はもっといい自分でいるよ」

    フェラーリへの信頼を強調「僕たちはこれからだ」
    ハミルトンは、自身がそこまで感情をあらわにした背景には、フェラーリへの強い信頼があることも強調した。

    「それだけ熱くなるのは、このチームと、ここにいるみんな、そして僕たちが一緒に築いているものを信じているからだ」

    「進むべき方向は明確だ。信じる気持ちもある。そして戦いは間違いなくまだ続いている」

    「僕たちを、そして僕を支え続けてくれてありがとう。これからも築き続け、プッシュし続け、戦い続ける」

    「僕たちはこれからだ」

    ハミルトンはオランダGPを4位で終え、ドライバーズランキングでは3位に後退。ランキング首位のキミ・アントネッリとの差は59ポイントとなった。

    フェラーリの戦略判断に対してレース直後は厳しい言葉を並べたハミルトンだが、冷静になった後には自らの発言を聞き返し、その責任を認めた。一方で勝利への強い意欲とフェラーリへの信頼は変わっておらず、今回の謝罪でもチームとともに巻き返す意思を明確にしている。

  • フェラーリF1代表バスール ハミルトンへの戦略非開示は「意図的だった」

    フェラーリF1代表バスール ハミルトンへの戦略非開示は「意図的だった」

    フェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールが、2026年F1オランダGPでルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールから疑問の声が上がったレース戦略について説明した。ハミルトンに戦略の全容を伝えなかったのは、ライバルに意図を悟られないための意図的な判断だったという。

    フェラーリはザントフォールトでハミルトンが4位、ルクレールが5位に終わり、表彰台を逃した。

    レース中には戦略を巡って両ドライバーが無線で不満を示す場面があり、特にハミルトンは「タイムを無駄にした」「僕をモルモットにしているの?」とチームの判断に疑問を投げかけていた。

    ハミルトンをステイアウトさせた本来の狙い
    ハミルトンはルクレールより新しいタイヤを履き、異なる戦略を採っていたものの、前を走るチームメイトに抑えられる形となった。

    本来はルクレールを先にピットインさせる予定だったが、そのタイミングが1周延長されたことでハミルトンが後方でタイムを失った。ようやく前が開いた際、ハミルトンは無線で皮肉を込めて「素晴らしいタイムロスだったね、みんな」と口にした。

    その後、フェラーリはハミルトンを古くなったタイヤのままコース上に残した。ハミルトンはランド・ノリスとキミ・アントネッリに抜かれ、終盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)でようやく最後のピットストップを行った。

    バスールによれば、フェラーリの狙いはVSCが出る前の段階から、ハミルトンを可能な限り最後までステイアウトさせることにあった。

    「その段階では戦略を彼に伝えたくなかった。ライバルにこちらの戦略を明かしたくなかったからだ。終盤まで彼をコース上に残したかった。VSCが出る前の状況を考えれば、それが正しい判断だったと思う」

    つまり、ハミルトンが無線で状況を把握できずに苛立っていた背景には、フェラーリが無線を通じてライバルに戦略を察知されることを避ける狙いがあった。

    ルクレールのピットインを1周延長「混乱があった」
    一方、ハミルトンがルクレールの後方でタイムを失った場面について、バスールは予定していたピットストップが1周ずれたことで混乱が生じたことを認めた。

    「シャルルはピットインする予定だったが、我々はそれを1周延ばした。そこで少し混乱があった。ただ、このことについて心配はしていない。彼らにはレースについて明確な全体像を説明することになる」

    ルクレール自身も戦略に不満を示しており、特にタイヤコンパウンドの選択について疑問を抱いていた。

    バスールは、今回のレースではフェラーリだけでなく、各チームがソフトとミディアムの性能差を正確に読み切ることが難しかったと説明する。

    スクーデリア・フェラーリ オランダグランプリ

    ソフトとミディアムの差は「非常に小さかった」
    「シャルルもある段階ではタイヤコンパウンドについて少しフラストレーションを感じていた。ただ、コンパウンドについては全員が多少混乱していたと思う」

    「ノリスは最初のスタートではミディアムを履き、その後ソフトに替えた。この日の2つのコンパウンドの差は非常に小さく、戦略について明確な全体像をつかむのは難しかった」

    オランダGPではマックス・フェルスタッペンのクラッシュによる赤旗もあり、レース序盤から各チームの当初の戦略が崩れる展開となった。さらにタイヤ間の性能差が小さかったことで、他車の動きを確認しながら戦略を修正する必要があった。

    「他のチームから学びながら戦っているので、時には戦略を変更したり、状況に合わせて適応したりしなければならない。ドライバーにとっては、それが少しフラストレーションになることもある」

    結果は4位と5位 表彰台には届かず
    フェラーリは最終的にハミルトンが4位、ルクレールが5位。終盤にはハミルトンが3位ジョージ・ラッセルにプレッシャーをかけたものの、メルセデスを攻略することはできず、表彰台には届かなかった。

    ハミルトンとルクレールの無線だけを見れば、フェラーリの戦略には混乱があったようにも映った。しかしバスールの説明では、ハミルトンを長くステイアウトさせたこと自体は意図した戦略であり、その狙いをあえてドライバーに詳しく伝えない判断も含まれていた。一方で、ルクレールのピットインを1周延長した場面については「混乱」があったことを認めており、戦略そのものとその遂行、そしてドライバーとの情報共有という別々の要素が絡み合ったレースとなった。

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1の戦略に疑問「ラッセルの後ろがほぼ確定」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1の戦略に疑問「ラッセルの後ろがほぼ確定」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1オランダGPでフェラーリが採った戦略に疑問を呈した。ジョージ・ラッセルのピットストップとほぼ同じタイミングでタイヤ交換を行った判断について、「ラッセルの後ろでフィニッシュすることを決めたようなものだった」と振り返った。

    フェラーリはザントフォールトでルイス・ハミルトンとルクレールに異なる戦略を採用したが、その判断を巡って両ドライバーから不満の声が上がった。ハミルトンに続き、ルクレールもレース後にチームの戦略について理解できなかった部分があったことを明かしている。

    ラッセル直後のピットインに疑問
    レース中盤、ハミルトンはルクレールよりも新しいタイヤを履いており、大きなタイヤデルタを生かしてチームメイトの背後まで接近した。

    しかし、フェラーリはすぐに2台の順位を入れ替えることはせず、ハミルトンはルクレールの後方で数周にわたってタイムを失った。その後、フェラーリはルクレールをピットに呼び込んだが、そのタイミングについてルクレール自身も疑問を抱いていた。

    「なぜジョージのピットストップとあれほど近いタイミングで僕たちもピットに入らなければならなかったのか、本当に理解できなかった」

    ルクレールはSky Sportsにそう語った。

    「だって、それはある意味、ジョージの後ろでフィニッシュすることにサインしたようなものだったからね」

    「2周か3周しか違わなければ、僕にできることはほとんどなかった」

    ルクレールとしては、タイヤにはまだ走り続けられるだけの余力が残されていると感じていた。

    「僕のタイヤにはもう少し余力があると感じていた。もちろん、その時点でルイスと僕は違う戦略を採っていたけど、僕としてはもう少し長くコース上に留まるのが正しいと思っていた」

    「でも、結局のところ、そうなってしまったものは仕方がない」

    VSCのタイミングにも恵まれず
    一方で、ルクレールはフェラーリの戦略だけを敗因として挙げたわけではない。バーチャル・セーフティカー(VSC)のタイミングにも恵まれなかったとしながら、そもそも予選で十分な結果を残せなかったことがレースを難しくした最大の要因だったと分析した。

    「バーチャル・セーフティカーのタイミングについては、僕たちは少し運がなかったと思う」

    「そして何より、昨日の予選で僕たちは良い仕事ができなかった。その代償として、後方からスタートすることになった」

    フェラーリにとって、オランダGPは戦略面で課題を残す週末となった。ハミルトンもレース後、ルクレールの後方で走らされたことで「タイムを無駄にして3位を失った」とチームの判断への苛立ちを示している。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) オランダグランプリ

    モンツァにはアップグレード投入
    F1の次戦はフェラーリの母国レースとなるイタリアGP。モンツァはスクーデリアにとってシーズンでも特に重要な一戦となるが、ルクレールは現時点で楽観的な見通しを持っているわけではない。

    「もちろん、フェラーリのドライバーとしてモンツァはものすごく特別だ。キミ(アントネッリ)にとってもそうだと思う」

    「正直、何を期待すればいいのかは分からない。シルバーストンとスパを振り返ると、紙の上ではモンツァと少し似ていて、僕たちは苦戦すると予想していた。でも、実際には予想していたよりずっと強かった」

    「モンツァでも同じことが起きてほしい。でも、今の時点で聞かれれば、おそらく難しい週末になると答えると思う」

    それでも、フェラーリはホームレースに向けてマシンに新たなアップグレードを投入する予定であり、ルクレールはその効果に期待を寄せている。

    「でも、いくつかアップグレードが入る。それがうまく機能してくれることを願っている」

    オランダGPではハミルトンだけでなくルクレールも戦略判断に疑問を示す結果となったフェラーリ。次戦モンツァではアップグレードの効果に加え、ホームレースで戦略面の課題を解消できるかも重要なポイントとなる。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1の戦略に苛立ち「タイムを無駄にして3位を失った」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1の戦略に苛立ち「タイムを無駄にして3位を失った」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1オランダGP決勝でフェラーリの戦略判断に苛立ちを募らせた。チームメイトのシャルル・ルクレールの背後でタイムを失った際には無線で不満をあらわにし、レース後にはそのロスが3位を逃す原因になったと主張した。

    ハミルトンは最終的に4位でフィニッシュ。終盤にはメルセデスのジョージ・ラッセルを追い詰めながら表彰台には届かなかった。

    レース中には「僕をモルモットにしているの?」と戦略を疑問視する場面もあり、チェッカー後までフェラーリの判断に対する不満は収まらなかった。

    ルクレールに追いつき「僕の方が速い」
    スタートでルクレールに先行を許したハミルトンだったが、タイヤに大きなオフセットがあったレース中盤にチームメイトとの差を縮め、42周目にはその背後に到達した。

    ハミルトンは無線でフェラーリに状況を訴えた。

    「僕の方がシャルルより速い。僕のタイヤの方がいい」

    レースエンジニアのカルロ・サンティからは「了解」と返答があったものの、フェラーリはすぐには2台の順位を入れ替えなかった。

    翌周、ハミルトンはさらに苛立ちを強めた。

    「僕たちはただタイムを失っている!」

    フェラーリはルクレールにピットインを指示したものの、ルクレールはその周にはステイアウト。ハミルトンはさらに1周、チームメイトの後方を走ることになった。

    ルクレールがピットに入り、ようやく前が開くと、ハミルトンは皮肉を込めて無線で言った。

    「素晴らしいタイムの無駄だったね。よくやったよ」

    「僕をモルモットにしているの?」
    ハミルトンの不満はそれだけでは終わらなかった。その後、より新しいタイヤを履くアンドレア・キミ・アントネッリとランド・ノリスに対してトラックポジションを失うと、フェラーリの戦略に再び疑問を投げかけた。

    バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された場面では、ピットインするのかを確認しながらチームに問いかけた。

    「僕をモルモットにしているの? どうなっているんだ? いつまで僕を走らせるつもり?」

    フェラーリはその翌周にハミルトンをピットインさせ、ルクレールとのダブルスタックを実施。これによって両者が再びコース上で直接ポジションを争う展開は避けられた。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) オランダグランプリ

    「僕は勝つためにここにいる」
    レース後、ハミルトンは無線での苛立ちについて質問されると、現在のF1ではわずかな判断の違いが結果を左右することを強調した。

    その際に引き合いに出したのがメルセデスだった。メルセデスは終盤、ラッセルとアントネッリの順位を入れ替えるチームオーダーを出し、ドライバーたちはすぐにそれを実行していた。

    「そうだね、僕は勝ちたい。勝つためにここにいるんだ」

    「前を見ていて、メルセデスの2人には指示が出て、それが決まったらすぐに実行されるのを見ると難しいよ」

    ハミルトンにとって問題だったのは、単にルクレールに順位を譲ってもらえなかったことだけではない。表彰台を争う僅差のレースで、フェラーリが判断を下すまでに時間を要したこと自体が大きなタイムロスになったと考えていた。

    「不運じゃない。タイムを失ったことが3位を犠牲にした」
    終盤、ハミルトンは3位を走るラッセルを追い詰めたものの、最後までオーバーテイクには至らず4位でチェッカー。ルクレールが5位で続いた。

    レース後、サンティが無線で「ありがとう、ルイス。ラッセルに関しては少し不運だった」と声をかけると、ハミルトンはすぐにその見方を否定した。

    「不運だったんじゃない! 僕たちはもっと早い段階でタイムを失った。それで3位を失ったんだ」

    ハミルトンにとって、オランダGPで逃した表彰台は単なる不運ではなかった。ルクレールの後方で費やした数周と戦略判断の遅れによるタイムロスが、最後にラッセルを攻略するチャンスを小さくしたという認識だ。

    4位という結果を残したハミルトンだが、「勝つためにここにいる」と語る7度のF1ワールドチャンピオンにとって、表彰台を左右しかねない戦略判断でタイムを失ったことは受け入れがたいものだった。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1の改善に驚き「違いは信じられないほど大きい」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1の改善に驚き「違いは信じられないほど大きい」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1オランダGPの予選でフェラーリのマシンに施したセットアップ変更が大きな効果をもたらしたと語り、「違いは信じられないほど大きい」と驚きを示した。

    スプリント予選とスプリントではマシンバランスに苦しんでいたハミルトンだが、決勝予選では一転して手応えを取り戻した。Q3では5番手を獲得し、ポールポジションから約0.3秒差。チームメイトのシャルル・ルクレールを上回って3列目を確保した。

    セットアップ変更で「まったく違う」フェラーリに
    「正直、マシンにはずっと満足している。本当にクレイジーだ。かなり多くのことを変えたけど、見た目にはそれほど大きな変更には見えない。でも、マシンに与える違いは信じられないほど大きい」

    ハミルトンは金曜日のFP1では比較的高い自信を持ってスタートしたものの、スプリント予選でその感覚を失ったという。その状態は土曜日午前のスプリントまで続いた。

    「FP1はかなり自信を持って始められた。でもスプリント予選ですべて失ってしまって、スプリントの間もずっとバランスに自信を持てなかった。マシンが常に自分の下から逃げていくような感じだった」

    「でも予選に入ったらマシンがそこにあった。少なくともバランスは戻っていたから、そこから少しずつ積み上げていけた。あと何周かあれば、もう少し良くできたと思う。ただ、最終的にはタイヤが僕たちにとって問題だったと思う」

    ハミルトンは、自信を取り戻す過程を「レンガをひとつずつ積み上げて壁を作るようなもの」と表現した。

    「自信という意味では、レンガをひとつずつ積み上げていくようなものなんだ。FP1で持っていた自信を失って、スプリント予選でもそれがなかった。だから基本的には、また最初から積み上げ直していた」

    「予選ではマシンがずっと良くなった。本当に満足しているし、明日が楽しみだ」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    残された課題はタイヤのウォームアップ
    一方で、ハミルトンはフェラーリがライバル勢と比較してタイヤを適切な作動領域に入れるまでに時間を要していることを指摘した。

    「今日はタイヤが最大の原因だったと思う。本当にタイヤを機能させるのに苦労していた」

    「第1セクターに入ったところでようやくタイヤが入り始めるような感じで、そこでほとんどのタイムを失っていた。その後、ラップが進むにつれて良くなっていく」

    「アウトラップをして、さらに準備ラップをしても、ターン1ではまだタイヤの準備ができていない。ちょっとおかしいくらいだ。だからターン1を攻める自信を持てない。今日はそこが一番大きな違いだったと思う」

    他チームの方がタイヤのウォームアップに優れているのかと問われると、「そうだと思う。昨日も間違いなくそうだったし、今日もそうだった」と認めた。

    それでも、スプリントで7位に終わった時点とは状況が大きく変わった。オーバーテイクが難しいザントフォールトで5番グリッドからスタートするハミルトンは、セットアップ変更によって取り戻したマシンへの自信を武器に決勝へ臨む。

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1の弱点指摘「予選ではいつも後手に回っている」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1の弱点指摘「予選ではいつも後手に回っている」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1オランダGPの予選を6番手で終え、フェラーリには依然として1周の速さに課題があると認めた。スプリントでは2位を獲得したものの、決勝予選ではその勢いを再現できなかった。

    スプリント予選では3番手につけ、スプリントではオーバーテイクを決めて2位まで浮上したルクレール。しかし決勝予選ではチームメイトのルイス・ハミルトンにも先行を許し、6番グリッドにとどまった。

    Q1からQ3で変化するマシンの挙動
    ルクレールは、予選でパフォーマンスを引き出し切れなかった要因として、セッションが進むにつれて変更されたエンジンモードとタイヤの準備方法を挙げた。

    「本当に2つのことを確認する必要があると思う。ひとつ目は、Q1からQ2、Q2からQ3にかけてエンジンモードを変え始めると、僕の下でマシンが違う動きをすることだ。僕はそういうのがあまり好きじゃない。そこで少しパフォーマンスを失った可能性がある」

    「2つ目は、僕たちがやった準備ラップだ。他のチームはやっていなかったように見える。僕としては、その準備ラップなしではタイヤの準備ができていたとは思わないけど、オープンな姿勢で他のチームが何をしていたのか確認する必要がある」

    ルクレールはさらに、フェラーリのSF-25にはシーズンを通して予選よりも決勝で競争力を発揮しやすい傾向があると説明した。

    「間違いなく、僕たちは予選よりレースの方が速い傾向がある。予選ではほとんどの場合、少し苦労している」

    「昨日は少し例外で予選でも強かったけど、それ以外ではいつも少し後手に回っているように感じる」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    「予選の改善に取り組む必要がある」
    もちろん理想は、予選と決勝の双方で速いマシンを作ることだ。しかしルクレールは、単純にレースペースの一部を犠牲にして予選性能へ振り向ければ済む問題ではないと強調する。

    「そこは改善に取り組む必要がある。ただ、今朝の記者会見でも話したように、白か黒かという単純な話ではない。『レースから少し取って予選に回そう』とか、その逆が簡単にできるわけではない」

    「僕たちはマシンをできるだけ速くしようとしている。でも今の特性では、予選よりもレースの方が少しうまく機能する」

    「僕としては逆よりもこの方がいい。でも、こういうコースでは助けにならない」

    ザントフォールトはオーバーテイクが難しく、それだけにルクレールは6番グリッドという結果を悔やんだ。

    「ここはオーバーテイクがとても難しいコースだから、予選が非常に重要だった。6番手スタートは理想からはほど遠い。でも、もう結果は変わらない」

    「スタートを最大限に生かす必要がある。ここ2回のレーススタートは特にスムーズではなかったから、明日はうまくいってほしい」

    決勝では断続的な雨も予想されており、ルクレールは変わりやすいコンディションがチャンスにつながることを期待している。

    「かなり難しいレースになると思う。ここ数日を見ても、2時間ずっと雨が降るという感じではなく、10分降って晴れて、また10分降るような状況だからね。面白いレースになるかもしれない」

    雨を望むかと聞かれると、ルクレールは「まあ、6番手スタートだから、そうだね」と笑った。

    スプリントで示したようにフェラーリのレースペースには期待できるだけに、ルクレールにとってはスタートと変化する天候を生かし、予選6番手という不利をどこまで取り戻せるかが焦点となる。

  • シャルル・ルクレール F1オランダGPスプリント予選3番手「今年最高の予選ラップ」

    シャルル・ルクレール F1オランダGPスプリント予選3番手「今年最高の予選ラップ」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1オランダGPのスプリント予選で3番手を獲得し、最終アタックについて「今年最高の予選ラップだったと思う」と手応えを語った。

    フェラーリはルクレールが3番手につけた一方、チームメイトのルイス・ハミルトンは7番手。サマーブレイク明け最初の週末、しかもフリー走行が1時間しかないスプリントフォーマットのなかで、2台は対照的な予選となった。

    ルクレール ポールまで0.055秒の接戦
    ルクレールはSQ3の最終アタックで上位争いに加わり、ポールポジションを獲得したジョージ・ラッセル、2番手ランド・ノリスとの3台がわずか0.055秒差に収まった。

    ポールには届かなかったものの、ルクレールはマシンから十分な感触を得られたことを高く評価している。

    「もちろん1番手からスタートしたかった。でも、今日は本当に満足している。正直、今年の僕の予選ラップのなかでは一番良かったと思う」

    「それは、フィーリングの面でも僕たちが何か正しいことをできているということだ。もちろん、この状態がずっと続くという意味ではないけど、少なくとも正しい方向への良いステップだと思う」

    長いサマーブレイクを終え、シーズン後半戦のスタートで好感触を得られたこともルクレールにとって重要だった。

    「特に長い休みのあとだから、後半戦のスタートではこういう感触を得たいものだ」

    「良い仕事ができたと思う。残念ながらポールにはほんの少し届かなかったけど、少なくとも僕たちはだいたい争いの中にいる」

    ザントフォールトでは金曜日のフリー走行が1時間しかなく、その後すぐにスプリント予選へ移行した。セットアップを煮詰める時間が限られるなかで上位争いに加われたことは、フェラーリにとってもポジティブな材料となる。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    ハミルトンはセットアップ変更後に「完全に違うマシン」
    一方、ハミルトンはFP1で感じていた好感触をスプリント予選で再現できず、7番手にとどまった。

    ドライバーズランキング2番手で後半戦を迎えたハミルトンは、首位キミ・アントネッリを50ポイント差で追っているが、今回のスプリント予選ではラッセルから0.6秒以上離された。

    「残念ながら良いセッションではなかった。そういうこともある」

    ハミルトンによれば、FP1後に施した小さなセットアップ変更によって、マシンのフィーリングが大きく変わってしまったという。

    「FP1では感触が良かった。そこからマシンにほんの少し調整を加えたけど、予選に入ったら完全に違うマシンになっていた」

    「何がうまくいかなかったのかを突き止める必要がある。それから明日はベストを尽くす」

    フェラーリにとっては、ルクレールがポール争いに加われたことでSF-26の速さを確認できた一方、わずかなセットアップ変更でハミルトンのバランスが崩れた点は検証すべき課題となった。

    土曜日の24周のスプリントでは、ルクレールが2台の先頭争いに割って入れるか、そしてハミルトンが7番手からどこまで挽回できるかが焦点となる。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1に困惑「まったく別のマシンになった」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1に困惑「まったく別のマシンになった」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1オランダGPのスプリント予選で7番手に終わり、FP1後に施したわずかなセットアップ変更によってフェラーリSF-26のフィーリングが大きく変化したことに困惑を示した。

    ハミルトンは唯一のフリー走行では好感触を得ていたものの、スプリント予選ではチームメイトのシャルル・ルクレールから約0.5秒遅れた。ルクレールが3番手につけた一方で、ハミルトンは「何がうまくいかなかったのか突き止める必要がある」と語り、データ分析を急ぐ考えを示した。

    FP1では好感触も予選で一変
    ザントフォールトでの金曜日はスプリント形式のため、通常の週末とは異なりフリー走行は1回のみ。ハミルトンはそのFP1で序盤からまずまずのペースを示し、SF-26に対してポジティブな感触を得ていた。

    しかし、FP1からスプリント予選に向けてセットアップを微調整した結果、マシンの挙動は予想以上に変化したという。

    「残念ながら、いいセッションではなかった。こういうこともある」

    「FP1では感触がよかった。マシンにほんの少し調整を加えたんだけど、予選に入ったらまったく別のマシンになっていた。だから、何がうまくいかなかったのかを突き止める必要がある。それから明日はできる限りのことをする」

    今回フェラーリはSF-26に改良型フロアを投入している。限られた走行時間しかないスプリント週末では、セットアップ変更の効果を十分に確認する機会も少なく、FP1で得たバランスをスプリント予選まで維持できなかったことがハミルトンにとって大きな痛手となった。

    ルクレールとの違いをデータで検証
    ハミルトンは、ルクレールとはわずかに異なるセットアップで走っていたことも明らかにした。

    「データを見て、それから判断する。とにかくデータを全部確認して、原因を突き止めなければならない」

    「シャルルは僕とは少し違うところにいて、FP1で僕がいた状態にもう少し近かった。そういうことだ」

    SQ3ではさらに、唯一のアタックに向けたウォームアップラップでガブリエル・ボルトレトのアウディに遭遇し、タイヤを理想的な状態まで持っていくことができなかった。セットアップによるバランス変化に加え、タイヤ準備の面でも万全とは言えない状況だった。

    一方のルクレールはSF-26に好感触を得ており、3番手を獲得した自身のアタックを「今季最高の予選ラップ」と評価した。

    「今年の予選ではベストのラップだった。それはフィーリングという面で、僕たちが何か正しいことをできているということだ」

    「これがずっと続くという意味ではないけど、正しい方向への一歩を踏み出せるのはいつだっていいことだ。特にこれだけ長い休みのあとだからね。いい仕事ができた。残念ながらポールにはほんの少し届かなかったけど、僕たちはだいたい戦える位置にいる」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    同じフェラーリで明暗分かれる
    ルクレールが首位争いに加わった一方、ハミルトンは7番手。両者の約0.5秒という差は、SF-26そのものの速さだけでは説明できず、セットアップとタイヤの使い方が結果を大きく左右したことを示している。

    スプリントは24周で行われ、ポイントを獲得できるのは上位8台のみ。ハミルトンは7番グリッドからスタートするためポイント圏内にはいるが、後方からの攻撃を受けながら前方との差を詰める必要がある。

    ポールポジションはメルセデスのジョージ・ラッセルが獲得し、ハミルトンがドライバーズ選手権で50ポイント差をつけられているアンドレア・キミ・アントネッリは5番手。フェラーリにとってはルクレールが上位争いにつける一方、ハミルトン側のセットアップをどこまで修正できるかがスプリントに向けた重要な焦点となる。

    FP1では手応えを得ながら、わずかな変更を境に「まったく別のマシン」になったというハミルトン。フェラーリは限られたデータを解析し、土曜日のスプリントまでにSF-26の本来のバランスを取り戻せるかが問われる。