ルイス・ハミルトンは、2026年F1オランダGPの予選でフェラーリのマシンに施したセットアップ変更が大きな効果をもたらしたと語り、「違いは信じられないほど大きい」と驚きを示した。
スプリント予選とスプリントではマシンバランスに苦しんでいたハミルトンだが、決勝予選では一転して手応えを取り戻した。Q3では5番手を獲得し、ポールポジションから約0.3秒差。チームメイトのシャルル・ルクレールを上回って3列目を確保した。
セットアップ変更で「まったく違う」フェラーリに
「正直、マシンにはずっと満足している。本当にクレイジーだ。かなり多くのことを変えたけど、見た目にはそれほど大きな変更には見えない。でも、マシンに与える違いは信じられないほど大きい」
ハミルトンは金曜日のFP1では比較的高い自信を持ってスタートしたものの、スプリント予選でその感覚を失ったという。その状態は土曜日午前のスプリントまで続いた。
「FP1はかなり自信を持って始められた。でもスプリント予選ですべて失ってしまって、スプリントの間もずっとバランスに自信を持てなかった。マシンが常に自分の下から逃げていくような感じだった」
「でも予選に入ったらマシンがそこにあった。少なくともバランスは戻っていたから、そこから少しずつ積み上げていけた。あと何周かあれば、もう少し良くできたと思う。ただ、最終的にはタイヤが僕たちにとって問題だったと思う」
ハミルトンは、自信を取り戻す過程を「レンガをひとつずつ積み上げて壁を作るようなもの」と表現した。
「自信という意味では、レンガをひとつずつ積み上げていくようなものなんだ。FP1で持っていた自信を失って、スプリント予選でもそれがなかった。だから基本的には、また最初から積み上げ直していた」
「予選ではマシンがずっと良くなった。本当に満足しているし、明日が楽しみだ」

残された課題はタイヤのウォームアップ
一方で、ハミルトンはフェラーリがライバル勢と比較してタイヤを適切な作動領域に入れるまでに時間を要していることを指摘した。
「今日はタイヤが最大の原因だったと思う。本当にタイヤを機能させるのに苦労していた」
「第1セクターに入ったところでようやくタイヤが入り始めるような感じで、そこでほとんどのタイムを失っていた。その後、ラップが進むにつれて良くなっていく」
「アウトラップをして、さらに準備ラップをしても、ターン1ではまだタイヤの準備ができていない。ちょっとおかしいくらいだ。だからターン1を攻める自信を持てない。今日はそこが一番大きな違いだったと思う」
他チームの方がタイヤのウォームアップに優れているのかと問われると、「そうだと思う。昨日も間違いなくそうだったし、今日もそうだった」と認めた。
それでも、スプリントで7位に終わった時点とは状況が大きく変わった。オーバーテイクが難しいザントフォールトで5番グリッドからスタートするハミルトンは、セットアップ変更によって取り戻したマシンへの自信を武器に決勝へ臨む。
