カテゴリー: F1オランダGP

  • アービッド・リンドブラッド F1オランダGP予選10番手「雨は助けにならなかった」

    アービッド・リンドブラッド F1オランダGP予選10番手「雨は助けにならなかった」

    アービッド・リンドブラッドは、2026年F1第12戦オランダGPの予選で10番手となり、スプリント予選に続いてQ3進出を果たした。レーシングブルズのルーキーは、最後のアタックで雨の影響を受けたことに「少し残念」としながらも、決勝に向けて好位置を確保できたことを前向きに捉えている。

    リンドブラッドはQ1、Q2を突破し、Q3では1分12秒185を記録して10番手。セッションを通じてガブリエル・ボルトレトと接近した争いを繰り広げていた。

    しかし、最後のアタックでは雨が降り始め、タイヤの準備方法についても狙っていたアプローチを採ることができなかったという。

    「少し残念だ。中古タイヤを使ったときに、ビルドアップラップでかなりうまく機能するものを見つけていたんだ」

    リンドブラッドによれば、最初のアタックで試したタイヤの準備方法に手応えを得ていたものの、雨が強まる可能性を考慮し、チームは最後のアタックでそれを採用しない判断を下した。

    「雨のことがあって、チームとしてはリスクを取りたくなかった。雨が降ってラップがウエットになってしまう可能性があったから、ビルドアップはやめて、そのままアウトラップからプッシュすることにした。でも、それは僕たちにはあまり機能していなかった」

    さらに、コース上では雨脚が徐々に強まっており、先にアタックしたボルトレトよりも条件が厳しくなったと感じている。

    「ギャビー(ガブリエル・ボルトレト)が最初だったと思う。雨のせいだったとは言わないけど、彼のラップのほうが間違いなく雨は少なかった。そこを言い訳にするつもりはないけど、助けにならなかったのは確かだ」

    「その2つが重なったのは少し残念だった。セッションを通して僕たちは彼とかなり近かったと思う。Q2では彼のほうがほんの少し上だったと思うけど、僕たちはビルドアップでかなりうまく機能する方法を見つけていて、それなら前に出られるだけのものがあったと思う」

    しかし、最後のアタックでは狙ったグリップを得ることができず、10番手で予選を終えることになった。

    「最後のラップではグリップがなかったから残念だけど、それでも明日に向けて本当にいいスタート位置だ」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) オランダグランプリ

    Q3で思い通りのアタックができなかった悔しさは残るものの、リンドブラッドは週末全体を見れば結果をポジティブに評価している。

    「もちろんだ。どんなドライバーでもそうだと思うけど、僕も少し残念に感じている。でも、大きな視点で見れば本当にいい結果だ。またQ3に進めたし、チームにとってもまたいい一日になった」

    また、予選に向けてレーシングブルズが施したセットアップ変更は、リンドブラッドが予想していた以上に大きな効果をもたらしたという。

    「セットアップ変更は僕が予想していたよりもはるかに大きな効果があった。予選仕様のマシンにとっては、ほとんど効きすぎたくらいだった。でも、明日に向けては本当にいいところにいると思う」

    10番グリッドから迎える決勝ではポイント獲得が現実的な目標となる。リンドブラッドはレーシングブルズのスタートの良さにも期待を寄せている。

    「全体としては間違いなく、またいい結果だった。明日は戦える位置にいるし、僕たちはスタートがいいことも分かっている。何ができるか見てみよう」

  • 角田裕毅 F1オランダGP予選12番手「夢のようだった。最高に楽しかった」

    角田裕毅 F1オランダGP予選12番手「夢のようだった。最高に楽しかった」

    角田裕毅は、2026年F1第12戦オランダGPの予選を12番手で終え、8カ月ぶりとなるF1復帰戦でQ3進出まであと一歩に迫った。レーシングブルズのマシンで初めて本格的な予選に臨んだ角田裕毅は、走るたびに限界への理解を深め、「夢のようだった。最高に楽しかった」と充実感を語った。

    土曜日はスプリントを13位で終えた後、予選でQ2に進出。Q3進出にはわずかに届かなかったものの、1分12秒627を記録して12番手を確保した。

    チームメイトのアービッド・リンドブラッドは10番手で、角田裕毅との差は約0.4秒。決勝ではポイント圏までわずか2ポジションという位置からスタートする。

    「今日の結果には本当に満足しています。8カ月ぶりにちゃんとマシンに戻ってきて、すべての瞬間を楽しめました」

    角田裕毅は予選後のチームコメントでそう振り返った。

    「セッションを通して、自分自身と、どこを改善できるかということに本当に集中していました。限界を探して、どこまでプッシュできるのかを理解していくプロセスを本当に楽しめました」

    「Q3に進めればよかったですが、予選終盤は信じられないくらい僅差でした。明日はポイント圏にかなり近いところからスタートするので、最大限プッシュして、あらゆるチャンスを生かし、できる限り楽しむことが目標です」

    「他のマシンや順位はほとんど気にしていなかった」
    予選直後のインタビューでも、角田裕毅は順位そのものより、自身がマシンへの理解を深めていく過程に集中していたことを強調した。

    Q3まで約0.1秒、そして今季を通してマシンをドライブしてきたチームメイトとの差も小さかったことについて問われると、「はい、とても満足しています」と答えた。

    「言っていただいたように、このマシンに乗るのは初めてですし、8カ月間ドライブしていませんでした。でも、正直、一番大事なのは本当に楽しめたことです。まだアドレナリンが出ていて、何と言えばいいのか分からないくらいです」

    角田裕毅にとって今回のオランダGPは、突然巡ってきたF1復帰の機会だった。それでも、周囲のタイムや順位を意識しすぎず、自分自身の走りに集中したという。

    「他のマシンが何をしているとか、自分が何番手にいるとか、正直ほとんど気にしていませんでした。自分自身に集中して、どこを改善できるのかを考えていました。そのプロセスを本当に、本当に楽しめました」

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) オランダグランプリ

    スプリントで深めたマシンへの理解「もっとプッシュできるようになった」
    金曜日には8カ月ぶりの実戦走行ということもあり、マシンの限界を完全にはつかみ切れていなかった。しかし、土曜日のスプリントで実戦経験を積んだことが、予選でさらに攻めるための助けになった。

    「昨日はまだ新鮮なマシンという感じで、限界がどこにあるのか分かっていませんでした。でも、スプリントレースからさらに理解できるようになって、このマシンでもっとプッシュできるようになりました」

    「もちろん、ときにはプッシュしすぎることもあります。でも、それも含めて本当に楽しめました。Q3までは本当に僅差でした」

    そして、あと一歩でQ3進出を逃したことへの悔しさ以上に、F1マシンで再び限界を追求できた喜びが上回った。

    「Q3には進めませんでしたけど、正直、夢のようでした。最高に楽しかったです」

    12番グリッドからポイント獲得へ「最大限プッシュします」
    日曜日の決勝では12番グリッドからポイント獲得を狙う。角田裕毅は、現時点でもレーシングブルズのマシンには十分なペースがあり、自身も走行を重ねることでさらにパフォーマンスを引き出せると考えている。

    「ペースもそれほど悪くなかったですし、それに加えて、自分自身のところから自然に出てくるパフォーマンスもまだあると思います」

    「スタート位置もポイント圏にすごく近いですし、本当に楽しみです。長いレースになりますけど、最大限プッシュします」

    8カ月ぶりのF1復帰で迎えた最初の予選を12番手で終えた角田裕毅。スプリントを含めて走行距離を重ねるごとにマシンへの理解を深めており、決勝ではポイント獲得を目指して復帰週末の集大成に臨む。

  • マックス・フェルスタッペン F1オランダGP予選7番手「クルマに根本的な問題」

    マックス・フェルスタッペン F1オランダGP予選7番手「クルマに根本的な問題」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1オランダGPの予選を7番手で終え、レッドブル・レーシングのRB22にはセットアップ変更だけでは解決できない「根本的な問題」があるとの認識を示した。また、今週末はインフルエンザのような症状に見舞われ、普段よりエネルギーがない状態で母国グランプリを戦っていることも明かした。

    フェルスタッペンはQ3で1分11秒618を記録したものの、ポールポジションを獲得したランド・ノリスには0.455秒届かなかった。

    前日のスプリント予選と比較すればトップとの差はわずかに縮まったが、本人はRB22が抱えるバランス面の制約にほとんど変化はなかったと説明している。

    「残念ながら、クルマはそれほど変わらなかった。昨日と同じようなバランス面での制約があった。正直、それ以上はあまり残っていなかった」

    「何かを出し切れずに終わったという感覚はまったくない。ただ、自分が望んでいる位置ではない」

    スプリント終了後、レッドブルは予選に向けてマシンに大幅な変更を施した。しかし、その効果はほとんど感じられなかったという。

    「スプリントの後にクルマをかなり変更したけど、どれも違いを生まなかった」

    フェルスタッペンが最大の問題として挙げるのが、コーナーを通じて安定しないマシンバランスだ。そして、それはザントフォールトだけで突然発生した問題ではない。

    「クルマのバランスが最大の問題だ。コーナー全体を通して一貫していない。でも、それはシーズンを通してずっとそうだった。サーキットによって少し悪くなるところがあるというだけだ」

    ザントフォールトは、そのRB22の弱点が特に表れやすいレイアウトだという。

    「路面による場合もあるけど、サーキットのレイアウトにも左右される。ここが僕たちにとってベストなレイアウトではないことは間違いない。でも、それに取り組んでいく必要がある」

    「どのサーキットなら少し良くなるかを予想することはできるけど、僕たちはこの問題をできるだけ消していかなければならない」

    レッドブルはセットアップ面でさまざまなアプローチを試してきた。それでも状況が大きく変化しなかったことから、フェルスタッペンは問題がより根本的な領域にあると考えている。

    「今は単純に、クルマのいくつかの根本的な問題によって制限されていると思う。それを解決する必要がある」

    「このサーキットには高速コーナーもあるけど、そこでも不足している。全体的にバランスが良くなければ、本当の意味でコーナーを攻めることができない」

    「それにトラクションもなければ、コーナーからうまく立ち上がれない。そのすべてでタイムを失っている」

    予選直後のインタビューでも、フェルスタッペンはこうした問題の一部について、今季中ではなく2027年に向けて改善する必要があるとの考えを示した。

    「クルマにはいくつか根本的な部分があると思う。それについては、できれば来年に向けて修正できればと思っている」

    「それ以外については、もちろんもう少しパフォーマンスを見つけようとしていくことになる。でも、これからの数戦でどうなるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    インフルエンザのような症状「普段ほどエネルギーがない」
    さらにフェルスタッペンは、母国GPの週末を万全の体調ではない状態で過ごしていることも明らかにした。

    「もっと調子がよかったことはあるよ。少しインフルエンザみたいな感じで、普段ほどエネルギーがないんだ」

    ただし、体調がドライビングそのものに影響しているとは考えていない。

    「いや、そうは思わない。クルマに乗ってしまえば、実際には大丈夫だと思う」

    2026年限りでF1開催を終えるザントフォールトだけに、フェルスタッペンにとっては最後の母国GPとなる。それでも現在はファンからの声援を楽しむ一方で、まず体を休めたいというのが率直なところだ。

    「もちろん、グランドスタンドにいるファンのみんなのことは今でも楽しんでいる。でも、それ以外では、とにかく少し眠れるのを楽しみにしているよ」

    「普通なら7位が最大限」
    決勝についてもフェルスタッペンは厳しい見通しを示しており、雨などによる混乱がなければ、7位が現実的な最大値になると考えている。

    「明日に向けては、自分たちに何ができるのか現実的に考える必要があると思う。少しペースが足りていないからね。自分たちのレースをしっかりマネジメントして、どうなるか見ていくしかない。もう少しパフォーマンスを引き出せればと思っている」

    2021年にF1カレンダーへ復帰したオランダGPで、フェルスタッペンはこれまで3勝を挙げてきた。今回が最後の開催となることについては「間違いなくひとつの時代の終わりだ」と語った。

    「自分の母国レースがあって、そこで何度か勝つことができたのはとても特別なことだ。もちろん、なくなってしまうのは残念だけど、その一方で素晴らしい瞬間や思い出をたくさん与えてくれた」

    最後のザントフォールトで有終の美を飾ることは、現状のRB22の競争力を考えれば容易ではない。

    「僕は勝ったときしか本当に満足しない。でも、明日はそれがとても難しいだろうね。今シーズンを通して僕たちは少し遅すぎたし、それがザントフォールトで突然変わるわけではない」

    「でも、最後にもう一度ここを楽しもうと思っている」

  • リアム・ローソン F1オランダGP予選でフェルスタッペンと0.115秒差「まだ学んでいる」

    リアム・ローソン F1オランダGP予選でフェルスタッペンと0.115秒差「まだ学んでいる」

    リアム・ローソンは、2026年F1オランダGPの予選で8番手を獲得。急きょレッドブル・レーシングに復帰した週末でQ3進出を果たし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに0.115秒差まで迫った。

    アイザック・ハジャーの負傷に伴い、ローソンは今大会でレーシングブルズからレッドブル・レーシングへと移籍。スプリント予選ではQ2敗退の11番手だったが、土曜日の予選ではセッションを通じて改善を重ね、Q3進出を果たした。

    ローソンはQ3で1分11秒733を記録。7番手のフェルスタッペンがマークした1分11秒618との差はわずか0.115秒だった。

    「昨日から改善できたし、すべてをうまくまとめることができた。予選であそこまで行けたのはよかった」

    ローソンは予選後にそう振り返った。

    「全体的には、もちろんクルマからもう少し引き出したかった。でも現時点で僕にとって唯一の基準はマックスだし、週末を通して彼との差を縮めようとしてきた」

    「正直、いいラップができたと思う。だから全体的には満足している」

    レッドブルでの予選8番手は、ローソンにとって大きな一歩となった。2025年序盤にレッドブルで戦った際には予選で苦戦したが、今回は限られた準備時間のなかでQ3まで進出。フェルスタッペンとの差もコンマ1秒あまりにとどめた。

    チームの公式コメントでも、ローソンは「ここまでは難しい週末だったけど、自分がどう適応できているかには満足しているし、予選はポジティブなセッションだった」と語っている。

    「短い時間のなかで適応しなければならないことがたくさんあるけど、チームは僕ができるだけ快適にクルマに乗れるよう素晴らしい仕事をしてくれた。みんなが注いでくれた努力には感謝している」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング) オランダグランプリ

    一方、土曜日に行われたスプリントでは11番グリッドからスタートし、そのまま11位でフィニッシュ。ザントフォールトではオーバーテイクが難しく、順位を上げることはできなかった。

    「スプリントはいい勉強になった。オーバーテイクが難しかったから、スタートした位置でフィニッシュするのがおそらく今日の最大限だったと思う」

    ローソン自身、まだレッドブルのマシンを完全に理解できているわけではないと認めている。

    「まだこのクルマを学んでいるところだし、今日のレースはかなり難しかった。でも見直せるデータが少しあるから、それが助けになると思う」

    決勝については、まず8番手のポジションを維持することを最低限の目標に掲げ、そのうえでチャンスがあればさらに上位を狙う考えだ。

    「少なくとも今いる位置をキープできれば、本当にいい結果だと思う。でも、チャンスがあるなら前に進みたい」

    「明日は厳しくなると思うけど、目標はポジションを守ってポイントを争い、さらに学び続けることだ。現時点ではマックスが明らかに僕にとって一番の基準だし、これだけ近いところにいられるのはいいことだと思う。ただ、まだ縮められるタイムはあるし、決勝に向けてクルマからもう少しペースを引き出したい」

    急きょレッドブルへ戻り、まだマシンへの適応を進めている段階ながら予選8番手につけたローソン。決勝ではフェルスタッペンのすぐ後ろからスタートし、今季のレッドブルで初ポイント獲得を目指す。

  • ホンダF1 スペック2に改善も課題残る「燃焼をより安定させる方向で改善」

    ホンダF1 スペック2に改善も課題残る「燃焼をより安定させる方向で改善」

    ホンダF1は、2026年F1第12戦オランダGPの土曜日にスペック2パワーユニット(PU)の改善を進め、予選に向けたエンジン制御の見直しによって燃焼の安定性を向上させた。一方、ドライバビリティには依然として課題が残っている。

    アストンマーティンはスプリントでランス・ストロールが17位、フェルナンド・アロンソが18位。予選でもアロンソ18番手、ストロール19番手と厳しい結果に終わった。

    しかし、ホンダF1の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは、スペック2の信頼性に問題が発生しなかったことに加え、前日からの作業によって「前向きなステップ」を踏めたと説明した。

    スペック2の燃焼安定性を改善
    ホンダはオランダGPでスペック2のパワーユニットを投入。金曜日の走行後には、アロンソとストロールからのフィードバックと走行データをもとに、HRC Sakuraのテストベンチを使って改善作業を進めた。

    さらに土曜日のスプリント終了後にもテストベンチで作業を行い、予選に向けてエンジン制御を変更。その結果、燃焼をより安定させることができたという。

    「今日はスプリントレースと予選を通じて、スペック2のパワーユニットの信頼性に問題なく1日を終えることができました」と折原伸太郎はコメントした。

    「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームの両ドライバーから得たフィードバックに加えて、データ解析の結果を踏まえ、昨夜およびスプリントレース後にHRC Sakuraのテストベンチで作業を行い、改善を図りました」

    「予選に向けてエンジンの制御を見直した結果、燃焼をより安定させる方向で改善することができました」

    ホンダF1 / ホンダ・レーシング

    シフトダウンとコーナー立ち上がりが課題
    ただし、スペック2の課題が解消されたわけではない。折原伸太郎が特に挙げたのが、ドライバーの要求に対するエンジンレスポンスとドライバビリティだ。

    アロンソとストロールが自信を持ってマシンをドライブするためには、ドライバーが求めたタイミングで必要なレスポンスを正確に発生させる必要がある。特にシフトダウン時とコーナー立ち上がりの加速が、今後改善すべきポイントになっている。

    「一方で、ドライバーが必要とするタイミングで、必要なエンジンレスポンスが得られるようにすることが重要であり、さらにドライバーが自信を持って走れるよう、特にシフトダウンやコーナー立ち上がり加速時のドライバビリティ向上が課題です」

    「本日は前向きなステップを踏むことができましたが、ドライバーが求める水準に向けてはまだやるべきことがあります。これらの改善が、短期・中期的な最優先事項です」

    アストンマーティンの予選結果そのものは18、19番手と厳しいものになったが、ホンダF1にとってはスペック2投入後の実走データとSakuraのテストベンチを組み合わせながら、問題点を絞り込む重要な一日となった。

    信頼性を確保したうえで燃焼の安定性には改善が見られた一方、次の焦点はドライバーが要求した瞬間に狙ったレスポンスを引き出せるかどうか。シフトダウンとコーナー立ち上がりを中心としたドライバビリティ改善が、ホンダF1の短期・中期における最優先課題となる。

  • F1オランダGP 予選 詳報:ランド・ノリスが2戦連続PP 角田裕毅は12番手

    F1オランダGP 予選 詳報:ランド・ノリスが2戦連続PP 角田裕毅は12番手

    2026年F1第12戦オランダGPの予選が8月22日(土)にザントフォールト・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分11秒163をマークしてポールポジションを獲得した。

    ノリスはスプリントでメルセデス勢に後れを取ったものの、予選では雨が迫る緊迫したQ3で会心のラップをまとめ、ジョージ・ラッセルを0.102秒差で退けた。アンドレア・キミ・アントネッリが3番手。F1復帰戦の角田裕毅(レーシングブルズ)はQ2まで進み、12番手で予選を終えた。

    Q1:ピアストリが首位 角田裕毅は7番手で突破
    数時間前に行われたスプリントではラッセルがポール・トゥ・ウイン。オーバーテイクの難しさも改めて浮き彫りになり、決勝に向けたグリッドを決める予選の重要性は一段と高まっていた。

    予選開始時のザントフォールトはドライコンディション。路面温度は約33度まで上昇していたが、午前中の雨でラバーが流されており、セッションを通して大きな路面改善が予想された。

    Q1は18分。ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が最初にコースインし、多くのドライバーがソフトタイヤで走行を開始した。

    序盤、角田裕毅が新品ソフトで1分14秒287を記録して一時トップに立つ。チームメイトのアービッド・リンドブラッドを約0.3秒上回る滑り出しとなった。

    その後、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が1分13秒406でトップに立ったが、マクラーレン勢がペースを上げ、まずノリス、続いてオスカー・ピアストリが首位を奪った。

    ハミルトンはターン1でフロントをロックさせ、芝生からグラベルへ飛び出す場面もあり、一時は10番手付近まで順位を落とした。一方、16周を走ったタイヤを使っていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)は4番手まで浮上し、トップ争いは僅差となった。

    終盤に向けて路面が急速に改善すると、中団勢も相次いでタイムアップ。ガブリエル・ボルトレト(アウディ)はターン1出口で大きくマシンをスライドさせながらも、最後のアタックで10番手へ浮上した。

    角田裕毅も最終アタックで7番手に入り、余裕を持ってQ2進出を決めた。

    トップはピアストリ。ハミルトンが2番手、ノリスが3番手となり、トップ3はわずか0.085秒差に収まった。

    一方、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)はチームメイトのアレクサンダー・アルボンにわずか0.022秒届かず17番手で敗退。アストンマーティンはフェルナンド・アロンソが18番手、ランス・ストロールが19番手となり、2台ともQ1で姿を消した。

    オリバー・ベアマン(ハース)が20番手、キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが21、22番手で予選を終えた。

    Q1敗退
    17番手 カルロス・サインツJr.
    18番手 フェルナンド・アロンソ
    19番手 ランス・ストロール
    20番手 オリバー・ベアマン
    21番手 バルテリ・ボッタス
    22番手 セルジオ・ペレス

    Q2:マクラーレン勢が僅差のトップ争い 角田裕毅は12番手
    15分間のQ2では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がユーズドのソフトで最初にコースイン。メルセデス勢は2台とも新品ソフトを投入した。

    ラッセルが1分11秒959をマークし、アントネッリを約0.4秒上回って序盤の基準タイムを記録した。

    しかし、マクラーレン勢がコースに出ると状況は一変。ノリスがトップタイムを記録した直後、ピアストリが0.026秒上回って首位に立った。高速コーナーが続くセクター2でマクラーレンの速さが目立った。

    フェルスタッペンはユーズドタイヤで3番手につけ、新品ソフトを履く代役参戦のリアム・ローソンもその直後につける好走を見せた。

    角田裕毅は最初のアタックで11番手。Q3進出ラインを巡ってレーシングブルズ、アルピーヌ、アウディ勢が僅差の争いを展開した。

    残り4分を切ると各車が最後のアタックへ。メルセデスとマクラーレン、フェルスタッペンが新品ソフトを投入する一方、フェラーリ勢はユーズドタイヤを選択した。

    フェルスタッペンは3番手に浮上。ローソンも7番手に入り、Q3進出圏内を確保した。

    角田裕毅は最後のアタックでもトップ10には届かず、最終的に12番手。ローソンとの差は0.102秒で、約8カ月ぶりのF1実戦復帰となった週末でQ2進出を果たしたものの、Q3進出には一歩届かなかった。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が11番手でQ3進出を逃し、角田裕毅が12番手。ヒュルケンベルグ、フランコ・コラピント、エステバン・オコン、アルボンもここで予選を終えた。

    Q2トップはピアストリ。ノリスがわずか0.013秒差の2番手となり、マクラーレン勢が引き続き1周の速さを示した。

    Q2敗退
    11番手 ピエール・ガスリー
    12番手 角田裕毅
    13番手 ニコ・ヒュルケンベルグ
    14番手 フランコ・コラピント
    15番手 エステバン・オコン
    16番手 アレクサンダー・アルボン

    Q3:雨迫る最終アタック ノリスがラッセルを逆転
    ポールポジションを争うQ3には、マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングの4チームに加え、ローソン、ボルトレト、リンドブラッドが進出した。

    セッション開始時には雨雲がサーキットへ接近しており、通常以上に最初のアタックが重要となった。

    アントネッリを先頭に各車がコースイン。フェルスタッペン、ラッセル、ローソン、ルクレール、リンドブラッドと続き、マクラーレン勢は最後にピットを離れた。

    最初のアタックではノリスが暫定ポール。ラッセルに0.151秒差をつけ、ピアストリが3番手、ルクレールが4番手、アントネッリが5番手につけた。

    フェルスタッペンは6番手。ローソンが7番手、ハミルトンは8番手となった。

    残り6分を切るころには雨粒が落ち始め、各チームは急いで最終アタックへ。ピットレーンではラッセルがピアストリをかわし、コース上でもノリスとの位置取りを巡る駆け引きが見られた。

    雨は降り始めていたものの、レーシングラインはまだドライ。気温と路面温度が下がるなか、各ドライバーは最後のアタックに賭けた。

    アントネッリがまずトップタイムを記録したが、直後にノリスがそれを更新。ラッセルもセクター1で全体ベストを記録して迫ったものの、1分11秒265で2番手にとどまった。

    ノリスは1分11秒163までタイムを縮め、ラッセルに0.102秒差をつけてポールポジションを確定させた。

    アントネッリは最終アタックのターン1でミスを喫し、ラッセルから0.031秒差の3番手。ピアストリはさらに0.009秒差の4番手となった。

    フェラーリ勢は最後までアタックを続け、ハミルトンが5番手、ルクレールが6番手。地元レースのフェルスタッペンは7番手にとどまり、ローソンが約0.1秒差の8番手につけた。

    ボルトレトが9番手、ザントフォールト初走行のリンドブラッドが10番手となった。

    オランダグランプリ

    ノリスにとっては2戦連続のポールポジションで、グランプリ通算18回目。決勝での連勝に向けて最前列を確保した。

    「これ以上ない結果だ」とノリスは予選後に語った。

    「正直、少し驚いている。まずまずのラップだった。どれだけ僅差かは分かっていたからプッシュしていたし、100分の1秒、200分の1秒が最後には大きな違いになる」

    「今日の早い時間帯は少し苦戦していたので、いい立て直しになった。今日はかなり強さを感じられたし、チームがいい仕事をしてくれた。マシンからもう少し引き出そうとしてくれて、それが助けになった」

    「それまでの状態では十分ではなかったので、何かを試す必要があった。そこで小さな変更を加えた。コンマ2秒やコンマ1秒を稼げるようなものではなかったけど、僕にもう少し自信を与えてくれるには十分だった。今日はそれをより感じることができたし、それが結果につながった」

    スプリントではメルセデスとフェラーリに後れを取ったマクラーレンだが、予選では再び1周の速さを発揮した。オーバーテイクが難しいザントフォールトではトラックポジションが大きな意味を持つだけに、ノリスは決勝へ向けて大きなアドバンテージを手にした。

    一方、その背後にはラッセルと選手権首位のアントネッリが並ぶ。スプリントで速さを見せたメルセデス、フェラーリ勢とのレースペースの差も含め、最後のF1オランダGPは戦略面でも予断を許さない展開となりそうだ。

  • F1オランダGP 予選 結果・タイムシート:ノリスがポール 角田裕毅は12番手

    F1オランダGP 予選 結果・タイムシート:ノリスがポール 角田裕毅は12番手

    F1オランダGP 予選の結果・タイムシート。8月22日(土)にザントフォールトで2026年のF1世界選手権 第12戦 オランダグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は12番手でQ2敗退。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが18番手、ランス・ストロールが19番手で揃ってQ1敗退を喫した。

    ■ ノリスが今季の勢いを示すポールポジション
    ランド・ノリス(マクラーレン)がQ3で1分11秒163をマークし、F1オランダGPのポールポジションを獲得。Q2でもトップタイムを記録し、最後のQ3では2番手ジョージ・ラッセルに0.102秒差をつけた。

    ■ メルセデス勢が2・3番手 ラッセルがアントネッリを上回る
    メルセデスはジョージ・ラッセルが1分11秒265で2番手、アンドレア・キミ・アントネッリが1分11秒296で3番手。2台の差はわずか0.031秒で、決勝ではフロント2列目までに2台を並べる。

    ■ ピアストリはQ1最速も4番手
    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はQ1で1分12秒610のトップタイムを記録し、Q2でもノリスと0.013秒差の2番手。しかしQ3では1分11秒305にとどまり、ポールのノリスから0.142秒差の4番手となった。

    ■ フェラーリはハミルトン5番手 ルクレール6番手
    フェラーリ勢はルイス・ハミルトンが1分11秒494で5番手、シャルル・ルクレールが1分11秒558で6番手。ハミルトンがチームメイトを0.064秒上回ったものの、ポールタイムには0.331秒届かなかった。

    ■ レッドブルはフェルスタッペン7番手 ローソン8番手
    マックス・フェルスタッペンはQ2で3番手まで浮上したが、Q3は1分11秒618で7番手。アイザック・ハジャーの代役としてレッドブルをドライブするリアム・ローソンは1分11秒733で8番手となり、2台が4列目に並ぶ結果となった。

    ■ 角田裕毅は12番手 0.102秒差でQ3進出逃す
    角田裕毅(レーシングブルズ)はQ1を1分13秒085の8番手で突破。Q2では1分12秒627までタイムを縮めたものの、10番手のチームメイト、アービッド・リンドブラッドとは0.102秒差となり、12番手でQ3進出を逃した。

    ■ リンドブラッドがQ3進出 ボルトレトとともにトップ10
    アービッド・リンドブラッドは初のザントフォールトでQ3進出を果たし、1分12秒185で10番手。ガブリエル・ボルトレト(アウディ)も1分12秒079で9番手に入り、中団勢から2人がトップ10に食い込んだ。

    ■ アストンマーティン・ホンダは2台Q1敗退
    アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが1分13秒650で18番手、ランス・ストロールが1分13秒818で19番手となり、2台ともQ1で敗退。Q1トップのピアストリを100%としたタイム比では、アロンソが101.43%、ストロールが101.66%と厳しい結果となった。

    ■ キャデラックは最後尾2台 ボッタス21番手 ペレス22番手
    キャデラック勢はバルテリ・ボッタスが1分14秒371で21番手、セルジオ・ペレスが1分14秒600で22番手。ともにQ1で敗退し、決勝は最後尾からのスタートとなる。

    オランダグランプリ

    F1オランダGP 予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分12秒695 1分11秒628 1分11秒163
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分12秒924 1分11秒959 1分11秒265
    3 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分13秒022 1分11秒915 1分11秒296
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分12秒610 1分11秒641 1分11秒305
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分12秒673 1分11秒970 1分11秒494
    6 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分13秒064 1分11秒910 1分11秒558
    7 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分13秒290 1分11秒874 1分11秒618
    8 30 リアム・ローソン レッドブル 1分13秒392 1分12秒301 1分11秒733
    9 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分13秒142 1分12秒433 1分12秒079
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分13秒074 1分12秒525 1分12秒185
    11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分13秒115 1分12秒616  
    12 22 角田裕毅 レーシングブルズ 1分13秒085 1分12秒627  
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分13秒188 1分12秒797  
    14 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分13秒322 1分12秒800  
    15 31 エステバン・オコン ハース 1分13秒544 1分13秒137  
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分13秒552 1分13秒182  
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分13秒574    
    18 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分13秒650    
    19 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分13秒818    
    20 87 オリバー・ベアマン ハース 1分13秒826    
    21 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分14秒371    
    22 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分14秒600    
  • F1オランダGP予選Q2:角田裕毅は12番手 0.102秒差でQ3進出ならず

    F1オランダGP予選Q2:角田裕毅は12番手 0.102秒差でQ3進出ならず

    2026年F1第12戦オランダGPの予選Q2がザントフォールト・サーキットで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分11秒628でトップ通過。角田裕毅(レーシングブルズ)は1分12秒627で12番手となり、Q3進出には届かなかった。

    Q1を8番手で突破した角田裕毅は、復帰戦でトップ10入りを懸けてQ2に臨んだ。Q2ではマクラーレン勢が引き続き速さを発揮する一方、中団勢によるQ3進出争いも僅差の展開となった。

    角田裕毅は12番手でQ3進出ならず
    Q2はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が使用済みソフトタイヤで先頭に立ってコースイン。ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)やメルセデス勢は新品タイヤを投入し、フェラーリ勢とマクラーレン勢も新品ソフトで最初のアタックに向かった。

    ジョージ・ラッセルが1分11秒959を記録してチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリを約0.4秒上回ったが、その後はマクラーレン勢がペースを上げた。ノリスがトップタイムを記録すると、オスカー・ピアストリが0.026秒上回って首位に浮上した。

    角田裕毅は他の多くのドライバーより遅れてタイムを記録し、最初のアタックを終えた時点で11番手。ガブリエル・ボルトレト(アウディ)が8番手に入ったことでピエール・ガスリー(アルピーヌ)がトップ10圏外へ押し出されるなど、Q3進出ラインを巡る争いは接戦となった。

    この時点で中団勢ではボルトレトとアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)がトップ10圏内につけ、両者の差はわずか0.037秒。上位でもトップ3が0.076秒差に収まるなど、僅差の戦いが続いた。

    残り4分を切ると各車が最後のアタックへ。メルセデスとマクラーレンは新品ソフトを投入し、フェラーリは使用済みタイヤを選択。フェルスタッペンもこの予選で初めて新品ソフトを投入した。

    最終アタックではノリスが1分11秒628を叩き出し、ピアストリをわずか0.013秒差で逆転してQ2トップ。フェルスタッペンも新品タイヤで1分11秒874までタイムを伸ばして3番手に浮上した。

    リアム・ローソン(レッドブル)は終盤のアタックで7番手につけ、最終的には8番手でQ3進出を決定。ボルトレトが9番手、リンドブラッドが10番手に入り、中団勢から2台がトップ10に残った。

    一方、角田裕毅は最後のアタックでもQ3進出ラインを上回ることができず、1分12秒627で12番手。10番手リンドブラッドの1分12秒525には0.102秒届かず、復帰戦の予選はQ2で終了した。

    ガスリーもわずかにトップ10入りを逃して11番手。ヒュルケンベルグが13番手、フランコ・コラピント(アルピーヌ)が14番手、エステバン・オコン(ハース)が15番手、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が16番手となった。

    Q2トップはノリスの1分11秒628で、ピアストリが0.013秒差の2番手。フェルスタッペンが0.246秒差の3番手、シャルル・ルクレールが4番手、アントネッリが5番手、ラッセルが6番手、ルイス・ハミルトンが7番手でQ3へ進んだ。

    F1オランダGP 予選Q2敗退ドライバー
    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    12番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)

    角田裕毅は8番手だったQ1から順位を落としたものの、約8カ月ぶりのF1実戦復帰となったオランダGPでQ2まで進出。チームメイトのリンドブラッドには0.102秒及ばず、12番手で予選を終えた。

  • F1オランダGP予選Q1:角田裕毅8番手通過 アストンマーティン・ホンダ全滅

    F1オランダGP予選Q1:角田裕毅8番手通過 アストンマーティン・ホンダ全滅

    2026年F1第12戦オランダGPの予選Q1がザントフォールト・サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が1分12秒610でトップ通過。角田裕毅(レーシングブルズ)は8番手につけ、Q2進出を決めた。

    スプリント後に雨が降ったザントフォールトだが、予選開始時には路面はドライ。Q1では22台がコースに入り、下位6台が脱落するフォーマット。

    路面コンディションが刻々と改善するなか、終盤まで順位が激しく入れ替わる展開となった。

    角田裕毅が8番手でQ2進出
    Q1序盤、角田裕毅は新品ソフトタイヤでアタック。使用済みソフトを履くチームメイトのアービッド・リンドブラッドを上回り、1分14秒287をマークして一時トップに立った。リンドブラッドに約0.3秒の差をつける走りで、復帰後初となるグランプリ予選をスタートさせた。

    その後は路面の改善に伴ってタイムが一気に上昇。ルイス・ハミルトンがトップに立った後、ランド・ノリスが約0.3秒上回り、さらにピアストリがノリスを約0.2秒上回って首位へ浮上した。ジョージ・ラッセルも2番手につけ、マクラーレンとメルセデスが上位に顔をそろえた。

    一方、ハミルトンはターン1でロックアップしてコースを外れる場面もあり、一時10番手まで後退。路面の進化が続くなか、残り4分で使用済みソフトを履いて再びコースへ向かった。

    残り2分になると各車が最後のアタックへ。ラッセル、シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペンを除く多くのドライバーがコース上に並び、Q2進出を懸けたタイム更新が相次いだ。

    ハミルトンは最後のアタックで2番手まで浮上。角田裕毅も終盤にタイムを更新し、一時7番手につけてQ2進出を確実なものとした。一方、ガブリエル・ボルトレトが10番手に浮上したことでフェルナンド・アロンソが脱落圏へ。カルロス・サインツJr.もタイムを改善したもののQ1突破には届かなかった。

    アストンマーティン・ホンダは2台ともQ1敗退
    アストンマーティン・ホンダ勢にとっては厳しいQ1となった。

    ランス・ストロールは最後のアタックでタイムを更新したものの、他車の改善によって脱落圏から抜け出せず、1分13秒818で19番手。フェルナンド・アロンソもセッション中盤には12番手につけていたが、終盤のトラックエボリューションのなかで順位を落とし、1分13秒650の18番手でQ1敗退となった。

    最終的にピアストリが1分12秒610でQ1トップ。ハミルトンが0.063秒差の2番手、ノリスが0.085秒差の3番手となった。ラッセル、アンドレア・キミ・アントネッリ、ルクレールが続き、リンドブラッドが7番手、角田裕毅は1分13秒085の8番手でQ2進出を果たした。

    レッドブル勢はフェルスタッペンが12番手、アイザック・ハジャーの代役を務めるリアム・ローソンが14番手で、ともにQ2へ進出した。

    F1オランダGP 予選Q1敗退ドライバー
    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    18番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    19番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    20番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    21番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    22番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)

    角田裕毅はF1復帰後初となるグランプリ予選でまずQ1を突破。チームメイトのリンドブラッドとともにトップ10圏内のタイムを記録し、Q2でさらなる上位進出を狙う。

  • 角田裕毅 F1オランダGPスプリントでグリッド手順違反の審議もお咎めなし

    角田裕毅 F1オランダGPスプリントでグリッド手順違反の審議もお咎めなし

    角田裕毅は、2026年F1オランダGPのスプリントを前にグリッドへ向かう際の手順違反でスチュワードの審議対象となったが、ペナルティは科されなかった。

    同じ理由でルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス、ランス・ストロールも審議対象となった。5人はいずれもレースディレクターのイベントノートに定められた手順に従わなかったことが確認されたものの、グリッド後方の混雑を避けるための適切な対応だったと判断され、全員がお咎めなしとなった。

    角田裕毅ら5人がグリッド手順違反で審議
    ザントフォールトで行われたF1オランダGPのスプリント開始前、スチュワードは角田裕毅、ハミルトン、フェルスタッペン、ボッタス、ストロールの5人について調査を開始した。

    問題となったのは、レースディレクターのルイ・マルケスが発行したイベントノートの「項目24」に定められたグリッドへ向かう際の手順だった。

    調査の結果、角田裕毅を含む5人はいずれもグリッドへ向かう途中、セーフティカーライン1に到達する前にマシンを停止していたことが確認された。そのため、イベントノートで求められていた手順に従わず、自力でグリッドまで到達しなかったとして審議対象となった。

    グリッド後方が「極めて混雑」 安全面を考慮
    ただし、スチュワードは手順違反そのものだけでなく、当時のグリッド周辺の状況も考慮した。

    5人がマシンを停止した際、グリッド後方は「極めて混雑していた」という。スチュワードは、この状況で角田裕毅らがそのまま前進するのではなく、安全を優先して停止した対応を妥当と判断した。

    審議では、対象となったドライバーたちは「適切に行動した」とされ、それぞれが「可能な限りグリッドに近い安全な場所」にマシンを停止させていたことも確認された。

    つまり、レースディレクターのイベントノートに定められた手順には従っていなかったものの、混雑した状況で安全を確保するために取った行動には合理的な理由があったと認められた形だ。

    このため、角田裕毅、ハミルトン、フェルスタッペン、ボッタス、ストロールの5人はいずれもペナルティを科されず、お咎めなしとなった。

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) オランダグランプリ

    角田裕毅はF1復帰戦を13位でフィニッシュ
    角田裕毅は今回、レーシングブルズから8カ月ぶりとなるF1実戦復帰を果たした。

    アイザック・ハジャーが手首を負傷してF1オランダGPを欠場したことを受け、レッドブル・レーシングはレーシングブルズからリアム・ローソンを代役として起用。これに伴い、リザーブドライバーを務めていた角田裕毅がローソンに代わってレーシングブルズのマシンをドライブしている。

    12番グリッドからスプリントに臨んだ角田裕毅は13位でフィニッシュ。審議によるペナルティもなかったため、その順位がそのまま確定した。

    そのほか、審議対象となったドライバーではフェルスタッペンが6位、ハミルトンが7位、ストロールが17位、ボッタスが19位でレースを終えている。

    今回の審議ではグリッドへ向かう際の手順違反が確認された一方、スチュワードは現場の混雑状況と安全面を重視した。F1復帰戦に臨んだ角田裕毅を含む5人の対応は適切だったと判断され、スプリントの結果を変更する処分は科されなかった。