カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • ホンダF1 イタリアGPは2台リタイア 折原伸太郎「厳しい内容は想定していた」

    ホンダF1 イタリアGPは2台リタイア 折原伸太郎「厳しい内容は想定していた」

    ホンダF1は、2026年F1第13戦イタリアGPの決勝で厳しい結果に終わった。アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チームはフェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールともにリタイアし、2台揃ってチェッカーを受けることができなかった。

    モンツァ・サーキットで9月6日(日)に行われた決勝では、現在のパワーユニット(PU)のパフォーマンスを踏まえ、ホンダ側も難しい戦いになることを事前に想定していた。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、今回の結果を受け止め、次戦へ気持ちを切り替える姿勢を示した。

    アロンソとストロールがともにリタイア
    イタリアGP決勝でアストンマーティンは2台とも完走を果たせなかった。

    フェルナンド・アロンソはDNF、ランス・ストロールもDNFという結果となり、ホンダにとってもノーポイントでモンツァを後にする厳しい週末となった。

    高速区間が大部分を占めるモンツァでは、パワーユニットの性能がラップタイムやレースでの競争力に大きく影響する。ホンダは決勝前から、現状のPUパフォーマンスでは苦戦が予想されると認識していた。

    ホンダF1 本田技研工業

    折原伸太郎「今日のレースは厳しい内容になると想定」
    ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、イタリアGP決勝を次のように振り返った。

    「現在のパワーユニットのパフォーマンスを踏まえると、今日のレースは厳しい内容になると想定していました。今回の結果を受け止め、来週はモンツァとは異なる特性を持つマドリードで、チームと共に新たな戦いに挑みます」

    折原のコメントからも、モンツァでは現時点でのホンダ製PUのパフォーマンスが厳しい戦いにつながることをあらかじめ認識していたことがうかがえる。

    一方で、次戦の舞台となるマドリードはモンツァとは異なる特性を持つサーキットとなる。ホンダは今回の結果を受け止めた上で、アストンマーティンとともに次戦での巻き返しを目指す。

    2台揃ってリタイアという厳しい結果に終わった2026年F1イタリアGP。ホンダにとっては現在のPUの競争力という課題が改めて浮き彫りとなる一戦となったが、折原はすでに視線を次戦マドリードへと向けている。

  • アストンマーティン・ホンダF1 トラブルでイタリアGPを2台リタイア

    アストンマーティン・ホンダF1 トラブルでイタリアGPを2台リタイア

    アストンマーティン・ホンダは、2026年F1イタリアGP決勝でフェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2台がリタイアする厳しいレースとなった。

    アロンソはマシンにダメージが発生した疑いからレースを終え、その後、ストロールも油圧系の問題が疑われるトラブルによってマシンを止めた。これによりアストンマーティン・ホンダは2台ともチェッカーを受けることなくイタリアGPを終えることになった。

    アロンソはマシンダメージの疑いでリタイア
    アロンソはパルクフェルメ下でパワーユニット(PU)コンポーネントを交換したため、モンツァでの決勝をピットレーンからスタートした。

    後方から追い上げるレースとなったアロンソだったが、レース中盤を迎える前に戦列を離れることになった。

    アストンマーティンはアロンソについて「マシンにダメージがある疑いがあるため、フェルナンドのマシンをリタイアさせた」と発表した。

    F1公式のライブタイミングでも27周目の時点でアロンソがダメージによってリタイアしたことが伝えられている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールは油圧系トラブルの疑い
    さらにアストンマーティンをトラブルが襲った。ストロールは28周目にチームからマシンを止めるよう指示を受け、コース上にストップ。この影響でバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。

    チームはその後、「油圧系の問題が疑われるため、ランスはイタリアGPをリタイアした」と説明した。

    アロンソに続いてストロールもレースを終えたことで、アストンマーティン・ホンダはモンツァでダブルリタイアとなった。

    今週末のアストンマーティンは予選から苦戦を強いられており、アロンソはPU交換によってピットレーンスタートを選択。決勝でも2台にそれぞれ異なる問題が発生し、ポイント獲得の可能性を残すことなくレースを終える厳しい結果となった。

    なお、チームはいずれのトラブルについても現時点では「疑い」としており、アロンソのマシンダメージの詳細や、ストロールに発生した油圧系トラブルの原因については今後の調査で明らかになるとみられる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「今のパッケージには合わない」

    アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「今のパッケージには合わない」

    アストンマーティン・ホンダは、2026年F1第13戦イタリアGPの予選で厳しい結果に終わった。フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手となり、マイク・クラックはモンツァの高速特性が「今の我々のパッケージには合っていない」と認めた。

    アップデート投入後はパフォーマンス向上を示してきたアストンマーティン・ホンダだが、長いストレートと高速区間が特徴のモンツァではその勢いを維持できなかった。

    特にストレートでのペース不足が大きな弱点となり、2台ともQ1敗退を喫した。

    マイク・クラック「高速サーキットの特性が今のパッケージには合っていない」
    アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、現在のマシンがモンツァの特性に適していないことが予選結果に表れたと説明した。

    「モンツァでは厳しい土曜日になった。この高速サーキットの特性は、現時点の我々のパッケージには合っていない」

    アストンマーティンはQ1を通じて、アロンソとストロールの双方にスリップストリームを利用させることでタイムを稼ごうとした。しかし、それでもQ2進出に必要なペースには届かなかった。

    「Q1を通して両方のマシンでトウを得ようとしたが、単純にQ2へ進出するだけのペースがなかった」

    アロンソは1分25秒150で21番手。Q1終盤にはマシンに問題が発生し、ガレージにとどまったことで新品タイヤを使った最後のアタックを行うことができなかった。

    「現在、Q1終盤にガレージから出られなくなったマシンの問題を調査している。新品タイヤを使う機会を逃したことで予選が早く終わってしまい、ラップタイムを更新するチャンスがなかった」とアロンソは説明した。

    「僕たちがライバルより後ろにいることは分かっている。特にストレートでペースが不足していて、それがこのサーキットを非常に厳しいものにしている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールも1分25秒222で22番手に終わり、「今日の結果は予想していた通りだった。このコースが本当に大きなチャレンジになることは最初から分かっていた。ここで必要になるパワーが不足している。明日のレースも僕たちにとって難しいものになるだろう」と語った。

    クラックも決勝で状況が劇的に変化するとは考えていない。それでも、自分たちがコントロールできる部分を最大限に生かし、レース展開によって生まれるチャンスを逃さないことが重要だと強調した。

    「明日も同じようなチャレンジになるだろう。だからこそ、我々がコントロールできることを最大限に生かし、巡ってくるあらゆるチャンスをつかんでいく」

    予選では最後列を占めたアストンマーティン・ホンダだが、パワーユニット交換によるグリッド降格を受けるドライバーがいるため、決勝では順位を繰り上げてスタートする。ストレートでの弱点を抱えるモンツァで、チームは難しい条件の中からレースで得られる機会を最大限に生かすことを目指す。

  • ランス・ストロール F1史上初の予選Q1敗退100回に到達

    ランス・ストロール F1史上初の予選Q1敗退100回に到達

    アストンマーティンのランス・ストロールが、2026年F1第13戦イタリアGPの予選でQ1敗退を喫し、現行の3セッション制予選が導入された2006年以降で初めて「Q1敗退100回」に到達したドライバーとなった。

    ストロールはモンツァで22番手に終わり、最後尾で予選を終えた。チームメイトのフェルナンド・アロンソとの差は0.1秒弱だったが、アロンソはセッション終盤に最後のアタックを行うことができなかった。

    アストンマーティンは前戦オランダGPでアップデートされたホンダ製パワーユニットが投入され、ハンガリーGPで導入した大規模アップデートを補完する改良も加わった。しかし、高速区間の比率が高いモンツァではパワー面の弱点が顕著に表れる結果となった。

    AMR26はメルセデス勢と比較して最高速で一貫して約20km/h遅く、Q1ではピエール・ガスリーのアルピーヌからラップタイムで約2.6秒遅れた。

    ストロール自身も、この結果に驚きはなかった。

    「予想していた通りだった。エンジンだ」

    「僕たちは3秒遅れている。だから明日は集団についていくことはできないだろう」

    決勝についても厳しい見通しを示し、アストンマーティンの2台がレースで大きく挽回することは難しいとの認識を示した。

    デビュー戦から始まったQ1敗退の記録
    ストロールが初めてQ1で敗退したのは、ウィリアムズからF1デビューを果たした2017年オーストラリアGPだった。このときはQ2進出最後の枠を獲得したマーカス・エリクソンから約0.9秒遅れて予選を終えた。

    しかし、続く中国GPではQ3進出を果たして巻き返した。決勝はオープニングラップでセルジオ・ペレスと接触してリタイアしたものの、その後、母国カナダGPでF1初ポイントを獲得。さらにアゼルバイジャンGPでは3位に入り、初表彰台を獲得した。

    キャリアの中では予選で大きな結果も残している。レーシングポイント時代の2020年トルコGPでは、ウエットコンディションで強さを発揮して自身初のポールポジションを獲得。この2020年シーズンは年間を通して一度もQ1敗退がなかった。

    一方、Q1敗退回数が最も多かったシーズンのひとつが、ウィリアムズで苦戦した2018年だ。この年は15回のQ1敗退を記録した。

    近年もアストンマーティンの競争力低下に伴って予選序盤で苦戦するケースが増え、2025年には再び15回のQ1敗退を記録。そして2026年はイタリアGPまで13戦すべてでQ1を突破できておらず、通算回数がついに100回に達した。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ランス・ストロール Q1敗退回数
    2017年:12回
    2018年:15回
    2019年:14回
    2020年:0回
    2021年:7回
    2022年:12回
    2023年:7回
    2024年:5回
    2025年:15回
    2026年:13回

    合計100回という数字は、2006年にF1がQ1、Q2、Q3からなるノックアウト方式の予選を導入して以来、ストロールが初めて到達した記録となる。

    2020年にはポールポジションを獲得した実績を持つストロールだが、2026年は開幕から13戦連続でQ1敗退。アストンマーティンとホンダが抱えるパワー面の課題が露呈したモンツァで、望まぬ形でF1史に名前を刻むことになった。

  • フェルナンド・アロンソ F1イタリアGP予選「ストレートが多いほど厳しい」

    フェルナンド・アロンソ F1イタリアGP予選「ストレートが多いほど厳しい」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1イタリアGPの予選を21番手で終え、Q1敗退を喫した。ストレートスピード不足というアストンマーティンの弱点がモンツァで顕著に表れたうえ、予選中にはエンジンの問題も発生。最後の新品タイヤを使ったアタックを行うことができなかった。

    アロンソは1分25秒150を記録して21番手。チームメイトのランス・ストロールも22番手に終わり、アストンマーティン勢は予選の最後尾2台となった。ただし、他車のグリッド降格により決勝では順位を繰り上げてスタートする。

    エンジン問題で最後の新品タイヤを使えず
    アロンソはQ1終盤を前にマシンをガレージに入れ、そのまま降車。ライバルたちが最後のアタックを行うなか、タイムを更新する機会を失った。

    アロンソはチーム公式コメントで、マシンに発生した問題を調査していると説明した。

    「現在、Q1終盤にガレージから出られなくなったマシンの問題を調査している。新品タイヤを使う機会を逃したことで予選が早く終わってしまい、ラップタイムを更新するチャンスがなかった」

    予選後のインタビューでは、より具体的に「エンジンに問題があった」と明かした。

    「エンジンに問題があって、最後の新品セットを使うことができなかった。だから僕たちにとっては短い予選になった」

    「ストレートが多いほど厳しくなる」
    もっとも、アロンソはトラブルがなくてもモンツァで厳しい戦いになること自体は予想していた。

    近戦でアップデートによる改善を見せてきたアストンマーティンだが、高速かつストレートの長いモンツァでは、その流れを維持することができなかった。

    ここまで苦戦することを予想していたかと問われたアロンソは「もちろん」と答えた。

    「もちろん。ストレートが多くなればなるほど、僕たちにとって厳しくなることは分かっている」

    チーム公式コメントでも、現在のAMR26は特にストレートでライバルに対して遅れを取っていると認めている。

    「僕たちがライバルより後ろにいることは分かっている。特にストレートでペースが不足しているから、このサーキットは僕たちにとって非常に厳しい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    エンジンの進歩不足にも「予想通り」
    モンツァではパワーユニット性能がラップタイムを大きく左右する。アストンマーティンにとっては、ストレートでのパフォーマンス不足が予選結果に直結する形となった。

    エンジンがモンツァで期待されたステップを示していないことについて、どれほどフラストレーションを感じているかと質問されたアロンソは、驚きはないと答えた。

    「いや、特にはない。予想通りだからね。もっと僕たちに合ったコースを待つ必要がある」

    アロンソは、今後についてもストレートの多いサーキットでは同様の苦戦が続く可能性があるとの見方を示している。

    「ベガスも僕たちにとって次にそういうコースになるだろうね」

    決勝も厳しい戦いを覚悟
    アストンマーティンは直近のグランプリでAMR26の改善を示してきたものの、モンツァではサーキット特性とマシンの弱点が噛み合わず、予選最後尾に沈んだ。

    さらにアロンソはエンジンの問題によって最後のアタックさえ行えず、本来どこまでタイムを縮められたのかを確認することもできなかった。

    他車のペナルティによって決勝のスタート位置は上がるものの、ストレートスピードが重要となるモンツァではオーバーテイクにも厳しい条件となる。アロンソにとっては、与えられたパッケージから最大限を引き出しながら、レース展開のなかで訪れるチャンスを生かす戦いとなる。

  • ランス・ストロール F1イタリアGP予選「シャシーは悪くない。足りないのはパワー」

    ランス・ストロール F1イタリアGP予選「シャシーは悪くない。足りないのはパワー」

    ランス・ストロールは、2026年F1イタリアGPの予選を22番手で終え、Q1で敗退した。アストンマーティンにとってモンツァでの苦戦は事前に予想されていたものであり、ストロールは最大の要因としてパワー不足を挙げた。

    ストロールのベストタイムは1分25秒222。チームメイトのフェルナンド・アロンソが21番手となり、アストンマーティン勢は予選の最後尾2台となった。ただし、複数のドライバーがグリッド降格ペナルティを受けるため、決勝ではともにポジションを繰り上げてスタートする。

    モンツァでの苦戦は「予想通り」
    長いストレートを特徴とするモンツァでは、パワーユニットの性能とストレートスピードがラップタイムを大きく左右する。現在のアストンマーティンにとって、この特性は大きな弱点となった。

    予選後、想定以上に厳しかったのか、それとも予想より良かったのかと質問されたストロールの答えは明確だった。

    「予想通りだった。予想していた通りだよ」

    チーム公式コメントでも、ストロールは同様の認識を示している。

    「今日の結果は予想していた通りだったし、このサーキットが本当に大きなチャレンジになることはずっと分かっていた」

    「シャシーはそれほど悪くなかった」
    一方で、ストロールはAMR26のすべてに問題があったわけではないと説明する。

    予選後のインタビューで、パワーだけが問題だったのか、少なくともシャシーの感触は良かったのかと問われると、ストロールはシャシーについて一定の評価を与えた。

    「シャシーはそれほど悪くなかった。取り組まなければならないことはいくつかあるけど、僕たちに足りなかったのはパワーだった」

    つまり、モンツァでの22番手という結果は、AMR26のシャシー性能そのものよりも、ストレートで要求されるパワーが不足していたことによる影響が大きかったという認識だ。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    「このサーキットではパワーが必要」
    ストロールはチーム公式コメントでも、モンツァで必要とされるものと現在のアストンマーティンに不足しているものを端的に説明した。

    「僕たちにはパワーが足りていない。このサーキットではそれが必要なんだ。明日のレースも僕たちにとって難しくなると思う」

    アストンマーティンは直近のレースでアップデートによる改善を示してきたが、高速かつ長い全開区間を持つモンツァでは、その勢いを維持することができなかった。

    アロンソも予選後に「ストレートが多くなればなるほど、僕たちにとって厳しくなる」と語っており、2人の評価は一致している。

    決勝もパワー不足との戦い
    ストロールにとって、決勝も簡単なレースになるとは考えにくい。モンツァではストレートがオーバーテイクの主要な舞台となるだけに、予選で露呈したパワー不足はレースでも大きなハンデとなる可能性がある。

    それでも他車のグリッド降格によってスタート位置は予選順位から繰り上がる。シャシーについては「それほど悪くなかった」と手応えを示しているだけに、ストロールは与えられたパッケージを最大限に生かしながら、レース展開のなかで訪れるチャンスを待つことになる。

  • ホンダF1 イタリアGPで予選最後尾「今はこれが現実的な順位」

    ホンダF1 イタリアGPで予選最後尾「今はこれが現実的な順位」

    ホンダF1は、2026年F1第13戦イタリアGPの予選でアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手に終わった結果について、現在のパフォーマンスを考えれば「現実的な順位」だったとの認識を示した。

    高速のモンツァ・サーキットではパワーユニット(PU)の性能がラップタイムに大きく影響する。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、厳しい予選結果を受け止める一方、課題となっているドライバビリティについては改善が続いていると説明した。

    アストンマーティン・ホンダは予選最後尾
    土曜日のモンツァではFP3に続いて予選が行われたが、アストンマーティン・ホンダの2台はQ1を突破することができなかった。

    アロンソは21番手、ストロールは22番手。予選Q1ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分22秒612でトップタイムを記録した一方、アロンソは1分25秒150、ストロールは1分25秒222にとどまり、2台ともトップから2.5秒以上の差をつけられた。

    モンツァは長い全開区間を持ち、PU性能が結果に直結しやすいコースだ。ホンダF1は金曜日からデータの最適化を進めてパフォーマンス改善に取り組んできたものの、折原伸太郎は今回の予選順位が現時点での実力を反映したものだと認めた。

    「モンツァはパワーユニットにとって厳しいサーキットであり、今日の予選結果がそれを表しています。データの最適化を継続してパフォーマンスの改善を図ってきましたが、今はこの予選結果が現実的な順位です」

    本田技研工業 / ホンダ・レーシング

    ドライバビリティは「正しい方向に改善」
    一方で、ホンダF1が課題のひとつとして取り組んできたドライバビリティについて、折原伸太郎は改善が続いていることを前向きな材料として挙げた。

    「一方、ドライバビリティについては引き続き正しい方向に改善が進んでいます。明日のレースに向けてできる限りの準備を進めていきます」

    2026年からアストンマーティンへのワークス供給を開始したホンダにとって、新世代PUの性能と扱いやすさの向上は継続的な開発テーマとなっている。今回のモンツァでも絶対的なパフォーマンスでは厳しい現実が示されたものの、ドライバーが扱う上で重要となるドライバビリティについては改善の方向性を確認できた形だ。

    アロンソは最終アタックできず 原因を調査
    また、アロンソについてはQ1終盤に予定していた最後のアタックを行うことができなかった。折原伸太郎は、その原因について現在も調査を続けていることを明らかにした。

    「残念ながら、アロンソ選手は予選で最終アタックに臨むことができませんでした。原因を究明すべく、現在もデータの分析を進めています」

    アロンソが最後のアタックを完了できなかったことで、本来どこまでタイムを縮められたのかは分からない。それでもアストンマーティン・ホンダが2台揃ってQ1最下位に沈んだ事実は、モンツァで直面している厳しい状況を浮き彫りにした。

    決勝ではアロンソとストロールともに後方からの戦いとなる。ホンダF1は予選後もデータ分析と最適化を続け、ドライバビリティの改善をレースでのパフォーマンスにつなげるべく準備を進める。

  • アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「ドライバビリティは小さな一歩」

    アストンマーティン・ホンダF1 モンツァで苦戦「ドライバビリティは小さな一歩」

    アストンマーティン・ホンダF1は、2026年F1イタリアGP初日のフリー走行で厳しいスタートを切った。ペドロ・デ・ラ・ロサは、モンツァがマシンにとって難しい舞台になることは事前に予想していたと認める一方、課題となっているドライバビリティについては「小さな一歩」を確認できたと語った。

    FP1ではフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが20番手。FP2でもアロンソ19番手、ストロール22番手と下位に沈んだ。

    特にアロンソはFP2序盤に電気系のトラブルが発生し、走行開始が遅れたことで予定していたプログラムをすべて消化することができなかった。

    モンツァでの苦戦は想定内「非常にサーキット特有の状況」
    「厳しいセッションだった。ここモンツァではこうなることは分かっていたし、このような場所では常に厳しくなる。現時点では非常にサーキット特有の状況だ」とペドロ・デ・ラ・ロサは説明した。

    それでも、順位だけでは見えない部分で予定していた作業を進めることはできたという。

    「ポジティブな面としては、プログラムを進めることができた。すべてのコンパウンドを試し、午前中にはフェルナンドのマシンでブレーキテストも行った。そしてランスではショートランとロングランを行い、明日に向けてタイヤデグラデーションを確認することができた」

    「全体としてプログラムは進められた。ただ、最終的な順位表だけを見れば、ラップタイムの面で厳しいことは明らかだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ドライバビリティは「小さな一歩」
    アストンマーティン・ホンダF1にとって現在の重要な課題のひとつが、パワーユニットを含めたドライバビリティの改善だ。

    ストロールも初日の走行後、「特にドライバビリティとパワーには、まだ改善しなければならない部分がたくさんある」とコメントしている。

    その点についてデ・ラ・ロサは、まだ十分ではないものの、モンツァ初日の走行で一定の前進が確認できたと明かした。

    「正しい方向に小さなステップを踏んでいると思う。まだ初期段階ではあるが、ドライバーたちもこの部分で小さな前進があったと感じている」

    「まだ改善できる部分はあるし、我々はそこに取り組んでいる。ただ、ドライバビリティという意味ではポジティブな一日だった」

    一方で、その前進が「小さなステップ」にとどまっている以上、今後さらに大きな改善が必要ではないかと問われると、デ・ラ・ロサは「もちろんだ。そうでなければならない」と認めた。

    「だからこそ我々は懸命に取り組んでいる。セッションとセッションの間だけで作業するのが理想的ではないことは明らかで、本来ならきちんとしたテストデーが欲しいところだ。ただ、現時点で我々に与えられているのはこれなので、可能な限りうまく対応していかなければならない」

    アロンソは電気系トラブルでFP2の走行が遅れる
    アロンソはFP1でコースオフを喫し、グラベルにタイヤを落とす場面があった。さらにFP2では電気系の問題が発生し、セッション序盤に十分な走行時間を確保できなかった。

    「フェルナンドには開始時に電気系の問題が発生した。そのため走行開始が遅れ、ランスよりも周回数が少なくなった。彼についてはプログラムをすべて完了することができなかった」

    限られた時間のなかで、アロンソ側はロングランを諦め、セットアップ比較を優先した。

    「最後の数周では、ロングランを行う代わりに異なるセットアップのオプションを試した。一方でランスがロングランを担当していたので、ソフトタイヤでのデータを得ることはできた。それが主な目的だった」

    アストンマーティン・ホンダF1にとって、モンツァ初日はタイムシート上では厳しい結果となった。ただし、デ・ラ・ロサはドライバビリティでわずかながら改善を確認しており、収集したタイヤやセットアップのデータをもとに予選までにどこまでマシンを前進させられるかが焦点となる。

  • フェルナンド・アロンソ F1イタリアGP初日「エンジン 振動 トップスピードがない」

    フェルナンド・アロンソ F1イタリアGP初日「エンジン 振動 トップスピードがない」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行で苦戦を強いられた。FP2では電気系トラブルによって走行開始が遅れ、コースに出てからもストレートでのトップスピード不足や振動に不満を訴え、19番手に終わった。

    パワーユニット性能の重要性が高いモンツァは、アストンマーティン・ホンダにとって厳しい週末になることが事前から予想されていた。実際に金曜日はその弱点が表面化し、アロンソはFP1で21番手、FP2でもトップから2.468秒差の19番手と下位に沈んだ。

    電気系トラブルでFP2のスタートに出遅れ
    アロンソのFP2は、走り始める前から予定通りには進まなかった。マシンに電気系の問題が発生し、セッション序盤をガレージで過ごすことになった。

    チームは問題を解決してアロンソをコースへ送り出したものの、失った走行時間は大きく、他のドライバーより少ない周回数でセットアップやタイヤの確認を進めなければならなかった。

    FP1でもアロンソはコースを外れ、グラベルに片側のタイヤを落とす場面があり、アタックラップのひとつを失っていた。初日はセッションを通じて十分なリズムを築くことが難しい展開となった。

    「エンジン ストレート 振動 トップスピードがない」
    FP2でようやく走行を開始したアロンソだったが、今度はモンツァの長いストレートでマシンの弱点に直面した。

    チームから無線でマシンの感触を尋ねられると、アロンソは問題点を端的に並べた。

    「エンジン、ストレート、振動。トップスピードがない」

    高速区間がラップの大部分を占めるモンツァでは、ストレートスピードの不足がそのままラップタイムに影響する。アロンソの無線からも、コーナーだけではなく直線区間でタイムを失っていることへのフラストレーションがうかがえた。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    モンツァでアストンマーティン・ホンダの弱点が表面化
    アストンマーティンはハンガリーGPでアップデートを投入して以降、以前より競争力を高めてきた。しかし、長いストレートを持つモンツァは、その改善だけでは補いきれない弱点が出やすいサーキットと事前から警戒されていた。

    実際、アロンソはFP2で1分25秒027。トップのジョージ・ラッセルが記録した1分22秒559から2.468秒遅れの19番手となった。

    チームメイトのランス・ストロールもドライバビリティとパワーを課題として挙げており、モンツァ初日の結果はアストンマーティン・ホンダが高速サーキットで依然として厳しい状況にあることを示すものとなった。

    土曜日に向けて限られた時間で改善へ
    アロンソにとっては、単純なパフォーマンス不足だけでなく、FP2序盤の電気系トラブルによって十分な走行時間を確保できなかったことも痛手となった。

    金曜日に予定していたプログラムを完全には消化できなかったなか、土曜日のFP3では予選に向けたセットアップを詰めると同時に、ストレートスピードや振動といった問題を可能な限り改善する必要がある。

    ハンガリー以降に上向いていたアストンマーティン・ホンダだが、モンツァでは再び厳しい現実に直面した。アロンソが無線で挙げた「エンジン」「ストレート」「振動」「トップスピード」という課題をどこまで解消できるかが、予選に向けた大きな焦点となる。

  • ランス・ストロール F1イタリアGP初日最下位「ドライバビリティとパワーに課題」

    ランス・ストロール F1イタリアGP初日最下位「ドライバビリティとパワーに課題」

    ランス・ストロールは、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、アストンマーティン・ホンダがドライバビリティとパワーの両面で改善を必要としていると認めた。FP1は20番手、FP2では22番手に終わり、「現実的に厳しい週末になる」と覚悟を示した。

    ストロールはFP1で1分26秒066を記録して20番手。FP2では1分25秒253までタイムを縮めたものの、トップのジョージ・ラッセルから2.694秒差の22番手となり、初日の最後尾でセッションを終えた。

    「ほぼ予想していた通り」
    モンツァ初日の結果について、ストロールは厳しい状況が想定外だったわけではないと振り返った。

    「今日はほぼ予想していた通りだった。まだ改善しなければならない部分がたくさんある。特にドライバビリティとパワーだ」

    長いストレートを特徴とするモンツァでは、マシンの効率やパワーユニットの性能がラップタイムに大きく影響する。ストロールは初日の走行を終え、現在のパッケージが望んでいるレベルにはまだ達していないとの認識を示した。

    「マシンはまだ僕たちが望んでいるところにはない。だから、まだやるべきことがある」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    FP2は22番手「厳しい週末になる」
    FP1から約0.8秒タイムを縮めたストロールだったが、FP2では順位を22番手まで落とした。トップとのタイム差だけでなく、中団勢との間にも差があり、土曜日に向けてパフォーマンスを引き上げる必要がある。

    ストロール自身も現状を楽観視しておらず、予選と決勝を含めて厳しい週末になるとの見通しを示した。

    「現実的に考えれば、僕たちにとって厳しい週末になる。でも、作業を続けて、何ができるか見ていく」

    それでも金曜日は大きなトラブルなく周回を重ね、マシンの改善に向けたデータを収集した。初日の結果を踏まえ、夜間にセットアップを見直して土曜日のFP3と予選に備えることになる。

    「改善し続けるだけ」
    セッション後のインタビューで、この世代のF1マシンで初めてモンツァを走った感触を聞かれたストロールは、「悪くなかった」と簡潔に回答した。

    さらに、残りの週末への期待を問われても多くを語ることはなく、やるべきことは明確だとした。

    「改善できるように取り組み続けるだけだ」

    ストロールにとってイタリアGP初日は、ドライバビリティとパワーという課題が改めて浮き彫りになる一日となった。FP2では22番手に沈んだだけに、金曜日に収集したデータを生かし、土曜日までにどこまでマシンを改善できるかが焦点となる。