ホンダF1は、2026年F1第13戦イタリアGPの予選でアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手に終わった結果について、現在のパフォーマンスを考えれば「現実的な順位」だったとの認識を示した。
高速のモンツァ・サーキットではパワーユニット(PU)の性能がラップタイムに大きく影響する。
ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、厳しい予選結果を受け止める一方、課題となっているドライバビリティについては改善が続いていると説明した。
アストンマーティン・ホンダは予選最後尾
土曜日のモンツァではFP3に続いて予選が行われたが、アストンマーティン・ホンダの2台はQ1を突破することができなかった。
アロンソは21番手、ストロールは22番手。予選Q1ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分22秒612でトップタイムを記録した一方、アロンソは1分25秒150、ストロールは1分25秒222にとどまり、2台ともトップから2.5秒以上の差をつけられた。
モンツァは長い全開区間を持ち、PU性能が結果に直結しやすいコースだ。ホンダF1は金曜日からデータの最適化を進めてパフォーマンス改善に取り組んできたものの、折原伸太郎は今回の予選順位が現時点での実力を反映したものだと認めた。
「モンツァはパワーユニットにとって厳しいサーキットであり、今日の予選結果がそれを表しています。データの最適化を継続してパフォーマンスの改善を図ってきましたが、今はこの予選結果が現実的な順位です」

ドライバビリティは「正しい方向に改善」
一方で、ホンダF1が課題のひとつとして取り組んできたドライバビリティについて、折原伸太郎は改善が続いていることを前向きな材料として挙げた。
「一方、ドライバビリティについては引き続き正しい方向に改善が進んでいます。明日のレースに向けてできる限りの準備を進めていきます」
2026年からアストンマーティンへのワークス供給を開始したホンダにとって、新世代PUの性能と扱いやすさの向上は継続的な開発テーマとなっている。今回のモンツァでも絶対的なパフォーマンスでは厳しい現実が示されたものの、ドライバーが扱う上で重要となるドライバビリティについては改善の方向性を確認できた形だ。
アロンソは最終アタックできず 原因を調査
また、アロンソについてはQ1終盤に予定していた最後のアタックを行うことができなかった。折原伸太郎は、その原因について現在も調査を続けていることを明らかにした。
「残念ながら、アロンソ選手は予選で最終アタックに臨むことができませんでした。原因を究明すべく、現在もデータの分析を進めています」
アロンソが最後のアタックを完了できなかったことで、本来どこまでタイムを縮められたのかは分からない。それでもアストンマーティン・ホンダが2台揃ってQ1最下位に沈んだ事実は、モンツァで直面している厳しい状況を浮き彫りにした。
決勝ではアロンソとストロールともに後方からの戦いとなる。ホンダF1は予選後もデータ分析と最適化を続け、ドライバビリティの改善をレースでのパフォーマンスにつなげるべく準備を進める。
