ランス・ストロールは、2026年F1イタリアGPの予選を22番手で終え、Q1で敗退した。アストンマーティンにとってモンツァでの苦戦は事前に予想されていたものであり、ストロールは最大の要因としてパワー不足を挙げた。
ストロールのベストタイムは1分25秒222。チームメイトのフェルナンド・アロンソが21番手となり、アストンマーティン勢は予選の最後尾2台となった。ただし、複数のドライバーがグリッド降格ペナルティを受けるため、決勝ではともにポジションを繰り上げてスタートする。
モンツァでの苦戦は「予想通り」
長いストレートを特徴とするモンツァでは、パワーユニットの性能とストレートスピードがラップタイムを大きく左右する。現在のアストンマーティンにとって、この特性は大きな弱点となった。
予選後、想定以上に厳しかったのか、それとも予想より良かったのかと質問されたストロールの答えは明確だった。
「予想通りだった。予想していた通りだよ」
チーム公式コメントでも、ストロールは同様の認識を示している。
「今日の結果は予想していた通りだったし、このサーキットが本当に大きなチャレンジになることはずっと分かっていた」
「シャシーはそれほど悪くなかった」
一方で、ストロールはAMR26のすべてに問題があったわけではないと説明する。
予選後のインタビューで、パワーだけが問題だったのか、少なくともシャシーの感触は良かったのかと問われると、ストロールはシャシーについて一定の評価を与えた。
「シャシーはそれほど悪くなかった。取り組まなければならないことはいくつかあるけど、僕たちに足りなかったのはパワーだった」
つまり、モンツァでの22番手という結果は、AMR26のシャシー性能そのものよりも、ストレートで要求されるパワーが不足していたことによる影響が大きかったという認識だ。

「このサーキットではパワーが必要」
ストロールはチーム公式コメントでも、モンツァで必要とされるものと現在のアストンマーティンに不足しているものを端的に説明した。
「僕たちにはパワーが足りていない。このサーキットではそれが必要なんだ。明日のレースも僕たちにとって難しくなると思う」
アストンマーティンは直近のレースでアップデートによる改善を示してきたが、高速かつ長い全開区間を持つモンツァでは、その勢いを維持することができなかった。
アロンソも予選後に「ストレートが多くなればなるほど、僕たちにとって厳しくなる」と語っており、2人の評価は一致している。
決勝もパワー不足との戦い
ストロールにとって、決勝も簡単なレースになるとは考えにくい。モンツァではストレートがオーバーテイクの主要な舞台となるだけに、予選で露呈したパワー不足はレースでも大きなハンデとなる可能性がある。
それでも他車のグリッド降格によってスタート位置は予選順位から繰り上がる。シャシーについては「それほど悪くなかった」と手応えを示しているだけに、ストロールは与えられたパッケージを最大限に生かしながら、レース展開のなかで訪れるチャンスを待つことになる。
