アンドレア・キミ・アントネッリは、2026年F1オランダGPで相次いだ自身のミスを「いい警鐘になった」と受け止めている。予選では3番手を獲得したものの、最後のアタックでターン1を慎重に入りすぎたことを悔やみ、ポールポジションを狙える速さがあったと振り返った。
今季ここまで11戦で6勝を挙げてドライバーズ選手権をリードするアントネッリだが、ザントフォールトではチームメイトのジョージ・ラッセルに後れを取っている。
スプリントではラッセルがポール・トゥ・ウインを飾り、アントネッリは表彰台を逃した。予選でもラッセルに0.031秒及ばず3番手となった。
「全体的に難しいセッションだった」とアントネッリは語った。
「ずっと後手に回っているような感じだった。最後のラップではターン1でミスをして、コンマ数秒を失った。僕のミスだ。ポールを狙えるチャンスが本当にあったと思うから残念だ」
アントネッリは予選を通じてマシンバランスにも苦戦。特にセクター3のシケインで思うような感触を得られなかったという。
「正直、セッションを通してずっとバランスに苦しんでいた。特にセクター3で、シケインが難しかった。でも、いくつか変更を加えたことでフィーリングが戻ってきた」

雨を意識しすぎたターン1がポール争いに響く
Q3最後のアタックでは雨粒が落ち始めていた。アントネッリはバイザーに雨粒が当たるのを確認し、ターン1への進入で慎重になりすぎたことがタイムロスにつながったと説明した。
「最後のラップではセクター1でミスをした。バイザーに雨が当たっているのが見えて、少し慎重になりすぎた。セクター1は本当に良くなかった」
「Q3ではチャンスがあると思っていた。でも最後のラップを始めて、セクター1でコンマ2秒遅れているのを見たときは『これは厳しいな』と思った。それでも残りのラップでかなり取り戻すことができた」
「ポールを狙えたと思うから残念だけど、明日は3番手スタートだし、まだすべてがかかっている」
アントネッリにとって、ザントフォールトでの一連のミスは今季の好調ぶりのなかで改めて気を引き締めるきっかけにもなった。
「余計なプレッシャーを感じているわけではない。でも、この週末はすごくいい警鐘になった。絶対に気を緩めてはいけないということだ」
「気を緩めると、昨日のようにミスをするし、今日もQ3でミスをした。緊張して走っているとか、そういうことではない。この週末は、自分がやるべきことをもう一度正しい場所に戻して、本当に重要なときに結果を出さなければならないという、いい警鐘になったと思う」
それでも予選3番手につけ、決勝ではラッセルとともにノリスを追う位置からスタートする。今季のタイトル争いをリードするアントネッリにとって、ミスが続いたザントフォールトでどのように立て直すかが問われる決勝となる。
