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  • F1イタリアGP決勝 全ドライバーコメント:アントネッリ母国初優勝 角田裕毅10位

    F1イタリアGP決勝 全ドライバーコメント:アントネッリ母国初優勝 角田裕毅10位

    2026年F1第13戦イタリアGPの決勝がモンツァ・サーキットで行われ、キミ・アントネッリ(メルセデス)が19番グリッドから大逆転で母国初優勝を飾った。ジョージ・ラッセルが2位に続いてメルセデスが1-2フィニッシュを達成し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3位で表彰台に立った。

    レーシングブルズから参戦した角田裕毅は10位でフィニッシュし、復帰2戦目でポイントを獲得。

    ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢は4位と5位、ルイス・ハミルトンは6位となった一方、シャルル・ルクレール、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールはリタイアに終わった。

    1位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「これは一生忘れない一日だ! 間違いなく、これまでのキャリアで最も特別な勝利だ。今季最高の表彰台だったし、ホームストレートが応援してくれる人たちで埋め尽くされている光景を見るのは夢のようだった。チームは今日、信じられないほど素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちに素晴らしいマシンを用意してくれたし、僕を支え、ここまで来るのを助けてくれたすべての人に、いくら感謝してもしきれない。19番手スタートでも、もしかしたら可能かもしれないと信じていた。最初のスタートでかなり順位を上げることができ、その後、赤旗によってもう一度ポジションを上げるいいチャンスが来ると分かった。それで大きなチャンスが生まれたし、優勝を争えるだけの速さがあると感じていた。もちろん、バーチャル・セーフティカーではいくつかポジションを失ったけど、ミディアムタイヤで追い上げて勝利をつかめるだけのペースがあった」

    2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「勝利まであと少しだったのに達成できなかったのは悔しいけど、レースではこういうこともある。それでもチームにとって素晴らしい結果だし、母国レースで優勝したキミに心からおめでとうと言いたい。僕自身にとってもチームにとっても、この週末から得られるポジティブなことはたくさんある。週末を通して素晴らしいペースを示し、ずっとハードに戦った。バーチャル・セーフティカーは間違いなくレースが変わった瞬間だった。その時点では、何が正しい判断なのか誰にも分からなかった。チームは2台で戦略を分けることを選んだけど、それが僕たちにできる最善の決断だった。それ以外の展開だったらレースがどうなっていたかは永遠に分からないけど、キミは素晴らしい仕事をした。僕たちは激しく競い合ったけど、常にお互いをリスペクトしていたし、勝利を懸けてホイール・トゥ・ホイールで戦うのは楽しかった」

    3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「僕たちにとって表彰台に戻れたのは本当によかったし、モンツァはいつだって特別だ。簡単にはいかなかったし、戦わなければならなかったけど、全体として僕たちは素晴らしいパフォーマンスを見せたと思う。最大の制約は、メルセデスのパワーユニットを搭載するマシンと比べてストレートでデプロイメントにすぐ苦しんでしまったことで、まだいくつか問題があった。ハードタイヤに交換して、うまく順位を上げていった。ターン2では路面が剥がれていて、コーナーを回っていたら突然、路面から剥がれたグラベルのせいでそのまま真っすぐ行ってしまった。それでマクラーレン勢が再びオーバーテイク圏内に入ってきて、そこから抜け出すまで少し時間がかかった。それでも、僕たちは素晴らしい仕事をしてパフォーマンスを最大限に引き出したと思うし、今日の結果を誇りに思っていい。できることはすべてやったし、レース中にはトップにも立ててエキサイティングだった。残念ながらメルセデス勢にはあと少し届かなかったけど、表彰台で週末を終えられたのはものすごくいい結果だった」

    4位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「レースには満足している。4位は今日の僕たちにとっていい結果だった。レースはタフで、マシンも扱いにくかったけど、僕はうまく走って、持っているものを最大限に引き出せたと思う。後半はとても強かったし、スリップストリームを使ったことで再び戦いに戻ることができた。最終ラップでのルイス(ハミルトン)やオスカーとのバトルも楽しかった。いいハードなレースだったし、その戦いを制することができて満足している。結果はともかく、僕たちが必要な位置にいないことは明らかだ。この週末で僕たちの弱点が浮き彫りになった。全般的にパフォーマンスが不足していて、特に予選がそうだし、ストレートスピードも不利になっている。最近勝っているとはいえ、チームとしてまだやるべきことはたくさんある。自分たちの長所と短所は分かっているし、これからの課題はシーズン残りで改善していくことだ」

    5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「この週末は間違いなく、ここしばらくで一番いい感触だったと思うし、僕のペースも最近では一番励みになるものだった。間違いなくタフなバトルだった。抜きつ抜かれつの展開でレースはかなり難しかったし、特にルイス(ハミルトン)、その後はマックス(フェルスタッペン)との戦いでは、引き離すのが難しかった。タイムを失わないためには、どう戦うかをかなり賢く考える必要があった。最終的に僕たちは今日3番目に速いチームだった。メルセデスは明らかに他よりずっと速かったし、マックスにも予想以上のペースがあった。チームにとっていい結果だったし、おそらく僕たちが得られる最高の結果だったと思う。激しくて暑いレースだったけど、感触はずっとよくなっているし、このポジティブな勢いをこれからも続けていければと思う」

    6位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「最新のアップデートをマシンに投入するために、みんながどれだけ懸命に取り組んできたか分かっているし、サーキットでもファクトリーでも続けられているすべての努力に感謝している。ストレートでパフォーマンスを失うことは分かっていたし、それによって僕たちにとってかなり難しいレースになった。マシンに注ぎ込まれたすべての仕事を考えれば、もっといい結果を残したかったけど、この週末から学んだことを持ち帰り、立て直して取り組み続ける。チームはプッシュし続けるし、次のレースではもっと強くなって戻ってきたい」

    7位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「信じられないような週末だった。正直、僕たち全員が達成したことにとても満足していいと思うし、今日7位でフィニッシュして、残りの中ではトップ、中団勢のトップになれたのは本当にいい成果だ。もちろん、もっと上を望んでいたけど、現実的にならなければならないし、今日の結果は今の僕たちが持っているもので達成できたおそらく最高の結果だ。だから最終的には満足している。昨日はみんなで夢を見たけど、今日は現実に戻った! 2回ともいいスタートができて1周をリードしたし、それがスタート時に望んでいたことだった。その後は他のドライバーたちが追いついてきて、直近2戦で優勝しているランド(ノリス)と戦い、最後は最近好調だったルイス(ハミルトン)から3秒遅れでフィニッシュした。この週末から持ち帰れるポジティブなことや思い出は本当にたくさんあって、長く記憶に残ると思う。チームで振り返りをして、チャンピオンシップ争いにとても貴重なポイントを持ち帰り、来週末のマドリードの新しいサーキットに集中する」

    8位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「僕たちにとってポジティブなレースだったし、ホームレースのひとつでポイントを獲得できてうれしい。僕も裕毅もトップ10でフィニッシュできた。リスタート後はハードタイヤに履き替えてから、オーバーテイクする場面があまりなく、少し孤独なレースだった。それでも8位は今日達成できた最高の結果だったと思うし、週末を通してアルピーヌが見せていたペースを考えれば、僕たちにとっていいダメージリミテーションのレースだった。来週のマドリードについては、新しいコースをシミュレーターで走ったけど、本格的なドライバーズサーキットという感じだ。楽しくなると思うけど、とてもテクニカルなコースなので、いくつかの難題もあると思う。チームが取り組んでいる仕事には本当に感謝している。僕たちにはここまでどのサーキットでも競争力を発揮してきた強いマシンがあるし、それがこれからのレースに向けて大きな自信を与えてくれている」

    9位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日のようなレースの後では、いろいろな感情があるし、レースの中で僕たちがいた位置を考えると、悔しさを感じずにはいられない。自分自身に腹が立っている。もっとずっといい結果にできたはずだし、そのことについてチームに申し訳なく思っている。いいスタートを切っていくつか順位を上げ、レース序盤の赤旗後のリスタートでは4番手まで上がっていた。ドライバーとしてこういうポジションを争っていると、さらに興奮するし、モチベーションも高まって、もっと上を求めたくなるし、その位置を失いたくなくなる。マックス(フェルスタッペン)のすぐ後ろを走っていて、ターン6への進入でマシンが大きくスナップして、グラベルの奥まで行ってしまった。幸いバリアは避けられたけど、その後はマシンのハンドリングが違って感じられたので、おそらくフロアに何らかのダメージを負ったんだと思う。その後は気持ちを切り替えて、チームのためにポイントを獲得することだけに集中した。今は自分自身に失望しているけど、少し時間を置いて振り返れば、いいリカバリーだったと思えるようになればいい」

    10位:角田裕毅(レーシングブルズ)
    「今日はいいレースができました。結果には本当に満足していますし、ポイント圏内に戻れてうれしいです。これほど早くペースを取り戻せるように助けてくれたVCARBのみんなに心から感謝しています。ミディアムタイヤを最後まで持たせることについては少し心配していましたが、予想以上にうまく機能してくれました。マシンの新しいさまざまな部分について学ぶことを本当に楽しんでいますし、マシンに乗る機会を得るたびに積み上げを続けています。今後何かチャンスが巡ってくれば、もちろん準備はできています。でも一番大切なのはアイザックが順調に回復を続けることですし、彼の回復を心から願っています」

    イタリアグランプリ

    11位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日は持っているものをすべて出し切ったと思う。スタートで間違いなく難しくなったし、オープニングラップでポジションを失うと、そこから挽回するのはいつだって難しい。僕たちはハードにプッシュして、おそらくタイヤを少し使いすぎたけど、それも挽回しようと戦った結果だ。レーシングブルズは今日かなり強く、特にストレートが速かったので、彼らについていくのは予想以上に難しかった。それでもチームは予想していたよりもずっとポイントに近いところで戦えるマシンを用意してくれたし、来週のマドリードに向けてこれをさらに積み上げていく。そこで、もっといいチャンスが得られることを願っている」

    12位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「全体として、サーキットの特性を考えれば、ここが僕たちにとってより難しい週末のひとつになることは最初から分かっていた。だから、それを考えれば悪い一日ではなかった。2回目のスタートはずっとよくて、オープニングラップでいくつか順位を上げることができたけど、残念ながらその直後にまた順位を落としてしまった。そこで何が起きたのかを正確に振り返り、何か違うことができたのかを理解する必要がある。それ以降は比較的ストレートなレースだった。今日はパッケージから引き出せるものを引き出したし、今週末の僕たちはだいたいこのあたりの位置だった。すべてを振り返って、マドリードに集中する」

    13位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「まず、あれほど大きな事故の後でシャルルが無事だったことをうれしく思う。僕たちについては、自分たちの制約を考えれば今日はいいレースができたし、週末全体としても力強かった。昨日はしっかりした予選をまとめ、今日はいいスタートを切ってレースペースもよかった。VSCでピットに入ったことでオコンの前に出ることができ、メカニックの素晴らしいピットストップといいペースのおかげで最後にはベアマンをオーバーテイクできた。今は来週末のマドリードを本当に楽しみにしている」

    14位:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
    「かなりタフなレースだった。ピットレーンからの最初のラップは本当によくて、かなり順位を上げることができたけど、リスタートではニコとの接触でフロントウイングの一部を失い、ピットに入らなければならず、30秒以上を失った。レースでは本当にいいスピードがあっただけに残念だ。でもリスタート後の戦略展開では、VSCのときを除けば誰もほとんどピットに入らなかったので、残念ながら挽回しなければならないタイムが大きすぎた。問題がなければ、フィールドを追い上げていくかなりいいチャンスがあったと思う。全体としてエンジンペナルティもあって難しい週末だったけど、昨日直面していた問題の多くを解決することができ、今日はいいスピードがあった。だから、この週末から持ち帰れるものはたくさんある」

    15位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「2回ともいいスタートを切って、いくつか順位を上げた。でもその後は、正直に言って単純に僕たちには速さが足りなかった。序盤のラップから、他のマシンについていくために僕の方がかなり強くプッシュしなければならないことは明らかで、最終的にはその代償をタイヤが払うことになった。それに加えて僕はVSCをうまく利用できず、僕の後ろにいた多くのドライバーがそれを利用して最終的に僕をオーバーテイクした。それは残念だし、あと2つくらい上の順位でフィニッシュできたかもしれない。実際のところ、僕たちは単純に遅かったし、特にモンツァのようなサーキットではそれが露呈する。この週末はアップグレードによって前進したことを確認できた。今日はバランスが完全には合っていなかったので、この順位でフィニッシュすることになったけど、ポジティブな点はある」

    16位:エステバン・オコン(ハース)
    「結局のところ、僕たちは十分に速くなかったと思う。でも今週末は持っているものすべてを最大限に生かそうとして、本当にいい仕事ができたと思う。マシンから最大限を引き出し、問題を軽減するためにあらゆることを試したし、ガレージの中でもしっかりした仕事ができた。最初のスタートは最高だった。ポイント圏内まで上がってルイスやアウディ勢と戦っていて、本当によかった。2回目のスタートについてはいくつか振り返る必要があるけど、それ以外では、いいスタートを切ることなど、これまで取り組んできた宿題の成果はかなりしっかり出ていた。その点には満足できる」

    17位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「赤旗後にハードタイヤ1セットで長く走って最後まで行こうとしたけど、終盤にはどうしてもデグラデーションが出てしまった。それでも賭けてみる価値はあった。今週末に新しいPUを投入したこともあって、レースペースはここしばらくで一番よかったけど、それと同時に、僕たちが今何を持っていて、目指すところに到達するために何をしなければならないのかも示している。今日の戦略を振り返って、何か違うことができたのか確認する必要がある。まずまずのレースだったけど、整理すべきことは常にある。マドリードはまったく違うサーキットになるし、簡単ではないだろうけど、その挑戦を楽しみにしている」

    18位:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「僕たちにとって非常に難しいレースだった。ストレートでかなりタイムを失っていて、周囲のマシンと戦うのがものすごく難しかった。コーナーでのペースは他のマシンにかなり近かっただけに、ストレートでこれほど大きな差があるのを見るのはフラストレーションがたまった。ストレートで助けになるいくつかのパーツと、次のフェラーリエンジンが入ってくる予定だ。チームはできるだけ早くすべてを整えるために懸命に取り組んでいるし、それによって今後のレースではもっと強いポジションに立てることを願っている」

    19位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「レースの最初のスティントは、これまでで最もポジティブなもののひとつだったと思う。長い間ウィリアムズ勢と戦えているように感じていたけど、残念ながら第2スティントではかなりタイムを失った。ピットストップが遅く、それによってブルーフラッグを受ける状況に入ってしまい、リズムをつかむのが難しくなって、最終的に僕たちのレースに影響した。今回はトラブルがずっと少ない週末だったので、問題解決ではなく細かい部分の改善に集中することができた。レースペースもこれまでのグランプリより少しよく見えたし、2台とも完走できた。だから僕たちは前進している」

    DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「油圧系の問題が疑われたため、マシンをリタイアさせなければならなかった。でも、いずれにしてもレースでは苦戦していた。現時点で僕たちに必要なパワーがないことは分かっているし、今日はそれをさらに証明する結果になった。紙の上ではマドリードの方が僕たちには少しよさそうなので、今はそこに集中する」

    DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日の僕のレースは、縁石に乗ったときにマシンにダメージを負ったことで早く終わってしまった。さらなるダメージが発生しないようにするため、ストップすることを決めた。それまではキャデラック勢と戦いながら、マシンから最大限を引き出そうとしていた。今は来週のスペインと、僕たち全員にとって新しいサーキットに目を向けている」

    DNF:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「僕たちが望んでいた週末の終わり方ではなかった。ここで気持ちを切り替えて、来週のマドリードに目を向けなければならない。ホームレースで僕たちを応援してくれたすべてのティフォシに心から感謝している。必ずもっと強くなって戻ってくる」

  • リアム・ローソン F1イタリアGPで14位「フロントウイング交換が大きな痛手」

    リアム・ローソン F1イタリアGPで14位「フロントウイング交換が大きな痛手」

    リアム・ローソンは、2026年F1第13戦イタリアGP決勝を14位で終えた。ピットレーンスタートから一時11番手まで順位を上げたものの、ニコ・ヒュルケンベルグとの接触でフロントウイングを破損。交換のためのピットストップで30秒以上を失ったことが、ポイント獲得の可能性を絶つ大きな要因となった。

    レッドブル・レーシングから2戦連続で出場したローソンは、PU交換によるペナルティに加え、パルクフェルメ下でリアウイングとサスペンションのセットアップを変更したため、ピットレーンから決勝をスタートした。

    それでも序盤から着実に順位を上げ、ポイント圏が見える位置まで浮上。しかし、ヒュルケンベルグとの接触を境にレースは大きく崩れることになった。

    ピットレーンから11番手まで追い上げ
    ローソンはピットレーンからスタートすると、序盤から積極的にポジションを上げた。9周目には11番手まで浮上し、後方からポイント獲得を狙える展開に持ち込んでいた。

    「かなり厳しいレースだった。ピットレーンからの最初のラップは本当に良くて、かなり順位を上げることができた」

    しかし、その追い上げは赤旗後の再スタートでヒュルケンベルグと接触したことで止まった。

    フロントウイング交換で30秒以上を失う
    レース後、思うように順位を上げられなかった理由を尋ねられたローソンは、フロントウイングの破損を最大の要因に挙げた。

    「フロントウイングを失ったので、新しいものに交換するためにピットに入らなければならなかった。それが今日、僕たちにとって本当に大きな痛手になった」

    ローソンによれば、接触は再スタート後のターン1で発生した。

    「再スタートのとき、ニコが僕を見ていなかったのかどうかは分からないけど、ターン1に入るところで僕は彼の横にいた。そこで彼のリアタイヤに触れてフロントウイングを壊してしまった」

    「それで新しいものに交換するためにピットに入らなければならなくなって、30秒くらい失った」

    フロントウイング交換を終えたローソンは20番手でコースに復帰。それまでの追い上げで築いたポジションを失い、再び後方からの挽回を強いられた。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    「問題がなければフィールドを上がれた」
    フロントウイング交換で大きく後退したローソンにとって、その後のレース展開も追い上げには不利だった。VSC(バーチャルセーフティカー)時を除いてライバルの多くが追加のピットストップを行わず、失ったタイムを取り戻す機会は限られた。

    「残念だよ。レースでは本当にいいスピードがあった。でも、再スタート後の戦略がああいう展開になって、VSCのとき以外はほとんど誰もピットに入らなかった。だから、残念ながら取り戻さなければならない時間が多すぎた」

    「問題がなければ、フィールドをかなり上がっていけるチャンスがあったと思う」

    レッドブルF1代表のローラン・メキースも、接触がローソンのポイント獲得の可能性を奪ったと振り返った。

    「リアムはPUペナルティによって後方からスタートするという厳しいレース序盤のあと、いいペースを示していた。ニコとの接触によってフロントウイングを交換しなければならず、それによって最終的にポイント獲得のチャンスを失った」

    ヒュルケンベルグとの攻防で白黒旗
    ローソンとヒュルケンベルグの攻防では、別の場面もスチュワードの注目を集めた。ターン4へのアプローチでローソンがヒュルケンベルグをコース外へ押し出したとして確認され、ローソンにはレースディレクターから白黒旗が提示された。

    スチュワードは、すでに警告が出されていたことを考慮し、追加措置を取らなかった。

    結果は14位も決勝ペースには手応え
    ローソンにとって、PU関連のペナルティを抱えて臨んだモンツァは難しい週末となった。前戦オランダGPではレッドブル復帰戦で7位入賞を果たしたが、2戦目のイタリアGPは14位に終わった。

    それでも、決勝で見せたペースについては前向きな材料を得ている。

    「全体として、エンジンペナルティもあって難しい週末だった。でも、昨日直面していた問題の多くを解決できたし、今日はいいスピードがあった。だから、この週末から持ち帰れるものはたくさんある」

    モンツァでは結果こそ14位だったものの、ピットレーンからポイントを狙える位置まで追い上げる速さは示した。フロントウイング破損によって結果にはつながらなかったが、ローソンにとって決勝ペースには手応えを残すレースとなった。

  • キミ・アントネッリ F1イタリアGP母国初優勝をトロフィーいっぱいのパスタで祝福

    キミ・アントネッリ F1イタリアGP母国初優勝をトロフィーいっぱいのパスタで祝福

    キミ・アントネッリは、2026年F1第13戦イタリアGPで母国初優勝を飾った後、いかにもイタリアらしい方法で勝利を祝った。表彰台に戻り、優勝トロフィーいっぱいに盛られたパスタを味わう姿を披露した。

    メルセデスのアントネッリは、19番グリッドから驚異的な追い上げを見せ、終盤にはチームメイトでタイトル争いのライバルでもあるジョージ・ラッセルを逆転。モンツァのティフォシの前でトップチェッカーを受けた。

    モンツァの表彰台でトロフィーいっぱいのパスタ
    レース後、アントネッリは大勢のファンと喜びを分かち合い、クラウドサーフィンも披露。表彰式が終わり、ホームストレートを埋め尽くしていた数千人のティフォシが去った後も、その祝福は続いた。

    F1の機材を運ぶトラックが走り始めた頃、アントネッリは優勝トロフィーを手に再び表彰台へ戻った。

    そのトロフィーにはパスタがたっぷりと盛られていた。シンクに積み重ねられた食器から着想を得たデザインのトロフィーを巨大な皿のように使い、アントネッリはパスタを食べながら母国での勝利を祝った。

    アントネッリは、その様子とともにSNSでモンツァでの特別な一日を振り返った。

    「昨日のことを言葉で表すのは難しい。夢がかなったんだ」

    「僕が経験したことは絶対に忘れない。モンツァの表彰台は言葉では表せないよ。すべてのファンの温かさ、そしてどこまでも続く人の海だった」

    「これを可能にしてくれたすべての人、そして今年を特別なものにしてくれているすべての人に心から感謝したい」


    F1では過去にもユニークな飲食系セレブレーション
    F1では、食べ物や飲み物を使ったユニークな勝利の祝福は珍しくない。近年を代表するものが、ダニエル・リカルドが広めた「シューイ」だ。レース用シューズにシャンパンを注いで飲むこのセレブレーションには、俳優のサー・パトリック・スチュワートも参加したことがある。

    また、トロフィーを器として使う光景は、NHLのスタンレー・カップにも通じる。優勝チームの選手たちは長年にわたり、スタンレー・カップにシリアルやアイスクリーム、チキンウイング、ホットドッグなどを入れて楽しんできた。

    19番グリッドから母国モンツァで頂点まで駆け上がったアントネッリ。パスタを盛った優勝トロフィーは、初の母国F1勝利を象徴するユニークな思い出となった。

    イタリアGPを終え、アントネッリはドライバーズ選手権でラッセルに66ポイント差をつけて首位。3位のルイス・ハミルトンはさらに10ポイント後方につけており、次戦スペインGPへ向かう。

  • フェルナンド・アロンソ モンツァでF1に苦言「もはやスピードの殿堂ではない」

    フェルナンド・アロンソ モンツァでF1に苦言「もはやスピードの殿堂ではない」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第13戦イタリアGPが行われたモンツァについて、「もはやスピードの殿堂ではない」と語り、新世代パワーユニット導入によって最高速が大幅に低下した現状に疑問を呈した。

    高速レイアウトで知られるモンツァは、長年にわたって「Temple of Speed(スピードの殿堂)」の異名を取ってきた。しかし、2026年型F1マシンでは従来ほど最高速が伸びず、アロンソは他のサーキットとの逆転現象を指摘している。

    アロンソ「モンツァでは312km/h程度だった」
    2026年から導入された新パワーユニットでは、モンツァでの最高速が前年までと比べて低下した。パワー面で苦戦するアストンマーティンは最高319km/hにとどまり、ポールポジションを獲得したアルピーヌのピエール・ガスリーでも340km/hをわずかに超える程度だった。

    過去のF1では、モンツァで350km/hを超える最高速が記録されることも珍しくなかった。アロンソは、2026年にはむしろバルセロナやハンガロリンクの方が高い速度に達していたと説明した。

    「これまでモンツァで経験してきたものとは違った」

    「ここに来ると『スピードの殿堂』に入ると書かれている。でも、もう『スピードの殿堂』ではない」

    「バルセロナでは350km/hか360km/hくらい出ていたと思うし、ブダペストでは355km/hだった。でもモンツァでは312km/hくらいだった。だから、もう『スピードの殿堂』ではない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    アストンマーティンは2台ともリタイア
    アロンソにとって、イタリアGPはマシンのパフォーマンスだけでなく結果の面でも厳しい週末となった。

    決勝では23周を走ったところでリタイア。ターン7の縁石を通過した際にマシンへダメージを負ったとみられ、走行継続を断念した。

    「マシンにダメージを負ったと思う。ターン7で縁石に乗ったあと、何かがおかしいと感じた。サスペンションか何かだと思う」

    「難しかった。週末を通してずっとそうだった」

    「キャデラック勢とは戦えていたから、少なくともレースでは少し楽しめた。でも、難しい週末だった」

    チームメイトのランス・ストロールもアロンソのリタイアから3周後、油圧系のトラブルによってターン1手前でマシンを止めた。このストップによりバーチャルセーフティカーが導入され、アストンマーティンは2台とも完走できずにイタリアGPを終えた。

    最高速が象徴だったモンツァで、他のサーキットを下回る速度しか出せない現状。アロンソの「もはやスピードの殿堂ではない」という言葉は、2026年F1の新パワーユニット時代におけるモンツァの変化を端的に表すものとなった。

  • 元F1最高責任者バーニー・エクレストン ポルトガルの空港で散弾銃所持で逮捕

    元F1最高責任者バーニー・エクレストン ポルトガルの空港で散弾銃所持で逮捕

    F1を長年にわたって率いた元最高責任者のバーニー・エクレストンが、ポルトガルの空港で散弾銃を所持していたとして逮捕された。95歳のエクレストンは、クレー射撃のためにスイスからポルトガルへ銃を持ち込もうとしていたと説明している。

    報道によると、エクレストンは月曜日、リスボン近郊のティレス飛行場で警察に拘束された。スイスからプライベートジェットで到着した後、機内の検査を受けた際に散弾銃が見つかったという。

    「クレー射撃のために持ってきただけ」
    エクレストンはDaily Mailの取材に対し、数時間にわたって足止めされ、「最初から最後まで面倒なことばかりだった」と振り返った。

    「スイスからポルトガルへ、クレー射撃のために持ってきた銃があった。それだけのことだ。ポルトガルの自宅にも銃を持っていて、そちらは許可を得ている」

    「到着して税関を通った。私はそこの人たちを知っているし、彼らはすべて問題ないと言っていた。何の問題もなかった。その後、警察官がバッグを調べたいと言ってきたんだ」

    さらにエクレストンは、銃を持ち込むために必要とされる書類を所持していなかったことを明かした。

    「彼らは『ブルーブック』を持っているかと聞いてきた。どうやら必要な書類らしいが、私はそういう書類を持って旅行することはない。そもそも、ほとんど書類を持ち歩かないんだ」

    「逮捕すると言われたが、何時間もかかったように感じた末に、何とか話はまとまった。ただ、最初から最後まで面倒なことばかりだった」

    バーニー・エクレストン

    妻が銃の処理のためリスボンへ
    エクレストンによると、現在は妻のファビアナが問題を解決するためリスボンへ向かっているという。

    「でも、どうやら解決できるようだ。ファビ(妻のファビアナ)がリスボンへ行って、銃を提出するか、持ち込むために必要な税金か何かを払うか、最終的には引き渡すことになる」

    「私も行くと言ったが、結局行かなかった。今は自宅で、この件が片付くのを待っている」

    銃をめぐる逮捕は4年間で2度目
    エクレストンが銃の所持をめぐって逮捕されたのは、ここ4年間で2度目となる。2022年にはブラジルで飛行機に搭乗しようとした際、手荷物から拳銃が発見されて逮捕され、その後保釈された。

    また、2023年には詐欺罪を認め、執行猶予付きの有罪判決を受けている。2015年に英国の税務当局から海外資産について尋ねられた際、シンガポールの信託に保有していた4億ポンド(約800億円)以上の資産を申告しなかったことが問題となった。

    民事上の和解に合意した後、エクレストンには禁錮17カ月、執行猶予2年の判決が言い渡された。

    エクレストンは約40年間にわたってF1の商業面を率い、2017年にリバティ・メディアがF1を買収した後、最高責任者の座を退いている。

  • フランコ・コラピント F1イタリアGPで9位も悔し涙「大きなチャンスを無駄にした」

    フランコ・コラピント F1イタリアGPで9位も悔し涙「大きなチャンスを無駄にした」

    フランコ・コラピントは、2026年F1第13戦イタリアGPで表彰台争いに加わりながら、自らのミスで後退したことへの悔しさを露わにした。レース後には涙を見せ、「チームと自分にとって非常に重要なチャンスを無駄にした」と肩を落とした。

    アルピーヌはモンツァで予想を上回る速さを発揮。ピエール・ガスリーが予選で驚きのポールポジションを獲得し、コラピントもトップ10入り。決勝でも上位争いを展開した。

    赤旗後の再スタートでフェルスタッペンを抜いて3番手
    シャルル・ルクレールの大クラッシュによって赤旗が提示される直前、コラピントは電気エネルギーをすべて使ってポジションを上げ、4番手につけていた。

    再スタート後にはさらに勢いを増し、マックス・フェルスタッペンをオーバーテイクして3番手に浮上。アルピーヌにとって予想外ともいえる表彰台獲得の可能性が見えてきた。

    しかし、その直後に大きな代償を払うことになる。コラピントは第1レズモでアルピーヌのリアを失い、そのままグラベルへ。コースには復帰できたものの、16番手まで順位を落とした。

    「素晴らしいレースにできたはずなのに、大きなミスをしてしまった。チームにとっても僕自身にとっても、とても重要なチャンスを無駄にしてしまった」

    コラピントはESPN Argentinaにそう語った。

    「だから少し悲しい。でも、ここから学ばなければならないし、これからもプッシュし続ける」

    「トップチームと戦えていたのに、すべてを台無しにした」
    コラピントはその後、16番手から追い上げ、最終的には9位まで挽回。2ポイントを獲得し、7位だったチームメイトのガスリーからわずか2つ後ろの順位でチェッカーを受けた。

    それでも、レース後のコラピントに喜びはなかった。

    「ただただ悔しい。いい走りができていたのに、ターン5、6で完全にマシンを失ってしまった」

    「3番手あたりを走っていて、いいことができていたし、自分たちがすごく強いと感じていた。トップチームと戦っていると、すぐにものすごくモチベーションが上がる。でも、ああいうことが起きると、すべてを台無しにしてしまう」

    「何が起きたのか、まだよく理解できていない。マシンがかなりアグレッシブだったと思うし、縁石をかなり全開で乗り越えてしまった。それも助けにはならなかった」

    フランコ・コラピント(アルピーヌF1チーム)

    フェルスタッペンを抜いた瞬間「信じられなかった」
    再スタートでフェルスタッペンを抜き、3番手に浮上した場面についても振り返った。

    「普通だったよ。マシンに乗っていると、それほど違いを感じるわけではない。ひとつずつ目の前のことをやっていくだけだから」

    「でも、トップのマシンやトップチームと戦えるのはやっぱり素晴らしい。僕たち自身、信じられないくらいだった。だからこそ、こんなチャンスを逃してしまったことが本当に悔しい」

    アルピーヌが高い競争力を示したモンツァで、コラピントは表彰台も狙える位置まで浮上しながら、その可能性を自らのミスで失った。それでも16番手から9位まで挽回してポイントを持ち帰ったことは、悔しさの残る週末の中で数少ない救いとなった。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1に苦言「ここにはルールがない」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1に苦言「ここにはルールがない」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1第13戦イタリアGP決勝を6位で終えた。フェラーリのホームレースで上位争いを期待していたものの、スタート直後にチームメイトのシャルル・ルクレールとの攻防でグラベルに押し出されて順位を落とし、その後もタイヤ戦略とストレートスピードに苦しんだ。

    ハミルトンはレース後、「少し打ちのめされている。受け入れるのはつらい」と落胆を隠さなかった。

    さらにフェラーリにはチームメイト同士がコース上で戦う際の明確な「交戦規定」がないと指摘。「ここにはルールがない」と語り、チームに改善を求めた。

    ルクレールとの攻防で10番手まで後退
    4番グリッドからスタートしたハミルトンは、3番手のルクレールとオープニングラップの第1シケインでサイド・バイ・サイドとなった。ターン1でイン側に飛び込み、続くターン2でも並んだが、出口でグラベルへ押し出されて10番手まで順位を落とした。

    この一件はスチュワードによってレーシングインシデントと判断され、ルクレールにペナルティは科されなかった。

    レース後、ルクレールとの一件がどれほどレースに影響したかを問われたハミルトンは、多くを語ろうとはしなかった。

    「結局、僕は10番手かそのあたりまで落ちた。あまり言うことはないよ。この件についてはチーム内で話す」

    その直後、ルクレールが2周目の最終コーナーでクラッシュ。赤旗によってレースは中断された。

    再スタート後、ハミルトンはミディアムタイヤを履いて順位を挽回し、一時は3番手まで浮上した。しかし、レース中盤のバーチャルセーフティカー(VSC)ではピットインせず、使い込んだタイヤで走り続けることになった。

    その後はアンドレア・キミ・アントネッリ、マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリスらに先行を許し、最終的に6位でチェッカーを受けた。

    「少し打ちのめされている。受け入れるのはつらいよ。多くのポイントを失ったし、結局メルセデスのエンジンを積んだマシンを後ろに抑えておくこともできなかった」

    「彼らは純粋に速かった。僕たちはおそらくタイヤ選択を間違えたと思う。それが本当にどれだけ違いを生んだかは分からない。もう少し長く彼らを抑えられたかもしれないけど、次々と僕を抜いていった。今日は単純に彼らの方が速かった」

    「ここにはルールがない」
    ハミルトンはルクレールとの一件を受け、フェラーリにはチームメイト同士がコース上で戦う際の明確な「交戦規定」が必要だと訴えた。

    「僕は交戦規定の問題だと思っている。メルセデスにいたときには、書面で定められた交戦規定があった」

    「僕とニコ(ロズベルグ)の間で何度かあったけど、それほどひどいことになるケースはほとんどなかった。多くの場合はうまくいっていたし、特にバルテリ(ボッタス)とはそうだった」

    「ここにはルールがない。それについて対処する必要がある」

    また、ハミルトンは自身のレーススタイルについても強調し、チームメイトに対して意図的に危険な戦い方をするつもりはないと語った。

    「僕はダーティーなレースはしない。ずっとクリーンでフェアに戦ってきたし、相手にはスペースを残してきた。だからファンが僕について心配する必要はないと思う」

    「僕はこのチームに加入してから、相手のスペースを尊重しようとしてきたし、チームを危険にさらすようなことは絶対にしないようにしてきた。その姿勢は変わらない」

    「僕が話せるのは自分の側についてだけだ。もう一方の側や、そこで下される判断についてはフレッド(バスール)に聞いてほしい」

    フェラーリの運営にも変化を要求
    ハミルトンの不満はドライバー間のルールだけにとどまらなかった。予選から決勝にかけてのフェラーリのレース運営についても、同じ問題を繰り返さないために変化が必要だと訴えた。

    「最終的にはトップから始まる。決定は上から下へと伝わっていくし、それはフレッドから始まる」

    「言えることにも限界があるし、山の頂上から叫び続けられることにも限界がある。昨日、僕はコミュニケーションの方法を見直さなければならないと言った。同じ道を進み続ければ、同じ結果になるからね」

    「僕たちは同じ結果を繰り返している。物事を変えなければならない。今のままでは前進する助けになっていない。でも、チームはそれを受け入れてくれていると思う」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    タイトル争いでの優先は「もう遅すぎる」
    イタリアGPでポイントを失ったことで、ハミルトンとランキング首位のアントネッリとの差は76ポイントに拡大した。

    フェラーリがタイトル争いを考慮してハミルトンをルクレールより優先すべきかという議論について、ハミルトンはそうした判断を下すにはすでに遅すぎるとの考えを示した。

    「今日は本当に多くのポイントを失ったと思う」

    「そういう判断をするには、もうあまりにも遅すぎる。何週間も前にやるべきだった」

    「僕にできるのはサーキットに来ることだけだ。明日の朝も起きて、ベストを尽くす。今日は何より、僕たちのために来てくれたティフォシに対して本当に申し訳なく思っている」

    「ファクトリーのみんなも本当に全力を尽くしてくれている。昨日はうまく実行できなかったし、今日も同じだったと思う」

    「僕はできる限りのことをしているからこそ難しい。でも、それだけでは十分ではないこともある。ほかのすべても噛み合わなければならない」

    「終わるまでは終わりじゃない。でも、彼らの今のペースを考えれば、この差を縮めるのはものすごく難しい」

    「もっといい結果を残したかった」
    フェラーリの公式コメントでは、ハミルトンは最新アップデートを投入したチームの努力に感謝しつつ、ストレートでのパフォーマンス不足が厳しいレースにつながったと振り返った。

    「最新のアップデートをマシンに投入するために、みんながどれだけ懸命に働いてきたか分かっているし、サーキットでもファクトリーでも続けられているすべての努力に感謝している」

    「ストレートではパフォーマンスを失うことが分かっていたし、それによってレースはかなり難しくなった。マシンに注ぎ込まれたすべての努力を考えれば、もっといい結果を残したかった」

    「でも、この週末から学べることを持ち帰って、立て直して作業を続ける。チームはプッシュし続けるし、次のレースではもっと強くなって戻ってきたい」

    フェラーリにとって母国モンツァは、ルクレールがクラッシュでリタイアし、ハミルトンも6位にとどまる厳しい一戦となった。タイトル争いでも大きく後退したハミルトンは、ドライバー同士の交戦規定だけでなく、チームの意思決定やレース運営そのものに変化が必要だとの考えを明確にしている。

  • 角田裕毅 F1スペインGP出場が正式決定 レーシングブルズから3戦連続参戦

    角田裕毅 F1スペインGP出場が正式決定 レーシングブルズから3戦連続参戦

    角田裕毅が、2026年F1第14戦スペインGPにレーシングブルズから出場することが正式に決定した。チームが発表し、F1公式も角田裕毅が今週末のマドリードで引き続きレーシングブルズをドライブすることを明らかにした。

    角田裕毅はオランダGPでレーシングブルズのレースシートに復帰し、イタリアGPでは10位入賞。スペインGPで3戦連続の参戦となり、アービッド・リンドブラッドと再びコンビを組む。

    レーシングブルズが角田裕毅の出場を正式発表
    レーシングブルズはスペインGPを前に、角田裕毅の出場継続を正式に発表した。

    「裕毅は今週末のマドリードでも引き続きチームから出場する」

    F1公式もドライバーラインナップを発表し、「リアム・ローソンと角田裕毅は今週末のスペインGPでも、それぞれレッドブル・レーシングとレーシングブルズから再び出場する」と伝えた。

    今回の体制継続は、アイザック・ハジャーが負傷からの復帰を見送ったことによるものだ。ハジャーは夏休み中のトレーニングで左手首を負傷し、オランダGPとイタリアGPを欠場。ローソンがレッドブル・レーシングで代役を務め、それに伴って角田裕毅がレーシングブルズのレースシートに復帰している。

    ハジャーは回復が順調に進んでいるものの、レッドブルは「まだコックピットに戻れる状態ではない」と判断。スペインGPでもローソンがマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めることになり、角田裕毅のレーシングブルズでの参戦継続が決まった。

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) スペイングランプリ

    イタリアGPでは復帰2戦目で10位入賞
    角田裕毅はレーシングブルズ復帰2戦目となった前戦イタリアGPで10位に入り、復帰後初のポイントを獲得した。

    モンツァでは赤旗後の再スタートでグリッド位置を間違え、スタート手順がやり直される場面もあったが、実際のスタートでは順位を上げ、ポイント圏内まで浮上。最終的に10位でチェッカーを受けた。

    スペインGPでは、マドリードの市街地コースが新たな舞台となる。角田裕毅にとってはレーシングブルズ復帰後初めて経験するコースとなり、イタリアGPに続く2戦連続入賞を目指す週末となる。

  • アイザック・ハジャー F1スペインGP欠場が正式決定「まだ復帰できる状態ではない」

    アイザック・ハジャー F1スペインGP欠場が正式決定「まだ復帰できる状態ではない」

    アイザック・ハジャーが、2026年F1第14戦スペインGPを欠場することが正式に決定した。レッドブル・レーシングは、負傷からの回復は順調に進んでいるものの、ハジャーはまだF1マシンのコックピットに戻れる状態ではないと発表した。

    ハジャーの代役は引き続きリアム・ローソンが務め、今週末にマドリードで開催されるスペインGPでもマックス・フェルスタッペンとコンビを組む。ハジャー自身もマドリードを訪れ、チームに帯同する予定となっている。

    ハジャーは夏休み中のトレーニングで左手首を負傷し、オランダGPとイタリアGPを欠場。ローソンがレッドブル・レーシングで代役を務め、それに伴って角田裕毅がレーシングブルズのレースシートに復帰している。スペインGPでもこの体制が継続されることになった。

    ハジャーのスペインGP欠場をレッドブルが正式発表
    レッドブル・レーシングはスペインGPを前にドライバーラインナップについて「ザントフォールトとモンツァでチームのためにレースをしたリアムは、今週末マドリードで開催されるスペインGPでも、引き続きマックスとともに走る」と発表した。

    ハジャーについては、回復そのものは順調に進んでいると説明する一方、実戦復帰にはまだ時間が必要だと判断した。

    「この決定は、アイザックの回復が順調に進んでいる一方で、まだコックピットに戻れる状態ではないことを受けて下された。アイザックはマドリードを訪れ、チームをサポートする」

    「オラクル・レッドブル・レーシングの全員が、アイザックが近いうちに再びステアリングを握ることを楽しみにしている」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) スペイングランプリ

    リアム・ローソンが3戦連続で代役
    ハジャーの欠場により、ローソンはオランダGP、イタリアGPに続いて3戦連続でレッドブル・レーシングから出場することになった。

    また、ローソンがレッドブル・レーシングで代役を継続することに伴い、レーシングブルズでは角田裕毅が引き続きレースシートを担当する。レーシングブルズも「裕毅は今週末のマドリードでも引き続きチームから出場する」と正式に発表した。

    F1公式も、スペインGPではローソンと角田裕毅がそれぞれレッドブル・レーシングとレーシングブルズから引き続き出場すると発表している。

    ハジャーの具体的な復帰戦については明らかにされていない。ただし、スペインGPにはチームとともに参加する予定で、レッドブルも「近いうち」の復帰を期待している。まずはマドリードでチームをサポートしながら、F1復帰に向けて回復を続けることになる。

  • リアム・ローソン レッドブルF1代役継続にパーメイン「理想的ではない」

    リアム・ローソン レッドブルF1代役継続にパーメイン「理想的ではない」

    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、負傷したアイザック・ハジャーに代わってリアム・ローソンがレッドブル・レーシングからF1イタリアGPに出場した状況について「理想的ではない」と率直に語った。

    ローソンはF1オランダGPに続いて2戦連続でハジャーの代役を務めた。レーシングブルズにとっても、レッドブル・レーシングからローソンを借りる現在の体制は本来望んでいたものではない。

    パーメインによれば、ローソン自身もチームへの協力には前向きである一方、自分のマシンに戻ることを望んでいるという。

    イタリアGPでは事前に代役プランを準備
    ハジャーは復帰を目指して可能な限りの準備を進めていたが、レーシングブルズ側もローソンが再び代役を務める可能性を想定していた。

    「今週末は少し楽だった。彼(ローソン)は、ここで走る可能性が非常に高いことを分かっていた」とパーメインはSky F1に語った。

    「アイザックは復帰するためにできることをすべてやった。ただ、我々はシミュレーターのセッションを計画していたし、フライトもシミュレーターの予定もすでに用意してあった。あとは、それを実行に移すだけだった」

    オランダGPで急きょ代役を務めた経験を踏まえ、イタリアGPではハジャーが出場できなかった場合に備えた準備をあらかじめ整えていた。そのため、ローソンを再びレッドブル・レーシングのマシンに乗せるまでの手続きは、前戦よりスムーズだったという。

    「リアムは自分のマシンに戻りたがっている」
    一方でパーメインは、ローソンをレッドブル・レーシングへ送り出し続ける現在の状況がレーシングブルズにとって好ましいものではないことも認めた。

    「理想的ではない。我々にとって間違いなく理想的ではない。リアムは喜んで助けてくれているけど、『自分のマシンに戻りたい』と言っている」

    ローソンにとってレーシングブルズは本来の所属先であり、代役としてレッドブル・レーシングをドライブする現在の立場は一時的なものだ。パーメインは、ハジャーが復帰できればローソンのシートはすぐに用意されると本人に伝えている。

    「私は彼に『アイザックが健康を取り戻して走れるようになったら、シートはすぐに君のために用意されている』とはっきり伝えている」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    レッドブルとレーシングブルズの違いをフィードバック
    ローソンが2台を短期間で乗り比べたことで、レーシングブルズはレッドブル・レーシングとのマシン特性の違いについて直接的なフィードバックも得ている。

    「彼はいくつかフィードバックをくれた。そのひとつが、向こうのマシンにはかなり大きなロードがあるということだ。高速域ではそれを本当に感じると言っている」

    「特にザントフォールトの非常に高速なコーナーでは、そのロードをはっきり感じられたと言っていた」

    一方、レーシングブルズのマシンには低速域で扱いやすい部分があるという。

    「我々のマシンは低速コーナーの中盤から出口にかけて、もう少しフレンドリーだ。速さでは及ばないかもしれないし、おそらく実際にそうだろう。ただ、少し扱いやすいのだと思う」

    ローソンはハジャーがF1に復帰できる状態になるまでレッドブル・レーシングの代役を務める見通しだ。ただし、復帰時期があらかじめ固定されているわけではなく、ハジャーのコンディションが十分に回復したと判断されれば、ローソンはレーシングブルズのシートへ戻ることになる。