キミ・アントネッリは、2026年F1第13戦イタリアGPで母国初優勝を飾った後、いかにもイタリアらしい方法で勝利を祝った。表彰台に戻り、優勝トロフィーいっぱいに盛られたパスタを味わう姿を披露した。
メルセデスのアントネッリは、19番グリッドから驚異的な追い上げを見せ、終盤にはチームメイトでタイトル争いのライバルでもあるジョージ・ラッセルを逆転。モンツァのティフォシの前でトップチェッカーを受けた。
モンツァの表彰台でトロフィーいっぱいのパスタ
レース後、アントネッリは大勢のファンと喜びを分かち合い、クラウドサーフィンも披露。表彰式が終わり、ホームストレートを埋め尽くしていた数千人のティフォシが去った後も、その祝福は続いた。
F1の機材を運ぶトラックが走り始めた頃、アントネッリは優勝トロフィーを手に再び表彰台へ戻った。
そのトロフィーにはパスタがたっぷりと盛られていた。シンクに積み重ねられた食器から着想を得たデザインのトロフィーを巨大な皿のように使い、アントネッリはパスタを食べながら母国での勝利を祝った。
アントネッリは、その様子とともにSNSでモンツァでの特別な一日を振り返った。
「昨日のことを言葉で表すのは難しい。夢がかなったんだ」
「僕が経験したことは絶対に忘れない。モンツァの表彰台は言葉では表せないよ。すべてのファンの温かさ、そしてどこまでも続く人の海だった」
「これを可能にしてくれたすべての人、そして今年を特別なものにしてくれているすべての人に心から感謝したい」
F1では過去にもユニークな飲食系セレブレーション
F1では、食べ物や飲み物を使ったユニークな勝利の祝福は珍しくない。近年を代表するものが、ダニエル・リカルドが広めた「シューイ」だ。レース用シューズにシャンパンを注いで飲むこのセレブレーションには、俳優のサー・パトリック・スチュワートも参加したことがある。
また、トロフィーを器として使う光景は、NHLのスタンレー・カップにも通じる。優勝チームの選手たちは長年にわたり、スタンレー・カップにシリアルやアイスクリーム、チキンウイング、ホットドッグなどを入れて楽しんできた。
19番グリッドから母国モンツァで頂点まで駆け上がったアントネッリ。パスタを盛った優勝トロフィーは、初の母国F1勝利を象徴するユニークな思い出となった。
イタリアGPを終え、アントネッリはドライバーズ選手権でラッセルに66ポイント差をつけて首位。3位のルイス・ハミルトンはさらに10ポイント後方につけており、次戦スペインGPへ向かう。
