リアム・ローソン レッドブルF1代役継続にパーメイン「理想的ではない」

リアム・ローソン レッドブルF1代役継続にパーメイン「理想的ではない」

レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、負傷したアイザック・ハジャーに代わってリアム・ローソンがレッドブル・レーシングからF1イタリアGPに出場した状況について「理想的ではない」と率直に語った。

ローソンはF1オランダGPに続いて2戦連続でハジャーの代役を務めた。レーシングブルズにとっても、レッドブル・レーシングからローソンを借りる現在の体制は本来望んでいたものではない。

パーメインによれば、ローソン自身もチームへの協力には前向きである一方、自分のマシンに戻ることを望んでいるという。

イタリアGPでは事前に代役プランを準備
ハジャーは復帰を目指して可能な限りの準備を進めていたが、レーシングブルズ側もローソンが再び代役を務める可能性を想定していた。

「今週末は少し楽だった。彼(ローソン)は、ここで走る可能性が非常に高いことを分かっていた」とパーメインはSky F1に語った。

「アイザックは復帰するためにできることをすべてやった。ただ、我々はシミュレーターのセッションを計画していたし、フライトもシミュレーターの予定もすでに用意してあった。あとは、それを実行に移すだけだった」

オランダGPで急きょ代役を務めた経験を踏まえ、イタリアGPではハジャーが出場できなかった場合に備えた準備をあらかじめ整えていた。そのため、ローソンを再びレッドブル・レーシングのマシンに乗せるまでの手続きは、前戦よりスムーズだったという。

「リアムは自分のマシンに戻りたがっている」
一方でパーメインは、ローソンをレッドブル・レーシングへ送り出し続ける現在の状況がレーシングブルズにとって好ましいものではないことも認めた。

「理想的ではない。我々にとって間違いなく理想的ではない。リアムは喜んで助けてくれているけど、『自分のマシンに戻りたい』と言っている」

ローソンにとってレーシングブルズは本来の所属先であり、代役としてレッドブル・レーシングをドライブする現在の立場は一時的なものだ。パーメインは、ハジャーが復帰できればローソンのシートはすぐに用意されると本人に伝えている。

「私は彼に『アイザックが健康を取り戻して走れるようになったら、シートはすぐに君のために用意されている』とはっきり伝えている」

リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

レッドブルとレーシングブルズの違いをフィードバック
ローソンが2台を短期間で乗り比べたことで、レーシングブルズはレッドブル・レーシングとのマシン特性の違いについて直接的なフィードバックも得ている。

「彼はいくつかフィードバックをくれた。そのひとつが、向こうのマシンにはかなり大きなロードがあるということだ。高速域ではそれを本当に感じると言っている」

「特にザントフォールトの非常に高速なコーナーでは、そのロードをはっきり感じられたと言っていた」

一方、レーシングブルズのマシンには低速域で扱いやすい部分があるという。

「我々のマシンは低速コーナーの中盤から出口にかけて、もう少しフレンドリーだ。速さでは及ばないかもしれないし、おそらく実際にそうだろう。ただ、少し扱いやすいのだと思う」

ローソンはハジャーがF1に復帰できる状態になるまでレッドブル・レーシングの代役を務める見通しだ。ただし、復帰時期があらかじめ固定されているわけではなく、ハジャーのコンディションが十分に回復したと判断されれば、ローソンはレーシングブルズのシートへ戻ることになる。