FIAは、2009年シーズンのF1で、3レース1エンジン制を採用することを発表した。
2008年は、1つのエンジンの2レースが義務付けられていたが、2009年は3レースの使用へと変更された。
現在、F1ではコスト削減の動きが加速しており、今回の変更はその一環として制定された。
エンジン交換のペナルティーに関する規則は既存のまま据え置きとなる。各ドライバーには、ペナルティが科せられないジョーカーエンジンが1基与えられ、そのあと新しいエンジンを使用すると10グリッド降格のペナルティとなる。

FIAは、2009年シーズンのF1で、3レース1エンジン制を採用することを発表した。
2008年は、1つのエンジンの2レースが義務付けられていたが、2009年は3レースの使用へと変更された。
現在、F1ではコスト削減の動きが加速しており、今回の変更はその一環として制定された。
エンジン交換のペナルティーに関する規則は既存のまま据え置きとなる。各ドライバーには、ペナルティが科せられないジョーカーエンジンが1基与えられ、そのあと新しいエンジンを使用すると10グリッド降格のペナルティとなる。

FIAは、2009年のF1スケジュールの変更を発表した。前回発表されたカレンダーからフランスGPがなくなり、中国GPが4月に移動。その他、細かな日程変更が行われた。
これまでシーズン後半に行われていた中国GPだが、2009年は4月に移動。第3戦として、バーレーンGPの前に開催される。
FIAはまた、開幕戦オーストラリアGPと第2戦マレーシアGPの開始時間を遅らせることも明らかにした。オーストラリアGPとマレーシアGPの決勝レースは、現地時間17時からのスタートとなる。
日本GPは、1週間早まり、10月4日に決勝レースが行われ、15時からのスタートが予定されている。
また中国GPが繰り上がったことで、ブラジルGPとアブダビGPは開催が2週間早まった。最終戦アブダビGPは、11月1日に決勝レースが行われる。
開幕戦 オーストラリアGP 3月29日
第2戦 マレーシアGP 4月5日
第3戦 中国GP 4月19日
第4戦 バーレーンGP 4月26日
第5戦 スペインGP 5月10日
第6戦 モナコGP 5月24日
第7戦 トルコGP 6月7日
第8戦 イギリスGP 6月21日
第9戦 ドイツGP 7月12日
第10戦 ハンガリーGP 7月26日
第11戦 ヨーロッパGP 8月23日
第12戦 ベルギーGP 8月30日
第13戦 イタリアGP 9月13日
第14戦 シンガポールGP 9月27日
第15戦 日本GP 10月4日
第16戦 ブラジルGP 10月18日
第17戦 アブダビGP 11月1日

KERSの導入を2010年まで延期しようという動きがあるが、インテルラゴスで行われたFOTAの会談でも話はまとまらなかったようだ。
来期からKERS導入を希望しているBMWザウバーを除けば、他のチームはKERSの延期を支持していたようだ。しかし、急なレギュレーション変更にはFOTAが全会一致が必要となる。
トロ・ロッソのような小さなチームだけでなく、ルノーを含む自動車メーカーもこの件にあきれているようだ。
トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーは、「600万ユーロ(約7億5,000万円)の請求は我々にとっては否決だ。外部のステムを買わなければならないからね」と語る。
ルノーのフラビオ・ブリアトーレも「クイックシフト・ギアボックスで同じナンセンスを経験した。今日、誰もが1つのことを考えていた。我々はみな何百万ユーロも不足しているんだ。」
KERSの開発に関しては、マクラーレンが3,000万ユーロ(約37億円)を、ホンダが9,000万ユーロ(約112億円)をすでに投資しているという。
独自のフライホイール式KERSを採用するウィリアムズのサム・マイケルは、「我々のシステムは、これまで200万ユーロ(約2億4,800万円)のコストがかかっている」と語った。
ブラジルでは、トヨタがKERSなしで2009年シーズンを開始する予定であることを明らかにしており、フェラーリも初期設計に欠陥があることがわかり、スクラップにしたことで遅れをとっているようだ。
関連:KERS

ルイス・ハミルトンが、ワールドチャンピオンを獲得して幕を閉じた2008年のF1シーズン。最終戦ブラジルGPには、最終ラップに大きなドラマが待っていた。
スタート5分前に突然インテルラゴスに豪雨が降りそそいだ時点でドラマを予感させたF1最終戦ブラジルGP。スタートは10分のディレイが言い渡され、各車ウェットタイヤと雨用にセッティング変更を施した。しかし、雨はすぐに上がり、空には晴れ間さえ見えだしたことで、ウェットからドライへの変更タイミングが第1の鍵となった。
さらにオープニングラップの1コーナーでデビッド・クルサードが接触してコース上に停止したことでセーフティカーが導入され、各チームの戦略に大きな影響をもたらした。
ルイス・ハミルトンは、5位以上でフィニッシュすればタイトルを獲得できる状況にあった。しかし同時に、リスクを冒せない立場でもあった。スタート後は4番手でレースを進めるも、失うものがない下位チームがドライタイヤへの変更を進めるなかリスクを冒せないハミルトンは後手にまわり、ドライタイヤでコース上に復帰したときには、中団グループに引っ掛かるという、最も恐れていた状況に陥った。
それでも、4番手までポジションを戻したハミルトンは、そのまま安全にタイトルを手にするかと思われた。しかし、そこには大きな展開が待ち受けていた。残り8周に差し掛かったところで再びインテルラゴスには雨が降り出したのだ。
そして、ここでドラマを演出する2名のドライバーが現れた。
66周目でウェットにチェンジしたハミントンだが、ティモ・グロック(トヨタ)がドライのままステイアウトする決断をしたため、5番手でコース復帰することになる。さらに残り1周。なんと、アウトに膨らんだハミルトンをセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)がオーバーテイクしたのだ。
6番手に順位を落としたハミルトンは、そのまま第2セクターを通過。フェリペ・マッサがトップでチェッカーを受け、タイトルはマッサに手に渡るかと思われたその数秒後、インテルラゴスにドラマは起きた。
4位を走行していたティモ・グロックが失速したのだ。雨足が強まったトラックにドライタイヤのグロックはなす術がなかったのである。ラスト数コーナーでグロックを交わしたハミルトンは5位に浮上。そのままフィニッシュラインを横切り、F1史上最年初となる23歳300日のワールドチャンピオンが誕生した。マッサがチェッカーを受けてから、わずか39秒の間の出来事だった。
一方で、わずか1ポイント差で涙を飲んだフェリペ・マッサ。しかし、最終戦のマッサは完璧なレースを行った。ポールポジションからスタートしたマッサは終始リードを広げ、セーフティカー、ドライタイヤへの変更、そして終盤でのウェットタイヤへの変更を、ひとつのミスもなくやってのけた。
トップでチェッカーを受けた数秒後にタイトルを失ったマッサだったが、最後まで諦めない走りは感動を与えてくれた。優勝回数は、チャンピオンを獲得したハミルトンを上回った。「僕は勝ち方を知り、そして負け方を知った」と語るのマッサの誇らしげな表情には、これからの彼のキャリアを期待させるにふさわしいオーラがあった。
こうしてドラマチックなエンディングを迎えた2008年シーズン。しかし、8人ものドライバーが表彰台の中央に立ち、優勝ポイントが100ポイントに届かなかった今年のF1は、どこか集中力に欠けたシーズンだったように思える。たくさんのミス、たくさんの事故があった。ハミルトンが本当にチャンピオンにふさわしかという結論は、まだ出ていないように思える。
大幅なレギュレーション変更が実施される2009年は、F1の新たな歴史のスタートとなる。上位ドライバーは、ほぼ同じチームで新シーズンを迎えることになるだろう。そして、イタリアGPで初優勝を遂げ、最終レースでハミルトンを抑え込んだセバスチャン・ベッテルは、レッドブルへ移籍する。トロ・ロッソを強豪チームに仕立て上げたジョルジオ・アスカネリも、ベッテルと共にレッドブルへの移籍が話し合われているという。
最後の最後で大きなドラマをみせてくれた2008年シーズンは、2009年の新たな戦いへの序章をチラつかせる劇的なエンディングとなった。(F1-Gate.com)
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F1最終戦ブラジルGPは、タイトル獲得者の家族がチェッカーを担当する。
ブラジルGPでは、でルイス・ハミルトン(マクラーレン)がフェリペ・マッサ(フェラーリ)のどちらかがタイトルを獲得するが、インテルラゴスの主催者は、その記念すべきレースのチェッカーをタイトル獲得者の家族にゆだねることを発表した。
ハミルトンがタイトルを獲得すれば、父親でありマネージャーも務めるアンソニーと弟のニコラスで、マッサのなら両親のルイス・アントニオとアナ・エレーナがチェッカーを振ることになる。
ブラジルGP主催側は、「こういった形で家族がGPに花を添えれば、より特別なものになるだろう」とコメントを寄せた。

ホンダのテストドライバーであるアレキサンダー・ブルツが、F1ブラジルGPが開催されるインテルラゴス・サーキット(ホセ・カルロス・パーチェ)を解説。
アレキサンダー・ブルツ
ブラジルはシーズンを終えるに、ふさわしい場所だ。彼らのF1に賭ける情熱にはかなりのものがあるし、今年は何と言ってもフェリペ・マッサがチャンピオン候補なんだから。
コース自体も、ドライバーにとっては大きな挑戦だ。スタート・フィニッシュラインを通過した時には、7速全開。ターン1でブレーキングにかかろうという時点で、速度は317km/hに達している。このコーナーはバンク角が付いているし、クリップポイントはブラインドで見えない。だからこのブレーキングは、実に面白いんだ。できるだけ遅らせれば、先行車を抜く大きなチャンスが生まれる。
そこから右へと切り返しながら下っていって、出口では4速まで上げる。ターンインでうまくノーズが入ってくれるよう、ちょっとスロットルを戻した方がいいかもしれない。それからエントリーでバンプがあるから、これも要注意だ。マシン挙動が、不安定になるからね。ここはインテルラゴスでも屈指のむずかしいコーナーで、今年はトラクションコントロールがない分、もっと厄介だろうね。次のターン3は、長い左コーナー。ここは普通に、全開で行けるだろう。
そして裏のストレートを抜ければ、ターン4だ。ここのブレーキング地点も、ひどい凹凸がある。7速で到達して、90mのサインでフルブレーキ。マシンに大きな負担をかけずに、スピードをできるだけ殺さないこと。そのためには、できるだけスムーズな運転を心がけないとね。コーナリング中は、マシンの動きに素直に任せる。そしてできるだけ早く、スロットルを開けるんだ。クリップは、必ず外さないこと。そうしないと立ち上がりで、大きく膨らんでしまう。
ターン5は、特に問題ない。そこから丘を上っていくと、ダブルクリップの右コーナー、ターン6と7が待ってる。このクリップはすごく長いし、その最中に丘の頂上に達するから、リヤがふっと軽くなる。ここをいかにうまく抜けるかが、かなりラップタイムを左右するね。でもここを完璧にクリアできるようなバランスに仕上げることは、ほとんど不可能だよ。
そこからは、低速区間に入る。ターン8は、2速の右コーナー。必ずイン側の縁石に、しっかり乗ること。凹凸がひどいけど、これをしっかり使わないと、タイムアップは望めない。初日には相当滑りやすいけど、そのうちグリップが付いてくる。レース当日までにどれぐらいのラバーが載るのか、その見極めも重要だ。
もうひとつの丘を上り切って、次の左コーナーのクリップめがけて、マシンともども突っ込んでいく。ここを速く走るには、コーナーへの飛び込みを自分のイメージよりずっと速く行うこと。思い切ってやれば、それは可能なんだ。縦Gがかかるから、普通以上のグリップが期待できるからね。このコーナーは、実に素晴らしい。特に軽いマシンの時にね。そこから短い加速で、ヘヤピンのターン10に向かう。ここのブレーキングは、すごく滑りやすい。前輪が簡単にロックするから、できるだけ自分を抑えるようにしないとね。
ターン11は、全開での下り左コーナーだ。続くターン12は、このコースで最も重要なコーナーと言っていい。ギアレシオによって2速か3速かの違いはあるけど、そこからの立ち上がりをいかにスムーズに行えるか。あとは1コーナーまで、ひたすら全開だからね。ここでスピードが乗るかどうかで、タイムはまったく違ってしまう。ブレーキングは、できるだけ遅らせる。そうでないと、タイムロスが大きすぎる。とはいえあくまで、立ち上がり重視なのを忘れずに。そしてイン側の縁石に、思い切りよく乗って行く。でも勢いがよすぎると車輪が空転して、立ち上がりのトラクションが効かなくなってしまうから、注意が必要だ。

ブラジルGPで、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)のどちらかが、2008年のF1ドライバーズチャンピンに輝く。
現在、ハミルトンがマッサを7ポイントリードしている状況を考えるとタイトル獲得の可能性はハミルトンに分があるが、昨年のブラジルGPでキミ・ライコネンが逆転優勝を飾ったことを思い出すとまだ最終戦ではなにが起こるかわからない。
では、最終戦ブラジルGPで2人のドライバーがどのような結果でタイトルを獲得するかをまとめてみたい。
・5位以上でフィニッシュ
・6位フィニッシュでマッサが2位以下
・7位フィニッシュでマッサが2位以下
・8位フィニッシュでマッサが3位以下
・ポイントなしでマッサが3位以下
・優勝してハミルトンが6位以下
・2位フィニッシュでハミルトンが8位以下
ハミルトンは、5位以上でフィニッシュすればタイトルを獲得する。マッサは、最低でも優勝か2位でフィニッシュしなければタイトルは獲得の可能性はない。
もしブラジルGPのレース後に2人のドライバーが同点となった場合は、優勝回数(マッサ6回、ハミルトン5回)と2位フィニッシュ(マッサ3回、ハミルトン2回)が多いマッサがタイトルを獲得することになる。
コンストラクターズ・チャンピオンシップでは、フェラーリがマクラーレンを11ポイントリードしており優位である。BMWザウバーとマクラーレンとの差は10ポイントで、BMWザウバーが2位に浮上する可能性もまだ残されている。

FIAは、スタンダードエンジンが導入されれば、F1撤退をも辞さないという姿勢に反論。より良いコスト削減のルールを決めるのは理事会ではなく、チームの義務だと主張した。
フェラーリは、月曜の夜、FIAが2010年のスタンダードエンジンの導入を推し進めるなら、F1での将来を検討するとの声明を発表した。
FIAは、チームは既に明白な選択肢を提供されていると語る。
先月、FIAの代表であるマックス・モズレーから将来のエンジン規則に関する3つのオプションを述べた手紙がチームに提示された。
3つのオプションとは、スタンダードエンジン、単独サプライヤーのエンジン、または独立チームへの1シーズンにつき500万ユーロ未満でのカスタマーエンジンの提供である。
「FIAはフェラーリ取締役会によって発行されたプレス声明を注意深く観察した。」
「フェラーリの取締役会は誤解をしているように思われる。FIAはチームに3つの選択肢を提供した。1つはスタンダードエンジンと呼ばれるもの、もう1つは自動車メーカーが500万ユーロ未満で独立チームにパワートレインを提供することを共同で保証すべきだというものだ。」
「FIAが、フェラーリの財政的な成功を嬉しく思っており、それが持続することを望んでいる。しかしながら、いくつかのチームは、彼らが収入を大きく上回るコストに直面していることに気付いている。それを持続することはできない。」
「FIAの選択肢のひとつに同意するか、彼ら自身が持続可能なレベルにコストを削減する具体的な提案を生み出すかは、自動車メーカーにある。」
明らかにチームがそれを満たす提案を出すことができることが望ましいが、FIAは全てのチームの存続を保証するため、必要などんな措置をも下すことを明らかにした。
2つの選択肢の1つについて同意していないチームの結果を参照し、FIAは語る。
「どちらも起こらないのであれば。FIAは、信頼できるドライバーズとコンストラクターズの両方の世界選手権を維持するために、必要などんな対策もを講じるつもりだ。」

F1でスタンダートエンジン導入が論争をよび、2週間前のFIAとFOTAとの会議で、コスト削減の代替案が提示されると思われている中、FIAは単独サプライヤーとの手続きを進行している。
スタンダードエンジンに関しては、F1に参戦中の多くの自動車メーカーが反対。トヨタは、スタンダードエンジンを「F1撤退の理由になりえる」と発言し、他の自動車メーカーも同様の姿勢とみられている。
しかし、27日の報道では、FIAが“関心のある企業からの質問”に公に答え、その手続きが進行中であることが明らかになった。
また、FIAはF1エンジンおよびトランスミッションの単独サプライヤーの入札を11月7日(金)まで受け付けることも明かかになっている。
FIAは声明の中で、「FIAは、すべてのコンペティターが標準化されたエンジンとトランスミッションシステムを用いてチャンピオンシップに参戦しなければならないという規約に改定するつもりだ」と発表。オフィシャルサプライヤーの選定は11月後半に行われるとしている。

GP2チャンピオンであるジョルジオ・パンターノは、未だF1の将来を待っている状態だという。
最近、2008年のタイトルを獲得した29歳のパンターノは、彼のキャリアの次のステップのため、選択肢としてアメリカに目を向けなければならないことを認めた。
F1のボスが彼を獲得しなければ、パンターノは最近のGP2の歴史で、F1に昇格しなかったただ一人のチャンピオンとなる。
2004年シーズンのほとんどのレースをジョーダンで戦ったパンターノは「僕はこれがF1に復帰する最後のチャンスであることをわかっている。」と語る。
「僕はまだいくつかの回答を待っている。でも、永遠には待てない。プロドライバーとしてのキャリアを確保しなければならないからね」
パンターノは、2年前にアメリカのオープンホイールに手を出し、IRLで2回のレースをし、今は消滅したチャンプカーシリーズをテストしている。
「僕は常にそれらのチャンピオンシップに高い敬意を示してきた。僕は、それがマンセルとザナルディの頃のレベルに戻るレースであると確信している。」