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  • リアム・ローソン フェルスタッペンの「感覚が鈍い」2026年F1マシン論に異論

    リアム・ローソン フェルスタッペンの「感覚が鈍い」2026年F1マシン論に異論

    リアム・ローソンは、2026年F1マシンについてマックス・フェルスタッペンが「ドライバーの入力に対して感覚が鈍い」と評したことについて、その主張の一部には理解を示しながらも、完全には同意できないとの考えを示した。

    夏休み中に手首を負傷したアイザック・ハジャーが回復を続けるなか、ローソンはF1オランダGPから一時的にレッドブル・レーシングへ昇格。一方、ローソンが離れたレーシングブルズには角田裕毅が入っている。

    ローソンと角田裕毅が短期間で2026年型F1マシンに適応
    ローソンはレッドブルで出場した3戦で7位、14位、6位という結果を残した。一方、角田裕毅は新世代マシンでのわずか2戦目となったF1イタリアGPでポイントを獲得している。

    2026年のF1マシンは、新しいパワーユニットの設計に伴い、高度なエネルギーマネジメントが求められる。

    こうした状況を踏まえ、レッドブルのフェルスタッペンは、現在のマシンについて「ドライバーの入力に対して感覚が鈍い」と表現。ローソンと角田裕毅がすぐに競争力を発揮できた背景には、2026年型マシンが以前よりドライブしやすくなっていることも関係しているとの見方を示していた。

    フェルスタッペンは、ドライバーがマシンによって「締め付けられている」ような状態にあり、本来の能力を発揮するうえで「抑え込まれている」とも語っている。

    ただしフェルスタッペン自身も「それでも良いラップをまとめ、攻めなければならない」と認めている。

    この見解について尋ねられたローソンは、フェルスタッペンが何を意味しているのかは理解できるとしながらも、必ずしも全面的には同意しなかった。

    「分からないね。一般的に言えば、マシンが単純になったわけではない。実際、どうドライブしなければならないか、エネルギーをどう扱うかという部分ではかなり複雑になっている」とローソンはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「エネルギーの扱い方という意味では、僕たち自身でコントロールできることが少なくなっている部分もあるので、言っていることは理解できる」

    「でも同時に、実際にこうしたマシンに途中から乗ったのは僕と裕毅だけなんだ」

    「新しいマシンに乗って、そこからペースを上げていくことがどういうものなのかを知っているのは僕たちだけだ。だから、間違いなく単純なことではない」

    ローソンは、2026年はチーム間のパフォーマンス差が以前より広がっていることが、途中からマシンに乗ったドライバーが短期間で結果を残しやすく見える一因かもしれないと説明する。

    「確かに、ペースを上げるという点ではそう言えるかもしれない。今年はチーム間のギャップが少し大きくなっている。最近はそこまで大きな差はなく、かなり接近していたからね」

    「だから、そういう見方をすれば『分かった。ペースを上げるのは少し簡単になっているのかもしれない』と言うことはできる」

    「でも、僕が自分の(レーシングブルズの)マシンで、この1年半の間に慣れてきたものや、気に入っているものはたくさんある。それをこういうマシンに乗って、そのまま適用できるわけではないんだ」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    レッドブルとレーシングブルズの違いに苦戦
    ローソンはさらに、自身が普段ドライブするレーシングブルズでは当たり前になっていた細かな部分が、現在乗っているレッドブルのコックピットには存在しないと説明した。

    それは単純なマシン性能だけではなく、ドライバーが長い時間をかけて築いてきた好みや操作感にも関係しているという。

    「ここ数戦では、僕にとってあまり快適ではない部分があって、そこを何とかドライビングで補おうとしてきた」

    「そういうものは、紙の上で見ればすぐに分かるような単純なことではない」

    「本当にドライバー個人の問題なんだ。誰にでも、自分のマシンのなかで快適だと感じるものがあるからね」

    「だから、どのマシンも飛び乗ってドライブすること自体はできるし、ある程度のペースまで持っていくのは比較的簡単なのかもしれない」

    「でも、この数週間、僕が理解しようとしてきたのはそういう部分なんだ。僕のマシンとは違うところだからね」

    ローソンは、2026年型F1マシンではエネルギーマネジメントなどドライバーが直接コントロールできない領域が増えたというフェルスタッペンの指摘には一定の理解を示した。一方で、レーシングブルズからレッドブルへ実際に乗り換えた経験から、異なるマシンへ短期間で適応する作業そのものが簡単になったわけではないと強調した。

  • リアム・ローソン F1デビューでフェルスタッペンに衝撃「まだ無理だと思った」

    リアム・ローソン F1デビューでフェルスタッペンに衝撃「まだ無理だと思った」

    リアム・ローソンが、2023年F1オランダGPで突然巡ってきたF1デビューを振り返り、初めてのフリー走行でマックス・フェルスタッペンの走りを目の当たりにした際の衝撃を明かした。

    当時21歳だったローソンは、FP2で手を骨折したダニエル・リカルドの代役としてアルファタウリAT04をドライブすることになった。しかも、初めてF1マシンで公式セッションを走るFP3は雨。十分な準備時間もないまま、難しいザントフォールトでF1デビューを迎えることになった。

    突然決まったF1デビュー「よりによってザントフォールトで雨」
    F1 TVの『Off The Grid』に出演したローソンは、リカルドの代役を務めることを知らされたとき、長年待ち望んでいたチャンスがついに訪れたという喜びと同時に、その状況の厳しさをすぐに理解したと振り返った。

    「リザーブをやっていたころは毎週末、『走るためなら何だってする。F1を走るチャンスがほしい』と思っていた。そして、ついに自分が本当に走るんだという実感が湧いてきた」

    「でも、その直後に『なんてことだ』ってなった。ザントフォールトのFP3で、しかも雨だった。よりによって、どうしてここなんだって思ったよ」

    それでも、自分が待ち望んできたチャンスである以上、状況に不満を言うわけにはいかなかった。

    「それから『ずっとこのチャンスを願ってきたんだから、文句を言っている場合じゃない』と思った。だからチームと一緒に12時間を使って、できる限りの準備をした」

    フェルスタッペンの走りを目の前で見て実感した差
    ローソンにとって最大の問題は、初めて乗るF1マシンをウエットコンディションで限界までプッシュしなければならないことだった。

    「F1マシンを走らせるには、ものすごく高いレベルのコミットメントが必要なんだ」

    「本当に思い切っていかなければならない。でも、あのセッションではすごく居心地が悪かった。マシンを一度も走らせたことがなかったし、路面は濡れていた。自信がまったくない状態だったから、ちゃんとプッシュすることができなかった」

    そんなローソンの後方から、アタックラップ中のフェルスタッペンが迫ってきた。

    「セッション終盤、マックスが僕の後ろからプッシュラップで来たのを覚えている。彼はマシンをスライドさせながら縁石を越えていった」

    その光景を間近で見たローソンは、F1マシンを限界まで攻めるために必要な自信が、当時の自分にはまだ備わっていないことを痛感したという。

    「それを見ながら、『こんなに早い段階で、僕には絶対にあんなことはできない』と思ったのを覚えている」

    次の周にプッシュしてスピン
    それでもローソンは、フェルスタッペンの走りを見た次の周に、自分もペースを上げようと試みた。

    「そして、その次の周に戻ってきて、僕も思い切って攻めようとした。でも、その時点ではまだ、それに必要なレベルの自信がなかった」

    結果としてローソンはコース上でスピン。AT04が動けなくなり、マシン回収のためFP3には赤旗が提示された。

    それでも、ローソンはその翌日の決勝でF1初レースを完走。難しいウエットコンディションも経験したレースを13位でフィニッシュし、急きょ決まったデビュー戦を走り切った。

    わずか12時間ほどの準備で初めてF1マシンに乗り、雨のザントフォールトでフェルスタッペンの走りを目の当たりにしたローソン。現在ではF1のレギュラードライバーとなった彼にとって、そのFP3はトップレベルで戦うために必要な「コミットメント」を最初に思い知らされたセッションだった。

  • リアム・ローソン レッドブルF1復帰3戦で評価一変「2025年とはまったく違う」

    リアム・ローソン レッドブルF1復帰3戦で評価一変「2025年とはまったく違う」

    2025年にはわずか2戦でレッドブル・レーシングのシートを失ったリアム・ローソンが、約1年半を経てその評価を大きく変えた。負傷したアイザック・ハジャーの代役としてレッドブルに復帰した直近3戦では、ザントフォールトで7位、2026年F1第14戦スペインGPで6位に入り、ローラン・メキース代表から「非常に力強い」と高い評価を受けている。

    2025年の最初のレッドブル在籍時には予選で18番手、20番手と苦戦し、わずか2戦でレーシングブルズへ戻されたローソン。

    しかし、経験を積んで戻ってきた今回は、グリッド降格の影響を受けなかった2戦でともに予選8番手を獲得するなど、当時とは明らかに異なるパフォーマンスを披露している。メキースも「2025年の最初の2戦とはまったく違う姿」と、その変化を強調した。

    「2025年の最初の2戦とはまったく違う」
    「彼はとてもいい仕事をしたと思う。我々全員が、違うチーム、違うマシンに突然乗ることがどれほど難しいか分かっている。そのなかで、彼は我々が期待できる最大限の仕事をしてくれたと思う」

    メキースはスペインGPでの6位だけでなく、ローソンが代役を務めた3戦すべての内容を評価している。

    「今日は6位で非常に重要なポイントを獲得した。ザントフォールトでも同じようにポイントを獲得したし、モンツァでもニコ(ヒュルケンベルグ)との接触とフロントウイングのダメージがなければ、同じような結果を残していたはずだ」

    「だから、彼は非常にいい仕事をしたと思う。2025年の最初の2戦でチームにいたときとは、まったく違う姿だ。我々としては感謝しているし、とても満足している」

    ローソンは2025年開幕時にレッドブルへ昇格したものの、オーストラリアGPと中国GPのわずか2戦でレーシングブルズへ戻された。当時は予選で18番手と20番手に終わり、中国GPのスプリントでも20番グリッド。2戦ともポイントを獲得できなかった。

    一方、今回のレッドブル復帰では状況が大きく変わっている。グリッド降格の影響を受けなかったザントフォールトとスペインでは、いずれも予選8番手を獲得。決勝ではそれぞれ7位、6位に入り、チームにポイントをもたらした。

    モンツァでは多数のパワーユニットコンポーネント交換によるグリッド降格を受け、さらに決勝でヒュルケンベルグと接触してフロントウイングを損傷したため、本来の結果を残すことができなかった。

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)

    経験を積み「非常に落ち着いたドライバー」に
    メキースは、2025年のレッドブル在籍時から約1年半を経て、ローソン自身がドライバーとして成長したことも今回のパフォーマンスにつながっていると分析する。

    「彼はドライバーとして成長し続けていると思うし、マシンの中では非常に落ち着いていて、とても集中している」

    「意識的にそうしているのかどうかは分からないけど、チームとのやり取りや、自分自身のパフォーマンス、マシンのパフォーマンスへの向き合い方を非常にシンプルに保つことができている」

    ローソンが特に重視しているのは、細部に踏み込む前に基本的な部分を確実に仕上げることだという。

    「彼は本質的な部分に集中している。まず基本を正しくやろうとしていて、それが彼にとってうまく機能している。当然、マシンに乗る時間が増えれば、さらに細かい部分まで突き詰められるようになるだろう」

    「でも、彼のそのアプローチは非常に、非常に力強いと思う」

    ローソンにとって今回の代役は決して簡単な条件ではなかった。ザントフォールトではスプリントを含む週末に途中加入し、スペインGPではF1初開催となったマドリンクでRB22を走らせなければならなかった。それでも短期間で適応し、マックス・フェルスタッペンとのペース差でも一定の競争力を示した。

    アイザック・ハジャーは夏休み中に負った左手首の負傷から回復を続けており、ローソンが次戦でもレッドブルをドライブするかはまだ決まっていない。ただ、2025年にはわずか2戦で降格を告げられたローソンが、約1年半後の復帰では結果を残してチーム代表から称賛を受けるまでに評価を変えた。今回の3戦は、ローソンにとってレッドブルでの印象を塗り替える機会となった。

  • リアム・ローソン レッドブルF1代役の裏で2台を同時準備「精神的に難しい」

    リアム・ローソン レッドブルF1代役の裏で2台を同時準備「精神的に難しい」

    リアム・ローソンは、レッドブル・レーシングで代役を務める一方、レーシングブルズへの復帰にも備えなければならない現在の状況について、「精神的に準備するのがかなり難しい」と明かした。

    アイザック・ハジャーが夏休み中のトレーニングで左手首を負傷して以降、ローソンはF1オランダGP、イタリアGP、スペインGPの3戦でレッドブルから出場している。しかし、ハジャーの復帰時期が確定していないため、ローソンは毎戦、RB22だけでなくレーシングブルズのVCARB 03をドライブする可能性も想定して準備を続けている。

    2チーム分の準備を続けるローソン
    ローソンにとって負担となっているのは、レース週末そのものだけではない。グランプリを迎えるまでに、性格が大きく異なる2台のF1マシンを想定したシミュレーター作業をこなす必要がある。

    「そうだね。ファクトリーで過ごす時間がかなり長くなっているし、追加の準備もたくさんしている」とローソンはF1スペインGP後、RacingNews365を含むメディアに語った。

    「今週はレースがないけど、あまり休みにはならないと思う」

    ハジャーはオランダGPを欠場した後、イタリアGPとスペインGPも欠場。レッドブルは回復状況を見ながら復帰時期を判断しており、次戦アゼルバイジャンGPで復帰する可能性があるものの、最終判断は可能な限り遅いタイミングまで待つとみられている。

    そのためローソンは、バクーに向けてもレッドブルとレーシングブルズの両方を想定した準備を続けることになる。

    「どのマシンに乗るのか分からない」のが難しさ
    ローソンは、単純に作業量が増えること以上に、どちらのマシンをドライブするのか直前まで決まらないことが精神的な難しさにつながっていると説明する。

    「一番大変なのは準備だと思う。両方に向けて準備するのは少し難しいし、それぞれ違うマシンに慣れなければならない」

    「週末の終わりになると、このマシンにはかなり慣れている。でも今後を考えると、レース週末の直前まで何に乗るのか分からない状態が続く」

    「バクーについても、おそらく水曜日か木曜日くらいになって決まる可能性がある。どのマシンをドライブするのか分からない状態で精神的に準備するのは、かなり難しい」

    現代のF1では、同じパワーユニット系統や技術的なつながりを持つマシンであっても、ドライビング特性は大きく異なる。ローソンの場合、レッドブルのRB22に適応しながら、いつレーシングブルズのVCARB 03に戻っても対応できる状態を維持する必要がある。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    RB22に慣れるほどレーシングブルズ復帰も難しく
    一方で、3戦を重ねたことでローソン自身のRB22への理解は深まっている。だが、それは同時に、レーシングブルズへ戻った際に再び適応作業が必要になることも意味している。

    「でも同時に、前にも言ったように、このマシンを走らせる時間が増えるほど快適に感じられるようになっている」

    「だから今レーシングブルズに戻ることになれば、かなり大変だと思う。ドライブの仕方が完全に違うからね」

    ローソンにとって今回の代役起用は、レッドブルで再びレースを戦う貴重な機会となっている。しかし、その裏側では、毎戦のシートが直前まで確定しないという特殊な状況への対応を迫られている。

    ハジャーがアゼルバイジャンGPで復帰できれば、ローソンはレーシングブルズに戻ることになる。一方、欠場が続けば、4戦連続でレッドブルのRB22をドライブする可能性がある。いずれの場合も、最終判断が下されるまでローソンは2台のまったく異なるF1マシンを想定し、バクーへの準備を進めることになる。

  • リアム・ローソン F1スペインGPで6位「レッドブルのマシンにかなり慣れてきた」

    リアム・ローソン F1スペインGPで6位「レッドブルのマシンにかなり慣れてきた」

    リアム・ローソンは、2026年F1スペインGPの決勝で6位に入り、レッドブル・レーシング復帰後の自己最高位を記録した。ハードタイヤでスタートする代替戦略を採ったものの、序盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)が不利に働いたと振り返った。

    負傷欠場が続くアイザック・ハジャーの代役として3戦連続でレッドブルから出場したローソンは、ザントフォールトで7位、モンツァで14位、そしてマドリンクで6位。RB22への適応を着実に進めており、「レッドブルのマシンにかなり慣れてきた」と手応えを語った。

    コラピントを抜いた直後のVSC「悔しかった」
    8番グリッドからスタートしたローソンは、周囲とは異なるハードタイヤを選択。第1スティントを長く引っ張り、レース後半にタイヤのアドバンテージを得る代替戦略を採った。

    スタートではフランコ・コラピントにポジションを奪われたものの、その後コース上で攻略。オーバーテイクが難しいマドリンクでリスクを冒して順位を取り戻した。

    しかし、その直後にランス・ストロールのマシントラブルによってVSCが導入された。ミディアムなどでスタートしたライバル勢がVSC中のピットストップを利用できた一方、ロングスティントを前提としていたローソンには不利な展開となった。

    「僕たちにとっては悔しかった。ハードでスタートしたから、当然ロングスティントを走る予定だった。でも残念ながらVSCは理想的ではなかった」

    「しかも、その直前にフランコを抜いたばかりで、そのためにかなりリスクを取っていた。ここはオーバーテイクがとても難しい。だから戦略面では理想的ではなかったけど、スタート位置を考えれば6位は悪くない」

    ローソンは別のインタビューでも、VSC後の展開について「そこからは正直、少し一人で走っているような感じだった」と説明した。

    それでもハードタイヤで45周目まで走り続け、長い第1スティントを完遂。ピットストップ後もコラピントとオスカー・ピアストリの前を維持し、終盤にはピエール・ガスリーのピットストップによって6番手に浮上してチェッカーを受けた。

    ラッセルに抜かれた場面ではロックアップ
    ローソンをコース上で攻略した数少ないドライバーのひとりがジョージ・ラッセルだった。この場面についてローソンは、自身のミスも影響したと認めている。

    「ジョージのときはロックアップしてワイドになってしまった。だから、あそこで彼を抑え続けられたかどうかは分からない」

    「ただ、あの時点ではどちらにしても大きな違いはなかったと思う。僕はまだピットに入らなければならなかったから、抑え続けるのは難しかった」

    VSCによって当初想定していた戦略のメリットを十分に生かせなかったものの、ローソンは8番手スタートから2つ順位を上げた。

    「もう少し前からスタートできればよかった。昨日の予選は自分として少し悔しかったけど、スタート位置を考えればいいレースだった」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    RB22への適応進む「かなり大きな一歩」
    ローソンが今回の週末で特に手応えを感じたのがRB22への適応だった。予選ではQ3に進出しながら結果を最大化できなかったことを悔やんだが、マシンの速さそのものには自信を深めている。

    「ここ数戦でポイントを獲得できているし、いい感じだ。今週末の速さ、特に予選でのスピードはとても強かった」

    「Q3を最大限に生かせなかったのは残念だった。2台ともトップ5に入れるポテンシャルがあったと思う。でも、スタート位置を考えればいい結果だし、かなり満足している」

    レッドブルで3戦連続の出場となったことで、RB22の特性についても理解が深まってきた。

    「間違いなく、マシンにはかなり慣れてきた。特に昨日の午後はかなり大きな一歩を踏み出せたと思う」

    「自分の好みに近づいた部分もあって、運転していて少し自然に感じられるようになっている。もちろん、マシンを乗り換えるのは理想的ではない。でも、このマシンである程度の時間を過ごしたことで、今はかなり快適に感じられるようになった」

    ローソンは今回の6位によってドライバーズランキング9位を維持し、8位ハジャーとの差を12ポイントに縮めた。

    ハジャーは夏休み中のトレーニングで負った左手首の負傷により、ザントフォールト、モンツァ、マドリードと3戦連続で欠場している。レッドブルは次戦F1アゼルバイジャンGPに向けてハジャーの状態を評価する予定で、復帰できない場合にはローソンが引き続き代役を務める可能性がある。

    VSCによって代替戦略が思惑通りに機能しないなかでも6位まで順位を上げたローソン。結果だけでなくRB22への理解と自信も深め、レッドブルでの3戦目を復帰後最高位で締めくくった。

  • リアム・ローソン F1スペインGP予選「レッドブルのマシン調整にまだ自信がない」

    リアム・ローソン F1スペインGP予選「レッドブルのマシン調整にまだ自信がない」

    リアム・ローソンは、2026年F1スペインGPの予選を8番手で終え、Q3でライバル勢と同じようにタイムを伸ばせなかったことに悔しさをにじませた。予選前半では上位争いに加わっていただけに、「残念だ」と振り返っている。

    負傷したアイザック・ハジャーの代役として3戦連続でレッドブル・レーシングから出場するローソンは、Q1を3番手で通過。Q2でも5番手につけ、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとの差を0.349秒に抑えてQ3へ進出した。

    Q1ではトップまで0.099秒
    ローソンは予選序盤から競争力を示した。Q1ではトップからわずか0.099秒差の3番手。Q2でもフェルスタッペンに続く5番手につけ、レッドブルの2台は危なげなくQ3進出を決めた。

    しかし、最終Q3では状況が変わった。周囲のドライバーが大きくラップタイムを更新する一方、ローソンは同じだけの改善を引き出せず、1分32秒316で8番手。ポールポジションのランド・ノリスから0.492秒、3番手のフェルスタッペンからは0.352秒差となった。

    「予選の最初のほうではかなり競争力があったと思う。でも残念ながら、Q3では少しずつ僕たちから離れていってしまった。だから、そこは間違いなく見直す必要がある」

    ローソンは、Q3で伸び悩んだ背景として、レッドブルのマシンで予選を組み立てる経験がまだ十分ではないことにも触れた。

    「普段の自分のマシンなら、予選を通してどういうことをするのかは分かっている。でも、このマシンでは予選が進んでいくなかで、フロントウイングをどうするとか、そういう部分についてまだ自信が少ないんだ」

    「Q3では他のみんながかなり大きなステップを踏んだと思うけど、僕たちはそこを逃してしまった。だから残念だよ。今日はかなり競争力があったと思う」

    「もっと上で戦いたかった」
    レッドブルの公式コメントでも、ローソンはQ3までの手応えと最終結果とのギャップを悔やんだ。

    「予選の序盤は競争力があったから、もう少し上の順位で戦いたかった。でも残念ながらQ3ではうまくまとめることができなかった」

    「セッションが進むにつれて、周りのみんなはもう少しラップタイムを見つけたように見えたけど、僕たちは同じようなステップを踏むことができなかった」

    一方で、レッドブルのマシンへの適応については前向きな感触も得ている。

    「週の前半と比べれば進歩できたことには満足しているし、マシンに乗るたびにどんどん快適に感じられるようになっている。明日に向けてまだ学ぶべきことはいくつかあるけど、全体としては前向きなステップだった」

    ローソンの8番手は、レッドブルで記録した自身の予選最高位タイ。ハジャーの代役としてレッドブルに復帰してから3戦連続でトップ10のグリッドを確保した。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    「オーバーテイクは基本的に不可能」
    決勝については、マドリンクのコース特性からポジションを上げるのは簡単ではないとローソンは考えている。

    「もちろん前に進みたい。でも、ものすごく難しくなると思う。オーバーテイクは基本的に不可能だからね」

    それでも、金曜日の走行でタイヤの扱いが難しかったことが、決勝では戦略面で変化を生み出す可能性がある。

    「昨日はタイヤもかなり難しかった。だから、それによってレースがもう少し複雑になるかもしれない」

    レッドブルの公式コメントでもローソンは「ここはオーバーテイクが難しいサーキットだし、限界までプッシュすること自体が常にチャレンジになる。チャンスが巡ってこない限り、順位を上げるのは簡単ではない」と語った。

    それでも、「マシンは週末を通して速そうだし、レースを楽しみにしている。うまく戦いのなかに入って、明日は前に進めればと思う」と決勝への期待を示している。

    チームメイトのフェルスタッペンは1分31秒964で3番手を獲得。ローソンとの差は0.352秒だった。Q1、Q2ではフェルスタッペンに迫るペースを見せていただけに、ローソンにとってはQ3でのマシン調整とタイムの引き出し方が課題として浮かび上がった予選となった。

    それでも、レッドブルでの3戦目で再びQ3に進み、マシンへの理解を深めていることは明確だ。追い抜きが難しいと予想されるF1スペインGP決勝では、8番グリッドからタイヤマネジメントと戦略を生かしてどこまで順位を上げられるかが焦点となる。

  • リアム・ローソン F1スペインGP初日に手応え「少しマージンを残した」

    リアム・ローソン F1スペインGP初日に手応え「少しマージンを残した」

    リアム・ローソンは、2026年F1第14戦スペインGPの金曜フリー走行をFP1、FP2ともに10番手で終えた。初開催となるマドリンクで慎重に限界を探りながら走行を重ね、「まだタイムを縮められる」と土曜日に向けて手応えを語った。

    レッドブル・レーシングは金曜日、シミュレーターでの予想以上にバンピーな路面やメカニカルグリップ、タイヤのグレイニングへの対応に取り組んだ。

    ローソンはFP2終盤にマシンの問題でピットに戻ったものの、チームは問題を解決。ロングランでは競争力のあるペースも確認している。

    初マドリンクで「少しマージンを残した」
    ローソンはFP1で26周を走行し、1分35秒539で10番手。トップのジョージ・ラッセルから1.462秒差だった。FP2ではさらに21周を重ね、1分34秒938までタイムを縮めて再び10番手。首位キミ・アントネッリとの差は1.276秒だった。

    全ドライバーにとって未知のマドリンクだけに、ローソンは金曜日の段階では限界を追求するよりも、周回を重ねながらコースへの理解と自信を深めることを優先した。

    「僕たち全員にとって、マドリンクはこれまで何年も走ってきたサーキットとはかなり違っていて、慣れるまでにずっと時間がかかる」

    「コースはすごくエキサイティングだ。多くの場所でかなり高速だし、高いコミットメントが求められる。FP1はとにかく徐々にペースを上げていくことがすべてだった」

    走行開始時には路面にラバーがほとんど乗っておらず、セッションが進むにつれてコンディションも大きく変化した。

    「これまでほとんど走られていないコースだから、僕たちがたくさん周回してラバーを乗せていくことで、どんどん速くなっていく。でもFP2を終えた段階でも、間違いなくまだタイムを縮められると思う」

    「今週末の主な目標は、プラクティスでできるだけ多くの周回をこなして、予選に備えることだと思う」

    「だから、コースに慣れていくなかで少しマージンを残していた部分もある。でも、ここまではすべて問題ない感触だ。今夜さらに調整して、明日は予選に向けてもっと強い走りができるようにしたい」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    FP2終盤にマシントラブルもチームが解決
    FP2終盤にはローソンのRB22に問題が発生し、予定より早くピットへ戻る場面があった。ただし、レッドブルはセッション中に問題を解決している。

    テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、FP1からFP2にかけてマシンに大幅なセットアップ変更を施したことを明かした。

    「かなりスムーズなセッションだった。マシンを改善する必要があると分かっている、通常の金曜日だ。FP2ではFP1より少し良くなった」

    「セッション間で多くの変更を行ったし、FP3に向けてもさらにいくつかの変更を試していくことになると思う。マシンのセットアップについて、やるべきことはたくさんある」

    一方、実際のマドリンクは事前のシミュレーションとは異なる部分もあったという。

    「メカニカルグリップとライドは想定していたより難しく、タイヤのグレイニングも予想以上だった。それに、コースもシミュレーターで考えていたよりバンピーだったので、いくつか課題がある」

    「ここにはさまざまなタイプのコーナーがあるので、エンジニアリングの観点では興味深い。ただ、オーバーテイクは難しそうだ」

    「リアムのマシンには終盤にいくつか問題があったが、解決することができた。ロングランはかなり競争力があり、タイヤマネジメントもかなり良かったので、ポジティブな部分はある。ただ、まだ十分に速くないことは分かっているので、やるべきことは多い」

    フェルスタッペンとの差を詰められるか
    チームメイトのマックス・フェルスタッペンはFP1を5番手、FP2を6番手で終えた。FP2では1分34秒063を記録し、ローソンとの差は0.875秒だった。

    ローソン自身は、まだマージンを残していると説明しており、土曜日はFP3でさらにマシンとコースへの理解を深めたうえで予選に臨む。

    レッドブルとしても一発の速さには改善の余地が残る一方、ロングランとタイヤマネジメントには一定の手応えを得た。初開催のマドリンクで金曜日を2セッション連続10番手でまとめたローソンが、予選に向けてどこまでペースを引き上げられるかが焦点となる。

  • リアム・ローソン レッドブルF1復帰2戦を自己評価「最大限を引き出せた」

    リアム・ローソン レッドブルF1復帰2戦を自己評価「最大限を引き出せた」

    リアム・ローソンは、レッドブル・レーシングに復帰してからのF1直近2戦について、与えられたマシンから「最大限を引き出せた」と自己評価した。

    アイザック・ハジャーの左手首負傷を受け、ザントフォールトでレッドブルに呼び戻されたローソン。2025年シーズン序盤に短期間所属した後、レーシングブルズへ戻ってから1年以上を経て、再びマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めている。今週末のスペインGPでは3戦連続でRB22をドライブする。

    レッドブル復帰後の2戦に手応え
    レッドブル復帰後の2戦は対照的な結果となったが、ローソンはそれぞれの状況でマシンから引き出せるものを最大限に引き出したと感じている。

    マドリードで、最近のパフォーマンスは「レッドブルでもう一度チャンスを得るに値するのか」と疑問視していた人々への回答になったと思うかと質問されたローソンは、誰かに何かを証明しようという意識はないと語った。

    「そうかもしれない。でも正直、それについてはあまり考えていない。かなり昔のことだし、少なくとも僕にはずいぶん前のことのように感じる」

    「それに、当時は僕のF1キャリアのかなり早い段階だった。昨シーズン、特に後半戦は力強かったし、今年もすごくポジティブなシーズンになっている」

    「だから、人々は好きなように評価すると思う。でも結局のところ、どんなマシンをドライブしていても、僕はそこから最大限を引き出そうとする」

    「そして、この2戦ではそれができたと感じている」

    ローソンはザントフォールトでレッドブル復帰直後から存在感を示した。予選ではQ3進出を果たして8番手を獲得し、決勝では7位でフィニッシュした。

    一方、続くモンツァでのイタリアGPは、はるかに難しい週末となった。予選では14番手だったが、その後パワーユニットを交換したことで決勝はピットレーンからのスタートとなった。

    それでも序盤に11番手まで順位を上げたものの、ニコ・ヒュルケンベルグとの接触でフロントウイングを損傷。交換のため再びピットに入ることを余儀なくされ、大幅なタイムロスを喫した。

    最終的には14位でチェッカーを受けたが、ローソンは純粋なペースではなく、この接触がレースを大きく損なった要因だったと捉えている。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    初開催マドリンクは「まず周回を重ねる」
    ハジャーが引き続き左手首の負傷からの回復を優先することになったため、ローソンには今週末、初開催となるスペインGPでもRB22をドライブする機会が与えられた。

    舞台となるマドリンクはF1にとって未知のサーキットであり、ローソンは金曜日のフリー走行では、すぐに細かなセットアップ作業へ踏み込むよりも、まずコースへの理解を深めることが重要になると考えている。

    「最初のラップは、アウトラップからすべてを少しずつ積み上げていくことになる。でも、とにかくコースを覚えることが大事だ」

    「週末序盤のモナコみたいな感じで、徐々にペースを上げていって、すべてのラップをきちんと走ることが重要だと思う。こういうコースでは、できるだけ多くの時間をコース上で過ごしたい」

    既存のサーキットであれば、ドライバーもチームも過去のデータや経験を持っているため、フリー走行を別の作業に振り分ける余裕がある。しかし、未知の要素が多いマドリンクでは、予選までに可能な限り多くの周回を重ねることに大きな価値があるという。

    「それに対して、ここでは本当に周回を重ねることが重要になる。予選までにできる限りの準備をしておく必要がある」

    レッドブルとレーシングブルズは「まったく違うチーム」
    今回のスペインGPは、ローソンにとってレッドブルでの環境に再び適応していく過程でもある。F1キャリアの大部分をレーシングブルズで過ごしてきただけに、同じレッドブル傘下であっても、両チームの日々の仕事の進め方には大きな違いがあるという。

    「違うよ。本当に大きく違う。背後にある名前が同じだとしても、完全に別々のチームだからね」

    「それぞれのチームに独自の仕事の進め方があって、どちらにもそれぞれのやり方がある。本当にかなり違うし、僕も間違いなくそれに慣れている途中だ」

    2025年序盤の短いレッドブル在籍を経てレーシングブルズへ戻り、再びトップチームでチャンスを得たローソン。本人は過去の評価を覆すことを意識してはいないものの、ザントフォールトとモンツァの2戦では、自身にできる仕事を最大限に遂行できたとの手応えを得ている。初開催のマドリンクでは、3戦連続となるレッドブルでその流れをつなげられるかが注目される。

  • リアム・ローソン フェルスタッペンのF1マシン論に一部同意「制御外の部分がある」

    リアム・ローソン フェルスタッペンのF1マシン論に一部同意「制御外の部分がある」

    リアム・ローソンが、2026年F1マシンではドライバーのインプットが以前ほど重要ではなくなったというマックス・フェルスタッペンの主張に反応した。

    ローソンは、エネルギーマネジメントによって「僕らの制御外」にある部分が存在すると認める一方、新しいマシンに乗り換えてすぐに限界まで引き出すことは決して単純ではないと説明した。

    フェルスタッペンは、ローソンがレーシングブルズからレッドブル・レーシングへ乗り換えてすぐに競争力を発揮したことを、2026年型マシンが「ドライバーのインプットに対して鈍感」であることを示す例として挙げていた。

    これに対してローソンは、今季実際に異なるF1マシンをドライブした自身の経験から、その主張には別の側面もあると語った。

    フェルスタッペン「ドライバーのインプットに対して鈍感」
    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、2026年型マシンでは従来のようにドライバーが限界まで攻めることが、そのままラップタイムにつながらなくなっていると指摘した。

    「このスポーツの歴史では、通常なら最もコミットして、最も遅くブレーキを踏み、最も早くアクセルを開け、高速コーナーで攻めたドライバーが報われてきた。コーナーでタイムを稼げるからだ」

    「でも今は常に『このコーナーでは少し抑えた方がいいかもしれない。アクセルを踏むのを遅らせよう。あるいは早めにブレーキを踏もう。リフトしよう。そうすればトップスピードが伸びる』といったことを考えている」

    「すごく不自然だし、本来こうあるべきではない」

    そしてフェルスタッペンは、ローソンと角田裕毅を具体例として挙げた。

    「失礼な意味ではないし、誰にも変な受け取り方をしてほしくないけど、裕毅を見てみればいい。彼はそれまで一度もドライブしたことのないマシンに乗って、すぐに競争力を発揮した」

    「リアムもレーシングブルズからレッドブルに移って、すぐに競争力を発揮した。それは、こうしたマシンがドライバーのインプットに対して鈍感だからだ」

    ローソン「エネルギー面では制御外の部分がある」
    フェルスタッペンの発言について尋ねられたローソンは、2026年型マシンそのものが単純になったわけではないと強調した。

    「全体的に見れば、マシンが単純になったということではないと思う。実際、エネルギーの使い方という点ではかなり複雑になっている」

    その一方で、フェルスタッペンが指摘するドライバーの関与という部分については、理解できるところもあるという。

    「でも、時々彼が言っていることは理解できる。エネルギーの使い方によっては、僕らの制御外にあるように感じる部分もあるからね」

    2026年のF1では、パワーユニットにおける電動側の重要性が増し、エネルギーのデプロイメントと回生がラップタイムを大きく左右する。そのため、コーナーで限界まで攻めることだけではなく、ラップ全体を通じてエネルギーをどう管理するかが重要になっている。

    「僕と裕毅だけが乗り換えがどんなものか知っている」
    ただしローソンは、異なるマシンへ乗り換えてすぐに競争力を発揮できたことだけを理由に、2026年型マシンへの適応が簡単だと結論づけることには慎重な姿勢を示した。

    「同時に、こういうマシンに途中から乗り込んだ僕と裕毅は、新しいマシンでペースを上げていくことが実際にどんなものなのかを知っている唯一のドライバーだと思う」

    ローソンはさらに、今季はチーム間のパフォーマンス差が以前より大きくなっていることも、ドライバーの乗り換えを評価するうえで考慮する必要があると指摘した。

    「今年はいくつかの面でチーム間の差が少し大きくなっている。最近はそれほど大きな差はなく、かなり接近していた」

    「だから、それを見て『もしかしたら、少し簡単にペースを上げられるマシンなのかもしれない』と言うこともできると思う」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    「自分のマシンで慣れたものをそのまま持ち込めない」
    しかし、一定の速さまで到達することと、マシンを自分に合わせて限界まで引き出すことは別問題だとローソンは説明する。

    「僕自身、自分のマシンには、この1年半で慣れてきて、基本的に気に入っている部分がたくさんある。でも、そういうものをこういう別のマシンに乗って、そのまま適用することはできない」

    レッドブル・レーシングへの乗り換え後には、自分にとって自然ではない特性に合わせてドライビングを変える必要もあったという。

    「ここ数戦では、あまり快適に感じられていない部分もあって、それを何とかドライビングでカバーしようとしてきた」

    「そういうものは、紙の上で見れば単純に分かるようなことではない。ドライバー個人の問題なんだ。誰にでも、自分のマシンで快適に感じているものがあるからね」

    乗れば速く走れるが限界を引き出すのは別問題
    ローソンは、2026年型マシンについて、乗り込んで一定のペースまで到達するという意味では比較的適応しやすい可能性を認めている。

    それでも、そこから自分のドライビングに合わせ、最後のパフォーマンスを引き出す作業には時間が必要だという。

    「どのマシンも乗り込んでドライブすること自体は問題なくて、ある程度のペースまで上げるのも比較的簡単なのかもしれない」

    「でも、ここ数週間で僕が理解しようとしてきたのは、そういう細かな部分なんだ。僕が普段乗っているマシンとは違う部分だからね」

    フェルスタッペンが指摘したエネルギーマネジメントによるドライバーへの制約については「制御外の部分がある」と一定の理解を示したローソン。一方で、異なるF1マシンに乗り換えたからこそ分かる適応の難しさも強調した。

    2026年型マシンでは一定のペースまで到達しやすくなった可能性はあっても、ドライバーそれぞれが求める特性に合わせて限界を引き出す作業まで簡単になったわけではない。それが、実際にシーズン途中でマシンを乗り換えたローソンの見解だ。

  • リアム・ローソン F1初開催マドリンクへ自信「モンツァでいいペースを見つけた」

    リアム・ローソン F1初開催マドリンクへ自信「モンツァでいいペースを見つけた」

    リアム・ローソンは、2026年F1スペインGPで初開催を迎えるマドリンクを前に、前戦イタリアGPでレッドブル・レーシングとともに「いいペースを見つけた」ことが自信につながっていると語った。

    左手首を負傷したアイザック・ハジャーの代役を務めるローソンは、マドリードでもレッドブルから出場する。オランダGP、イタリアGPに続き、今季3戦目のレッドブルでのレースとなる。

    初開催マドリンク「FP1で多くのことが分かる」
    2026年にF1初開催となるマドリンクは、タイトかつ高速なコーナーを備えた新しい市街地サーキットであり、ドライバーとチームの双方にとって未知の挑戦となる。

    ローソンも現時点ではシミュレーターでしかマドリンクを経験しておらず、実際の勢力図については金曜日のフリー走行が始まるまで予想することは難しいと考えている。

    「マドリードは全員にとって興味深い週末になると思う」

    「これまでのところ、僕たちはシミュレーターでしかこのコースを走っていない。だから最初のフリー走行で、実際に僕たちがどの位置にいるのかについて多くのことが分かると思う」

    「ユニークなサーキットだし、バンクのついたコーナーも面白いものになるはずだ」

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    モンツァではPU交換で後方スタート
    ローソンは前戦F1イタリアGPで厳しい週末を過ごした。新しいパワーユニットを投入したことによるグリッド降格ペナルティを受け、後方から決勝をスタートすることになった。

    レースではヒュルケンベルグとの接触によってフロントウイング交換も強いられ、最終的に14位。今季の完走レースでは最も低い順位となった。

    それでも、週末が進むにつれてレッドブルのマシンからペースを引き出せるようになったことを、ローソンはポジティブな材料として捉えている。

    「モンツァは最初から難しい週末だった。エンジン交換によって不利な状況からスタートすることになったから、僕たちに何ができたのかを完全に示すのは難しかった」

    「ポジティブなのは、週末が進むにつれていいペースを見つけられたこと。それがマドリードに向けて僕たちに自信を与えてくれている」

    ハジャーの代役として再びレッドブルのステアリングを握るローソン。全ドライバーにとって未知となるマドリンクでは、シミュレーターで得た経験を実走へとつなげ、モンツァでつかんだ手応えを結果に結びつけられるかが注目される。