フェルナンド・アロンソは、2026年F1第13戦イタリアGPが行われたモンツァについて、「もはやスピードの殿堂ではない」と語り、新世代パワーユニット導入によって最高速が大幅に低下した現状に疑問を呈した。
高速レイアウトで知られるモンツァは、長年にわたって「Temple of Speed(スピードの殿堂)」の異名を取ってきた。しかし、2026年型F1マシンでは従来ほど最高速が伸びず、アロンソは他のサーキットとの逆転現象を指摘している。
アロンソ「モンツァでは312km/h程度だった」
2026年から導入された新パワーユニットでは、モンツァでの最高速が前年までと比べて低下した。パワー面で苦戦するアストンマーティンは最高319km/hにとどまり、ポールポジションを獲得したアルピーヌのピエール・ガスリーでも340km/hをわずかに超える程度だった。
過去のF1では、モンツァで350km/hを超える最高速が記録されることも珍しくなかった。アロンソは、2026年にはむしろバルセロナやハンガロリンクの方が高い速度に達していたと説明した。
「これまでモンツァで経験してきたものとは違った」
「ここに来ると『スピードの殿堂』に入ると書かれている。でも、もう『スピードの殿堂』ではない」
「バルセロナでは350km/hか360km/hくらい出ていたと思うし、ブダペストでは355km/hだった。でもモンツァでは312km/hくらいだった。だから、もう『スピードの殿堂』ではない」

アストンマーティンは2台ともリタイア
アロンソにとって、イタリアGPはマシンのパフォーマンスだけでなく結果の面でも厳しい週末となった。
決勝では23周を走ったところでリタイア。ターン7の縁石を通過した際にマシンへダメージを負ったとみられ、走行継続を断念した。
「マシンにダメージを負ったと思う。ターン7で縁石に乗ったあと、何かがおかしいと感じた。サスペンションか何かだと思う」
「難しかった。週末を通してずっとそうだった」
「キャデラック勢とは戦えていたから、少なくともレースでは少し楽しめた。でも、難しい週末だった」
チームメイトのランス・ストロールもアロンソのリタイアから3周後、油圧系のトラブルによってターン1手前でマシンを止めた。このストップによりバーチャルセーフティカーが導入され、アストンマーティンは2台とも完走できずにイタリアGPを終えた。
最高速が象徴だったモンツァで、他のサーキットを下回る速度しか出せない現状。アロンソの「もはやスピードの殿堂ではない」という言葉は、2026年F1の新パワーユニット時代におけるモンツァの変化を端的に表すものとなった。


















