2027年F1カレンダー発表 全24戦でスプリント10戦に拡大 日本GPで初開催

2027年F1カレンダー発表 全24戦でスプリント10戦に拡大 日本GPで初開催

F1とFIA(国際自動車連盟)は9月16日、世界モータースポーツ評議会(WMSC)の承認を受け、2027年F1世界選手権のカレンダーを正式発表した。2027年シーズンは22カ国を舞台に全24戦で争われる。

最大の変更点のひとつがスプリントの拡大だ。2026年までの年間6戦から10戦へと増加し、日本GPでは初めてスプリントが開催される。バーレーン、オーストラリア、モナコ、アブダビも初のスプリント開催地となるほか、ポルトガルGPとトルコGPがF1カレンダーに復帰する。

2027年F1は全24戦 ポルトガルとトルコが復帰
2027年のプレシーズンテストは2月24日から27日までバーレーンで行われ、そのままバーレーンGPでシーズンが開幕する。第2戦サウジアラビアGPを経て、オーストラリア、日本、中国と転戦し、その後はマイアミGP、カナダGPへと続く。

ヨーロッパラウンドでは、モナコGPの後となる6月にポルトガルGPがF1カレンダーへ復帰する。

さらに10月にはトルコGPも復活。アゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間に組み込まれる。

シーズン終盤はアメリカGP、メキシコシティGP、サンパウロGP、ラスベガスGPと続き、カタールGP、アブダビGPの中東2連戦で2027年シーズンを締めくくる。

F1は、5大陸に歴史あるサーキットと世界的な都市を組み合わせる一方、各大会をより効率的な地理的順序で配置することで、長期的なサステナビリティ目標にも配慮したカレンダーになっていると説明している。

日本GPで初スプリント 2027年は全10戦に拡大
2027年にはスプリントの開催数が従来の6戦から10戦へと大幅に増加する。

初めてスプリントを開催するのはバーレーンGP、オーストラリアGP、日本GP、モナコGP、アブダビGPの5大会。日本GPでもスプリントが初導入され、金曜日にスプリント予選、土曜日にスプリントとグランプリ予選が行われる週末フォーマットとなる。

また、カナダGP、イギリスGP、イタリアGP、サンパウロGP、カタールGPでもスプリントが開催され、合計10大会となる。

特にモナコGPでは、狭いモンテカルロ市街地コースでスプリント予選とグランプリ予選という2度の予選セッションが行われることになり、ドライバーにはより多くの緊張感と精度が要求される週末となる。

2027年F1 スプリント開催10大会
バーレーンGP ※初開催
オーストラリアGP ※初開催
日本GP ※初開催
モナコGP ※初開催
カナダGP
イギリスGP
イタリアGP
サンパウロGP
カタールGP
アブダビGP ※初開催

F1はスプリント拡大の背景として、2021年の導入以降、スプリント開催週末がファンから高い支持を得ていることを挙げている。

F1が示したデータによれば、スプリント開催週末の総視聴者数は通常のグランプリ週末と比較して12%多く、スプリント予選はフリー走行と比べて最大3倍の人気を集めているという。

さらに、スプリント開催大会を訪れた観客の82%がスプリントによってチケットの価値が高まると回答し、F1ファンの75%がスプリントはシーズンカレンダーにより大きな価値をもたらすと考えているとしている。

2027年のF1世界選手権 日本グランプリ

ステファノ・ドメニカリ「ファンにさらに多くのアクションを届ける」
F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2027年カレンダーについて次のようにコメントした。

「2027年のカレンダーには、世界で最も象徴的なサーキットと活気あふれる都市が集まり、F1の忘れられない新たなシーズンに向けて素晴らしい舞台が整った」

「ポルトガルとトルコを選手権に迎えられること、そしてスプリントを10大会に拡大し、ファンの皆さんにさらに多くの緊張感、ドラマ、そして我々のスポーツを特別なものにしているホイール・トゥ・ホイールの戦いを届けられることを大変うれしく思う」

「F1は世界中で新たなファンを獲得しながら、成長を続けている。世界最高のドライバーたちが毎週、モータースポーツで最もチャレンジングなコースを舞台に戦い、それをF1の素晴らしいチーム、世界トップクラスのメーカー、グローバルパートナーが支えている」

「彼らが一体となることで、スポーツ界のどこにもないスペクタクルが生まれる。この素晴らしい成長の旅を続けるなか、世界中のファンの皆さんに感謝したい。その情熱こそが、我々のすべてを動かしている」

「FIAのモハメド・ビン・スライエム会長とFIA、チームとドライバー、プロモーター、パートナー、スポンサー、開催都市の継続的なコミットメントとサポートに感謝したい。そして、各グランプリの開催を可能にしているボランティア、マーシャル、オフィシャルの並外れた献身にも敬意を表したい」

「このカレンダーが実際に動き出すことを非常に楽しみにしている。世界中のファンに、忘れられない瞬間、激しい競争、そして世界最高レベルのエンターテインメントに満ちたシーズンを届けたい」

FIA会長「F1の世界的な魅力と成長を反映」
FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は、24戦で構成される2027年カレンダーについて次のように述べた。

「2027年FIA F1世界選手権のカレンダーは、我々のスポーツが持つ世界的な魅力と継続的な成長を強く反映している」

「5大陸で24のグランプリを開催し、ポルトガルとトルコが復帰し、さらにスプリントプログラムを拡大する機会を得たことで、このカレンダーは伝統、革新、ファンとのエンゲージメントを融合しながら、最高水準のスポーティング基準を維持するものになっている」

「Formula One Management、プロモーター、各国のモータースポーツ統括団体、FIAのオフィシャルとボランティア、そしてすべてのステークホルダーの協力とコミットメントに感謝したい」

「我々は力を合わせ、FIA F1世界選手権をさらに強化し、競技者と世界中のファンに素晴らしいシーズンを届けていく」

2027年F1は全24戦という開催規模を維持しながら、ポルトガルとトルコが復帰し、スプリントは史上最多の10大会へと拡大する。日本GPも初めてスプリント開催地に加わり、2027年はF1の週末フォーマットがこれまで以上に大きく変化するシーズンとなる。