F1スペインGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。9月11日(金)にマドリンクで2026年のF1世界選手権 第14戦 スペイングランプリのフリープラクティス1が行われた。
トップタイムを記録したはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は18番手。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが15番手、ランス・ストロールが19番手だった。
■ メルセデスが初走行のマドリンクで1-2
F1スペインGPのフリー走行1回目では、ジョージ・ラッセルが1分34秒077でトップタイムを記録した。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが0.286秒差の2番手に続き、メルセデスが初開催のマドリンクでいきなり1-2を形成。路面が急速に改善していく難しいコンディションのなか、タイトルを争う2人が順調なスタートを切った。
■ フェラーリが3-4番手 マクラーレンを上回る滑り出し
シャルル・ルクレールがトップから0.459秒差の3番手、ルイス・ハミルトンが0.543秒差の4番手につけた。フェラーリ勢は序盤からミディアムタイヤでも速さを見せ、ハミルトンは一時トップに立った。一方、マクラーレンはランド・ノリスが6番手、オスカー・ピアストリが8番手。ピアストリ車には足元付近で部品が動いているような問題が発生し、終盤はガレージで作業が行われた。
■ フェルスタッペンは5番手 レッドブルはトップから0.6秒差
マックス・フェルスタッペンは1分34秒703で5番手。ラッセルとの差は0.626秒だった。リアム・ローソンは1.462秒差の10番手。縁石への対応が課題とされるRB22にとってマドリンクとの相性は未知数だったが、フェルスタッペンは上位圏につけて最初の60分を終えた。
■ 角田裕毅はパワーステアリング故障で18番手 リンドブラッドと1.906秒差
レーシングブルズの角田裕毅は1分36秒939で18番手。チームメイトのアービッド・リンドブラッドは1分35秒033で7番手に入り、その差は1.906秒となった。ただし角田はソフトタイヤで本格的なアタックに入る段階でパワーステアリングのトラブルが発生。アウトラップとインラップにとどまり、その後コースへ戻れなかった。走行周回数も角田の16周に対してリンドブラッドは27周であり、単純なタイム比較が難しいセッションとなった。
■ アストンマーティン・ホンダは苦戦 トップから2.396秒差
アストンマーティン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが1分36秒473で15番手、ランス・ストロールが1分37秒254で19番手。最上位のアロンソでもトップのラッセルから2.396秒差、ストロールは3.177秒差となった。アロンソはターン8でウォールに接触したものの、タイヤが衝撃を受け止め、大きなダメージなく走行を続けた。
■ 路面温度50度超 タイヤの熱負荷が大きな焦点
セッション中の路面温度は50度を超え、特に左フロントタイヤには目に見える摩耗が確認された。F2の走行でもモニュメンタル(La Monumental)を通過した後にタイヤが回復しにくい傾向が指摘されており、ソフトタイヤも連続したプッシュラップには厳しい様子を見せた。決勝が1ストップになるのか2ストップになるのかを含め、タイヤマネジメントが週末の重要なテーマになりそうだ。
■ 初開催らしい大幅な路面進化 タイムは序盤から急速に向上
全ドライバーにとって実質的に初めてとなるマドリンクでは、走行開始から路面にラバーが乗るにつれてタイムが急速に向上した。ウィリアムズのジェームス・ボウルズ代表も、セッションごとに「数秒単位」で路面状況が変化する可能性を指摘。FP1では大きな赤旗こそ発生しなかったが、各車はウォールとの距離を確認しながら慎重にペースを上げた。
■ ブラインド区間とトラフィックが予選の大きな懸念
コース上ではトラフィックによる問題も相次いだ。ハミルトンがニコ・ヒュルケンベルグの走行を妨げる場面があり、終盤にはカルロス・サインツJr.もフェラーリの位置取りに不満を示した。ブラインドで進入するコーナーが多く、F1 TVのジョリオン・パーマーは予選でのインピーディングが大きな問題になる可能性を指摘している。初開催のマドリンクでは、純粋な速さだけでなくコース上の位置取りとチームからの情報伝達も重要になりそうだ。

F1スペインGP フリー走行1回目 結果・タイムシート
| 順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAP |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分34秒077 | 27 | |
| 2 | 12 | アンドレア・キミ・アントネッリ | メルセデス | 1分34秒363 | 0.286 | 26 |
| 3 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分34秒536 | 0.459 | 27 |
| 4 | 44 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 1分34秒620 | 0.543 | 26 |
| 5 | 3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分34秒703 | 0.626 | 24 |
| 6 | 1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分34秒947 | 0.870 | 26 |
| 7 | 41 | アービッド・リンドブラッド | レーシングブルズ | 1分35秒033 | 0.956 | 27 |
| 8 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1分35秒148 | 1.071 | 21 |
| 9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アウディ | 1分35秒529 | 1.452 | 25 |
| 10 | 30 | リアム・ローソン | レッドブル | 1分35秒539 | 1.462 | 25 |
| 11 | 98 | ガブリエル・ボルトレト | アウディ | 1分35秒652 | 1.575 | 27 |
| 12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1分35秒757 | 1.680 | 22 |
| 13 | 31 | エステバン・オコン | ハース | 1分35秒834 | 1.757 | 24 |
| 14 | 43 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | 1分35秒933 | 1.856 | 23 |
| 15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1分36秒473 | 2.396 | 26 |
| 16 | 87 | オリバー・ベアマン | ハース | 1分36秒757 | 2.680 | 23 |
| 17 | 55 | カルロス・サインツJr. | ウィリアムズ | 1分36秒870 | 2.793 | 29 |
| 18 | 22 | 角田裕毅 | レーシングブルズ | 1分36秒939 | 2.862 | 16 |
| 19 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分37秒254 | 3.177 | 25 |
| 20 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1分37秒591 | 3.514 | 24 |
| 21 | 11 | セルジオ・ペレス | キャデラック | 1分38秒150 | 4.073 | 26 |
| 22 | 77 | バルテリ・ボッタス | キャデラック | 1分38秒818 | 4.741 | 25 |

















