角田裕毅は、2026年F1第14戦スペインGPのフリー走行1回目(FP1)でパワーステアリングのトラブルに見舞われ、走行を中断した。
初開催となるマドリンクで重要な走行時間を失う形となった。角田裕毅は無線でパワーステアリングに問題があることを訴えてピットへ戻り、その後、セッション中にコースへ復帰するのは難しいとの情報が伝えられた。
角田裕毅が無線でパワーステアリングの異常を報告
走行中、角田裕毅はチーム無線でステアリング系の異常を報告した。
「パワーステアリングに問題がある」
エンジニアから「今もまだ問題はある?」と確認されると、角田裕毅は症状が続いていることを伝え、ピットへ戻る判断を下した。
「うん、問題がある。問題がある。ピットに入ろう。ボックス、ボックス」
角田裕毅はミディアムタイヤで走行した後、ソフトタイヤを装着したものの、アウトラップとインラップをこなしただけで本格的なアタックには入れなかった。
この時点で角田裕毅は12番手。現地からは、パワーステアリングの問題によってFP1中に再びコースへ出る可能性は低いと伝えられた。
初開催マドリンクで痛い走行時間のロス
今回のトラブルが角田裕毅にとって痛いのは、マドリンクがF1初開催のサーキットであることに加え、現在もレーシングブルズのマシンへの理解を深めている段階にあるためだ。
角田裕毅はシミュレーターでのマドリンクの走行周回数も一部のドライバーより少ないとされ、FP1では可能な限り多くの実走データを集めることが重要だった。
しかし、パワーステアリングの問題によってソフトタイヤでの本格的な走行に移ることができず、貴重なセッション時間を失うことになった。
F1スペインGPは未知のマドリンクを舞台にした初開催だけに、FP1での周回数は通常以上に大きな意味を持つ。角田裕毅にとっては、パワーステアリングの問題を早急に解消し、以降のセッションで失った走行時間を取り戻すことが重要になる。
