リアム・ローソン F1イタリアGP予選「マックスをQ3で助けるはずだった」

リアム・ローソン F1イタリアGP予選「マックスをQ3で助けるはずだった」

リアム・ローソンは、2026年F1イタリアGPの予選を14番手で終えた。パワーユニット交換によるグリッド降格が決まっているなか、レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンにトウを与える役割をローソンに託していたが、Q2で敗退して計画は実現しなかった。

ローソンはQ2最後のアタックでオスカー・ピアストリに進路を妨げられたほか、前日からマシンのパフォーマンスが低下したと説明。

一方で、今週末はグリッド降格を前提に決勝へ重点を置いており、純粋な1周の速さを追求したセットアップではなかったことも明かした。

「Q3でマックスを助けるのが目標だった」
レッドブル・レーシングは、予選でローソンをフェルスタッペンのトウ役として活用することを計画していた。

Q2ではローソンがフェルスタッペンをトウした後、両者の役割を入れ替え、フェルスタッペンがローソンを引っ張ってQ3進出を狙った。しかし、ローソンの最後のアタックはトラフィックに遭い、タイムを更新できなかった。

「正直に言えば、それでもQ3に進めるだけの速さはあるべきだった。昨日はかなりいいスピードがあったけど、今日はパフォーマンスを少し失ってしまった」

「全体としての目標はQ3に進んでマックスを助けることだった。でも、そこまでたどり着けなかった。もちろん僕たちが計画していた結果ではない」

ローソンは1分22秒821で14番手。フェルスタッペンはQ3へ進出したものの、ローソンが脱落したことで最終セッションではトウを得られなかった。

決勝重視で「1周の速さにはそれほど重点を置かなかった」
前日と比較してペースを失った理由について、ローソンは今週末のマシン作りそのものが決勝を重視したものだったと説明した。

「正直、今週末は全体を通してかなり決勝に重点を置いてきた。ペナルティを受けることは分かっていたからね」

「だから理想的ではなかったし、純粋な1周の速さにはそれほど重点を置いていなかった」

ローソンは今回、規定数を超えるパワーユニットコンポーネントを投入したことでグリッド降格が決まっており、予選順位にかかわらず後方から決勝をスタートする。そのため、レッドブル・レーシングは予選一発の速さよりも決勝でのパフォーマンスを優先して週末を組み立てていた。

リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

ピアストリにブロック「最後までずっとクリーンエアだった」
それでもQ2敗退を決定づける形となったのが、最後のアタックで遭遇したトラフィックだった。

ローソンはターン1でピアストリに進路を妨げられた。さらに、それまでの予選ではほぼクリーンエアで走っていたため、突然前走車の影響を受ける状況になったことも難しさを増幅させたという。

「もちろん、ターン1でブロックされたことも助けにはならなかった」

「それに、最後のラップまでは予選をずっとクリーンエアで走っていた。前のマシンについて走ることさえ一度もなかったんだ。だから、理想的な状況ではなかった」

チーム公式コメントでもローソンは、ピアストリにブロックされたことに加えてタイヤが非常に熱くなっていたと説明している。

「最後のラップまではセッションをずっとクリーンエアで走っていたから、オスカーにブロックされたことが何より大きく響いたと思う。タイヤもものすごく熱くなっていたので、理想的な状況ではなかった」

予選14番手という結果はレッドブル・レーシングが描いていたシナリオとは異なるものとなったが、ローソン自身の決勝スタート位置には大きな影響を与えない。後方からの追い上げを前提として準備してきただけに、決勝ではレース重視のセットアップを生かしてポジションを取り戻すことが目標となる。

「全体的に難しい一日だったけど、どちらにしても最後尾からスタートすることになっていたから、僕のレースにとってはそれほど違いはない。明日はいい形でいくつか順位を上げられることを願っている」