レーシングブルズは、2027年F1シーズンもリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドのコンビを継続する方向に傾いている。GPblogが独自情報として報じた。
F2選手権をリードするニコラ・ツォロフも2027年のレーシングブルズ昇格候補として注目されているが、現時点ではレースシートではなく、テスト兼リザーブドライバーに起用される可能性が最も高いという。
レーシングブルズに「3人で2席」の選択肢
レーシングブルズは2027年に向けて、恵まれた状況にある。現在レギュラードライバーを務めるリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドに加え、レッドブル育成のツォロフがF2で好成績を残し、F1昇格を強くアピールしているからだ。
つまり、レーシングブルズには事実上「3人の有力候補に対して2つのF1シート」という状況が生まれている。
しかし、レーシングブルズCEOのピーター・バイエルは、それを問題とは捉えていない。
「いいえ。アービッドもリアムも素晴らしい仕事をしているからだ。リアムは現在ドライバーズ選手権9位だったと思うし、予選でもレースでも非常に速いことを示している」
「実際、ニコラについても同じことが言える。彼はF2で非常にいい仕事をしている」
バイエルはGPblogを含むメディアにそう語った。
ツォロフはイモラでF1初テスト
ツォロフは今週、レーシングブルズの旧型F1マシンを使用したTPC(Testing of Previous Cars)に参加し、イモラで初めてF1マシンをドライブした。
レーシングブルズにとっては、現在F2選手権首位に立つブルガリア人ドライバーが、現段階でF1にどこまで適応できるのかを直接評価する重要な機会となった。
ただし、バイエルはテストを前に、ツォロフが2027年のレーシングブルズのシートを獲得するかどうかについて明言を避けていた。
「最終的に来年のドライバーラインアップを決めるのは、チーム代表のアラン・パーメインだ。だから彼がチームにとって最善の判断をすることになる」
ツォロフはTPCでクラッシュすることなく最低300kmを走行すれば、F1のフリー走行に出走するための条件を満たすことになる。レーシングブルズが今季終盤にFP1の機会を与える可能性も高いとみられている。

ローソン&リンドブラッド残留が現時点の本命
一方、GPblogが関係者から得た情報によると、現時点でレーシングブルズが最も有力視している2027年の布陣は、ローソンとリンドブラッドの続投だという。
ローソンは予選、決勝の双方で速さを示し、ポイントを積み重ねている。リンドブラッドもF1ルーキーとして経験を重ねながら評価を高めており、チーム側は現在のコンビを変更する必要性を強く感じていないようだ。
そのため、F2でタイトル争いをリードするツォロフが好成績を残していても、即座にレギュラーシートへ昇格させることが既定路線になっているわけではない。
ツォロフは2027年テスト兼リザーブが有力
GPblogによれば、現時点で最も可能性が高いシナリオは、ツォロフを2027年のレーシングブルズのテスト兼リザーブドライバーに据えるというものだ。
この形であれば、レーシングブルズはローソンとリンドブラッドという現在のラインアップを維持しながら、ツォロフにF1での経験を積ませ、将来的なレギュラー昇格に備えることができる。
もちろん、2027年のドライバーラインアップが正式決定したわけではない。ツォロフのTPCでの評価や今後のF2での成績、ローソンとリンドブラッドのシーズン終盤のパフォーマンスも判断材料となる。
それでも、現段階ではレーシングブルズが2027年もローソンとリンドブラッドをレースドライバーとして残し、ツォロフをテスト兼リザーブとしてF1プロジェクトに組み込む構想が最有力となっている。
