ランス・ストロールは、2026年F1オランダGP決勝をマシンダメージによってリタイアした。アストンマーティンは空力性能に大きな損失が生じていたことを確認しており、ストロールは「運転するのは不可能だった」と厳しいレースを振り返った。
チームメイトのフェルナンド・アロンソが18番グリッドから9位まで挽回して2ポイントを獲得した一方、ストロールは序盤からマシンの挙動に苦しんだ。ハードタイヤへの早めの交換も状況を改善できず、最終的にアストンマーティンはマシンをリタイアさせる判断を下した。
「空力で20~30ポイント失っていた」
レース後、ストロールはリタイアにつながった原因について、マシンに大きなダメージがあったことを明かした。
「マシンに大きなダメージがあった。空力で20~30ポイントくらい失っていたと思う」
「おそらくスタート直後からデブリか何かを拾って、それで大きなダメージを負ったんだと思う。そこからは本当に難しいレースになった」
アストンマーティンのチームコメントでも、ストロールは序盤に受けたダメージによってマシンのパフォーマンスが損なわれていたと説明している。
「序盤に何らかのダメージを負って、それがマシンのパフォーマンスに影響した。ペースがまったくなくて、かなりスライドしていた。それで早めにハードタイヤに交換したけど、残念ながら何をやっても改善しなかった」
「マシンのドライバビリティを改善するためには、まだやるべきことがたくさんある」

ダメージを負ったマシンは「運転不可能」
序盤から空力性能を大幅に失った状態で走行を続けたストロール。インタビューで「かなり運転が難しい状態だったのではないか」と問われると、その深刻さを端的に表現した。
「そうだね。運転するのは不可能だった」
「ただなんとかコース上に留まっているだけという感じで、あまりにも難しかった」
チーム代表のエイドリアン・ニューウェイも、ストロールがハンドリング上の問題を抱えていたと説明。その原因について、マシンが受けたダメージによる可能性が高いとの見方を示した。
「ランスはハンドリングの問題に苦しんでいた。マシンに何らかのダメージを負ったことが原因ではないかと考えており、最終的にはリタイアさせなければならなかった」
アロンソが9位入賞を果たし、アップデートによる前進を示したアストンマーティンだが、ストロールにとってはマシンダメージによって本来のパフォーマンスを確認することすら難しいレースとなった。
