角田裕毅 F1スペインGP決勝「ターン1でサインツに接触されてほぼ終わった」

角田裕毅 F1スペインGP決勝「ターン1でサインツに接触されてほぼ終わった」

角田裕毅は、2026年F1第14戦スペインGPの決勝を15番グリッドからスタートし、14位でフィニッシュした。オープニングラップのターン1でカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)と接触してマシンに大きなダメージを負い、「レースはそこでほとんど終わっていた」と厳しい一戦を振り返った。

レーシングブルズで3戦目を迎えた角田裕毅は、ダメージを抱えながらもペース自体はそれほど悪くなかったと評価。

しかし、序盤に失ったポジションをオーバーテイクが難しいマドリンクで取り戻すことはできなかった。また、FP1から抱えていた問題を週末を通して解決できず、むしろ悪化していった感触があったことも明かした。

「レースはターン1でほとんど終わっていた」
角田裕毅のレースを大きく左右したのはスタート直後だった。ターン1で後方からサインツJr.と接触し、マシンに大きなダメージを負った。

「今日はまったく簡単ではありませんでした。ターン1でサインツに接触されて大きなダメージを負い、僕のレースはそこでほとんど終わっていました。そのダメージがペースに与えた影響はかなり大きかったです」

それでも角田は、損傷したマシンでのペースについて一定の手応えがあったと語る。

「ダメージを考えれば、ペースはそれほど悪くなかったと思います。ただ、スタートでいくつかポジションを失ってしまいました。特にここはオーバーテイクがとても難しいので、それを取り戻すチャンスはあまりありませんでした」

角田は15番手から14位まで順位を上げてチェッカー。トップから1周遅れとなり、ポイント圏には届かなかった。チームメイトのアービッド・リンドブラッドは10番グリッドから9位に入り、レーシングブルズにポイントをもたらした。

角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) スペイングランプリ

FP1から抱えた問題「週末を通して悪化していった」
決勝後のインタビューで角田は、ターン1の接触だけでなく、マドリンクでの週末を通してマシンに問題を抱えていたことも明かした。

「全体的に、このレースウイークはまったく簡単ではありませんでした。FP1から抱えていた問題を解決することができなかったと思います」

問題はセッションを重ねても改善せず、角田自身の感触ではむしろ悪化していったという。

「おそらく僕にとっては、その問題が週末を通してどんどん悪化していきました。そこは振り返って確認しなければならない部分です。でも、レースについては僕にできることはありませんでした」

角田は予選でもQ2で15番手にとどまり、10番手まで進出したリンドブラッドとは0.880秒差がついていた。FP1から続いた問題を解消できないまま決勝を迎え、さらにスタート直後の接触によるダメージが加わったことで、厳しいレースを強いられた。

「すべてを出し切った」チームにも感謝
結果には結びつかなかったものの、角田は最後までできる限りのことをしたと強調。再びF1マシンでレースを戦えることへの喜びと、レーシングブルズへの感謝を口にした。

「自分にできることはすべて出し切りましたし、またマシンに乗ってレースできたことを本当に楽しみました。今週末もまたチャンスを与えてくれたチームには本当に感謝しています」

モンツァで10位に入り今季初ポイントを獲得した角田裕毅だったが、マドリンクでは2戦連続の入賞とはならなかった。スペインGPはターン1の接触による大きなダメージに加え、FP1から解決できなかった問題も残る週末となった。